JP3116791B2 - シロキサン除去装置 - Google Patents
シロキサン除去装置Info
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- JP3116791B2 JP3116791B2 JP07305335A JP30533595A JP3116791B2 JP 3116791 B2 JP3116791 B2 JP 3116791B2 JP 07305335 A JP07305335 A JP 07305335A JP 30533595 A JP30533595 A JP 30533595A JP 3116791 B2 JP3116791 B2 JP 3116791B2
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- Japan
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- siloxane
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- discharge
- electrode
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気の清浄を行う為
のシロキサン除去装置に関する。
のシロキサン除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス状シロキサンの発生は、クリーンル
ームの気密保持を目的として使用されているシリコンシ
ーラント、シリコンゲルなどのシール材からのものが最
も多く、クリーンルーム内で生産に用いられているウェ
ハーを親水性から疎水性に変えるという問題があるとい
われている。クリーンルームの清浄化には主に空気清浄
システムが用いられている。
ームの気密保持を目的として使用されているシリコンシ
ーラント、シリコンゲルなどのシール材からのものが最
も多く、クリーンルーム内で生産に用いられているウェ
ハーを親水性から疎水性に変えるという問題があるとい
われている。クリーンルームの清浄化には主に空気清浄
システムが用いられている。
【0003】空気清浄システムは、清浄空間への送気を
目的とした送風機能と、塵埃を除去するための高性能フ
ィルター、気中の薬液成分を除去するためのケミカルフ
ィルターなどの不純物捕集機能とを有している。
目的とした送風機能と、塵埃を除去するための高性能フ
ィルター、気中の薬液成分を除去するためのケミカルフ
ィルターなどの不純物捕集機能とを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の空気清浄シ
ステムでは、ガス状のシロキサン成分を除去すること
は、困難であった。
ステムでは、ガス状のシロキサン成分を除去すること
は、困難であった。
【0005】シロキサンを吸着する物質としては特開昭
60−222144号公報に記載されているように、硫
酸第一鉄や硫酸第二鉄が知られているが、これらを空気
清浄システムのフィルター内に保持して用いることは、
圧力損失等により送風が困難となる等の欠点があり、実
現は極めて困難である。
60−222144号公報に記載されているように、硫
酸第一鉄や硫酸第二鉄が知られているが、これらを空気
清浄システムのフィルター内に保持して用いることは、
圧力損失等により送風が困難となる等の欠点があり、実
現は極めて困難である。
【0006】本発明の目的は、空気中に含まれるシロキ
サンを容易に除去できるシロキサン除去装置を提供する
ことにある。
サンを容易に除去できるシロキサン除去装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシロキサン除去
装置は、ガス状のシロキサンを微粒子状に変化させるた
めの網目状又は格子状又は平行に張られた複数の金属線
から構成された電極部と、変化した微粒子を除去するた
めの捕集部を備えている。
装置は、ガス状のシロキサンを微粒子状に変化させるた
めの網目状又は格子状又は平行に張られた複数の金属線
から構成された電極部と、変化した微粒子を除去するた
めの捕集部を備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を説明す
る為のシロキサン除去装置の断面図である。
て説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を説明す
る為のシロキサン除去装置の断面図である。
【0009】図1においてシロキサン除去装置は、架台
6に固定されシロキサンを含む空気を通過させる為の複
数の隙間を有し交流電源(図示せず)に接続された格子
状の電極本体1と、この電極本体1の下部に設けられた
針状の放電電極2(例えば直径約0.5mm,長さ3〜
5mm)と、放電電極からの放電により微粒子化された
シロキサンを捕集する為の高性能のフィルター3(例え
ば超ULPA,ULPA,HEPAフィルタ)とから主
に構成されている。
6に固定されシロキサンを含む空気を通過させる為の複
数の隙間を有し交流電源(図示せず)に接続された格子
状の電極本体1と、この電極本体1の下部に設けられた
針状の放電電極2(例えば直径約0.5mm,長さ3〜
5mm)と、放電電極からの放電により微粒子化された
シロキサンを捕集する為の高性能のフィルター3(例え
ば超ULPA,ULPA,HEPAフィルタ)とから主
に構成されている。
【0010】このように構成されたシロキサン除去装置
を、例えばクリーンルーム内に設置し、電極本体1に電
圧を印加し送風機4を回転させ空気5を送ることによ
り、クリーンルーム内で発生し循環されてきたガス状の
シロキサンが電極本体1を通過し、微粒子に変化し高性
能フィルター3で捕集される。これによりクリーンルー
ムのシロキサン成分を除去することができる。
を、例えばクリーンルーム内に設置し、電極本体1に電
圧を印加し送風機4を回転させ空気5を送ることによ
り、クリーンルーム内で発生し循環されてきたガス状の
シロキサンが電極本体1を通過し、微粒子に変化し高性
能フィルター3で捕集される。これによりクリーンルー
ムのシロキサン成分を除去することができる。
【0011】図2は本発明の第2の実施の形態を説明す
る為の断面図であり、本発明のシロキサン除去装置をク
リーンルームに組み込んだ場合を示す。
る為の断面図であり、本発明のシロキサン除去装置をク
