JP3115137U - 噴出型玩具花火 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程が簡略化され、遊技後のゴミの少ない噴出型玩具花火を提供すること。
【解決手段】頂部に導火線8が装着された固形の火薬部2と、火薬部2の下部に配置される底止め3とからなる花火本体5を有し、花火本体5の外周全域を化粧紙9で包み込む。化粧紙9と火薬部2とは接着剤によって密着されている。導火線8は化粧紙9の一部をなす張り出し部10によって周囲から支持されている。導火線8と張り出し部10は接着されているため導火線8はより強固に保持されることとなる。このような構成では紙管がないためゴミが少なくなるとともに、紙管がないため遊技終了後に火薬部が消失したかどうかを容易に目視することができるため、紙管がある場合に比べて安全の確認が簡単で確実である。
【選択図】 図2
【解決手段】頂部に導火線8が装着された固形の火薬部2と、火薬部2の下部に配置される底止め3とからなる花火本体5を有し、花火本体5の外周全域を化粧紙9で包み込む。化粧紙9と火薬部2とは接着剤によって密着されている。導火線8は化粧紙9の一部をなす張り出し部10によって周囲から支持されている。導火線8と張り出し部10は接着されているため導火線8はより強固に保持されることとなる。このような構成では紙管がないためゴミが少なくなるとともに、紙管がないため遊技終了後に火薬部が消失したかどうかを容易に目視することができるため、紙管がある場合に比べて安全の確認が簡単で確実である。
【選択図】 図2
Description
本考案は、玩具花火であって特に水平な地面のような設置面に設置して火花を上方に噴出させる噴出型玩具花火に関するものである。
噴出型玩具花火は、広場等の地面に設置し導火線に着火することで火花を上方に噴出させる玩具花火であり、現在の玩具花火でも人気のある花火の一種である。一般に、噴出型玩具花火は図7及び図8に示すように円筒筒状の紙製素管(以下、紙管と略する)51内に下方から順に底止め52、火薬部53、上蓋54が積層配置されて花火本体55を構成している。導火線56の基端は上蓋54を貫通させて火薬部53に接着されている。花火本体55は外箱57内に載置されている。
このような噴出型玩具花火は使用時においては外箱57上面を開放し、紙管51上面を露出させ。導火線に着火して遊技を行うようになっている。このような噴出型玩具花火のの一例を技術文献1に示す。
特開平8−136195号公報
このような噴出型玩具花火は使用時においては外箱57上面を開放し、紙管51上面を露出させ。導火線に着火して遊技を行うようになっている。このような噴出型玩具花火のの一例を技術文献1に示す。
しかし、従来の噴出型玩具花火では紙管に火薬部等を手作業で装填することとなるため、製造過程が面倒で手間であること、そして、その手間は結局値段に反映されることとなって高コストを招来していた。また、紙管を含め遊技後のゴミが多く残るため後始末も面倒であった。
本考案は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、製造工程が簡略化され、遊技後のゴミの少ない噴出型玩具花火を提供することにある。
本考案は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、製造工程が簡略化され、遊技後のゴミの少ない噴出型玩具花火を提供することにある。
上記の目的を達成するための第1の手段として、頂部に導火線が装着された固形の火薬部と、同火薬部の下部に配置される底止めとからなる花火本体を有し、少なくとも同火薬部の外周全域を薄紙状の被覆材で包み込むようにしている。
本発明において使用される噴出型玩具花火は、頂部に導火線が装着された火薬部と底止めとからなる花火本体の少なくとも同火薬部の外周全域を薄紙状の被覆材で包み込むものである。この際に底止めも一緒に包み込むことも自由である。火薬部と底止めとの接続手段は特に限定されることはない。それぞれ別体で構成して接着剤等で接着しても、当初から火薬部と底止めとを一体的に成形するようにしてもよい。
このような構成とすると、遊技時において接地面に設置された噴出型玩具花火は、導火線に着火すると導火線を介して火が火薬部に移り、火薬部は上方から火花を噴出させながら徐々に燃焼していく。火花の噴出とともに火薬部は上方から順次消失していく。火薬部の消失に伴って被覆材も上方から順に燃焼していく。
