JP3114577B2 - カラー画像転送装置 - Google Patents

カラー画像転送装置

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JP3114577B2 JP07210351A JP21035195A JP3114577B2 JP 3114577 B2 JP3114577 B2 JP 3114577B2 JP 07210351 A JP07210351 A JP 07210351A JP 21035195 A JP21035195 A JP 21035195A JP 3114577 B2 JP3114577 B2 JP 3114577B2
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裕 越
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を転送する
カラー画像転送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来の画像転送装置の一例を
示すブロック構成図である。図中、61は画像転送バ
ス、62は画像蓄積部、63,64は画像入出力回路で
ある。図16に示した画像転送装置では、画像転送バス
61を用いて画像入出力回路63または64と画像蓄積
部62との間で画像を転送する。
【0003】画像入出力回路63および64は、画像デ
ータが生成されるか、外部から入力され、あるいは、画
像転送バス61を介して送られてくる画像データを受け
入れる。画像蓄積部62は、画像データを蓄積する。画
像転送バス61は、画像蓄積部62と画像入出力回路6
3,64との間で画像データの転送を行なう。
【0004】図17は、カラー画像の画像データの一例
の説明図である。一般にカラー画像は、各画素ごとに複
数の色成分のデータを有する。そして、図17に示すよ
うに、各色成分ごとにラスタ順に記録、あるいは、伝送
される。図17に示したカラー画像では、色成分A,
B,C,・・・,Zが存在し、それぞれの色成分ごとに
ラスタ順に記録されている様子を示している。
【0005】上述の画像入出力回路63,64が、この
ようなカラー画像の入出力を行なう、あるいは、画像転
送バス61を介して転送を行ない画像蓄積部62に格納
する場合、カラー画像の各色成分の伝送、蓄積の順序に
は、点順と、面順の2方式が存在する。図18は、点
順、面順の説明図である。図18(1)と(3)は、1
画素ずつアクセスする方式を図示したものである。図1
8(2)と(4)は、複数同時にアクセスする方式を図
示したものである。ここでは、カラー画像の色成分が
A、B、Cの3種類であるとする。
【0006】面順方式は、図18(1)あるいは図18
(2)に示されている。面順方式では、まず、全ての画
素の色成分Aがアクセスされてから、色成分Bがアクセ
スされる。さらに、全ての画素の色成分Bがアクセスさ
れてから、色成分Cがアクセスされる。
【0007】点順方式は、図18(3)あるいは図18
(4)に示されている。点順方式では、例えば、図18
(3)に示すように、1画素ずつアクセスする方式で
は、1画素の各色成分が順に、例えばABCABC・・
・の順でアクセスされる。また、図18(4)に示され
るように、複数同時にアクセスする方式では、1画素の
各色成分ABCが同時にアクセスされる。
【0008】図19は、従来の画像入出力回路の一例を
示すブロック構成図である。図中、71は画像入力部、
72は画像処理回路、73は画像出力部である。図19
に示した画像入出力回路は、「富士ゼロックステクニカ
ルレポート」,No.7,1992,33ページの図
2.9を簡略化したものである。
【0009】画像入力部71から画像が入力される。入
力された画像は、通常は画像処理回路72を通って画像
出力部73に出力される。この画像入出力装置に外部機
器から画像を入力する場合はL* ,a* ,b* の3色の
画像が24ビット幅で同時に入力される。この場合は、
上述の図18(4)に相当する。また、この画像入出力
装置から外部機器に対して画像が出力される場合は、L
* 色の画像が8ビット幅で出力され、次にa* 、さらに
* の順で出力される。この場合は、上述の図18
(1)に相当する。すなわち、この画像入出力装置に画
像データを入力する場合は、24bit幅で点順でなけ
ればならない。また、この画像入出力装置から画像デー
タが出力される場合は、8bit幅で面順となる。
【0010】図16に示した従来の画像転送装置では、
画像蓄積部62に画像を蓄積する際には、上述の点順で
蓄積を行なうか、あるいは面順で蓄積を行なうかのどち
らかの方式をとっていた。
【0011】次に、図16の画像転送バス61の動作に
ついて説明を行なう。ここでは、以下、バス幅をワード
と呼ぶこととする。図20は、バス転送方式の説明図で
ある。画像転送バス61では、図20に示されるよう
に、1クロックで1ワードのデータの転送が行なわれ
る。画像蓄積部62内の連続アドレスをアクセスする場
合には、最初のアドレスを指定するだけで、連続したN
ワードの転送を連続したクロックで行なうことができ
る。ただし、ここでNは整数とする。この連続転送を、
以下、バースト転送と呼ぶ。不連続のアドレスの画素を
転送する場合は、このバースト転送が不可能であり、新
たにアドレスの設定が必要となり、転送速度が遅くな
る。
【0012】図16の画像蓄積部62から、画像転送バ
ス61を用いて、画像入出力部63,64に画像を転送
する場合を考える。図21は、カラー画像を面順で蓄
積、転送する場合の説明図、図22は、カラー画像を点
順で蓄積、転送する場合の説明図である。面順で蓄積、
転送する場合には、図21に示されているように、画像
蓄積部62には各色成分ごとに画像を蓄積し、各色成分
ごとにバースト転送を繰り返し行なうことによって転送
を行なうことができる。
【0013】また、点順で蓄積、転送を行なう場合は、
図22に示されているように、画像蓄積部62には各画
素ごとに各色成分の画像データを蓄積し、各画素ごとに
バースト転送を繰り返し行なうことによって転送を行な
うことができる。ここで、1画素の各色成分の画像デー
タを合わせたビット幅がワードと一致しない場合は、図
22中のXで示したように、ダミーデータを詰めて転送
を行なえばよい。
