JP3114946U - ペット用糞回収具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットの糞を袋により捉えて回収する器具において、取り付けることができる袋の制限を少なくするとともに、簡易に取り付けることができ、また、匂いの拡散を防止することを課題とする。
【解決手段】 ペット用糞回収具として、取っ手が設けられた枠体と、前記枠体に挿入されて前記枠体の一面を覆うように側面を折り返された所定の袋の側面を、前記枠体の前記一面とともに狭持するように前記枠体に係合する狭持体と、前記狭持体に設けられる、前記枠体に固定される前記袋に形成される開口を塞ぐ蓋体とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本考案は、犬等のペットが散歩の途中で糞する際に、これを回収するための器具に関する。
犬等のペットを散歩させる際に、散歩の途中で犬等が糞をする場合があり、飼い主はこれを回収しなければならない。回収の方法の一つとして、犬等の糞が地面に落ちる前に、柄の付いた袋により捉えて回収する方法があり、このための器具も市販されている。
しかし、このような器具は、専用の袋を使用しなければならないために袋がなくなってしまって買い忘れるような状況になると使用することができなくなる。また、取り付けに手間がかかるものもや、蓋が無いために回収した糞の匂いが拡散してしまうものも多い。
本考案は、かかる問題に鑑みて、ペットの糞を袋により捉えて回収する器具において、取り付けることができる袋の制限を少なくするとともに、簡易に取り付けることができ、また、匂いの拡散を防止することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は次のような構成を有する。
請求項1に記載の考案は、取っ手が設けられた枠体と、前記枠体に挿入されて前記枠体の一面を覆うように側面を折り返された所定の袋の側面を、前記枠体の前記一面とともに狭持するように前記枠体に係合する狭持体と、前記狭持体に設けられる、前記枠体に固定される前記袋に形成される開口を塞ぐ蓋体とよりなるペット用糞回収具である。
請求項2に記載の考案は、前記ペット用糞回収具において、前記狭持体は前記枠体に設けられる穴に係合する突起により前記枠体に係合するものであって、前記袋の側面の一部はこの突起と穴とにより狭持されるものである。
請求項3に記載の考案は、前記ペット用糞回収具において、前記枠体には、所定のティッシュケースを保持することができるティッシュケース保持手段を有するものである。
請求項1に記載の考案は、枠体の外周よりも大きな開口を有する袋であればどのような袋にも使用することができる。また、枠体に狭持体を係合させて袋の側面を狭持することで簡易に袋を枠体に固定できる。さらに、蓋体を設けることで匂いの拡散を防止することができる。
請求項2に記載の考案は、袋を穴に嵌入する突起により狭持して固定することにより、強固に袋を固定することができる。
請求項3に記載の考案は、枠体にティッシュケースを保持させることで、糞を捉え損ねた場合に、ティッシュケースからティッシュを取り出し、これによって糞をつかんで袋へと投入することができる。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に本実施形態にかかるペット用糞回収具Xの斜視図を示す。本ペット用糞回収具Xは枠体10、枠体10に固定される取っ手20、枠体10の上面に係合する狭持体30、狭持体30に回動自在に固定される蓋体40とから構成される。図2に枠体10と取っ手20の斜視図を、図3に狭持体30と蓋体40の裏面から見た斜視図を示す。
枠体10は、略正方形状の丸みを帯びた合成樹脂性の枠により形成される。枠体10の上面はほぼ平らに形成され、4つの穴11が設けられている。
取っ手20は、枠体10の側方に延びる扁平の棒体に数箇所四角い穴が形成された杆体21と、杆体21の先端に設けられる、丸みを帯びた長方形状のリングにより形成されるハンドル22とから形成される。取っ手20は枠体10と同じ合成樹脂により一体に成型される。ハンドル22の上面は略平らに形成され、2つの穴22aが形成されている。また、ハンドル22の一角には紐をつけてティッシュケースを吊下げるための留め環22bが形成されている。
