JP3115989B2 - ブレーキ警報装置 - Google Patents

ブレーキ警報装置

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  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車その他車両の
ブレーキ装置に利用する。本発明は、ブレーキの安全装
置に関するものであり、ブレーキ部材あるいは車輪の温
度が高温になったときに警報を発生して運転者の注意を
促す装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ブレーキ装置の安全性をさらに向
上するために、ブレーキシューが継続的に発熱するよう
な場合に、警報を発生するブレーキ警報装置が広く装備
されるようになった。多くのブレーキ警報装置は、ブレ
ーキ液、ブレーキシュー、バックパネルその他ブレーキ
部材の温度を温度センサにより電気信号として検出し、
この検出値が一定の閾値を越えて上昇するときに警報を
発生する電気回路を設けたものである。また、これらの
温度を正しく検出するために、いろいろな工夫が行われ
ている(特開昭62−180125号公報その他)。こ
のようなブレーキ警報装置は、誤操作その他何らかの原
因によりブレーキが解放されないような故障が発生した
場合には、ベーパーロックなどに至るような異常の拡大
を未然に防ぐことができる優れた装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなブレーキ警
報装置は、自動車のあらゆる走行条件で正しく警報を発
生することが望まれる。すなわち、高温の環境で運転さ
れる場合も、寒冷地で運転される場合も、警報装置は一
様に動作することが望ましい。
【0004】警報限界温度を低く設定しておくと、真夏
のアスファルト道路など高温の環境を連続走行している
ときに、実際にはブレーキの故障ではないのに車輪まわ
りの温度が上昇して警報が発生することがある。故障で
ないのに故障警報が発生すると警報の信頼性がなくな
る。故障警報が発生したので点検を受けたところ異常が
ないというようなことがあると、ほんとうに異常があっ
て警報が発生しているときに運転者によりその警報が無
視されることになりかねない。また、警報限界温度を高
めに設定しておくと、高温時の無意味な警報はほとんど
なくなるが、寒冷地で走行を開始した直後などに発生す
る異常状態を早めに警報することができないことにな
る。
【0005】実際に近年市場で販売される自動車は、走
行に支障のあるような故障の発生は少なく、特に走行状
態でのブレーキの故障などはめったに発生しない。ほと
んどの車両では、その車両の全寿命期間にわたり警報を
必要とするようなブレーキの故障は一度も発生しないで
あろう。つまりブレーキ警報装置は、めったに発生しな
い異常に対する警報装置であるが、異常がないときに警
報が誤って発生してはならず、しかも異常があるときに
は早めにかつ確実に警報を行うことが必要である。
【0006】本願発明者らは、このような状況の下でブ
レーキ警報装置についてさまざまな試験を行った。その
結果、温度異常に対して一定の閾値を設定してそれを越
えるときに警報するという方法では、どうしても車両が
利用可能な広い温度範囲や使用条件を一律にカバーする
ことが困難であることがわかった。すなわち、安全性を
配慮してその警報温度閾値を比較的低い温度に設定する
ことになり、過酷な使用条件では実際には異常ではない
にもかかわらず、異常警報が発生する場合があり得るこ
とがわかった。
【0007】また、これを防ぐために周囲環境や使用条
件などを細かく設定できる高度な装置を導入すると、め
ったに発生しない故障を警報するための装置に対して経
済的な負担を増すことになり望ましいことではない。ま
た、ブレーキ警報装置のために余分な操作を運転者に課
すことは避けなければならない。
【0008】また、発明者らはこれらの試験の結果か
ら、異常温度が継続する時間は警報のための重要な要素
であることがわかった。さらに、いったん警報を発生し
た後にその警報を発生する条件が自然に消滅したとき
に、警報を継続させて運転者に装置の点検を行わせるこ
とが適当であるか、あるいは警報を発生させる条件が消
滅したときに警報を解除することが適当であるかをさま
ざまな要素を配慮して検討した。その結果、警報を操作
によらずに解除する条件は警報出力を送出する条件とは
必ずしも一致すべきではなく、別に設定することが警報
の信頼性を高くするために必要であることがわかった。
【0009】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、信頼性の高い警報装置を提供することを目的と
する。すなわち本発明は、故障が発生しているときには
故障が拡大する前に確実に警報が行われるとともに、故
障でないときに警報が発生することがないブレーキ警報
装置を提供することを目的とする。本発明は、実用的に
経済的なブレーキ警報装置を提供することを目的とす
る。本発明は、運転者がいっさい操作を行う必要がない
