JP3114144B2 - シート分離装置 - Google Patents

シート分離装置

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JP3114144B2
JP3114144B2 JP03080623A JP8062391A JP3114144B2 JP 3114144 B2 JP3114144 B2 JP 3114144B2 JP 03080623 A JP03080623 A JP 03080623A JP 8062391 A JP8062391 A JP 8062391A JP 3114144 B2 JP3114144 B2 JP 3114144B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートの束から一枚づつ
シートを取り出すシート分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は例えば自動支払機(ATM)で
使用されている札束カセットから紙幣を引き出す紙幣取
り出し装置に適用できる。良く知られているように、自
動支払機では使用者が顧客身分証明カードを機械にいれ
てから一定のデータ(例えば暗号、支払の必要な金銭
額、取引の形態等)を当該機械のキーボードを使って入
力する。すると機械は定められた手順として、その取引
を処理し、その取引に基づいて顧客の口座のデータを更
新し、(一つ又はそれ以上の金銭カセットから引き出し
た)金銭を支払い、カードを顧客に返却する。
【0003】代表的な公知のシート分離装置は紙幣取り
出し機構に見られる。これは金銭カセットに隣接して配
置された回転可能の、真空で作動されるピックアームを
含む。このピックアームは、紙幣に吸引力を加えること
により、カセット内の紙幣の束の端にある紙幣の一部分
を引き出し、その引き出した部分をカセットから紙幣取
り出しのために用意された移送装置に係合させて紙幣を
取り出すようになっている。このピックアームは機械的
なタイミング装置を介して、ピストンで作動される真空
ポンプに流体力学的に接続されている。ピストン式ポン
プで発生される負圧は周期的に変動するので、必要とさ
れる最大吸引力がピックアームにより確実に加えられる
ようにするには精確な機械的タイミングが要求される。
この種の装置についてはいくつかの問題点があることが
知られている。すなわち製造時の変動とか磨耗のために
タイミングの変動が起こり、その結果紙幣を取り出すこ
とができない事態が起こるのである。
【0004】英国特許出願第2085411号は機械的タイミ
ングバルブを介して運転中常時負圧を発生する羽根車ポ
ンプに流体力学的に接続された回転可能な吸引ヘッドを
有する紙幣取り出し装置を開示している。このタイミン
グバルブは吸引ヘッドの揺動に同期して動作するように
装着されており、吸引ヘッドに負圧が加わる時刻を制御
するようになっている。この装置は負圧の周期的変動に
起因する問題を回避できるとはいえ、そのためには機械
的バルブが精確な造りを必要とし、また機械的バルブの
作動のタイミングは容易に調整できないから、動作条件
が変動する場合に信頼できる作動を維持したいときはい
ろいろと問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の諸問題に
鑑みてなされたもので、第一の目的とするところはシー
トの束から一枚づつシートを取り出すシーと分離装置を
与えることにある。この装置は前記欠点と公知のシート
分離装置で経験される諸問題とを解決できるものであ
る。
【0006】このため、本願発明に係るシート分離装置
は、容器中に保持されたシートの束からシートを1枚づ
つ取り出す装置であって、該装置の作動中連続的に負圧
を発生させるポンプ装置と、モーターの駆動力によって
回転するタイミングディスクと、前記容器中に保持され
たシートを一枚づつ取りだすために、前記タイミングデ
ィスクに設けられたカム機構によって第一位置と第二位
置間を往復的に回動運動して、前記第一位置においては
前記負圧に接続されて前記容器中のシート束の端にある
シートに吸引力を加えることによりシートを取りだし、
前記第二位置においては前記負圧との接続を遮断するこ
とによってシートを開放する吸引装置と、前記第二位置
に配置され、前記吸引装置から前記シートを一枚づつ受
け取って移送する移送装置と、前記ポンプ装置によって
発生した負圧を前記吸引装置に接続又は遮断するための
バルブ装置と、前記タイミングディスク上に取り付けら
れた遮光板を検出する光学センサを含むタイミング信号
を発生させるタイミング装置と、前記光センサによる遮
光板検出の有無に基づいて前記吸引装置への前記負圧へ
の接続を制御するための制御手段と、から成り、前記吸
引装置が前記第一位置から前記第二位置に回動する間は
前記負圧が前記吸引装置に供給され、前記吸引装置が前
記第二位置から前記第一位置に戻る際は前記負圧が遮断
