JP3114406U - ゴミ収納ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】分別により仕分けされたゴミ袋を部屋の美観を損ねることなく屋内に保管し、また場所を移動させる際にも手間がかからないゴミ収納ラックの提供。
【解決手段】骨組みはアルミニウム合金等からなる棒の中央を袋支持部2とし、この袋支持部2から直角に曲折した両側を脚部3としたコの字型骨格部材を2つ用意し、対向する2つの該コの字型骨格部材を各脚部3の中央付近に設けた回動部4で重ね合わせて軸支する。ゴミ収納袋7は箱型形状の上面に開口部8を有する袋状であってかつナイロン素材等から形成される。ゴミ収納袋7の上端二箇所9は袋支持部2に懸架され、他の二箇所11は端部を折り返して縫合されている。ゴミ収納ラック10は上記骨組みの二箇所の袋支持部2にゴミ収納袋7の対向する上端二箇所9を懸架することにより形成される。
【選択図】図3

Description

本考案は、分別によりビニール等で仕分けされた家庭用ゴミを収納するラックに関する。
一般に家庭ゴミは、可燃物、不燃物、資源ゴミと分別をして捨てなければならないが、その分別方法は各自治体により異なっており、更に細かい分別を必要とする場合もある。しかし、このように分別したゴミも自治体による回収日は1週間のうちの決められた日のみであるため、それまでは各家庭で所持していなければならない。
しかし、家庭ゴミは生活するうえにおいて日々溜まる物であり、各部屋の小さなゴミ箱がいっぱいになるとそのゴミは家庭の中で決まった場所に回収される。その際に、一般には回収日前から家庭内で分別が行なわれるため、回収日前までに仕分けされた大きなゴミ袋が複数あふれてしまうこととなる。その結果、部屋の中にゴミ袋がいくつも溜まり、部屋の美観を非常に損ねてしまう。またそのようなゴミ袋は通常1箇所にまとめられる為、通行の妨げになったり、複数の袋に仕分けされている故に移動にも不便を来たすこととなる。
このような問題の解決策の一つとして、公知であるポリバケツ等の大きなゴミバケツを利用することが考えられる。しかし、そのような大きなゴミバケツはその物自体が場所をとり邪魔であり、またゴミバケツを移動する場合においても、ゴミバケツ自体が重かったり、大きすぎて持ちづらかったりと、充分な解決には至らない。また、ゴミを回収してもらった直後等、比較的家庭内にゴミの少ないときでも、ゴミバケツが場所をとってしまうため、一般的な家庭においては利用されていない。
また、別の解決策としては仕分けされたゴミ袋若しくはゴミバケツを庭のような屋外へ出してしまうことも考えられるが、都市部においては十分なスペースのとれる庭を有する家庭は少ない。また、マンション、アパート等の場合にはベランダを利用することとなるが、ゴミ回収日には手間取らずに即座に所定の場所へ廃棄できるようにと、結局は屋内に場所を設けることとなる。
本考案は、分別により仕分けされたゴミ袋を部屋の美観を損ねることなく屋内に保管し、また場所を移動させる際にも手間がかからないようにし、更に、ゴミの量が少ない場合には部屋のスペースを有効利用することが可能とするための、ゴミ袋収納ラックを提供することにある。
上記課題を解決するために本考案者は鋭意検討を重ねた結果、仕分けされたゴミを折畳み可能な収納ラックに回収し、1箇所にまとめることが有効であることを見出した。更に、そのゴミ収納袋の素材がビニールでは効果を発揮できず、プラスチック性素材により充分な効果が得られることを見出し、本考案に至った。
すなわち本考案は、以下の構成を採用している。
(1)コの字型骨格部材の中央を袋支持部とし、該袋支持部から直角に曲折した両側を脚部とし、対向する2つの該コの字型骨格部材を各脚部の中央付近に設けた回動部で重ね合わせて軸支することによって開閉可能に形成された骨組みと、箱型形状の上面に開口部を有する袋状であって、かつプラスチック性素材若しくはナイロン素材からなるゴミ収納袋とからなり、該骨組みの二箇所の袋支持部にゴミ収納袋の対向する二箇所を懸架したことを特徴とするゴミ収納ラックである。
各部屋のゴミ箱に一杯になったゴミ袋を、このようなゴミ収納ラックに回収することにより、複数のゴミ袋を一まとめにする事ができ、また、ゴミがない場合又は量が少ない場合には該ゴミ収納ラックを折畳むことにより場所を有効利用することが可能となる。更に、ゴミ収納袋がプラスチック性素材である為丈夫であり、多くのゴミを収納しても破れにくく、ゴミ袋から漏れ出る液体により破れやすくなることもない。
