JP3115530B2 - 情報伝送装置 - Google Patents

情報伝送装置

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JP3115530B2
JP3115530B2 JP08121466A JP12146696A JP3115530B2 JP 3115530 B2 JP3115530 B2 JP 3115530B2 JP 08121466 A JP08121466 A JP 08121466A JP 12146696 A JP12146696 A JP 12146696A JP 3115530 B2 JP3115530 B2 JP 3115530B2
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洋一 村上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重系のLANに複
数のホストが接続され、ホスト間で情報をやり取りする
情報伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】信号保安装置がマイクロエレクトニクス
化(以下ME化)されるようになり、電子連動装置と信
号端末等がLANにより接続されるようになっている。
このようなLANでは、伝送を合理化して高速化すると
ともに、安全性の維持が重要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている、LANによる信号保安装置のような個々
にクローズされた方式の装置を複数種類接続するシステ
ムでは、接続箇所ごとに伝送遅延が累積されたり、ま
た、ある装置の故障が相手装置ですみやかに検出されな
い場合、システム全体のトータルレスポンスの低下や、
ひいては保安装置としての安全側制御機能に支障をきた
すことも無いとは言えないという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、複数の信号保安装置
を接続可能なトータル的な高速基幹ネットワークにより
高速応答性と整合性を備えたシステムを構築し、伝送デ
ータの安全性を保証し、リアルタイム性を確保し、高信
頼性を確保することができる情報伝送装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の発明に存する。
【0006】1 重系のLANに複数のホスト(H1,
H2…)が接続され、ホスト(H1,H2…)間で情報
をやり取りする情報伝送装置において、重系のLANに
対し、該重系のそれぞれに対応する複数のノード(N
1,N2…)を介して1のホスト(H1,H2…)が接
続するよう構成し、ノード(N1,N2…)は、複数の
CPUを有していて、当該CPUを並列動作させること
により障害を監視するものであるとともに、発信部(7
0)を有していて、該発信部(70)は、伝送先ホスト
(H1,H2…)の特定情報を含むとともに伝送すべき
全てのデータを含む伝送データ量の伝送フレームを作成
し、該伝送フレームをリアルタイム性を確保する間隔で
定周期に伝送するとともに、該間隔毎にリフレッシュ伝
送するものであり、少なくともノード(N1,N2…)
は故障検出部(FDn)を有していて、該故障検出部
(FDn)は、障害の際は当該障害の発生した伝送系の
データをゼロ固定するものであり、情報を受けるホスト
(H1,H2…)は、対ノード入力部(20)を有して
おり、該対ノード入力部(20)は、前記重系のLAN
からの情報を受け取る複数のノード(N1,N2…)を
介してLAN回線に接続され、重系から来る複数の情報
を論理ORして受け取るものである、ことを特徴とする
情報伝送装置。
【0007】前記本発明は次のように作用する。本発明
に係る情報伝送装置(10)では、重系のLANが構築
されていて、該重系のLANを介して複数のホスト(H
1,H2…)が接続され、ホスト(H1,H2…)間で
情報がやり取りされる。各ホスト(H1,H2…)は、
重系のLANに対し、該重系のそれぞれの回線に対応す
る複数のノード(N1,N2…)を介して接続してお
り、LANからの情報を並列にやり取りする。
【0008】ノード(N1,N2…)の複数のCPU
は、並列動作して、相互の動作を監視することにより障
害を監視している。ノード(N1,N2…)の発信部
(20)は、伝送先ホスト(H1,H2…)の特定情報
を含むとともに伝送すべき全てのデータを含む伝送デー
タ量の伝送フレームを作成し、当該伝送フレーム内に伝
達すべき全てのデータを含ませ、該伝送フレームをリア
ルタイム性を確保する間隔で定周期に伝送するととも
に、該間隔毎にリフレッシュ伝送する。
【0009】伝送データは、この短い間隔毎にリフレッ
シュして複数回伝送され、それにより各回の伝送データ
