JP3115218B2 - 移動式クラッシャ - Google Patents

移動式クラッシャ

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JP3115218B2 JP07289769A JP28976995A JP3115218B2 JP 3115218 B2 JP3115218 B2 JP 3115218B2 JP 07289769 A JP07289769 A JP 07289769A JP 28976995 A JP28976995 A JP 28976995A JP 3115218 B2 JP3115218 B2 JP 3115218B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にサイドコンベ
ヤの配置変え工事をするまでもなく、振動フィーダで選
別された土砂分を走行台車の幅方向の両側に自在に排出
することを可能ならしめるようにした移動式クラッシャ
に係る技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、クラッシャとしては、定
置式クラッシャと移動式クラッシャとが知られている。
ところで、後者の移動式クラッシャは、被破砕物の破砕
処理に都合の良い位置に自由自在に移動して、高能率で
被破砕物を破砕処理し得る優れた機能を有している。こ
のような移動式クラッシャは、例えば実開平5−138
063号公報に記載されている。以下、この実開平5−
138063号公報に開示されてなる移動式クラッシャ
の構成を、その側面を示す全体構成説明図の図6と、図
6のB−B線断面図の図7とを参照しながら、同明細書
に記載されている同名称と同符号とを以て説明する。
【0003】即ち、図に示す符号1は移動式クラッシャ
で、この移動式クラッシャ1は無端状のキャタピラ2a
により走行するクローラ2のフレーム3の上に、柱脚1
0a,10bを介してホッパ10およびその下側に被破
砕物を大塊と細粒と土砂分とに選別するグリズリ付振動
フィーダ20が搭載されている。このグリズリ付振動フ
ィーダ20の下側に振動篩50を備えたシュート21が
設けられており、振動篩50の篩下の土砂分はシュート
を介して、図7に示すように、この移動式クラッシャ1
の幅方向の一方側に突出する状態で固定配設されてなる
補助輸送機60(以下、サイドコンベヤという。)に排
出されるようになっている。
【0004】一方、振動篩50の篩上の細粒はシュート
を介して、移動式クラッシャ1の長手方向の下流側に向
かって傾斜して立ち上がる輸送機40(以下、メインコ
ンベヤという。)に排出され、さらにこの輸送機40に
は前記グリズリ付振動フィーダ20の下流の直近に設け
られたクラッシャ30で破砕された破砕産物がシュート
を介して排出されるようになっている。その他、この移
動式クラッシャ1にはディーゼルエンジン70と燃料タ
ンク80および作動油タンク82が搭載されている。な
お、クラッシャ30の上部両側に設けられてなるものは
階段90を有する点検用の踊場92である。
【0005】以下、上記構成になる移動式クラッシャ1
の作動を説明すると、移動式クラッシャ1の前方先端側
を採掘現場に向け、ディーゼルエンジン70を始動して
各機器の作動を確認した後、採取した岩石等の被破砕物
をホイールローダや油圧ショベル等の掘削積込機械によ
りホッパ10に投入する。ホッパ10に投入された被破
砕物はグリズリ付振動フィーダ20でクラッシャ30側
へ移動される間に大塊、細粒および土砂分に選別され
る。選別された細粒および土砂分は振動篩50により細
粒と土砂分とに選別され、細粒はメインコンベヤ40
へ、また土砂分はサイドコンベヤ60へとそれぞれシュ
ートを介して排出される一方、グリズリ付振動フィーダ
20からクラッシャ30に投入された大塊の被破砕物
は、所定の粒度範囲の破砕産物となってシュートを介し
てメインコンベヤ40に排出される。
【0006】そして、このメインコンベヤ40で搬送さ
れると共に排出された細粒と破砕産物とは製品として、
移動式クラッシャ1の外方に配設されてなる図示しない
長尺のベルトコンベヤで製品集積場まで搬送される。勿
論、サイドコンベヤ60で搬送されると共に排出された
土砂分は、移動式クラッシャ1の幅方向の外方に配設さ
れてなる図示しない長尺のベルトコンベヤで土砂集積場
まで搬送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サイドコン
ベヤで搬送される土砂分等の搬送物の排出位置を変えな
ければならない場合がある。しかしながら、従来例に係
る移動式クラッシャのサイドコンベヤは、上記のとお
