JP3116977B2 - 銅張積層板の製造法 - Google Patents

銅張積層板の製造法

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JP3116977B2 JP04175549A JP17554992A JP3116977B2 JP 3116977 B2 JP3116977 B2 JP 3116977B2 JP 04175549 A JP04175549 A JP 04175549A JP 17554992 A JP17554992 A JP 17554992A JP 3116977 B2 JP3116977 B2 JP 3116977B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅張積層板(特に FR-
4 グレードの銅張積層板) の製造法に関し、プリント回
路板を製造する工程における寸法変化と反りが少ない銅
張積層板の製造法である。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板用銅張積層板は、基材と
してガラス・クロスを用いた FR-4 材、ガラス・クロス
とガラス不織布とを複合使用した CEM-3材が最も広く使
用されている。FR-4材は、CEM-3 材に比較して機械的強
度、寸法安定性、耐熱性等に優れ、スルーホール信頼性
も高いと言われ、産業用電子機器分野に広く使用されて
いる。
【0003】ところが、電子・電気機器の軽薄短小化と
その実装方式の SMT化が急速に普及し、銅張積層板の板
厚みが薄くなり、寸法精度や反りが従来の板厚みのもの
よりも悪化する問題が生じた。さらに、従来のFR-4材
は、縦方向と横方向の寸法精度、熱膨張係数、弾性率に
相違があった。このために、冷熱ヒートサイクル試験な
どによる半田付け信頼性が不十分となる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、SMT 化に対
応し、寸法精度や反りのレベルの向上をはかると共に、
寸法精度、熱膨張係数、弾性率などの縦方向と横方向の
値を近づけた銅張積層板を製造することを目的としたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、厚
さ 190±20μm、重さ 210±20g/m2、タテ糸とヨコ糸の
打ち込み本数 35〜38本/25mm 、タテ糸とヨコ糸の打ち
込み本数の差が 2本以下であるガラス・クロス(I-1) と
熱硬化性樹脂(I-2) とからなるプリプレグ(I)を1枚或
いは2枚以上重ね、その片面或いは両面に 180℃の雰囲
気中での巻き方向及び幅方向の伸びが 1/2 OZ 箔で10%
以上、1 OZ箔で15%以上、2 OZ箔で20%以上である銅箔
(II)を重ねたセットを、積層成形工程において、所定の
加熱硬化後、プレス圧力を開放してプレス機内で冷却す
ること(III) からなる銅張積層板の製造法である。ま
た、本発明の好ましい態様においては、該プリプレグ
(I) が、所定寸法に切断した後、一枚づつ又は数枚以下
重ねた状態にて遠赤外線セラミックヒーターにてプリプ
レグ(I) をそのマトリックス樹脂の軟化点以下の温度未
満まで加熱し、切断により発生した樹脂粉をプリプレグ
(I) に固定してなるプリプレグであること、該ガラス・
クロス(I-1) が、タテ糸とヨコ糸ともに、Z縒り(左縒
り)とS縒り(右縒り)とを交互に打ち込んだガラス・
クロスであること、該ガラス・クロス(I-1) が、引張り
強力をタテ方向とヨコ方向ともに、20〜50 kgf/25mm の
範囲まで脆化させたガラス・クロスである。また、該銅
箔(II)が 180℃の雰囲気中での巻き方向及び幅方向の伸
びが 1/2 OZ 箔で20%以上、1 OZ箔で30%以上、2 OZ箔
で40%以上であること、該銅箔(II)が、MIT 試験機にて