【0014】以上のような従来技術においては、画像入
出力回路63,64として、面順の入出力を行なう回路
と、点順の入出力を行なう回路が同時に存在する場合、
以下の問題点が発生する。
【0015】まず、画像蓄積部62に図21で示したよ
うに面順で画像が蓄積されており、かつ、点順の画像入
出力回路に図22で示したように点順で画像を転送する
場合、各色成分の画像データを集めるために飛び飛びに
画像蓄積部62をアクセスして転送しなければならず、
バースト転送ができないため、転送速度が落ちてしま
う。
【0016】また、画像蓄積部62に点順で画像が蓄積
されており、かつ、点順の画像入出力回路に点順で画像
を転送する場合であって、さらに、図22に示したよう
に1画素の各色成分の画像データを合わせたビット幅が
ワード幅と一致しない場合には、ダミーデータを詰めて
転送を行なうため、ダミーデータの分だけ無駄にバスを
利用していることとなり、バスの利用効率が低下してし
まう。
【0017】さらに、画像蓄積部62に図22に示した
ように点順で画像が蓄積されており、かつ、面順の画像
入出力回路に図21で示したように面順で画像を転送す
る場合、1画素ずつ飛び飛びにアクセスして転送しなけ
ればならず、バースト転送ができないため転送速度が低
下するという問題がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、点順の画像入出力機器に点
順で画像を転送する場合および面順の画像入出力機器に
面順で画像を転送する場合ともに、画像転送手段を効率
よく利用し、転送速度を向上させたカラー画像転送装置
を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の色成分を持ったカラー画像の転送を行なうカ
ラー画像転送装置において、所定の転送単位ごとに情報
をバースト転送可能な画像転送手段と、前記カラー画像
の各色成分を前記画像転送手段の前記転送単位の整数倍
ごとに配置して記憶する画像蓄積手段と、前記バースト
転送の対象となる前記画像蓄積手段のアドレスを発生す
る画像アドレス発生手段と、点順画像入出力手段と、面
順画像入出力手段を有し、前記点順画像入出力手段は、
前記画像転送手段を用いて転送されてきたあるいは転送
する画像であって前記画像転送手段の前記転送単位の整
数倍ごとに配置した画像を保持する画像データ保持手段
と、点順の画像と前記画像転送手段の前記転送単位の整
数倍ごとに配置した画像の間の画像データの並びかえを
行なう画像データ並びかえ手段を具備することを特徴と
するものである。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のカラー画像転送装置において、前記画像蓄積手段は、
カラー画像の各色成分が画像転送手段の画像転送単位の
整数倍ごとに配置され、かつ、前記画像転送手段のアド
レス空間よりも広いアドレス空間に配置されており、前
記画像蓄積手段のアドレスあるいはアドレスの一部を保
持するウインドウアドレスレジスタと、前記画像アドレ
ス発生手段から得られるアドレスと前記ウインドウアド
レスレジスタの内容から前記バースト転送のためのアド
レスを生成するアドレス生成手段を有することを特徴と
するものである。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のカラー画像転送装置において、前記画像蓄積手段で
は、前記転送単位の整数倍×色成分数+無効画素数が前
記画像転送手段のアドレス空間よりも狭いことを特徴と
するものである。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のカラー画像転送装置において、前記画像蓄積手段は、
カラー画像の各色成分が画像転送手段の画像転送単位の
整数倍ごとに配置され、かつ、前記画像転送手段のアド
レス空間幅を色成分数で分割し、各色成分に専用のアド
レス空間を配分することを特徴とするものである。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
のカラー画像転送装置において、前記画像アドレス発生
手段は、画像アドレス保持手段と、アドレス増加数保持
手段と、前記画像アドレス保持手段の内容と前記アドレ
ス増加数保持手段の内容を加算して前記画像蓄積手段に
与えるアドレス加算手段を含み、前記アドレス増加数保
持手段は、前記点順入出力手段との間の転送を行なう際
には前記画像転送手段の転送単位長を保持し、前記面順
入出力手段との間の転送を行なう際には次の同一色成分
までのアドレス差を保持することを特徴とするものであ
る。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のカラー画像転送装置において、前記画像蓄積手段は、
カラー画像の各色成分を前記画像転送手段の前記転送単
位ごとに配置して記憶し、前記アドレス増加数保持手段
は、前記面順入出力手段との間の転送を行なう際には次
の同一色成分までのアドレス差である画像転送単位×色
成分数を保持することを特徴とするものである。
【0025】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、画像蓄積手段
にはカラー画像の各色成分を画像転送手段の転送単位の
整数倍ごとに配置して記憶されており、面順で画像を転
送する場合には、面順画像入出力装置内で同一色成分が
連続して転送されるように画像アドレス発生手段で画像
アドレスの計算を行なう。また、点順で画像を入出力す
る場合には、画像蓄積手段に蓄積されている順で転送を
行なう。このとき、点順画像入出力手段内では、画像デ
ータ並びかえ手段で、点順の画像と画像転送手段の転送
単位の整数倍ごとに配置した画像の間の画像データの並
びかえを行なう。このようにして、点順の画像は画像蓄
積手段に蓄積される形式に並びかえを行なってから転送
され、また、転送されてきた画像は点順に並びかえられ
る。これにより、面順の画像であっても、点順の画像で
あっても、同様にして転送を行なうことができる。ま
た、画像蓄積手段に転送単位ごとに記憶され、また画像
転送手段により転送単位ごとに転送されるので、例え
ば、図22(2)に示すようなダミーデータを送る必要
はなく、画像転送手段を効率よく利用し、転送速度を向
上させることができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、画像蓄積
手段には、カラー画像の各色成分が画像転送手段の画像
転送単位の整数倍ごとに配置され、かつ、画像転送手段
のアドレス空間よりも広いアドレス空間に配置されてい
る。この場合には、画像転送手段を介して画像蓄積手段
に与えられるアドレスだけではアクセスできないので、
画像蓄積手段のアドレスあるいはアドレスの一部をウイ
ンドウアドレスレジスタに保持させておき、画像転送手
段を介して得られるアドレスとウインドウアドレスレジ
スタの内容から、アドレス生成手段においてバースト転
送のためのアドレスを生成する。これにより、画像蓄積
手段のアドレス空間よりも狭いアドレス空間を有する画
像転送手段でも、データ量の多い画像を転送することが
可能となる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明において、転送単位の整数倍×色成分数+
無効画素数が画像転送手段のアドレス空間よりも狭くな
るように画像データを配置する。これによって、ウイン
ドウアドレスレジスタの再設定をせずに、全ての色成分
について、転送単位の整数倍の画像データを転送できる
ので、例えば、点順画像入出力装置との間の転送時には
ウインドウアドレスレジスタの設定が減少し、負荷を軽
減できるとともに、転送速度を向上することができる。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、画像蓄積
手段には、カラー画像の各色成分が画像転送手段の画像
転送単位の整数倍ごとに配置され、かつ、画像転送手段
のアドレス空間を色成分数で分割し、各色成分に専用の
アドレス空間を配分する。これによって、例えば、画像
蓄積手段のアドレス空間が画像転送手段のアドレス空間
よりも広い場合にも、点順画像転送の場合になるべく画
像転送手段のアドレス空間幅内でのアクセスが行なわれ
るようにし、アドレス空間の設定が頻繁に起こらないよ
うにして、アドレス設定の負荷を軽減することができ
る。
【0029】請求項5に記載の発明によれば、画像アド
レス発生手段は、画像アドレス保持手段の内容とアドレ
ス増加数保持手段の内容の加算のみによってアドレスを
発生することができる。このとき、アドレス増加数保持
手段には、前記点順入出力手段との間の転送を行なう際
には前記画像転送手段の転送単位長を保持させ、前記面
順入出力手段との間の転送を行なう際には次の同一色成
分までのアドレス差を保持させればよい。
【0030】請求項6に記載の発明によれば、面順入出
力手段との間の転送を行なう際にはアドレス増加数保持
手段に、次の同一色成分までのアドレス差である画像転
送単位×色成分数を保持させておくことによって、加算
値を一定とすることができる。
【0031】
【実施例】図1は、本発明のカラー画像転送装置の第1
の実施例を示す概略構成図、図2は、同じく画像蓄積部
の一例の構成図、図3は、同じく点順画像入出力部の一
例の構成図、図4は、同じく面順画像入出力部の一例の
構成図である。図中、11は画像転送バス、12は画像
蓄積部、13は点順画像入出力部、14は面順画像入出
力部、21は画像アドレス、22は画像データ、23は
画像メモリ、31は画像アドレス、32は画像アドレス
発生回路、33は画像データ、34は画像データバッフ
ァ、35は画像データ生成・利用回路、36は画像デー
タ並べかえ回路、41は画像アドレス、42は画像アド
レス発生回路、43は画像データ、44は画像データ生
成・利用回路である。
【0032】画像転送バス11は、1ワード幅を有して
おり、上述の図20で説明したように、1クロックで1
ワードのデータを転送し、連続してNワードを転送する
バースト転送が可能である。
【0033】画像蓄積部12は、内部に画像メモリ23
を有している。画像メモリ23は、バースト転送時に
は、画像転送バス11から与えられる画像アドレス21
から、転送されてきたNワードの画像データ22を順次
格納し、あるいは、与えられた画像アドレス21からN
ワードの画像データ22を順次読み出して出力する。
【0034】図5は、本発明の第1の実施例における画
像データの蓄積方式の一例の説明図である。画像メモリ
23内には、図5に示すように、画像データが各色成分
ごとに、バス転送バースト長N×Mワードが連続したア
ドレスになるように蓄積される。ここで、Mは整数の変
数である。どの色成分がどのアドレスに蓄積されても構
わない。また、異なる色成分間の空白部分には、無効デ
ータが詰められているものとする。
【0035】図1〜図4に戻り、点順画像入出力部13
は、点順の画像データを生成し、あるいは外部から点順
の画像データを受け取り、画像データの並べかえを行な
った後、画像転送バス11を介して画像蓄積部12へ転
送する。また、画像蓄積部12から画像転送バス11を
介して画像データを受け取り、点順の画像データへ並べ
かえを行なった後に利用し、あるいは外部へ出力する。
【0036】点順画像入出力部13は、図3に示すよう
に、画像データバッファ34、画像データ生成・利用回
路35、画像データ並べかえ回路36を有している。画
像データバッファ34は、画像転送バス11を介して転
送すべき画像データ33、あるいは、画像転送バス11
を介して転送されてきた画像データ33を保持する。画
像データ生成・利用回路35は、点順の画像データを生
成あるいは外部から受け取り、また、画像転送バス11
を介して転送され、画像データ並べかえ回路36で点順
に並べかえられた画像データを利用あるいは外部へ出力
する。画像データ並べかえ回路36は、点順の画像デー
タと、画像転送バス11を介して転送し画像蓄積部12
に格納する形式の画像データとの間の変換を行なう。
【0037】図6は、本発明の第1の実施例における画
像データの並べかえの一例の説明図である。画像データ
バッファ33から画像転送バス11を介して画像蓄積部
12に格納される画像データ、あるいは、画像蓄積部1
2に格納され画像転送バス11を介して画像データバッ
ファ33に転送された画像データは、図6(1)に示す
ように、各色成分ごとに分けられたバス転送バースト長
×Mワードごとのデータである。一方、画像データ生成
・利用回路35における画像データは、図6(2)に示
すような点順の画像データである。画像データ並べかえ
回路36は、図6(1)に示す画像データを図6(2)