ゴミ収納袋を袋支持部に懸架するにあたっては、縫製や接着により取り外せないようにしてもよいし、ゴミ収納袋の端部にマジックテープ(登録商標)、ボタン又はフックを形成することにより着脱自在としても良い。ゴミ収納袋が骨組みから取り外し可能となっていることにより、該ゴミ収納袋が汚れた際には水洗いをし、ゴミ収納ラックを清潔に保つことが簡単になる。
(2)前記ゴミ収納袋の外側側面に半透明でプラスチック性素材若しくはナイロン素材からなるポケットが設けられている上記(1)記載のゴミ収納ラックである。
このようなポケットをゴミ収納ラックに設けることにより、各部屋のゴミ箱用のゴミ袋を該ポケットに収納しておくことができ、更に、該ポケットが半透明である為、ポケットの中身を外から確認することができる為、ゴミ箱用ゴミ袋のストックの有無を一目で知ることが可能となる。
(3)前記ゴミ収納袋の側面で、前記骨組みの袋支持部の近傍に開口部を設けることにより、又は、該ゴミ収納袋の該袋支持部に接する部分に取っ手部材を設けることにより、取っ手を有する上記(1)又は(2)に記載のゴミ収納ラックである。
このように取っ手を設置することにより、ゴミ収納ラックの持ち運びが簡便になり、移動する際にも手間がかからなくなる。
(4)前記骨組みの少なくとも一方の回動部において、片方のコの字型骨格部材の回動部より上部に架け渡し部材が取り付けられ、もう片方のコの字型骨格部材の回動部より上部の対称位置に留め具が設けられることにより、前記ゴミ収納ラックの上部開口部の開き具合が調節可能となる上記(1)〜(3)のいずれかに記載のゴミ収納ラックである。
このような部材を設けることにより、ゴミ収納ラック開口部の開き具合を調節可能となる。これにより、ゴミの量に応じてゴミ収納ラック開口部の開き具合を調節し、ゴミ収納ラックをよりコンパクトにしておくことが可能となる。
(6)前記骨組みの脚部の下部を衝撃吸収材で被覆し、又は車輪を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゴミ収納ラックである。
このように脚部にゴム等のエラストマー素材からなる衝撃吸収材又は車輪を形成することにより、ゴミ収納ラックを置く部屋の床を傷つける可能性が低くなる。また、車輪を設けた場合にはゴミ収納ラックの移動をより簡便にする事ができる。
また前記ゴミ収納袋の中に、収納するゴミ袋を分別して収納できるように布状のプラスチック性素材からなる仕切りが設けても良い。
このような仕切りを設けることにより、分別により小分けにされたゴミ袋を仕切りごとに分けて収納することが可能となり、家庭ゴミを1箇所にまとめてあっても、ゴミを捨てる際の手間が軽減される。
さらに前記ゴミ収納ラックの上部に蓋を構成するカバー部が設けられ、該カバー部の一辺が前記骨組みの袋支持部の片側一辺に固定され、該カバー部の対向するもう一辺の側が対向する袋支持部のもう一辺の側に取り外し可能なように設置されていても良い。
このようなカバーを設けることにより、ゴミ収納ラックの上部もプラスチック性素材で覆うことができ、外観をより良くすることが可能となる。
さらに前記ゴミ収納袋が不透明のプラスチック性素材からなり、前記ポケットが半透明のプラスチック性素材によって形成しても良い。
このようにゴミ収納袋を不透明にする事により、外側に絵柄等の模様を付すことが可能となり、部屋の景観を損ねないばかりか、部屋の飾りのようにすることも可能となる。また、ポケット部分のみ半透明にしてある為、ポケットの中身を外から確認することが可能であるという効果を損なうことはない。
本考案に係るゴミ収納ラックを使用することにより、部屋の美観を損ねることなく家庭ゴミを屋内に保管することが可能となる。また、まとめられたゴミを移動させることも簡便にできるようになる。更に、ゴミがない、又は量が少ない時にはラック自体が場所を取らないようにラックを折畳むことが可能である為、屋内のスペースを有効に活用することが可能となる。
(実施形態1)
図1は、本考案に係るゴミ収納ラックに使用される骨組みの一例を示した斜視図である。かかる骨組み1は、アルミニウム合金等からなる棒の中央を袋支持部2とし、この袋支持部2から直角に曲折した両側を脚部3,3としたコの字型骨格部材を2つ用意し、対向する2つの該コの字型骨格部材を各脚部3,3の中央付近に設けた回動部4で重ね合わせて軸支することによって開閉可能に形成される。
(実施形態2)
図2は、本考案に係るゴミ収納ラックの一例を示した斜視図である。図1と同じ機能を有する部材には同一の符号を用いる。
かかるゴミ収納ラック10は、骨組みとゴミ収納袋7からなる。骨組みは、アルミニウム合金等からなる棒の中央を袋支持部2とし、この袋支持部2から直角に曲折した両側を脚部3,3としたコの字型骨格部材を2つ用意し、対向する2つの該コの字型骨格部材を各脚部3,3の中央付近に設けた回動部4で重ね合わせて軸支することによって開閉可能に形成される。また脚部3の下端はゴムによる衝撃吸収材で被覆されている。