の誤りを検出し、システムダウンに至る前に本来のデー
タを選択して受け取るようにすることができ、障害に迅
速に対応して信頼性を高めることができる。
【0010】ノード(N1,N2…)の故障検出部(3
0)は、伝送路自体あるいはデータの損傷等の障害の際
は当該障害の発生した伝送路のデータをゼロ固定する。
つまり、発信情報であれば当該情報をゼロ固定し、通過
情報であった場合でも、障害データを検出してゼロ固定
する。
【0011】ホスト(H1,H2…)には、発信元から
の伝送先ホスト(H1,H2…)の特定情報により当該
ホストへの伝達情報であることが特定されることで情報
が受け取られる。情報は、重系のLANからの情報を受
け取る複数のノード(N1,N2…)を介してLAN回
線により並列に伝達される。
【0012】受け側のホスト(H1,H2…)は、受信
部(40)により、重系から来る複数の情報を論理OR
し、重系のうち少なくとも1系統に障害がないなどの条
件により、ゼロ固定された障害データはマスクして受け
取らず、正しい情報のみを受け取る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
の実施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の第1の
実施の形態を示している。情報伝送装置10は、n重系
のn個のループ回線により構成されるLANに複数のホ
ストH1,H2…が接続され、ホストH1,H2…間で
情報をやり取りするものである。n重系のLANに対
し、n重系のそれぞれに対応する複数であるn個のノー
ドN1,N2…を介してホストH1,H2…の1のホス
トが接続するよう構成されている。
【0014】LANの回線は光ファイバによるものが望
ましく、伝送速度は、伝送媒体(光ファイバ)や素子の
性能と、高品質を保てる範囲のマージンによるが、例え
ば125Mbpsとすることができる。
【0015】この速度は、従来の安全性を保証したシリ
アル伝送に比べて高速である。また、純粋なLANの伝
送遅延がきわめて少なくなり、伝送容量を大量に確保す
ることができる。
【0016】ホストH1,H2…は情報を発するものと
受けるもの、いずれの機能もあるものがあり、ノードN
1,N2…に対応する複数の受信チャンネルを有する対
ノード入力部20および対ノード出力部30を有すると
ともに、対ノード入力部20には故障検出部FD1が設
けられている。
【0017】一方、ノードN1,N2…はホストH1,
H2の対ノード入力部20および対ノード出力部30に
応じて対ホスト出力部50および対ホスト入力部60を
有し、さらに、対ホスト出力部50,対ホスト入力部6
0に接続する発信部70と受信部80とを有し、受信部
80には故障検出部FD2が設けられ、対ホスト入力部
60には故障検出部FD3が設けられている。発信部7
0および受信部80は中継部40を介してLAN回線に
接続されている。
【0018】ホストH1,H2の対ノード入力部20
は、ノードN1,N2…が並列に接続され、後述するよ
うに入力データ中に0固定されたものがあった場合、図
1の左方に示したように、並列に入力されるデータを論
理ORすることにより本来のデータを受け取るようにな
っている。対ノード出力部30は、実際には並列あるい
は複数のCPUを持っており、故障検出部FD1はこれ
らのデータに異常があった場合は当該データを0固定す
る。
【0019】ノードN1,N2…の受信部80は、中継
部40を介してLANに接続していて、故障検出部FD
2は、受けたデータの整合性や論理性あるいは信号とし
ての構成の正規性等を監視しており、LANから得たデ
ータに異常があった場合、故障検出部FD2は、当該デ
ータを0固定し、対ホスト出力部50からホストH1,
H2の対ノード入力部20にデータを送るものである。
【0020】また、対ホスト入力部60は、ホストH
1,H2の対ノード出力部30から並列データを受け取
り、対ノード入力部20と同様に、並列データを論理O
R処理し、本来のデータを発信部70を介してLANに
送出するよう構成されている。対ホスト入力部60の故
障検出部FD3は、受けたデータの整合性や論理性ある
いは信号としての構成の正規性等を監視しており、それ
らに異常を認めたときは送出するデータを0固定する。
【0021】データを送出する際、発信部70は、伝送
先ホストH1,H2…を選定するための特定情報を含み
伝送データ量に対して十分なサイズの伝送フレームを作
成し、図2に示すように、伝送フレームをリアルタイム
性を確保する上で十分な短い間隔で定周期に伝送するも
のである。また、該短い間隔毎にリフレッシュ伝送する
ものである。
【0022】例えば、信号保安伝送は、伝送路等の故障
早期発見のために、定周期でデータ転送を行う、サイク
