JP3117455B2 - 電池内蔵型一体成形カード - Google Patents
電池内蔵型一体成形カードInfo
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Description
の基板と電子部品の封止構造に関する。
ルなど、所定の電子部品が搭載されたプリント基板など
の基板を樹脂製のカード基体内に完全に埋設し、リーダ
/ライタに備えられたデータ入出力用コイルと前記基板
に搭載された前記コイルとの間でデータの授受を行なう
非接触形の半導体カードが提案されている。
し、リーダ/ライタに備えられた接続端子を前記外部端
子に接続することによってデータの授受を行う接触形の
半導体カードに比べて、外部端子が汚損したり摩耗する
ということがないので、耐久性に優れ、かつ信頼性の高
いデータ通信ができるという特長を有する。
に記載されているように、下金型のキャビティ面に所定
の電子部品が実装されたプリント基板を設定し、上金型
と下金型とによつて構成されるキャビティ内に樹脂を充
填して、プリント基板が埋設されたカード基体を一体に
成形する方法で作製されている。
板に電池を搭載しようとすると、直接成形樹脂の圧力と
温度が掛かってしまい、漏液や破損の虞れがあり、実施
できないという欠点があった。
記載されているような非接触形半導体カードが提案され
ている。この半導体カードは、プリント基板の電子部品
が搭載されていない個所に貫通孔を形成し、このプリン
ト基板に搭載されている電池に上側から断熱キャップを
被せ、これらを第1の金型に装着してプリント基板の電
子部品が搭載されていない個所に電子部品とほぼ同じ高
さを有する枠体を形成するとともに、前記貫通孔を通し
て樹脂の一部をプリント基板の裏面から突出させて突起
を形成する。
て、周囲の全体を封止樹脂層で封止する。このときプリ
ント基板の裏側に突起が設けられているから、金型底面
とプリント基板の間に空間が形成されており、プリント
基板の裏面にも樹脂を回り込ませることができ、プリン
ト基板を封止樹脂層内に完全に埋設するようになってい
る。
リント基板と枠体の周囲全体を封止樹脂層で封止する構
造になっているため、枠体付きプリント基板を第2の金
型に入れたとき、前記突起がただ金型底面と接している
だけで、他の部分は第2の金型の内面から封止樹脂層の
厚さに対応する間隔だけ離れており、金型内での固定が
できない。そのためこの状態で第2の金型の空間部に封
止樹脂を射出注入した際、樹脂の射出圧力によりプリン
ト基板がずれたり、斜めになって封止樹脂層中に埋設さ
れる。
た際にプリント基板上の入出力用コイルとリーダ/ライ
タ側の入出力用コイルとが適正に対向することにより、
データの授受が行なわれる。
する際、金型内でプリント基板がずれたり、斜めになる
ため、半導体カード内での前記コイルの位置が水平方向
または(ならびに)垂直方向にずれたり、姿勢が斜めに
なる。従ってリーダ/ライタ側のデータ入出力用コイル
とのカップリングが適正にできず、データの授受に支障
をきし、信頼性が低下するとともに製品毎の通信特性に
ばらつきを生じる。
するため、金型の方にプリント基板または枠体を挟持す
る挟持突部を設けることが考えられる。しかしそうすれ
ば、金型の構造が複雑になり、また挟持突部の存在によ
りキャビティ内での封止樹脂の流れが悪くなり、成形不
良の原因となり、さらに封止樹脂層を形成したとき前記
挟持突部に対応した所に外部へ向けて開口した凹部が形
成され、そのためにプリント基板や電子部品を完全に封
止することができず、封止効果が低下する。
時における成形樹脂の内蔵電池ならびに基板の電池接続
部への圧力と温度の影響を有効に抑制するとともに、金
型構造を複雑にすることなく、カード基体内の入出力用
コイルを適正位置に固定できる非接触形のカードを提供
することを目的とする。
コイルならびに半導体チップを含む電子部品と電池を実
装した基板をカード基体内に埋設してなる非接触式の電
池内蔵型一体成形カードにおいて、前記カード基体が、
前記基板の電池搭載部を上下から挟み込む例えば後述の
ケース部などのケース部材と、そのケース部材の外周部
と基板の電池搭載部以外の部分を取り囲むように成形さ
れた成形部とから構成され、その成形部の厚さが前記基
板を上下から挟み込んだケース部材により規定されて、
ケース部材の上下の表面がカード基板の上下の表面にお
いて露呈していることを特徴とするものである。
材で上下から挟み込んでいるため、成形部における成形
樹脂の内蔵電池ならびに基板の電池接続部への圧力と温
