JP3115433B2 - 道路橋継目部の構造 - Google Patents

道路橋継目部の構造

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JP3115433B2
JP3115433B2 JP04288714A JP28871492A JP3115433B2 JP 3115433 B2 JP3115433 B2 JP 3115433B2 JP 04288714 A JP04288714 A JP 04288714A JP 28871492 A JP28871492 A JP 28871492A JP 3115433 B2 JP3115433 B2 JP 3115433B2
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重一 山内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路橋継目部の構造に
係り、とくに道路橋継目部を走行する車両の快適性向上
対策に関する。
【0002】
【従来の技術】道路橋の橋脚や橋台の上における道路橋
継目部には、主桁の温度変化による伸縮や外力による変
位を道路橋継目部で円滑に作用させるために伸縮装置が
設けられている。伸縮装置は、橋桁の床版部の端部上縁
や橋台上縁に形成された切欠部に配置され、早強コンク
リート、樹脂コンクリート等のコンクリートによって固
定されている。
【0003】伸縮装置は、特公平4−15322号公報
に開示されているように、一般に遊間を存して相対する
道路端部に鉄板等による一対の縦板が設けられ、遊間幅
内において一対の縦板が接離することによって主桁の伸
縮を円滑に作用させる一方、遊間にはシール部材が配設
されて一対の縦板に連結され、該シール部材によって遊
間から下方への雨水、砂、塵埃等の侵入を阻止している
(第1の道路橋継目部の構造)。
【0004】また、別の伸縮装置は、シール部材が縦板
の上端縁部に遊間を跨ぐように設けられていると共にコ
ンクリートに埋設され、シール部材の表面が道路橋上面
と面一に設定されている(第2の道路橋継目部の構
造)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1および第2の道路橋継目部の構造では、上記コンクリ
ートは車両が走行する道路橋上面に露出しているため
に、道路橋継目部付近における道路橋上面では舗装部と
コンクリートと伸縮装置の縦板またはシール部材との3
種類の構成材料が連続することになり、これらの構成材
料の境界には耐磨耗性の違いに伴って長年月の使用で生
じる段差や施工時の誤差による段差ができていた。該段
差によって道路橋継目部を走行する車両に衝撃力と衝撃
音が作用していた。
【0006】また、伸縮装置においても、第1および第
2の道路橋継目部の構造の双方について、遊間に存する
シール部材が遊間に隙間をつくったりシール部材が道路
橋上に押し出されて突起ができることがあり、該隙間、
突起によっても衝撃力と衝撃音が発生していた。また、
第2の道路橋継目部の構造では、とくに走行車両がシー
ル部材を踏む時やシール部材から離れる時等において大
きな衝撃音が発生していた。
【0007】また、シール部材が道路橋上面に設けられ
ている第1の道路橋継目部の構造や、シール部材が遊間
に設けられている第2の道路橋継目部の構造では、遊間
が衝撃音を増幅するため大きな騒音が発生していた。
【0008】そして、上記道路橋上面の段差や遊間にお
ける隙間、突起による衝撃力および衝撃音の発生、さら
に遊間による衝撃音の増幅により、車両走行中の快適性
が損なわれるという問題があった。
【0009】さらに、第1の道路橋継目部の構造ではシ
ール部材が縦板表面に配設されている一方、第2の道路
橋継目部の構造では車両が走行する道路橋上面にシール
部材が設けられており、いずれの道路橋継目部の構造も
シール面となる縦板や道路橋上面にシール部材が設けら
れているために遊間におけるシール性が十分でなかっ
た。このため、シール部材とシール面との間から雨水等
が流出し、降雨時において大量の雨水が滝のように流れ
落ちたり、コンクリート成分が溶出してアルカリ性を帯
びた雨水が道路橋下部構造の腐食させるという問題があ
った。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であって、道路橋継目部の構造について、走行車両に対
する快適性を向上することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、道路橋継目部の構造を、上
下方向の高さを持って道路橋幅方向に延びる一対の帯状
の上側側板を設ける一方、遊間部よりも大きい幅の広幅
