JP3114578U - 玩具花火用打ち上げ筒装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】導火線への着火がしやすく、遊技者に心理的な安心感を与えることができる玩具花火用打ち上げ筒装置を提供すること。
【解決手段】打ち上げ玩具花火の遊技に使用するための打ち上げ筒装置は、敷板2上に外筒6と内筒7からなる土台3が固着され、内筒7の一部には切り欠き溝9が形成されている。内筒7の内側には案内筒8が配設されている。このような構成の土台3内部に打ち上げ玩具花火15を設置し、導火線25を切り欠き溝9から外方に延出させる。そして案内筒8の外周に案内させながら本体筒13を土台3の上縁に立設させる。これで打ち上げ玩具花火15のセットが完了するので、導火線25に着火して遊技を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】打ち上げ玩具花火の遊技に使用するための打ち上げ筒装置は、敷板2上に外筒6と内筒7からなる土台3が固着され、内筒7の一部には切り欠き溝9が形成されている。内筒7の内側には案内筒8が配設されている。このような構成の土台3内部に打ち上げ玩具花火15を設置し、導火線25を切り欠き溝9から外方に延出させる。そして案内筒8の外周に案内させながら本体筒13を土台3の上縁に立設させる。これで打ち上げ玩具花火15のセットが完了するので、導火線25に着火して遊技を行う。
【選択図】 図1
Description
本考案は、打ち上げ玩具花火にて遊技する際に使用される打ち上げ筒装置に関するものである。
打ち上げ玩具花火は、空き地等の地面に設置し導火線に着火することで発射薬を爆発させ、その圧力で発射薬上部に配置された火薬集合体、例えば「星」と呼称される火薬の玉や、「割物」という星を割薬とともに封入した封入体を打ち上げ、上空で爆発させることでその光や音を楽しむ玩具花火である。打ち上げ玩具花火は昔から多くの種類が製造されており、その一例を技術文献1に示す。
特開2001−201299号公報
しかし、打ち上げ玩具花火を単に地面に立てただけでは、地面の状態によってはなかなか十分な安定性が得られない場合がある。これは打ち上げ玩具花火が長い筒状の外観を有しているため、でこぼこのない平面でないと倒れやすいためである。また、導火線に着火する際には暗い中にもかかわらず花火本体に接触して倒さないように極めて慎重に着火作業を行わなければならずこれも面倒である。
また、打ち上げ玩具花火は安全性を十分考慮して製造されているものの、慣れない遊技者にとっては間違いなく火薬集合体が上空に打ち上げられるかどうか不安になる場合がある。つまり、万一にも打ち上げ玩具花火が地上部で爆発する可能性を考えると遊技者によっては必要以上に不安となるケースがある。そのため、打ち上げ玩具花火での遊技において心理的により安心感を向上させる手段が求められていた。
本考案は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、導火線への着火がしやすく、遊技者に心理的な安心感を与えることができる玩具花火用打ち上げ筒装置を提供することにある。
また、打ち上げ玩具花火は安全性を十分考慮して製造されているものの、慣れない遊技者にとっては間違いなく火薬集合体が上空に打ち上げられるかどうか不安になる場合がある。つまり、万一にも打ち上げ玩具花火が地上部で爆発する可能性を考えると遊技者によっては必要以上に不安となるケースがある。そのため、打ち上げ玩具花火での遊技において心理的により安心感を向上させる手段が求められていた。
本考案は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、導火線への着火がしやすく、遊技者に心理的な安心感を与えることができる玩具花火用打ち上げ筒装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための第1の手段として、筒体と、同筒体の下部開口部を封塞する所定厚みの底止めと、同底止め上部に充填された発射用火薬と、同発射用火薬の爆発の圧力によって打ち上げられる火薬集合体とが収容され、同発射用火薬から同筒体外部に延出される導火線とを備えた打ち上げ玩具花火の遊技に使用するための打ち上げ筒装置であって、前記打ち上げ玩具花火を内部に設置した際に、同打ち上げ玩具花火の前記底止めの周囲を包囲するための包囲壁を備えるとともに、同包囲壁の一部に切り欠き部を形成した筒状の土台と、前記土台の包囲壁の内周に沿って上方に延出される案内壁と、前記案内壁の外周に案内されて前記土台の包囲壁の上縁に立設される本体筒とから構成するようにしている。