リーンルームに組み込んだ場合を示す。
【0012】クリーンルーム10は清浄空間12に空気
5を送るための送風機4A、加圧された天井内からの未
処理空気のリークを防止するシステム天井7及びこの天
井に取付けられシロキサンや塵埃の除去を行う高性能フ
ィルター3とから主に構成されている。
5を送るための送風機4A、加圧された天井内からの未
処理空気のリークを防止するシステム天井7及びこの天
井に取付けられシロキサンや塵埃の除去を行う高性能フ
ィルター3とから主に構成されている。
【0013】一方クリーンルーム10内では、システム
天井7に充填されているシリコンゲル11や、間仕切8
の接続部からのリークを防止するシリコンシール9より
ガス状のシロキサンが飛散している。このガス状シロキ
サンを微粒子状に変化させる放電電極2を有する電極本
体1が、送風機4Aと高性能フィルター3の間に設置さ
れている。この為電極本体1に電圧を印加し、送風機を
回転させることによりクリーンルーム10の内部を清浄
空間12とすることができる。
天井7に充填されているシリコンゲル11や、間仕切8
の接続部からのリークを防止するシリコンシール9より
ガス状のシロキサンが飛散している。このガス状シロキ
サンを微粒子状に変化させる放電電極2を有する電極本
体1が、送風機4Aと高性能フィルター3の間に設置さ
れている。この為電極本体1に電圧を印加し、送風機を
回転させることによりクリーンルーム10の内部を清浄
空間12とすることができる。
【0014】尚上記実施の形態においては電極本体を格
子状のもので説明したが、網状のものでもよく、又平行
に張られた複数の金属線で構成してもよい。
子状のもので説明したが、網状のものでもよく、又平行
に張られた複数の金属線で構成してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ガス状の
シロキサンを微粒子状に変化させるための電極部と、変
化した微粒子を除去するための捕集部を備えることによ
り、シロキサン成分を容易に除去できるシロキサン除去
装置が得られるという効果を有する。
シロキサンを微粒子状に変化させるための電極部と、変
化した微粒子を除去するための捕集部を備えることによ
り、シロキサン成分を容易に除去できるシロキサン除去
装置が得られるという効果を有する。
【図1】本発明の第一の実施の形態を説明する為の断面
図。
図。
【図2】本発明の第二の実施の形態を説明する為の断面
図。
図。
1 電極本体 2 放電電極 3 フィルター 4,4A 送風機 5 空気 6 架台 7 システム天井 8 間仕切 9 シリコンシール 10 クリーンルーム 11 シリコンゲル 12 清浄空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 51/00 B01D 53/32 B01D 53/72
Claims (2)
- 【請求項1】 シロキサンを含む空気を通過させる複数
の隙間を有し、網目状又は格子状に構成されている電極
本体と、この電極本体の下部に設けられた針状の放電電
極と、前記電極本体に接続された交流電源と、前記放電
電極からの放電により微粒子化されたシロキサンを捕集
する為のフィルタとを含むことを特徴とするシロキサン
除去装置。 - 【請求項2】 シロキサンを含む空気を通過させる複数
の隙間を有し、平行に張られた複数の金属線から構成さ
れている電極本体と、この電極本体の下部に設けられた
針状の放電電極と、前記電極本体に接続された交流電源
と、前記放電電極からの放電により微粒子化されたシロ
キサンを捕集する為のフィルタとを含むことを特徴とす
るシロキサン除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07305335A JP3116791B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | シロキサン除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07305335A JP3116791B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | シロキサン除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141035A JPH09141035A (ja) | 1997-06-03 |
JP3116791B2 true JP3116791B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=17943882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07305335A Expired - Fee Related JP3116791B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | シロキサン除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116791B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5922108A (en) * | 1997-04-11 | 1999-07-13 | Dow Corning Corporation | Method of removing volatile organopolysiloxanes from a fluid stream |
JP4557316B2 (ja) * | 1997-07-24 | 2010-10-06 | Okiセミコンダクタ株式会社 | 半導体素子の製造方法、および半導体素子製造用処理室 |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP07305335A patent/JP3116791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09141035A (ja) | 1997-06-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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