JP3115891B2 - カラーフィルム走査装置 - Google Patents
カラーフィルム走査装置Info
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- JP3115891B2 JP3115891B2 JP04501989A JP50198992A JP3115891B2 JP 3115891 B2 JP3115891 B2 JP 3115891B2 JP 04501989 A JP04501989 A JP 04501989A JP 50198992 A JP50198992 A JP 50198992A JP 3115891 B2 JP3115891 B2 JP 3115891B2
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はカラーフィルム走査装置に関し、特に、複数
の個々の成分カラーでカラー陰画即ち透明フィルムを走
査するためのソリッドステートリニア作像アレイ装置を
利用する装置に関する。
の個々の成分カラーでカラー陰画即ち透明フィルムを走
査するためのソリッドステートリニア作像アレイ装置を
利用する装置に関する。
背景技術 普通、カラーフィルム画像の走査は、レンズを通して
画像を投影し、ビームスプリッタを使用してカラーを赤
色、緑色及び青色の光に分解し、個々の色の画像を3つ
の別個のリニアセンサアレイ(典型的には、チャージカ
ップル装置(CCD)型式のもの)上に合焦することによ
り、行う。この技術は有効だか、いくつかの欠点を有す
る。例えば、光学装置の素子間の厳密な光学的整合が必
要であり、レンズ、ビームスプリッタ等の光学素子やこ
れに関連する装着ハードウエアを設けねばならないし、
厳密な光学的整合を行わねばならないので、著しくコス
ト高となってしまう。更に、光学的整合に必要な空間の
ため、所望のコンパクトなスキャナーに適さない大型の
装置となってしまう。
画像を投影し、ビームスプリッタを使用してカラーを赤
色、緑色及び青色の光に分解し、個々の色の画像を3つ
の別個のリニアセンサアレイ(典型的には、チャージカ
ップル装置(CCD)型式のもの)上に合焦することによ
り、行う。この技術は有効だか、いくつかの欠点を有す
る。例えば、光学装置の素子間の厳密な光学的整合が必
要であり、レンズ、ビームスプリッタ等の光学素子やこ
れに関連する装着ハードウエアを設けねばならないし、
厳密な光学的整合を行わねばならないので、著しくコス
ト高となってしまう。更に、光学的整合に必要な空間の
ため、所望のコンパクトなスキャナーに適さない大型の
装置となってしまう。
ビームスプリッタ及び別個のリニア作像アレイを必要
としない改良したスキャナー装置は本出願人に係る米国
特許第4,278,995号明細書に開示されている。この装置
においては、カラー画像は普通のレンズ光学装置により
トリ(3つの)リニアCCDアレイ上に合焦され、赤色、
緑色及び青色にそれぞれ対応するこれらのリニアアレイ
は共通平面内で並置している。3つのアレイのうちの2
つのアレイからの信号出力は適当な量だけ時間遅れを生
じさせ、保証ビデオ信号処理回路へ同時に供給されるべ
き共通の画素に対応する赤色、緑色及び青色の値を提供
する。米国特許第4,675,727号明細書においては、同様
のトリリニア装置を使用して書類を走査するが、普通の
レンズ装置の代わりにSELFOCレンズ装置を用いている。
このレンズ装置においては、個々の顕微鏡的なレンズ素
子をCCDアレイのフォトサイト(photosites)に整合さ
せ、画像をアレイ上に合焦させる。この型式の装置はビ
ームスプリッタに関して改善を図ったが、満足できる作
動のための厳密な整合を考慮する高価な光学合焦装置を
依然として必要としていた。
としない改良したスキャナー装置は本出願人に係る米国
特許第4,278,995号明細書に開示されている。この装置