空間をおいて対向するように一対の下側側板を設けて、
該一対の下側側板にシール部材を広幅空間を跨ぐように
設けると共に、上記遊間部の反対側の面に接してアスフ
ァルト舗装部を敷設して道路橋上面をアスファルト舗装
部で覆う構成とするものである。
【0012】具体的には、道路橋継目部に、該道路橋継
目部近傍の予想最高気温のときに遊間幅が略零になるよ
うに設定された遊間部をおいて対向し且つ上端がアスフ
ァルト舗装面と略一致するように設けられ、上下方向の
高さを持って道路橋幅方向に延びる一対の帯状の上側側
板と、該一対の上側側板の下側に、上記遊間部の下側に
位置し該遊間部よりも大きい幅の広幅空間をおいて対向
するように設けられ、上下方向の高さを持って道路橋幅
方向へ延びる一対の帯状の下側側板と、該一対の下側側
板同士の間に上記広幅空間を跨ぐように設けられた道路
橋長手方向に伸縮可能なシール部材と、上記上側側板に
おける上記遊間部の反対側の面に道路橋幅方向に間隔を
おき且つ道路橋長手方向へ延びるように設けられると共
に、上端がアスファルト舗装面と略一致する複数のリブ
部材と、上記上側側板における上記遊間部の反対側の面
に接し且つ上記複数のリブ部材によって道路橋幅方向へ
の流動が阻止されるように敷設されたアスファルト舗装
部とを備えた道路橋継目部の構造とする。
【0013】また、請求項2に係る発明が講じた解決手
段は、上記目的に加えて遊間部における雨水に対するシ
ール性を向上しようとするものである。
【0014】具体的には、請求項1記載の道路橋継目部
の構造において、上記シール部材が該シール部材の上方
に上部空間が下方に下部空間がそれぞれ形成されるよう
に上記広幅空間に配設され、上記上部空間は上記遊間部
から侵入した雨水を貯溜する雨水貯溜部に設定された構
成とする。
【0015】また、請求項3に係る発明が講じた解決手
段は、請求項1または2記載の道路橋継目部の構造にお
いて、上記一対の上側側板を構成する各上側側板と上記
一対の下側側板を構成する各下側側板とが、上下に対応
する側板同士が一体になるように設けられた構成とす
る。
【0016】また、請求項4に係る発明が講じた解決手
段は、請求項1または2記載の道路橋継目部の構造にお
いて、上記一対の上側側板を構成する各上側側板と上記
一対の下側側板を構成する各下側側板とが、上下に対応
する側板同士が互いに別体になるように設けられた構成
とする。
【0017】また、請求項5に係る発明が講じた解決手
段は、請求項1〜4のいずれか1記載の道路橋継目部の
構造において、上記一対の上側側板は、下方にいくにし
たがって遊間幅が拡大する遊間部を形成する傾斜部に形
成された構成とする。
【0018】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
アスファルト舗装部が上側側板における遊間部の反対側
の面に接して敷設されているので、道路橋継目部の道路
橋上面は上側側板を除いてアスファルト舗装部で覆われ
ることになり、従来、道路橋上面にまで露出していた伸
縮装置を固定するためのコンクリートが隠蔽される分だ
け道路橋上面に発生しうる段差の数が減少する。
【0019】そして、遊間部の下側に位置し遊間部より
も大きい幅の広幅空間が存し、該広幅空間を跨ぐように
シール部材が設けられているので、遊間部の遊間幅の変
化に関係なくシール部材の円滑にシール作用が確保され
る。シール部材は、遊間部よりも下方の広幅空間にいわ
ば内蔵された状態になり、さらに、一対の上側側板は、
該道路橋継目部近傍の予想最高気温のときに遊間幅が略
零になるように設定された遊間部をおいて対向して設け
られているので、夏季等における予想最高気温のときに
は当接し、遊間部に隙間、突起がなくなる。
【0020】以上により、道路橋上面の段差数の減少や
予想最高気温のときに遊間部に隙間、突起がなくなるこ
とによって衝撃力および衝撃音の発生が減少すると共
に、遊間部による衝撃音の増幅が解消され、走行車両に
対する快適性が向上する。
【0021】また、上側側板における遊間部の反対側の
面に、道路橋幅方向に間隔をおき且つ道路橋長手方向へ
延びるように複数のリブ部材が設けられ、該複数のリブ
部材によってアスファルト舗装部は道路橋幅方向への流
動が阻止されているので、道路橋継目部の道路橋上面を
コンクリートよりも流動しやすいアスファルト舗装部で
覆っても、使用中にアスファルト舗装部は道路橋幅方向
へ流動して波打つことがなく常に平坦に保持される。ま
た、リブ部材はその上端がアスファルト舗装面と略一致
するので道路舗装部の磨耗が低減される。
【0022】とくに、請求項2に係る発明では、請求項
1記載の道路橋継目部の構造において、シール部材は該