することによって、前記容器中に保持されたシートを一
枚づつ取り出して前記移送手段に引き渡す、ように構成
したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】添付の図面と上記クレームを参照して以下に
本発明の一実施例を説明する。
【0008】図1を参照すると、現金支払ユニット10
が示されており、これには二つの類似の取り出し機構1
2が相互の上下関係にあり、かつ、現金支払ユニット1
0の支持フレーム16内に脱着可能に装着された二つの
カセット14と連動するようになっている。それぞれの
紙幣カセット14は紙幣18の束を収容するようになっ
ており、その長辺がカセット14内に装着された水平な
支持板20上に支持される。二つのカセット14はそれ
ぞれ額面の異なった紙幣18を収容している。
【0009】図2および図3を参照すると、各カセット
14内の紙幣18の束はばね仕掛けの押出し部材22
(図1)によって、カセット14の前方(図1ないし図
3で左手方向)に装着された停止部材24(図2)に向
けて押される。各カセット14の前方端には開口26
(図2)が形成され、この開口26はカセット14が現
金支払ユニット10内に装着されていないときは在来の
シャッター装置(図示してなし)によって通常閉じられ
ている。現金支払ユニット10内の正しい作動位置にカ
セット14が装着されていると、その関連のシャッター
装置が自動的に閉位置から後退して相応の取り出し機構
12によって開口26から紙幣18が引き出しできるよ
うになる。各カセット14の支持板20の前方端にはブ
ラシ28が設けられるが、これについてはさらに後述す
る。
【0010】各取り出し機構12は枠16の側壁32と
側壁34の間に延び、かつこれらに対して回転できるよ
うに装着された管状部材30(図3)を含む。従来のピ
ックアーム36はそれぞれにゴムの吸着パッド38を含
んでおり、各管状部材30上に固定されており、各ピッ
クアーム36は相応の管状部材30の内部に通じてい
る。管状部材30の端は側壁34を超えて突出し、それ
ぞれの回転式エルボー接続子40によって内径4ミリメ
ートルのゴム管42に接続される。エルボー接続子40
は管状部材30をエルボー接続子40に対して相対的回
転が可能であるようにしつつ実質的に管状部材30とゴ
ム管42の間の接続を気密にすることに注意されたい。
【0011】側壁34を超えて延びる各管状部材30の
部分には歯車部44(図3)が固定されており、歯車部
44は、ベルクランクレバー48の第一アームの歯切り
された端部分46と協同的に係合する。ベルクランクレ
バー48は側壁34の外側表面に固定された鋲50上に
回転可能に装着されている。各ベルクランクレバー48
はばね52によって、図2で見て反時計方向に回転する
ようにされ、ばね52の両端はそれぞれ、側壁34およ
びベルクランクレバー48の第二アームの端に付着され
る。鋲54が各ベルクランクレバー48の一方側に固定
され、この鋲54は対応するカム部材58内に形成され
たカムトラック56に係合する。各カム部材58はそれ
ぞれの歯車60に固定される。この歯車60は側壁34
の外側表面から突出する軸62それぞれの上に回転可能
に装着される。歯車60は主電動モーター66(図4、
図5、図6、図8)で作動される歯車機構64によっ
て、駆動される。作動上、モーター66が作動される
と、歯車60が図2で時計方向に回転される。鋲54が
カムトラック56に係合し、かつばね52が鋲54をカ
ムトラック56の内側の縁と係合させたままなので、歯
車60のこの回転によってベルクランクレバー48の運
動が往復回転運動となる。歯車部44がベルクランクレ
バー48の歯付き部分46と係合するため、ベルクラン
クレバー48の往復回転運動は管状部材30およびこれ
と関連したピックアーム36の往復回転運動を生じ、各
ピックアーム36を図2および図10に示す諸位置間で
運動させる。後述するように、管状部材30およびこれ
に関連したピックアーム36のいずれの往復運動も紙幣
カセット14内に保持された紙幣18の束から一枚づつ
紙幣18を取り出すのに有効である。
【0012】カム部材58から見て各歯車60の遠方側
の面にはタイミングディスク68(図2)が固定されて
いる。各タイミングディスク68はその大部分が透明
で、タイミングディスク68の周囲の半分以上にわたっ
て延びる弧状の不透明ストリップ70を含んでいる。各
タイミングディスク68は、LED72(図3)と、不
透明ストリップ70を感知するように配置された協同的
フォトトランジスタセンサ73とを含む光学的感知装置
と連動する。作動上、歯車60、その関連のカム部材5
8、およびタイミングディスク68の各組立体がモータ
ー66の作動に呼応して回転すると、不透明ストリップ
70の先頭端およびそれに続く縁を検知したことに応答
して関連のフォトトランジスタセンサ73が出力信号を
