JP3115678U - 断面円形部材の屈曲部用カバー - Google Patents

断面円形部材の屈曲部用カバー Download PDF

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Abstract


【課題】 断面円形部材の屈曲部を、その外面との間に大きな隙間を形成することなく覆うことのできる構造を実現して、その部材を効果的に保護・保温することのできる断面円形部材の屈曲部用カバーを提供すること。
【解決手段】 配管の屈曲部の外側外面を覆う背甲部13と、この背甲部13に連設されてその屈曲部の内側に向って外面を覆うように延在するアゴ部16、17とを備えて、そのアゴ部16、17の先端部に互いに係合可能に形成された雄係合部22および雌係合部21が配置された屈曲部用カバー10であって、雌係合部21は、アゴ部16の先端部の外側に配置されるとともに対面構造に作製されて内部に雌側突当部27が配設されており、雄係合部22は、アゴ部17の先端部で係合方向に連続する雄側突当部29が配列されている。
【選択図】 図2

Description

本考案は、断面円形部材の屈曲部用カバーに関し、詳しくは、内装する断面円形部材をその外面との間に大きな隙間を形成することなく覆うことのできるものに関する。
従来より、水道などの配管(円筒形状などの断面円形部材)には、急激な温度変化の影響を受けないように保温する断熱材などをその配管の周囲に設置して保護することが行われており、例えば、水道管などでは、内部で水等が凍って破損してしまうことを防止している。
このような断熱材は、その素材表面の耐久性が低いことから、保護テープを巻いた上で、さらに、その保護テープが劣化して剥がれてしまうことを回避するために、その全体を覆うようにカバーを取り付けて保護するのが一般的である。
例えば、直線状の配管の場合には、その周囲に直線状の円筒形状に形成されたカバーが取り付けられており(例えば、特許文献1〜3を参照)、また、配管が屈曲する箇所には直線状のカバーを取り付けることができないので、その屈曲部に倣う形状に作製したカバーを取り付けることにより(例えば、特許文献3、4を参照)、配管の全体を覆うことを実現している。
特開平9−269097号公報 登録実用新案第3060566号公報 登録実用新案第3079994号公報 実開昭60−194696号公報
このような断面円形部材用のカバーにあっては、配管の延在方向に形成された割り部を拡開させることによりその配管を内部に収装し、この後に、その割り部を閉じるように接近させて係合させることにより内部に配管を収装して覆う状態を維持するように設計されている。
しかしながら、上記の文献に記載の断面円形部材用のカバーのように、割り部間を閉じた状態に係合させる機構として、一方を他方の内部に差し込んで係止させる、所謂、雄雌構造を採用するものでは、雄側を差し込む雌側が断面円形部材を内装する内側に位置すると、その雌側の形状が断熱材などを含む断面円形部材の外面との間に隙間を画成することになり、その断熱材による保温・保護の効果を低下させてしまう。
また、配管などの断面円形部材やその周囲に設置する断熱材などの寸法は、ある程度、高精度に作製することは可能であるが、断面円形部材用のカバーは、所謂、板金加工であることから、内装する断面円形部材の表面に密接させるほど高精度に作製することが難しく、同様に、その断面円形部材の外面との間に画成される隙間により断熱材による保温・保護の効果を低下させてしまう。
ここで、内装する断面円形部材の屈曲部を覆う箇所に設置するカバーは、手作業で作製するものも多く、高精度な寸法精度で作製するのが特に困難であることから、内装する断面円形部材の外面との間に画成される隙間が大きくなり易く、その断熱材による保温・保護の効果を十分に得ることができるように調整することが難しい場合がある。