本発明において使用される打ち上げ玩具花火は、筒体と、同筒体の下部開口部を封塞する所定厚みの底止めと、同底止め上部に充填された発射用火薬と、同発射用火薬の爆発の圧力によって打ち上げられる火薬集合体とが収容され、同発射用火薬から同筒体外部に延出される導火線とを備えている。底止めは粘土やプラスチック等から構成され底蓋とも呼称する。このような打ち上げ玩具花火の1つの特徴は筒体の下部開口部を封塞する所定の厚みの底止めがあるため導火線がこの底止めよりも上方位置から筒体外部に延出されていることである。底止めは逆噴射の防止のためこの種の打ち上げ玩具花火には必須である。
このような打ち上げ玩具花火を本発明の打ち上げ筒装置にセットする場合、まず、打ち上げ玩具花火を土台の包囲壁に包囲される内部に設置する。そして、切り欠き部から導火線を包囲壁の外に露出させる。この状態で本体筒を上方から被せていく。本体筒を案内壁に沿って下降させ、包囲壁の上縁に立設させる。本体筒は包囲壁の上縁に立設することとなってそれ以上下降することはないので切り欠き部が本体筒によって遮蔽されてしまうことはない。これによって打ち上げ玩具花火は切り欠き部を除いてその周囲が完全に包囲された状態となる。尚、打ち上げ玩具花火とその周囲(包囲壁、案内壁及び本体筒)との間には若干の隙間が形成されることとなる。
このように打ち上げ筒装置内に打ち上げ玩具花火をセットした後、導火線に着火すると発射用火薬が爆発しその圧力で火薬集合体が打ち上げ玩具花火から飛び出し、本体筒に導かれながら同本体筒の上部開口から射出され上空に打ち上げられて爆発する。
このような構成では、打ち上げ玩具花火自体は土台の包囲壁及び本体筒によって包囲されるため、遊技者に心理的な安心感を与える。また、導火線は切り欠き部から打ち上げ筒装置の外部に露出されることとなり、遊技者は着火作業がしやすい。
ここに、包囲壁、案内壁及び本体筒の形状は断面円形、つまり円筒形形状が好ましいが、断面円形以外の筒体であっても構わない。また、材質は一般には厚紙がその後の破棄処理等の問題から好ましいが特に限定はされない。
また、切り欠き部を包囲壁の一部に形成する場合に、上下方向全域に形成せず、包囲壁の上部側にのみ形成することが好ましい。本発明において使用される打ち上げ玩具花火の導火線はそもそも最下端位置から若干上方位置(底止めより上の位置)に取り付けられているため、切り欠き部は包囲壁の下部寄りに形成する必要性はなく、むしろそのような構成では土台の強度や密閉性が劣ることとなるからである。更に、このような構成とすることで外部に露出した導火線が切り欠き部の縁によって保持されるため自重で下がらず着火作業がしやすいからでもある。
本発明において使用される打ち上げ玩具花火は、筒体と、同筒体の下部開口部を封塞する所定厚みの底止めと、同底止め上部に充填された発射用火薬と、同発射用火薬の爆発の圧力によって打ち上げられる火薬集合体とが収容され、同発射用火薬から同筒体外部に延出される導火線とを備えている。底止めは粘土やプラスチック等から構成され底蓋とも呼称する。このような打ち上げ玩具花火の1つの特徴は筒体の下部開口部を封塞する所定の厚みの底止めがあるため導火線がこの底止めよりも上方位置から筒体外部に延出されていることである。底止めは逆噴射の防止のためこの種の打ち上げ玩具花火には必須である。
このような打ち上げ玩具花火を本発明の打ち上げ筒装置にセットする場合、まず、打ち上げ玩具花火を土台の包囲壁に包囲される内部に設置する。そして、切り欠き部から導火線を包囲壁の外に露出させる。この状態で本体筒を上方から被せていく。本体筒を案内壁に沿って下降させ、包囲壁の上縁に立設させる。本体筒は包囲壁の上縁に立設することとなってそれ以上下降することはないので切り欠き部が本体筒によって遮蔽されてしまうことはない。これによって打ち上げ玩具花火は切り欠き部を除いてその周囲が完全に包囲された状態となる。尚、打ち上げ玩具花火とその周囲(包囲壁、案内壁及び本体筒)との間には若干の隙間が形成されることとなる。
