JP3116682B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3116682B2
JP3116682B2 JP05253451A JP25345193A JP3116682B2 JP 3116682 B2 JP3116682 B2 JP 3116682B2 JP 05253451 A JP05253451 A JP 05253451A JP 25345193 A JP25345193 A JP 25345193A JP 3116682 B2 JP3116682 B2 JP 3116682B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カットシートに画像情
報の記録を行うファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられているファクシミリ装置
として、カットシートを保持するカットシート保持装置
と、通信回線を介して受信した画像情報を記録する記録
装置と、カットシート保持装置に保持されたカットシー
トを記録装置に送るカットシート送り装置とを備えたも
のがある。このようなファクシミリ装置の中には、カッ
トシートの長さや幅が予め設定され、その設定データに
基づいて画像情報の縮小あるいは分割等、記録装置の作
動を制御する手段を有する装置があり、その一例が、特
開平4−132459号公報に記載されている。上記公
報記載のファクシミリ装置では、マニュアル入力あるい
はカットシート保持装置としてのカセットのサイズの自
動読取等によってカットシートのサイズが予め設定さ
れ、その設定されたカットシートのサイズに応じて画像
情報が縮小あるいは分割されて記録されるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、予め設定され
たカットシートのサイズに基づいて記録装置の作動が制
御されると、設定が実際のカットシートのサイズと違っ
ていた場合、例えばマニュアル入力時に誤入力された場
合やカセットへカットシートを入れ間違えた場合等に
は、実際とは違って設定された情報に基づいて記録装置
の作動が制御されるため、適正な記録が行われない。ま
た、その誤りにも気付きにくいため、不適正な記録状態
が継続する場合が多い。ファクシミリ装置においては、
受信記録中に側に人がいない場合が多い。場合によって
は、1日に1回記録紙の補給と受信結果の確認が行われ
るのみのこともあり、そのような場合に補給されたカッ
トシートとファクシミリ装置に設定されているカットシ
ートのサイズとが異なると、途中で送信しようとした人
が気づかない限り、1日中不適当な記録が続いてしまう
ことになる。
【0004】このようなカットシートサイズの設定の食
い違いがあると、記録が不適正に行われる、すなわち、
画像情報の不必要な縮小や分割を行うため、判読しにく
い出力が得られるのみでなく、不必要な分割による記録
紙の無駄が発生したりする場合がある。そこで、本発明
は、これらの問題点を解決し、カットシートの実際の長
さに応じて適正に制御されるファクシミリ装置を得るこ
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
課題を解決するために、前記カットシート保持装置,前
記記録装置および前記カットシート送り装置を備えたフ
ァクシミリ装置において、カットシートの送り方向の
長さを前記カットシート送り装置の作動に基づいて検出
するカットシート長検出手段と、そのカットシート長
検出手段によって検出されたカットシートの長さを記憶
するシート長メモリと、カットシートの長さを設定す
る設定手段とカットシートの長さが受信した画像情
報に基づいて決まる長さより短い場合に、受信した画像
情報が表す画像を縮小と分割との少なくとも一方により
記録装置に記録させ得る制御手段とを設け、かつ、カッ
トシート長検出手段を、オペレータによってカットシー
ト保持装置が当該ファクシミリ装置に装着された後の最
初の記録に伴って、カットシートの長さを検出する もの
とするとともに、制御手段を、最初の記録時には設定手
段によって設定されたカットシートの長さに基づいて制
御し、それ以降はシート長メモリに記憶されたカットシ
ートの長さに基づいて制御するものとしたことを要旨と
する。 また、請求項2の発明は、前記カットシート保持
