JP3114387B2 - 磁気抵抗ヘッド用再生装置 - Google Patents
磁気抵抗ヘッド用再生装置Info
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- JP3114387B2 JP3114387B2 JP04257552A JP25755292A JP3114387B2 JP 3114387 B2 JP3114387 B2 JP 3114387B2 JP 04257552 A JP04257552 A JP 04257552A JP 25755292 A JP25755292 A JP 25755292A JP 3114387 B2 JP3114387 B2 JP 3114387B2
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- JP
- Japan
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- head
- sense current
- magnetoresistive head
- reproducing apparatus
- bias
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- Digital Magnetic Recording (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
媒体から磁気抵抗ヘッド(MagnetoResist
ive head、以下MRヘッドと称する)を用いて
再生を行う再生装置に関する。
膜磁気ヘッドとして、磁気抵抗効果を利用したMRヘッ
ドが実用化され始めている。MRヘッドは、磁気媒体と
の相対速度に依存せずに大きい再生出力を得ることがで
きるので、再生ヘッドとしての多大な需要が期待されて
いる。
センス電流を流してその端子電圧を取り出す必要がある
が、センス電流を常時流していると、消費電流が増大し
たり磁気媒体へ悪影響を与える恐れがある。このため、
一般には、データを読み出す時のみセンス電流を流すこ
とが行われている。
部を概略的に示す回路図である。
バイアス磁界を発生させるバイアス素子を具備するMR
ヘッドであり、電源及びアース間にはこのMRヘッド5
0と抵抗51とスイッチングトランジスタ52と抵抗5
3とが直列に接続されている。MRヘッド50の両端に
はACカプラ54を介してヘッドアンプ55が接続され
ている。
は、図6に示すごとき再生動作指示信号VB が印加され
る。この信号VB が高レベルとなるとトランジスタ52
が導通状態となり、低レベルとなるとトランジスタ52
が遮断状態となる。従って、図6に示すごとく、信号V
B の立ち上がりで急激に立ち上がり、信号VB の立ち下
がりで急激に立ち下がるセンス電流IS がMRヘッド5
0を流れることとなる。このセンス電流が流れている
間、MRヘッド50にはバイアス磁界が発生して動作点
がバイアスされると共にその両端に再生出力電圧が生じ
る。
ッドにおいては、センス電流がこのように急激に立ち上
がると、熱的平衡状態がくずれて再生波形に乱れが生じ
る恐れがある。さらに、センス電流の急激な立ち下がり
は、MRヘッドのバイアス素子の帯磁を招き、以後、M
R素子へのバイアスずれが生じてリードエラーを発生す
る恐れがある。また、このように急激な立ち上がり及び
立ち下がりの繰り返しは、MRヘッドに疲労を招き、そ
の信頼性を低下させてしまう恐れもある。
態を安定化できかつMRヘッドのバイアス素子の帯磁を
防止することができるMRヘッド用再生装置を提供する
ものである。
ッドに再生時のみセンス電流を流してこのMRヘッドか
ら出力電圧を取り出すようにした再生装置が、センス電
流を徐々に立ち上げかつ徐々に立ち下げるための回路を
備えている。
ためのスイッチングトランジスタと、このスイッチング
トランジスタのオン・オフを制御する制御信号の立ち上
がり及び立ち下がりを緩やかにするための時定数回路と
を備えたことが好ましい。
Rヘッドの熱的平衡状態を安定に保つことができ、また
センス電流を徐々に立ち下げることにより、MRヘッド
のバイアス素子が帯磁するのを防止することができる。
しかも、センス電流の立ち上がり及び立ち下がりを緩や
かにすれば、MRヘッドの発熱による疲労を低減化でき
その信頼性を向上することができる。
ド用再生装置の一部を概略的に示す回路図である。
バイアス磁界を発生させるためのバイアス素子を具備す
るMRヘッドである。バイアス素子は、軟磁性膜等によ
って構成されており、内部を流れるセンス電流によって
MRヘッド10用のバイアス磁界を発生する。電源Vcc
及びアース間にはこのMRヘッド10と抵抗11とスイ
ッチ回路を構成するスイッチングトランジスタ12と抵
抗13とが直列に接続されている。また、MRヘッド1
0の両端にはACカプラ14を介してヘッドアンプ15
が接続されている。
は、抵抗16及びキャパシタ17による時定数回路が接
続されており、この時定数回路には、図2に示すごとき
再生動作指示信号VB が印加される。従って、この信号
VB が高レベルに立ち上がった場合、トランジスタ12