り、移動式クラッシャの幅方向の一方側に突出する状態
で固定配設されてなる構成になっているために、土砂分
の排出位置を変えるためには、サイドコンベヤの配置変
え工事を行わなければならない。つまり、サイドコンベ
ヤの配置変え工事(サイドコンベヤの向きを変える。)
に大変な手間と費用とを要するので、移動式クラッシャ
の稼働率の向上ならびに破砕製品の生産コストの低減を
阻む要因となっている。
【0008】移動式クラッシャを移動させて向きを変え
たり、移動式クラッシャの外方に配設されている長尺の
ベルトコンベヤの配置変え等によって上記課題を解決し
得るように考えられる。しかしながら、ホッパへの被破
砕物の投入作業の関係上、移動式クラッシャの前方先端
側を採掘現場に向ける必要があり、移動式クラッシャの
配置変えをしない方が好ましい。また、ベルトコンベヤ
の配置変えはサイドコンベヤの配置変えと同様、大変な
手間と費用とを要するので好ましくない。
【0009】従って、本発明の目的とするところは、サ
イドコンベヤの配置変え工事を行うまでもなく、サイド
コンベヤにより搬送される搬送物の排出位置を自在に変
更することを可能ならしめる移動式クラッシャを提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記実情に鑑み
てなされたものであって、従って本発明の請求項1に係
る移動式クラッシャが採用した主たる手段は、走行台車
2の上にクラッシャ4が設けられ、該クラッシャ4に被
破砕物を大塊と細粒と土砂分とに選別して大塊の被破砕
物のみを投入する振動フィーダ5が設けられ、前記クラ
ッシャ4の下方位置に、該クラッシャ4で破砕された破
砕産物を排出するメインコンベヤ6が設けられると共
に、前記振動フィーダ5の下方位置に、少なくとも該振
動フィーダ5で選別された土砂分を排出するサイドコン
ベヤ7が設けられてなる移動式クラッシャにおいて、前
記サイドコンベヤ7の先端部のそれぞれを走行台車2の
幅方向の外方に突出させて配設すると共に、該サイドコ
ンベヤ7の搬送ベルト7aを可逆自在に作動させるベル
ト駆動装置8を設けたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項2に係る移動式クラ
ッシャが採用した主たる手段は、請求項1に記載の移動
式クラッシャにおいて、前記走行台車2の上に、該走行
台車2の進退方向と直交する向きにガイド部材9を設
け、該ガイド部材9により前記サイドコンベヤ7を該走
行台車2の幅方向に可逆移動自在に支持したことを特徴
とする。
【0012】また、本発明の請求項3に係る移動式クラ
ッシャが採用した主たる手段は、請求項2に記載の移動
式クラッシャにおいて、前記ガイド部材9を、前記走行
台車2の進退方向向きの傾動支点軸10により傾動可能
に支持すると共に、該走行台車2に、前記サイドコンベ
ヤ7を傾動させるコンベヤ傾動装置11を設けたことを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】発明者等は、サイドコンベヤ7の
配置変え工事を行わず、また移動式クラッシャ1を移動
させず、しかも移動式クラッシャ1の外方に配設されて
なる長尺のベルトコンベヤの配置変え工事を行うまでも
なく、サイドコンベヤ7による土砂分の排出位置を自在
に変更するためには、サイドコンベヤ7により移動式ク
ラッシャ1の幅方向の両側に搬送物を搬送・排出し得る
手段、このサイドコンベヤ7をその長手方向に移動させ
る手段、このサイドコンベヤ7を傾動させる手段あるい
はこのサイドコンベヤ7をその長手方向に移動させ、か
つ傾動させる手段を移動式クラッシャ1に付設すればば
良いと考えて、本発明をなしたものである。
【0014】以下、本発明の実施の形態1に係る移動式
クラッシャを、その側面図の図1と、その平面図の図2
と、図1のA矢視図の図3とを参照しながら説明する。
【0015】即ち、図1乃至2に示す符号2は、移動式
クラッシャ1の下部を構成する履帯式の走行台車であっ
て、この走行台車2の上にはフレーム3が設けられてい
る。そして、このフレーム3の略中央位置には、電動機
等の図示しない駆動装置により駆動されるジョークラッ
シャ4(以下、クラッシャという。)が搭載されてい
る。また、このフレーム3の上に立設されてなる複数本
の支柱部材3aにより、ホッパ5aに投入された被破砕
物を大塊と細粒および土砂分とに選別し、選別した大塊
の被破砕物だけを前記クラッシャ4に投入するグリズリ
付振動フィーダ5が支持されている。
【0016】また、このフレーム3の上には、図1と図
2とに示すように、前記クラッシャ4で所定範囲内の粒