このように打ち上げ筒装置内に打ち上げ玩具花火をセットした後、導火線に着火すると発射用火薬が爆発しその圧力で火薬集合体が打ち上げ玩具花火から飛び出し、本体筒に導かれながら同本体筒の上部開口から射出され上空に打ち上げられて爆発する。
このような構成では、打ち上げ玩具花火自体は土台の包囲壁及び本体筒によって包囲されるため、遊技者に心理的な安心感を与える。また、導火線は切り欠き部から打ち上げ筒装置の外部に露出されることとなり、遊技者は着火作業がしやすい。
ここに、包囲壁、案内壁及び本体筒の形状は断面円形、つまり円筒形形状が好ましいが、断面円形以外の筒体であっても構わない。また、材質は一般には厚紙がその後の破棄処理等の問題から好ましいが特に限定はされない。
また、切り欠き部を包囲壁の一部に形成する場合に、上下方向全域に形成せず、包囲壁の上部側にのみ形成することが好ましい。本発明において使用される打ち上げ玩具花火の導火線はそもそも最下端位置から若干上方位置(底止めより上の位置)に取り付けられているため、切り欠き部は包囲壁の下部寄りに形成する必要性はなく、むしろそのような構成では土台の強度や密閉性が劣ることとなるからである。更に、このような構成とすることで外部に露出した導火線が切り欠き部の縁によって保持されるため自重で下がらず着火作業がしやすいからでもある。
第2の手段では、第1の手段に加え、前記本体筒の外周は立設された状態で前記包囲壁の外周と面一に接続されるようにしている。
これによって、打ち上げ筒装置の外周形状の凹凸が少なくなり、導火線への着火時に接触して倒してしまう等の不具合が少なくなり、外観もシンプルな優れたものとなる。
第3の手段では、第1又は第3の手段に加え、前記包囲壁は下部側の外壁と上部側の内壁から構成され、前記切り欠き部は同内壁のみに形成されるようにしている。
これによって土台の包囲壁が段付きとなり強度が増す。また、内壁のみに切り欠き部を形成したため、導火線は切り欠き部の縁によって保持され外壁方向に垂れ下がることがなく、着火作業がしやすくなる。
第4の手段では、第1〜第3の手段に加え、前記案内壁には前記包囲壁に形成された切り欠き部と同位置に第2の切り欠き部が形成され両切り欠き部が上下に連通するようにしている。これによって案内壁が邪魔になって包囲壁の切り欠き部から導火線を外部に出しにくくなるという不具合が生じない。ここに、案内壁の第2の切り欠き部は要は案内壁の切り欠き部と上下に連通していれば形状や幅は問わない。第2の切り欠き部は結果として本体筒によって包囲されることとなるので案内壁の目的を損なわない限りかなり大きく切り欠かれていても構わない。
第5の手段では、第1〜第4の手段に加え、前記包囲壁に包囲された内部であって同包囲壁の下部位置には前記打ち上げ玩具花火が載置される底板を配設するようにしている。本来底板はなくとも、本体筒や包囲壁によって打ち上げ玩具花火は包囲され遊技者に心理的な安心感を与えるという目的は達せられるが、このような底板があれば打ち上げ玩具花火の安定性に寄与し、打ち上げ筒装置内に打ち上げ玩具花火を収容したまま持ち上げて移動させることも可能だからである。
これによって、打ち上げ筒装置の外周形状の凹凸が少なくなり、導火線への着火時に接触して倒してしまう等の不具合が少なくなり、外観もシンプルな優れたものとなる。
第3の手段では、第1又は第3の手段に加え、前記包囲壁は下部側の外壁と上部側の内壁から構成され、前記切り欠き部は同内壁のみに形成されるようにしている。
これによって土台の包囲壁が段付きとなり強度が増す。また、内壁のみに切り欠き部を形成したため、導火線は切り欠き部の縁によって保持され外壁方向に垂れ下がることがなく、着火作業がしやすくなる。
第4の手段では、第1〜第3の手段に加え、前記案内壁には前記包囲壁に形成された切り欠き部と同位置に第2の切り欠き部が形成され両切り欠き部が上下に連通するようにしている。これによって案内壁が邪魔になって包囲壁の切り欠き部から導火線を外部に出しにくくなるという不具合が生じない。ここに、案内壁の第2の切り欠き部は要は案内壁の切り欠き部と上下に連通していれば形状や幅は問わない。第2の切り欠き部は結果として本体筒によって包囲されることとなるので案内壁の目的を損なわない限りかなり大きく切り欠かれていても構わない。