リックな伝送方法とするのが原則である。したがって、
ホストH1,H2…がデータを定周期送信することを前
提に、ノードN1,N2…はホストH1,H2…の送信
周期に同期してLANへの送信を行うようになってい
る。これにより、ホスト−ホスト間で伝送データが一定
時間内にリフレッシュされる。
【0023】イーサネット等では、再送を前提としたC
SMA/CDなどの衝突回避(衝突回復)手法を採用し
ている。この手法は、複数ノードN1,N2…が同時に
データを送信すると伝送データが衝突するため、データ
の再送が必要となる。従って、伝送回線の使用率によっ
て伝送遅延が増減するため、リアルタイム性の確保には
向かない。
【0024】そこで、本実施の形態では、転送データ量
に比べ十分なサイズの固定長伝送フレーム一つを、リア
ルタイム性を確保する上で十分短い間隔で、定周期で伝
送するようにしてある。その結果、見かけ上全てのノー
ドN1,N2…が常時トークンを取得しているように見
なすことができる。これは、各ノードN1,N2…が常
時送信可能であることを示し、それゆえに、リアルタイ
ム性を確保することができる。また、複数ノードN1,
N2…が同時に送信を行っても、送信データの衝突は起
こり得ない。
【0025】あるホストH1,H2…が他の複数ホスト
H1,H2…と同時にデータを送受信する必要がある場
合、送信先を意識して行う方法であると、送信データの
内容は同じでも、送信先毎に送信データを複数個作成す
る必要があるとともに、伝送データ量が増大してしま
う。
【0026】そこで、ホストH1,H2…が送信先を意
識する必要の無い、ブロードキャスト型の送信形態と
し、ホストH1,H2…は送信先を意識せず、ノードN
1,N2…に送信したいデータを送ると、ノードN1,
N2…はそのデータを単位データと呼ぶ固定長のデータ
に編集して全てLANに送信する方式としてある。
【0027】ブロードキャスト方式で、各ホストH1,
H2…が一定周期でLANにデータを送信すると、図3
でわかるように、そのシステムで扱われるデータは全
て、常にLAN上に存在することになる。あとは、ホス
トH1,H2…がLAN上のデータのうち、必要なもの
だけを取捨選択して入力できるようにすれば、結果的に
ホストH1,H2…−ホストH1,H2…間でデータリ
ンクが設定できることになる。
【0028】そこで、ホストH1,H2…はノードN
1,N2…に取得したいLAN上のデータを単位データ
ごとに指示できることとした。つまり、各ホストH1,
H2…はLANに流れている任意のデータを取得可能と
した。これにより、1対nの無限個に近いパターンの、
ホストH1,H2…−ホストH1,H2…間データリン
クが設定可能となる。
【0029】受発信いずれの側を問わず、ホストH1,
H2…およびノードN1,N2…の少なくとも一方は故
障検出部30を有していて、故障検出部30は、障害の
際は当該障害データをゼロ固定するものである。
【0030】例えば、従来のリレーロジック方式の信号
保安装置では、図5に示すように、ロジックを構成する
素子や配線に異常があると、それに該当するリレーが落
下することを利用して、「リレー落下」=「安全側制
御」という原理によって安全性が実現されてきている。
この原理を伝送データにも適用すると、リレーロジック
における「配線断」→「リレー落下=安全側制御」とい
う動作を、伝送システムにおける「伝送断」→「データ
0(ゼロ)固定=安全側制御」に対応させる。
【0031】つまり、システムの安全側データを0(ゼ
ロ)と規定し、故障を検出した際の異常処理を、伝送デ
ータを0(ゼロ)に固定することにより安全側動作を実
現することになる。
【0032】LANシステム全体でフェールセーフ性を
保証するには、システムを構成する各素子が故障して
も、速やかにかつ確実に安全側に伝送データを固定する
必要がある。これは、すでに安全性を保証した電子連動
装置で実現されている。
【0033】電子連動装置の場合は、安全性を保証する
論理判断装置(ここでは電子連動装置の論理部)との伝
送状態、伝送の定周期性などを電子端末側で常時監視し
ている。電子端末でこれらの監視の結果、故障を検出し
た場合は、現場機器に対し安全側制御をすることによ
り、電子連動装置全体としての安全性を保証している。
【0034】この考え方を拡張すると、複数のフェール
セーフプロセッサを用いた一般的な伝送システムに適用
するこが考えられる。つまり、図6に示すように、ある
プロセッサは、複数の他のプロセッサが送信したデータ
を受信する。これらのデータは、独立に通信異常となる
可能性があるため、伝送状態、伝送の定周期性などの故
障検出は、個々のデータごとに行う。
【0035】個々のデータについて常時監視を行い、故
障を検出した場合は、当該データについてのみ安全側デ