に示す点順の画像データとなるように並べかえ、また、
図6(2)に示す点順の画像データを図6(1)に示す
画像データに並べかえる。
【0038】図1〜図4に戻り、面順画像入出力部14
は、面順の画像データを生成し、あるいは外部から面順
の画像データを受け取り、画像転送バス11を介して画
像蓄積部12へ転送する。また、画像蓄積部12から画
像転送バス11を介して画像データを受け取る。受け取
った画像データは面順の画像データであるので、そのま
ま利用あるいは外部へ出力することが可能である。
【0039】面順画像入出力部14は、図4に示すよう
に、画像データ生成・利用回路44を有している。画像
データ生成・利用回路44は、面順の画像データを生成
あるいは外部から受け取り、画像データ43を画像転送
バス11を介して転送し、また、画像転送バス11を介
して転送されてきた画像データ43を利用あるいは外部
へ出力する。
【0040】この実施例では、アドレス発生回路32,
42が、それぞれ点順画像入出力部13および面順画像
入出力部14内に設けられている。アドレス発生回路3
2は、点順画像入出力部13との間のデータ転送時に動
作し、画像蓄積部12中の画像メモリ23に対して与え
る画像アドレス31を生成し、出力する。また、アドレ
ス発生回路42は、面順画像入出力部14との間のデー
タ転送時に動作し、画像蓄積部12中の画像メモリ23
に対して与える画像アドレス41を生成し、出力する。
【0041】以下、本発明の第1の実施例の動作につい
て説明を行なう。点順画像入出力部13から画像蓄積部
12へ画像を転送する際には、画像データ生成・作成回
路35から点順の画像データを画像データ並べかえ回路
36に入力し、図6(2)に示す点順から、図6(1)
に示すように各色成分がバス転送バースト長N×M(M
は整数)ワードごとに並ぶように並びかえを行ない、画
像データバッファ34に格納する。そして、画像転送バ
ス11を介して、画像データバッファ34内の並べかえ
を行なった後の画像データをバースト転送する。各バー
スト転送の開始前には、アドレス発生回路32におい
て、蓄積を行なう画像蓄積部12のアドレスを発生し、
画像蓄積部12内の画像メモリ23に画像アドレス21
として与える。
【0042】画像蓄積部12から点順画像入出力部13
へ画像データを転送する際には、画像蓄積部12に蓄積
された順にバースト転送を行なう。転送された画像デー
タは、点順画像入出力部13へ入力され、画像データバ
ッファ34に格納される。画像データ並べかえ回路36
は、図6(1)に示すように、各色成分がバス転送バー
スト長N×M(Mは整数)ワードごとに並んだ状態か
ら、図6(2)に示す点順の画像データに並べかえを行
ない、画像データ生成・利用回路35に入力する。各バ
ースト転送の開始前には、アドレス発生回路32におい
て、転送される画像データが蓄積されている画像蓄積部
12のアドレスを発生し、画像蓄積部12内の画像メモ
リ23の画像アドレス21として与える。
【0043】面順画像入出力部14から画像蓄積部12
へ画像データを転送する際には、面順の画像を画像デー
タ生成・利用回路44からバースト転送する。各バース
ト転送の開始前には、アドレス発生回路42において、
次の蓄積を行なう画像蓄積部12のアドレスを発生し、
画像蓄積部12内の画像メモリ23に画像アドレス21
として与える。
【0044】画像蓄積部12から面順画像入出力部14
へ画像データを転送する際には、各バースト転送の開始
前にアドレス発生回路42において次に転送を行なう画
像データが格納されている画像蓄積部12のアドレスを
発生する。このアドレスを用いてバースト転送を行な
う。
【0045】図7は、本発明の第1の実施例における点
順画像入出力部13の具体例を示す一部構成図である。
図中、図3と同様の部分には同じ符号を付してある。5
1は色切り替え回路、52はFIFO、53は画素バッ
ファ回路である。ここでは、色数が3の場合について示
している。また、画像転送バス11のバス幅は32ビッ
ト、バースト転送は、32ビットを1ワードとして、8
ワード連続に転送するものとする。さらに、各色成分の
画像データは8ビットで構成されているものとする。
【0046】FIFO52は、各色成分ごとに設けられ
た8ビット(=1バイト)幅のFIFOメモリである。
各FIFO52は、少なくとも画像転送バス11のバー
スト転送長分、すなわち、32バイト(4バイト×8ワ
ード)の容量を持つ。色切り替え回路51は、転送すべ
き色成分に対応するFIFO52を選択する。FIFO
52と、画像データ生成・利用回路35の間には、3つ
のFIFO52の入出力の同期をとるための画素バッフ
ァ回路53が設けられている。ここで、3色の同期を取
り、24ビットの画像データで画像データ生成・利用回
路35との間で入出力される。
【0047】点順画像入出力部13から画像蓄積部12
への転送の場合には、画像データ生成・利用回路35か
ら24ビット(8ビット×3色)の画像データが画素バ
ッファ回路53に渡される。画素バッファ回路53で
は、各色成分ごとに8ビットずつに分解し、それぞれの
色成分に対応するFIFO52に入力する。
【0048】少なくとも32画素分の画像データが各F
IFO52に入力されると、各色成分ごとのバースト転
送が可能である。色切り替え回路51は、あるFIFO
52を選択する。選択されたFIFO52から当該色成
分の画像データが順次読み出され、画像転送バス11に
渡される。画像転送バス11では、4バイト読み出され
るとこれを1ワードとし、8ワードをバースト転送す
る。すなわち、選択されたFIFO52から32バイト
がバースト転送される。FIFO52が32×Mバイト
の容量を有している場合には、このバースト転送をM回
連続して行なうことができる。
【0049】1つの色成分についての転送が終了する
と、色切り替え回路51は次のFIFO52を選択し、
同様にして選択したFIFO52内の画像データをバー
スト転送する。このようにして、全てのFIFO52に
ついて、色切り替え回路51を順次切り替えて、バース
ト転送を行なう。
【0050】画像蓄積部12から点順画像入出力部13
への転送の場合には、1ワードごとに画像転送バス11
を介して転送されてきた画像データは、8ビットずつに
分解されて、順次、色切り替え回路51に渡される。色
切り替え回路51は、転送されてきた画像データの色成
