JP3113611B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3113611B2
JP3113611B2 JP09147793A JP14779397A JP3113611B2 JP 3113611 B2 JP3113611 B2 JP 3113611B2 JP 09147793 A JP09147793 A JP 09147793A JP 14779397 A JP14779397 A JP 14779397A JP 3113611 B2 JP3113611 B2 JP 3113611B2
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敏昭 日置
久 松山
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、波形のプリグルー
ブを有する光ディスク等の記録媒体、特に、記録可能な
CDディスクや記録可能光磁気ディスクの記録再生装置
に好適な記録媒体とその記録再生装置に関する。
【従来の技術】ミニ・ディスクでは、回転同期信号とな
る搬送波をアドレス情報でFM変調した信号の波形形状
のグルーブが刻まれており、回転制御とアドレス情報の
検出に利用されている。この方法は一般に、ウォブリン
グ法と呼ばれるものである。また、回転同期信号となる
搬送波をアドレス情報でFM変調した信号の波形形状の
グルーブが刻まれている光ディスクにおいてグルーブと
グルーブ間のランドとに記録が行われる光ディスク装置
においても、ウォブリング法が提案されている。この場
合の、アドレス情報の読み出し方法としては、光ピック
アップのレーザ光源から発光されたレーザビームを回折
格子によってメインビームおよび2つのサブビームの3
ビームに分け、図5に示すように、メインビームをグル
ーブ中心にトラッキング制御しているときは、メインビ
ームからのプッシュプル信号よりアドレス情報を読み出
し、メインビームをランド中心に制御しているときは、
サブビームからのプッシュプル信号よりアドレス情報を
読み出すもの(特開平7−14172)が知られてい
る。
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の光ディ
スクは、グルーブとランドに記録するためにトラックの
全長はグルーブのみに記録するものの2倍となる。然し
乍ら、グルーブのみにアドレス情報があるという理由か
ら、光ピックアップのレーザ光源から発光されたレーザ
ビームをメインビームおよび2つのサブビームの3ビー
ムに分けるための回折格子等の光学部品が必要となる。
また、レーザ光源から発光されたレーザビームのパワー
を有効に使えないという欠点があった。特に、記録可能
な光ディスクの場合、レーザビームのパワーの利用効率
は、大きな課題となる。この発明は上記した点に鑑みて
なされたものであって、その目的とするところは、グル
ーブの波形として記録されたアドレス情報をグルーブの
みならず、ランドの記録再生時にも1つのレーザビーム
のみにより読み取ることを可能とするもので、光学部品
の数を減らすとともに、レーザ光源から発光されたレー
ザビームのパワーを損なうことなく、ディスクの記録密
度を十分に高めることが可能な光ディスク記録再生装置
を提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、ランドとグルーブとから成る記録/再生可
能な光ディスクに記録または/および再生する光ディス
ク装置において、1つのレーザビームを光ディスクに導
く光学手段と、前記ランドまたは前記グルーブの両側に
設けられたファインクロックマークを検出する検出手段
と、検出された2つのファインクロックマークのピーク
を検出し、検出された2つのピーク強度の差を演算し、
演算された結果をトラッキングエラー信号に加算するオ
フセット補正回路と、を備えたことを特徴とする。
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 この発明の実施例である光ディスク記録再生装置を図面
に基づいて説明する。図1、図2、図3および図4は、
この発明の第1の実施の形態を示す。図3に示すグルー
ブはディスク表面に刻まれた溝であり、ディスクの内周
から外周に向かってスパイラル状に設けられている。デ
ィスクを作るためのガラス原盤はマスタリング工程で、
1.1MHzの搬送波を周波数偏位±50KHzでバイ
フェーズ信号によりFM変調したウォブル信号で蛇行し
ながらグルーブが形成される。搬送波の周波数は、ディ
スク全体に割り振るアドレスの数によって決定されるも
のであるが、200kHzから10MHzの範囲に設定する
のが望ましい。このように作られるグルーブに設けられ
たウォブルの振幅Wはディスク半径方向に概ね30nm
から50nmである。グルーブの深さはランドとグルー
ブに記録された隣接するトラックからのクロストークが
少なくなるように、レーザ光波長λの概ね1/6〜1/
12とされる。ランドとグルーブのピッチは0.55μ
mであり、ランドとグルーブの幅は、夫々の反射率が等
しく記録されたピット信号のC/N(搬送波ノイズ比)
が等しくなるように同じにしている。ディスク上のラン
ド或いはグルーブの各トラックは、60のゾーンからな
っており、そのゾーン毎に回転数一定のいわゆるCAV制
御がされる。線速度としては、各ゾーンではほぼ一定と
なるよう内周部では大きな回転数、また外周部では小さ
な回転数となる。1トラックは、図2に示すように、複
数のフレームからなっており内周部でディスク1回転で
42フレーム、また外周部ではディスク1回転で101
フレームとしている。各フレームはさらに26のセグメ
ントから成っており、フレームの先頭に位置するアドレ
スセグメントにのみアドレス情報は記録される。データ
はこれに続く連続した25のデータ用のセグメントに記
録され、ウォブリングはしていない。各セグメントの先
頭にはファインクロックマークが記録されておりこれに
より、回転制御を行う。このファインクロックマークの
振幅もアドレス情報と同様にディスク半径方向に概ね3
0nmから50nmとする。またこのファインクロック
マークはデータ読みだし用のクロック生成にも有効とな
り、クロック成分を持たないデータの変調方式にも対応
できる。光ピックアップのレーザ光源から発光されたレ
ーザビームは、コリメータレンズを通過後、ビームスプ
リッタから対物レンズに入射し、ディスク上に集光され
て、図3に示すビームスポットが形成される。レーザ発
振波長λ=635nm、対物レンズ開口率NA=0.6
とすると、レーザビームの集光スポットサイズは約0.