そこで、本考案は、断面円形部材の屈曲部を、その外面との間に大きな隙間を形成することなく容易に覆うことのできる構造を実現して、その屈曲部を効果的に保護・保温することのできる断面円形部材の屈曲部用カバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決する断面円形部材の屈曲部用カバーの第1の考案は、断面円形部材の屈曲部を外側から内側に向かって覆うように板材が湾曲形成された断面円形部材の屈曲部用カバーであって、断面円形部材の屈曲部の内側に対応する位置に、互いに係合または離隔可能に形成された雄係合部と雌係合部が配置されており、該雌係合部は、本体部の外側に配置されていることを特徴とするものである。ここで、断面円形部材とは、延在方向と直交する方向の断面の外形が概略円形になる部材を意味しており、円筒形状や円柱形状も含まれて、また、その断面形状の外形が真円でなくとも良い。
この考案では、断面円形部材の屈曲部を内装可能に互いに拡開(離隔)させた後に接近・閉止させて内装する状態に係合させる雄係合部と雌係合部は、カバー本体部の外側に位置するので、雄係合部を差し込んだ雌係合部が内装する部材の外面からカバー本体部を離隔させて隙間を画成させてしまうことがなく、内装する部材の外面を近接する状態で覆うことができる。したがって、内装する部材を高品質に覆うことができる。
上記課題を解決する断面円形部材の屈曲部用カバーの第2の考案は、上記第1の考案の特定事項に加え、前記雌係合部は本体部先端の外側に沿う対面構造に形成されるとともに、前記雄係合部は本体部先端を該雌係合部の対面構造内に差し込み可能に形成されており、該雌係合部の対面構造内および雄係合部に、互いに離隔する方向への移動に対して突き当たって係止する突当部が形成されていることを特徴とするものである。
この考案では、対面構造の雌係合部内に雄係合部を差し込むと、内部の突当部により互いに離隔する方向に移動して拡開してしまうことが制限される。したがって、雄係合部との係合を維持する突当部を雌係合部内に内包して外部に露出することがなく、外部の部材などとの接触により不用意に外れてしまうことを制限することができ、内装部材を覆う状態を信頼性高く維持することができる。
上記課題を解決する断面円形部材の屈曲部用カバーの第3の考案は、上記第2の考案の特定事項に加え、前記雌係合部は、本体部からの第1延長部分を該本体部の外面に沿うように外側に折り返されて対面する第1対面部と、該第1対面部からの第2延長部分を当該第1対面部に沿うように外側に折り返されて対面する第2対面部と、該第2対面部からの第3延長部分を当該第2対面部に沿うように内側に折り返されて第1、第2対面部の対面構造の中間に位置する端面により構成された雌側突当部と、を備えており、前記雄係合部は、本体部の先端部分が雌係合部の第1、第2対面部による対面構造内の雌側突当部よりも奥に差込可能に形成されているとともに、当該差込後には該雌側突当部に対向して突き当る形状に形成された雄側突当部が当該本体部の先端部分に形成されていることを特徴とするものである。
この考案では、断面円形部材の屈曲部の内側に対応するカバー本体部の先端部分を延長して、その延長部分を繰り返し折り返すだけで、第1、第2対面部の対面する対面構造内に雌側突当部が位置する雌係合部を作製することができ、反対側のカバー本体部の先端をこの雌係合部内に差し込み可能で雄側突当部を有する雄係合部に作製すればよい。したがって、カバー本体部の先端部分に雌係合部と雄係合部を容易に形成して作製することができる。
上記課題を解決する断面円形部材の屈曲部用カバーの第4の考案は、上記第1から3のいずれかの考案の特定事項に加え、前記雌係合部および雄係合部には、離隔する方向への移動に対して互いに突き当たって係止する突当部が形成されており、該雌係合部または雄係合部の突当部の一方あるいは双方が、互いに離隔する方向に連続する複数箇所に形成されていることを特徴とするものである。
この考案では、雌係合部の雌側突当部と雄係合部の雄側突当部が拡開した状態から接近して閉止する状態にした後に、再度、離隔する方向に移動しようとするのを互いに突き当たって係合することにより係止する位置を複数箇所に設定することができる。したがって、内装する断面円形部材に対するカバー本体部の寸法が多少違っていたとしても、雌係合部と雄係合部の係合位置を互いに近接・離隔する方向に調整することができ、カバー本体部を内装する断面円形部材の外面に接近させて高品質に覆うことができる。
