JP3114099B1 - 紙の溶断装置 - Google Patents

紙の溶断装置

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JP3114099B1
JP3114099B1 JP15696999A JP15696999A JP3114099B1 JP 3114099 B1 JP3114099 B1 JP 3114099B1 JP 15696999 A JP15696999 A JP 15696999A JP 15696999 A JP15696999 A JP 15696999A JP 3114099 B1 JP3114099 B1 JP 3114099B1
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正志 吉岡
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Abstract

【要約】 【課題】 紙を細切れにして温水に溶かす溶断処理を短
時間に能率的に行えるようにする。 【解決手段】 溶断槽7内に多数のノズル17から温水
を噴射しながら、高速回転する溶断ミキサー10と溶断
槽7の内周面との間に紙Pを給紙し、この紙Pを温水を
含んで柔らかくした状態でしかも多数の笞片12にて叩
打して延ばしながら、溶断ミキサー10の複数の螺旋状
突部11と溶断槽7の多数の横長の固定突部15とで細
切れに引きちぎる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄文書等を機密
漏洩防止のために、また再生効率向上のために溶断する
(細切れにして水に溶かす)紙の溶断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特許第2658007号公報には、廃棄
文書紙を水槽中に浸し、該水槽内でプロペラを回転させ
て撹拌することにより、紙を解繊して解繊物の懸濁液を
形成し、この懸濁液を回転脱水槽の網に通して解繊物を
捕集すると共に遠心力で脱水し、その際に分離された水
を水槽に戻す文書処理装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、水
槽中に単に浸した紙を、水槽内でプロペラを回転させて
撹拌するだけであるため、解繊に長時間を要するため処
理効率が悪く、また装置規模が大きくなる問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、特に、紙を細切れにして
温水に溶かす溶断処理を短時間に能率的に行えるととも
に、溶断後における溶断紙と温水の処理を効率良く行え
るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明による紙の溶断装置は、溶断槽と、該溶
断槽内に紙を供給する給紙機構と、溶断槽内に温水を噴
射する温水噴射手段と、溶断槽内において回転すること
により紙を細切れにして温水に溶かす溶断ミキサーと、
溶断槽から流出する溶断紙と温水とを分離するフィルタ
とを備え、溶断ミキサーは横長の円錐台形で、溶断槽の
底部は、溶断ミキサーの円錐台形の傾斜に沿って傾斜し
ているとともに、円錐台形の円弧に沿って湾曲してい
て、溶断槽は、溶断紙と温水をオーバーフローさせてフ
ィルタ上へ落下させる構造になっていることを特徴とす
る。
【0006】好ましくは、溶断ミキサーの円錐台形の外
周面に複数の螺旋状突部を形成し、溶断槽の内周面に多
数の固定突部を多段に形成する。更に、溶断ミキサーの
円錐台形の外周面に多数の笞片を設ける。この笞片は、
溶断ミキサーの回転に伴い紙を溶断槽の内周面に向かっ
て叩打する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0008】図1に、本発明による紙の溶断装置の全体
を透視して示す。この溶断装置は、ハウジング1内に収
容されており、図2にその内部を示す。ハウジング1の
上面には、操作パネル1aが設けられているとともに、
蓋板2により開閉する給紙口3が形成され、またこの給
紙口3の内側に給紙トレイ4が装着されている。廃棄処
分する紙Pは、蓋板2を開けて給紙トレイ4上に積載す
る。
【0009】給紙トレイ4は、図3に示すように、上下
回動可能にハウジング1の上壁に枢着され、積載した紙
Pを廃棄処分する場合には、同図において鎖線で示す水
平姿勢から実線で示す傾斜姿勢にする。傾斜姿勢にした
給紙トレイ4の先端付近に給紙ローラ5が配置され、ま
た給紙トレイ4の先端の回動軌跡に沿って案内板6が配
設され、更に給紙ローラ5の下方には横長の溶断槽7が
