JP3114620U - 空気入りタイヤ - Google Patents

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悌二 真田
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Abstract

【課題】 サイドウォール表面のスピューのトリム作業におけるミストリムを防止可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 サイドウォールの表面に隆起状の文字、記号又は図形をタイヤ周方向に配列させた表示部1を有する空気入りタイヤにおいて、前記表示部1のタイヤ周方向端部に隣接させてタイヤ周方向に対して傾斜面をもつ小突起2を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本考案は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、加硫後のタイヤのサイドウォール表面からスピューのトリム作業を行う際、表示部のミストリムを防止するようにした空気入りタイヤに関する。
一般に、空気入りタイヤは、サイドウォールの表面に文字、記号、図形等を用いたブランド名、タイヤサイズ、規格等の表示部を、タイヤ周方向に配列するように突出形成している。(特許文献1など参照)。
一方、タイヤの加硫工程に用いる金型の成形面にはエア抜き用のベントホールが多数設けられており、加硫成形時にこのベントホールに未加硫ゴムが侵入することにより、成形後にひげ状のスピュー(バリ)となってタイヤ表面に形成される。そのため、タイヤ製造の仕上げとして、スピューを切取り除去(トリム)するトリム作業が行われる。トリム作業は鋭利なトリム刃をタイヤ表面に沿わせ、タイヤを回転させながら行われるが、サイドウォール表面のスピューを除去する際に、除去すべきスピューだけでなく上述した表示部まで切削してしまうミストリムを発生することがある。
ミストリムにより、例えばタイヤのブランド名等の表示部が切削されてしまうとタイヤの商品価値が失われることになる。このため、サイドウォール表面のスピューのトリム作業はかなり慎重に進められるが作業には熟練が必要とされ、生産性に少なからぬ影響があった。
特開平5−8612号公報
本考案の目的は、サイドウォール表面のスピューのトリム作業におけるミストリムを防止可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本考案の空気入りタイヤは、サイドウォールの表面に隆起状の文字、記号又は図形をタイヤ周方向に配列させた表示部を有する空気入りタイヤにおいて、前記表示部のタイヤ周方向端部に隣接させてタイヤ周方向に対して傾斜面をもつ小突起を設けたことを特徴とする。
本考案の空気入りタイヤは、サイドウォール表面のブランド名、タイヤサイズ等を表示する表示部のタイヤ周方向の端部に隣接して傾斜面をもつ小突起を設けたため、タイヤ製造仕上げ工程のスピューのトリム作業をタイヤを回転させながら行う際、この小突起が、トリム刃を上方に跳ね上げて表示部を保護するので、ミストリムを防止することができる。
以下に、本考案を図に示す実施形態を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の空気入りタイヤの一例について、そのサイドウォール表面のトリム作業を行うときの概要を示す説明図である。
図1において、本考案の空気入りタイヤ3は、サイドウォール表面に隆起状の文字、記号、図形などをタイヤ周方向に配列して表示部1を形成し、この表示部1のタイヤ周方向端部に隣接させて、タイヤ周方向に対して傾斜面をもつ小突起2を配置している。加硫後のタイヤ3の表面には、多数のスピュー(図示せず)が突出した状態になっている。
スピューのトリム作業は、トリム刃4をタイヤ表面に沿わせ、タイヤ3を矢印Tの方向に回転させながら行う。トリム刃4の刃渡り長さaは、表示部1の径方向の幅bに対して、これよりも長く広い領域をもつものが好ましい。
このトリム作業において、トリム刃4は最初に小突起2に接触するので、その傾斜面により上方に跳ね上げられて、表示部1の上方を通過するので、表示部1のミストリムを防止することができる。
図2及び3は、本考案の空気入りタイヤのサイドウォール表面の一部分を拡大して例示する斜視図である。
