JP3115670B2 - ガイド着脱構造とその製造方法 - Google Patents
ガイド着脱構造とその製造方法Info
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- JP3115670B2 JP3115670B2 JP04000517A JP51792A JP3115670B2 JP 3115670 B2 JP3115670 B2 JP 3115670B2 JP 04000517 A JP04000517 A JP 04000517A JP 51792 A JP51792 A JP 51792A JP 3115670 B2 JP3115670 B2 JP 3115670B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガイド着脱構造とその製
造方法に関する。
造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ガイドを竿に取り付けるに、竿素
材に抱き込み部を形成し、この抱き込み部にガイドの脚
部を載置して、その脚部を糸で巻き付け固定する方法を
採っていた。又、ガイドを固定しないものでは、ガイド
を竿心方向に移動できるものがあった。
材に抱き込み部を形成し、この抱き込み部にガイドの脚
部を載置して、その脚部を糸で巻き付け固定する方法を
採っていた。又、ガイドを固定しないものでは、ガイド
を竿心方向に移動できるものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれのガイ
ドも竿より取り外すことはできないので、次のような不
都合があった。つまり、振出竿を収納状態にして釣り場
を移動する際に、ガイドが突出する為に、釣り場の岩等
に当てて、ガイドを損傷させたり、竿を収納具に収納し
た際にガイドが他の荷物の間に入り込んで、扱いに困る
ことがあった。更に、海釣りの後は十分に水洗いをして
竿より塩分を落とさないと、竿の塗装面等でブリスター
現象を起したり、ガイドの脚部等が錆びることもある
が、ガイドを取り外すことが出来ないので、各竿材を分
解して洗うことが難しい状況であった。又、ガイドを取
り付ける為に、専用の取り付け用金具を設けたものもあ
るが、このように、専用の取り付け具を取り付けたもの
では、ガイドのみならず取り付け具そのものも大きく突
出する為に、糸絡みが発生し易く、かつ、取り付け具を
強固に取り付ける為に、竿のガイド取り付け部位を全周
に亘って肉圧部を形成しているところから、竿全体とし
て重いものになり、ガイド及びガイド取り付け具が海水
・海砂を付着させて成長させる核となっていた。本発明
の目的は、ガイド取り付け構造に簡単な変更を加えるこ
とによって、従来の欠点を解消できるものを提供する点
にある。
ドも竿より取り外すことはできないので、次のような不
都合があった。つまり、振出竿を収納状態にして釣り場
を移動する際に、ガイドが突出する為に、釣り場の岩等
に当てて、ガイドを損傷させたり、竿を収納具に収納し
た際にガイドが他の荷物の間に入り込んで、扱いに困る
ことがあった。更に、海釣りの後は十分に水洗いをして
竿より塩分を落とさないと、竿の塗装面等でブリスター
現象を起したり、ガイドの脚部等が錆びることもある
が、ガイドを取り外すことが出来ないので、各竿材を分
解して洗うことが難しい状況であった。又、ガイドを取
り付ける為に、専用の取り付け用金具を設けたものもあ
るが、このように、専用の取り付け具を取り付けたもの
では、ガイドのみならず取り付け具そのものも大きく突
出する為に、糸絡みが発生し易く、かつ、取り付け具を
強固に取り付ける為に、竿のガイド取り付け部位を全周
に亘って肉圧部を形成しているところから、竿全体とし
て重いものになり、ガイド及びガイド取り付け具が海水
・海砂を付着させて成長させる核となっていた。本発明
の目的は、ガイド取り付け構造に簡単な変更を加えるこ
とによって、従来の欠点を解消できるものを提供する点
にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のガイド着脱構造
の特徴構成は、竿素材（８）周面の周方向一部分に、庇
状にかつ周方向に延出させて竿心方向に一定間隔をもっ
たガイド（４又は６）取り付け用の庇状部材（５Ｃ）を
形成し、この庇状部材（５Ｃ）に前記ガイド（４又は