このように本考案によれば、断面円形部材の屈曲部をカバー本体部内に内装可能に拡開するとともに互いに係合して閉止状態にする雄係合部と雌係合部が、そのカバー本体部の外側で係合する構造にすることにより、カバー本体部と内装する断面円形部材の外面との間に大きな隙間が画成されることを回避することができ、内装する断面円形部材を高品質に覆うことができる。また、雌係合部と雄係合部を係合させる突当部を互いに近接・離隔する方向の複数箇所に設定して多段にすることにより、高精度な寸法精度を要求することなく、雌係合部と雄係合部の係合位置を調整してカバー本体部を内装する断面円形部材の外面に接近させることができ、内装する断面円形部材を高品質に覆うことができる。したがって、カバー本体部により内装する断面円形部材を高品質に覆って保温・保護することができ、その部材を十分に機能させることができる。
以下、本考案の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本考案に係る断面円形部材の屈曲部用カバーの一実施形態を示す図である。
図1において、屈曲部用カバー10は、延在する方向に対する直交方向の断面の外形が概略円形になる円筒形状などの断面円形部材の屈曲部を、上記の文献1〜3に記載のものと概略同様に構成された不図示の直線部用カバーと共に覆って保護・保温するように設計されている。この屈曲部用カバー10は、例えば、水道水や温水や冷媒などが流通する断面円形部材の配管の外面(その配管に断熱材が設置されている場合にはその外面)を覆うように、直線部用カバーが直線状に延在する円筒形状に作製されているのに対して、その直線部分に連続して屈曲する部分に倣う形状に作製されている。
この屈曲部用カバー10は、異形の短冊形状の板金(板材)11、12を海老の背状に繋ぎ合わせることにより配管の屈曲部の外側に沿うように湾曲する背甲部(本体部)13と、配管の屈曲部の内側に向って延在するように背甲部13(板金11、12)に繋ぎ合わされて先端側が互いに係合する銀杏の葉形状の板金(板材)14、15からなるアゴ部(本体部)16、17と、を備えることにより、配管の屈曲部に着脱してその全体を覆うことができるように設計されている。ここで、板金11、12、14、15は、スポット溶接18により連結されて繋ぎ合わされており、その連結部分にはロウ付け19がなされて隙間がないように作製されている。
これにより、屈曲部用カバー10は、アゴ部16、17の先端側を互いに離隔させて拡開することにより、配管の屈曲部の外側が背甲部13内に位置するように外装させることができ、背甲部13およびアゴ部16、17により画成される空間内に収納した後にそのアゴ部16、17の先端側を互いに係合させることによって、配管の屈曲部の全体を覆う状態を維持することができる。
具体的には、この屈曲部用カバー10は、雄雌構造に形成されて互いに係合する係合部21、22がアゴ部16、17の先端側に作製されており、その一方のアゴ部16(板金14)に配設される雌係合部21はその外側に形成されているとともに、他方のアゴ部17(板金15)の雄係合部22はその雌係合部21内に差し込むことにより係合させることができる。
屈曲部用カバー10の雌係合部21は、図2および図3に示すように、アゴ部16を構成する板金14を先端方向に延長した部分を繰り返し折り返すことにより、その内部に雄係合部22を差込可能な対面構造に形成してそのアゴ部16(板金14)の先端の外側に位置するように作製されており、そのアゴ部16(板金14)の先端に対面する底面部(第1対面部)25と、この底面部25に対面する天井部(第2対面部)26と、底面部25および天井部26の間の入口側(先端側)から奥側(後端側)への途中まで延在することによりその奥側から入口側に向う方向から見ると天井部26の内面から突出する段差形状となる雌側突当部27と、が形成されている。