シール部材の上方に上部空間が下方に下部空間がそれぞ
れ形成されるように上記広幅空間に配設されているの
で、シール部材は道路橋の伸縮に伴って上部空間および
下部空間へ変形し、下側側板への密着面積の増加、広幅
空間の閉塞等が可能になってシール性が向上する。そし
て、上記上部空間は上記遊間部から侵入した雨水を貯溜
する雨水貯溜部に設定されているので、降雨時には上部
空間に雨水が貯溜され、下方へ流下するのが阻止され
る。
【0023】また、請求項3に係る発明では、請求項1
または2記載の道路橋継目部の構造において、上記一対
の上側側板を構成する各上側側板と上記一対の下側側板
を構成する各下側側板とが、上下に対応する側板同士が
一体になるように設けられているので、上側側板と下側
側板とを一枚の板材から形成し得る。
【0024】また、請求項4に係る発明では、請求項1
または2記載の道路橋継目部の構造において、上記一対
の上側側板を構成する各上側側板と上記一対の下側側板
を構成する各下側側板とが上下に対応する側板同士が互
いに別体になるように設けられているので、一対の上側
側板を一対の下側側板と関係なく自由な形状に形成する
ことができ、例えば、一対の上側側板を道路橋幅方向へ
向かって歯形の凹凸形状に形成し得る。
【0025】また、請求項5に係る発明では、請求項1
〜4のいずれか1記載の道路橋継目部の構造において、
一対の上側側板が下方にいくにしたがって遊間幅が拡大
する遊間部を形成する傾斜部に形成されているので、遊
間部を介して広幅空間に侵入した衝撃音は回折によって
広幅空間内に広がるが、上方への出口が狭まっている傾
斜部によって外部へ出にくいために、広幅空間からアス
ファルト舗装部上にまで漏れ出る音は低い音になって騒
音が低減される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0027】図1〜図3は本発明の第2実施例を示す。
図1および図2は本発明の第1実施例に係る道路橋継目
部1の構造Aが適用された道路橋3を示しており、道路
橋継目部1は、図示しない橋台と橋桁5との間および橋
脚7上に設置された隣接する橋桁5,5間に存し、本実
施例では後者について、以下、説明する。
【0028】上記道路橋3は、鋼橋であって、橋脚7上
に橋桁5の主桁9が支承11を介して支持されている。
また、本実施例の道路橋3は、I形桁橋のように床組が
なく、多数の主桁9を並列に並べて該主桁9に床版15
を直接取り付けた構造に構成され、該床版15の上側に
はアスファルト舗装部17が設けられている。
【0029】上記道路橋3は、中央分離帯19によって
道路が仕切られて車両21が対面通39行するようにな
っており、アスファルト舗装部17には車線境界線23
や進行方向別通行区分予告25等の路面標示部27が形
成されている。
【0030】上記道路橋継目部1の構造Aは、道路端部
におけるアスファルト舗装部17全体および床版15の
一部に切欠部29,29が形成され、該切欠部29に伸
縮装置31が配設され、該伸縮装置31が早強コンクリ
ート、樹脂コンクリート等のコンクリート33,33に
よって固定されるように構成されている。切欠部29
は、例えば道路橋長手方向の幅が600mm、深さが15
0mmで形成される。
【0031】伸縮装置31は、図中左右の道路端部にそ
れぞれ一対の縦板35,35が設けられ、各縦板35
は、上方から上側側板37A,37Aと、下側側板41
A,41Aと、該伸縮装置31の製造時にプレス機械が
把持する把持部43A,43Aとが順に配設され、これ
らの部材37A,41A,43Aは曲げ加工によって一
体に形成されている。
【0032】一対の上側側板37Aは、上下方向の高さ
を持って道路橋幅方向に直線状に延びる一対の帯状に形
成され、該道路橋継目部1近傍の予想最高気温のときに
遊間幅が略零になるように設定された遊間部45をおい
て対向し且つ上端がアスファルト舗装面aと略一致する
ように設けられて、道路橋継目部1が設けられた主桁9
の伸縮を円滑に作用させるように構成されている。予想
最高気温は、道路橋3の設置地点における最高気温を測
定し、該測定温度に基づき該測定温度より若干高い温度
に設定される。
【0033】一対の下側側板41Aは、上下方向の高さ
を持って道路橋幅方向へ延びる一対の帯状に形成され、
一対の上側側板37Aの下側に、遊間部45の下側に位
置し該遊間部45よりも大きい幅の広幅空間47をおい
て対向するように設けられている。
【0034】一対の把持部43Aは、広幅空間47より
も小さい遊間幅の把持部遊間部49をおいて対向するよ
うに設けられている。なお、把持部遊間部49は広幅空
間47と同じ遊間幅であってもよい。
【0035】一対の下側側板41A同士の間には、該広