度に破砕された破砕産物を、この移動式クラッシャ1の
進退方向の後ろ側の外方位置(図1,2における右側外
方位置)まで搬送するメインコンベヤ6が、この移動式
クラッシャ1の長手方向である進退方向と平行に配設さ
れている。
【0017】さらに、このフレーム3の上であって、か
つグリズリ付振動フィーダ5の下方位置には、グリズリ
付振動フィーダ5で選別された細粒と土砂分とからなる
搬送物を移動式クラッシャ1の外方位置に搬出する後述
する構成になるサイドコンベヤ7が配設されている。こ
のサイドコンベヤ7は移動式クラッシャ1の幅寸法より
も長尺で、この移動式クラッシャ1の幅方向の両側外方
位置まで先端部のそれぞれが突出するように配設されて
いる。そして、このサイドコンベヤ7の搬送ベルト7a
は、図2と図3とに示すように、このサイドコンベヤ7
の長手方向の一方側の先端付近の上側に設けられたベル
ト駆動装置である可逆回転自在なコンベヤ駆動モータ8
により、可逆自在に移動されるように構成されている。
【0018】なお、このフレーム3のクラッシャ4を挟
む反グリズリ付振動フィーダ5側に設けられてなるもの
は図示しないディーゼルエンジンで駆動される発電機2
0であり、この発電機20に隣接したクラッシャ4側に
設けられてなるものは油圧ユニット21であり、またこ
れら発電機20や油圧ユニット21の下方位置に設けら
れてなるものは制御盤22である。
【0019】以下、上記構成になる移動式クラッシャ1
の作用態様を説明すると、移動式クラッシャ1の前方先
端側を採掘現場に向け、ディーゼルエンジンを始動して
各機器の作動を確認した後、採取した岩石等の被破砕物
をホイールローダや油圧ショベル等の掘削積込機械によ
りホッパ5aに投入する。このホッパ5aに投入された
被破砕物はグリズリ付振動フィーダ5でクラッシャ4側
へ移動される間に大塊、細粒および土砂分に選別され
る。グリズリ付振動フィーダ5からクラッシャ4に投入
された大塊の被破砕物は、クラッシャ4により破砕され
て所定の粒度範囲の破砕産物となってシュートを介して
メインコンベヤ6に排出される一方、細粒および土砂分
はシュート5bを介してサイドコンベヤ7へ排出され
る。
【0020】そして、このメインコンベヤ6により搬送
されて排出される破砕産物は骨材等の破砕製品として、
移動式クラッシャ1の外方に配設されている図示しない
長尺のベルトコンベヤにより製品集積場まで搬送される
一方、サイドコンベヤ7により搬送されて排出される細
粒と土砂分とは、移動式クラッシャ1の幅方向の外方に
配設されている図示しない長尺のベルトコンベヤにより
細粒・土砂集積場まで搬送されることになる。
【0021】細粒と土砂分との排出位置の変更に際して
は、コンベヤ駆動モータ8の回転を逆回転させる。従っ
て、土砂分の排出位置を移動式クラッシャ1の幅方向の
一方側から他方側に、また他方側から一方側に自由自在
に変更することができる。このように、本実施の形態1
によれば、移動式クラッシャ1の幅方向の一方側から排
出していた細粒と土砂分を他方側から排出する場合で
も、従来例のように、サイドコンベヤ7の配置変え工事
を行う必要がないので、サイドコンベヤ7の配置変え工
事に要する手間と費用とを削減することができる。この
ように、細粒と土砂分の排出位置の変更を伴う場合で
も、サイドコンベヤ7の配置変え工事が不要になりかつ
工事費も削減されるので、移動式クラッシャ1の稼働率
の低下を最小限に止めることができ、破砕製品の生産性
の向上に寄与することができると共に、破砕製品の生産
コストも削減することができる。
【0022】本発明の実施の形態2に係る移動式クラッ
シャを、グリズリ付振動フィーダ側から見たその正面図
の図4を参照しながら、上記実施の形態1と同一のもの
には同一符号を付し、かつ同一名称を以て以下に説明す
る。但し、本実施の形態2が、上記実施の形態1と相違
するところは、サイドコンベヤ7がその長手方向に可逆
自在に移動し得るように構成されているところにあるか
ら、主としてその相違する点についてだけの説明に止め
る。
【0023】即ち、フレーム3の上であって、かつグリ
ズリ付振動フィーダ5の下方位置には、移動式クラッシ
ャ1の進退方向と直交する向きにガイド部材であるスラ
イドレール9が配設されており、このスライドレール9
によりサイドコンベヤ7が、その長手方向に可逆自在に
移動し得るように支持されている。このサイドコンベヤ
7には、ボトム側がフレーム3に枢着されてなる図示し
ない油圧シリンダのロッドの先端が枢着されており、こ
の油圧シリンダの伸縮ロッドの伸縮作動によって、この
サイドコンベヤ7は、スライドレール9に案内されてそ