これによって大きく3つのメリットが発生する。つまり、
1)紙管がないためゴミが少なくなる。
2)紙管がないため遊技終了後に火薬部が消失したかどうかの目視が容易である。
3)火薬部は上方から燃焼して順次消失していくため全体として徐々に軽量化していくが、同時に火薬部の縦寸法も短くなっていくため、遊技の進行に伴って生ずる不安定性は解消され安定性は保持されることとなる。一方、紙管を有する噴出型玩具花火では火薬部の燃焼によって軽量化するものの、紙管はそのまま残るため一般に不安定性は増す傾向となる。
本発明において使用される噴出型玩具花火は、頂部に導火線が装着された火薬部と底止めとからなる花火本体の少なくとも同火薬部の外周全域を薄紙状の被覆材で包み込むものである。この際に底止めも一緒に包み込むことも自由である。火薬部と底止めとの接続手段は特に限定されることはない。それぞれ別体で構成して接着剤等で接着しても、当初から火薬部と底止めとを一体的に成形するようにしてもよい。
このような構成とすると、遊技時において接地面に設置された噴出型玩具花火は、導火線に着火すると導火線を介して火が火薬部に移り、火薬部は上方から火花を噴出させながら徐々に燃焼していく。火花の噴出とともに火薬部は上方から順次消失していく。火薬部の消失に伴って被覆材も上方から順に燃焼していく。
これによって大きく3つのメリットが発生する。つまり、
1)紙管がないためゴミが少なくなる。
2)紙管がないため遊技終了後に火薬部が消失したかどうかの目視が容易である。
3)火薬部は上方から燃焼して順次消失していくため全体として徐々に軽量化していくが、同時に火薬部の縦寸法も短くなっていくため、遊技の進行に伴って生ずる不安定性は解消され安定性は保持されることとなる。一方、紙管を有する噴出型玩具花火では火薬部の燃焼によって軽量化するものの、紙管はそのまま残るため一般に不安定性は増す傾向となる。
ここに、火薬部に使用される噴出用の火薬として特に限定されることはない。噴出用の火薬としては例えば黒色火薬が最も代表的であるが、その他過塩素酸塩系の火薬を噴出用の火薬を使用することももちろん可能である。また、火薬部中に他の効果用火薬、例えば炎色反応を利用して色のついた煙を発煙させる発煙薬、火花を金属色に光らせる光輝薬、あるいは火花を飛び散らせる咲出し薬等を任意に混入することは自由である。火薬部はそれ自体定型製を保持するために固形であるが、固化するための手段は問わない。例えば、火薬中に糊剤を混入したり、原料自体の糊性を利用してプレスしたり、フィルムやハトロン紙等で紛状あるいは粒状あるいはこれらの混合体の火薬を包む等の手段が考えられる。これらの固形化手段はそれらを組み合わることも可能である。
底止めは粘土や紙、或いはプラスチック等から構成され底蓋とも呼称する。底止めは逆噴射の防止のためこの種の玩具花火には必須である。
薄紙状の被覆材は可撓性のある薄紙状を呈していればいわゆる植物繊維を原料とした紙に限定されるものではなく、プラスチックやその他の素材の被覆材を使用することは自由である。
本発明はそのまま遊技する接地面に設置することも可能であるが、他の付属的な部材の使用、例えば外箱や設置台等の同時使用を排除するものではない。
底止めは粘土や紙、或いはプラスチック等から構成され底蓋とも呼称する。底止めは逆噴射の防止のためこの種の玩具花火には必須である。
薄紙状の被覆材は可撓性のある薄紙状を呈していればいわゆる植物繊維を原料とした紙に限定されるものではなく、プラスチックやその他の素材の被覆材を使用することは自由である。
本発明はそのまま遊技する接地面に設置することも可能であるが、他の付属的な部材の使用、例えば外箱や設置台等の同時使用を排除するものではない。
第2の手段では第1の手段に加え、前記被覆材の上縁側を前記火薬部頂部より張り出させ、内方に折り曲げた同被覆材の張り出し部分で前記導火線を支持させるようにしている。
この構成は、被覆材で包み込んだ状態で被覆材の上縁側は火薬部頂部より上方に張り出しさせ、この張り出し部分を内方に折り曲げることで火薬部頂部から突出している導火線をその周囲から支持させるものである。
これによって、導火線は周囲から支えられてしっかりと保持される。また、火薬部頂部を包囲することで火薬部頂部の露出を防止する意味もある。
この構成は、被覆材で包み込んだ状態で被覆材の上縁側は火薬部頂部より上方に張り出しさせ、この張り出し部分を内方に折り曲げることで火薬部頂部から突出している導火線をその周囲から支持させるものである。