ータに固定したかたちで、通常通り処理すれば、プロセ
ッサの出力データの安全性を保証できる。この結果、発
生した故障に関係する伝送データのみが、安全側データ
に固定されて伝達される。この機能を全てのプロセッサ
で実現すれば、故障の影響がシステム全体に広がらず、
各プロセッサの独立性が保たれる。すなわち、システム
全体としての安全性が保証される。
【0036】ホストH1,H2…がLANへの送信デー
タをノードN1,N2…に対して出力をしてから、実際
にそのデータがLANに送信されるまでの伝送遅延を極
力小さくするため、ノードN1,N2…の動作方式は、
ホストH1,H2…からの送信要求に即応するイベント
駆動方式としてある。その結果、ホスト−ホスト間の伝
送遅延が一定以下とすることができ、かつ、LANシス
テム全体としての高レベルのスループットを実現でき
る。
【0037】システムの信頼性を高める場合、システム
を冗長構成とする。冗長構成の方式には、並列構成、待
機構成(ホットスタンバイ、コールドスタンバイ)な
ど、色々な方法が考えられる。本システムの場合は、ホ
ストH1,H2…−ホストH1,H2…間のリフレッシ
ュ伝送という単純な機能を実現すること、伝送路のどこ
かに故障が発生した場合に、ホストH1,H2…が他系
統の情報を切り換えて使用する際のダウンタイムを0に
しやすいこと、などの理由から、並列冗長構成を採用し
てある。
【0038】並列冗長構成は、1ループのLAN回線
と、それに接続するホストに1対1に対応するノードを
複数セット用意すれば、理論的にn重系の冗長システム
を構成できる。
【0039】並列冗長構成の伝送システムにおいて、信
頼性が保たれている伝送経路(故障箇所のない伝送経
路)を判定することは、それ自体がおおきな問題であ
る。伝送経路中の中継点が複数あったり、データリンク
相手が複数ある場合はさらに大きな問題となる。
【0040】伝送データに各中継点の状態を付加し、伝
送データを使用する際、ホストH1,H2…が、この状
態情報をもとに、データリンク相手ごとに判定する方法
が考えられる。しかし、中継点の数に比例してデータ量
が増加する、判定論理が伝送路のトポロジに依存し、複
雑になる。
【0041】本システムでは、伝送データの安全性を保
証する上で、各ビット情報の論理値0(ゼロ)を安全側
としたため、伝送経路中に故障が発生すると、その故障
に関係する、その系統からの入力データは0(ゼロ)に
固定される。また、並列冗長構成を採用したため、ホス
トH1,H2…は常に複数系統からのデータ入力が可能
である。
【0042】ホストH1,H2…が各系統から入力する
データについて考えると、系統ごとに、故障が発生して
いる部分については0(ゼロ)固定され、そうでない部
分については本来の情報が伝達されることが判る。この
性質に着目し、データリンク相手を意識せず、複数系統
から入力したデータを論理ORすることで、信頼できる
系統の情報を優先させ、冗長システムとして動作させる
ことができる。
【0043】ホストH1,H2…の故障認識状態は、ホ
ストH1,H2…付属のモニタ装置等でモニタリングが
可能であるが、ノードN1,N2…の認識状態を何らか
の方法でモニタリングしないと、故障箇所を特定するこ
とはできない。そこで、図4に示すように、ノードN
1,N2…に内部の故障認識状態を常時LANに送信す
る機能を設けた。この情報を監視するモニタ装置をLA
Nに接続すれば、故障箇所を特定することができる。
【0044】各種の信号設備を接続する基幹ネットワー
クの場合、多種多様なホストH1,H2…(信号設備)
と、ノードN1,N2…との接続が問題となる。ノード
N1,N2…のホストH1,H2…インタフェースに合
わせるかたちで、ホストH1,H2…を開発あるいは改
修できれば問題ないが、ホストH1,H2…特有の制
約、あるいは開発コスト等により、ノードN1,N2…
側が別のホストH1,H2…インタフェースに対応する
必要性がある。
【0045】ノードN1,N2…の機能は、LANと
の伝送制御を行う機能、ホストH1,H2…とのイン
タフェースを実現する機能、各部からの入力データ
を、出力先ごとに適切に編集する機能、に大別できる。
【0046】このうち、ホストH1,H2…インタフェ
ース機能を実現するモジュールを、その他の機能を実現
するモジュールとの依存関係を最小限として、デバイス
ドライバ的に扱える構造とする。これにより、デバイス
ドライバのみを新規開発すれば、別のホストH1,H2
…インタフェースに対応することが可能である。
【0047】ノードN1,N2…は複数のCPUを有し
ていて、当該CPUを並列動作させることにより障害を
監視するようになっている。
【0048】つまり、ホストH1,H2…やLAN回線
への送信データの安全性をノードN1,N2…単体とし
て保証するために、ノードN1,N2…は実績のあるバ
