JP3114309U - カード収納用ケース - Google Patents

Abstract

【課題】 複数枚のカードの安定保持が可能であるとともに、意匠性にも優れる実用的なカードの収納用ケースを提供する。
【解決手段】 開閉可能なケース体１内にブック形態のカードホルダー１５が備えられ、ケース体１が開かれた状態においてカードホルダー１５におけるカードの出し入れが可能とされてなるカード収納用ケース。
【選択図】 図１

Description

この考案は、各種カードの収納用ケースに関する。

最近においては使用するカードの種類が多くなり、１０枚近くのカードを常時所持するようになっている。そのように使用するカード枚数が多くなると財布等には納まりきらず、別途の収納具を用いる必要が生じる。その収納具として、現在、例えば半透明のフィルムよりなるブック形態のカードホルダーが使用されている。

上記カードホルダーを使用することで多数枚のカードを所持できるが、カードの出し入れ等に際して他のカードがフィルム間の保持隙間から脱落して紛失しまう恐れがあり、また、ブック形態のカードホルダーは全体の見栄えが良くないというデザイン上の問題点があった。

この考案は、複数枚のカードの安定保持が可能であるとともに、意匠性にも優れる実用的なカードの収納用ケースを提供することを目的とする。

この考案では、開閉可能なケース体内にブック形態のカードホルダーが備えられ、前記ケース体が開かれた状態において前記カードホルダーにおけるカードの出し入れが可能とされてなるカード収納用ケースを提供する。

この考案のカード収納用ケースによれば、ケース体が閉じられた状態においてはカードホルダーが目に触れることが無いので見栄えが良く、また、カードホルダーがケース体内にあることでカードの紛失が確実に回避される。

この考案によれば、複数枚のカードの安定保持が可能であるとともに、意匠性にも優れる実用的なカードの収納用ケースが得られる。

図１はこの考案のカード収納用ケース１００の実施形態の開き状態を示す斜視図、図２は閉じ状態を示す断面図である。

１はプラスチックス製のケース体であり、連接部２の両側にケース片３、４のそれぞれが連続一体に設けられて構成されている。連接部２とケース片３、４それぞれとは薄肉の折り曲げ部５、６で連続し、この折り曲げ部５、６で連接部２に対してケース片３、４が内側に折り曲げられることでケース体１は閉じられるようになっている。

ケース片３、４それぞれの閉じられた際に合わされるケース壁１３、１４にはロック片８、９それぞれが一体に設けられ、それらが互いに係合されることでケース体１はその閉じ状態が維持されるようになっている。ケース片３のケース壁１３のロック部８の両側にはロック補助部１２それぞれが一体に突出形成され、このロック補助部１２それぞれが閉じられた際に下側に位置するケース片４のロック部９の両側のケース壁１４の内面を外方に押すことでロック部８、９どうしの係合が安定して行なわれるようになっている。

１５はリフィールとも呼ばれるブック形態のカードホルダーで、従来においてカードを収納するように用いられていたものと同様の構成であって、カードを両面に収納可能な半透明のプラスチックフィルムよりなるポケット片１７がブック形態に一体にまとめられたもので、例えば、８個のポケット片１７が使用されることで１６枚のカードが収納できるようになっている。

カードホルダー１５はその中間部１８が連接部２の内面に下記のように固着されてケース体１に一体に取り付けられている。すなわち、図３にも示すように、中間部１８には３個の固定穴２６が設けられており、それら固定穴２６それぞれに固定用突起２７それぞれを嵌設するようにプラスチックス製の固定片２８を配置し、それら固定用突起２７の先端を超音波振動により連接部２の内面に溶着させている。これによりカードホルダー１５の中間部１８をケース体１の連接部２と固定片２８間に挟み込んで固定している。ケース体１、カードホルダー１５のプラスチック材料としてはポリプロピレンを用いる場合が多く、その際には接着により両者を固着することができないが、上記の方法により強固な固着を可能としている。

上記カード収納用ケース１００は図２に示すようにケース体１が閉じられた状態において持ち運ばれ、図１に示すように開かれた状態においてカードホルダー１５でのカードの出し入れが行なわれる。閉じられた状態においてはカードホルダー１５が殆ど目に触れることが無いので見栄えが良く、かつ、通常ケース体１表面に転写フィルムを使用してキャラクター等の所望のデザイン模様が付されることで非常にデザイン性の優れたものとなっている。また、カードホルダー１５がケース体１内にあることでカードを持ち運び時に紛失することがない。

カードの出し入れに際しては、ケース片３、４それぞれの相対するケース壁２０それぞれ、２１それぞれに切り欠き部２２、２３がともに設けられていることで、そのケース壁２０、２１部分が邪魔となることなくその出し入れ作業が容易にできるようになっている。この出し入れに際してもその作業はケース体１内で行なわれるので、従来のようにカードを落下させて紛失するようなことが防がれる。

図４はカード収納用ケース１００の他の実施形態を示す。このものでは、カードホルダー１５側に一体に設けた一対の軸支ピン３０それぞれがケース体１の連接部２設けた一対の軸支筒３１それぞれに嵌入されてカードホルダー１５が取り付けられるようにし、ケース体１に対してカードホルダー１５が取り外し可能とされている。このような構成によりカードホルダー１５に対して異なるデザインのケース体１５が取り替え使用できるようになるとともに、また、同一のケース体１に対して異なるカードホルダー１５を使用することが可能となる。

この考案のカード収納用ケースの実施形態の開き状態を示す斜視図 この考案のカード収納用ケースの実施形態の閉じ状態を示す断面図 この考案のカード収納用ケースの実施形態の要部の端面図 この考案のカード収納用ケースの他の実施形態の開き状態を示す斜視図

符号の説明

１ ケース体
１５ カードホルダー
１００ カード収納用ケース

Claims (1)

1. 開閉可能なケース体内にブック形態のカードホルダーが備えられ、前記ケース体が開かれた状態において前記カードホルダーにおけるカードの出し入れが可能とされてなるカード収納用ケース。

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