の長手方向に可逆作動されるように構成されている。な
お、この実施の形態では、サイドコンベヤ7をその長手
方向に可逆自在に移動させるために油圧シリンダを用い
ているが、これを電気式シリンダに代えることもでき
る。
【0024】従って、上記実施の形態1と同様に、コン
ベヤ駆動モータ8の回転を逆回転させることにより細粒
と土砂分との排出位置を移動式クラッシャ1の幅方向の
一方側から他方側に、また他方側から一方側に自由自在
に変更することができるので、本実施の形態は上記実施
の形態1と同様の作用・効果があるのに加えて、サイド
コンベヤ7から排出される細粒と土砂分とを細粒・土砂
集積場まで搬送する長尺のベルトコンベヤ30を移動式
クラッシャ1の幅方向の外方位置に据え付ける場合、サ
イドコンベヤ7を長手方向に移動させることにより、こ
のサイドコンベヤ7の先端位置をベルトコンベヤ30の
適性な位置に容易に合わせることができるので、長尺の
ベルトコンベヤ30の下流側の図示しないコンベヤの移
動作業に要する手間を省くことができるという優れた効
果がある。
【0025】なお、サイドコンベヤ7の作動機構として
は、例えばサイドコンベヤ7にねじブロックを取付け、
このねじブロックに、スライドレール9側に設けた油圧
モータあるいは電動機で可逆回転されるねじロッド(角
ねじまたはボールねじが好ましい。)を螺着する構成、
サイドコンベヤ7にラックを設け、スライドレール9側
に設けた油圧モータあるいは電動機の可逆回転される出
力軸に、ラックの歯に噛合するピニオンを外嵌する構
成、あるいはサイドコンベヤ7に無端状のチェーンの一
部を固着し、このチェーンをスプロケットを介して可逆
させる構成等を採用することが可能である。また、この
移動式クラッシャ1を移動させる場合には、移動の障害
にならないように、サイドコンベヤ7の長手方向の中心
がこの移動式クラッシャ1の幅方向の中心に合致する位
置に移動される。
【0026】本発明の実施の形態3に係る移動式クラッ
シャを、グリズリ付振動フィーダ側から見たその正面図
の図5を参照しながら、上記実施の形態1と同一のもの
には同一符号を付し、かつ同一名称を以て以下に説明す
る。但し、本実施の形態3が、上記実施の形態2と相違
するところは、サイドコンベヤ7をその長手方向に可逆
移動自在に支持するガイドレールの支持構成の相違にあ
るから、その相違する点についてだけの説明に止める。
【0027】即ち、ガイドレール9はその長手方向の中
心位置が、この移動式クラッシャ1の進退方向と平行な
傾動支点軸10によって傾動可能に支持されている。そ
して、このガイドレール9により長手方向に可逆移動自
在に支持されてなるサイドコンベヤ7の長手方向の一方
側の側面(図5における右側側面)に突設されてなるシ
リンダ連結ピン7bには、この移動式クラッシャ1のフ
レーム3の側部にヘッド側の一端が枢着されてなるコン
ベヤ傾動装置であるコンベヤ傾動用油圧シリンダ11の
伸縮ロッドの先端が枢着されてなる構成になっている。
なお、このサイドコンベヤ7を傾動させるコンベヤ傾動
用油圧シリンダ11を電動式シリンダに代えることもで
きる。
【0028】ところで、ガイドレール9は他の傾動手段
によって傾動させることができる。例えば、前記シリン
ダ連結ピン7bによりねじブロックを支持し、このねじ
ブロックにフレーム3側に揺動可能に設けた油圧モータ
あるいは電動機で可逆回転されるねじロッドを螺着し、
このねじロッドの回転でサイドコンベヤ7を傾動させる
構成にすることもできる。さらに、前記傾動支点軸10
にギヤを嵌着し、このギヤに噛合するピニオンを有する
油圧モータあるいは電動機で前記ギヤを可逆回転させる
構成にすることもでき、同じく傾動支点軸10にレバー
を嵌着し、このレバーの先端に油圧シリンダあるいは電
動式シリンダの伸縮ロッドを枢着する構成にすることも
できる。
【0029】従って、上記実施の形態1と同様に、コン
ベヤ駆動モータ8の回転を逆回転させることにより、細
粒と土砂分との排出位置を移動式クラッシャ1の幅方向
の一方側から他方側に、逆に他方側から一方側に自由自
在に変更することができ、また実施の形態2と同様に、
サイドコンベヤ7から排出される細粒と土砂分とを細粒
・土砂集積場まで搬送する長尺のベルトコンベヤを移動
式クラッシャ1の幅方向の外方位置に据付ける場合、サ
イドコンベヤ7を長手方向に移動させることにより、こ
のサイドコンベヤ7の先端位置をベルトコンベヤの適性
な位置に容易に合わせることができる。
【0030】さらに、この実施の形態によればコンベヤ
傾動用油圧シリンダ11の伸縮ロッドを伸縮させること
によりサイドコンベヤ7の先端部の高さを自在に変更す