装置,前記記録装置および前記カットシート送り装置を
備えたファクシミリ装置において、カットシートの送
り方向の長さを前記カットシート送り装置の作動に基づ
いて検出するカットシート長検出手段と、そのカット
シート長検出手段によって検出されたカットシートの長
さが前記受信した画像情報に基づいて決まる長さより短
い場合に、前記受信した画像情報が表す画像を縮小して
前記記録装置に記録させる制御手段とを設け、かつ、
御手段を、受信した画像情報に基づいて決まる長さと縮
小率の限界値との積が、カットシート長検出手段によっ
て検出されたカットシート長さより小さい場合に、受信
した画像情報が表す画像を縮小して記録装置に記録さ
せ、積が検出されたカットシート長さより大きい場合
に、画像を分割して記録装置に記録させるものとしたこ
とを要旨とする。
【0006】
【作用】上記構成を有するファクシミリ装置において
は、カットシートがカセット等のカットシート保持装置
からカットシート送り装置によって記録装置に送られ、
記録が行われる。そして、カットシート送り装置でカッ
トシートが送られる間に、カットシート送り装置の作動
に基づいてカットシート長検出手段によってカットシー
トの送り方向の長さが検出される。カットシート送り装
置では、記録装置での記録動作と同期して決まった量だ
けカットシートを送る必要があり、そのためのデータに
基づいてカットシートの長さを検出することができる。
【0007】例えば、カットシート送り装置には、カッ
トシートの記録開始位置を正しく設定するため、記録装
置の入口側にカットシートの先端が所定の位置に達した
ことを検出するセンサが備えられており、そのセンサの
信号に基づいてカットシートへの記録の開始位置が決め
られる。また、記録の際には、画像情報を正しくカット
シート上に記録するため、画像情報1ライン分の受信画
像の記録装置上への形成に伴ってカットシートが正確に
1ライン分送られることが必要である。したがって、カ
ットシートの送り量または送り速度が正確に制御される
か検出される。また、カットシートの後端もカットシー
トの先端を検出したのと同じセンサで検出可能である。
したがって、カットシートの先端がセンサを通過してか
ら後端が通過するまでのカットシートの送り量、あるい
は各時期の送り速度および送り時間からカットシートの
長さを特定することができる。すなわち、カットシート
送り装置の有するセンサ等のカットシート位置を検出す
る手段と、カットシートの送り量や送り速度を把握する
手段とから得られる情報に基づいてカットシートの長さ
が特定できるのである。
【0008】請求項1に記載のファクシミリ装置におい
ては、記録装置が画像情報が表す画像を縮小または分割
して記録する機能を有するものであり、その記録装置
が、カットシートの長さに基づいて制御される。カット
シートの長さが受信した画像情報に基づいて決まる長さ
より短い場合に、受信した画像情報が表す画像が縮小
たは分割して記録されるように制御されるのである。そ
の結果、受信した画像情報が表す画像の適正な記録を行
うことが可能となる。
【0009】記録装置は、カットシート保持装置の装着
後の最初の記録時には予め設定されたカットシートの長
さに基づいて制御され、それ以降は検出されたカットシ
ートの長さに基づいて制御される。カットシートの長さ
が最初の記録に伴って検出され、その検出されたカット
シートの長さがシート長メモリに記憶される。そのた
め、それ以降は、そのシート長メモリに記憶されたデー
タ(カットシートの長さ)が使用されることになる。こ
のようにすれば、2枚目以降の記録はその実際のカット
シートに応じたものとなり、画像情報を良好に記録する
ことができる。ここで、カットシートの長さはマニュア
ル入力装置あるいはカセットの種類の自動読取装置等の
設定手段によって設定される。
【0010】また、請求項2に記載のファクシミリ装置
においては、受信した画像情報に基づいて決まる長さと
縮小率の限界値との積が、カットシート長検出手段によ
って検出されたカットシート長さより小さい場合に、受
信した画像情報が表す画像が縮小して記録され、上述の
積が検出されたカットシート長さより大きい場合に、画
像が分割して記録される。記録装置が、画像を縮小・分
割して記録する機能を有するものなのである。
【0011】
【発明の効果】以上の如く、請求項1,2の発明によっ