この雌係合部21は、例えば、アゴ部16を構成する板金14の先端側を、底面部25、天井部26、雌側突当部27に必要な長さだけ延長した板材を準備しておき、まずは、雌側突当部27に必要な幅だけ端辺27aから後退した位置(雌係合部21の先端辺21a)を内側に折り曲げて(折り返して)雌側突当部27を形成する。この後に、アゴ部16先端の先端辺16aに対応する位置を外側に折り曲げる(折り返す)ことにより、そのアゴ部16の先端に対面する底面部25を連設する状態で形成する。また、同様に、雄係合部22を十分に差込可能にその先端辺16aから離隔する底面部25の後端辺25aに対応する位置(先端辺16a、21aの中間)を外側に折り曲げる(折り返す)ことにより、その底面部25に対面する天井部26を連設する状態で形成する。このように、雌係合部21は、これらの折り返す作業を繰り返すだけで容易に作製することができる。ここで、この雌係合部21の作製手順における先後端や内側や外側は、屈曲部用カバー10のアゴ部16を基準に記載するものである。また、この作製手順は、これに限るものではなく、先後の順番を入れ替えてもよいことは言うまでもない。
また、屈曲部用カバー10の雄係合部22には、図2〜図4に示すように、アゴ部17を構成する板金15の先端の幅方向に延在する切り込み28がその幅方向の3箇所に、また、そのアゴ部17先端の長さ方向の3箇所に形成されているとともに、それぞれの切り込み28の先端側を内側から外側に向って突出させる形状に形成された凸形状の雄側突当部29が作製されている。すなわち、この雄側突当部29は、雄係合部22の先端側から後端側に3段で連続する3列になるように形成されている。なお、この雄側突当部29は、このような凸形状の3段・3列に限るものではなく、2段以上の1列以上であればよく、また、雄係合部22の幅方向一杯に延在する形状であってもよいことは言うまでもない。
この雄係合部22は、例えば、アゴ部17を構成する板金15の両面側から挟み込んで切り込み28を入れる歯が付いているとともに、その切り込み28の先端側の板金15を内側から外側に向って押し上げる突起を有する工具により容易に作製することができる。ここで、この雄係合部22の作製における先後端や内側や外側は、屈曲部用カバー10のアゴ部17を基準に記載するものである。また、この作製工具は、これに限るものではなよいことは言うまでもない。
これにより、屈曲部用カバー10のアゴ部16、17は、そのアゴ部16(板金14)の先端の外側に沿うように形成された雌係合部21(対面構造)内の底面部25と天井部26の間に雄係合部22を容易に差し込むことができ、その差込量に応じて雄係合部22の雄側突当部29が雌係合部21の雌側突当部27を乗り越えた状態で係合させることができる。このアゴ部16、17は、外力や自身の弾性力などにより、先端部同士が離隔する引き抜き方向に移動しようとするが、雄側突当部29の3段のうちのいずれかの端辺29a(切り込み28の一辺)に雌側突当部27の端辺27aが突き当たって、その移動を制限(係止)することができ、互いに係合して背甲部13と共に配管の屈曲部を覆う状態を維持することができる。
このとき、屈曲部用カバー10の雌係合部21は、アゴ部16、17の外側で雄係合部22と係合することから、内装する配管の外面にアゴ部16、17をできるだけ接近させて覆う状態にすることができ、それらの間に隙間が画成されて配管を保護・保温する機能が損なわれてしまうことがない。また、この雌係合部21は、アゴ部16、17の外側に配置される構造であっても、底面部25と天井部26が対面する対面構造内に雄係合部22を差し込むことにより係合する構造であることから、雄係合部22が外部に露出して他の部材などに接触することにより不用意に外れてしまうことがなく、信頼性高く配管を内装する状態を維持することができる。さらに、この雌係合部21の雌側突当部27に突き当てて係合・係止させる雄係合部22の雄側突当部29を3段の複数箇所に整列させているので、内装する配管の外径に応じてその係合・係止位置を調整することができ、寸法精度に余裕を持たせて安価に作製することができる。
