JP3115373U - シートを挟み込む組子を備えた障子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 障子紙の張り替えが簡便かつ容易であって、張り替え時に糊及び水を一切使用しない障子を提供する。また、張られた障子紙に弛み又は皺等がない良好な仕上がりを容易に得ることができる障子を提供する。
【解決手段】 永久磁石部6を備えた第1の組子5と、この第1の組子5が固定された障子框7と、この障子框7に嵌め込まれており、この第1の組子5との間で障子用シート3を挟み込んで固定するための永久磁石部2を備えた、脱着可能な第2の組子1とを備えた障子が提供される。ここで、障子用シート3の周縁は、第2の組子1に針4によって固定されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本考案は、建具の障子に関する。
従来、障子において、障子紙は、桟に糊付けされている。従って、障子紙の張り替えには、障子紙を剥がし、糊を落として桟の前処理を行い、桟に糊付けをして障子紙を貼り付け、余った障子紙の部分を切り落とすといった作業が行われていた。これに対して、実開昭50−092023公報には、障子の対となるほね組みに穴及び突起が設けられており、この突起により障子紙を保持することによってノリが不要となる簡易式障子が開示されている。
上述したように、障子紙の張り替えは、相当に手間のかかる面倒な作業となっていた。さらに、障子紙を剥がして桟の前処理を行う作業は、必ず、水洗等のための水を相当量必要とし、水を扱うことができる作業場で行われなければならなかった。また、このような障子の張り替えは、年末等の厳冬期においてなされることが多く、労力と忍耐を要する作業となっていた。
また、張られた障子紙に弛み又は皺等が無い良好な仕上がりを得るためには、上述した各作業において、相当の工夫、熟練が必要となっていた。一方、上述したノリが不要である簡易式障子においても、突起の及ばない桟の角や周辺付近においては、弛み及び皺等を抑えるのは容易ではなかった。
従って、本考案の目的は、障子紙の張り替えが簡便かつ容易であって、張り替え時に糊及び水を一切使用しない障子を提供することにある。さらに、本考案の他の目的は、張られた障子紙に弛み又は皺等が無い良好な仕上がりを容易に得ることができる障子を提供することにある。
本考案によれば、桟を備えた第1の組子と、この第1の組子が固定されており框からなる枠体と、この枠体に嵌め込まれており、この第1の組子との間で障子用シートを挟み込んで固定するための、桟を備えた脱着可能な第2の組子とを備えた障子が提供される。この際、第1の組子及び第2の組子が、それぞれの桟に取り付けられており互いに引き合う永久磁石部によって、又は永久磁石部と磁性金属部とによって固定されていることが好ましい。また、障子用シートの周縁が、第2の組子に針によって固定されていることが好ましい。
障子用シートが、第1の組子と第2の組子との間に挟み込まれて物理的に固定されるので、張り替えのために糊又は水を一切使用せず、張り替え作業を乾式にて容易に行うことができる。また、桟の前処理時の清掃も容易となる。すなわち、張り替え作業の省労力化、省資源化及び省廃棄物化を実現することができる。
ここで、第1の組子及び第2の組子が、それぞれの桟に取り付けられた互いに引き合う永久磁石部によって固定される場合、その間に存在する障子用シートも、浮きがない状態で確実に固定される。なお、第1の組子及び第2の組子に、永久磁石部及び磁性金属部がそれぞれ取り付けられていても同様の効果が得られることは明らかである。さらに、障子用シートの周縁が、ステプラ、ホチキス等を用いて針等によって、第2の組子に確実に固定される場合、障子用シートの弛み又は皺等が無い良好な仕上がりが得られる。
さらに、障子用シートとして、従来の障子紙、その他の紙、布若しくは風呂敷等の天然若しくは合成繊維、プラスチックシート及び樹脂シートからなるグループから選択された少なくとも1つが用いられてもよい。これにより、建具として、それぞれの材質特有の質感及び特性を享受することができる。なお、本考案は、障子用シート全体を物理的に固定するものであるから、障子用シートのデザインとして、需要者の好みにあった、より自由な絵柄を採用することができる。また、例えば、1つの障子面において障子紙部分と天然繊維部分とが併存するデザインも可能となる。
以上のように、本考案による障子は、障子紙の張り替えが簡便かつ容易であって、張り替え時に糊又は水を一切使用せずに張り替え作業を乾式にて行うことができる。すなわち、張り替え作業の省労力化、省資源化、省廃棄物化を実現可能とする。