ゴミ収納袋7は、箱型形状の上面に開口部8を有する袋状であって、かつプラスチック性素材若しくはナイロン素材から形成される。ゴミ収納袋7の上端二箇所9,9は袋支持部2,2に懸架され、他の二箇所11,11は端部を折り返して縫合されている。
ゴミ収納ラック10は、上記骨組みの二箇所の袋支持部2,2にゴミ収納袋7の対向する上端二箇所9,9を懸架することにより形成される。ゴミ収納袋7を袋支持部2,2に懸架するに際し上端二箇所9,9は縫合により取り外せないようになっている。
(実施形態3)
図3は、本考案に係るゴミ収納ラックの他の一例を示した斜視図である。図1及び図2と同じ機能を有する部材には同一の符号を用いる。
かかるゴミ収納ラック20は、骨組みとゴミ収納袋7からなる。骨組みは、アルミニウム合金等からなる棒の中央を袋支持部2とし、この袋支持部2から直角に曲折した両側を脚部3,3としたコの字型骨格部材を2つ用意し、対向する2つの該コの字型骨格部材を各脚部3,3の中央付近に設けた回動部4で重ね合わせて軸支することによって開閉可能に形成される。また脚部3の下端には車輪16が形成されている。
ゴミ収納袋7は、箱型形状の上面に開口部8を有する袋状であって、かつプラスチック性素材若しくはナイロン素材から形成される。
ゴミ収納ラック20は、上記骨組みの二箇所の袋支持部2、2にゴミ収納袋7の対向する上端二箇所9,9を懸架しすることにより形成される。またゴミ収納袋7を袋支持部2,2に懸架するに際して、ゴミ収納袋の上端二箇所9,9の端部にボタンと取り付けることにより着脱自在となっている。ゴミ収納袋が骨組みから取り外し可能となっていることにより、該ゴミ収納袋が汚れた際には水洗いをし、ゴミ収納ラックを清潔に保つことが簡単になる。
またゴミ収納袋7の外側側面には半透明のプラスチック性素材若しくはナイロン素材からなるポケット12が設けられている。
またゴミ収納袋7の側面で、前記骨組みの袋支持部の近傍に開口部15が設けられている。このように取っ手を設置することにより、ゴミ収納ラックの持ち運びが簡便になり、移動する際にも手間がかからなくなる。
さらに骨組みの少なくとも一方の回動部において、片方のコの字型骨格部材の回動部より上部に架け渡し部材17が取り付けられ、もう片方のコの字型骨格部材の回動部より上部の対称位置に留め具が設けられることにより、前記ゴミ収納ラックの上部開口部の開き具合が調節可能となる。
本考案に係るゴミ収納ラックに使用される骨組みの一例を示した斜視図である。 本考案に係るゴミ収納ラックの他の一例を示した斜視図である。 本考案に係るゴミ収納ラックの他の一例を示した斜視図である。
符号の説明
1 骨組み
2 袋支持部
3 脚部
4 回動部
7 ゴミ収納袋
10,20 ゴミ収納ラック
12 ポケット
15 開口部
16 車輪
17 架け渡し部材

Claims (5)

  1. コの字型骨格部材の中央を袋支持部とし、該袋支持部から直角に曲折した両側を脚部とし、対向する2つの該コの字型骨格部材を各脚部の中央付近に設けた回動部で重ね合わせて軸支することによって開閉可能に形成された骨組みと、箱型形状の上面に開口部を有する袋状であって、かつプラスチック性素材若しくはナイロン素材からなるゴミ収納袋とからなり、該骨組みの二箇所の袋支持部にゴミ収納袋の対向する上端二箇所を懸架したことを特徴とするゴミ収納ラック。
  2. 前記ゴミ収納袋の外側側面に半透明でプラスチック性素材若しくはナイロン素材からなるポケットが設けられている請求項1記載のゴミ収納ラック。
  3. 前記ゴミ収納袋の側面で、前記骨組みの袋支持部の近傍に開口部を設けることにより、又は、該ゴミ収納袋の該袋支持部に接する部分に取っ手部材を設けることにより、取っ手を有する請求項1又は2に記載のゴミ収納ラック。
  4. 前記骨組みの少なくとも一方の回動部において、片方のコの字型骨格部材の回動部より上部に架け渡し部材が取り付けられ、もう片方のコの字型骨格部材の回動部より上部の対称位置に留め具が設けられることにより、前記ゴミ収納ラックの上部開口部の開き具合が調節可能となる請求項1〜3のいずれかに記載のゴミ収納ラック。
  5. 前記骨組みの脚部の下部を衝撃吸収材で被覆し、又は車輪を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゴミ収納ラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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