配置されている。給紙ローラ5の外周面にはブラシが植
設されており、給紙トレイ4を傾斜姿勢にして給紙ロー
ラ5をモータ8にて回転させると、給紙トレイ4上の最
下位の紙Pから一枚ずつ溶断槽7へ投入される。給紙ト
レイ4には、紙Pの有無を検知する紙センサ9が取り付
けられている。
【0010】溶断槽7内には、モータ8にて矢印方向に
高速回転される横長円錐台形の溶断ミキサー10が装着
されている。溶断槽7の底部は、溶断ミキサー10の円
錐台形の傾斜に沿って傾斜しているとともに、円錐台形
の円弧に沿って湾曲して、溶断槽7の外周面と一定の間
隔を保持している。
【0011】溶断ミキサー10の外周面には、複数の螺
旋状突部11が溶断ミキサー10の大径端から小径端に
渡って互いに間隔をおいて形成され、各螺旋状突部11
には、図7に詳細に示すように、柔軟な紐状又は帯状の
多数の笞片12が所定の間隔で列設されている。
【0012】溶断ミキサー10は、図5に示すように中
空体で、これを貫通するミキサー軸13との接合強度を
高めるとともに、溶断ミキサー10自体を内部から補強
するため、その内部にリブ14が放射状に配設されてい
る。
【0013】一方、溶断槽7の底部を含む内周面には、
図3及び図6に示すように多数の横長の固定突部15
が、溶断ミキサー10の軸線と平行に形成され、溶断槽
7はあたかも擂り鉢のようになっている。また、溶断槽
7の上端部の外周には、その周囲を囲むように温水パイ
プ16が配設され、該温水パイプ16から突設された多
数のノズル17は溶断槽7の内面に開口している。溶断
槽7の大径端部には、その下端より少し上方に流出口7
aが形成されている。
【0014】温水パイプ16は温水ヒータ18と接続さ
れており、この温水ヒータ18から温水(熱水)が供給
されると、溶断槽7の全周の多数のノズル17から温水
が一斉に噴射される。
【0015】上記のように給紙トレイ4から一枚ずつ溶
断槽7内に給紙された紙Pは、図3に示すように、矢印
方向に高速回転する溶断ミキサー10と溶断槽7の内周
面との間に、温水を浴びながら入り、温水を含んで柔ら
かくなった状態でしかも多数の笞片12にて叩打される
ことにより延ばされて、溶断ミキサー10の複数の螺旋
状突部11と溶断槽7の多数の横長の固定突部15とで
細切れに引きちぎられる。その際、溶断ミキサー10が
円錐台形であることと、突部11が螺旋状であること
と、溶断槽7の底部が、溶断ミキサー10の円錐台形の
傾斜に沿って傾斜していることにより、特に細切れされ
ていない紙ほど、傾斜の下から上へと押し上げられる傾
向になるため、流出口7aから直ぐには流出しないで、
溶断ミキサー10と溶断槽7とによる上記のような動作
を繰り返し受け、温水中に紙が細かくバラバラになって
溶け込んだ流動物となる。そして、流出口7aからオー
バーフローして落下する。
【0016】このようにオーバーフローしてくる流動物
を、溶断槽7の下方に配置した紙回収容器19内に分散
して落下させるため、溶断槽7と紙回収容器19との間
にインペラ20が装着されている。このインペラ20
は、溶断ミキサー10のミキサー軸13から回転を得る
ために、ギヤーやベルト等による回転伝達機構21を介
してミキサー軸13と連結されている。
【0017】流出口7aからオーバーフローしてくる流
動物をインペラ20へ案内するため、図4に示すように
案内板22が配置されている。この案内板22は、流出
口7aの周囲を囲んでインペラ20の近傍まで延びてい
る。
【0018】紙回収容器19の底部には、図4に示すよ
うにメッシュ等によるフィルタ23が張設されており、
インペラ20に当たった流動物はフィルタ23上に分散
して落下し、温水を含んで柔らかくバラバラになった紙
と温水とがフィルタ23により分離される。紙回収容器
19には、フィルタ23上に堆積した紙を取り出すた
め、扉24が蝶着されている。
【0019】紙回収容器19は、水タンク25上に設置
されているため、フィルタ23で濾過された水は水タン
ク25に貯溜する。そして、この水タンク25内の水
は、ポンプ26によって温水ヒータ18へ送られ、温水
となって多数のノズル17から再び噴射される。
【0020】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明はこのような構造に限定されるものでは
ない。例えば、給紙トレイ4を傾斜姿勢に固定してしま
うとか、溶断槽7への給紙を複数枚まとめて行うとか、
溶断槽7の固定突部17を小さい円形にするとか、とい
うことが考えられる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果がある。