これによって、導火線は周囲から支えられてしっかりと保持される。また、火薬部頂部を包囲することで火薬部頂部の露出を防止する意味もある。
第3の手段では第1又は第2の手段に加え、前記被覆材を前記火薬部の外周面全域に接着剤で貼着されるようにしている。
本来火薬部は上方から順次燃焼していくことが遊技上必要であり、火薬部の外周に火が回ることは好ましくない。このような手段を採用することによって、被覆材が火薬部外周に密着するため、外周側に火が回る可能性が低くなる。また、被覆材が火薬部外周に密着することで火薬部に対する一種の外皮となって火薬部の強度が向上する。ここに、接着剤の概念には糊剤も含まれる。
第4の手段では第1〜第3のいずれかの手段に加え、前記底止めを前記火薬部とは別体で構成した可燃性のパッキンとしている。
このような構成とすると、パッキンは火薬部と共に燃えてしまうため、ゴミの軽減に寄与する。尚、パッキンは完全燃え尽きなくともゴミの軽減の点では構わない。
第5の手段では第1〜第4のいずれかの手段に加え、前記底止めを前記火薬部と一体的に成形され粘土から構成するようにしている。
このような構成とすると、粘土は土の一種であるため、遊技終了後にそのまま土に戻すことも可能である。
本来火薬部は上方から順次燃焼していくことが遊技上必要であり、火薬部の外周に火が回ることは好ましくない。このような手段を採用することによって、被覆材が火薬部外周に密着するため、外周側に火が回る可能性が低くなる。また、被覆材が火薬部外周に密着することで火薬部に対する一種の外皮となって火薬部の強度が向上する。ここに、接着剤の概念には糊剤も含まれる。
第4の手段では第1〜第3のいずれかの手段に加え、前記底止めを前記火薬部とは別体で構成した可燃性のパッキンとしている。
このような構成とすると、パッキンは火薬部と共に燃えてしまうため、ゴミの軽減に寄与する。尚、パッキンは完全燃え尽きなくともゴミの軽減の点では構わない。
第5の手段では第1〜第4のいずれかの手段に加え、前記底止めを前記火薬部と一体的に成形され粘土から構成するようにしている。
このような構成とすると、粘土は土の一種であるため、遊技終了後にそのまま土に戻すことも可能である。
第6の手段では第1〜第5の手段に加え、前記導火線と同導火線を支持する前記被覆材の張り出し部分とを接着剤で接着するようにしている。これによって単に折り曲げた被覆材の張り出し部分で導火線を支持させるだけではなく、両者は接着されて導火線はより強固に保持されることとなる。流通においても導火線が脱落しにくくなり、また、子供などが折り曲げ部分を押し広げてしまう、といういたずらもしにくくなる。
第7の手段では第1〜第6の手段に加え、前記火薬部と前記底止めの外周面は略面一に接続されるようにしている。これによって火薬部と底止めの外周に被覆材を巻く際に、火薬部と底止め間に段差がなくなるので一枚の被覆材で包み込むことが可能である。
第7の手段では第1〜第6の手段に加え、前記火薬部と前記底止めの外周面は略面一に接続されるようにしている。これによって火薬部と底止めの外周に被覆材を巻く際に、火薬部と底止め間に段差がなくなるので一枚の被覆材で包み込むことが可能である。
上記各請求項の考案では、紙管がないため遊技時において接地面に設置された噴出型玩具花火は、導火線に着火すると導火線を介して火が火薬部に移り、火薬部は上方から火花を噴出させながら徐々に燃焼していき、火花の噴出とともに火薬部及び被覆材は上方から順次消失していく。
従って、紙管がないためゴミが少なくなるとともに、紙管がないため遊技終了後に火薬部が消失したかどうかを容易に目視することができるため、紙管がある場合に比べて安全の確認が簡単で確実である。
従って、紙管がないためゴミが少なくなるとともに、紙管がないため遊技終了後に火薬部が消失したかどうかを容易に目視することができるため、紙管がある場合に比べて安全の確認が簡単で確実である。
以下、本考案の噴出型玩具花火を具体化した実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の噴出型玩具花火1(以下、単に花火1とする)では火薬部2と底止め3から花火本体5が構成されている。火薬部2は円筒形形状の外形とされ、調合された噴出用火薬を後述するプレス装置によってプレス成形することによって得られる。火薬部2の頂部6の中央位置には凹部7が形成されている。凹部7には導火線8の基部が接着剤によって固着されている。