６）の脚部（４Ａ又は６Ａ）を抜き挿し可能な取り付け
用嵌合機構（５Ｂ）を形成してある点にあり、また、本
発明のガイド着脱構造の製造方法は、０前記竿素材
（８）周面の周方向一部分に、前記取り付け用嵌合機構
（５Ｂ）を形成する状態で、一体的に抱き込み部（５）
を形成し、前記抱き込み部（５）の一部を前記竿素材
（８）より切り離して前記庇状部材（５Ｃ）を形成する
点にあり、その作用効果は次の通りである。
の特徴構成は、竿素材（８）周面の周方向一部分に、庇
状にかつ周方向に延出させて竿心方向に一定間隔をもっ
たガイド（４又は６）取り付け用の庇状部材（５Ｃ）を
形成し、この庇状部材（５Ｃ）に前記ガイド（４又は
６）の脚部（４Ａ又は６Ａ）を抜き挿し可能な取り付け
用嵌合機構（５Ｂ）を形成してある点にあり、また、本
発明のガイド着脱構造の製造方法は、０前記竿素材
（８）周面の周方向一部分に、前記取り付け用嵌合機構
（５Ｂ）を形成する状態で、一体的に抱き込み部（５）
を形成し、前記抱き込み部（５）の一部を前記竿素材
（８）より切り離して前記庇状部材（５Ｃ）を形成する
点にあり、その作用効果は次の通りである。
【０００５】
【作用】 ガイドを竿より取り外すことができる為に、竿を収
納状態にして移動する際には、ガイドを取り外し、竿よ
り突出する部分を無くすことができる。 釣りを終了して納竿する際には、ガイドを取り外
し、振出竿であっても竿を分解して水洗いできるので、
塩分等の付着物を取り除くことができる。 ガイドの着脱構造を形成するに、竿素材の周面の一
部を膨出させて取り付け部を形成しているだけで、全周
に亘って設ける場合に比べて竿自体の重量をかるくでき
る。
納状態にして移動する際には、ガイドを取り外し、竿よ
り突出する部分を無くすことができる。 釣りを終了して納竿する際には、ガイドを取り外
し、振出竿であっても竿を分解して水洗いできるので、
塩分等の付着物を取り除くことができる。 ガイドの着脱構造を形成するに、竿素材の周面の一
部を膨出させて取り付け部を形成しているだけで、全周
に亘って設ける場合に比べて竿自体の重量をかるくでき
る。
【０００６】
【発明の効果】その結果、次のような効果がある。作用
より、ガイドを岩等にあやまって当て付けることがな
く、岩場を移動する際に迅速に移動できる。作用よ
り、付着物を取り除くことが容易になるので、納竿後に
付着物が残ることもなく、塗装面でのブリスタ現象や異
臭の発生を抑制できる。作用より、持ち重りせず、糸
絡みも少なくできる。
より、ガイドを岩等にあやまって当て付けることがな
く、岩場を移動する際に迅速に移動できる。作用よ
り、付着物を取り除くことが容易になるので、納竿後に
付着物が残ることもなく、塗装面でのブリスタ現象や異
臭の発生を抑制できる。作用より、持ち重りせず、糸
絡みも少なくできる。
【０００７】
【実施例】振出竿におけるガイドの取り付け構造につい
て説明する。図２に示すように、穂先竿１、第２竿２、
第３竿３で振出竿を構成し、穂先竿１を、固定ガイド７
Ａとスライドガイド７Ｂとを取り付けた先端竿部１Ａと
基端竿部１Ｂとで構成するとともに、先端竿部１Ａと基
端竿部１Ｂとを並継式に着脱する構成に設定し、基端竿
部１Ｂと第２竿２とを振出式に着脱する構成にし、更
に、第２竿２、第３竿３、及び、他の中子（図示せず）
を振出式に着脱可能に構成するとともに、第２竿２及び
第３竿３の竿先端部にガイド４を取り付けてある。
て説明する。図２に示すように、穂先竿１、第２竿２、
第３竿３で振出竿を構成し、穂先竿１を、固定ガイド７
Ａとスライドガイド７Ｂとを取り付けた先端竿部１Ａと
基端竿部１Ｂとで構成するとともに、先端竿部１Ａと基
端竿部１Ｂとを並継式に着脱する構成に設定し、基端竿
部１Ｂと第２竿２とを振出式に着脱する構成にし、更
に、第２竿２、第３竿３、及び、他の中子（図示せず）
を振出式に着脱可能に構成するとともに、第２竿２及び
第３竿３の竿先端部にガイド４を取り付けてある。
【０００８】第２竿２及び第３竿３のガイド取り付け部
製造方法を説明する。カーボン繊維、ガラス繊維等の高
強度繊維Ｓに樹脂を含侵したプリプレグを複数層に巻回
して竿素材８を形成するとともに、ガイド脚部４Ａと同
一形状の中子（図示せず）を竿素材８の外周面の一部に
当てがい、竿素材８と中子とを一体でカーボン繊維Ｓ等
を周方向に引揃えたプリプレグで巻回してガイド取り付