図2は、「E」や「L」などの角ばった形状の文字、記号や図形からなる表示部1において、そのタイヤ周方向の端部に隣接して傾斜面をもつ小突起2を配置した例を示す。図3は、「O」や「C」などの丸みを帯びた形状の文字等からなる表示部1に対して、小突起2を適用した一例を示す。
本考案において、傾斜面をもつ小突起2は、図2及び3のようにサイドウォールの表面から表示部1に近づくほど高くなるようにほぼ直角三角形の断面形状である。表示部1側に対面する小突起2の壁面角度は特に限定されるものではなく、好ましくは図示のようにサイドウォール表面に対して略直角にするとよい。
小突起2の傾斜面は、サイドウォールの表面とのなす角度を20°〜45°にすることが好ましい。また、矢印Tを反対方向に向けて徐々に高くなり、最後端の高さが、表示部1よりも高くなるようにすることが好ましい。小突起2の高さとしては、好ましくは1〜2mm、より好ましくは1〜1.5mmにするとよい。一般に、表示部1の高さは0.5〜1mm程度であるので、小突起2の高さを上記の範囲内とすることによりトリム刃と表示部1との接触をより確実に防止することができる。
小突起2は、表示部1のタイヤ周方向の両端部のうち、トリム作業時の少なくともタイヤ回転方向の先頭側に配置するが、回転方向が特定されていない場合には、両端部に設けるのがよい。小突起2の数は、片側当たり1〜5箇所を配置することが好ましい。
表示部1が図2の態様の場合、表示部1に対する小突起2のタイヤ周方向の配置位置は、表示部1のタイヤ回転方向側端部から離間する距離dを1〜3mmとすることが好ましい。小突起2をこの離間距離内に配置することによりトリム刃4が表示部1に接触することを有効に防ぐことができる。
小突起2のタイヤ径方向に対する配置位置は、表示部1のタイヤ径方向両端部に対して、小突起2が両外側に突出するようにすることが好ましい。さらに、詳しくは、小突起2の外側端部が表示部1のタイヤ径方向外側端部から突出する距離rを1mm以内とし、小突起2の内側端部がタイヤ径方向内側端部から突出する距離rを1mm以内とすることが、より好ましい。このように表示部1のタイヤ径方向の天地から1mm以内に小突起2を配置することにより、表示部1の角部及び天地部を保護することができる。
また、図3に示すような丸みを帯びた形状の表示部1については、表示部1のタイヤ径方向のほぼ中央に小突起2を配置することにより、回転方向側端部を保護することができる。すなわち、トリム刃4の刃渡り長さaは、一般に表示部1の幅bよりも長いものを使用するため、表示部1のタイヤ回転方向側端部に隣接して小突起2を配置することにより、表示部1のトリムミスを防止することができる。
本考案の空気入りタイヤのサイドウォール表面のトリム作業の概要を示す説明図である 本考案の空気入りタイヤのサイドウォールの表面の表示部を部分拡大した斜視図の一例を示す説明図である。 本考案の空気入りタイヤのサイドウォールの表面の表示部を部分拡大した斜視図の一例を示す説明図である。 本考案の空気入りタイヤのサイドウォールの表面の表示部と傾斜面をもつ小突起の位置関係を示す説明図である。
符号の説明
1 表示部
2 傾斜面をもつ小突起
3 タイヤ
4 トリム刃
T タイヤ回転方向
a 刃渡り長さ
b 表示部の幅

Claims (4)

  1. サイドウォールの表面に隆起状の文字、記号又は図形をタイヤ周方向に配列させた表示部を有する空気入りタイヤにおいて、前記表示部のタイヤ周方向端部に隣接させてタイヤ周方向に対して傾斜面をもつ小突起を設けた空気入りタイヤ。
  2. 前記小突起の傾斜面が、前記サイドウォール表面となす傾斜角度を20°〜45°とし、かつ該傾斜面の最上端を前記表示部より高くした請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記小突起を、前記表示部のタイヤ径方向両端部にそれぞれ一端が両外側に突出するように配置した請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記小突起が、前記表示部のタイヤ周方向端部から離間する距離を1〜3mmにした請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015030223A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 住友ゴム工業株式会社 スピュートリミング方法、スピュートリミング装置および空気入りタイヤ

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