ることができる。従って、サイドコンベヤ7の細粒と土
砂分の排出側を下降させることにより、サイドコンベヤ
7から排出される細粒と土砂分とを細粒・土砂集積場ま
で搬送する長尺のベルトコンベヤの配置変え工事を行う
までもなく、移動式クラッシャ1の幅方向の外方位置に
も排出して細粒と土砂分とをストックすることができる
ので、上記実施の形態1や実施の形態2に係る移動式ク
ラッシャよりも細粒と土砂分のストック量を大幅に増大
させることが可能になるという優れた効果がある。
【0031】なお、以上では、細粒と土砂分とを搬送・
排出するサイドコンベヤ7を有する移動式クラッシャを
例として説明したが、本発明に係る技術的思想を、例え
ば土砂分のみを搬送・排出するサイドコンベヤを有する
従来例に係る移動式クラッシャに対しても適用すること
ができるので、サイドコンベヤによる搬送物の種類によ
って限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
1,2または3に係る移動式クラッシャによれば、従来
例に係る移動式クラッシャのように、搬送物の排出位置
を変えるためにサイドコンベヤの配置変え工事をするま
でもなく、ベルト駆動装置の作動によりサイドコンベヤ
の搬送ベルトを可逆自在に作動させるだけで、移動式ク
ラッシャの幅方向の何れの側にも搬送物を排出すること
ができるので、サイドコンベヤの配置変え工事に要する
手間と費用とが不要になって、移動式クラッシャの稼働
率が向上するので、破砕製品の生産性の向上と生産コス
トの低減とに対して多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る移動式クラッシャ
の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る移動式クラッシャ
の平面図である。
【図3】図1のA矢視図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係り、グリズリ付振動
フィーダ側から見た移動式クラッシャの正面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係り、グリズリ付振動
フィーダ側から見た移動式クラッシャの正面図である。
【図6】従来例に係る移動式クラッシャの側面を示す全
体構成説明図である。
【図7】図6のB矢視図である。
【符号の説明】
1…移動式クラッシャ,2…履帯式の走行台車,3…フ
レーム,3a…支柱部材,4…クラッシャ,5…グリズ
リ付振動フィーダ,5a…ホッパ,5b…シュート,6
…メインコンベヤ,7…サイドコンベヤ,7a…搬送ベ
ルト,7b…シリンダ連結ピン,8…コンベヤ駆動モー
タ,9…スライドレール,10…傾動支点軸,11…コ
ンベヤ傾動用油圧シリンダ,20…発電機,21…油圧
ユニット,22…制御盤。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車2の上にクラッシャ4が設けら
    れ、該クラッシャ4に被破砕物を大塊と細粒と土砂分と
    に選別して大塊の被破砕物のみを投入する振動フィーダ
    5が設けられ、前記クラッシャ4の下方位置に、該クラ
    ッシャ4で破砕された破砕産物を排出するメインコンベ
    ヤ6が設けられると共に、前記振動フィーダ5の下方位
    置に、少なくとも該振動フィーダ5で選別された土砂分
    を排出するサイドコンベヤ7が設けられてなる移動式ク
    ラッシャにおいて、前記サイドコンベヤ7の先端部のそ
    れぞれを走行台車2の幅方向の外方に突出させて配設す
    ると共に、該サイドコンベヤ7の搬送ベルト7aを可逆
    自在に作動させるベルト駆動装置8を設けたことを特徴
    とする移動式クラッシャ。
  2. 【請求項2】 前記走行台車2の上に、該走行台車2の
    進退方向と直交する向きにガイド部材9を設け、該ガイ
    ド部材9により前記サイドコンベヤ7を該走行台車2の
    幅方向に可逆移動自在に支持したことを特徴とする請求
    項1に記載の移動式クラッシャ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材9を、前記走行台車2の
    進退方向向きの傾動支点軸10により傾動可能に支持す
    ると共に、該走行台車2に、前記サイドコンベヤ7を傾
    動させるコンベヤ傾動装置11を設けたことを特徴とす
    る請求項2に記載の移動式クラッシャ。
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