においては、カラー画像は普通のレンズ光学装置により
トリ(3つの)リニアCCDアレイ上に合焦され、赤色、
緑色及び青色にそれぞれ対応するこれらのリニアアレイ
は共通平面内で並置している。3つのアレイのうちの2
つのアレイからの信号出力は適当な量だけ時間遅れを生
じさせ、保証ビデオ信号処理回路へ同時に供給されるべ
き共通の画素に対応する赤色、緑色及び青色の値を提供
する。米国特許第4,675,727号明細書においては、同様
のトリリニア装置を使用して書類を走査するが、普通の
レンズ装置の代わりにSELFOCレンズ装置を用いている。
このレンズ装置においては、個々の顕微鏡的なレンズ素
子をCCDアレイのフォトサイト(photosites)に整合さ
せ、画像をアレイ上に合焦させる。この型式の装置はビ
ームスプリッタに関して改善を図ったが、満足できる作
動のための厳密な整合を考慮する高価な光学合焦装置を
依然として必要としていた。
それ故、本発明の目的は、従来既知の走査装置の有す
る欠点を排除したカラーフィルム走査装置を提供するこ
とである。
る欠点を排除したカラーフィルム走査装置を提供するこ
とである。
本発明の別の目的は、高価で大きな空間を必要とする
ビームスプリッタ及び光学合焦装置を必要としないカラ
ーフィルム走査装置を提供することである。
ビームスプリッタ及び光学合焦装置を必要としないカラ
ーフィルム走査装置を提供することである。
本発明の他の目的は、適正な作動のために厳密な光学
的整合及びその維持を必要としないカラーフィルム走査
装置を提供することである。
的整合及びその維持を必要としないカラーフィルム走査
装置を提供することである。
発明の開示 本発明の上記目的を達成するため、カラーフィルム走
査装置は、(イ)フィルムをゲートを通して前進させた
ときに、走査される画像の主走査方向にフィルムを案内
するためのフィルムトラックと、(ロ)フィルムトラッ
ク内のフィルム面画定用と、(ハ)フィルム面画定用面
内に設けた細長い走査開口とを備えた走査ゲートを有す
る。開口の長手方向は主走査方向に直角な画像の副走査
方向に向いている。好ましくはコリメートした光の点光
源である光源は、走査ゲート内で走査開口と同じフィル
ムの側に位置する。ソリッドステート画像走査装置は光
源とは反対側のフィルムの側で走査開口に設けられ、複
数個の平行なリニアアレイセンサで構成され、これらの
リニアアレイセンサは走査開口に整合し、合焦レンズや
ビームスプリッタの如き光学装置を介在させることなく
フィルム面内のフィルム画像に直接さらされる。その結
果、リニアセンサは走査開口でフィルムに近接して位置
し、フィルム面から所定の量だけ僅かに離れた平面内に
存在する。各リニアセンサは画像の異なる色にそれぞれ
反応し、各センサは複数個の画素感知フォトサイトを有
し、これらのフォトサイトは、所定のピッチだけ隣接す
るフォトサイトから離れており、リニアアレイの少なく
とも1つにおけるフォトサイトの寸法及びフォトサイト
間のピッチは、センサの面とフィルムの面との間の間隔
に関して、各連続するフォトサイトが、副走査方向にお
いて隣接する画素からの光が実質上重なることなしに、
フィルム上の対応する画素からの実質上すべての光に露
呈されるように選定してある。本発明の好ましい実施例
においては、リニアアレイはそれぞれ、画像の赤色、緑
色及び青色に応答し、赤色及び緑色に応答するアレイは
上述したフォトサイトの寸法及びピッチの関係を使用す
る。青色に応答するアレイは赤色及び緑色に応答するア
レイと同じピッチを有するが、一層大きな寸法のフォト
サイトを使用する。これは、青色のある画素のクロスト
ークを生じさせるが、画素における青色に比べて赤色及
び緑色の情報が比較的強いので、差し障りがないものと
考えられる。
査装置は、(イ)フィルムをゲートを通して前進させた
ときに、走査される画像の主走査方向にフィルムを案内