幅空間47を跨ぐように道路橋長手方向に伸縮可能なシ
ール部材51Aが設けられている。
【0036】シール部材51Aは、該シール部材51A
の上方に上部空間47aが下方に下部空間47bがそれ
ぞれ形成されるように広幅空間47に配設されており、
上部空間47aは遊間部45から侵入した雨水を貯溜す
る雨水貯溜部に設定されている。
【0037】そして、シール部材51Aは、シート状で
あって、中央部には遊間幅の縮小時に上部空間47aお
よび下部空間47bへ向かって容易に湾曲するように一
対の下側側板41Aとの接続端部よりも薄肉の薄肉部5
3が形成されて、広幅空間47から下方への雨水さらに
は砂、塵埃の侵入を阻止するように構成されている。
【0038】また、上側側板37Aにおける遊間部45
の反対側の面には、道路橋幅方向に300〜400mmの
間隔をおき且つ道路橋長手方向へ延びるように複数のリ
ブ部材55A,55Aが設けられ、該フランジのリブ部
材55Aの上端はアスファルト舗装面と略一致するよう
に形成されている。
【0039】上記切欠部29には固化前のコンクリート
33上にエキスパンドメタルからなる道路橋継目部強化
用部材57が設置されている。該道路橋継目部強化用部
材57は、図示しないが、その多数の孔部59内の下側
にコンクリート33が上側にアスファルト舗装部17が
それぞれ充填されて道路橋継目部1の剛性を増大させて
おり、従来の切欠部29上面にまで形成されていたコン
クリート33がアスファルト舗装部17の厚さ分だけ薄
くされても道路橋継目部1の強度を確保できるように構
成されている。
【0040】切欠部29にはアスファルト舗装部17が
敷設され、該アスファルト舗装部17は、伸縮装置31
の上側側板37Aにおける遊間部45の反対側の面に接
し且つ上記複数のリブ部材55Aによって道路橋幅方向
への流動が阻止されるように形成されていると共に、少
なくとも30mm程度の厚さでコンクリート33の表面を
覆い且つ道路橋3の他部におけるアスファルト舗装部1
7と連続するように形成されている。
【0041】また、下側側板41Aにおける遊間部45
の反対側の面には、道路橋幅方向に間隔をおき且つ道路
橋長手方向へ延びるように複数のアンカー筋61,61
がスタッド溶接によって設けられ、該アンカー筋61
は、通し筋63,63に結束されると共に、コンクリー
ト33内に埋設されて縦板35を道路橋継目部1に固定
している。
【0042】図3に示すように、上記路面標示部27
は、アスファルト舗装部17に当該路面標示部27のラ
イン長手方向へ向かって凹部65が形成され、該凹部6
5と同程度の幅で且つアスファルト舗装部17よりも上
方にまで塗料を塗布されて、表面が平坦に形成されてい
る。
【0043】次に、上記道路橋継目部1の構造Aの作用
について説明する。図2に示すように、アスファルト舗
装部17が上側側板37Aにおける遊間部45の反対側
の面に接して敷設されているので、道路橋継目部1の道
路橋3上面は上側側板37Aを除いてアスファルト舗装
部17で覆われることになり、従来、道路橋3上面にま
で露出していたコンクリート33が隠蔽される分だけ道
路橋3上面に発生しうる段差の数が減少する。
【0044】つまり、従来、遊間における段差の他に道
路橋上面に発生し得る段差は道路橋継目部1の片側につ
いてアスファルト舗装部−コンクリート−伸縮装置の間
の2箇所、両側で4箇所であったが、本実施例では道路
橋3上面にまで露出していたコンクリート33が隠蔽さ
れることにより、道路橋3上面の段差は、道路橋継目部
1の片側についてアスファルト舗装部17と伸縮装置3
1との間の1箇所、両側で2箇所になる。
【0045】そして、遊間部45の下側に該遊間部45
よりも大きい幅の広幅空間47が存し、該広幅空間47
を跨ぐようにシール部材51Aが設けられているので、
遊間部45の遊間幅の変化に関係なくシール部材51A
の円滑にシール作用が確保される。シール部材51A
は、遊間部45よりも下方の広幅空間47にいわば内蔵
された状態になる。さらに、一対の上側側板は、該道路
橋継目部1近傍の予想最高気温のときに遊間幅が略零に
なるように設定された遊間部45をおいて対向して設け
られているので、夏季等における予想最高気温のときに
は当接し、遊間部45に隙間や突起ができない。
【0046】以上により、道路橋3上面の段差数の減少
や予想最高気温のときに遊間部45に隙間、突起がなく
なることによって衝撃力および衝撃音の発生を減少する
ことができると共に、遊間部45による衝撃音の増幅を
解消することができ、走行車両に対する快適性を向上す
ることができる。
【0047】そして、上側側板における遊間部45の反
対側の面に、道路橋幅方向に間隔をおき且つ道路橋長手
方向へ延びるように複数のリブ部材55Aが設けられ、
