JP3117777U7 - - Google Patents
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Description
本考案は、床材を根太材に固定する床材の固定構造に関し、特に、製材後に床材が変形した場合でも、固定金具が合わなくなるという不具合を解消し、施工を速やかに行うことができる床材の固定構造に関するものである。
従来、この種の床材の固定構造は、所要間隔で略平行に配設された複数の根太材上に、幅方向両側面にその長手方向に沿って形成された溝部を有する床材を、固定金具により根太材に対して略直交方向に前記溝部を利用して複数敷設する構造が知られている(特許文献1参照)。
前記固定金具は、略コ字状又はカギ型に屈曲形成した金具部材が、2個互いに背中合わせに突き合わせて溶接により接合一体化して断面工形又はレール形とされ、両金具部材の上部片が床材への係止部とされると共に、両金具部材の下部片を根太材への取付部とされ、前記両金具部材の取付部に、根太材の幅方向両側面にそれぞれ当接する位置決め片が、床材の長手方向に対応する端部の一方の対角位置のみに下向きに屈曲形成されている。
ところで、上記従来の床材の固定構造は、工場で予め長手方向に沿って形成した床材の溝部を利用し、この溝部に固定金具を掛止して床材を固定するが、床材は製材後に時間がたつと、濡れや湿気によって反ったり厚みが変わったりすることから、略コ字状又はカギ型に屈曲形成した金具部材がこの溝部に合わなくなることがあり、施工に手間取るという問題があった。 特許第3477407号公報
本考案は、上記従来の床材の固定構造が有する問題点に鑑み、製材後に床材が変形した場合でも、固定金具が合わなくなるという不具合を解消し、施工を速やかに行うことができる床材の固定構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案の床材の固定構造は、所要間隔で並設された根太材の上に、複数の床材を固定金具により根太材に対して略直交方向に敷設する床材の固定構造において、固定金具に、短円柱状の大径部の端部に小径の軸部を一体かつ同軸に突設するとともに大径部の直径方向にビス孔を形成した固定金具を用い、該固定金具の軸部を床材の側面にドリルを用いて現場施工により形成した穴に挿入するとともに、固定金具の大径部のビス孔に挿入したビスにより、固定金具を介して、床材を根太材に固定したことを特徴とする。
この場合において、前記軸部を大径部の両端に突設することができる。
また、軸部の周面にローレット加工を施すことができる。
本考案の床材の固定構造によれば、所要間隔で並設された根太材の上に、複数の床材を固定金具により根太材に対して略直交方向に敷設する床材の固定構造において、固定金具に、短円柱状の大径部の端部に小径の軸部を一体かつ同軸に突設するとともに大径部の直径方向にビス孔を形成した固定金具を用い、該固定金具の軸部を床材の側面にドリルを用いて現場施工により形成した穴に挿入するとともに、固定金具の大径部のビス孔に挿入したビスにより、固定金具を介して、床材を根太材に固定することから、固定金具の軸を挿入する床材の穴はドリルにより現場で施工することができ、これにより、床材が濡れや湿気によって変形した場合でも、固定金具が合わなくなるという不具合を解消し、施工を速やかに行うことが可能となる。
この場合、前記軸部を大径部の両端に突設することにより、隣接する床材の両方を固定することができる。
また、軸部の周面にローレット加工を施すことにより、床材の穴に挿入した軸部を抜けにくくし、次の床材への軸部の挿入や固定金具のビス止めを容易にすることができる。
以下、本考案の床材の固定構造の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図6に、本考案の床材の固定構造の一実施例を示す。
この床材の固定構造は、所要間隔で略平行に配設された複数の根太材1上に、複数の床材2を固定金具3により根太材1に対して略直交方向に敷設している。
そして、この床材の固定構造は、固定金具3に、大径部31の端部に小径の軸部32を突設するとともに大径部31の直径方向にビス孔33を形成した固定金具3を用い、該固定金具3の軸部32を床材2の側面に形成した穴21に挿入するとともに、大径部31のビス孔33に挿入したタッピングビス34により、固定金具3を介して、床材2を根太材1に固定するようにしている。
この床材の固定構造は、所要間隔で略平行に配設された複数の根太材1上に、複数の床材2を固定金具3により根太材1に対して略直交方向に敷設している。