底止め3は火薬部2の横断面形状と同じ横断面形状の円盤形状に構成された可燃性の厚紙製部材(例えば段ボール紙)とされている。本実施の形態では底止め3の上面は火薬部2の裏面に接着剤によって貼着されている。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の噴出型玩具花火1(以下、単に花火1とする)では火薬部2と底止め3から花火本体5が構成されている。火薬部2は円筒形形状の外形とされ、調合された噴出用火薬を後述するプレス装置によってプレス成形することによって得られる。火薬部2の頂部6の中央位置には凹部7が形成されている。凹部7には導火線8の基部が接着剤によって固着されている。
底止め3は火薬部2の横断面形状と同じ横断面形状の円盤形状に構成された可燃性の厚紙製部材(例えば段ボール紙)とされている。本実施の形態では底止め3の上面は火薬部2の裏面に接着剤によって貼着されている。
図2に示すように、花火本体5(つまり、火薬部2と底止め3の外周)は化粧紙9によって包まれている。化粧紙9は展開状態で長方形の可燃性の上質パルプから製造された植物繊維由来の上質カバー紙であり、その外表面には花火に応じた商標等の印刷が施されている。化粧紙9は裏面に接着剤を塗布され、図2に示すように花火本体5の外周に巻回され火薬部2及び底止め3に接着されている。化粧紙9の上下幅は花火本体5の上下幅よりも長尺とされ、図2に示すように化粧紙9を花火本体5の下端位置を基準として巻回した場合には図3に示すように火薬部2の頂部6から上方に向かって張り出した張り出し部10が頂部6周縁に形成されることとなる。図4に示すように、張り出し部10は内方に折り曲げられており、導火線8は張り出し部10によって周囲から支持されている。張り出し部10は裏面に接着剤が塗布されており、折り曲げて重なった紙片同士が相互に接着されるとともに導火線8とも接着されている。
次に、上記火薬部2の製造方法の一例について簡単に説明する。もちろん、固形の火薬部2が得られるのであればその製造方法は以下に限定されるものではない。
本実施の形態では図5に示すようなプレス装置15によって火薬部2は成形される。プレス装置15はベッド16上に下型17が配置されている。下型17の上部位置には上型18が案内プレート19に支持されている。上型18及び案内プレート19によってスライド20が構成されている。案内プレート19はベッド16の左右位置に立設された一対の支柱部21に沿って上下にスライド移動可能とされている。支柱部21の上部位置には駆動部22が配設されている。駆動部22内部にはモータやクランク機構等が収容されている。駆動部22とスライド20とはシャンク23によって連結されている。
下型17には複数の円筒形状の筒坑25が形成されている。上型18の同筒坑25と対向する位置には円盤状の凸部26が形成されている。凸部26の底面中央位置には突起27が突設されている。突起27は火薬部2の導火線8固着用の凹部7を形成するための凸型とされる。
本実施の形態では図5に示すようなプレス装置15によって火薬部2は成形される。プレス装置15はベッド16上に下型17が配置されている。下型17の上部位置には上型18が案内プレート19に支持されている。上型18及び案内プレート19によってスライド20が構成されている。案内プレート19はベッド16の左右位置に立設された一対の支柱部21に沿って上下にスライド移動可能とされている。支柱部21の上部位置には駆動部22が配設されている。駆動部22内部にはモータやクランク機構等が収容されている。駆動部22とスライド20とはシャンク23によって連結されている。
下型17には複数の円筒形状の筒坑25が形成されている。上型18の同筒坑25と対向する位置には円盤状の凸部26が形成されている。凸部26の底面中央位置には突起27が突設されている。突起27は火薬部2の導火線8固着用の凹部7を形成するための凸型とされる。
このような構成において火薬部2は次のように成形される。まず、筒坑25内に調合された粉状の噴出用火薬が所定量投入される。尚、本実施の形態では形状保持性を向上させるために火薬中に粉末の糊剤が混入されている。筒坑25内に噴出用火薬を投入した後、図示しない操作機構によってプレス装置15を駆動を開始させる。支柱部21に沿って下降する上型18の凸部26は下型17の筒坑25内に進出させられ、筒坑25内の噴出用火薬はプレスされる。上型18が下死点に達した後、上昇に転じると下型17内には固化した火薬部2が成形される。本実施の形態では下型17を反転させることで筒坑25から火薬部2を取りだすようにしている。