第5の手段では、第1〜第4の手段に加え、前記包囲壁に包囲された内部であって同包囲壁の下部位置には前記打ち上げ玩具花火が載置される底板を配設するようにしている。本来底板はなくとも、本体筒や包囲壁によって打ち上げ玩具花火は包囲され遊技者に心理的な安心感を与えるという目的は達せられるが、このような底板があれば打ち上げ玩具花火の安定性に寄与し、打ち上げ筒装置内に打ち上げ玩具花火を収容したまま持ち上げて移動させることも可能だからである。
第6の手段では、第1〜第5の手段に加え、前記土台の周囲に敷板を配設するようにしている。これによって打ち上げ筒装置がますます倒れにくくなり安定性が向上する。この敷板と前記底板とは一体化していても別体であっても構わない。但し、製造工程の簡略化から考慮して一体化していることが好ましい。敷板の材質は特に限定はないが一般には厚紙がその後の破棄処理等の問題から好ましい。
第7の手段では、第6の手段に加え、前記敷板の上にはダミーの玩具花火をセットするための設置台を配設している。これによって、打ち上げ筒装置を使用していないときに、ダミーの玩具花火(例えば、「割物」のダミー等)を一緒に配置して飾ることも可能であり、打ち上げ筒装置の工芸的価値が向上する。工芸的価値を向上させるために土台、本体筒及び敷板等打ち上げ筒装置全体に装飾を施すことも自由である。
第7の手段では、第6の手段に加え、前記敷板の上にはダミーの玩具花火をセットするための設置台を配設している。これによって、打ち上げ筒装置を使用していないときに、ダミーの玩具花火(例えば、「割物」のダミー等)を一緒に配置して飾ることも可能であり、打ち上げ筒装置の工芸的価値が向上する。工芸的価値を向上させるために土台、本体筒及び敷板等打ち上げ筒装置全体に装飾を施すことも自由である。
上記各請求項の考案では、打ち上げ玩具花火は完全に包囲されてしまうため遊技者に心理的な安心感を与えることができ、導火線への着火もしやすいため遊技者は安心して打ち上げ玩具花火を楽しむことができる。
以下、本考案の打ち上げ筒装置を具体化した実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、打ち上げ筒装置1は敷板2上に土台3と設置台5がそれぞれ配設されている。
土台3は外筒6、内筒7及び案内筒8から構成されている。外壁を構成する外筒6は円筒形形状の厚紙から構成されており、敷板2上面に固着されている。内壁を構成する内筒7は外筒6よりもわずかに小径で、かつ外筒6よりも薄い円筒形形状の厚紙から構成されており、敷板2上面に固着されるとともに外筒6の内周全面に密着して貼着されている。内筒7は外筒6よりも上下幅(高さ)があるため、内筒7上端から上方に若干進出されており、その結果外筒6及び内筒7によって段差状外観を呈している。内筒7の周方向の一部にはその上端から外筒6の上端にかけて第1の切り欠き溝9が形成されている。本実施の形態では敷板2上面から内筒7上端までの長さ(高さ)約3cmとされている。
案内壁としての案内筒8は内筒7よりもわずかに小径で、かつ内筒7よりも更に薄い円筒形形状の厚紙から構成されており、内筒7の内周全面に密着して貼着されている。案内筒8の周方向の一部であって前記内筒7の第1の切り欠き溝9と連通する上部位置には第2の切り欠き溝10が上下方向全域に渡って形成されている。つまり、図1に示すように、第1及び第2の切り欠き溝9,10は案内筒8上端から外筒6にかけて上方に開放された切り欠き溝が形成されることとなる。土台3の案内8に包囲された敷板2部分が土台3の底板11とされている。
図1及び図2に示すように、打ち上げ筒装置1は敷板2上に土台3と設置台5がそれぞれ配設されている。
土台3は外筒6、内筒7及び案内筒8から構成されている。外壁を構成する外筒6は円筒形形状の厚紙から構成されており、敷板2上面に固着されている。内壁を構成する内筒7は外筒6よりもわずかに小径で、かつ外筒6よりも薄い円筒形形状の厚紙から構成されており、敷板2上面に固着されるとともに外筒6の内周全面に密着して貼着されている。内筒7は外筒6よりも上下幅(高さ)があるため、内筒7上端から上方に若干進出されており、その結果外筒6及び内筒7によって段差状外観を呈している。内筒7の周方向の一部にはその上端から外筒6の上端にかけて第1の切り欠き溝9が形成されている。本実施の形態では敷板2上面から内筒7上端までの長さ(高さ)約3cmとされている。