そして、この床材の固定構造は、固定金具3に、大径部31の端部に小径の軸部32を突設するとともに大径部31の直径方向にビス孔33を形成した固定金具3を用い、該固定金具3の軸部32を床材2の側面に形成した穴21に挿入するとともに、大径部31のビス孔33に挿入したタッピングビス34により、固定金具3を介して、床材2を根太材1に固定するようにしている。
根太材1は、図5に示すように、例えば、チャネル状の金属材からなり、コンクリートスラブ上に設置するようにした支持脚4、該支持脚4に螺合する高さ調整ボルト5、該高さ調整ボルト5の上部に固定された根太受け6等を介して、互いに平行に所定の間隔で配置されている。
なお、根太材1の支持構造は、本実施例のものに限定されず、例えば、コンクリートスラブに下部を埋設するようにしたアンカーボルト等からなる支持構造を採用することもできる。
なお、根太材1の支持構造は、本実施例のものに限定されず、例えば、コンクリートスラブに下部を埋設するようにしたアンカーボルト等からなる支持構造を採用することもできる。
床材2は、図3に示すように、例えば、長さ2〜3m、幅約100mm、厚み約30mm程度のフローリング材やデッキ材と呼ばれる長尺の木材からなり、複数の床材2が、根太材1に対して略直交方向に、約6mmの間隔を設けて平行に敷設され、フローリングやウッドデッキ等の床が構成される。
一方、固定金具3は、図2に示すように、短円柱状の大径部31と、該大径部31の端部から一体かつ同軸に突設された小径の軸部32と、大径部31の直径方向に形成されたビス孔33と、該大径部31のビス孔33に挿入され固定金具3を根太材1に固定するタッピングビス34とを備えている。
前記軸部32は、端部に位置する床材2を固定する固定金具3には1本、その他の位置の床材2を固定する固定金具3には、大径部31の両端に1本ずつ突設することができる。
この場合、軸部32の周面にローレット加工35を施すことができる。ローレット加工35は、軸部32が1本の場合はその軸部32に、また、軸部32が2本の場合は一方の軸部32に形成することができ、これにより、床材2の穴21に打ち込んだ軸部32を抜けにくくし、次の床材2への軸部32の挿入や固定金具3のビス止めを容易にすることができる。
前記軸部32は、端部に位置する床材2を固定する固定金具3には1本、その他の位置の床材2を固定する固定金具3には、大径部31の両端に1本ずつ突設することができる。
この場合、軸部32の周面にローレット加工35を施すことができる。ローレット加工35は、軸部32が1本の場合はその軸部32に、また、軸部32が2本の場合は一方の軸部32に形成することができ、これにより、床材2の穴21に打ち込んだ軸部32を抜けにくくし、次の床材2への軸部32の挿入や固定金具3のビス止めを容易にすることができる。
次に、本実施例の床材の固定構造の施工方法を説明する。
(1)デッキの端部から床材2を根太材1に固定する。
図3に示すように、固定金具3の軸部32が挿入される穴21を、ゲージ金物等を使用して床材2の両側面にドリルで穿設する。
図1(b)にも示すように、軸部32が1本の固定金具3を用い、この軸部32を床材2の穴21に差し込んで、固定金具3をビス孔33を介してタッピングビス34により根太材1に固定する。
(2)デッキの中央部の床材2を根太材1に固定する。
図4に示すように、床材2は横に順次穴21を開け、床材2に固定金具3の軸部32を差し込みタッピングビス34で根太材1に固定する。
固定金具3は、図1(c)にも示すように、軸部32が2本の固定金具3を用いる。
(3)床材2の長手繋ぎ
図5に示すように、床材2の長手繋ぎ位置は根太材1の中央で行い、固定金具3は2個取り付ける。
(4)デッキの終端部で床材2を根太材1に固定する。
図6に示すように、終り側は床材2を隙間寸法にカットするとともに、固定金具3の軸部32が挿入される穴21を床材2の側面に穿設する。
軸部32が1本の固定金具3を用い、この軸部32を床材2の穴21に差し込んで、固定金具3をビス孔33を介してタッピングビス34により根太材1に固定する。
(1)デッキの端部から床材2を根太材1に固定する。
図3に示すように、固定金具3の軸部32が挿入される穴21を、ゲージ金物等を使用して床材2の両側面にドリルで穿設する。
図1(b)にも示すように、軸部32が1本の固定金具3を用い、この軸部32を床材2の穴21に差し込んで、固定金具3をビス孔33を介してタッピングビス34により根太材1に固定する。
(2)デッキの中央部の床材2を根太材1に固定する。
図4に示すように、床材2は横に順次穴21を開け、床材2に固定金具3の軸部32を差し込みタッピングビス34で根太材1に固定する。
固定金具3は、図1(c)にも示すように、軸部32が2本の固定金具3を用いる。
(3)床材2の長手繋ぎ
図5に示すように、床材2の長手繋ぎ位置は根太材1の中央で行い、固定金具3は2個取り付ける。
(4)デッキの終端部で床材2を根太材1に固定する。
