JP3114977U - 保水、給水機能を備えた鉢植え用鉢カバー - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は、水管理を容易にするため底面に支柱、上部にスリットを持ち、底面給水機能を利用した植物鉢植え用の鉢カバーに関するものである。
【解決手段】 上部に給水用のスリットを持ち、内側底面部分に支柱がある形状により、水を溜めるスペース（８）と、インナーポット（４）を分離し、底面給水用のひも（３）を取り付ける。鉢カバーの素材は、通水性がなく、水量が外側から目視できる程度の透明度のあるものを利用する。
【選択図】 図３

Description

考案の詳細な説明

本考案は、植物の鉢植え（インナーポット）を直接差し込んで利用する鉢カバーに関するものである。

従来、観葉植物など大型鉢植えに使用される鉢は、生産流通過程で使用されたものが植え替えられることなくそのまま販売されることが多いので、観葉植物等を室内に置く場合は鉢カバーを利用することが多くみうけられる。

鉢カバーは室内で植物に必要な水を与える場合の受け皿として利用されたり、見栄えの良いものにする目的で使用されるのものはあった。しかし消費者が購入した大型の鉢植えを、そのまま差し込んで利用し、保水、給水等の水管理が容易にでき、デザイン的にも優れている点を併せ持つものはなかった。

考案が解決しようとする課題

本考案は、大型の観葉植物のような鉢植えを楽しむため、これらの機能、特徴を併せ持つ鉢カバーを開発しようとするものである。

課題を解決するための手段

上記の目的を達成するために、植物の水管理を容易にする仕組みを採用し、鉢カバーの構造と形状を考案する。
イ） 図１に示すように、大型の観葉植物を差し込む鉢カバーの内側底面部分に円柱または角柱の支柱（１）を設け、差し込まれる鉢（インナーポット）の底を支柱の上部で支えることにより、鉢カバー内側に水を溜めるスペース（８）と、水に浸からないスペース（７）を確保する。
ロ） 図２に示すように、差し込む鉢（インナーポット）の底穴（２）に給水ひも（３）を取り付ける。
ハ） 給水ひもを取り付けた鉢（４）を差し込む。鉢カバー（５）の上部にはスリット（６）があり、このスリットは給水時と鉢の取り出し時に役立つ。鉢カバー（５）は生産、流通過程で用いられる鉢（４）がそのまま図３のように差し込める内寸を持ち、水位が確認できる程度の透明感のある素材で、かつ底に水がためられる通水性のない素材を採用する。

本考案は以上のような構成であるから、これを使用するときは、インナーポット（４）を鉢カバー（５）に差し込み、鉢カバー内部の支柱先端と差し込んだ鉢の底面が接触する位置よりやや低い位置まで、鉢カバー上部のスリット（６）から水を注入する。

考案の効果

鉢を植え替えることなく、また室内においても容易な水管理が可能であり、かつデザイン的にも優れた鉢カバーにより存在感のある大型の植物も手軽に楽しむことができる。

本考案の鉢カバーにおける、請求項１の支柱とスリット（６）を示す立体斜視図。 底面給水システムを利用するため、インナーポットの底に、付属の専用スティック（９）を利用して、給水ひもを取り付けた状態を示す図。 本考案の鉢カバーにインナーポットを組み合わせ、給水方法と給水ひも、インナーポットを支える構造と水が溜まる状態を示す断面図。

符号の説明

１は支柱
２はインナーポットの底穴
３は給水ひも
４はインナーポット
５は鉢カバー
６は給水口（スリット）
７は植物の根が直接水に触れることのないスペース
８水が溜まるスペース
９付属の専用スティック

Claims (1)

1. 植物が植えてある鉢（インナーポット）をそのまま差し込んで利用するために、内部に保水スペースとインナーポットが水に浸からないスペースを確保するための支柱と、上部に給水のためのくぼみ（スリット）を持ち、水量が目視できる程度の透明度がある素材でできた鉢カバー。

Images