R=0.8mm、0.25kgで測定した耐折値が、巻き方向及び幅
方向共に 180℃,1時間熱処理後、1/2 OZ箔で 600回以
上、1 OZ箔で 250回以上、2 OZ箔で50回以上である電解
銅箔である。さらに、該プリプレグ(I) が、平均粒子径
が 5〜0.1 μmで、かつ、90重量%以上の粒子径が 5〜
0.02μmの範囲である無機充填剤を 5〜30重量%含有す
るガラス・クロスに基づく表面うねりを減少させた銅張
積層板の製造法であり、該無機充填剤が焼成カオリン、
球状溶融シリカ、非膨潤性合成雲母および微粉末ガラス
からなる群から選択された1種或いは2種以上であり、
必要に応じてカップリング剤で表面処理したものである
ことを特徴とする銅張積層板の製造法である。
【0006】以下、本発明の構成について説明する。ま
ず、銅張積層板は、プリプレグとしてガラス織布プリプ
レグを使用する銅張積層板である。本発明では、このプ
リプレグとして上記(I) の特定のプリプレグを用い、銅
箔として上記(II)の銅箔を用い、さらに、アニールによ
る寸法安定性の向上ではなく、解圧冷却(III) を使用し
てなるものである。
【0007】本発明のプリプレグ(I) に使用するガラス
織布(I-1) としては、E-ガラス、S-ガラス、SII-ガラ
ス、T-ガラス、D-ガラス、A-ガラス、C-ガラス、M-ガラ
ス、G20-ガラス、クオーツガラスなどのガラス繊維の糸
を用い、一種類の糸で或いは適宜、二種以上の糸を混合
して使用し、平織織成してなる長尺のものである。平織
織成に当たって、本発明では、厚さ 190±20μm、重さ
210±20g/m2、タテ糸とヨコ糸の打ち込み本数 35〜38
本/25mm 、タテ糸とヨコ糸の打ち込み本数の差が2本以
下となるようにしたものを使用する。ここで、ガラス織
布が、厚さ、重さ、タテ糸とヨコ糸の打ち込み本数並び
に打ち込み本数の差が上記範囲外では、寸法安定性や反
りを改良する効果が小さくなり好ましくない。なお、こ
れら補強基材は適宜、シランカップリング剤など表面処
理したものとして使用される。
【0008】ガラス織布(I-1) に用いるガラス繊維の糸
は、一般的にはタテ糸、ヨコ糸ともにZ縒り(左縒)の
みであるが、タテ糸、ヨコ糸ともに、Z縒り(左縒)と
S縒り(右縒)とを交互に打ち込んで織りあげたガラス
・クロスが、反りをより小さくするために好ましい。こ
の交互に打ち込むZ縒りとS縒りの配合形態としては、
SZ, SSZ, ZZSなど種々あり、タテ糸/ヨコ糸=SZ/SZ, S
SZ/SSZ, ZZS/ZZS, SZ/SSZ, SZ/ZZS, SSZ/SZ,ZZS/SZ な
どがあるが、特にタテ糸/ヨコ糸=SZ/SZ が好適であ
る。
【0009】また、ガラス織布(I-1) としては、開繊処
理や脆化処理を施したものがより好ましい。開繊処理
は、下記する熱硬化性樹脂組成物の含浸を良好とし無気
泡プリプレグの製造、さらに、低圧プレスの実施を容易
とする利点がある。脆化処理は、積層板のドリル加工性
を向上させる効果があることは公知であるが、さらに重
要な点として、プレス時の残留応力の偏り或いは残留応
力そのものを低減し、反り、寸法精度の向上、熱膨張係
数、弾性率のバラツキの低減に効果がある。特に、脆化
処理を施したものが好ましく、引張り強力がタテ方向、
ヨコ方向ともに20〜50kgf/25mm、好ましくは30〜40kgf/
25mmとなるように、熱処理、薬品処理などするのがよ
い。
【0010】含浸に用いる熱硬化性樹脂としては、エポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シアナート樹脂、
ビスマレイミド−シアナート樹脂、ポリイミド樹脂、そ
の他の熱硬化性樹脂類;これらを適宜二種以上配合して
なる組成物;さらにこれら熱硬化性樹脂、それらの二種
以上配合してなる組成物をポリビニルブチラール、アク