度の影響を有効に抑制することができる。
より規定され、ケース部材の上下の表面がカード基体の
上下の表面において露呈している。このような構成をと
ることにより、第3図に示すように成形部を形成すると
き上下の金型により上下のケース部材を介して基板が金
型内に安定に保持され、そのためカード基体内でのデー
タ入出力用コイルが所定の位置に定まり、データの授受
の信頼性を高めることができる。
樹脂圧の影響を避けるために用いられている上下のケー
ス部材が、金型内での基板の保持部材としても役立つか
ら、金型に特別の挟持突部を設ける必要がない。そのた
め金型構造が複雑になったり、樹脂の流れが悪くなった
り、外部に向けて開口した凹部が形成されて封止効果が
するなどの不都合を生じない。
図は本発明に係る半導体カードの断面図、第2図はその
半導体カードの平面図、第3図はその半導体カードの製
造工程を示す断面図である。
ばメモリICやCPU、それにデータ入出力用のコイルなど
の電子部品1が実装されたプリント基板などの基板2
が、カード基体3内に完全に埋設され、そのカード基体
3の表裏両面にラミネートフイルム5,5を貼着してい
る。
カード基体3の外周部分を構成し、その厚さ方向のほぼ
中央位置に前記基板2の外周部を一体に埋設した成形部
3aと、基板2の電池4を封入する上下のケース部3bとか
らなる。第1図に示すように成形部3aとケース部3bの上
下両面はほぼ同一平面になっており、両者の接合部を隠
すようにカード基体3の表裏両面にラミネートフイルム
5,5が貼着されている。
の樹脂材料によって成形される。カード基体3(成形部
3aおよびケース部3b)は、任意の樹脂材料でもって成形
することができるが、電子部品保護のため、なるべく溶
融温度が低くかつ硬化収縮率が小さい樹脂材料が好まし
い。かかる好ましい樹脂材料としては、不飽和ポリエス
テルを挙げることができる。
設されており、このスルーホール6を通して基板2の表
裏面に成形された樹脂層が連結される(第3図参照)。
いて説明する。第3図に示すように金型11は、上金型11
aと下金型11bとからなり、両金型11a,11bの対向面に、
カード基体3の外形と同形のキャビティ13と、そのキャ
ビティ13に連通する樹脂注入部14とが形成されている。
を開き、基板2に搭載された電池4を上下からカバーす
るように基板2の電池搭載部をケース部3bで上下から挟
み込んだ状態で、基板2とケース部3bを下金型11b内に
設置して、上金型11aを閉じ、基板2を介して上下のケ
ース部3bを上金型11aと下金型11bで挟む。このとき電子
部品1ならびに基板2は、上下のケース部3bで挟まれた
状態でキャビティ13の上下方向のほぼ中央位置に保持さ
れる。
に示すように成形部3aが形成される。上金型11aと下金
型11bがそれぞれ上下のケース部3bに当接した状態で金
型11が閉じられてキャビティ13が形成され、そこに樹脂
を注入して成形部3aが形成されるから、結局、上下のケ
ース部3bによって成形部3aの厚さが規定されることにな
る。
のケース部3bの上下面がカード基体3の上下面から露呈
しており、このカード基体3の上下両面にラミネートフ
ィルム5,5を貼着することにより成形部3aとケース部3b
の接合部を覆う。
は上金型11aと上側のケース部3bとの間、ならびに下金
型11bと下側のケース部3bとの間に設けられた空間部
で、電池4に対する金型温度の熱的影響を軽減するため
に設けられている。
ド基体3の厚さ方向のほぼ中央位置に配置して完全にカ
ード基体3内に埋設し、樹脂の硬化収縮に起因する内部
応力を基板2の表裏両面にほぼ等分に作用させるように
したので、カード基体3に生じる反り等の変形を小さく
することができる。
裏両面側に成形された樹脂層がスルーホール6を通して
連結されるので、基板2とカード基体3を強固に一体化
できる。
材で上下から挟み込んでいるため、成形時における成形
樹脂の内蔵電池ならびに基板の電池接続部への圧力と温
度の影響を有効に抑制することができる。
より規定され、ケース部材の上下の表面がカード基体の
上下の表面において露呈している。このような構成をと
ることにより、第3図に示すように成形部を形成すると
き上下の金型により上下のケース部材を介して基板が金
型内に安定に保持され、そのためカード基体内でのデー
タ入出力用コイルが所定の位置に定まり、データの授受
の信頼性を高めることができる。
樹脂圧の影響を避けるために用いられている上下のケー
ス部材が、金型内での基板の保持部材としても役立つか
ら、金型に特別の挟持突部を設ける必要がない。そのた