9μmとなる。ビームスポットからの戻り光はメイン・
ディテクター、サブ・ディテクターで受光され電気信号
に変換される。図1に示すメイン・ディテクターは4分
割受光素子であり、[(A+C)−(B+D)]により
非点収差法のフォーカスエラー信号が検出される。ビー
ムスポットからのプシュプル信号[(A+D)−(B+
C)]は差動増幅器により夫々の出力を差動増幅するこ
とにより得られ、このプッシュプル信号からビームスポ
ットのトラッキングエラー信号が得られる。トラッキン
グエラー信号とそれを反転増幅器で反転した信号がトラ
ッキング極性切替スイッチSWの端子に出力されてお
り、図1に示すようにトラッキング極性切替スイッチS
Wでトラッキングエラー信号が選択されてサーボ回路に
入力されると、図3(b)に示すように、ビームスポッ
トがグルーブ中心に制御される。この状態では差動増幅
器のプッシュプル信号からウォブル信号が得られるの
で、直流成分除去のためのコンデンサを介してバンドパ
スフイルターに出力する。バンドパスフイルターは帯域
中心周波数が1.1MHzであり、ノイズを除去してウ
ォブル信号を通過させてコンパレータに出力する。コン
パレータはウォブル信号を波形整形して矩形波となる。
コンパレータから出力される矩形波はFM復調器にも出
力される。FM復調器はウォブル信号からバイフェーズ
符号を復調して、NRZ復調器に出力する。NRZ復調
器はバイフェーズ符号からATIP(番地コード)であ
るNRZ信号を復調する。このようにして得られたAT
IPはシステムコントローラに入力さる。システムコン
トローラでは2パターンあるアドレスマークの極性パタ
ーンをアドレスマーク検出器により検出し、このアドレ
スマーク検出器からの信号により、読み取られた第1お
よび第2のアドレス情報のどちらが現在記録または再生
しているアドレスを示すのかを判別して認識する。この
ように、ディスク上のアドレスを読みながらレーザビー
ムはグルーブ中心にビームスポットを形成するように制
御される。図3(c)はビームスポットがランド2の中
心となるように制御されている状態を示す。この場合は
差動増幅器の出力であるトラッキングエラー信号は反転
増幅器で反転され、トラッキング極性切替スイッチSW
で選択されてサーボ回路に入力されると、図3(c)に
示すように、ビームスポットがランド中心に制御され
る。このときそのプッシュプル信号はウォブル信号を出
力しており、直流成分除去のためのコンデンサを介して
増幅器に出力する。また、第1および第2のアドレス情
報のどちらが現在記録または再生しているアドレスを示
すのかを判別するために設けられているアドレスマーク
は、図4のようなパターンとすることで容易に機能す
る。即ち、トラックピッチが0.55μmの場合、ファ
インクロックマークやアドレス情報よりも振幅を大きく
して概ねプラスマイナス0.1μmとする。そして、ア
ドレスが奇数のグルーブとアドレスが偶数のグルーブと
では、位相が逆相のウォブルがアドレスマークとして記
録される。アドレスが奇数のグルーブでは、トラックの
中心を基準にして、+0.1μm〜−0.1μmの順で、
アドレスが偶数のグルーブでは、−0.1μm〜+0.1
μmの順で振幅が変化する。従って、レーザビームがア
ドレスマーク部を通過するときは、ランドの幅が、アド
レスが偶数のランドでは0.75μmから0.35μmと
変化し、アドレスが奇数のランドでは0.35μmから
0.75μmと変化する。このランドの幅の変化は、デ
ィスクからの反射光量の変化となって現れるので、4分
割された光検出器の各領域A、B、C、Dからの出力の
和[DA+DB+DC+DD]を検出することにより、
アドレスが奇数のランドか、アドレスが偶数のランドか
を判別することができる。即ち、[DA+DB+DC+
DD]をコンパレータに入力した後の信号がアドレスが