分に応じてFIFO52を選択する。バースト転送され
た8ワードの画像データは、選択されたFIFO52に
順次入力される。FIFO52が32×Mバイトの容量
を有している場合には、このバースト転送をM回連続し
て行なうことができる。1つの色成分についてバースト
転送が終了すると、次に転送される色成分に対応するF
IFO52が色切り替え回路51によって選択され、同
様にしてバースト転送されてきた画像データが選択され
たFIFO52に順次入力される。このようにして、全
ての色成分について、対応するFIFO52に入力され
る。
【0051】画素バッファ回路53は、各FIFO52
からそれぞれ8ビットずつの画像データを読み出し、こ
れによって1画素分の24ビットの画像データを作成す
る。そして、作成した24ビットの画像データを画像デ
ータ生成・利用回路35に渡す。このようにして、画像
蓄積部12に蓄積されていた画像データは、点順の画像
データに変換されて画像データ生成・利用回路35に渡
されることになる。
【0052】従来、上述のような点順の画像データを転
送する場合には、1画素分の24ビットの画像データに
8ビットのダミーデータを付加して32ビットのデータ
として32ビット幅の画像転送バス11を介して転送を
行なっていた。しかし、本発明では、上述のように画像
転送バス11の32ビット幅全てを用いて転送を行なう
ので、画像転送バス11を有効に利用でき、転送速度を
向上させることができる。
【0053】なお、この具体例の場合には、32バイト
ごとの転送であるので、画像蓄積部12に与えるアドレ
スとして、下位の5ビットを転送しないように構成する
ことができる。この場合、転送しない5ビットを上位ア
ドレスとして用いることによって、アクセスできるアド
レス空間を32倍に拡大することも可能である。
【0054】次に、本発明のカラー画像転送装置の第2
の実施例について説明する。上述の第1の実施例では、
アドレス発生回路32,42で発生したアドレスを、画
像転送バス11を介して画像蓄積部12に与えている。
このとき、画像転送バス11を介して画像蓄積部12に
与えられるアドレスによってアクセス可能な空間が、画
像蓄積部12の総アドレス空間よりも小さい場合があ
る。例えば、画像転送バス11を介して画像蓄積部12
に与えられるアドレスによってアクセス可能な空間が2
メガバイトであり、画像蓄積部12の総アドレス空間が
256メガバイト存在する場合には、画像転送バス11
を介して得られるアドレスだけでは画像蓄積部12の一
部しかアクセスできないことになる。この第2の実施例
では、このような場合に有効な構成を示している。以
下、画像転送バス11を介して得られるアドレスでアク
セス可能なアドレス空間(バス入出力アドレス空間)を
ウインドウと呼ぶ。
【0055】図8は、本発明のカラー画像転送装置の第
2の実施例におけるウインドウの説明図である。図8に
示されるように、総画像メモリアドレス空間の一部がウ
インドウとなる。ウインドウの先頭アドレスをウインド
ウアドレスとすれば、ウインドウ内、すなわちウインド
ウアドレスから一定のアドレス空間は、画像転送バス1
1を介して得られるアドレスでアクセス可能な空間であ
る。ウインドウアドレスを任意に設定することによっ
て、総画像メモリアドレス空間のうちの任意の部分にウ
インドウを設定することが可能である。この第2の実施
例では、ウインドウアドレスを画像蓄積部12が保持
し、このウインドウアドレスを任意に設定可能とするこ
とによって、総画像メモリアドレス空間のアクセスを可
能としている。
【0056】本発明のカラー画像転送装置の第2の実施
例における構成は、画像蓄積部12を除き、上述の第1
の実施例と同様である。図9は、本発明のカラー画像転
送装置の第2の実施例における画像蓄積部の一例を示す
構成図である。図中、図2と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。24はアドレス加算器、25は
ウインドウアドレスレジスタ、26は画像アドレスであ
る。ウインドウアドレスレジスタ25は、図8に示した
ウインドウアドレスを保持する。このとき保持する値
は、画像メモリ23のアドレス全体でもよいし、上位の
一部のみでもよい。
【0057】アドレス加算器24は、ウインドウアドレ
スレジスタ25の値と、画像転送バス11から与えられ
る画像アドレス21とから、画像メモリ23に与える画
像アドレス26を生成する。このとき、ウインドウアド
レスレジスタ25が画像メモリ23をアクセスするため
のアドレス全体を保持していれば、アドレス加算器24
は単に加算を行なえばよい。また、ウインドウアドレス
レジスタ25がアドレスの一部を保持している場合に
は、必要なビットシフト等を行なってから加算を行なう
ことになる。
【0058】このようにして、画像転送バス11を介し
て得られるウインドウ内のアドレスと、ウインドウアド
レスレジスタの値により、画像メモリ23内のアドレス
を指定することができる。なお、図3、図4には明示的
には記載されていないが、点順画像入出力部13および
面順画像入出力部14内には、ウインドウアドレスを指
定する回路が別途設けられているか、あるいは、アドレ
ス発生回路32,42内に設けられているものとし、予
めウインドウアドレスレジスタ25に対してウインドウ
アドレスの転送を行なっておくものとする。
【0059】図10は、本発明のカラー画像転送装置の
第2の実施例における画像データの蓄積方式の一例の説
明図である。この第2の実施例では、ウインドウ内の画
像データは、ウインドウアドレスレジスタ25を再設定
せずにアクセス可能である。そのため、図10に示した
ように、同一画素内の色成分は同一ウインドウ内に入る
ように、バス転送バースト長N×M×色成分数+無効画
素数をウインドウ長以下に制限する。ここで、異なる色
成分間の空白部分には無効画素が詰められているものと
する。
【0060】このように画像データを画像蓄積部12に
蓄積することにより、特に点順画像入出力部13との間
の転送では、バス転送バースト長N×Mワードで転送さ
れる画素数の画像データについては、ウインドウアドレ
スレジスタを変更せずに転送可能となる。そのため、ウ
インドウアドレスの変換回数を減少させ、負荷の軽減と
転送速度の向上を図ることができる。
【0061】図11は、本発明のカラー画像転送装置の