狭持体30は、平面視、枠体10と略同じ形状を有する板状のリング形状であり、合成樹脂により形成される。そして、狭持体30の裏面には、枠体10の穴11に係合するやや先細りの円筒形状の突起31が4つ設けられている。なお、狭持体30の表面の突起31の裏に位置する部分には、穴33が形成される。また、リング形状の4隅には、枠体10の角に位置する側面に当接する板状のガイド体32が下方に垂直に延びるように形成されている。
蓋体40は、平面視、狭持体30の外形と同じ形状を有する板体であり、枠体30の一縁にヒンジにより回動可能に固定されている。蓋体40の裏面(図1に表れている面)には、狭持体30の表面の穴33の内の2つに係合する突起である狭持体係合突起41が形成されている。また、蓋体40の表面(図3に表れている面)には、取っ手20のハンドル22に設けられる穴22aに係合する突起であるハンドル係合突起42が形成されるとともに、長方形状の板状体からなるツマミ43が形成されている。
次に、上記のような構成を有するペット用糞回収具Xの使用方法について説明する。犬等を散歩に連れ出そうとする使用者は、まず、狭持体30と枠体10とを分離した状態で、枠体10に適当な袋を装着する。袋は開口の大きさが枠体10の外形より大きければどのようなものでも使用することができる。装着は袋を開口が上になるように枠体10の内側に通し、開口近傍の側面を外側に折り返して枠体10の外周を包むようにする。次に、狭持体30を枠体10に係合させる。この際、狭持体30のガイド体32を枠体10の四隅に当接させながら下方へ押し下げることで、狭持体30の突起31が、枠体10の穴11にスムーズに係合するようになっている。この際、突起31は袋の側面を穴11に押し込むように係合し、袋の側面の一部は突起31と穴11とにより狭持され、袋はしっかりと枠体10と狭持体30との間に挟まれて固定されることになる。また、ハンドル12の留め環12aにはティッシュケースを吊下げておく。
この状態で、犬等を散歩に連れ出す。そして、犬等が糞をする体勢になったら、ハンドル12を持って、蓋体40が閉じていれば蓋体40のツマミ43を持って蓋体40を開ける。この際、蓋体40が閉じないように蓋体40の表面に形成されるハンドル係合突起42をハンドル22の穴22aに係合させ蓋体40を固定する。そして、枠体10の開口を糞が落下する位置へ差し出し、落下する糞を枠体10が固定する袋により捉え回収する。この際、うまく糞が袋に入らず、地面に落下した場合には、留め環12aに吊下げているティッシュケースからティッシュを取り出して、これを介して糞をつかんで袋内へ糞を投入する。その後、狭持体30の穴33に蓋体40の狭持体係合突起41を係合させるようにして蓋体40を閉じた状態に固定する。これにより、糞の匂いが拡散することなく、袋内に糞を収容したまま運ぶことができる。その後、犬等の散歩が終了すると、枠体10と挟持体30とを分離して袋をはずし、糞を適宜処理する。
なお、本実施形態では、ティッシュケースを保持するティッシュケース保持手段として、留め環22bを例示しているが、ティッシュケース保持手段は、ティッシュケースを入れる箱体や、ティッシュケースを挟持するクリップなど種々の変形が可能である。
実施形態に係るペット用糞回収具の斜視図である。 枠体と持ち手を示す斜視図である。 挟持体と蓋体の裏面を示す斜視図である。
符号の説明
X ペット用糞回収具
10 枠体
11 穴
20 取っ手
22b 留め環
30 挟持体
31 突起
40 蓋体

Claims (3)

  1. 取っ手が設けられた枠体と、
    前記枠体に挿入されて前記枠体の一面を覆うように側面を折り返された所定の袋の側面を、前記枠体の前記一面面とともに狭持するように前記枠体に係合する狭持体と、
    前記狭持体に設けられる、前記枠体に固定された前記袋に形成される開口を塞ぐ蓋体と
    よりなるペット用糞回収具。
  2. 前記狭持体は前記枠体に設けられる穴に係合する突起により前記枠体に係合するものであって、前記袋の側面の一部はこの突起と穴とにより狭持されるものである請求項1に記載のペット用糞回収具。
  3. 前記枠体には、所定のティッシュケースを保持することができるティッシュケース保持手段を有する請求項1又は2に記載のペット用糞回収具。
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