するためのフィルムトラックと、(ロ)フィルムトラッ
ク内のフィルム面画定用と、(ハ)フィルム面画定用面
内に設けた細長い走査開口とを備えた走査ゲートを有す
る。開口の長手方向は主走査方向に直角な画像の副走査
方向に向いている。好ましくはコリメートした光の点光
源である光源は、走査ゲート内で走査開口と同じフィル
ムの側に位置する。ソリッドステート画像走査装置は光
源とは反対側のフィルムの側で走査開口に設けられ、複
数個の平行なリニアアレイセンサで構成され、これらの
リニアアレイセンサは走査開口に整合し、合焦レンズや
ビームスプリッタの如き光学装置を介在させることなく
フィルム面内のフィルム画像に直接さらされる。その結
果、リニアセンサは走査開口でフィルムに近接して位置
し、フィルム面から所定の量だけ僅かに離れた平面内に
存在する。各リニアセンサは画像の異なる色にそれぞれ
反応し、各センサは複数個の画素感知フォトサイトを有
し、これらのフォトサイトは、所定のピッチだけ隣接す
るフォトサイトから離れており、リニアアレイの少なく
とも1つにおけるフォトサイトの寸法及びフォトサイト
間のピッチは、センサの面とフィルムの面との間の間隔
に関して、各連続するフォトサイトが、副走査方向にお
いて隣接する画素からの光が実質上重なることなしに、
フィルム上の対応する画素からの実質上すべての光に露
呈されるように選定してある。本発明の好ましい実施例
においては、リニアアレイはそれぞれ、画像の赤色、緑
色及び青色に応答し、赤色及び緑色に応答するアレイは
上述したフォトサイトの寸法及びピッチの関係を使用す
る。青色に応答するアレイは赤色及び緑色に応答するア
レイと同じピッチを有するが、一層大きな寸法のフォト
サイトを使用する。これは、青色のある画素のクロスト
ークを生じさせるが、画素における青色に比べて赤色及
び緑色の情報が比較的強いので、差し障りがないものと
考えられる。
図面の簡単な説明 図において、 第1図は本発明のフィルム走査装置の側面図、 第2図は第1図のフィルム走査装置の分解部品斜視
図、 第3図は本発明の特徴に従って構成したトリリニアCC
Dセンサアレイの説明図、 第4図及び第5図は本発明の作動を説明するためのグ
ラフである。
図、 第3図は本発明の特徴に従って構成したトリリニアCC
Dセンサアレイの説明図、 第4図及び第5図は本発明の作動を説明するためのグ
ラフである。
発明を実施するための形態 第1図及び第2図を参照すると、フィルム走査装置10
は長手方向の走査開口16を取り囲むフィルム面14に沿っ
てフィルム13を長手方向に案内するためのフィルムトラ
ック12を有する走査ゲート台(プラットフォーム)11を
具備する。フイルムスキャナーの設計において既知の如
く、トラック12は僅かに湾曲していて、フィルムが走査
開口16を通るときに、フィルムを横断方向即ちクロス走
査方向において平坦に維持する補助をなす。更に、テン
ションローラ18(第1図)はトラツク上でフィルムを強
固に保持し、走査開口16上でフィルムを適所に保持する
補助をなす。ローラ18はまた、走査ゲートを通して供給
リールから巻取りリール(共に図示せず)へフィルムを
引っ張る駆動ローラとしての機能をも果たす。本明細書
において、フィルム上の画像の走査に関して「主走査方
向」という用語は、フィルムが走査開口16上を前進する
方向とは反対の、画像走査が進行する方向を意味するも
のとする。これに対応して、「副走査方向」という用語
は、主走査方向に対して90度の角度をなし走査開口16の
長手方向に平行な横断走査方向を意味するものとする。
は長手方向の走査開口16を取り囲むフィルム面14に沿っ
てフィルム13を長手方向に案内するためのフィルムトラ
ック12を有する走査ゲート台(プラットフォーム)11を
具備する。フイルムスキャナーの設計において既知の如
く、トラック12は僅かに湾曲していて、フィルムが走査
開口16を通るときに、フィルムを横断方向即ちクロス走