該複数のリブ部材55Aによってアスファルト舗装部1
7は道路橋幅方向への流動が阻止されているので、道路
橋継目部1の道路橋3上面をコンクリート33よりも流
動しやすいアスファルト舗装部17で覆っても、アスフ
ァルト舗装部17は、大型車両の通行さらには高温時の
軟化によって道路橋幅方向へ流動して波打つことがな
く、常に平坦に保持することができる。また、リブ部材
55Aはその上端がアスファルト舗装面aと略一致する
ので、アスファルト舗装部17の磨耗を低減することが
できる。
【0048】さらに、シール部材51Aは該シール部材
51Aの上方に上部空間47aが下方に下部空間47b
がそれぞれ形成されるように上記広幅空間47に配設さ
れているので、道路橋3の伸縮に伴ってシール部材51
Aは上部空間47aおよび下部空間47bへ向かって変
形し、下側側板41Aへの密着面積の増加、広幅空間4
7の閉塞等が可能になってシール性が向上する。そし
て、上記上部空間47aは上記遊間部45から侵入した
雨水を貯溜する雨水貯溜部に設定されているので、降雨
時には上部空間47aに雨水が貯溜され、下方へ流下す
るのを阻止することができる。
【0049】また、シール部材51A上の遊間部45お
よび広幅空間47内に侵入した砂、塵埃もシール部材5
1Aによって下方への侵入が阻止されるが、上側側板3
7Aおよび下側側板41Aには、微振動する床版15に
よる微振動と、昼夜の温度変化によって道路橋長手方向
への微小な往復運動、車両の活荷重による上下方向の振
動等が作用するため、シール部材51A上の砂等は揉み
擦り状態となってアスファルト舗装面a上におどり出
る。このため、砂等が遊間部45および下側遊間部47
内に溜まり込むことがない。
【0050】また、一対の上側側板37Aを構成する各
上側側板37Aと上記一対の下側側板41Aを構成する
各下側側板41Aとが、上下に対応する側板37A,4
1A同士が一体になるように設けられているので、上側
側板37Aと下側側板41Aとを一枚の板材から形成し
得、道路橋継目部1の構造Aを簡単にすることができ
る。
【0051】また、一対の把持部43Aは、広幅空間4
7よりも小さい遊間幅の把持部遊間部49をおいて対向
するように設けられているので、シール部材51Aが広
幅空間47から下方へ脱落するのを防止することができ
ると共に、コンクリート33の敷設体積を増加して剛性
を増大することができる。
【0052】次に、上記路面標示部27の形成方法につ
いて説明する。図3に示すように、例えば車線境界線2
3の形成方法について説明すると、図示しない2枚歯の
アスファルトカッタによって、形成しようとする路面標
示部27のライン幅(例えば150mm)と同程度の幅で
深さ1〜30mm程度の2本の溝条67,67を道路橋長
手方向(路面標示部27のライン長手方向)へ向かって
形成する。この後、回転するカッタ等の切削用機械を、
その切削回転方向をライン長手方向へ配向して該ライン
長手方向へ進行させて該2本の溝条67間のアスファル
ト舗装部17を切削し、幅130mmの凹部65を形成す
る。次に、該凹部65に塗料をライン長手方向へ塗布し
ていき、塗料が溝条67に充填されて表面が平坦な路面
標示部27を形成する。
【0053】上記路面標示部27の形成方法によれば、
アスファルト舗装部17上の塗料が消失後においても塗
料が充填された凹部65によって路面標示機能が発揮さ
れ、路面標示部27の標示期間を延長することができ
る。また、あらかじめ2本の溝条67を形成することに
よって凹部65形成時において該凹部65の両側端の位
置決めがなされ且つ凹部65の側壁が明瞭な段状に形成
されると共に、切削用機械の切削回転方向をライン長手
方向へ配向することによって凹部65の底壁が全幅にわ
たって平坦に形成されることになり、正確な矩形断面形
状の凹部65を蛇行することなく形成することができ
る。
【0054】なお、上記路面標示部27の形成方法にお
いて、切削回転方向はライン幅方向に配向させてもよ
い。
【0055】さらに、上記路面標示部27の形成方法に
おいては、2本の溝条67を形成することなく直ちに切
削機械によって凹部65を形成してもよい。
【0056】また、路面標示部の形成方法として、上記
形成方法に代え、アスファルト舗装部17の厚さの円柱
状の柱状体を抜き取り、該柱状体を図示しない切断用台
に載せて所定長さ切断し、これによって抜き取り後に形
成された穴部の深さ寸法よりも背の低い柱状体を形成し
て該穴部に充填し、路面標示部形成用の凹部を形成して
もよい。
【0057】また、上記柱状体の抜き取りによって凹部
を形成する場合には、路面標示部27を直線状に代えて
大径(例えば500mm程度)の円形形状とし、該円形の