図6に示すように、終り側は床材2を隙間寸法にカットするとともに、固定金具3の軸部32が挿入される穴21を床材2の側面に穿設する。
軸部32が1本の固定金具3を用い、この軸部32を床材2の穴21に差し込んで、固定金具3をビス孔33を介してタッピングビス34により根太材1に固定する。
かくして、本実施例の床材の固定構造は、所要間隔で略平行に配設された複数の根太材1上に、複数の床材2を固定金具3により根太材1に対して略直交方向に敷設する床材の固定構造において、固定金具3に、大径部31の端部に小径の軸部32を突設するとともに大径部31の直径方向にビス孔33を形成した固定金具を用い、該固定金具3の軸部32を床材2の側面に形成した穴21に挿入するとともに、大径部31のビス孔33に挿入したビス34により、固定金具3を介して、床材2を根太材1に固定することから、固定金具3の軸を挿入する床材2の穴21はドリルにより現場で施工することができ、これにより、床材2が濡れや湿気によって変形した場合でも、固定金具3が合わなくなるという不具合を解消し、施工を速やかに行うことが可能となる。
この場合、前記軸部32を大径部31の両端に突設することにより、隣接する床材2の両方を固定することができ、また、軸部32の周面にローレット加工35を施すことにより、床材2の穴21に挿入した軸部32を抜けにくくし、次の床材2への軸部32の挿入や固定金具3のビス止めを容易にすることができる。
以上、本考案の床材の固定構造について、その実施例に基づいて説明したが、本考案は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
本考案の床材の固定構造は、製材後に床材が変形した場合でも、固定金具が合わなくなるという不具合を解消し、施工を速やかに行うことができるという特性を有していることから、例えば、フローリングやウッドデッキ等の床の用途に広く好適に用いることができる。
1 根太材
2 床材
21 穴
3 固定金具
31 大径部
32 軸部
33 ビス孔
34 タッピングビス
35 ローレット加工
4 支持脚
5 高さ調整ボルト
6 根太受け
2 床材
21 穴
3 固定金具
31 大径部
32 軸部
33 ビス孔
34 タッピングビス
35 ローレット加工
4 支持脚
5 高さ調整ボルト
6 根太受け
Claims (3)
- 所要間隔で並設された根太材の上に、複数の床材を固定金具により根太材に対して略直交方向に敷設する床材の固定構造において、固定金具に、短円柱状の大径部の端部に小径の軸部を一体かつ同軸に突設するとともに大径部の直径方向にビス孔を形成した固定金具を用い、該固定金具の軸部を床材の側面にドリルを用いて現場施工により形成した穴に挿入するとともに、固定金具の大径部のビス孔に挿入したビスにより、固定金具を介して、床材を根太材に固定したことを特徴とする床材の固定構造。
- 前記軸部を大径部の両端に突設したことを特徴とする請求項1記載の床材の固定構造。
- 軸部の周面にローレット加工を施したことを特徴とする請求項1又は2記載の床材の固定構造。
Priority Applications (1)
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JP2005008650U JP3117777U (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 床材の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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JP3117777U JP3117777U (ja) | 2006-01-12 |
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JP2005008650U Expired - Lifetime JP3117777U (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 床材の固定構造 |
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JP (1) | JP3117777U (ja) |
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2005
- 2005-10-19 JP JP2005008650U patent/JP3117777U/ja not_active Expired - Lifetime
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