リロニトリル−ブタジエンゴム、多官能性アクリレート
化合物、その他の公知の樹脂、添加剤等で変性したも
の;架橋ポリエチレン、架橋ポリエチレン/エポキシ樹
脂、架橋ポリエチレン/シアナート樹脂、ポリフェニレ
ンエーテル/エポキシ樹脂、ポリフェニレンエーテル/
シアナート樹脂、ポリエステルカーボネート/シアナー
ト樹脂、その他の変性熱可塑性樹脂からなる架橋硬化性
樹脂組成物(IPN又はセミIPN)が例示される。
【0011】これらの中で、本発明では特に、エポキシ
樹脂が好適であり、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹
脂、その他3官能以上のエポキシ樹脂などが例示され、
これらエポキシ樹脂はジシアンジアミド、ジアミノジフ
ェニルメタン、フェノールノボラック樹脂などのフェノ
ール類、酸無水物類などの公知の硬化剤、2-メチルイミ
ダゾール、2-エチル−4-メチルイミダゾール、2-ウンデ
シルイミダゾール、2-ペンタデシルイミダゾール、2-フ
ェニルイミダゾール、1-ベンジル−2-メチルイミダゾー
ルなどのイミダゾール類、ベンジルジメチルアミンなど
のアミン類などの硬化触媒などを配合してなるものとし
て使用される。
【0012】本発明のプリプレグ(I) は、上記したガラ
ス・クロスに、上記した熱硬化性樹脂をプリプレグ(I)
の30〜50重量%程度含浸・乾燥し、B-stage 化したもの
として用いる。なお、本発明のプリプレグ(I) は、目的
に応じて、難燃剤、滑剤、表面平滑化用の充填剤、紫外
線吸収剤、蛍光剤、その他を適宜含有したものとして用
いる。
【0013】特に、本発明においては無機充填剤を含有
させてガラス・クロスの織り目に基づくうねりを減少或
いは消去することが好適である。この無機充填剤は、平
均粒子径が 5〜0.1 μmで、かつ、90重量%以上の粒子
径が 5〜0.02μmの範囲で、プリプレグ(I) の 5〜30重
量%となるから選択する。これらとしては、天然シリ
カ、溶融シリカ、アモルファスシリカなどのシリカ類、
ホワイトカーボン、チタンホワイト、アエロジル、クレ
ー、タルク、ウォラストナイト、天然マイカ、合成マイ
カ、カオリン、水酸化アルミニウム、マグネシア、アル
ミナ、パーライト、E−ガラス、A−ガラス、C−ガラ
ス、L−ガラス、D−ガラス、S−ガラス、M−ガラ
ス、G20−ガラスなどのガラス微粉末などが挙げら
れ、特に、焼成カオリン、球状溶融シリカ、非膨潤性合
成雲母および微粉末ガラスが好適であり、必要に応じて
カップリング剤で表面処理したものとして用いる。
【0014】本発明の銅箔は、 180℃の雰囲気中での巻
き方向及び幅方向の伸びが 1/2 OZ箔で10%以上、1 OZ
箔で15%以上、2 OZ箔で20%以上、より好ましくは 1/2
OZ箔で20%以上、1 OZ箔で30%以上、2 OZ箔で40%以
上である極めて伸びの大きい銅箔を選択するものであ
り、さらに、MIT 試験機にて R=0.8mm、0.25kgで測定し
た耐折値が、巻き方向及び幅方向共に 180℃、 1時間熱
処理後、1/2 OZ箔で 600回以上、1 OZ箔で 250回以上、
2 OZ箔で50回以上である電解銅箔が好ましい。
【0015】本発明は、上記のプリプレグ(I) および銅
箔(II)を用い、一枚或いは複数枚のプリプレグ(I) の両
側に銅箔(II)を重ねたセットを加熱・加圧して積層成形
し、所定の積層成形終了後、加圧を停止 (プレス圧力
0)して、冷却する方法 (解圧冷却法) によって製造す
る。
【0016】通常、積層成形後の冷却は、加圧した状態
で行われている。しかし、この方法では寸法安定性など
が劣ったものであるので、寸法安定性を向上させるため
にはアニール処理が行われる。またこの改良として、加
圧した状態で冷却した後、解圧し、再び硬化した樹脂の
ガラス転移温度より高い温度まで加熱して冷却する方法