路面標示部を道路橋長手方向に所定の間隔をおいて複数
個形成して路面標示機能を発揮させるようにしてもよ
い。
【0058】次に図4は本発明の第2実施例を示す。本
実施例は道路橋継目部1で発生する衝撃音を低減しよう
とするものである。
【0059】具体的には、一対の上側側板37Aが下方
にいくにしたがって遊間幅が拡大する遊間部45を形成
する傾斜部68に形成されている。したがって、遊間部
45を介して広幅空間47に侵入した衝撃音は回折によ
って広幅空間47内に広がるが、上方への出口が狭まっ
ている傾斜部68によって外部へ出にくいために広幅空
間47からアスファルト舗装部17まで漏れ出る音は低
い音になり、騒音を低減することができる。
【0060】次に図5〜図8は本発明の第3実施例を示
す。本実施例に係る伸縮装置31は、一対の上側側板3
7Bを構成する各上側側板37Bと一対の下側側板41
Bを構成する各下側側板41Bとを、上下に対応する側
板同士37B,41Bが互いに別体になるように設けた
ものである。
【0061】具体的には、図5に示すように、伸縮装置
31は、一対の上側側板37Bが道路橋幅方向へ向かっ
て凹凸状に連続するフィンガージョイントタイプであ
る。図6に示すように、伸縮装置31は、一対の上側側
板37B,37Bを有する上部構造部69と一対の下側
側板41B,41Bを有する下部構造部71とに分割さ
れ、上部構造部69と下部構造部71とはそれぞれ別々
に道路橋継目部1に設置されるように構成されている。
【0062】図7に示すように、上部構造部69の各上
側側板37Bは道路橋幅方向へ向かって凹凸状に屈曲形
成されていると共に、各上側側板37Bの下端には遊間
部45の反対側に上側側板37Bの全幅にわたって水平
の底板73,73が連接され、該上側側板37Bと底板
73とにはリブ部材55Bが接合されている。そして、
上部構造69は、一対の上側側板37Bが遊間部45を
存して噛合するようにコンクリート33上に配置され、
あらかじめコンクリート33に埋設しておいた上部構造
部69固定用の第1アンカー筋77に底板73が締結さ
れることよって、道路橋継目部1に構築されている。
【0063】底板73には所定の開孔パターンで複数の
貫通孔75,75,…が形成されている。各リブ部材5
5Bの上端縁部55aには先端にいくにしたがって緩や
かに下降する下降部が形成されて、除雪車の除雪用グレ
ーダの刃先から伸縮装置31を保護するようにされてい
る(図6参照)。
【0064】一方、図6および図8に示すように、下部
構造部71は、曲げ加工によって一対の下側側板41B
を構成する各下側側板41Bに一対の把持部43Bが段
付き状に形成され、一対の下側側板41Bの間における
広幅空間47には道路橋幅方向に延びる中空状のシール
部材51Bが配設されている。
【0065】シール部材51Bは、第1実施例と同様に
その上方に上部空間47aが下方に下部空間47bがそ
れぞれ形成されるように広幅空間47に配設され、上部
空間47aは雨水貯溜部に設定されている。そして、シ
ール部材51Bは、広幅空間47の最大縮小時に一対の
下側側板41Bから受ける大きな圧力によって広幅空間
47全体に充満し、下側側板41Aに密着し、広幅空間
47の最小縮小時の小さな圧力によっても一対の下側側
板41Bに密着して雨水、砂、塵埃の侵入を阻止できる
ように設定されている。
【0066】下側側板41Bにおける遊間部45の反対
側の面には、道路橋幅方向に間隔をおき且つ道路橋長手
方向へ延びるように複数の下部構造部71固定用の第2
アンカー筋79が設けられている。該第2アンカー筋7
9は、コンクリート33内に埋設されて下部構造部71
を道路橋継目部1に固定している。また、コンクリート
33内には道路橋継目部強化用部材57が埋設され、道
路橋継目部1の強度を確保している。
【0067】次に、第3実施例に係る道路橋継目部1の
施工手順について説明する。 (1)橋桁5の床部13に切欠部29を形成する。新設
の道路橋の場合には、仮設の床部13を切除して形成
し、既設の道路橋の場合には在来の伸縮装置、コンクリ
ート等を撤去して形成する。
【0068】(2)切欠部29に所定の遊間幅の広幅空
間47をおいて下部構造部71を配置する。第1アンカ
ー筋77と第2アンカー筋79とを通し筋63に結束す
る。第2アンカー筋79上に道路橋継目部強化用部材5
7を設置して結束する。
【0069】(3)コンクリート33を下側側板41B
の上端にまで打設し、下部構造部71を固定すると共に
道路橋継目部強化用部材57を埋設する。この際、第1
アンカー筋77の先端をコンクリート33よりも上方へ
突出させておく。
【0070】(4)コンクリート33が固化した後、広
幅空間47にシール部材51Bを配設する。