ス同期方式フェールセーフプロセッサを中心に構成して
ある。
【0049】すなわち、図7に示すように、伝送による
処理負荷の分散、伝送の効率化、安全性の一元管理のた
めの、機能ごとのノード単体の安全性を保証する一対の
通信用CPUNA,NB,伝送制御CPUNC,伝送制
御LSIを分けた構成としてある。このように、フェー
ルセーフプロセッサ構成とすることで、他のノードN
1,N2…の故障検出、故障検出した際の異常処理の確
実性を向上させ得る。
【0050】次に作用を説明する。本発明に係る情報伝
送装置10では、重系のLANが構築されていて、該重
系のLANを介して複数のホストH1,H2…が接続さ
れ、ホストH1,H2…間で情報がやり取りされる。各
ホストH1,H2…は、重系のLANに対し、該重系の
それぞれの回線に対応する複数のノードN1,N2…を
介して接続しており、LANからの情報を並列にやり取
りする。
【0051】情報を発するホストH1,H2…はそれぞ
れに並列に接続して設けられているノードN1,N2…
の発信部70から中継部40を介して重系の各系に対し
て並列に情報を発信する。発信部70は、伝送先ホスト
H1,H2…の特定情報を含み伝送データ量に対して十
分なサイズの伝送フレームを作成し、当該伝送フレーム
内に伝達すべき全てのデータを含ませ、この伝送フレー
ムをリアルタイム性を確保する上で十分な短い間隔で定
周期に伝送する。
【0052】伝送データは、この短い間隔毎にリフレッ
シュして複数回伝送され、それにより各回の伝送データ
の誤りを検出し、システムダウンに至る前に正しいデー
タを選択して受け取るようにすることができ、障害に迅
速に対応することができる。また、対ホスト入力部60
に備えられた故障検出部FD3はホストH1,H2…か
ら受けたデータの整合性や論理性あるいは信号としての
構成の正規性等を監視し、異常を検出したときは当該デ
ータを0固定する。
【0053】ノードN1,N2…の受信部80に備えら
れている故障検出部FD2は、中継部40を介してLA
Nから受け取った信号を監視しており、障害の際は当該
障害データをゼロ固定データにする。つまり、当該デー
タの整合性や論理性等から異常を判断し、そのような障
害データを検出してゼロ固定する。
【0054】情報を受けるホストH1,H2…は、発信
元からの伝送先ホストH1,H2…の特定情報により自
己への伝達情報であることを認識して情報を受け取る。
情報は、重系のLANからの情報を受け取る複数のノー
ドN1,N2…を介してLAN回線により並列に伝達さ
れ、受け側のホストH1,H2…は、対ノード入力部2
0に備えた故障検出部FD1により、重系から来る複数
の情報を論理ORし、ゼロ固定された障害データは受け
取らず、正しい情報のみを受け取る。
【0055】また、複数のCPUを有しているノードN
1,N2…では、CPUを並列動作させることにより、
動作の一致を検出して障害を監視する。
【0056】図8は本発明の第2の実施の形態を示して
いる。本実施の形態では、データリンクの自由度を確保
するために、LANのトポロジはループとしてあり、L
AN回線は、高速、高品質伝送を行うために光ケーブル
を採用してある。信号保安装置の多くが2重系の冗長構
成であり、ノードN1,N2…は2重系のホストH1,
H2…とシリアル回線で接続可能となっている。
【0057】図9は本発明の第3の実施の形態を示して
いる。本システムでは、電子連動装置とME−ATC装
置とが2重系のLANで接続されている。電子連動装置
とATC装置は、特に構内進路制御と列車検知に関して
密接な情報の授受が必要である。現状は、多芯ケーブル
を介したパラレル入出力によって接続するのが主流であ
るが、本システムを用いて接続すれば、多芯ケーブルを
大幅に削減することができる。
【0058】電子連動装置用の2重系ノードN1,N2
…を1セット、ATC装置用の2重系ノードN1,N2
…を複数セット設けてある。電子連動装置用のノード
は、一つのホストとのみ接続可能とし、ATC装置用の
ノードN1,N2…は、最大8軌道分のATC送受信器
と接続可能となっている。
【0059】電子連動装置は、進路制御、転てつ制御等
について安全性を保証する論理判断を、一つのプロセッ
サで行う構成である。また、処理方式も数100mse
c毎にサイクリックに処理を行う定周期処理である。
【0060】電子連動装置の論理判断機能は、駅の線
形、転てつ器、進路の数等に依存するため、必然的に駅
別データを内包する。この駅別データに、接続するAT
C装置の規模(機器室集中範囲)、各ATC装置用の複
数のノードに対応する軌道回路等を加えることにより、
複数のノードに対するデータリンク設定が可能となる。
【0061】伝送手順の主導権は、電子連動装置が持っ
ている。電子連動装置は、シリアル伝送データにより、