査方向において平坦に維持する補助をなす。更に、テン
ションローラ18(第1図)はトラツク上でフィルムを強
固に保持し、走査開口16上でフィルムを適所に保持する
補助をなす。ローラ18はまた、走査ゲートを通して供給
リールから巻取りリール(共に図示せず)へフィルムを
引っ張る駆動ローラとしての機能をも果たす。本明細書
において、フィルム上の画像の走査に関して「主走査方
向」という用語は、フィルムが走査開口16上を前進する
方向とは反対の、画像走査が進行する方向を意味するも
のとする。これに対応して、「副走査方向」という用語
は、主走査方向に対して90度の角度をなし走査開口16の
長手方向に平行な横断走査方向を意味するものとする。
フィルム走査装置10はまた、ランプハウジング22内に
位置した適当なスペクトル特性を有する光源20を備え、
ランプハウジングは普通のハウジングカバーを取り外し
た状態で示してある。現段階で好ましい実施例におい
て、光源20はタングステンハロゲンランプである。図示
のように、光源20は走査開口16から実質的な距離を隔て
て位置し、コリメートした光の点光源として有効に作用
し、フィルムが走査開口16を通過するときにフィルムを
照射する。フィルタ装着ブラケット23、23aは好ましく
はランプハウジング内に位置し、既知のように、光源と
走査開口との間で1以上のフィルタ24を保持する。フィ
ルタ24は中立(ニュートラル)濃度フィルタ、カラー収
集フィルタ及び赤外線フィルタで構成するとよく、赤外
線フィルタは、タングステンハロゲンランプが高い赤外
線を発するので、特に有用である。
位置した適当なスペクトル特性を有する光源20を備え、
ランプハウジングは普通のハウジングカバーを取り外し
た状態で示してある。現段階で好ましい実施例におい
て、光源20はタングステンハロゲンランプである。図示
のように、光源20は走査開口16から実質的な距離を隔て
て位置し、コリメートした光の点光源として有効に作用
し、フィルムが走査開口16を通過するときにフィルムを
照射する。フィルタ装着ブラケット23、23aは好ましく
はランプハウジング内に位置し、既知のように、光源と
走査開口との間で1以上のフィルタ24を保持する。フィ
ルタ24は中立(ニュートラル)濃度フィルタ、カラー収
集フィルタ及び赤外線フィルタで構成するとよく、赤外
線フィルタは、タングステンハロゲンランプが高い赤外
線を発するので、特に有用である。
複数個のリニアアレイセンサを有するリニアアレイ画
像センサ26は走査開口16の上方に位置し、このアレイセ
ンサはクロス走査方向において走査開口16の長手方向に
整合している。センサ26を収容するためのソケット28は
支持ブラケット30上に装着され、ホルダ34により適所に
保持される。画像センサ26のソケット28内へ挿入したと
き、このセンサはブラケット36により適所に保持され
る。ブラケット36及びホルダ34は適当なネジ止め具によ
り支持ブラケット30に固定するとよい。支持ブラケット
30は適当なネジ止め具により走査ゲート台11上に保持さ
れる。可撓性のブラシフレーム32を随意に設けて、画像
センサを取り巻き、光シールド及びフィルムクリーニン
グ装置として作用させるとよい。
像センサ26は走査開口16の上方に位置し、このアレイセ
ンサはクロス走査方向において走査開口16の長手方向に
整合している。センサ26を収容するためのソケット28は
支持ブラケット30上に装着され、ホルダ34により適所に
保持される。画像センサ26のソケット28内へ挿入したと
き、このセンサはブラケット36により適所に保持され
る。ブラケット36及びホルダ34は適当なネジ止め具によ
り支持ブラケット30に固定するとよい。支持ブラケット
30は適当なネジ止め具により走査ゲート台11上に保持さ
れる。可撓性のブラシフレーム32を随意に設けて、画像
センサを取り巻き、光シールド及びフィルムクリーニン