てファクシミリ装置の記録装置の制御をカットシートの
長さに応じて行うことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て詳細に説明する。図5に示すようにファクシミリ装置
の本体10は、容器状の下カバー12と、その下カバー
12に被せられる上カバー14とを備えている。
【0013】本体10の内部には、送信画像情報を読み
取る読取装置16と画像情報を記録する記録装置18と
記録装置18にカットシート19を送るカットシート送
り装置20とが備えられている。読取装置16の詳細の
図示および説明と、記録装置18の説明とは、本発明に
直接が関係ないため省略する。下カバー12内には、記
録媒体としてのカットシート19の保持装置であるカセ
ット24が装填されるようになっている。カットシート
19は、カットシート送り装置20によってインクリボ
ン装置25を備えた記録装置18に送られて文字,図形
等の画像が記録される。カットシート送り装置20に
は、カセット24からカットシート19を1枚づつ送り
だす給紙ローラ26,カットシート19を記録装置18
へガイドするペーパガイド28,パルスモータで駆動さ
れカットシート19を記録装置18へ送る一対の送りロ
ーラ30およびカットシート19の先端が所定の位置に
達したことを検出するカットシート先端センサ32が備
えられている。図6に示すように、送りローラ30を駆
動するパルスモータ33(正確にはパルスモータ駆動回
路)とカットシート先端センサ32とは後に説明するシ
ステム制御部35に接続されている。
【0014】記録装置18で画像を記録されたカットシ
ート19は、ペーパガイド36により案内されて排紙台
37へ送られ、装置外へ排出される。記録が複数枚連続
して行われる場合、画像を記録されたカットシート19
が完全に排出されたことがカットシート排出センサ38
によって検出された後、次のカットシート19のカセッ
ト24からの送り出しが開始される。
【0015】また、本ファクシミリ装置は、図7に示す
ように、上記記録装置18,カットシート送り装置20
等の記録に関連した装置を備えた記録部39の他、回線
から画像情報を取り込むモデム40、画像情報を符号化
し、また符号化された画像情報を元の画像情報にもどす
符号/復号化部42、記録部39へ送るイメージデータ
を一時的に記憶する記録バッファ46、これらを制御す
るシステム制御部35および操作者による入力操作がな
されるとともにシステム制御部35からのメッセージを
表示する表示操作部50を備えている。本装置では、シ
ステム制御部35の制御の下に、モデム40を介して回
線から取り込まれた符号化された画像情報が符号/復号
化部42で元の原稿の画像情報にもどされて記録バッフ
ァ46に蓄積され、1ページが終了するか原稿の量が所
定量に達すると記録部39に送られて記録される。
【0016】システム制御部35は、図8に示すように
CPU52,ROM54およびRAM56を有するコン
ピュータ58を備えており、このコンピュータ58の指
令に基づいてファクシミリ装置が作動する。
【0017】ROM54には、図9に示すように、記録
時に原稿の縮小分割を決定する原稿縮小分割ルーチンが
格納された原稿縮小分割ルーチンメモリ62、カットシ
ート19の長さであるシート長を検出するシート長検出
ルーチンが格納されたシート長検出ルーチンメモリ6
4、検出されたシート長である検出シート長と設定され
たシート長である設定シート長とが異なっている場合に
発せられる警報を解除する警報解除ルーチンが格納され
た警報解除ルーチンメモリ66、本ファクシミリ装置に
設定可能な全種類のカットシート19のシート長が格納
されたシート長メモリ68、検出されたシート長の許容
誤差が格納された許容誤差メモリ70、原稿縮小時にお
ける縮小率の限界値が格納された限界縮小率メモリ72
等種々のメモリが形成されている。なお、シート長メモ
リ68に格納された各種カットシートのシート長は、記
録部39においてそれぞれのカットシートに記録可能な
記録ライン数(1本の記録ラインは1列の画素から成
る)で表されている。
【0018】RAM56には、図10に示すように、受
信した画像情報が記憶される画像情報メモリ74を始
め、設定シート長が記憶される設定シート長メモリ7
6、原稿の縮小率を決定する際に基準となる基準シート