第2の実施例における画像データの蓄積方式の別の例の
説明図である。この例では、ウインドウの幅を色成分の
数に分割し、各色成分に専用のウインドウを割り振る。
この場合、各色成分は、1ページ分ごとに面順で蓄積さ
れるか、あるいは、分配されたウインドウ幅の整数倍だ
け連続して蓄積されるようにすればよい。このようにし
ても、ウインドウを変更せずに全ての色成分の画像デー
タが転送できるので、特に点順画像入出力部13との間
の転送では、ウインドウのアドレスの変換回数を少なく
することができる。
【0062】この例の場合には、色数分の独立した転送
機構を儲け、画像転送バス11から得られる画像アドレ
ス21の値が分配されたウインドウのどれに含まれるか
によって、使用する転送機構を切り替えればよい。ある
いは、画像転送バス11から得られる画像アドレス21
の値が分配されたウインドウのどれに含まれるかによっ
て、アドレス加算器24が画像アドレス26を計算すれ
ばよい。このとき、分配されたウインドウアドレスは、
例えば、ウインドウアドレスレジスタを色数分だけ有し
たり、1つのウインドウアドレスレジスタとオフセット
値によりアドレス計算を行なうなど、種々の方法を利用
することができる。
【0063】次に、本発明のカラー画像転送装置の第3
の実施例について説明する。この第3の実施例は、上述
の第1の実施例のアドレス発生回路32,42を、アド
レス加算器、アドレスレジスタ、アドレス増加数レジス
タによって構成した例を示している。第1の実施例で
は、アドレス発生回路32,42を点順画像入出力部1
3および面順画像入出力部14内に設けていたので、こ
の第3の実施例ではこれらの構成が第1の実施例と相違
する。
【0064】図12は、本発明のカラー画像転送装置の
第3の実施例における点順画像入出力部の一例を示す構
成図、図13は、同じく面順画像入出力部の一例を示す
構成図である。図中、図3および図4と同様の部分には
同じ符号を付して説明を省略する。37,45はアドレ
ス加算器、38,46はアドレスレジスタ、39,47
はアドレス増加数レジスタである。
【0065】点順画像入出力部13には、アドレス加算
器37、アドレスレジスタ38、アドレス増加数レジス
タ39が設けられている。アドレスレジスタ38には、
前回の転送時の画像アドレスが蓄積される。アドレス増
加数レジスタ39には、次の転送すべき色成分とのアド
レス差が蓄積される。アドレス加算器37は、アドレス
レジスタ38の値とアドレス増加数レジスタ39の値と
の和を計算し、画像アドレス31を発生する。
【0066】面順画像入出力部14には、アドレス加算
器45、アドレスレジスタ46、アドレス増加数レジス
タ47が設けられている。アドレスレジスタ46には、
前回の転送時の画像アドレスが蓄積される。アドレス増
加数レジスタ47には、次の同一色成分までのアドレス
差が蓄積される。アドレス加算器45は、アドレスレジ
スタ46の値とアドレス増加数レジスタ47の値との和
を計算し、画像アドレス41を発生する。
【0067】図14は、本発明のカラー画像転送装置の
第3の実施例における画像データの蓄積方式の一例の説
明図である。図2の画像メモリ23には、図14に示す
ように、各色成分が、バス転送バースト長N×Mワード
の長さ分だけ連続したアドレスに配置されるように蓄積
される。ここで、Mは整数とする。そして、バス転送バ
ースト長N×Mワードの長さごとに、異なる色成分が配
置される。各色成分の順序は固定されている。
【0068】次に、本発明のカラー画像転送装置の第3
の実施例における動作の一例を説明する。点順画像入出
力部13から画像蓄積部12へ画像を転送する際には、
点順の画像を画像データ生成・利用回路35から画像デ
ータ並べかえ回路36に入力し、図6に示したように点
順から、各色成分がバス転送バースト長N×M(Mは整
数)ワードごとに並ぶように並びかえを行なう。画像転
送バス11には並びかえを行なった結果の画像データを
バースト転送する。アドレス増加数レジスタ39には、
次の転送すべき色成分とのアドレス差を蓄積しておく。
それぞれのバースト転送に先立って、アドレス加算器3
7は、前回のアドレスが蓄積されているアドレスレジス
タ38の値とアドレス増加数レジスタ39の値との和を
計算し、転送した画像データを画像蓄積部12に蓄積す
るための画像アドレス31を発生する。
【0069】画像蓄積部12から点順画像入出力部13
へ画像を転送する際には、画像蓄積部12に蓄積された
順にバースト転送を行なう。画像データは、点順画像入
出力部13へ転送され、画像データ並べかえ回路36に
入力される。そして、図6に示したように、各色成分が
バス転送バースト長N×M(Mは整数)ワードごとに並
んだ状態から、点順の画像に並べかえられ、画像データ
生成・利用回路35に入力される。アドレス増加数レジ
スタ39には、次の転送すべき色成分とのアドレス差を
蓄積しておく。バースト転送に先立って、アドレス加算
器37は、前回のアドレスが蓄積されているアドレスレ
ジスタ38の値とアドレス増加数レジスタ39の値の和
を計算し、転送を行なう画像蓄積部12の画像アドレス
を発生する。
【0070】面順画像入出力部14から画像蓄積部12
へ画像を転送する際には、面順の画像を、画像データ生
成・利用回路44からバースト転送する。アドレス増加
数レジスタ47には、次の同一色成分までのアドレス差
を蓄積しておく。バースト転送に先立って、アドレス加
算器45は、前回のアドレスが蓄積されているアドレス
レジスタ46の値とアドレス増加数レジスタ47の値の
和を計算し、転送した画像データを画像蓄積部12に蓄
積するための画像アドレス41を発生する。
【0071】画像蓄積部12から面順画像入出力部14
へ画像を転送する際には、アドレス増加数レジスタ47
に次の同一色成分までのアドレス差を蓄積しておき、バ
ースト転送に先立って、前回のアドレスが蓄積されてい
るアドレスレジスタ46の値とアドレス増加数レジスタ
47の値の和を計算し、転送を行なう画像蓄積部12の
画像アドレスを発生する。そして、このアドレスを用い
てバースト転送を行なう。
【0072】ここで、面順画像入出力部14との間の転
送を行なう際に、Mを1にすることにより、アドレス増
加数を固定とすることができる。図15は、本発明のカ
ラー画像転送装置の第3の実施例における画像データの