け用の抱き込み部５を形成し、中子を掻き出すまたは材
質によっては中子を解かし出して、ガイド脚部４Ａを抜
き挿し可能な取り付け用嵌合機構としての穴５Ａを形成
し、この竿にテープを巻回して焼成する。嵌合穴５Ａに
対してガイド４を抜き挿しして、ガイド４の着脱を行
う。この場合に左右脚部４Ａ，４Ａの間隔を嵌合穴５Ａ
の左右幅より大きくし、左右脚部４Ａ，４Ａの間隔を狭
めた状態で嵌合穴５Ａに装着し、装着した状態で脚部４
Ａ，４Ａが嵌合穴５Ａに圧接し、抜け止め構造となる。
尚、抱き込み部５と竿素材８の外周面とを、滑らかに成
形して、糸絡みの少ない状態にする。
製造方法を説明する。カーボン繊維、ガラス繊維等の高
強度繊維Ｓに樹脂を含侵したプリプレグを複数層に巻回
して竿素材８を形成するとともに、ガイド脚部４Ａと同
一形状の中子（図示せず）を竿素材８の外周面の一部に
当てがい、竿素材８と中子とを一体でカーボン繊維Ｓ等
を周方向に引揃えたプリプレグで巻回してガイド取り付
け用の抱き込み部５を形成し、中子を掻き出すまたは材
質によっては中子を解かし出して、ガイド脚部４Ａを抜
き挿し可能な取り付け用嵌合機構としての穴５Ａを形成
し、この竿にテープを巻回して焼成する。嵌合穴５Ａに
対してガイド４を抜き挿しして、ガイド４の着脱を行
う。この場合に左右脚部４Ａ，４Ａの間隔を嵌合穴５Ａ
の左右幅より大きくし、左右脚部４Ａ，４Ａの間隔を狭
めた状態で嵌合穴５Ａに装着し、装着した状態で脚部４
Ａ，４Ａが嵌合穴５Ａに圧接し、抜け止め構造となる。
尚、抱き込み部５と竿素材８の外周面とを、滑らかに成
形して、糸絡みの少ない状態にする。
【０００９】〔別実施例〕 竿の中間部にガイド６を取り付ける並継ぎ式の竿に
おいては、つぎのような取り付け用嵌合機構５Ｂを形成
する。図３に示すように、竿素材８のガイド取り付け部
位に、竿心方向に一定間隔をもって抱き込み部５，５を
形成するともに、抱き込み部５，５の一部５Ｃを竿素材
８より切り離して、庇状にかつ周方向に延出する。そし
て、この庇状部材５Ｃと竿素材８の外周面との間隙に、
周方向よりガイド脚部６Ａを差し込むと、庇状部材５Ｃ
の弾性力でガイド脚部６Ａを挟持する。このように、庇
状部材５Ｃの形成によって、前後に脚部６Ａ，６Ａを有
するガイド６であっても着脱可能である。庇状部材５Ｃ
においてはカーボン繊維等を周方向に多く配置し、強度
向上を図っている。ここに、庇状部材５Ｃと竿素材８の
外周面とを取り付け用嵌合機構５Ｂと称する。 抱き込み部５としては、樹脂のインジェクション成
形で形成してもよい。
おいては、つぎのような取り付け用嵌合機構５Ｂを形成
する。図３に示すように、竿素材８のガイド取り付け部
位に、竿心方向に一定間隔をもって抱き込み部５，５を
形成するともに、抱き込み部５，５の一部５Ｃを竿素材
８より切り離して、庇状にかつ周方向に延出する。そし
て、この庇状部材５Ｃと竿素材８の外周面との間隙に、
周方向よりガイド脚部６Ａを差し込むと、庇状部材５Ｃ
の弾性力でガイド脚部６Ａを挟持する。このように、庇
状部材５Ｃの形成によって、前後に脚部６Ａ，６Ａを有
するガイド６であっても着脱可能である。庇状部材５Ｃ
においてはカーボン繊維等を周方向に多く配置し、強度
向上を図っている。ここに、庇状部材５Ｃと竿素材８の
外周面とを取り付け用嵌合機構５Ｂと称する。 抱き込み部５としては、樹脂のインジェクション成
形で形成してもよい。
【００１０】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】ガイド取り付け構造を示す斜視図
【図２】竿を示す側面図
【図３】ガイド取り付け構造の別実施例を示す斜視図
【図４】図３における縦断正面図
４，６ ガイド ４Ａ，６Ａ 脚部 ５ 抱き込み部 ５Ａ 嵌合機構 ８ 竿素材
Claims (2)
- 【請求項１】竿素材（８）周面の周方向一部分に、庇状
にかつ周方向に延出させて竿心方向に一定間隔をもった
ガイド（４又は６）取り付け用の庇状部材（５Ｃ）を形
成し、 この庇状部材（５Ｃ）に前記ガイド（４又は６）の脚部
（４Ａ又は６Ａ）を抜き挿し可能な取り付け用嵌合機構
（５Ｂ）を形成してあるガイド着脱構造。 - 【請求項２】請求項１に記載のガイド着脱構造の製造方
法であって、 前記 竿素材（８）周面の周方向一部分に、前記取り付け
用嵌合機構（５Ｂ）を形成する状態で、一体的に抱き込
