JP3116825B2 - 自動車のドアヒンジ部の構造 - Google Patents

自動車のドアヒンジ部の構造

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JP3116825B2 JP08179391A JP17939196A JP3116825B2 JP 3116825 B2 JP3116825 B2 JP 3116825B2 JP 08179391 A JP08179391 A JP 08179391A JP 17939196 A JP17939196 A JP 17939196A JP 3116825 B2 JP3116825 B2 JP 3116825B2
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将久 鈴木
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哲也 船木
徹也 瀧本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のドアヒンジ
部の構造に関し、特に、ドアと車体とのヒンジの支点位
置、ウエザーストリップの取付位置およびワイヤハーネ
スの配索位置の位置関係を改良して、防水対策を簡略化
出来るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体側とドア側とを開閉自在に
連結するドアヒンジ部には、ドア側からドアハーネスを
車体側へと配索して、車体側でインストルメントパネル
ハーネス(以下、インパネハーネスと略称する)と接続
しているか、あるいは車体側からインパネハーネスをド
ア側ヘ配索して、ドア側でドアハーネスと接続してい
る。従来、このドアヒンジ部に配索されるワイヤハーネ
スは、ヒンジ支点位置と略同一位置で上下高さ方向を変
えた位置に配索して、ドア開閉に伴ってワイヤハーネス
にはねじれのみが発生して、ワイヤハーネスが伸縮しな
くてもよいようにし、上記ねじれはワイヤハーネスがね
じれることにより吸収している。
【0003】上記のように、ワイヤハーネスをヒンジ支
点位置に配索する場合、図3および図4に示すように、
車体側CとドアDのヒンジHはドアパネル1の端面1a
の略中央に取り付けられるため、ドアハーネスW/H
は、ドアパネル1の内部を通して、端面1aに穿設した
貫通穴1bを通してドア外部に取り出す必要があり、ド
アパネル1の内部へのワイヤハーネスの配索および貫通
穴1bを通す作業に手数がかかる問題があった。
【0004】また、ドアDには防水を図るために、ウエ
ザーストリップ2が取り付けられており、該ウエザース
トリップ2はヒンジHよりも室内側に取り付けられてい
るため、ワイヤハーネスW/Hもウエザーストリップ2
より室外側となる。よって、ワイヤハーネスW/Hの配
索箇所はウエザーストリップ2による防水が図られない
ため、防水構造とする必要がある。よって、従来は、ド
ア側および車体側の貫通位置に防水グロメットGを取り
付けると共に、ワイヤハーネスW/Hにも防水対策を施
す必要があり、その分、コスト高になると共に手数がか
かる問題があった。
【0005】例えば、図5(A)(B)に示す実開昭6
2−54849号で提案されたドア用ワイヤハーネスの
端部の取出し固定構造では、ドア端面に設けた貫通穴を
通すワイヤハーネスの配索作業を無くすため、ドア内板
からドア端面にかけて作業用穴5を設けると共に、該作
業穴に嵌合される略L字状の取付具6を設け、該取付具
6の通穴6aにワイヤハーネスW/Hを通し、通穴6a
をワイヤハーネスに取り付けたグロメット7で止水して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造とした場合、
ドア端面に設けた貫通穴にワイヤハーネスを通すより
も、作業穴5よりワイヤハーネスを通す方が作業性が改
善されるが、取付具6とドアとの密着性が十分でない
と、ウエザーストリップ2より室外側に位置するため、
浸水が発生する可能性がある。また、取付具6、該取付
具6をドアに固定するためのビス7、カバー8、グロメ
ット7等の多数の部品が必要となり、かつ、組み付けに
手数がかかる等の問題がある。
【0007】本発明は上記した問題を解消し、ドア側お
よび車体側のワイヤハーネス挿通部位を非防水構造とし