案内壁としての案内筒8は内筒7よりもわずかに小径で、かつ内筒7よりも更に薄い円筒形形状の厚紙から構成されており、内筒7の内周全面に密着して貼着されている。案内筒8の周方向の一部であって前記内筒7の第1の切り欠き溝9と連通する上部位置には第2の切り欠き溝10が上下方向全域に渡って形成されている。つまり、図1に示すように、第1及び第2の切り欠き溝9,10は案内筒8上端から外筒6にかけて上方に開放された切り欠き溝が形成されることとなる。土台3の案内8に包囲された敷板2部分が土台3の底板11とされている。
土台3の上部には本体筒13が配設されるようになっている。本実施の形態では本体筒13の径は約7cm、長さ約32cmとされている。図1〜図3に示すように、本体筒13は内筒7と同径で、かつ内筒7と同厚みの円筒形形状の厚紙から構成されており、上端に補強用のリング部14が形成されている。補強用のリング部14は下端に配置された外筒6と同高さ同外径に構成されているため、土台3から本体筒13にかけての全長において両端にリング部材が配設されているようなデザイン上の統一が図られる。
土台3に併設された設置台5は円筒形形状の厚紙から構成されており、図2に示すようにダミーの割物Pを載置することが可能となっている。尚、本実施の形態においては図示は省略するが敷板2、土台3及び敷板2の外表面には模様や文字が印刷された装飾用の化粧紙が貼着されている。
土台3に併設された設置台5は円筒形形状の厚紙から構成されており、図2に示すようにダミーの割物Pを載置することが可能となっている。尚、本実施の形態においては図示は省略するが敷板2、土台3及び敷板2の外表面には模様や文字が印刷された装飾用の化粧紙が貼着されている。
次に、このように構成された打ち上げ筒装置1を使用した打ち上げ玩具花火のセット方法について説明する。
まず、本実施の形態で使用される打ち上げ玩具花火15について説明する。図3に示すように打ち上げ玩具花火15は装飾用の化粧紙が貼着された化粧筒16を備えている。化粧筒16の最下部には底板17が配設されており、化粧筒16上方の開口部16aは内部を封塞する薄紙からなる封塞紙18によって覆われている。
底板17上には筒体としての紙管20が固着されている。紙管20は上下に配設されたパッキン21によって化粧筒16内において横揺れしないように支持されている。紙管20の下部位置には粘土やプラスチック等からなる底止め22が形成されている。底止め22の上面には発射薬23が充填されている。発射薬23内には導火線25の基部が埋設され、同導火線25は化粧筒16の外部に延出されている。発射薬23上部には火薬集合体としての円筒形状の割物26が配設されている。紙管20はパッキン27によって上方から押さえられて紙管20内で保持されている。割物26は導火線25に着火されて発射薬23が爆発するとその圧力でパッキン27及び化粧筒16の開口部16aの封塞紙18を押し破って上空に発射され空中で爆発する。
まず、本実施の形態で使用される打ち上げ玩具花火15について説明する。図3に示すように打ち上げ玩具花火15は装飾用の化粧紙が貼着された化粧筒16を備えている。化粧筒16の最下部には底板17が配設されており、化粧筒16上方の開口部16aは内部を封塞する薄紙からなる封塞紙18によって覆われている。
底板17上には筒体としての紙管20が固着されている。紙管20は上下に配設されたパッキン21によって化粧筒16内において横揺れしないように支持されている。紙管20の下部位置には粘土やプラスチック等からなる底止め22が形成されている。底止め22の上面には発射薬23が充填されている。発射薬23内には導火線25の基部が埋設され、同導火線25は化粧筒16の外部に延出されている。発射薬23上部には火薬集合体としての円筒形状の割物26が配設されている。紙管20はパッキン27によって上方から押さえられて紙管20内で保持されている。割物26は導火線25に着火されて発射薬23が爆発するとその圧力でパッキン27及び化粧筒16の開口部16aの封塞紙18を押し破って上空に発射され空中で爆発する。
さて図1に示すように、このような打ち上げ玩具花火15を導火線25を側方に延出させた状態で土台3内部に上方から収容させる。この時、導火線25は内筒7及び案内筒8の第1及び第2の切り欠き溝9,10を通過し、打ち上げ玩具花火15が土台3の底板11上に設置された状態で図2及び図3に示すように外筒6の上端縁から土台3の外側に延出されることとなる。この時、内筒7及び案内筒8の第1及び第2の切り欠き溝9,10が連通して上方に開放されているので打ち上げ玩具花火15を下降させると導火線25が途中で邪魔されることなく外筒6の上端縁に導かれる(図2及び図3の状態)。