ブレーキ警報装置を提供することを目的とする。本発明
は、通常の運転動作では運転者がいっさいブレーキ警報
を意識する必要がない装置を提供することを目的とす
る。本発明は、いったん発生した警報を操作によらずに
自動的に解除する条件を設定することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブレーキの異
常発生を早期に検出し、ブレーキの損傷を未然に防止す
ることを特徴とする。
【0011】すなわち、本発明は、ブレーキ部材の温度
を検知する温度センサと、この温度センサの出力を取込
み異常温度を識別する演算回路と、この演算回路の警報
出力にしたがって運転席に警報を表示する警報表示器と
を備えたブレーキ警報装置において、前記温度センサは
ブレーキが装備された複数の車輪に設けられ、前記演算
回路は、その複数の車輪について温度差(Td)を演算
する手段と、車両の速度センサ出力(v)を取込む手段
とを備え、前記演算回路は、前記温度差(Td)と、前
記速度センサ出力(v)と、異常温度の継続時間(t)
とにつき併せて設定された三次元の条件に該当するとき
に前記警報出力を発生する手段を備えたことを特徴とす
る。
【0012】前記三次元の条件は複数設定され、前記警
報出力を発生する手段はその複数設定された条件のいず
れかに該当するときに警報出力を送出し、前記演算回路
は、いったん発生した前記警報出力を操作によることな
く自動的に解除する条件を前記警報出力を送出する条件
とは別に設けられることが望ましい。前記温度センサの
一つが所定温度を越えて異常高温であるときには、前記
三次元の条件に該当しなくとも警報出力を発生する手段
を備えることができる。
【0013】ブレーキが装備された複数の車輪それぞれ
に設けられた温度センサがそれぞれのブレーキ部材の温
度を検知し、その出力を演算回路が取込み、各ブレーキ
部材のいずれかに異常温度を示しているものがあるか否
かを識別する。異常温度を示しているブレーキ部材があ
れば、運転席に設けられた警報表示器に警報信号を送出
し警報を表示する。
【0014】温度センサはブレーキが装備されているす
べての車輪に設けられるので、演算回路はその複数の車
輪についての温度差(Td)を演算し、速度センサ出力
(v)を取込み、この温度差(Td)および速度センサ
出力(v)に異常温度の継続時間(t)を併せて設定し
た三次元の条件に該当するか否かを判定し、該当すると
きは警報表示器に警報信号を送出して警報を表示する。
【0015】前記三次元の条件は、高速道路走行時およ
び市街道路走行時のように走行する道路によってそれぞ
れ個別に設定しておけば、その道路区分に応じた正確な
判定を行うことができ、信頼性の高い警報を発生するこ
とができる。
【0016】このような警報出力を送出する条件とは別
に警報解除の条件を設定する。すなわち、いったん発生
した警報出力を運転者の操作によらずに自動的に解除す
ることができ、警報の発生および発生した警報の解除に
ついてその都度運転者が意識することを不要にすること
ができる。
【0017】また、温度センサのいずれか一つが所定温
度を越えて異常高温であることを警報発生の条件とした
場合には、前記三次元の条件に該当しなくても警報出力
を発生することができ、走行道路の区別なく共通に異常
を検出し警報を発生することができる。
【0018】このようにしてブレーキの異常検出が確実
に行われることによって、発生した故障が拡大してしま
うことを早期に回避することができるとともに、故障で
ないにもかかわらず警報が発生してしまうことを避ける
ことができる。さらに、一時的に警報条件となった後
に、装置が正常状態に回復して動作しているときに、警
報が継続的に送出されるようなことがなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
【0020】
【実施例】次に、本発明実施例の要部の構成および基本
的動作について説明する。
【0021】図1は本発明実施例の要部の構成を示す図
である。
【0022】本発明実施例は、ブレーキ部材の温度を検
知する温度センサ1と、この温度センサ1の出力を取込
み異常温度を識別する演算回路2と、この演算回路2の
警報出力にしたがって運転席に警報を表示する警報表示
器3とが備えられ、本発明の特徴として、温度センサ1
はブレーキが装備されたすべての車輪に設けられ、演算
回路2には、各車輪について温度差(Td)を演算する
手段と、速度センサ4の出力(v)を取込む手段と、前
記温度差(Td)と、前記速度センサ4の出力(v)
と、異常温度の継続時間(t)とにつき併せて設定され
た三次元の条件に該当するときに警報出力を発生する手
段とが備えられ、さらに、演算回路2には、いったん発
生した警報出力を操作によることなく自動的に解除する
条件が警報出力を送出する条件とは別に設けられる。
【0023】図2は本発明第一実施例に用いられる温度
センサの一例を示したもので、温度センサ1は図3に示
すようにブレーキ機構のカバーに固定される。図4は温
度センサの別の例としてサーミスタ式温度センサの取付
状態を示す図である。また、警報表示器3には異常発生
