JP3116046B2 - 衝撃吸収マット - Google Patents

衝撃吸収マット

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JP3116046B2
JP3116046B2 JP09284205A JP28420597A JP3116046B2 JP 3116046 B2 JP3116046 B2 JP 3116046B2 JP 09284205 A JP09284205 A JP 09284205A JP 28420597 A JP28420597 A JP 28420597A JP 3116046 B2 JP3116046 B2 JP 3116046B2
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良一 白石
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良一 白石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体操競技の跳馬、
鉄棒等における着地面、病院でのリハビリテーション用
床面等に使用される衝撃吸収マットに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のマット
は、発泡ポリウレタンとフェルトを重ね合わせたもので
ある。これは、素材自体の弾性により衝撃を吸収するだ
けであるので、衝撃吸収性は十分とはいえず、また、き
わめて重く、取り扱いに不便である。
【0003】そこで、本発明は、このような不都合を改
善し、マットに衝撃吸収構造を形成することにより、よ
り効果的に衝撃を吸収するようにし、かつより軽量化す
ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のマットは、発泡
材製中心シートに多数の大孔を形成し、この大孔を小
孔、フェルト等で覆った構成とし、衝撃を受けて中心シ
ートが圧縮変形したとき、大孔内の空気を、小孔等で抵
抗を与えつつ放出させて、衝撃を吸収するようにしたも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、軟質独立気
泡発泡材よりなり、大孔を多数有する中心シートと、硬
質独立気泡発泡材等の非通気性材よりなり、小孔を多数
有し、前記中心シートの両面に、各小孔が中心シートの
大孔に重なるようにしてそれぞれ接着され、衝撃を受け
て圧縮変形したとき、大孔内の空気を、抵抗を与えつつ
小孔から放出させる中間シートと、フェルト等の通気性
を有する素材よりなり、前記中間シートの表面にそれぞ
れ重ねられ、衝撃を受けて中間シートのから放出された
空気を、内部を通してあるいは中間シートとの間隙を通
して抵抗を与えつつ周囲に放出させる表面シートと、前
記各シート全体を覆い、表面を保護するカバーとからな
る衝撃吸収マットである。
【0006】中心シートは、このマットの衝撃吸収の中
心をなす部材であり、衝撃を受けたとき圧縮変形し、大
孔から空気を送り出す機能を有する。このため、十分柔
軟であり、かつ通気性を有しないことが必要であり、軟
質独立気泡発泡材が適当である。
【0007】中間シートは、小孔により、中心シートの
大孔からの空気の流れに抵抗を与える機能を持つ。ま
た、大孔の両面を閉じるとともに、加わった衝撃力を中
心シートの大孔以外の部分に伝達する機能を持つ。この
ため、非通気性材であることが必要であり、また、柔軟
性だけでなく、ある程度の剛性を有し、衝撃力を分散さ
せて伝達するとともに、圧縮されても小孔が潰れないよ
うにするものでなければならず、硬質独立気泡発泡材が
適当である。さらに、小孔と大孔は確実に重なっていな
ければならないから、中心シートと中間シートは、接着
しておくことが必要である。
【0008】表面シートは、小孔から放出された空気の
流れに、さらに抵抗を与える機能を持つ。また、加わっ
た衝撃力を分散して中間シート、中心シートに伝達し、
あわせて、比較的表面強度の劣る発泡材を保護するもの
である。このため、フェルト、不織布等の通気性を有す
る素材が適当である。この表面シートは、中間シートと
の間に間隙を有しても、上記機能に支障はなく、むしろ
マットの折畳み等の場合に、中間シートとの間に滑りを
生じることが望ましいので、中間シートに接合するだけ
で、接着しない。また、この滑りにより、厚さむら等を
生じないようにするため、キルティング加工を施し、強
度、耐磨耗性を高めておくことが望ましい。
【0009】カバーは、各シートを重ねた状態に維持
し、表面を保護する機能を持つ。このため、カバー全体
は袋状に形成し、この中に各シートを収納する構成とす
ると好都合であり、さらに、ファスナー等により容易に
各シートの出入ができるようにすると、カバーのみを洗
濯することができ、便利である。なお、カバーは、体育