溶断槽内に紙を給紙して温水を浴びせながら、溶断
ミキサーで細切れにして温水に溶かす(溶断する)の
で、溶断処理を短時間に能率的に行える。
【0022】 溶断ミキサーを横長の円錐台形とし、
これに合わせて溶断槽の底部を、溶断ミキサーの円錐台
形の傾斜に沿って傾斜させるとともに、円錐台形の円弧
に沿って湾曲させ、また溶断槽は、溶断紙と温水をオー
バーフローさせてフィルタ上へ落下させる構造としたの
で、特に細切れされていない紙ほど、傾斜の下から上へ
と押し上げられて繰り返し溶断されるため、溶断効率を
向上させることができるとともに、溶断による流動物を
溶断槽からスムーズに流出させることができる。
【0023】 溶断ミキサーの円錐台形の外周面に複
数の螺旋状突部を形成し、溶断槽の内周面に多数の固定
突部を多段に形成することにより、紙を温水中に細かく
バラバラにして溶け込ませることができるので、紙の再
生処理が容易になる。
【0024】 溶断ミキサーの円錐台形の外周面に多
数の笞片を設けて、溶断ミキサーの回転に伴い紙を溶断
槽の内周面に向かって叩打して延ばすことにより、紙を
短時間に更に細かくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の透視した斜視図であ
る。
【図2】ハウジングでの内部配置を示した側面図であ
る。
【図3】溶断槽への給紙動作を示す断面図である。
【図4】溶断による流動物の流れを示す断面図である。
【図5】溶断ミキサーの断面図である。
【図6】溶断槽の断面図である。
【図7】笞片の装着構造を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
P 紙 1 ハウジング 1a 操作パネル 2 蓋板 3 給紙口 4 給紙トレイ 5 給紙ローラ 6 案内板 7 溶断槽 7a 流出口 8 モータ 9 紙センサ 10 溶断ミキサー 11 螺旋状突部 12 笞片 13 ミキサー軸 14 リブ 15 固定突部 16 温水パイプ 17 ノズル 18 温水ヒータ 19 紙回収容器 20 インペラ 21 回転伝達機構 22 案内板 23 フィルタ 24 扉 25 水タンク 26 ポンプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶断槽と、該溶断槽内に紙を供給する給紙
    機構と、溶断槽内に温水を噴射する温水噴射手段と、溶
    断槽内において回転することにより紙を細切れにして温
    水に溶かす溶断ミキサーと、溶断槽から流出する溶断紙
    と温水とを分離するフィルタとを備え、前記溶断ミキサ
    ーは横長の円錐台形で、前記溶断槽の底部は、溶断ミキ
    サーの円錐台形の傾斜に沿って傾斜しているとともに、
    円錐台形の円弧に沿って湾曲していて、溶断槽は、溶断
    紙と温水をオーバーフローさせてフィルタ上へ落下させ
    る構造になっていることを特徴とする紙の溶断装置。
  2. 【請求項2】溶断ミキサーの円錐台形の外周面に複数の
    螺旋状突部を形成し、溶断槽の内周面に多数の固定突部
    を多段に形成していることを特徴とする請求項1に記載
    の紙の溶断装置。
  3. 【請求項3】溶断ミキサーの円錐台形の外周面に多数の
    笞片を設け、この笞片は、溶断ミキサーの回転に伴い紙
    を溶断槽の内周面に向かって叩打することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の紙の溶断装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106622538A (zh) * 2016-12-16 2017-05-10 陆高尚 一种植物生物质粉碎机
WO2022061415A1 (en) * 2020-09-25 2022-03-31 Akbari Babak A system and method of destroying and pulping paper articles

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CN106622538A (zh) * 2016-12-16 2017-05-10 陆高尚 一种植物生物质粉碎机
WO2022061415A1 (en) * 2020-09-25 2022-03-31 Akbari Babak A system and method of destroying and pulping paper articles

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