ても、防水が図れるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、自動車のドアヒンジ部にお
いて、車体とドアとを連結するヒンジの取付位置よりも
外方の位置のドアの先端側の内面にウエザーストリップ
を取り付けると共に、該ドア先端側と対向するフェンダ
ーパネルにドア開閉時に上記ウエザーストリップが摺接
する湾曲した内方延在部を設け、かつ、ウエザーストリ
ップより室内側で上記ヒンジ位置の近傍の上下に位相し
た位置にワイヤハーネスを配索していることを特徴とす
る自動車のドアヒンジ部の構造を提供している。
【0009】上記ドアと車体との間に配索するワイヤハ
ーネスにはグロメットを取り付けていない(請求項
2)。また、上記ワイヤハーネスはドアの内板に沿って
配索すると共に、ドア内板より端面に切り欠いた開口を
通してワイヤハーネスをドア側から車体側へと配索して
いる(請求項3)。
【0010】上記のようにウエザーストリップをヒンジ
支点およびワイヤハーネス配索位置よりも室外側に取り
付け、かつ、開閉時を含めて常時フェンダパネルに接す
る構造としているため、ワイヤハーネス配索位置には浸
水が発生せず、よって、ワイヤハーネス配索箇所を簡易
防水あるいは非防水構造とすることができる。また、ワ
イヤハーネスの配索作業性を高めるために、ドア内板か
ら端面にかけて、大きな面積のワイヤハーネス挿通用の
開口を設けても、該開口に防水用の閉鎖手段を設けるこ
とは必須とはならない。
【0011】さらに、従来、ドア端面において、ウエザ
ーストリップがワイヤハーネスよりも室内側に取り付け
られているため、パネル内板内面に沿ってドアハーネス
を配索しても、内面より端面中央へと配索する位置にウ
エザーストリップが位置する。よって、ウエザーストリ
ップを回避するため、ドア内部にドアハーネスを通し
て、ドア端面の略中央より取り出して車体側へと配索す
る必要があった。これに対して、本発明では、ウエザー
ストリップがワイヤハーネス配索位置よりも室外側であ
るため、ドアパネル内面に沿ってドアハーネスを配索し
た後、ドア端面側へ配索することができ、ドアハーネス
の配索作業が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0013】図1および図2に示すように、ドアDの車
体Cとの対向面には、ドア内板パネル10の車体側端面
10aよりブラケット11を突設すると共に、車体側の
ピラー12よりアーム13を突設し、アーム13の先端
をブラケット11にピン14で回転自在に取り付けて、
ヒンジHを形成している。ドアDはピン14を支点とし
て回転して開閉する。
【0014】上記ヒンジHのピン14の取付位置である
ヒンジ支点よりも室外側のドア先端部の内面に沿ってウ
エザーストリップ15を取り付けている。即ち、図2に
示すように、ドア外板パネル16の先端を室内側の内面
側に屈曲させ皿形状に湾曲させたウエザーストリップ用
の受け部16aを設け、この受け部16aに図示の形状
のウエザーストリップ15を内嵌して取り付けている。
【0015】ウエザーストリップ15は従来と同様にゴ
ム製で、内部に中空部15aを設けて撓みやすくしてお
り、上記受け部16aに取り付けた状態で、先端部15
bをドア前端より前方へ突出させている。
【0016】ドアDの前方には、ドア外板パネル16と
対向する室外側にフェンダーパネル17が位置する一
方、室内側に上記ピラー12が位置する。フェンダーパ
ネル17は従来よりもピラー12側へと延在させてい
る。該延在部17aには上記ウエザーストリップ15の
先端部15bが圧接するようにし、かつ、ドアDの開閉
時にもウエザーストリップ15が摺接するように、延在
部17aをドアの回転軌跡に対向させて円弧形状に湾曲
させている。
【0017】一方、ドア側から車体側へと配索するドア
ハーネスD・W/Hは、ドア内板パネル10の内面10
bに沿って配索し、該内面10bの前端より端面10a
へと切り欠いた開口10cを通してヒンジ支点Hと略同
一垂直線上で、上下に位相させた位置から車体C側へと
引き出している。車体側ではドア側端面20に設けた貫
通穴20aを通して車体内部へと配索している。
【0018】上記ドアヒンジ部を通すドアハーネスD・
W/Hは、ウエザーストリップ15よりも室内側に位置
し、かつ、ウエザーストリップ15は開閉作動時を含め