グ装置として作用させるとよい。
上記米国特許明細書に開示された如き型式の従来のリ
ニアセンサアレイにおいては、各アレイのフォトサイト
は互いに当接し、その結果、隣接するフォトサイト間の
ピッチは1に等しかつた。しかし、第3図に示すよう
に、本発明の特定な特徴によれば、赤色、緑色及び青色
のリニアセンサアレイR、G、Bのフォトサイト40、4
2、44は1以上の所定のピッチで離間している。本発明
の好ましい実施例においては、3に等しいピツチ、即ち
アレイの長手方向寸法における3倍のフォトサイトの寸
法を使用する。従って、フォトサイトの寸法を0.014mm
×0.014mmとすれば、ピッチは0.042mmとなる(すなわ
ち、隣接するフォトサイトの中心間距離は0.042mmとな
る)。この間隔は重要である。その理由は、この間隔に
より、CCD作像センサの表面をフィルムの面からある距
離Zだけ離間させることができるからである。従って、
フィルムとセンサとの間に光学系が無い場合、各個のフ
ォトサイトは、隣接するフォトサイトのクロストークを
伴わずしかもフィルム画像の有効領域(即ち画素間の間
隔)の不走査を生じることなく、フィルムの一定の部分
即ち画素を見ることとなる。これは、適正に設定した角
度からの光を受入れるフォトサイトの能力によるもので
ある。これを第4図及び第5図に示すが、これらの図面
はセンサ面とフィルム面との間の間隔、及び各フォトサ
イトがフィルム面内の対応する画素を「見る」方法を示
す。これらの図面において、Xはセンサアレイのリニア
方向における隣接するフォトサイトの中心間距離を表
し、Yは主走査方向における各リニアセンサ間の間隔を
表し、Zはセンサ面とフィルム面との間の間隔を表す。
図示のように、主走査方向における隣接するリニアアレ
イ間のライン間距離はクロス走査方向におけるフォトサ
イト間の間隔Xより大きい。これにより、クロス走査方
向に比べて一層大きな主走査方向におけるフォトサイト
の視角により生じるセンサのライン間クロストークを排
除する。本発明の好ましい実施例では、フォトサイトの
基本的な寸法は0.014mm×0.014mmであり、アレイのリニ
ア方向におけるフォトサイトのピッチは0.042mmであ
り、主走査方向におけるアレイ間の間隔は0.112mmであ
り、Z方向における間隔は0.065インチ(1.651mm)であ
る。
ニアセンサアレイにおいては、各アレイのフォトサイト
は互いに当接し、その結果、隣接するフォトサイト間の
ピッチは1に等しかつた。しかし、第3図に示すよう
に、本発明の特定な特徴によれば、赤色、緑色及び青色
のリニアセンサアレイR、G、Bのフォトサイト40、4
2、44は1以上の所定のピッチで離間している。本発明
の好ましい実施例においては、3に等しいピツチ、即ち
アレイの長手方向寸法における3倍のフォトサイトの寸
法を使用する。従って、フォトサイトの寸法を0.014mm
×0.014mmとすれば、ピッチは0.042mmとなる(すなわ
ち、隣接するフォトサイトの中心間距離は0.042mmとな
る)。この間隔は重要である。その理由は、この間隔に
より、CCD作像センサの表面をフィルムの面からある距
離Zだけ離間させることができるからである。従って、
フィルムとセンサとの間に光学系が無い場合、各個のフ
ォトサイトは、隣接するフォトサイトのクロストークを
伴わずしかもフィルム画像の有効領域(即ち画素間の間
隔)の不走査を生じることなく、フィルムの一定の部分
即ち画素を見ることとなる。これは、適正に設定した角
度からの光を受入れるフォトサイトの能力によるもので
ある。これを第4図及び第5図に示すが、これらの図面
はセンサ面とフィルム面との間の間隔、及び各フォトサ
イトがフィルム面内の対応する画素を「見る」方法を示
す。これらの図面において、Xはセンサアレイのリニア
方向における隣接するフォトサイトの中心間距離を表