を点灯または点滅により通報する警報ランプ5と、異常
発生を音響により通報する警報ブザー6と、この警報ラ
ンプ5および警報ブザー6からの警報発生をキャンセル
するキャンセル・スイッチ7とが含まれる。
【0024】次に、本発明実施例の基本動作について説
明する。図5は本発明実施例の基本動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【0025】演算回路2は、各温度センサ1および車速
センサ4からの出力を取込み、演算を行って異常温度を
識別する。次いで、現在警報中であるか否かを判定し、
警報中でなければ演算結果が警報条件を満たすものであ
るか否かを判定する。警報条件を満たすものであれば警
報ランプ5および警報ブザー6からの警報発生を継続す
る。警報条件を満たすか否かの判定は、演算回路2が識
別した温度(T)、車速(v)および異常温度の継続時
間(t)について設定された三次元の条件、もしくは演
算回路2が演算した各車輪についての温度差(Td)、
車速(v)および異常温度の継続時間(t)について設
定された三次元の条件、あるいは演算回路2が識別した
温度(T)および異常温度の継続時間(t)について設
定された二次元の条件のいずれかに該当するか否かによ
って行われる。
【0026】現在警報中であれば演算回路2の演算結果
が警報停止条件になったか否かを判定し、警報停止条件
になっていれば発生中の警報を停止する。警報停止条件
になっていなければ警報発生を継続する。
【0027】ここで、複数設定された警報発生条件それ
ぞれについて警報発生および警報停止動作を具体的に説
明する。
【0028】(第一実施例)本発明第一実施例は、温度
(T)、車速(v)および異常温度の継続時間(t)に
よって警報条件が設定されたものであり、図6は本発明
第一実施例の動作の流れを示すフローチャートである。
【0029】演算回路2は、温度センサ1および車速セ
ンサ4からの出力を取込み演算を行い各車輪についての
温度を識別する。次いで、現在警報中であるか否かを判
定し、警報中でなければ演算した車速(v)が75km
/h以上であるか否かを判定する。車速が75km/h
以上であれば前輪の温度(T)が125℃以上、または
後輪の温度(T)が110℃以上であるか否かを判定す
る。前輪または後輪の温度(T)が125℃または11
0℃を越えていれば継続時間(t)が一分を経過したか
否かを判定し、経過していれば異常状態にあるので警報
発生を継続する。
【0030】車速が75km/hを越えていなければ、
タイマが起動中であるか否かを確認し、タイマが起動中
であれば車速が65km/h以下であるか否かを判定す
る。車速が65km/h以下であれば警報状態にないの
でタイマをリセットして制御をもとに戻し、その車速を
越えていれば前輪または後輪の温度(T)がそれぞれ1
25℃または110℃を越えているか否かを判定する。
その温度を越えた状態で1分が経過していれば異常状態
にあるので警報発生を継続する。
【0031】また、警報中であれば前輪の温度(T)が
115℃以下、後輪の温度(T)が100℃以下である
か否かを判定し、その温度以下であれば警報の必要はな
いので警報の発生を停止する。その温度を越えていれば
異常状態にあるのでそのまま警報発生を継続する。
【0032】本第一実施例は高速道路の走行に適する。
【0033】(第二実施例)本発明第二実施例は、各車
輪についての温度差(Td)、車速(v)および異常温
度の継続時間(t)によって警報条件が設定されたもの
で、図7は本発明第二実施例の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【0034】演算回路2は、温度センサ1および車速セ
ンサ4からの出力を取込み、前輪または後輪の左右の温
度差(Td)の演算を行う。次いで、現在警報中である
か否かを判定し、警報中でなければ演算した車速(v)
が45km/h以上であるか否かを判定する。車速が4
5km/h以上であれば前輪左右または後輪左右の温度
差(Td)が50℃以上であるか否かを判定する。温度
差(Td)が50℃以上であれば継続時間(t)が1分
を経過したか否かを判定し、経過していれば異常状態に
あるので警報発生を継続する。
【0035】車速が45km/hを越えていなければ、
タイマが起動中であるか否かを確認し、タイマが起動中
であれば車速が35km/h以下であるか否かを判定す
る。車速が35km/h以下であれば警報発生を要しな
いのでタイマをリセットして制御をもとに戻す。その車
速を越えていれば前輪または後輪の左右の温度差(T
d)がそれぞれ50℃を越えているか否かを判定する。
その温度差を越えた状態で1分が経過していれば異常状
態にあるので警報発生を継続する。
【0036】また、警報中であれば前輪および後輪の温
度差(Td)がそれぞれ45℃以下であるか否かを判定
し、その温度差以下であれば警報の必要はないので警報
の発生を停止する。その温度差以下になければ異常状態
にあるので警報の発生を継続する。
【0037】本第二実施例の場合は市街地の通常道路走
行に適する。