次に図1に示すように、本体筒13を下降させていく。本体筒13内周を案内筒8外周に嵌合させ、本体筒13を案内筒8に案内させて速やかに下降させていく。そして、本体筒13の下端縁が土台3側の内筒7の上端縁に当接して本体筒13の取り付けが完了する。この時、内筒7と本体筒13の厚みは同じであるため、両者の外周面は面一となって接続される。これで、打ち上げ玩具花火15のセットが完了したこととなるため、遊技者は着火手段(マッチ、ライター等)によって導火線25に着火して遊技を行う。
次に図1に示すように、本体筒13を下降させていく。本体筒13内周を案内筒8外周に嵌合させ、本体筒13を案内筒8に案内させて速やかに下降させていく。そして、本体筒13の下端縁が土台3側の内筒7の上端縁に当接して本体筒13の取り付けが完了する。この時、内筒7と本体筒13の厚みは同じであるため、両者の外周面は面一となって接続される。これで、打ち上げ玩具花火15のセットが完了したこととなるため、遊技者は着火手段(マッチ、ライター等)によって導火線25に着火して遊技を行う。
上記のように構成することで本実施の形態では次のような効果を奏する。
(1)打ち上げ玩具花火15を本体筒13等で完全に包囲してしまうので遊技者において遊技の安心感があり、不安感なく純粋に打ち上げ玩具花火15の音や光を楽しむことができる。
(2)打ち上げ玩具花火15を打ち上げ筒装置1にセットした状態で導火線25だけが外部に露出するので安心感があり、導火線25が外筒6の上端縁から土台3の外側に延出されるため暗い夜でも着火しやすくなっている。また、第1及び第2の切り欠き溝9,10が連通しているので打ち上げ玩具花火15を下降させても導火線25が途中で邪魔されることなく外筒6の上端縁に導かれるため、セットする際の時間の短縮に寄与する。
(3)打ち上げ筒装置1では土台3の下に敷板2が配設されているため極めて安定性がよいので、打ち上げ筒装置1が使用中に倒れるということはまず起こり得ないため、結果として打ち上げ筒装置1を使用して打ち上げ玩具花火15の遊技をする際に打ち上げ玩具花火15が倒れることがない。
(4)土台3は2枚の内外の2つの部材(外筒6及び内筒7)によって構成されており、強度の向上が図られている。また、土台3の最下部において敷板2に固着された外筒6に切り欠き溝9,10が及んでいないのでこの点でも土台3強度向上に寄与している。
(5)敷板2上に土台3が固着されており、敷板2の地面に接する面積が大きいので容易に打ち上げ筒装置1が倒れてしまうことがない。
(6)本体筒13によって発射薬23爆発の際の圧力が周囲に逃げないので結果としてこの圧力で上空に飛ばされる割物26はより高く上がり遊技性が向上することとなる。
(7)本体筒13によって案内筒8に形成された第2の切り欠き溝10が覆われ第1の切り欠き溝9のみが打ち上げ筒装置1の下方側の開口部となるので、更に密閉性がよく発射薬23爆発の際の圧力が逃げにくくなっている。
(1)打ち上げ玩具花火15を本体筒13等で完全に包囲してしまうので遊技者において遊技の安心感があり、不安感なく純粋に打ち上げ玩具花火15の音や光を楽しむことができる。
(2)打ち上げ玩具花火15を打ち上げ筒装置1にセットした状態で導火線25だけが外部に露出するので安心感があり、導火線25が外筒6の上端縁から土台3の外側に延出されるため暗い夜でも着火しやすくなっている。また、第1及び第2の切り欠き溝9,10が連通しているので打ち上げ玩具花火15を下降させても導火線25が途中で邪魔されることなく外筒6の上端縁に導かれるため、セットする際の時間の短縮に寄与する。
(3)打ち上げ筒装置1では土台3の下に敷板2が配設されているため極めて安定性がよいので、打ち上げ筒装置1が使用中に倒れるということはまず起こり得ないため、結果として打ち上げ筒装置1を使用して打ち上げ玩具花火15の遊技をする際に打ち上げ玩具花火15が倒れることがない。
(4)土台3は2枚の内外の2つの部材(外筒6及び内筒7)によって構成されており、強度の向上が図られている。また、土台3の最下部において敷板2に固着された外筒6に切り欠き溝9,10が及んでいないのでこの点でも土台3強度向上に寄与している。
