JP3114146U - 折箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】剛性が高く変形のし難い折箱を、木材などを材料として形成されたシート材を折り曲げて、簡易に組み立てることができるようにする。
【解決手段】シート材を方形底板(11)の周辺に折れ線(12)を介して側板(13a、13b、13c、13d)を設け、底板(11)を挟んで対向する側板(13a、13c)の両側辺に折れ線(14)を介して耳片(15、15)を設けて形成し、各側板を折り曲げて底板(11)の周囲に立ち上げ、各耳片(15、15)を側板(13b、13d)の外側面に折り重ね、重なった重合面同士を一体に固着して折箱(1)を組み立てる。
【選択図】図1
【解決手段】シート材を方形底板(11)の周辺に折れ線(12)を介して側板(13a、13b、13c、13d)を設け、底板(11)を挟んで対向する側板(13a、13c)の両側辺に折れ線(14)を介して耳片(15、15)を設けて形成し、各側板を折り曲げて底板(11)の周囲に立ち上げ、各耳片(15、15)を側板(13b、13d)の外側面に折り重ね、重なった重合面同士を一体に固着して折箱(1)を組み立てる。
【選択図】図1
Description
本考案は、弁当箱や仕出し料理用の容器、その他様々な食品の収納容器として利用することのできる折箱に関する。
厚めの経木を用いた収納箱として、例えば図5に示されるように、底板51と、折れ線52aを挟んで一体に連なっていて下部に凹溝52bが形成された側板52からなり、側板52を筒状に折って底板51の周囲を囲い、底板51の縁部を凹溝52bに嵌め入れるとともに、底板51を包囲した側板52の両端部を接続し固着して形成される構成のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
前記従来の収納箱は、底板51と側板52を別々の成形工程で形成しなければならず、両板の成形と保管のためのコストがかかり、組み立てにも手間がかかるものであった。
一方、これとは異なり、一枚のシート材に折れ線を挟んで底板と側板を配し、折れ線に沿ってシート材を折り曲げて箱形に組み立てる形態のものもある。この形態では、簡易にシート材を成形し組み立てることが可能であるが、側板の剛性を高くして箱が変形することを防止するために、十分に厚いシート材を用いる必要があった。
一方、これとは異なり、一枚のシート材に折れ線を挟んで底板と側板を配し、折れ線に沿ってシート材を折り曲げて箱形に組み立てる形態のものもある。この形態では、簡易にシート材を成形し組み立てることが可能であるが、側板の剛性を高くして箱が変形することを防止するために、十分に厚いシート材を用いる必要があった。
本考案は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、剛性が高く変形のし難い折箱を、木材などを主材料として薄く形成されたシート材を折り曲げて、簡易に組み立てることができるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため本考案の折箱は、シート材を折り曲げて組み立てられる折箱であって、前記シート材は方形底板の周辺に折れ線を介して四側板を設けるとともに、四側板のうちの底板を挟んで対向する一対の側板の両側辺に折れ線を介して耳片を設けて形成されており、四側板を折り曲げて底板の周囲に立ち上げ、各耳片を隣接する側板の外側面に折り重ね、重なった重合面同士を一体に固着して組み立てられることを特徴とする。
前記構成において、側板の剛性を高めるため、側板の外側面に折り重なる耳片同士が互い継ぎ合うように設けてあることが好ましい。
この場合に、互いに継ぎ合う一方の耳片の先端に凹形の継手部、他方の耳片の先端に凸形の継手部を設け、両継手部を凹凸係合させて耳片同士が継ぎ合うように形成してあることが好ましい。
また、何れかの側板の上端に折れ線を介して蓋板を設けることにより、蓋付きの折箱の構成としてもよい。
この場合に、互いに継ぎ合う一方の耳片の先端に凹形の継手部、他方の耳片の先端に凸形の継手部を設け、両継手部を凹凸係合させて耳片同士が継ぎ合うように形成してあることが好ましい。
また、何れかの側板の上端に折れ線を介して蓋板を設けることにより、蓋付きの折箱の構成としてもよい。
本考案の折箱によれば、隣接する側板の外面に耳片を重ねて一体に固着することにより、底板の周囲に立ち上げた隣接側板同士の連結力が高まり、側板が変形し難くなる。従って、シート材として薄肉に形成されたものを用いることができるとともに、一枚のシート材を折り曲げて簡易に組み立てることができ、コストをかけずに剛性の高い折箱の形成が可能となる。
シート材の材料としては、経木の原材料であるエゾまつやもみ、とうひなどの他、豆科の植木であるファルカタやシンゴンなどを利用することができる。エゾまつなどは、環境保護のために伐採量が少なく、材料原価が高くなるのに対し、ファルカタやシンゴンは、多量に植生し且つ短期間で成長するため、これを材料して用いても環境を破壊する虞れはなく、材料原価も安いため好適である。豆科の植木を板状に成形した場合、木粉が出やすいが、表面に合成樹脂フィルムを貼るなどして食品を包装する箱の材料として利用が可能である。また、シート材として、厚紙、或いは硬質ウレタンや発泡スチロールなどの合成樹脂材を用いてもよい。シート材の厚みは、用いる材料の硬度に応じて例えば2〜5mm程度に範囲に設定することができる。
耳片と側板を接続し一体に固着する手段としては、ホットメルト接着剤や耐熱性接着剤、例えば変性エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を成分に含む構成のものなどを用いることができる。両面粘着テープで耳片と側板の重合面を固着してもよい。また、シート材の表面にEVA樹脂からなる接着剤を用いて熱溶着可能な合成樹脂フィルムを貼り合わせ、耳片と側板を重なり合わせて重合部分を加熱し、接合するフィルム同士を熱融着して固定するようにしてもよい。合成樹脂フィルムの代わりに、熱接着可能な防水性を有する紙材を用いてもよい。
本考案の好適な実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3は本考案の折箱の実施例の斜視図とシート展開図、図4は折箱の他の実施例の斜視図を示している。