次に、上記のように構成された花火1の作用について説明する。
遊技者は広場のように平坦で水平な場所の地面に花火1を設置する。つまり、底止め3の裏面が地面に接地されることとなる。そして、導火線8に着火されると、導火線8は燃焼して火は火薬部2に移る。火薬部2に着火すると火薬部2は上方から火花を噴出させながら徐々に燃焼していく。火花の噴出とともに火薬部2はその周囲を包囲した化粧紙9とともに順次消失していく。火薬部2がすべて燃焼すると底止め3も火薬部2の熱によって発火し燃焼して灰になる。
遊技者は広場のように平坦で水平な場所の地面に花火1を設置する。つまり、底止め3の裏面が地面に接地されることとなる。そして、導火線8に着火されると、導火線8は燃焼して火は火薬部2に移る。火薬部2に着火すると火薬部2は上方から火花を噴出させながら徐々に燃焼していく。火花の噴出とともに火薬部2はその周囲を包囲した化粧紙9とともに順次消失していく。火薬部2がすべて燃焼すると底止め3も火薬部2の熱によって発火し燃焼して灰になる。
上記のように構成することで本実施の形態では次のような効果を奏する。
(1)従来の噴出型玩具花火と異なり紙管がないため僅かに底止め3の燃焼後の燃えかすが残るだけでゴミが非常に少なくなり、後かたづけが楽である。
(2)火が消えてもすべての火薬が燃え切ったかどうかは従来の紙管のある噴出型玩具花火では目視できなかったが、本実施の形態の花火1では紙管はないため火薬部が消失したかどうかを容易に目視できるため、紙管がある場合に比べて安全の確認が簡単でかつ確実である。
(3)従来の紙管を有する噴出型玩具花火では火薬部の燃焼によって軽量化するものの、紙管はそのまま残るため一般に不安定性は増す傾向となる。しかし、上記花火1では火薬部2は上方から燃焼して順次消失していくため全体として徐々に軽量化していくが、同時に火薬部2の縦寸法も短くなっていくため、不安定となることはない。
(4)紙管を用意することも、紙管に火薬を詰める作業も必要ではないので、製造工程が非常に簡略化されるためコストの削減に寄与する。
(5)化粧紙9は火薬部2外周としっかりと接着されているため、化粧紙9が火薬部2の一種の外皮の役割を果たし、火薬部2が型くずれしにくくなる。また、化粧紙9が火薬部2外周に密着しているため外から火が回ってしまうことがない。
(6)導火線8は周囲から張り出し部10によってしっかりと支持されるため、流通の途中で導火線8が脱落するような不具合が生じにくい。また、子供などが折り曲げ部分を押し広げてしまう、といういたずらもしにくくなる。
(1)従来の噴出型玩具花火と異なり紙管がないため僅かに底止め3の燃焼後の燃えかすが残るだけでゴミが非常に少なくなり、後かたづけが楽である。
(2)火が消えてもすべての火薬が燃え切ったかどうかは従来の紙管のある噴出型玩具花火では目視できなかったが、本実施の形態の花火1では紙管はないため火薬部が消失したかどうかを容易に目視できるため、紙管がある場合に比べて安全の確認が簡単でかつ確実である。
(3)従来の紙管を有する噴出型玩具花火では火薬部の燃焼によって軽量化するものの、紙管はそのまま残るため一般に不安定性は増す傾向となる。しかし、上記花火1では火薬部2は上方から燃焼して順次消失していくため全体として徐々に軽量化していくが、同時に火薬部2の縦寸法も短くなっていくため、不安定となることはない。
(4)紙管を用意することも、紙管に火薬を詰める作業も必要ではないので、製造工程が非常に簡略化されるためコストの削減に寄与する。
(5)化粧紙9は火薬部2外周としっかりと接着されているため、化粧紙9が火薬部2の一種の外皮の役割を果たし、火薬部2が型くずれしにくくなる。また、化粧紙9が火薬部2外周に密着しているため外から火が回ってしまうことがない。
(6)導火線8は周囲から張り出し部10によってしっかりと支持されるため、流通の途中で導火線8が脱落するような不具合が生じにくい。また、子供などが折り曲げ部分を押し広げてしまう、といういたずらもしにくくなる。
尚、この考案は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態では花火本体5を構成する火薬部2と底止め3の横断面形状は同型で、両者の外周は略一体的に接続されていたが、例えば図6に示すように底止め3の面積を大きくしてより安定のよい花火1を構成するようにしてもよい。また、上記実施の形態において底止め3の下面に底止め3よりも面積の大きな底板を接着するようにしてもよい。