ATC装置とのデータリンク設定を行ない、そのノード
は、1セットの2重系電子連動装置とリアルタイム通信
が可能である。
【0062】ME−ATC装置は、現示信号を軌道回路
に送信したり、列車の在線検知を行う送受信器が、軌道
回路ごとに設置される分散型の構成である。また、送受
信器の処理方式は定周期処理であるが、処理周期が数m
secと短くしてある。ATC装置−ノードN1,N2
…間のシリアル伝送を、電子連動装置と同様のもので実
現するのは困難であることが判る。
【0063】そこで、ノードN1,N2…の構造を利用
し、ATC装置用ホスト用インタフェースモジュールを
設け、ホスト用インタフェースモジュールのみを開発す
ることで、ホストインタフェースが実現されている。
【0064】ここでは、伝送手順の主導権は、ノードN
1,N2…が持ち、電子連動装置とのデータリンク設定
の指示データはホストインタフェースモジュール内に埋
め込み、ATC装置からのデータリンク設定を不要とす
る。また、ノードN1,N2…は、最大8セットの2重
系ATC送受信器とリアルタイム通信が可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明にかかる情報伝送装置によれば、
故障検出部により障害の際は当該伝送系のデータをゼロ
固定するので、伝送データの安全性を保証し、リアルタ
イム性を確保し、高信頼性を確保できる情報伝送装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報伝送装置
を示す全体説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る情報伝送装置
を示す要部説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る情報伝送装置
を示す要部説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る情報伝送装置
を示す要部説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る情報伝送装置
の安全側制御を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る情報伝送装置
の安全側制御を示す説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る情報伝送装置
のノードを示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る情報伝送装置
を示す全体説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る情報伝送装置
を示す全体説明図である。
【符号の説明】
H1,H2……ホスト N1,N2……ノード FD1,2,3…故障検出部 10…情報伝送装置 20…対ノード入力部 30…対ノード出力部 40…中継部 50…対ホスト出力部 60…対ホスト入力部 70…発信部 80…受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−192941(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/437 G06F 11/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重系のLANに複数のホストが接続され、
    ホスト間で情報をやり取りする情報伝送装置において、 重系のLANに対し、該重系のそれぞれに対応する複数
    のノードを介して1のホストが接続するよう構成し、 ノードは、複数のCPUを有していて、当該CPUを並
    列動作させることにより障害を監視するものであるとと
    もに、発信部を有していて、該発信部は、伝送先ホスト
    の特定情報を含むとともに伝送すべき全てのデータを含
    む伝送データ量の伝送フレームを作成し、該伝送フレー
    ムをリアルタイム性を確保する間隔で定周期に伝送する
    とともに、該間隔毎にリフレッシュ伝送するものであ
    り、 少なくともノードは故障検出部を有していて、該故障検
    出部は、障害の際は当該障害の発生した伝送系のデータ
    をゼロ固定するものであり、 情報を受けるホストは、対ノード入力部を有しており、
    該対ノード入力部は、前記重系のLANからの情報を受
    け取る複数のノードを介してLAN回線に接続され、重
    系から来る複数の情報を論理ORして受け取るものであ
    る、 ことを特徴とする情報伝送装置。
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