本考案の折箱1は、所定形状に裁断された一枚のシート材を折り曲げて組み立てられるものであり、各図に示されるように、折箱1のシート材は、方形をなす底板11の周辺に、折れ線12を介して適宜な高さの側板13a、13b、13c、13dを連ねて配し、これら側板のうちで、底板11を挟んで対向する側板13a、13cの両側辺に折れ線14を介して耳片15、15を連ねた形状に形成してある。
図1〜図3は本考案の折箱の実施例の斜視図とシート展開図、図4は折箱の他の実施例の斜視図を示している。
本考案の折箱1は、所定形状に裁断された一枚のシート材を折り曲げて組み立てられるものであり、各図に示されるように、折箱1のシート材は、方形をなす底板11の周辺に、折れ線12を介して適宜な高さの側板13a、13b、13c、13dを連ねて配し、これら側板のうちで、底板11を挟んで対向する側板13a、13cの両側辺に折れ線14を介して耳片15、15を連ねた形状に形成してある。
詳しくは、図1に示された実施例の折箱1は、正方形の底板11の周辺に側板13a、13b、13c、13dが連なっているとともに、各側板が底板11に対して鈍角に立ち上がるように各折れ線12が配されており、側板13a、13cの両側辺に設けた略円弧形の耳片15、15を側板13b、13dの外面両側に折り重ね、両重合面を接着剤で一体に固着して組み立てられるものである。
図2に示された実施例の折箱1は、同じく正方形の底板11の周辺に側板13a、13b、13c、13dが連なっているとともに、各側板が底板11に対して垂直に立ち上がるように各折れ線12が配され、また、側板13a、13cの両側辺に連なる耳片15、15が側板13b、13dの幅の略2/3程度の長さに突出させて設けられており、側板13c、13dの外面に耳片15、15を互いに折り重ね、側板及び両耳片の重合面同士を接着剤で一体に固着し、側板13c、13dの外面で耳片15、15を継ぎ合わせて組み立てられるものである。
図3に示された実施例の折箱1は、矩形の底板11の周辺に側板13a、13b、13c、13dが連なっているとともに、各側板が底板11に対して垂直に立ち上がるように各折れ線12が配され、また、側板13a、13cの両側辺に連なる耳片15、15が側板13b、13dの幅の略1/2の長さに突出させて設けられ、さらに互いに継ぎ合う耳片15、15の先端にそれぞれ凹形の継手部15aと凸形の継手部15bを設け、側板13c、13dの外面で両耳片15、15の継手部15a、15bを凹凸係合させて耳片15、15が継ぎ合うように設けたものである。この場合、耳片15、15の、継手部15a、15bを含む先端内面には接着剤が塗布され、継手部15a、15bを凹凸係合させた状態で耳片15、15の先端部分が側板13c、13dの外面に一体に固着される。
また、図4に示された実施例の折箱1は、側板13aの端部に折れ線16を介して蓋板17を一体に設けた、蓋板17で箱開口面を開閉できるようにしたものである。
これら何れの形態の折箱1も、側板13b、13dの外面に耳片15、15を折り重ねて一体に固着してあるので、底板11の周囲に立ち上げた各側板の連結力が増し、剛性が高くなる。また、シート材として薄肉に形成されたものを用い、一枚のシート材を折り曲げて簡易に組み立てることが可能である。
なお、図示した形態は一例であり、本考案の折箱は、他の適宜な形状や大きさに設けることが可能である。
1 折箱、11 底板、12 折れ線、13a〜13d 側板、14 折れ線、15 耳片、16 折れ線、17 蓋板
Claims (4)
- シート材を折り曲げて組み立てられる折箱(1)であって、シート材は方形底板(11)の周辺に折れ線(12)を介して四側板(13a、13b、13c、13d)を設けるとともに、四側板のうちの底板(11)を挟んで対向する一対の側板(13a、13c)の両側辺に折れ線(14)を介して耳片(15、15)を設けて形成されており、四側板(13a、13b、13c、13d)を折り曲げて底板(11)の周囲に立ち上げ、各耳片(15、15)を隣接する側板(13b、13d)の外側面に折り重ね、重なった重合面同士を一体に固着して組み立てられることを特徴とする折箱。
- 側板(13b、13d)の外側面に折り重なる耳片(15、15)同士が互い継ぎ合うように設けた請求項1に記載の折箱。
- 互いに継ぎ合う一方の耳片(15)の先端に凹形の継手部(15a)、他方の耳片(15)の先端に凸形の継手部(15b)を設け、両継手部(15a、15b)を凹凸係合させて耳片(15、15)同士が継ぎ合うように形成された請求項2に記載の折箱。
- 何れかの側板の上端に折れ線(16)を介して蓋板(17)が設けられた請求項1〜3の何れかに記載の折箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004942U JP3114146U (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | 折箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004942U JP3114146U (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | 折箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3114146U true JP3114146U (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=43276474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005004942U Expired - Fee Related JP3114146U (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | 折箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114146U (ja) |
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2005
- 2005-06-28 JP JP2005004942U patent/JP3114146U/ja not_active Expired - Fee Related
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