【0071】(5)図示しないが、上部構造部69を設
置する部位におけるコンクリート33上に樹脂モルタル
または注入モルタルを敷設した水平形成部を形成する。
【0072】(6)上記水平形成部が固化する前に該水
平形成部に上部構造部69を載せ、上部構造部69の貫
通孔75より上方へ水平部の樹脂モルタル等を上方へ流
出させながら押し込み、上部構造部69をコンクリート
33上に水平に且つ隙間なく設置する。
【0073】(7)上部構造部69を第1アンカー筋7
7に締結して上部構造部69と下部構造部71とを連結
する。
【0074】(8)切欠部29にアスファルト等を上部
構造部69のリブ部材55Bの間に敷設し、上面がアス
ファルト舗装面aと上側側板37B上端とに面一にされ
たアスファルト舗装部17を形成する。
【0075】(9)切欠部29におけるアスファルト舗
装部17を転圧して該アスファルト舗装部17を押し固
め、道路橋継目部1の構造Aが形成される。
【0076】本実施例では、上記一対の上側側板37B
を構成する各上側側板37Bと上記一対の下側側板41
Bを構成する各下側側板41Bとが上下に対応する側板
37B、41B同士が互いに別体になるように設けられ
ているので、一対の上側側板37Bを道路橋幅方向へ向
かって歯形の凹凸形状に形成し得、歯形の伸縮装置31
についても段差の数を減少することができる。
【0077】また、中空状のシール部材51Bは道路橋
3の伸縮に伴って上部空間47aおよび下部空間47b
へ向かって変形して広幅空間47全体に充満して下側側
板41Bに密着するため、よりシール部材51Bのシー
ル性を向上することができ、雨水の流下阻止効果を向上
することができる。
【0078】なお、上記実施例の道路橋3は、鋼橋以外
の、PC(プレストレストコンクリート)橋、RC(レ
インフォースドコンクリート)橋等の桁橋であってもよ
い。
【0079】また、第3実施例では、上部構造部69の
底板73上に、リブ部材55の他に底板73上の全面に
設けられたエキスパンドメタルからなる流動阻止部材8
1(図6の左側の底板73上にのみ図示)や、底板73
上に散在させて設けられた両端が屈曲された棒状の複数
のジベル83,83,…(図6および図7参照)を備え
て、アスファルト舗装部17の道路橋幅方向への流動を
阻止してもよい。
【0080】また、第3実施例の上側側板37Bは、歯
形に代え、直線状に形成されてもよい。
【0081】なお、シール部材51Bは、上記シート状
の第1実施例のシール部材51Aや中空状の第3実施例
のシール部材51B以外、例えばやや厚肉の平板状であ
ってもよい。
【0082】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、アスファルト舗装部を上側側板における遊間部の
反対側の面に接して敷設しているので、従来、道路橋上
面にまで露出していたコンクリートを隠蔽して道路橋上
面に発生しうる段差の数を減少することができる。ま
た、広幅空間を跨ぐようにシール部材が設けられている
と共に一対の上側側板は、道路橋継目部近傍の予想最高
気温のときに遊間幅が略零になるように設定された遊間
部をおいて対向して設けられているので、シール部材を
広幅空間に内蔵して道路橋上面や遊間部からシール部材
をなくし、さらには予想最高気温時には遊間部における
隙間を完全になくすことができる。
【0083】このため、道路橋上面の段差数の減少や予
想最高気温のときに遊間部に隙間、突起がなくなること
によって衝撃力および衝撃音の発生を減少することがで
きると共に、遊間部による衝撃音の増幅を解消すること
ができ、走行車両に対する快適性を向上することができ
る。
【0084】また、複数のリブ部材によってアスファル
ト舗装部の道路橋幅方向への流動が阻止されていると共
に上端がアスファルト舗装面と略一致するので、例え道
路橋継目部の道路橋上面をコンクリートよりも流動しや
すいアスファルト舗装部で覆っても、アスファルト舗装
部を常に平坦に保持すると共に磨耗を低減することがで
きる。
【0085】また、請求項2に係る発明によれば、シー
ル部材は該シール部材の上方に上部空間が下方に下部空
間がそれぞれ形成されるように広幅空間に配設され、上
部空間は遊間部から侵入した雨水を貯溜する雨水貯溜部
に設定されているので、道路橋の伸縮に伴ってシール部
材は上部空間および下部空間へ変形してシール性を向上
することができると共に、降雨時には上部空間に雨水が
貯溜されて下方へ流下するのを阻止することができる。
この結果、降雨時に大量の雨水の流下や道路橋下部構造
の腐食を防止することができる。
【0086】また、請求項3に係る発明によれば、一対
の上側側板と一対の下側側板のうちの上下に対応する側