はこの時定数回路の時定数(τ=RC)に応じた時間を
経て過渡的に導通状態となり、信号VB が低レベルに立
ち下がるとトランジスタ12は同様に過渡的に遮断状態
となる。
電流IS は、図2に示すごとく、信号VB の立ち上がり
時点から徐々に立ち上がり、信号VB の立ち下がり時点
から徐々に立ち下がることとなる。このセンス電流が流
れている間、MRヘッド10にはバイアス磁界が発生し
て動作点がバイアスされると共にその両端に再生出力電
圧が生じる。
上がるので、MRヘッド10の熱的平衡状態を安定に保
つことができ、出力電圧波形に乱れが生じなくなる。ま
たセンス電流が徐々に立ち下がるので、MRヘッド10
のバイアス素子が帯磁するのを防止することができる。
しかも、センス電流の立ち上がり及び立ち下がりを緩や
かにすれば、MRヘッド10の発熱による疲労を低減化
できその信頼性を向上することができる。
ムTD (図2参照)は、数μsec〜数十μsecであ
り、磁気ディスク上では平均シーク時間や平均回転待ち
時間(数msec)よりはるかに小さいので、実際の駆
動上は全く問題ない。
るセンス電流IS の波形図をそれぞれ示している。
かのように、信号VB の立ち上がり時点から徐々に立ち
上がり、信号VB の立ち下がり時点から徐々に立ち下が
るものであればどのような波形であってもよい。また、
そのようなセンス電流を発生する回路については、当業
者であれば容易に構成することができる。
ば、MRヘッドに再生時のみセンス電流を流してこのM
Rヘッドから出力電圧を取り出すようにした再生装置
が、センス電流を徐々に立ち上げかつ徐々に立ち下げる
ための回路を備えているため、MRヘッドの熱的平衡状
態を安定化でき出力電圧波形に乱れが生じなくなる。ま
たセンス電流が徐々に立ち下がるので、MRヘッドのバ
イアス素子が帯磁するのを防止することができ、その結
果、MRヘッドのバイアスずれによるリードエラーを防
ぐことができる。しかも、センス電流の立ち上がり及び
立ち下がりを緩やかにしているので、MRヘッドの発熱
による疲労を低減化できその信頼性を向上することがで
きる。
置の一部を概略的に示す回路図である。
ある。
図である。
の波形図である。
示す回路図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気抵抗ヘッドに再生時のみセンス電流
を流して該磁気抵抗ヘッドから出力電圧を取り出すよう
にした再生装置であって、前記センス電流を徐々に立ち
上げかつ徐々に立ち下げるための回路を備えたことを特
徴とする磁気抵抗ヘッド用再生装置。 - 【請求項2】 磁気抵抗ヘッドに再生時のみセンス電流
を流すためのスイッチングトランジスタと、該スイッチ
ングトランジスタのオン・オフを制御する制御信号の立
ち上がり及び立ち下がりを緩やかにするための時定数回
路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の磁気抵
抗ヘッド用再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04257552A JP3114387B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 磁気抵抗ヘッド用再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04257552A JP3114387B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 磁気抵抗ヘッド用再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684117A JPH0684117A (ja) | 1994-03-25 |
JP3114387B2 true JP3114387B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=17307870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04257552A Expired - Lifetime JP3114387B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 磁気抵抗ヘッド用再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114387B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP04257552A patent/JP3114387B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0684117A (ja) | 1994-03-25 |
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Legal Events
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