館、病院等で使用することから、防炎処理をしておくこ
とが望ましい。
【0010】さらに、カバーが通気性を有しない素材よ
りなり、かつ一部に通気性を有する窓を有する構成とす
ると好都合である。衝撃力により圧縮変形した後、中心
シートが回復するときに空気を吸入するので、カバーが
通気性を有すると、表面に付着した埃等を表面シート内
に侵入させ、汚れが促進させることになる。したがっ
て、通気性を有しないことが望ましい。しかし、通気性
を有しないと、マットを折畳み、あるいは巻いて保管す
るとき、取り扱いが不便となるので、カバーの一部にメ
ッシュ等の通気性を有する窓を設けておくとよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例について具体
的に説明する。
【0012】この衝撃吸収マット10において、中心シ
ート11は、軟質独立気泡発泡材、例えば三和化工株式
会社製サンペリカ独立気泡PEフォームLC300より
なり、大孔12,…を多数有する。この中心シート11
の厚さ、大孔12,…の寸法は、具体的には、実験的に
定めるものであるが、図示例では、厚さを50ミリメー
トル、大孔の直径を40ミリメートル、大孔中心間距離
を60ミリメートルとしている。
【0013】中間シート13,13は、硬質独立気泡発
泡材、例えば三和化工株式会社製サンペリカ独立気泡P
EフォームLC1400よりなり、小孔14,…を多数
有する。この図示例の中間シート13の厚さは10ミリ
メートル、小孔の直径は2ミリメートルである。中間シ
ート13,13は、各小孔14,…が、大孔12,…の
中心に位置するようにして、中心シート11の両面にそ
れぞれ接着されている。
【0014】表面シート15,15は、フェルトよりな
り、この図示例の厚さは10ミリメートルである。中間
シート13,13の両面にそれぞれ重ねられ、接着され
ていない。図示を省いているが、キルティング加工がそ
れぞれ施されている。
【0015】カバー16は、非通気性ポリエステルシー
トよりなり、防炎加工が施されている。このカバー16
は、全体が袋状であり、側部にファスナ17を有し、こ
こから前記各シートを出入することができる。また、端
部にメッシュよりなる窓18,…を有している。
【0016】この衝撃吸収マット10は、以上の構成で
あるから、図3に示すように、これを床面19上に敷い
て、この上に着地等をして衝撃力を加えると、大孔12
が変形して内部の空気が圧縮され、この空気が小孔1
4、表面シート15あるいは中間シート13と表面シー
ト15の間を通って周囲に放出され、このときの抵抗に
より、衝撃力が吸収される。
【0017】
【発明の効果】本発明の衝撃吸収マットは、上述のよう
に、衝撃を受けたとき中心シートの大孔から空気を放出
させ、この空気の流れに抵抗を与えて衝撃を吸収する構
造を有するので、衝撃を効果的に吸収することができ
る。このため、怪我等を有効に防止することができ、し
かも、重量は、従来の単に素材の弾性を利用しただけの
ものに比べて著しく小さく、概ね3分の1程度となり、
取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】同例を破断して示す分解斜視図である。
【図3】同例に衝撃力が加わったときの断面図である。
【符号の説明】
10…衝撃吸収マット、11…中心シート、12…大
孔、13…中間シート、14…小孔、15…表面シー
ト、16…カバー、17…ファスナ、18…窓、19…
床面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質独立気泡発泡材よりなり、大孔を多
    数有する中心シートと、硬質独立気泡発泡材等の非通気
    性材よりなり、小孔を多数有し、前記中心シートの両面
    に、各小孔が中心シートの大孔に重なるようにしてそれ
    ぞれ接着され、衝撃を受けて圧縮変形したとき、大孔内
    の空気を、抵抗を与えつつ小孔から放出させる中間シー
    トと、フェルト等の通気性を有する素材よりなり、前記
    中間シートの表面にそれぞれ重ねられ、衝撃を受けて中
    間シートのから放出された空気を、内部を通してあるい
    は中間シートとの間隙を通して抵抗を与えつつ周囲に放
    出させる表面シートと、前記各シート全体を覆い、表面
    を保護するカバーとからなる衝撃吸収マット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 カバーが非通気性材よりなり、かつ一部に通気性を有す
    る窓を有する衝撃吸収マット。
JP09284205A 1997-09-09 1997-09-09 衝撃吸収マット Expired - Lifetime JP3116046B2 (ja)

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