て常時フェンダーパネル17と圧接して防水を図ってい
るため、ドアハーネスの配索部位に防水対策を施してい
ない。即ち、ドアハーネスには従来グロメットを取り付
けているが、本発明ではグロメットを取り付けておら
ず、かつ、ドア側のハーネス挿通用の開口10cにも封
水手段を施していない。なお、ドア内板パネル10には
さらにトリム(図示せず)を取り付けるため、開口10
cは閉鎖される。
【0019】上記構造からなるドアヒンジ部では、ウエ
ザーストリップ15をワイヤハーネス配索位置よりも室
外側に位置させて取り付け、かつ、該ウエザーストリッ
プ15をフェンダーパネル17の延在部17aに開閉動
作時を含めて常時圧接させているため、外部からの雨水
が室内側に浸水しようとしてもウエザーストリップ15
により遮断される。よって、ドアDのワイヤハーネス挿
通用の開口10cおよび車体C側の貫通穴20aには室
外から雨水が浸水しにくいため、ワイヤハーネスにグロ
メットを取り付けて防水対策を施す必要はなくなる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
では、ウエザーストリップの位置を室外側に変えて、ワ
イヤハーネスをウエザーストリップより室内側に位置さ
せているため、ワイヤハーネス自体およびワイヤハーネ
ス挿通部に防水対策を施す必要がなくなる。
【0021】さらに、ワイヤハーネスをドア内板内面に
沿って配索した後に、ウエザーストリップにより干渉さ
れることなく、ドア端面の略中央より車体側へと引き出
すことができる。その結果、ドア内部に一旦通して、ド
ア端面の中央から引き出す必要がなくなり、従来最も手
数のかかったドア端面の貫通穴にワイヤハーネスを通す
作業を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の斜視図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 従来例の斜視図である。
【図4】 従来のヒンジ位置とウエザーストリップの位
置関係を示す概略平面図である。
【図5】 他の従来例を示し、(A)は斜視図、(B)
は要部分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ドア内板パネル 10a 端面 10b 内面 12 ピラー 15 ウエザーストリップ 16 ドア外板パネル 16a ウエザーストリップ用の受け部 17 フェンダーパネル 17a 延在部 D・W/H ドアハーネス H ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船木 哲也 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (72)発明者 瀧本 徹也 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−8425(JP,A) 実開 昭62−163122(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 620 B60J 10/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアヒンジ部において、車体と
    ドアとを連結するヒンジの取付位置よりも外方の位置の
    ドアの先端側の内面にウエザーストリップを取り付ける
    と共に、該ドア先端側と対向するフェンダーパネルにド
    ア開閉時に上記ウエザーストリップが摺接する湾曲した
    内方延在部を設け、かつ、ウエザーストリップより室内
    側で上記ヒンジ位置の近傍の上下に位相した位置にワイ
    ヤハーネスを配索していることを特徴とする自動車のド
    アヒンジ部の構造。
  2. 【請求項2】 上記ドアと車体との間に配索するワイヤ
    ハーネスにはグロメットを取り付けていない請求項1に
    記載の自動車のドアヒンジ部の構造。
  3. 【請求項3】 上記ワイヤハーネスはドアの内板に沿っ
    て配索すると共に、ドア内板より端面に切り欠いた開口
    を通してドア側から車体側へと配索している請求項1ま
    たは請求項2に記載の自動車のドアヒンジ部の構造。
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