発生する。センサ73によって発生されるこの信号はこ
れら信号が発生された時刻にその関連のピックアーム3
6の精確な位置を示すことを理解されたい。またタイミ
ングディスク68の一回転は電気モーター66の駆動軸
160(図5、図6)の6回転に対応することを併せて
理解されたい。タイミングディスク68の一回転は約2
40ミリ秒かかる。
【0013】各取り出し機構12はまた、駆動軸76に
固定された第一組のロール74(図2)と、ロール74
と協同的関係を有し、、駆動軸80に固定された第二組
のロール78(以下、これをカムロールという)とを含
む。ロール78の周縁は低い部分82および高い部分8
4を含む。駆動軸76および駆動軸80は側壁32およ
び側壁34の間に延び、かつこれらと相対的に回転可能
に装着され、歯車機構64によって駆動される。その結
果作動上、ロール74およびロール78はそれぞれ図2
で時計方向と反時計方向に回転する。この場合、ロール
74およびロール78はタイミングディスク68の位置
回転に対して各2回回転する。取り出し動作の間、紙幣
18の束の最初の紙幣18’の下部の長辺はピックアー
ム36によってカセット14の外部に部分的に引き出さ
れ、各ロール78の低い部分82とこれの関連のロール
74の間に送られる。紙幣18’はその後、ロール78
の高い部分84とロール74との間に挟まれるため、カ
セット14の外部に完全に引きだされる。
【0014】現金支払ユニット10は二つの取り出し機
構12にそれぞれ連動する二つの紙幣移送機構86(図
2)を含む。各紙幣移送機構86は案内装置87と、取
り出し機構12により引きだされた紙幣を紙幣移送機構
86上方に位置する別の移送機構100(図1)に向け
て98に沿って送るための送りロールの組88、90、
92、94、および96とを含む。移送機構100は在
来のスタッキングホイール102に一枚づつ紙幣を送る
働きをする。各取り出し機構12のロール78およびこ
れと協同するロール74の組が、協同的に作動する送り
ロール88および送りロール90の組に対し取り出され
た紙幣を送る。送りロール88、90から紙幣は協同的
送りロール90、92の組および協同的送りロール9
4、96の組によって、それぞれの紙幣移送機構86か
ら上方に送られる。上方の紙幣移送機構86はさらに二
つの別の協同的ロール104を含む。ロール104は下
部紙幣移送機構86の上方へ紙幣を受渡し、この紙幣を
上部紙幣移送機構86の協同的送りロール90、92に
送るためのものであり、上部紙幣移送機構86から紙幣
は移送機構100に送られる。LED106を含んだ別
の光学的感知装置およびこれと協同するフォトトランジ
スタセンサ108が各取り出し機構12に隣接して設け
られているが、これらの感知装置は取り出し機構12の
協同的ロール74、ロール78によって紙幣移送機構8
6の協同的送りロール88、90に送られる紙幣の先頭
縁を感知するためのものである。
【0015】ここで特に図1を参照すると、スタッキン
グホイール102が反時計方向に連続回転するように配
置されている。上部紙幣移送機構86およびスタッキン
グホイール102の間には、紙幣が重なって供給された
ことを検出すると共にすべての無効ないし破損した紙幣
を検出するための装置(図示してなし)が設けられてい
る。スタッキングホイール102はスタッカーホイール
の軸112と平行に、互いに離隔された複数の積層板1
10を含む。各積層板110は一連の湾曲した羽根11
4を含む。積層板110の羽根114は揺動可能に装着
されたストリッパー板組立体118の部分116の間を
通過する。作動上、移送機構100によってスタッキン
グホイール102に供給された各紙幣は隣接した羽根1
14の間に入り、スタッキングホイール102の軸線の
周りを部分的に回って搬送される。この紙幣は部分11
6によってスタッキングホイール102からはぎ取ら
れ、紙幣の長辺をストリッパー板組立体118上に載せ
た形でベルト装置120に積層される。ベルト装置12
0は通常は図1に示す位置に保持されたベルト装置12
2と協同する。現金引き出しの要求に応じて顧客に支払
われるべき札束18”(もしくはただ一枚の紙幣)がベ
ルト装置120上に積層されたときは、ベルト装置12
2は時計方向に(軸124の周りに)回転され、ベルト
装置120およびベルト装置122の間に札束18”を
捕捉する。この回転運動の過程で、ベルト装置122を
構成している別個のベルトが、隣接対をなす積層板11
0の間を通過することを了解されたい。
【0016】札束18”中のいずれの紙幣も何ら拒否さ
れなかったと仮定すると、ベルト装置120、122は
札束18”を一対の駆動ベルト装置126、128まで
駆動するべく作動される。駆動ベルト装置126、12
8は札束18”を自動支払機のハウジング132内の出
口スロット130を通過させて、自動支払機の利用者が
札束18”が集められる位置まで駆動する役目をする。