また、本考案によれば、障子用シートの弛み又は皺等の無い良好な仕上がりが得られる。また、障子用シートのデザインとして、需要者の好みにあった、より自由な絵柄を採用することができる。さらに、種々の材質の障子用シートを選択することにより、建具として種々の質感、特性を享受することができる。
図1(A)及び(B)は、本考案による、障子用シートが取り付けられた第2の組子の一実施形態を示す。図1(A)によれば、複数の縦桟及び複数の横桟からなる第2の組子としての可動組子1は、スプルス材、米ヒバ材、杉材又は檜材等で形成されており、鉄系、希土類系又はフェライト系等の永久磁石部としてのマグネットシート2が、その桟の位置に両面テープを用いて貼付されている。この際、マグネットシート2として、挟み込む障子用シートの厚みに合わせて、十分に強力な磁力を有するものが選択される。なお、マグネットシート2の代わりに、例えば永久磁石の棒又は片が可動組子1の桟に埋め込まれていてもよい。また、マグネットシート2の取り付け箇所の数は、図に限定されることなく任意であるが、障子用シートをより良好に固定するために、組子中央部の取り付け箇所を含めて相当数であることが好ましい。
図1(B)によれば、障子用シートとしての障子紙3が、マグネットシート2が貼付された面を覆うように可動組子1に固定される。この際、障子紙3は、その周縁を可動組子1の端辺に沿って折り曲げられた状態で、ステプラ、ホチキス等を用いて複数個の針4によって固定される。周縁が折り曲げられた際に余分となる障子紙3の部分は、固定に先立って又は固定後に切り取られる。固定用の針4は、障子紙3の縁を挟んで可動組子1の上下端面及び左右側端面に打ち付けられる。なお、障子紙3の周縁が、針4の代わりに両面テープを用いて固定されてもよい。
図2(A)及び(B)は、障子用シートが固定された第2の組子を、第1の組子が固定された枠体に嵌め込んだ、本考案による障子の一実施例を示す。図2(A)によれば、複数の縦桟及び複数の横桟からなる第1の組子としての固定組子5は、可動組子1と同様、スプルス材、米ヒバ材、杉材又は檜材等で形成されており、同様にスプルス材、米ヒバ材、杉材又は檜材等で形成されており縦框及び横框からなる枠体7に、組み込みによって又は接着剤等によって、固定されている。さらに、固定組子5には、マグネットシート6が、可動組子1に貼付されたマグネットシート2に対向する桟の位置に、両面テープを用いて貼付されている。ここで、マグネットシート2又は6のいずれか一方が、マグネットシートと引き合う鉄片等の磁性金属片であってもよい。また、マグネットシート又は磁性金属片の代わりに、永久磁石又は磁性金属の棒又は片が固定組子5の桟に埋め込まれていてもよい。この固定組子5が固定された枠体7に、障子紙3が固定された可動組子1を嵌め込んで、嵌め込まれた可動組子1を互いに引き合うマグネットシート2及び6によって固定することにより、図2(B)に示すように、本考案による障子8が完成する。
本考案による、障子用シートが取り付けられた第2の組子の一実施形態を示す。 障子用シートが固定された第2の組子を、第1の組子が固定された枠体に嵌め込んだ、本考案による障子の一実施例を示す。
符号の説明
1 可動組子(第2の組子)
2、6 永久磁石部
3 障子紙(障子用シート)
4 針
5 固定組子(第1の組子)
7 枠体
8 障子本体

Claims (4)

  1. 桟を備えた第1の組子と、該第1の組子が固定されており框からなる枠体と、該枠体に嵌め込まれており、該第1の組子との間で障子用シートを挟み込んで固定するための、桟を備えた脱着可能な第2の組子とを備えた障子。
  2. 前記第1の組子及び前記第2の組子が、それぞれの桟に取り付けられており互いに引き合う永久磁石部によって、又は永久磁石部と磁性金属部とによって固定されていることを特徴とする請求項1に記載の障子。
  3. 前記障子用シートの周縁が、前記第2の組子に針によって固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の障子。
  4. 前記障子用シートが、紙、天然繊維、合成繊維、プラスチックシート及び樹脂シートからなるグループから選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の障子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018127772A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 凸版印刷株式会社 障子

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