のシート長である基準シート長が記憶される基準シート
長メモリ78等種々のメモリが形成されている。
【0019】その結果、システム制御部35のコンピュ
ータ58は機能的に図1のブロック図で表されるものと
なっている。すなわち、設定シート長メモリ76,基準
シート長メモリ78,シート長検出部90,シート長比
較部92,警報部93,受信原稿長算出部94および縮
小分割判定処理部95を備えていると見ることができる
のである。シート長検出部90がカットシート19の長
さを検出し、シート長比較部92がその検出されたシー
ト長と設定シート長メモリ76に記憶されたシート長と
を比較する。そして、両シート長が異なるものである場
合には警報部93が表示操作部50に警報を発しさせ
る。また、受信原稿長算出部94が受信された画像情報
に基づいて原稿の長さを算出し、縮小分割判定処理部9
5がその原稿の長さと基準シート長メモリ78に記憶さ
れたシート長とに基づいて記録の縮小分割を判定し、そ
の判定結果に従って記録部39が記録を行う。以下、さ
らに詳細に説明する。
【0020】オペレータがファクシミリ装置にカットシ
ート19を装填するとともに、その装填したカットシー
ト19の種類を表示操作部50から入力すれば、その入
力された種類のカットシート19の長さがシート長メモ
リ68から読み出され、設定シート長および基準シート
長として設定シート長メモリ76および基準シート長メ
モリ78にそれぞれ格納される。基準シート長メモリ7
8には原稿縮小率決定の基準となる基準シート長、すな
わちシート長検出部90により検出されたカットシート
19の長さが格納されるべきであるが、ファクシミリ装
置のスタート時においてはまだシート長が検出されてい
ないため、設定シート長が仮の基準シート長として基準
シート長メモリ78に格納されるのである。
【0021】受信原稿長算出部94では、符号/復合化
部42で元に戻された画像情報に基づいて1頁の受信原
稿の長さが記録ライン数で算出され、縮小分割判定処理
部95では、受信原稿長算出部94で算出された受信原
稿の長さと基準シート長メモリ76に記憶されている基
準シート長とに基づいてROM54に格納された原稿縮
小分割ルーチンが実行され、原稿を縮小するか、分割す
るか、またはそのまま記録するかが決定され、その結果
に応じて記録部39で記録が行われる。この記録と並行
して、実際に装填されているカットシート19の長さの
検出が、カットシート先端センサ32とパルスモータ3
3とからの信号に基づいてシート長検出部90で行われ
る。この際のシート長もカットシート19に記録可能な
記録ライン数で表される。
【0022】シート長の検出が終了すると、その検出さ
れたシート長がシート長比較部92において設定シート
長メモリ76に記憶されたシート長と比較され、異なっ
ている場合には警報部93から操作表示部50に対して
警報表示の指示が出され、また、基準シート長メモリ7
8に記憶されているデータが、先に仮の基準シート長と
された設定シート長から検出されたシート長に書き換え
られる。その結果、次頁もしくは次回受信原稿(今回の
受信が1頁のみであった場合)の記録時には検出された
シート長が基準シート長として使用され、その基準シー
ト長と受信原稿長算出部94で算出された受信原稿の長
さとに基づいて縮小分割判定処理部95で縮小・分割の
判定がなされる。なお、次頁もしくは次回受信原稿の記
録中もシート長の検出,比較が行われる。また、表示操
作部50に表示された警報は後に説明する警報解除ルー
チンの実行により解除される。
【0023】以上説明した各機能のうち、本発明に特に
関係の深い原稿縮小分割判定,シート長検出および比
較,ならびに警報解除について一層詳細に説明する。図
2に原稿縮小分割ルーチンのフローチャートを示す。S
101で原稿の長さLD(以下、原稿長LDという)と
基準シート長LSとが比較される。基準シート長LSが
原稿長LD以上であれば、原稿はそのまま全てカットシ
ート19に収まるため、S102において等倍で1ペー
ジに記録すべきことが決定され、ルーチンの実行が終了
する。この決定に応じて、記録部39で等倍の記録が行
われる。しかし、基準シート長LSが原稿長LDに満た
ない場合には、S103で原稿長LDと縮小率の限界値
Rmax との積が基準シート長LSと比較される。なお、
縮小率の限界値Rmax は、ROM54の限界縮小率メモ