シャッター134は自動支払機が非作動状態にあるとき
は出口スロット130を閉鎖する役目を果たすものであ
るが、この前に開位置に後退している。ベルト装置12
0、122は相互に弾性的な関係を保つように装着さ
れ、駆動ベルト装置126、128もまた相互に弾性的
関係をもって装着されており、その結果厚さの変化する
紙幣の束がベルト装置120の間および駆動ベルト装置
126、128の間に保持され、移動することができ
る。ベルト装置120上に紙幣の束を積層する過程で重
なった紙幣が検出されると、あるいはもしも束18”中
の一枚以上の紙幣が他の理由で拒否されると、ストリッ
パー板組立体118が図1の点線で示す位置に回転さ
れ、ベルト装置120、122が作動して束18”を通
常の送り方向とは反対の方向へ送り、束18”は頂部の
開口を経て拒否紙幣容器136中に投入される。
【0017】さらに図4を参照すると、回転エルボー接
続子40(図2)から見た遠方端にある各ゴム管42は
ソレノイドで駆動するバルブ140の入口ポート138
に接続される。バルブ140として使用するに適当なバ
ルブは英国ブリストル市のウェバー・エレクトロ・コン
ポーネンツ社から市販されているシリーズ34バルブで
ある。各バルブ140はまた通気ポート142と、内径
6ミリメートルのゴム管146にそれぞれ接続された出
口ポート144とを有する。バルブ140のソレノイド
148が動作停止されると、出口ポート144は閉じら
れ、通気ポート142が開かれ、入口ポート138が通
気ポート142を通じて外気と接続される。ソレノイド
148が作動されると、出口ポート144が開かれ、通
気ポート142が閉じられ、入口ポート138は出口ポ
ート144を経由して関連のゴム管146と連通する。
バルブ140から見た遠方側のゴム管146の端部は接
続子150およびこれより遠いゴム管152を経由して
薄膜ポンプ156の入力ポート154に接続される。ポ
ンプ156は電気モーター66で駆動される。作動上、
関連のバルブ140のソレノイド148を作動させるこ
とによって、選択した取り出し機構12の管状部材30
に、薄膜ポンプ156の負圧が与えられることを理解さ
れたい。
【0018】図5および図6に示すようにポンプ156
はモーター66の駆動軸160によって駆動される、偏
心軸158によって作動される。偏心軸158はヨーク
164の中央開口162を貫通し、かつこれと回転可能
に係合する。ヨーク164の上部166と下部168は
それぞれ上下のゴム薄膜170、172に接続される。
上部のゴムガスケット174は一体的フラップバルブ1
76(図5)、および178(図6)を有し、上部薄膜
170の上方に装着され、下部のゴムガスケット180
は一体的フラップバルブ182(図6)および184
(図5)を有し、下部薄膜172の下方に装着される。
軸158が図6に示す位置から図5に示す位置まで18
0度回転するとき、フラップバルブ176、フラップバ
ルブ184は開かれ、フラップバルブ178、フラップ
バルブ182は閉じられ、薄膜170はフラップバルブ
176を経由して入口ポート154からポンプ156中
に空気を導入し、薄膜172がフラップバルブ184経
由でポンプ156の第一の通気出口186から空気を排
除する。図5に示す位置から図6に示す位置まで軸15
8がさらに180度回転すると、フラップバルブ17
8、フラップバルブ182が開き、フラップバルブ17
6、フラップバルブ184は閉じ、薄膜172がフラッ
プバルブ182経由で入口ポート154からポンプ15
6中に空気を導入し、薄膜170はフラップバルブ17
8経由でポンプ156の第二の通気出口188から空気
を排出する。このようにして軸158の回転に応答して
負圧が連続的に入口ポート154に発生される。
【0019】各取り出し機構12は相応の電気回路(図
7)に接続される。この回路にはLED72と、取り出
し機構12に連動するフォトトランジスタセンサ73と
が含まれる。フォトトランジスタセンサ73のコレクタ
電極は抵抗190を介して+5ボルトの電源に接続され
ると共に、比較器192の第一の入力端に接続される。
その第二の入力端は+5ボルト電源およびグランド間に
接続された二つの抵抗194で構成されるポテンシャル
デバイダの中間点に接続される。その作動においてはタ
イミングディスク68に連動する不透明ストリップ70
がLED72とフォトトランジスタセンサ73の間に挿
入されると、フォトトランジスタセンサ73のコレクタ
の電圧が高くなり、これによって比較器192の出力に
接続された線196上に高電圧信号が出現する。線19
6はアンドゲート198の第一入力に接続され、その第
二入力は、現金支払ユニット10の電子的制御装置20
2(図4および図9を参照)に接続された線200に接
続される。アンドゲート198の出力は抵抗204を介
してトランジスタ206のゲートに接続される。トラン
ジスタ206のコレクタは関連のソレノイド148の一