板同士が一体になるように設けられているので、道路橋
継目部の構造を簡単にすることができる。
【0087】また、請求項4に係る発明によれば、各上
側側板と各下側側板とが上下に対応する側板同士が互い
に別体になるように設けられているので、一対の上側側
板を一対の下側側板と関係なく自由な形状に形成するこ
とができ、例えば、上側側板を車幅方向へ向かって歯形
の凹凸形状に形成すれば歯形の伸縮装置についても段差
の数を減少することができる。
【0088】また、請求項5に係る発明によれば、一対
の上側側板が下方にいくにしたがって遊間幅が拡大する
遊間部を形成する傾斜部に形成されているので、遊間部
を介して広幅空間に侵入した衝撃音がアスファルト舗装
部上に出にくくして騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る道路橋継目部の構造
が適用された道路橋の平面図である。
【図2】上記道路橋継目部の断面図である。
【図3】上記道路橋に形成された路面標示部の縱断斜視
図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る道路橋継目部の要部
拡大断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る道路橋継目部の平面
図である。
【図6】上記道路橋継目部の断面図である。
【図7】上記道路橋継目部に設置された伸縮装置の平面
図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 道路橋継目部 17 アスファルト舗装部 37A,37B 上側側板 41A,41B 下側側板 45 遊間部 47 広幅空間 47a 上部空間 47b 下部空間 51A,51B シール部材 55A,55B リブ部材 68 傾斜部 A 道路橋継目部の構造 a アスファルト舗装面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路橋継目部に、該道路橋継目部近傍の
    予想最高気温のときに遊間幅が略零になるように設定さ
    れた遊間部をおいて対向し且つ上端がアスファルト舗装
    面と略一致するように設けられ、上下方向の高さを持っ
    て道路橋幅方向に延びる一対の帯状の上側側板と、 該一対の上側側板の下側に、上記遊間部の下側に位置し
    該遊間部よりも大きい幅の広幅空間をおいて対向するよ
    うに設けられ、上下方向の高さを持って道路橋幅方向へ
    延びる一対の帯状の下側側板と、 該一対の下側側板同士の間に上記広幅空間を跨ぐように
    設けられた道路橋長手方向に伸縮可能なシール部材と、 上記上側側板における上記遊間部の反対側の面に道路橋
    幅方向に間隔をおき且つ道路橋長手方向へ延びるように
    設けられると共に、上端がアスファルト舗装面と略一致
    する複数のリブ部材と、 上記上側側板における上記遊間部の反対側の面に接し且
    つ上記複数のリブ部材によって道路橋幅方向への流動が
    阻止されるように敷設されたアスファルト舗装部とを備
    えていることを特徴とする道路橋継目部の構造。
  2. 【請求項2】 上記シール部材は該シール部材の上方に
    上部空間が下方に下部空間がそれぞれ形成されるように
    上記広幅空間に配設され、上記上部空間は上記遊間部か
    ら侵入した雨水を貯溜する雨水貯溜部に設定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の道路橋継目部の構造。
  3. 【請求項3】 上記一対の上側側板を構成する各上側側
    板と上記一対の下側側板を構成する各下側側板とは、上
    下に対応する側板同士が一体になるように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の道路橋継目
    部の構造。
  4. 【請求項4】 上記一対の上側側板を構成する各上側側
    板と上記一対の下側側板を構成する各下側側板とは、上
    下に対応する側板同士が互いに別体になるように設けら
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の道路
    橋継目部の構造。
  5. 【請求項5】 上記一対の上側側板は、下方にいくにし
    たがって遊間幅が拡大する遊間部を形成する傾斜部に形
    成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1記載の道路橋継目部の構造。
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