リ72に格納された値(例えば0.8)が用いられる。
原稿長LDと縮小率の限界値Rmax との積が基準シート
長LS以下であれば、その原稿は縮小することによって
1枚のカットシート19に記録することができる。その
ため、S104で縮小率β=LS/LDが決定され、ル
ーチンの実行が終了する。この決定に応じて、記録部3
9で縮小率βの縮小記録が行われる。一方、原稿長LD
と縮小率の限界値Rmax との積が基準シート長LSを超
える場合には、S105において等倍で分割して記録す
べきことが決定され、ルーチンの実行が終了する。この
決定に応じて、記録部39で分割記録が行われる。
【0024】図3にシート長検出,比較ルーチンのフロ
ーチャートを示す。このルーチンは実際には記録部39
における記録を制御する記録制御ルーチンと一緒に構成
されているが、理解を容易にするためにシート長の検出
と比較とに関連する部分のみを取り出して示したもので
ある。本検出ルーチンではカットシート19の種類がB
5,レターサイズ,A4のいずれであるかが判別され、
これらのいずれでもない場合は、エラーとして検出シー
ト長LMのデータがERRを表すものとされる。判別
は、カットシート先端センサ32およびパルスモータ3
3からの信号に基づいて行われる。
【0025】S201では、カットシート先端センサ3
2によりカットシート19の先端が検知されたか否かが
判定される。検知されればS202が実行され、検知さ
れなければ検知されるまでS201が繰り返される。S
202では、送りローラ30によるカットシート19の
送り量の積算が行われシート長nが検出される。実際に
は駆動回路からステップモータ33に供給される駆動パ
ルスの数がカウンタによりカウントされ、そのカウント
値からカットシート19の送り量が演算される。記録ラ
イン数により表されるカットシート19の送り量と、駆
動パルス数との関係は予め判っているため、この関係と
カウント値とから送り量の積算値が演算されるのであ
る。上記カウンタはハードウエアで構成されても、ソフ
トウエアで構成されてもよい。後者の場合には、例え
ば、ステップモータ33の駆動回路からの駆動パルスに
応じてシート長検出部90を構成するコンピュータにお
いて割り込み処理により駆動パルス数がカウントされる
ようにするのである。
【0026】上記送り量の積算は、カットシート先端セ
ンサ32によりカットシート19の後端が検出され、S
203の判定がYESになるまで続けられる。S203
の判定がYESになったときの送り量積算値がカットシ
ート10のシート長であることになる。S204および
S205では、検出されたシート長nと、B5のカット
シート19のシート長NB5とが比較され、検出された
シート長nがNB5±α(αは許容誤差メモリ70に格
納されているシート長の許容誤差)に収まっているか否
かが判定される。なお、B5,レターサイズ,A4のシ
ート長NB5,NLT,NA4は、シート長メモリ68
に記憶されており、それぞれのデータが必要に応じて読
み出されて用いられる。S204およびS205で、検
出されたシート長nがNB5±αに収まっている場合
は、S206が実行され、検出シート長LMがB5のシ
ート長NB5に設定されてルーチンの実行が終了する。
S204で検出されたシート長nがNB5−αより小さ
いと判定された場合は、S213で装填されたカットシ
ート19は規格品でないとして検出シート長LMのデー
タがエラーERRを表すデータとされてルーチンの実行
が終了する。S205で検出されたシート長nがNB5
+αより大きいと判定された場合は、S207およびS
208が実行される。
【0027】S207およびS208では、検出された
シート長nがNLT±αに収まっている場合はS209
が実行され、検出シート長LMがレターサイズのシート
長NLTに設定されてルーチンの実行が終了する。S2
07で検出されたシート長nがNLT−αより小さいと
判定された場合は、S213でエラーデータERRが格
納されてルーチンの実行が終了する。S208で検出さ
れたシート長nがNLT+αより多いと判定された場合
は、S210およびS211が実行される。
【0028】S210およびS211で、検出されたシ
ート長nがNA4±αに収まっている場合は、S212
が実行され、検出シート長LMがA4のシート長NA4