・上記実施の形態では底止め3は可燃性の厚紙から構成されていたが、他の素材、例えば粘土によって構成しても構わない。また、その場合に上記プレス装置15の下型17の筒坑25に粉状の噴出用火薬の下層となるように粘土を配置して一体的にプレス成形するようにしてもよい。
・その他、本考案の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
・上記実施の形態では花火本体5を構成する火薬部2と底止め3の横断面形状は同型で、両者の外周は略一体的に接続されていたが、例えば図6に示すように底止め3の面積を大きくしてより安定のよい花火1を構成するようにしてもよい。また、上記実施の形態において底止め3の下面に底止め3よりも面積の大きな底板を接着するようにしてもよい。
・上記実施の形態では底止め3は可燃性の厚紙から構成されていたが、他の素材、例えば粘土によって構成しても構わない。また、その場合に上記プレス装置15の下型17の筒坑25に粉状の噴出用火薬の下層となるように粘土を配置して一体的にプレス成形するようにしてもよい。
・その他、本考案の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
1…噴出型玩具花火、2…火薬部、3…底止め、5…花火本体、8…導火線、9…被覆材としての化粧紙、10…張り出し部分。
Claims (7)
- 頂部に導火線が装着された固形の火薬部と、
同火薬部の下部に配置される底止めとからなる花火本体を有し、
少なくとも同火薬部の外周全域を薄紙状の被覆材で包み込むようにしたことを特徴とする噴出型玩具花火。 - 前記被覆材の上縁側を前記火薬部頂部より張り出させ、内方に折り曲げた同被覆材の張り出し部分で前記導火線を支持させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の噴出型玩具花火。
- 前記被覆材は前記火薬部の外周面全域に接着剤で貼着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の噴出型玩具花火。
- 前記底止めは前記火薬部とは別体で構成した可燃性のパッキンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の噴出型玩具花火。
- 前記底止めは前記火薬部と一体的に成形され粘土から構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の噴出型玩具花火。
- 前記導火線と同導火線を支持する前記被覆材の張り出し部分とは接着剤で接着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の噴出型玩具花火。
- 前記火薬部と前記底止めの外周面は略面一に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の噴出型玩具花火。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010271010A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Inoue Gangu Enka Kk | 点火具 |
CN107478102A (zh) * | 2017-10-02 | 2017-12-15 | 黄承亮 | 一种组合烟花外筒的卷边封底装置 |
CN110220424A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-09-10 | 张少龙 | 一种纸筒带引线自封凹底成型的传动式新型模具 |
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-
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- 2005-07-27 JP JP2005005977U patent/JP3115137U/ja not_active Expired - Fee Related
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