め金型構造が複雑になったり、樹脂の流れが悪くなった
り、外部に向けて開口した凹部が形成されて封止効果が
するなどの不都合を生じない。
図、第2図はこの半導体カードの平面図、第3図はこの
半導体カードの製造工程を示す断面図である。 1……電子部品、2……基板、3……カード基体、3a…
…成形部、3b……ケース部、4……電池、5……ラミネ
ートフィルム、6……スルーホール、11……金型、11a
……上金型、11b……下金型、13……キャビティ。
Claims (4)
- 【請求項1】データ入出力用コイルならびに半導体チッ
プを含む電子部品と電池を実装した基板をカード基体内
に埋設してなる非接触式の電池内蔵型一体成形カードに
おいて、 前記カード基体が、前記基板の電池搭載部を上下から挟
み込むケース部材と、そのケース部材の外周部と基板の
電池搭載部以外の部分を取り囲むように成形された成形
部とから構成され、 その成形部の厚さが前記基板を上下から挟み込んだケー
ス部材により規定されて、ケース部材の上下の表面がカ
ード基体の上下の表面において露呈していることを特徴
とする非接触式の電池内蔵型一体成形カード。 - 【請求項2】請求項1記載において、前記成形部の厚さ
方向のほぼ中央位置に前記基板が埋設されていることを
特徴とする非接触式の電池内蔵型一体成形カード。 - 【請求項3】請求項1記載において、前記ケース部材の
表面と成形部の表面がほぼ同一平面になっていることを
特徴とする非接触式の電池内蔵型一体成形カード。 - 【請求項4】請求項1記載において、前記ケース部材と
成形部の接合部が被覆部材で覆われていることを特徴と
する非接触式の電池内蔵型一体成形カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02283479A JP3117455B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 電池内蔵型一体成形カード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02283479A JP3117455B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 電池内蔵型一体成形カード |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11065047A Division JP3122651B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 非接触型半導体カード及びその製造方法 |
JP11065049A Division JP3117683B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 非接触型半導体カード |
JP11065048A Division JP3117682B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 非接触型半導体カード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04158096A JPH04158096A (ja) | 1992-06-01 |
JP3117455B2 true JP3117455B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=17666082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02283479A Expired - Fee Related JP3117455B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 電池内蔵型一体成形カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117455B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-23 JP JP02283479A patent/JP3117455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04158096A (ja) | 1992-06-01 |
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