し、Yは主走査方向における各リニアセンサ間の間隔を
表し、Zはセンサ面とフィルム面との間の間隔を表す。
図示のように、主走査方向における隣接するリニアアレ
イ間のライン間距離はクロス走査方向におけるフォトサ
イト間の間隔Xより大きい。これにより、クロス走査方
向に比べて一層大きな主走査方向におけるフォトサイト
の視角により生じるセンサのライン間クロストークを排
除する。本発明の好ましい実施例では、フォトサイトの
基本的な寸法は0.014mm×0.014mmであり、アレイのリニ
ア方向におけるフォトサイトのピッチは0.042mmであ
り、主走査方向におけるアレイ間の間隔は0.112mmであ
り、Z方向における間隔は0.065インチ(1.651mm)であ
る。
第3図を再度参照すると、青色に応答するリニアアレ
イBのフォトサイト44は赤色及び緑色に応答するアレイ
R、Gの対応するフォトサイトより大きい。これは、セ
ンサの青色に対する応答性が赤色及び緑色に対する応答
性より低いという事実を考慮したためである。図示の実
施例においては、青色用のフォトサイトの寸法は赤色及
び緑色用のフォトサイトの寸法のほぼ2倍である。しか
し、青色用のフォトサイトのためのピッチは赤色及び緑
色用のフォトサイトのためのピッチと同じである。従っ
て、一定のフォトサイト寸法及びZ寸法に関するピッチ
におけるフォトサイト間の画素のクロストークが実質上
生じないことを示す第4図の構成は、好ましい実施例に
おいては、赤色及び緑色に応答するアレイのみに適用す
る。青色用のフォトサイトの寸法が著しく大きいので、
これらのフォトサイトは青色スペクトルにおける画素ク
ロストークに起因する隣接するフォトサイトの重なった
部分を「見る」こととなる。しかし、これは差し障りを
生じない。その理由は、赤色及び緑色のスペクトルにお
ける画像情報の内容が青色スペクトルにおける画像情報
の内容よりかなり強力であり、従って、青色スペクトル
におけるクロストークが走査方法にとって支障とならな
いからである。
イBのフォトサイト44は赤色及び緑色に応答するアレイ
R、Gの対応するフォトサイトより大きい。これは、セ
ンサの青色に対する応答性が赤色及び緑色に対する応答
性より低いという事実を考慮したためである。図示の実
施例においては、青色用のフォトサイトの寸法は赤色及
び緑色用のフォトサイトの寸法のほぼ2倍である。しか
し、青色用のフォトサイトのためのピッチは赤色及び緑
色用のフォトサイトのためのピッチと同じである。従っ
て、一定のフォトサイト寸法及びZ寸法に関するピッチ
におけるフォトサイト間の画素のクロストークが実質上
生じないことを示す第4図の構成は、好ましい実施例に
おいては、赤色及び緑色に応答するアレイのみに適用す
る。青色用のフォトサイトの寸法が著しく大きいので、
これらのフォトサイトは青色スペクトルにおける画素ク
ロストークに起因する隣接するフォトサイトの重なった
部分を「見る」こととなる。しかし、これは差し障りを
生じない。その理由は、赤色及び緑色のスペクトルにお
ける画像情報の内容が青色スペクトルにおける画像情報
の内容よりかなり強力であり、従って、青色スペクトル
におけるクロストークが走査方法にとって支障とならな
いからである。
以上説明したように、光学系の利用の必要性を排除し
一定の画像領域を走査するに必要なフォトサイトの数を
比較的少なくした新規なトリリニア型の画像センサを使
用する新規でコンパクトなフィルム走査装置を提供でき
る。従って、この走査装置は小型で、複雑さを伴わな
い。フォトサイトの数が少ないので、電子画像信号処理
回路のコスト及び複雑さも減少する。
一定の画像領域を走査するに必要なフォトサイトの数を
比較的少なくした新規なトリリニア型の画像センサを使
用する新規でコンパクトなフィルム走査装置を提供でき
る。従って、この走査装置は小型で、複雑さを伴わな
い。フォトサイトの数が少ないので、電子画像信号処理
回路のコスト及び複雑さも減少する。