蓄積方式の具体例の説明図である。図15(1)はM=
2の場合を示し、図15(2)はM=1の場合を示して
いる。
【0073】図15(1)に示すように、M=2の場合
に、面順で転送することを考える。転送時には4バイト
を1ワードとして転送するものとし、バス転送バースト
長をNワードとする。1回のバースト転送で転送される
データは、N×4=bバイトである。図補(1)に示す
ように画像データが画像蓄積部12に蓄積されている場
合、例えば、色成分Aの画像を転送するためには、連続
する2Nワードの色成分Aを2回のバースト転送で転送
した後、間に存在する2Nワードの色成分Bと、同じく
2Nワードの色成分Cを飛ばして、次に存在する色成分
Aを転送することになる。そのため、転送に用いる画像
アドレスは、b,5b,b,5b,・・・のように増加
させる必要がある。
【0074】図15(2)に示すように、M=1の場合
について、同様に面順で転送する場合を考える。この場
合には、Nワードの色成分Aを転送した後、Nワードず
つ存在する色成分Bと色成分Cを飛ばして、次に存在す
る色成分Aを転送することになる。そのため、転送に用
いる画像アドレスは、3b,3b,3b,・・・のよう
に増加させればよい。すなわち、M=1の場合には、固
定的にアドレスを増加させればよいことになる。このよ
うにアドレスの増加数が固定の場合、アドレス増加数レ
ジスタ47を更新する必要がなくなり、負荷を軽減する
ことができる。また、定数でよいので、レジスタにより
構成する必要もなく、構成を簡略化することができる。
【0075】上述の第3の実施例の説明では、第1の実
施例の変形例として示したが、第2の実施例の構成を取
り込むことも可能であり、画像蓄積部12の構成として
図9に示した構成を採用することもできる。
【0076】以上の各実施例では、点順画像入出力部1
3と画像蓄積部12との間、および、面順画像入出力部
14と画像蓄積部12との間で転送を行なう場合につい
て述べた。しかし、これに限らず、例えば、点順画像入
出力部13と面順画像入出力部14間で転送を行なって
もよい。
【0077】また、以上の各実施例では、点順画像入出
力部が1個と、面順画像入出力部が1個の構成をとって
いたが、複数の点順画像入出力部あるいは複数の面順画
像入出力部が画像転送バス11に接続された構成でも、
同様にカラー画像の転送を行なうことができる。また、
点順画像入出力部、面順画像入出力部は、画像入力部と
画像出力部が別々の機器で構成されていてもよいし、一
方のみでもよい。このとき、画像入力部と画像出力部の
個数はそれぞれ任意である。さらに、面順画像入力点順
画像出力部、あるいは、点順画像入力面順画像出力部で
あっても構わない。
【0078】上述の面順画像入出力部あるいは面順画像
入力部、面順画像出力部の具体例としては、例えば、画
像スキャナ、画像プリンタ、あるいは、画像通信装置と
することができる。また、点順画像入出力部あるいは点
順画像入力部、点順画像出力部の具体例としては、例え
ば、画像スキャナ、画像プリンタ、あるいは、画像通信
装置とすることができる。さらに、画像蓄積部12内の
画像メモリ23の具体例としては、例えば、ダイナミッ
クランダムアクセスメモリ(DRAM)で構成すること
ができる。
【0079】上述の第1および第2の実施例ではアドレ
ス発生回路32,42を、また、第3の実施例ではアド
レスレジスタ38,46、アドレス増加数レジスタ3
9,47、アドレス加算器37,45を、点順画像入出
力部13あるいは面順画像入出力部14内に配置した。
しかし、これらのアドレス計算を行なう回路は、点順画
像入出力部13、あるいは、面順画像入出力部14内に
置かなくてもよく、独立したアドレス制御部として画像
転送バスに接続してもよい。このとき、点順画像入出力
部および面順画像入出力部に共通のアドレス制御部とす
ることもできる。また、アドレス計算は、ソフトウエア
等で計算するように構成してもよい。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、点順画像入出力機器に点順で画像を転送する
場合、および、面順画像入出力機器に面順で画像を転送
する場合ともに、画像を色成分ごとにバースト転送でき
るため、転送速度を向上することができる。また、点順
画像入出力機器に点順で画像を転送する場合であって、
かつ、一画素のビット幅がワード幅と一致しない場合で
あっても、画像を色成分ごとにバースト転送するため、
従来のようにダミー画素を詰めて転送する必要はなく、
バスの利用効率を向上させ、転送速度を向上させること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー画像転送装置の第1の実施例
を示す概略構成図である。
【図2】 本発明のカラー画像転送装置の第1の実施例
における画像蓄積部の一例を示す構成図である。
【図3】 本発明のカラー画像転送装置の第1の実施例
における点順画像入出力部の一例を示す構成図である。
【図4】 本発明のカラー画像転送装置の第1の実施例
における面順画像入出力部の一例を示す構成図である。
【図5】 本発明のカラー画像転送装置の第1の実施例
における画像データの蓄積方式の一例の説明図である。
【図6】 本発明のカラー画像転送装置の第1の実施例
における画像データの並べかえの一例の説明図である。
【図7】 本発明のカラー画像転送装置の第1の実施例
における点順画像入出力部13の具体例を示す一部構成
図である。
【図8】 本発明のカラー画像転送装置の第2の実施例
におけるウインドウの説明図である。
【図9】 本発明のカラー画像転送装置の第2の実施例
における画像蓄積部の一例を示す構成図である。
【図10】 本発明のカラー画像転送装置の第2の実施
例における画像データの蓄積方式の一例の説明図であ
る。
【図11】 本発明のカラー画像転送装置の第2の実施
例における画像データの蓄積方式の別の例の説明図であ
る。
【図12】 本発明のカラー画像転送装置の第3の実施
例における点順画像入出力部の一例を示す構成図であ
る。
【図13】 本発明のカラー画像転送装置の第3の実施
例における面順画像入出力部の一例を示す構成図であ
る。
【図14】 本発明のカラー画像転送装置の第3の実施
例における画像データの蓄積方式の一例の説明図であ
る。
【図15】 本発明のカラー画像転送装置の第3の実施