端子に接続され、ソレノイド148の他端子は+24ボ
ルト電源に接続される。電子制御装置202が高電位信
号 PICK を線200によってゲート198に与えると、
不透明ストリップ70の先頭縁がフォトトランジスタセ
ンサ73によって感知される際、比較器192の出力が
高くなるのに呼応して、アンドゲート198の出力が高
くなる。アンドゲート198の出力が高くなると、ソレ
ノイド148を作動させるべく、トランジスタ206が
オン状態になる。すでに述べたように、ソレノイド14
8の作動によって、関連の取り出し機構12の管状部材
30に負圧が加わり、吸引パッド38が紙幣の札束の最
初の紙幣18”に吸引力を与える。電子制御装置202
は、関連のフォトトランジスタセンサ73がタイミング
ディスク68の透明部分を感知したとき、選択した取り
出し機構12に接続された線200に高電位信号を与え
ることを理解されたい。従って、選択した取り出し機構
12のソレノイド148の作動は常に、タイミングディ
スク68の不透明ストリップ70の先頭縁を感知したこ
とによって開始される。
【0020】現金支払ユニット10の作動を図8から図
12までを参照して説明する。この作動は電子制御装置
202で制御される。自動支払機利用者が行なった現金
引き出しリクエストに応答して主自動支払機プロセッサ
(図示してなし)が電子制御装置202に一枚以上の紙
幣が現金支払ユニット10で支払われる旨のリクエスト
を送ると、制御装置202はモーター66に信号を送
り、モーター66のスイッチを入れ、歯車60、カム部
材58、およびタイミングディスク68の組立体を始動
させる。250ミリ秒(これはタイミングディスク68
の一回転すなわちモーター66の駆動軸160の6回転
よりもやや長い時間である)の後、電子制御装置202
は線200を通して選択された取り出し機構12のアン
ドゲート198に高電位信号PICKを送る。フォトトラン
ジスタセンサ73が線200上に現われた高電位信号に
よって、選択された取り出し機構12のタイミングディ
スク68の不透明ストリップ70の先頭縁を感知する
と、アンドゲート198の出力が高電位となり、バルブ
140のソレノイド148を作動させる。
【0021】この時点で、選択された取り出し機構12
のタイミングディスク68とピックアーム36とは図9
に示す位置にある。吸着パッド38は、ピックアーム3
6の反時計方向の回転運動の過程中で、カセット14内
に保持された紙幣18の束の最初の紙幣18’と丁度接
触するところに来ている。吸着パッド38は第一の紙幣
18’と密着しており、ポンプ156が関連の管状部材
30に負圧を加えるようにソレノイド148が作動され
ているので、この第一紙幣18’に吸引力が加わる。そ
の後、ピックアーム36は反時計方向にわずかに回転し
続ける。この回転の終わりに、ピックアーム36および
タイミングディスク68の位置は図10に示す位置にあ
り、ピックアーム36は第一紙幣18’を僅かにカセッ
ト14中に押す。このときまでに吸着パッド38および
第一紙幣18’との間の密着は吸着パッド38が第一紙
幣18’に及ぼす吸引力によって確実なものとなる。こ
の吸引力は、フォトトランジスタセンサ73が継続して
タイミングディスク68の不透明ストリップ70を感知
するに伴い、増大する。この時点で吸着パッド38に印
加される負圧にされた吸引圧は大気圧の約半分である。
【0022】次に歯車60の継続的な回転運動に呼応し
て、ピックアーム36は図11に示す位置に達するま
で、時計方向に回転運動を行なう。この回転運動の間、
フォトトランジスタセンサ73は、管状部材30経由で
吸着パッド38に負圧が継続して加わるように不透明ス
トリップ70を検知し続ける。この負圧のため、ピック
アーム36は吸引力を第一紙幣18’に加える。その結
果図11に示すようにロール74の組と紙幣18’の下
端とが接触するまで、紙幣18’の下方部分をカセット
14の外へ引っ張る。紙幣18’の下端がロール74に
接近するにつれロール78の低い部分82はロール74
に対向し、その結果ロール78は紙幣18’の運動と干
渉しない、と言うことを理解されたい。図11に示す取
り出し機構12の作動時、不透明ストリップ70の後続
端はフォトトランジスタセンサ73に到達している。こ
れによって吸着パッド38に負圧を加えることをていし
するため関連のソレノイド148の作動を停止させる。
従って、この時点で吸着パッド38は紙幣18’と係合
を解かれる。他方これと同時に、ロール78の高い部分
84はロール74と協同関係に入ろうとするところであ
る。紙幣18’が吸着パッド38と係合解除されて間も
無く、紙幣18’はロール74と、ロール78の高い部
分84との間に捕捉される。図12に示すようにロール
74、ロール78は、紙幣18’の先頭縁がそれぞれの
カセット14から紙幣移送機構86の送りロール88、
90の端に入るまで紙幣18’を引っ張る。その後、紙
幣18’はカセット14から完全に引き出されて、前述