がある。しかしながら、これらの方法では再加熱工程が
必須となり、生産性が劣る。さらに、プレス圧力を低圧
とする方法があるが、寸法安定化の効果はなお不充分で
ありこのましくない。これに対して、本発明の解圧冷却
法は、冷却過程を実質的に無圧とするものであることか
ら、冷却工程の一部であり生産性を実質的に損なわない
範囲で寸法安定化などが達成されるものである。
【0017】なお、本発明の銅張積層板は、その寸法挙
動から多層板用の内層用プリント配線板としてより好適
に使用できる。また、プリプレグは同様に多層化接着用
プリプレグとして、更に最も好適とした極めて伸びの大
きい銅箔なども好ましい。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。な
お、実施例の「部」及び「%」は特に断らないかぎり重
量基準である。 実施例1 臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂 (商品名; エピ
コート 1045 、油化シェルエポキシ株式会社製、エポキ
シ当量 450〜500 、Br含量 18〜20% ) 100部、ジシア
ンジアミド 3.5部および2-エチル−4-メチルイミダゾー
ル 0.2部をメチルエチルケトンとN,N'−ジメチルホルム
アミドとの混合溶剤にに溶解してワニス(以下、ワニス
1と記す)を得た。
【0019】厚さ 0.19mm 、重量 220g/m2 、打ち込み
本数: タテ 37本/25mm 、ヨコ 38本/25mm のE-ガラス
繊維織布にワニス1を含浸し 160℃で 3分間乾燥し、所
定寸法に切断して樹脂量 42%のプリプレグ(以下、PP
-Iと記す) を得た。上記で得た PP-I を、遠赤外線セラ
ミックスヒーターを用いた連続法粉体固定装置にて、加
熱時間 5秒、プリプレグ表面最高温度 75℃の条件にて
処理し、粉体固定プリプレグを得た。
【0020】PP-Iを8枚重ね、さらに下記表1に記載中
の 1/2 OZ 銅箔B-1 を両面に重ね、ステンレス鏡面板で
挟んだ構成としてプレス機に投入し、 170℃、30 kg/cm
2 で90分間加熱・加圧した後、プレス圧力を 0にして冷
却し(解圧冷却し)て、厚さ1.6mmの銅張積層板を得
た。この銅張積層板の寸法安定性、反りを測定した結果
を表2に示した。また、温度 −30〜80℃の範囲につい
て TMA法による熱膨張係数、−30℃と80℃における DMA
法弾性定数を測定した結果を表3に示した。
【0021】実施例2〜5 実施例1において、E-ガラス繊維織布として引張り強力
をタテ 60kgf/25mm 、ヨコ 50kgf/25mm のものをタテ 4
5kgf/25mm 、ヨコ 40kgf/25mm に脆化処理したもの(実
施例2)、銅箔として 1/2 OZ 銅箔C-1 を使用したもの
(実施例3)、E-ガラス繊維織布として、タテ糸、ヨコ
糸ともにS縒りとZ縒りとを交互に使用した SZ 織布を
使用したもの (実施例4、5)の他は同様にした。結果
を表2、3に示した。
【0022】比較例1〜4 実施例1において、E-ガラス繊維織布に代えて、タテ糸
とヨコ糸の打ち込み本数を代えた場合、解圧冷却をしな
い場合、さらにアニール処理をした場合などについて表
2に記載の如くして銅張積層板を製造し、これらについ
て同様に測定した結果を表2に示した。
【0023】
【表1】 表 1 銅 箔 符 号 : A-1 A-2 A-3 B-1 B-2 B-3 C-1 C-2 C-3 厚 み :1/2OZ 1OZ 2OZ 1/2OZ 1OZ 2OZ 1/2OZ 1OZ 2OZ 180 ℃雰囲気中 巻き方向: 1.0 2.0 2.0 11 5 5 28 39 46の伸び (%) 幅方向 : 2.0 2.0 2.0 14 5 5 25 35 46 180 ℃ 1時間処 巻き方向: 8 11 16 12 19 27 14 24 35理後の伸び (%) 幅方向 : 9 13 16 12 22 26 15 25 31 180 ℃ 1時間処 巻き方向: 230 96 20 380 110 32 620 280 55理後の耐折 (回) 幅方向 : 251 84 19 375 107 30 660 270 52