【0038】(第三実施例)本発明第三実施例は各車輪
の温度(T)によって警報条件が設定されたもので、図
8は本発明第三実施例の動作の流れを示すフローチャー
トである。
【0039】演算回路2は、温度センサ1の出力を取込
み、演算を行い各車輪の異常温度を識別する。次いで、
現在警報中であるか否かを判定し、警報中でなければ後
輪の温度が140℃以上であるか否かを判定する。後輪
の温度が140℃を越えていなければ、前輪の温度が1
35℃以上であるか否かを判定する。前輪の温度が13
5℃を越えていなければ異常状態にはないので処理をも
とに戻す。後輪の温度が140℃を越え、または前輪の
温度が135℃を越えた状態が1分以上継続した場合に
は異常状態にあるので警報の発生を継続する。
【0040】また、現在警報中であれば、後輪の温度が
130℃以下で前輪の温度が125℃以下であるか否か
を判定する。後輪の温度が130℃を越えまたは前輪の
温度が125℃を越えた状態が1分間継続した場合は異
常状態にあるので警報の発生を継続する。後輪の温度が
130℃以下であり、かつ前輪の温度が125℃以下で
あれば異常状態にないので警報の発生を停止する。
【0041】本第三実施例は、警報条件を温度に限定し
ているので、高速道路および市街地の通常道路のいずれ
にも共通に利用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
額を要しない実用的な費用で、ブレーキ故障が発生して
いるときにはその故障が拡大する前に確実に警報を発生
することができるとともに、故障でないときに警報が発
生されてしまうことを防止することができ、警報に対す
る信頼性を高めることができる。さらに、いったん発生
した警報は運転者の操作によらずにそれを解除する条件
が自動的に設定されるので、運転者がブレーキ警報の発
生および解除についてその都度意識することをなくすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の要部の構成を示す図。
【図2】本発明実施例に用いられる温度センサの一例を
示す図。
【図3】本発明実施例における温度センサの取付状態を
示す部分断面図。
【図4】本発明実施例の別の温度センサの取付状態を示
す部分断面図。
【図5】本発明実施例の基本動作の流れを示すフローチ
ャート。
【図6】本発明第一実施例の動作の流れを示すフローチ
ャート。
【図7】本発明第二実施例の動作の流れを示すフローチ
ャート。
【図8】本発明第三実施例の動作の流れを示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 温度センサ 2 演算回路 3 警報表示器 4 車速センサ 5 警報ランプ 6 警報ブザー 7 キャンセル・スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−180125(JP,A) 特開 昭58−206458(JP,A) 実開 昭59−7930(JP,U) 実開 昭63−43974(JP,U) 実開 平5−63961(JP,U) 実開 昭63−63252(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 49/00 - 69/04 B60T 17/22 B60T 8/88 - 8/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ部材の温度を検知する温度セン
    サと、この温度センサの出力を取込み異常温度を識別す
    る演算回路と、この演算回路の警報出力にしたがって運
    転席に警報を表示する警報表示器とを備えたブレーキ警
    報装置において、 前記温度センサはブレーキが装備された複数の車輪に設
    けられ、 前記演算回路は、その複数の車輪について温度差(T
    d)を演算する手段と、車両の速度センサ出力(v)を
    取込む手段とを備え、 前記演算回路は、前記温度差(Td)と、前記速度セン
    サ出力(v)と、異常温度の継続時間(t)とにつき併
    せて設定された三次元の条件に該当するときに前記警報
    出力を発生する手段を備えたことを特徴とするブレーキ
    警報装置。
  2. 【請求項2】 前記三次元の条件は複数設定され、前記
    警報出力を発生する手段はその複数設定された条件のい
    ずれかに該当するときに警報出力を送出する請求項1記
    載のブレーキ警報装置。
  3. 【請求項3】 前記演算回路は、いったん発生した前記
    警報出力を操作によることなく自動的に解除する条件を
    前記警報出力を送出する条件とは別に設けた請求項1ま
    たは2記載のブレーキ警報装置。
  4. 【請求項4】 前記温度センサの一つが所定温度を越え
    て異常高温であるときには、前記三次元の条件に該当し
    なくとも警報出力を発生する手段を備えた請求項1記載
    のブレーキ警報装置。
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