したようにスタッキングホイール102に送られる。
【0023】紙幣18’が送りロール88、90に挟持
された後、電子制御装置202により線200を通して
アンドゲート198に別に信号PICKが印加されるまでは
吸着パッド38にそれ以上の負圧が加えられないよう
に、信号線200(図7)上の信号が低電位となる。紙
幣18’がロール74、ロール78の間に挾持される全
時間、フォトトランジスタセンサ73がタイミングディ
スク68の透明部分を感知し、吸着パッド38には負圧
が加えられないことを理解されたい。紙幣18’がスタ
ッキングホイール102に送られると、電子制御装置2
02がさらに一連の取り出し動作を行なわせる。この動
作においては信号 PICK が適当なアンドゲート198に
与えられたことに呼応して一以上のカセット14から紙
幣が取り出される。電子制御装置202は取り出し過程
の期間中3ミリ秒毎にフォトトランジスタセンサ108
の出力を監視し、これらの出力を監視することにより、
自動支払機利用者が行なった引き出しリクエストにした
がって正しい数および額面の紙幣がカセット14から取
り出されたことを確認する。電子制御装置202がカセ
ット14から正しい数および額面の紙幣が取り出された
ことを確認すると、モーター66を作動停止し、線20
0上の電圧を低レベルに維持することにより、電子制御
装置202は現金支払ユニット10をその静止状態に戻
す。すぐ上に述べたこれら二つの電圧が低レベルにある
ときは、両方のソレノイド148が作動停止状態に維持
され、バルブ140の入口ポート138が出口ポート1
44から接続解除されると共に通気ポート142経由で
大気に接続される。現金支払ユニット10がその静止状
態にあると、各取り出し機構12のピックアーム36は
図2に示す位置にあって、カセット14内に保持された
紙幣の束に対して十分に後退している。
【0024】カセット14から最初の紙幣18’が取り
出されると、最初の紙幣18’の多孔度に応じて、最初
の紙幣18’と共に第二の紙幣が残りの紙幣18の束か
ら取り出される可能性がある。ブラシ28(図2)は通
常、第二の紙幣が第一の紙幣18’と一緒にカセット1
4から引き出されるのを防止する。第一および第二の紙
幣がカセット14から引き出されるように前進した場合
にはブラシ28がこれらの紙幣の下端を湾曲させること
により、第二の紙幣に負圧がかかるのを妨げ、第二の紙
幣をカセット14内の正しい位置に戻すようにするから
である。
【0025】図8を参照すると、現金支払ユニット10
は電子制御装置202に出力が接続された指示装置20
8を取り出し機構12の付近に有することが示されてい
る。作動上、現金支払ユニット10内部の温度を示す信
号が指示装置208の出力端に現われる。
【0026】もしも指示装置208によって示される温
度が電子制御装置202内に記憶された予定の最小温度
値未満であると、取り出し動作の開始に続いて、電子制
御装置202はモーター66の作動開始の500ミリ秒
の遅延時間の後、当該アンドゲート198に信号 PICK
を印加する。この遅延時間はもしも指示温度が前記の最
小値温度以上であるときは通常の時間250ミリ秒であ
る。遅延時間をこのように増大したことによって、信号
PICKが当該アンドゲート198に印加される時までに
バルブ140の出口ポート144に接続されたゴム管1
46中に一層強い真空(すなわち通常より低い圧力)が
蓄積されることを可能に、ソレノイド148が作動され
たときにカセット14内の第一の紙幣18’に当該吸着
パッド38によって一層強い吸引力が加わるようにす
る。この吸引力の増大は、温度が通常時よりも低いとき
は吸着パッド38が通常時よりもたわみにくく、そのた
め第一の紙幣18’と効果的に密着するためには一層強
い吸引力が必要となることを補償する。
【0027】一つの取り出し動作の開始に続いて、もし
も予定の時間内に全く紙幣が取り出されておらず、スタ
ッキングホイール102に送られていないことをフォト
トランジスタセンサ108の出力が示すと、紙幣が全く
取り出されていないこと又は取り出しが失敗したことを
電子制御装置202が判断する。電子制御装置202が
取り出しの失敗であることを判断すると、電子制御装置
202はモーター66を作動停止し、線200上の信号
PICKを終了することにより紙幣取り出し作業を終了
し、その後で一回目のの再実行動作を開始する。この一
回目の再実行動作では、モーター66を作動開始してか
ら1.2秒遅れて電子制御装置202が当該アンドゲー
ト198に信号PICKを印加する。従ってこの一回目の再
実行動作では取り出し失敗に終わった取り出し作業で加
えられた真空に比較して、吸着パッド38には一層強い
真空が加えられる。その結果、当該吸着パッド38によ
って第一紙幣18’に一層強い吸引力が加えられるの
で、一回目の再実行動作が成功する可能性が高い。これ