に設定されてルーチンの実行が終了する。S210およ
びS211で、検出されたシート長nがNA4±αを外
れた場合は、S213でエラーデータERRが格納され
てルーチンの実行が終了する。
【0029】図4に警報解除ルーチンのフローチャート
を示す。このルーチンは前記シート長検出,比較ルーチ
ンのS213で検出シート長LMにエラーデータERR
が格納された後に繰り返し実行される。S301で、設
定シート長と基準シート長とが比較される。カットシー
ト19が入れ換えられることにより、両シート長が等し
くなっておればS304で警報が解除されてルーチンの
実行が終了する。設定シート長と基準シート長とが等し
くない場合にはS302が実行される。S302では、
警報解除指令が入力されているか否かが判定される。解
除指令が入力されている場合は、S304で警報が解除
されてルーチンの実行が終了し、解除指令が入力されて
いない場合は、S303が実行される。S303では、
設定シート長の変更指令が表示操作部50から入力され
ているか否かが判定される。変更指令が入力されている
場合は、S305で警報が解除されるとともに、設定シ
ート長が変更され、基準シートメモリ78に記憶されて
いるシート長が変更された設定シート長に置き換えられ
る。変更指令が入力されていない場合は、そのままルー
チンの実行が終了する。
【0030】以上の如く、本発明により、何らハードウ
エアを変更することなくソフトウエアの追加のみによっ
て、装填されたカットシート19の長さを検出すること
ができ、その検出結果に応じて記録を行うことができ
る。また、その検出結果と予め設定されたシート長とを
比較することによりカットシート19の設定の誤りに関
する警報を発することができる。その結果、カットシー
ト19への記録が低コストで適正に制御され、また、設
定の誤りを早期に報知することができる。
【0031】以上から明らかなように、本実施例では、
カットシート先端センサ32と、パルスモータ駆動回路
と、コンピュータ58のシート長検出ルーチンを実行す
る部分とでカットシート長検出手段を構成しており、設
定シート長メモリ76と、基準シート長メモリ78と、
シート長比較部92と、受信原稿長算出部94と、縮小
分割判定処理部95とで制御手段が構成されている。ま
た、オペレータによってマニュアル操作される表示操作
部50の操作部が設定手段を構成し、システム制御部3
5から出されるメッセージを表示する表示操作部50の
表示部が警報手段を構成する。
【0032】以上、本発明の一実施例について詳細に説
明したが、本発明は、本実施例に限られるものではな
い。例えば、カットシート19の送り量を積算するため
に、駆動回路からパルスモータへの駆動パルスがカウン
トされるようになっていたが、送りローラやそれを駆動
するモータ等にエンコーダが付いている場合には、その
エンコーダからの信号に基づいて送り量が積算されるよ
うにしてもよい。シート長は記録ライン数で表されるよ
うになっていたが、mm等通常の長さの単位は勿論、送
りローラの回転数,パルスモータ33のステップ数等他
の単位で表されてもよい。また、シート長の設定は、表
示操作部50でのマニュアル操作による設定に限られ
ず、例えば、カットシート50が収納されたカセットの
情報を自動で読み取ること等により設定されるようにし
てもよい。基準シート長は、必ずしも1頁の原稿の記録
毎にシート長が検出されて設定し直されるようにする必
要はない。例えば、複数頁からなる原稿を受信する場合
においては、その原稿の最初の頁のシート長を検出し、
その検出したシート長に基づいてその原稿を記録する際
の縮小,分割を決定してもよい。あるいは、最初の原稿
記録時に設定された値がそれ以降に受信した原稿の記録
において継続して使用されるようにしてもよい。警報
は、表示操作部50への表示のみに限られず、音や光で
報知されるようにしてもよく、あるいは、それらの組合
わせによって報知されるようにしてもよい。警報解除ル
ーチンは原稿の記録終了後にのみ実行されるようにして
もよい。また、前記実施例では,基準シート長に応じて
原稿の縮小率が変更されるようになっていたが、基準シ
ート長さと設定シート長さとが異なっている場合には受
信原稿のデータが記憶装置に格納され、記録が行われな
いようにすることもできる。なお、検出シート長と設定
シート長とを比較して警報を発する技術そのものは、フ