例における画像データの蓄積方式の具体例の説明図であ
る。
【図16】 従来の画像転送装置の一例を示すブロック
構成図である。
【図17】 カラー画像の画像データの一例の説明図で
ある。
【図18】 点順、面順の説明図である。
【図19】 従来の画像入出力回路の一例を示すブロッ
ク構成図である。
【図20】 バス転送方式の説明図である。
【図21】 カラー画像を面順で蓄積、転送する場合の
説明図である。
【図22】 カラー画像を点順で蓄積、転送する場合の
説明図である。
【符号の説明】
11…画像転送バス、12…画像蓄積部、13…点順画
像入出力部、14…面順画像入出力部、21…画像アド
レス、22…画像データ、23…画像メモリ、24…ア
ドレス加算器、25…ウインドウアドレスレジスタ、2
6…画像アドレス、31…画像アドレス、32…アドレ
ス発生回路、33…画像データ、34…画像データバッ
ファ、35…画像データ生成・利用回路、36…画像デ
ータ並べかえ回路、37…アドレス加算器、38…アド
レスレジスタ、39…アドレス増加数レジスタ、41…
画像アドレス、42…アドレス発生回路、43…画像デ
ータ、44…画像データ生成・利用回路、45…アドレ
ス加算器、46…アドレスレジスタ、47…アドレス増
加数レジスタ、51…色切り替え回路、52…FIF
O、53…画素バッファ回路、61…画像転送バス、6
2…画像蓄積部、63…画像入出力回路、64…画像入
出力回路、71…画像入力部、72…画像処理回路、7
3…画像出力部。
フロントページの続き (72)発明者 横瀬 太郎 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリー ンテクなかい富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 越 裕 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリー ンテクなかい富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 上澤 功 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリー ンテクなかい富士ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−254991(JP,A) 特開 平7−154621(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/60 G06T 1/60 H04N 1/46 G06F 12/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色成分を持ったカラー画像の転送
    を行なうカラー画像転送装置において、所定の転送単位
    ごとに情報をバースト転送可能な画像転送手段と、前記
    カラー画像の各色成分を前記画像転送手段の前記転送単
    位の整数倍ごとに配置して記憶する画像蓄積手段と、前
    記バースト転送の対象となる前記画像蓄積手段のアドレ
    スを発生する画像アドレス発生手段と、点順画像入出力
    手段と、面順画像入出力手段を有し、前記点順画像入出
    力手段は、前記画像転送手段を用いて転送されてきたあ
    るいは転送する画像であって前記画像転送手段の前記転
    送単位の整数倍ごとに配置した画像を保持する画像デー
    タ保持手段と、点順の画像と前記画像転送手段の前記転
    送単位の整数倍ごとに配置した画像の間の画像データの
    並びかえを行なう画像データ並びかえ手段を具備するこ
    とを特徴とするカラー画像転送装置。
  2. 【請求項2】 前記画像蓄積手段は、カラー画像の各色
    成分が画像転送手段の画像転送単位の整数倍ごとに配置
    され、かつ、前記画像転送手段のアドレス空間よりも広
    いアドレス空間に配置されており、前記画像蓄積手段の
    アドレスあるいはアドレスの一部を保持するウインドウ
    アドレスレジスタと、前記画像アドレス発生手段から得
    られるアドレスと前記ウインドウアドレスレジスタの内
    容から前記バースト転送のためのアドレスを生成するア
    ドレス生成手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載のカラー画像転送装置。
  3. 【請求項3】 前記画像蓄積手段において、前記転送単
    位の整数倍×色成分数+無効画素数が前記画像転送手段
    のアドレス空間よりも狭いことを特徴とする請求項2に
    記載のカラー画像転送装置。
  4. 【請求項4】 前記画像蓄積手段は、カラー画像の各色
    成分が画像転送手段の画像転送単位の整数倍ごとに配置
    され、かつ、前記画像転送手段のアドレス空間幅を色成
    分数で分割し、各色成分に専用のアドレス空間を配分す
    ることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像転送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像アドレス発生手段は、画像アド
    レス保持手段と、アドレス増加数保持手段と、前記画像
    アドレス保持手段の内容と前記アドレス増加数保持手段
    の内容を加算して前記画像蓄積手段に与えるアドレス加
    算手段を含み、前記アドレス増加数保持手段は、前記点
    順入出力手段との間の転送を行なう際には前記画像転送
    手段の転送単位長を保持し、前記面順入出力手段との間
    の転送を行なう際には次の同一色成分までのアドレス差
    を保持することを特徴とする請求項1に記載のカラー画
    像転送装置。
  6. 【請求項6】 前記画像蓄積手段は、カラー画像の各色
    成分を前記画像転送手段の前記転送単位ごとに配置して
    記憶し、前記アドレス増加数保持手段は、前記面順入出
    力手段との間の転送を行なう際には次の同一色成分まで
    のアドレス差である画像転送単位×色成分数を保持する
    ことを特徴とする請求項5に記載のカラー画像転送装
    置。
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