が成功すれば、第一紙幣が当該カセット14から取り出
されてスタッキングホイール102に送られる。
【0028】もしも一回目の再実行作業が不成功であれ
ば電子制御装置202は第二回目の再実行作業を開始す
る。第二回目の再実行作業では電子制御装置202がモ
ーター66の作動開始から10秒遅れて当該アンドゲー
ト198に信号PICKを印加するので、さらに強い真空が
当該吸着パッド38に加えられる。従って第一回目の再
実行作業が不成功でも、第二回目の再実行作業が成功す
る可能性が高い。もしも第二回目の再実行作業が不成功
であると、電子制御装置202は再び10秒の遅延時間
を使用して、第三回目の再実行作業を開始し、もしも第
三回目の再実行作業が不成功であると、電子制御装置2
02は当該取り出し機構12を作動不可にし、この取り
出し機構12は銀行員又はサービス要員の点検が必要で
ある旨の信号を出す。
【0029】取り出し不成功の原因として可能性がある
のは、第一紙幣18’が長期の使用によって過度に多孔
になっていること、あるいは吸着パッド38が接触する
第一紙幣領域において紙幣18’が折れていたり破損し
たり穴があいていために、紙幣18’の表面に効果的な
真空密閉ができないことが挙げられる。もしも第一紙幣
18’のこのような欠陥のために取り出し不成功が起こ
ると、再実行作業の過程で一層強い真空が吸着パッド3
8により第一紙幣18’に加えられたときには第一紙幣
を通して紙幣の束の第二紙幣に強い吸引力が加わり、そ
の結果両方の紙幣がカセット14から引き出される可能
性がある。この吸引力はブラシ28の力を超える強さが
あるからである。このようにカセット14から引き出さ
れてスタッキングホイール102に送られた二枚の紙幣
は前述した多重送り検出装置(図示してなし)によって
検出され、拒否紙幣容器136中に出される。この欠陥
紙幣がカセット14から排除されると、カセット14か
らの紙幣の通常の取り出しが再開できる。
【0030】もしもフォトトランジスタセンサ108の
一つが電子制御装置202に対して、取り出し機構12
内で紙詰まり等に起因して紙幣がLED106とフォト
トランジスタセンサ108の間に挾まっていることを示
したときも、電子制御装置202が取り出し機構12を
作動不可にし、この取り出し機構12が銀行員あるいは
サービス要員の点検を要する旨の信号を発生する。
【0031】
【発明の効果】上記の紙幣取り出し装置は、作動が非常
に確実であるという長所を有する。信頼性の高い理由の
一つは、ピックアーム36の回転運動期間中にわたっ
て、選択された取り出し機構12のピックアーム36の
吸着パッド38に連続的に薄膜ポンプ156からの負圧
が加えられることにより、この回転運動中にピックアー
ム36から紙幣18’が落下する危険性を実質的に除去
する点にある。これとは対象的に、真空作動される公知
の紙幣取り出し装置の動作においては真空源としてピス
トン真空ポンプが使用され、このポンプで発生される吸
引力はポンプの各サイクルの間にゼロに減衰するため、
取り出しアームの回転運動中全体にわたって取り出し機
構のピックアームの吸引パッドに適切な負圧が加わるこ
とを保証するために精確な機械的タイミングを維持しな
ければならないのである。
【0032】本発明の上記信頼性のもう一つの理由は、
各取り出し機構12について、ピックアーム36の吸着
パッド38に吸引力を印加する動作を電気的に作動され
るバルブ140(図4)を使用して制御している点であ
る。この場合、バルブ140の作動はピックアーム36
の往復運動に同期して回転するタイミング装置(タイミ
ングディスク68)からの信号によって制御され、その
結果このタイミング信号が当該カセット14に対するピ
ックアーム36の相対位置を示す。従って各タイミング
ディスク68は、正しい時刻に当該紙幣束中の第一紙幣
18’に常時吸引力を加え、又は除去することを確実な
らしめる簡単な装置となるのである。さらに、前述した
ように電気的に作動されるバルブ140によって、選択
した取り出し機構12の吸着パッド38には作動条件の
変化に呼応して種々の遅延時間後に負圧が加わることが
可能となっている。従って、電気的に作動されるバルブ
140は必要に応じて束の端の紙幣18’に大きな吸引
力を加えることを可能にする。これは例えば取り出し不
成功が生じたとき、あるいは現金支払ユニット10内部
の温度が予定の最小温度未満に降下した場合等に必要と
なることである。また電気的バルブ140を使用する
と、電子制御装置202によって、例えば取り出し動作
の過程で二枚の紙幣を取り出す傾向があることが発見さ
れた場合、吸引力を低減することが可能である。吸引力
を変化させることができるというこの能力のため、公知
の紙幣取り出し装置に比較して上記の紙幣取り出し装置
の信頼性は著しく高い。
【0033】また、バルブ140のポンプ側に接続して
いる管146の内径が、管状部材30に接続された接続
管42の内径よりも大きいことによっても、上記の紙幣