ァクシミリ装置に限らず、他の記録装置にも適用するこ
とができる。その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるファクシミリ装置の構成
を機能に着目して示すブロック図である。
【図2】上記実施例で実行される原稿縮小分割を決定す
るためのプログラムのフローチャートである。
【図3】上記実施例で実行されるカットシート長を検出
するためのプログラムのフローチャートである。
【図4】上記実施例で実行される警報解除のためのプロ
グラムのフローチャートである。
【図5】上記実施例の構造を概略的に示す正面断面図で
ある。
【図6】上記実施例に備えられたカットシート送り装置
の構成を概略的に示す図である。
【図7】上記実施例の装置構成を概念的に示すブロック
図である。
【図8】上記実施例に備えられたコンピュータの構成を
概念的に示す図である。
【図9】上記コンピュータに備えられたROMのメモリ
構成を概念的に示す図である。
【図10】上記コンピュータに備えられたRAMのメモ
リ構成を概念的に示す図である。
【符号の説明】
18 記録装置 19 カットシート 20 カットシート送り装置 24 カセット 30 送りローラ 32 カットシート先端センサ 33 パルスモータ 35 システム制御部 38 カットシート排出センサ 39 記録部 50 表示操作部 52 CPU 54 ROM 56 RAM 58 コンピュータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カットシートを保持するカットシート保
    持装置と、通信回線を介して受信した画像情報を記録す
    る記録装置と、前記カットシート保持装置に保持された
    カットシートを前記記録装置に送るカットシート送り装
    置とを備えたファクシミリ装置において、 カットシートの送り方向の長さを前記カットシート送り
    装置の作動に基づいて検出するカットシート長検出手段
    と、そのカットシート長検出手段によって検出されたカット
    シートの長さを記憶するシート長メモリと、 カットシートの長さを設定する設定手段とカットシート の長さが前記受信した画像情報に基づいて
    決まる長さより短い場合に、受信した画像情報が表す画
    像を縮小と分割との少なくとも一方により前記記録装置
    に記録させる制御手段とを設け、かつ、前記カットシート長検出手段を、オペレータによって前
    記カットシート保持装置が当該ファクシミリ装置に装着
    された後の最初の記録に伴って、カットシートの長さを
    検出するものとするとともに、前記制御手段を、最初の
    記録時には前記設定手段によって設定されたカットシー
    トの長さに基づいて制御し、それ以降は前記シート長メ
    モリに記憶されたカットシートの長さに基づいて制御す
    るものとしたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 カットシートを保持するカットシート保
    持装置と、通信回線を介して受信した画像情報を記録す
    る記録装置と、前記カットシート保持装置に保持された
    カットシートを前記記録装置に送るカットシート送り装
    置とを備えたファクシミリ装置において、 カットシートの送り方向の長さを前記カットシート送り
    装置の作動に基づいて検出するカットシート長検出手段
    と、 そのカットシート長検出手段によって検出されたカット
    シートの長さが前記受 信した画像情報に基づいて決まる
    長さより短い場合に、前記受信した画像情報が表す画像
    を縮小して前記記録装置に記録させる制御手段とを設
    け、かつ、 前記制御手段を、前記受信した画像情報に基
    づいて決まる長さと縮小率の限界値との積が、前記カッ
    トシート長検出手段によって検出されたカットシート長
    さより小さい場合に、前記受信した画像情報が表す画像
    を縮小して前記記録装置に記録させ、前記積が前記検出
    されたカットシート長さより大きい場合に、前記画像を
    分割して前記記録装置に記録させるものとしたことを特
    徴とするファクシミリ装置。
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