み部（５）を形成し、 前記抱き込み部（５）の一部を前記竿素材（８）より切
り離して前記庇状部材（５Ｃ） を形成するガイド着脱構
造の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04000517A JP3115670B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | ガイド着脱構造とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04000517A JP3115670B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | ガイド着脱構造とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05176661A JPH05176661A (ja) | 1993-07-20 |
| JP3115670B2 true JP3115670B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=11475966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04000517A Expired - Fee Related JP3115670B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | ガイド着脱構造とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3115670B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102291837B1 (ko) * | 2019-08-27 | 2021-08-23 | (주)두드림크리에이티브 | 가슴 보정 및 흉추 교정용 여성 상의 |
| KR102650500B1 (ko) | 2021-08-24 | 2024-03-21 | 충북대학교 산학협력단 | 자세 교정용 바디 쉐이퍼 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10463031B2 (en) * | 2015-03-30 | 2019-11-05 | Globeride, Inc. | Fixing structure for fishing line guide, and fishing rod |
| JP6921040B2 (ja) * | 2018-07-18 | 2021-08-18 | グローブライド株式会社 | 取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿 |
| EP4026425B1 (en) * | 2018-06-28 | 2024-08-07 | Globeride, Inc. | Fishing rod including rod body having fitting mounted thereon |
| JP7489897B2 (ja) * | 2020-10-27 | 2024-05-24 | グローブライド株式会社 | 釣竿 |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP04000517A patent/JP3115670B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102291837B1 (ko) * | 2019-08-27 | 2021-08-23 | (주)두드림크리에이티브 | 가슴 보정 및 흉추 교정용 여성 상의 |
| KR102650500B1 (ko) | 2021-08-24 | 2024-03-21 | 충북대학교 산학협력단 | 자세 교정용 바디 쉐이퍼 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05176661A (ja) | 1993-07-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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