取り出し装置の信頼性が増大している。その理由はこの
構成によって当該バルブ140が開いた後の非常に短い
時間内に、選択された取り出し機構12の吸着パッド3
8に吸引力が現われることを可能にするからである。
【0034】上記の紙幣取り出し装置の設計変更例とし
て、薄膜ポンプ156の代わりとして、吸引口に同様の
連続的な負圧を発生できる羽根ポンプを使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に基づく紙幣取り出し装置を含ん
だ現金自動支払機ユニットの立側面図で、取り出し装置
の一部を省略した図である。
【図2】図2は図1の現金支払機ユニットの部分拡大図
で、紙幣取り出し装置の一部を削除して詳細を示す図で
ある。
【図3】図3は図2に示す装置の下面図である。
【図4】図4は紙幣取り出し装置の一部の側面図で、本
装置の取り出し機構に負圧を加えるための装置を示す。
【図5】図5は本紙幣取り出し装置に含められた薄膜ポ
ンプの断面図で、ポンプの一位置を示す図である。
【図6】図6が図5と同様の断面図で、ポンプの別の一
位置を示す図である。
【図7】図7は本紙幣取り出し装置に含められたソレノ
イドを作動させる装置の回路図である。
【図8】図8は本紙幣取り出し装置の諸部品間の電気接
続を示すブロック線図である。
【図9】図9は本紙幣取り出し機構の作動サイクルの一
段階を示す図である。
【図10】図10は図9と同様の、本紙幣取り出し機構
の作動サイクルの別の一段階を示す図である。
【図11】図11は図9と同様の、本紙幣取り出し機構
の作動サイクルの別の一段階を示す図である。
【図12】図12は図9と同様の、本紙幣取り出し機構
の作動サイクルの別の一段階を示す図である。 10 現金支払ユニット 12 取り出し機構 14 紙幣カセット 36 ピックアーム 48 ベルクランクレバー 64 歯車機構 68 タイミングディスク 100 移送機構 140 バルブ 156 ポンプ 174 上部ゴムガスケット 180 下部ゴムガスケット
フロントページの続き (72)発明者 アダム ジェイムズ リンゼイ ジョン ストン イギリス、ダンディー ディーディー3 9ディーユー バールドーヴァン ロ ード 10 (72)発明者 ジェイムズ ニコル トンプスン ドウ イグ イギリス、 ダンディー ディーディー 2 4ティーエヌ ガウリ パーク、 ストラザード プレイス 4 (56)参考文献 特開 昭58−22226(JP,A) 特開 昭49−111360(JP,A) 特開 昭58−51395(JP,A) 特開 昭64−17731(JP,A) 特開 平2−56330(JP,A) 実開 昭61−78142(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器中に保持されたシートの束からシー
    トを1枚づつ取り出す装置であって、 該装置の作動中連続的に負圧を発生させるポンプ装置
    と、モーターの駆動力によって回転するタイミングディスク
    と、 前記容器中に保持されたシートを一枚づつ取りだすため
    に、前記タイミングディスクに設けられたカム機構によ
    って第一位置と第二位置間を往復的に回動運動して、前
    記第一位置においては前記負圧に接続されて前記容器中
    のシート束の端にあるシートに吸引力を加えることによ
    りシートを取りだし、前記第二位置においては前記負圧
    との接続を遮断することによってシートを開放する吸引
    装置と、 前記第二位置に配置され、前記吸引装置から前記シート
    を一枚づつ受け取って移送する移送装置と、 前記ポンプ装置によって発生した負圧を前記吸引装置に
    接続又は遮断するためのバルブ装置と、前記タイミングディスク上に取り付けられた遮光板 を検
    出する光学センサを含むタイミング信号を発生させるタ
    イミング装置と、 前記光センサによる遮光板検出の有無に基づいて前記吸
    引装置への前記負圧への接続を制御するための制御手段
    と、から成り、 前記吸引装置が前記第一位置から前記第二位置に回動す
    る間は前記負圧が前記吸引装置に供給され、前記吸引装
    置が前記第二位置から前記第一位置に戻る際は前記負圧
    が遮断することによって、前記容器中に保持されたシー
    トを一枚づつ取り出して前記移送手段に引き渡す、よう
    に構成したことを特徴とするシート分離装置。
JP03080623A 1990-03-23 1991-03-20 シート分離装置 Expired - Fee Related JP3114144B2 (ja)

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US557817 1990-07-26
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