(5)敷板2上に土台3が固着されており、敷板2の地面に接する面積が大きいので容易に打ち上げ筒装置1が倒れてしまうことがない。
(6)本体筒13によって発射薬23爆発の際の圧力が周囲に逃げないので結果としてこの圧力で上空に飛ばされる割物26はより高く上がり遊技性が向上することとなる。
(7)本体筒13によって案内筒8に形成された第2の切り欠き溝10が覆われ第1の切り欠き溝9のみが打ち上げ筒装置1の下方側の開口部となるので、更に密閉性がよく発射薬23爆発の際の圧力が逃げにくくなっている。
尚、この考案は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態では本体筒13は紙製であるため、内部にセットした打ち上げ玩具花火15は見えないが、本体筒13に透明な部分を設けて内部が見えるようにしてもよい。
・上記実施の形態では、第1の切り欠き溝9は外筒6に及んでいなかったが、外筒6まで切り欠き溝を延設することも自由である。
・上記本体筒13や内筒7は円筒形状であったが、円筒ではなく断面方形等の他の形状であっても構わない。
・その他、本考案の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
・上記実施の形態では本体筒13は紙製であるため、内部にセットした打ち上げ玩具花火15は見えないが、本体筒13に透明な部分を設けて内部が見えるようにしてもよい。
・上記実施の形態では、第1の切り欠き溝9は外筒6に及んでいなかったが、外筒6まで切り欠き溝を延設することも自由である。
・上記本体筒13や内筒7は円筒形状であったが、円筒ではなく断面方形等の他の形状であっても構わない。
・その他、本考案の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
1…打ち上げ筒装置、6…包囲壁、外壁をなす外筒、7…包囲壁、内壁をなす内筒、8…案内壁をなす案内筒、9…第1の切り欠き部、10…第2の切り欠き部、13…本体筒、15…打ち上げ玩具花火、20…筒体としての紙管、22…底止め、26…火薬集合体。
Claims (7)
- 筒体と、同筒体の下部開口部を封塞する所定厚みの底止めと、同底止め上部に充填された発射用火薬と、同発射用火薬の爆発の圧力によって打ち上げられる火薬集合体とが収容され、同発射用火薬から同筒体外部に延出される導火線とを備えた打ち上げ玩具花火の遊技に使用するための打ち上げ筒装置であって、
前記打ち上げ玩具花火を内部に設置した際に、同打ち上げ玩具花火の前記底止めの周囲を包囲するための包囲壁を備えるとともに、同包囲壁の一部に切り欠き部を形成した筒状の土台と、
前記土台の包囲壁の内周に沿って上方に延出される案内壁と、
前記案内壁の外周に案内されて前記土台の包囲壁の上縁に立設される本体筒とから構成されることを特徴とする玩具花火用打ち上げ筒装置。 - 前記本体筒の外周は立設された状態で前記包囲壁の外周と面一に接続されることを特徴とする請求項1に記載の玩具花火用打ち上げ筒装置。
- 前記包囲壁は下部側の外壁と上部側の内壁から構成され、前記切り欠き部は同内壁のみに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の玩具花火用打ち上げ筒装置。
- 前記案内壁には前記包囲壁に形成された切り欠き部と同位置に第2の切り欠き部が形成され両切り欠き部が上下に連通していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の玩具花火用打ち上げ筒装置。
- 前記包囲壁に包囲された内部であって同包囲壁の下部位置には前記打ち上げ玩具花火が載置される底板が配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の玩具花火用打ち上げ筒装置。
- 前記土台の周囲には敷板が配設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の玩具花火用打ち上げ筒装置。
- 前記敷板の上にはダミーの玩具花火をセットするための設置台が配設されていることを特徴とする請求項6に記載の玩具花火用打ち上げ筒装置。
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