このように本実施形態においては、配管などの屈曲する部分であっても、アゴ部17の雄係合部22を差込・係合させるアゴ部16の雌係合部21に邪魔されることなく、屈曲部用カバー10の本体部(背甲部13とアゴ部16、17)に接近する状態で高品質に覆うことができる。また、その雄係合部22は、雌係合部21に係合・係止させる位置を多段に調整することができ、背甲部13やアゴ部16、17を高精度に作製することを要求することなく、配管の外形に応じて密接する状態に適宜調整することができる。したがって、内装する配管などを安価に作製可能な屈曲部用カバー10により高品質に覆って保温・保護することができ、内装する配管の断熱材などの機能を十分に発揮させることができる。
これまで本考案の一実施形態について説明したが、本考案は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。例えば、上述実施形態では、雄係合部22の雄側突当部29を多段に配列させる場合を説明するが、これに限るものではなく、雌係合部の雌側突当部を多段にしてもよく、また、双方を多段にすることもできる。また、上述実施形態では、配管の屈曲部を内装する屈曲部用カバー10の場合のみを説明するが、これに限らずに、直線状の配管を覆うカバーにも本発明を適用することができる。
本考案に係る断面円形部材の屈曲部用カバーの一実施形態を示す図であり、(a)はその概略全体構成を示す斜視図、(b)はその基本構成を示す平面図である。 その雄係合部と雌係合部を含む概略全体構成を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 その雄係合部と雌係合部の要部構成を示す図であり、(a)はその拡大平面図、(b)はその拡大断面側面図である。 その雄係合部の要部構成を示す係合方向から見たときの拡大断面正面図である。
符号の説明
10……屈曲部用カバー 11、12、14、15……板金 13……背甲部 13……湾曲本体部 16、17……アゴ部 21……雌係合部 22……雄係合部 25……底面部 26……天井部 27……雌側突当部 27a……端辺 28……切り込み 29……雄側突当部 29a……端辺

Claims (4)

  1. 断面円形部材の屈曲部を外側から内側に向かって覆うように板材が湾曲形成された断面円形部材の屈曲部用カバーであって、
    断面円形部材の屈曲部の内側に対応する位置に、互いに係合または離隔可能に形成された雄係合部と雌係合部が配置されており、
    該雌係合部は、本体部の外側に配置されていることを特徴とする断面円形部材の屈曲部用カバー。
  2. 前記雌係合部は本体部先端の外側に沿う対面構造に形成されるとともに、前記雄係合部は本体部先端を該雌係合部の対面構造内に差し込み可能に形成されており、
    該雌係合部の対面構造内および雄係合部に、互いに離隔する方向への移動に対して突き当たって係止する突当部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の断面円形部材の屈曲部用カバー。
  3. 前記雌係合部は、本体部からの第1延長部分を該本体部の外面に沿うように外側に折り返されて対面する第1対面部と、該第1対面部からの第2延長部分を当該第1対面部に沿うように外側に折り返されて対面する第2対面部と、該第2対面部からの第3延長部分を当該第2対面部に沿うように内側に折り返されて第1、第2対面部の対面構造の中間に位置する端面により構成された雌側突当部と、を備えており、
    前記雄係合部は、本体部の先端部分が雌係合部の第1、第2対面部による対面構造内の雌側突当部よりも奥に差込可能に形成されているとともに、当該差込後には該雌側突当部に対向して突き当る形状に形成された雄側突当部が当該本体部の先端部分に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の断面円形部材の屈曲部用カバー。
  4. 前記雌係合部および雄係合部には、離隔する方向への移動に対して互いに突き当たって係止する突当部が形成されており、
    該雌係合部または雄係合部の突当部の一方あるいは双方が、互いに離隔する方向に連続する複数箇所に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の断面円形部材の屈曲部用カバー。
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