【0024】
【表2】 表 2 銅箔 板厚 G/C 種類 解圧冷却 加熱寸法変化率 (%)*1 反り*2 種類 (mm) タテ/ヨコ 処理 有無 タテ方向 ヨコ方向 (mm) 実1 B-1 1.6 37/38 - 有り 0.005 0.005 1.0 実2 B-1 1.6 37/38 脆化 有り 0.002 0.002 0.5 実3 C-1 1.6 37/38 - 有り 0.002 0.002 0.7 実4 B-1 1.6 37/38 SZ 有り 0.005 0.005 0.2 実5 B-1 0.6 37/38 SZ 有り 0.005 0.005 2.0 比1 B-1 0.6 41/31 - 有り 0.01 0.02 3.5 比2 A-1 1.6 41/31 - 無し 0.03 0.04 2.5 比3 A-1 1.6 41/31 - 有り 0.02 0.03 2.0比4 B-1 1.6 41/31 - アニール *3 0.02 0.03 2.5
【0025】上記表2の記載中の *1,*2,*3 は下記によ
った。 *1 : JIS C 6481(1990) 5.16(3) に準じて行う (加熱
温度 170℃) 。 *2 : 1,020×1,020(mm) の積層板から 170×240(mm)
の板 15 枚を切り出し、定盤法にて測定し、平均値を求
めた。 *3 : 145℃、120 分間処理。
【0026】
【表3】 表 3 熱膨張係数(10-6 K-1 ) 弾性定数 (GPa) X Y Z X Y(−30℃) X Y(80℃ ) 実1 11 11 45 14.5 14.5 13.8 13.8 実2 11 11 45 14.5 14.5 13.8 13.8 実3 11 11 45 14.5 14.5 13.8 13.8 実4 11 11 45 14.5 14.5 13.8 13.8 実5 11 11 45 14.5 14.5 13.8 13.8 比1 12 10 45 14.1 15.0 13.5 14.0 比2 12 10 45 14.1 15.0 13.5 14.0 比3 12 10 45 14.1 15.0 13.5 14.0 比4 12 10 45 14.1 15.0 13.5 14.0
【0027】実施例6 実施例1において、ワニス1に合成フッ素化雲母(品
番;#200-775S-S181、コープケミカル株式会社製)を配
合したものを用いる他は同様にして、樹脂量35%、充填
剤量20%のプリプレグを得、これを使用する他は同様に
した。得られた銅張積層板の銅箔表面平滑度を測定した
結果を、その凹凸の高さ(=Rz 単位 μm) 、測定方
向に通常現れるガラス・クロスの織り目に相当する周期
的波 (=うねりの有無) として実施例1の測定結果と共
に表4に示した。実施例1の銅張積層板では、ガラス・
クロスの織り目に相当する“うねり”が測定されるが、
実施例6では全く測定されず、銅箔表面凹凸のみが測定
されるもであることが明瞭である。
【0028】
【表4】 表 4 (表面平滑度、Rz 単位 (μm) ;うねり) X Y 45°方向 うねりの有無 実1 4.0 4.0 4.3 有り 実6 1.8 1.8 1.8 無し
【0029】
【発明の効果】以上、発明の詳細な説明などから明瞭な
ように、本発明の製造法による銅張積層板は、寸法安定
性、反りが小さいく、熱膨張係数、弾性定数においてX
−Y方向による差が極めて小さく、更に反りも小さいこ
とから、従来に比較して優れたものであることが明瞭で
ある。特に、脆化処理のものは寸法安定性、反りともに
大幅に改良され、 SZ 織布では、特に大きく反りが改良
されている。また、無機充填剤を含有させることによ
