JP3114785B2 - すべり軸受装置 - Google Patents
すべり軸受装置Info
- Publication number
- JP3114785B2 JP3114785B2 JP05351134A JP35113493A JP3114785B2 JP 3114785 B2 JP3114785 B2 JP 3114785B2 JP 05351134 A JP05351134 A JP 05351134A JP 35113493 A JP35113493 A JP 35113493A JP 3114785 B2 JP3114785 B2 JP 3114785B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lining material
- bearing device
- housing
- stress
- slide bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Description
より詳しくは、半割りすべり軸受の突合せ面を相互に突
合せたすべり軸受装置に関する。
有する2つの半割りすべり軸受の突合せ面を相互に突合
せてなるすべり軸受装置は、既に周知である。上記2つ
の半割りすべり軸受の合計の円周方向長さは、ハウジン
グの内周面の長さよりも長く設定してあり、その差をク
ラッシュハイトとしている。そして2つの半割りすべり
軸受をハウジングに組付ける際には、半割りすべり軸受
の円周方向の圧縮力で上記クラッシュハイト部分を円周
方向に圧縮変形させ、その圧縮力で各半割りすべり軸受
の外周面をハウジングの内周面に密着させるようにして
いる。
せ面は、その半径方向外方も内方も共に同一量だけ円周
方向に突出するようになっている。つまり従来の突合せ
面は、ハウジングの分割面と平行となるように形成され
ており、その結果、2つの半割りすべり軸受をハウジン
グに組付けた際には、上記突合せ面に加わる応力はその
全域で実質的に同一となっていた。他方、裏金とライニ
ング材とを有する半割りすべり軸受においては、裏金に
対してライニング材の方が強度が小さいのが普通であ
り、したがって特に上記クラッシュハイトを大きくして
裏金とライニング材とに相対的に高い応力を作用させる
ようにした場合には、ライニング材自体やライニング材
と裏金との界面に疲労によるクラックや剥離が生じる危
険性があった。本発明はそのような事情に鑑み、上記ク
ラッシュハイトを大きくしても上記クラックや剥離が生
じるのを防止できるすべり軸受装置を提供するものであ
る。
とライニング材とを有する半割りすべり軸受の突合せ面
を相互に突合せたすべり軸受装置において、上記突合せ
面の半径方向外方を内方よりも円周方向に突出させたも
のである。
ハウジングに組付けた際には、上記突合せ面に加わる応
力はその半径方向外方が内方よりも大きくなる。したが
って応力の大部分を強度の大きい裏金で受けることによ
り、ライニング材の応力が過度に増大することが防止で
きるので、ライニング材自体やライニング材と裏金との
界面に疲労によるクラックや剥離が生じるのを防止する
ことができる。
と、図1において、半割りすべり軸受1は、外周面側の
鋼材からなる裏金2と、内周面側の軸受合金からなるラ
イニング材3とを備えており、全体として半割り円筒状
に形成してある。上記半割りすべり軸受1の両端部は、
ハウジングの分割面Aよりも円周方向に所定のクラッシ
ュハイトh分だけそれぞれ突出させてあり、かつ突合せ
面4は、その半径方向外方が内方よりも円周方向に突出
するように、斜めに切断してある。このとき、上記傾斜
角度θは0.19〜1.34度の範囲であることが好ま
しく、0.19〜0.95度の範囲がより好ましい。以
上の構成を有する半割りすべり軸受1をハウジングに組
付ける際には、上記クラッシュハイトh分が圧縮されて
半割りすべり軸受1が円周方向に圧縮されるようにな
り、それによって突合せ面4に圧縮応力が作用するよう
になる。しかるに上記突合せ面4は、上述したように半
径方向外方が内方よりも円周方向に突出するように斜め
に切断してあるので、突合せ面4の半径方向外方部分の
応力が内方部分の応力よりも大きくなる。その結果、半
径方向外方の応力は強度の大きい裏金2で受けられるよ
うになり、強度の小さいライニング材3に過度の応力が
加わることが防止されて、ライニング材3自体やライニ
ング材3と裏金2との界面に疲労によるクラックや剥離
が生じることを防止することができる。次に、図2は本
発明の他の実施例を示したもので、本実施例では裏金2
についてはその突合せ面4を図示しないハウジングの分
割面Aと平行に形成し、ライニング材3については裏金
2の突合せ面4から斜めに切断することにより、突合せ
面4全体としては、半径方向外方が内方よりも円周方向
に突出するようにしている。このような構成において
も、上記実施例と同等の作用効果が得られることは明ら
かである。
ング材の応力が大きくなるのを防止することができるの
で、ライニング材自体やライニング材と裏金との界面に
疲労によるクラックや剥離が生じるのを防止することが
できるという効果が得られる。
3…ライニング材 4…突合せ面
Claims (1)
- 【請求項1】 裏金とライニング材とを有する半割りす
べり軸受の突合せ面を相互に突合せたすべり軸受装置に
おいて、 上記突合せ面の半径方向外方を内方よりも円周方向に突
出させたことを特徴とするすべり軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05351134A JP3114785B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | すべり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05351134A JP3114785B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | すべり軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07197939A JPH07197939A (ja) | 1995-08-01 |
JP3114785B2 true JP3114785B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=18415282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05351134A Expired - Lifetime JP3114785B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | すべり軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114785B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101336800B1 (ko) * | 2010-07-30 | 2013-12-04 | 다이도 메탈 고교 가부시키가이샤 | 하프 미끄럼베어링의 제조방법 및 하프 미끄럼베어링 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP05351134A patent/JP3114785B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07197939A (ja) | 1995-08-01 |
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Legal Events
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