現段階で好ましい実施例につき本発明を説明したが、
本発明の要旨内で種々の変形や修正が可能であることは
言うまでもない。
本発明の要旨内で種々の変形や修正が可能であることは
言うまでもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロットナー,ブルース・イー アメリカ合衆国ニューヨーク州14626, ロチェスター,サニータ・ドライブ 289 (56)参考文献 特開 昭58−40873(JP,A) 特開 昭60−263573(JP,A) 特開 昭61−146072(JP,A) 特開 昭62−81163(JP,A) 特開 昭63−292762(JP,A) 特開 平1−164165(JP,A) 特開 平1−238367(JP,A) 特開 平3−54964(JP,A) 特開 平3−99574(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207
Claims (6)
- 【請求項1】カラーフィルム走査装置において、 (イ)フィルムが走査ゲートを通して前進するときに走
査される画像の主走査方向にフィルムを案内するための
フィルムトラックと、(ロ)前記フィルムトラック内の
フイルム面画定用面と、(ハ)フィルム面画定用面内に
設けられ、前記主走査方向に直角な画像の副走査方向に
伸びる細長い走査開口とを備えた走査ゲート; 前記走査ゲートにおいて前記走査開口と同じフィルムの
側に位置した光源;及び、 前記走査開口に整合し、光学手段又はビームスプリッタ
手段を介在させずに前記フィルム面内のフィルムの画像
に直接さらされる複数個の平行なリニアアレイセンサを
備えたソリッドステート画像走査手段であって、各リニ
アアレイセンサが複数個の画素感知フォトサイトを有
し、該リニアアレイセンサが前記フィルム面から所定の
量だけ離れた面内に存在し、該各リニアアレイセンサ内
の前記フォトサイトが同リニアアレイセンサの長手方向
において所定のピッチだけ互いに離間しており、該リニ
アアレイの少なくとも1つにおいては、当該フォトサイ
トの寸法及び同フォトサイト間のピッチが、前記リニア
アレイセンサの面と前記フィルム面との間の間隔に関し
て、当該少なくとも1つのリニアアレイの隣接するフォ
トサイトを、前記副走査方向における隣接する画素から
の光が実質的に重なることなしに、画像上の対応する画
素からの実質上すべての光に露呈させるように選択して
あるソリッドステート画像走査手段; を備えたカラーフィルム走査装置。 - 【請求項2】請求の範囲第1項に記載のカラーフィルム
走査装置において、前記各リニアアレイセンサ内のフォ
トサイト間のピッチが実質上同じであるカラーフィルム
走査装置。 - 【請求項3】請求の範囲第1項に記載のカラーフィルム
走査装置において、前記画像走査手段がフィルムの画像
の赤色、緑色及び青色にそれぞれ別個に応答する3つの
リニアセンサを有するカラーフィルム走査装置。 - 【請求項4】請求の範囲第3項に記載のカラーフィルム
走査装置において、前記リニアセンサのうちの1つにお
けるフォトサイトのカラー応答領域が残りのリニアセン
サにおけるフォトサイトのカラー応答領域とは異なるカ
ラーフィルム走査装置。 - 【請求項5】請求の範囲第3項に記載のカラーフィルム
走査装置において、青色に応答する前記リニアセンサに
おけるフォトサイトのカラー応答領域が赤色及び緑色に
応答する前記リニアセンサにおけるフォトサイトのカラ
ー応答領域より大きいカラーフィルム走査装置。 - 【請求項6】請求の範囲第1項に記載のカラーフィルム
走査装置において、前記光源が画像センサ手段へのコリ
メートした点光源として有効に作用するのに十分な距離
だけ前記走査開口から離間しているカラーフィルム走査
装置。
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