り、表面平滑性に極めて優れたものとすることなども同
時に達成されるものである。更に、解圧冷却を使用する
ことから、生産性にも優れたものであることが理解され
る。このことから、本発明の製造法による銅張積層板
は、容易に製造可能であり、その工業的意義は極めて高
いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−258337(JP,A) 特開 昭62−37152(JP,A) 特開 昭62−214951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 H05K 1/03

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ 190±20μm、重さ 210±20g/m2
    タテ糸とヨコ糸の打ち込み本数 35〜38本/25mm 、タテ
    糸とヨコ糸の打ち込み本数の差が 2本以下であるガラス
    ・クロス(I-1) と熱硬化性樹脂(I-2) とからなるプリプ
    レグ(I) を1枚或いは2枚以上重ね、その片面或いは両
    面に 180℃の雰囲気中での巻き方向及び幅方向の伸びが
    1/2 OZ 箔で10%以上、1 OZ箔で15%以上、2 OZ箔で20
    %以上である銅箔(II)を重ねたセットを、積層成形工程
    において、所定の加熱硬化後、プレス圧力を開放してプ
    レス機内で冷却すること(III) からなる銅張積層板の製
    造法
  2. 【請求項2】 該プリプレグ(I) が、所定寸法に切断し
    た後、一枚づつ又は数枚以下重ねた状態にて遠赤外線セ
    ラミックヒーターにてプリプレグ(I) をそのマトリック
    ス樹脂の軟化点以下の温度未満まで加熱し、切断により
    発生した樹脂粉をプリプレグ(I) に固定してなるプリプ
    レグである請求項1記載の銅張積層板の製造法
  3. 【請求項3】 該ガラス・クロス(I-1) が、タテ糸とヨ
    コ糸ともに、Z縒り(左縒)とS縒り(右縒)とを交互
    に打ち込んだガラス・クロスである請求項1記載の銅張
    積層板の製造法
  4. 【請求項4】 該ガラス・クロス(I-1) が、引張り強力
    をタテ方向とヨコ方向ともに、20〜50 kgf/25mm の範囲
    まで脆化させたガラス・クロスである請求項1記載の銅
    張積層板の製造法
  5. 【請求項5】 該銅箔(II)が、 180℃の雰囲気中での巻
    き方向及び幅方向の伸びが 1/2 OZ 箔で20%以上、1 OZ
    箔で30%以上、2 OZ箔で40%以上である請求項1記載の
    銅張積層板の製造法
  6. 【請求項6】 該銅箔(II)が、MIT 試験機にて R=0.8m
    m、0.25kgで測定した耐折値が、巻き方向及び幅方向共
    に 180℃,1時間熱処理後、1/2 OZ箔で 600回以上、1 OZ
    箔で 250回以上、2 OZ箔で50回以上である電解銅箔であ
    る請求項5記載の銅張積層板の製造法
  7. 【請求項7】 該プリプレグ(I) が、平均粒子径が 5〜
    0.1 μmで、かつ、90重量%以上の粒子径が 5〜0.02μ
    mの範囲である無機充填剤を 5〜30重量%含有するガラ
    ス・クロスに基づく表面うねりを減少或いは消去させた
    請求項1記載の銅張積層板の製造法
  8. 【請求項8】 該無機充填剤が焼成カオリン、球状溶融
    シリカ、非膨潤性合成雲母および微粉末ガラスからなる
    群から選択された1種或いは2種以上であり、必要に応
    じてカップリング剤で表面処理したものである請求項7
    記載の銅張積層板の製造法
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