奇数のランドとアドレスが偶数のランドとを判別するた
めに使用される。アドレスが偶数のランドでは、図1の
アドレスマーク検出器110の出力に信号101が現
れ、その結果、アドレス1を選択する。また、アドレス
が奇数のランドでは、図1のアドレスマーク検出器10
0の出力に信号102が現れ、その結果、アドレス2を
選択する。一方、グルーブでは、アドレスが奇数と偶数
に拘わらず、その幅は一定である。そこで、アドレスが
奇数のグルーブとアドレスが偶数のグルーブとを判別す
るために図1のアドレスマーク検出器110が使用され
る。トラッキングエラー信号をバンドパスフィルターに
通すと、アドレスが奇数のグルーブでは、プラスからマ
イナスへと変化し、アドレスが偶数のグルーブでは、マ
イナスからプラスへと変化する。その結果、アドレスマ
ーク検出器からの出力は、アドレスが奇数のグルーブで
は信号112が現れ、アドレス2を検出する。アドレス
が偶数のグルーブでは信号111が現れ、アドレス1を
選択する。システムコントローラがグルーブに対して記
録再生を指示している場合には、ビームスポット5がグ
ルーブ2の中心となるように制御され、システムコント
ローラではアドレスマーク検出器100からの信号によ
り、またシステムコントローラがランドに対して記録再
生を指示している場合にはビームスポットがランドの中
心となるように制御され、システムコントローラではア
ドレスマーク検出器100からの信号により第1および
第2のアドレス情報のどちらが現在記録または再生して
いるアドレスを示すのかを判別することが出来る。実施
例は以上のように構成されているので発明は例えば、光
磁気ディスクの他に、CD−WO(追記形)ディスクや
光ディスクとして相変化ディスク、或いは、いわゆるミ
ニディスクにもこの発明を適用できる。また、実施例で
はディスクを作るためのガラス原盤はマスタリング工程
で、1.1MHzの搬送波を周波数偏位±50KHzで
バイフェーズ信号によりFM変調したウォブル信号とし
たが、FM変調しないでバイフェーズ信号をそのままウ
ォブル信号としてグルーブを形成することも可能であ
る。また、上記の説明においては、グルーブに設けられ
たウォブルの振幅はディスクの半径方向に30nmから
50nmとしたが、これに限らず、10nmから50n
mの範囲であっても良い。 第2の実施の形態 図6、図7、図8、図9を参照しつつ、本発明の第2の
実施の形態を説明する。本第2の実施の形態において
は、グルーブはディスク表面に刻まれた溝であり、ディ
スクの内周から外周に向かってスパイラル状に設けられ
ている。ランドとグルーブの両方に記録再生を行う光デ
ィスクにおいて、ディスクを作るためのガラス原盤はマ
スタリング工程で、基本として、ディスクの回転制御お
よびデータの記録再生時のビットクロックを生成すると
きの基準となる単一周波数のクロックによってウォブリ
ングさせた信号で蛇行したグルーブを形成する。以下、
これをクロッキングウォブルという。この場合のクロッ
キングウォブルの周波数は、記録するデータにも同期す
ることができるように記録するデータのビットクロック
周波数16MHzの8分の1の2MHzに設定している
が、グルーブを形成するための設備や再生系回路におけ
る周波数特性を考慮して概ね200kHzから10MH
zの範囲に設定するのが望ましい。また、50kHzか
ら10MHzの範囲であってもよい。また、更に、グル
ーブに設けられたウォブルの振幅はディスクの半径方向
に概ね10nm〜50nmである。グルーブの深さはラ
ンドとグルーブに記録された信号について、隣接するト
ラックからのクロストークが少なくなるようにレーザビ
ームの波長の概ね6分の1〜12分の1とする。ランド
の中心とグルーブの中心との間隔は0.55μmであ
り、ランドとグルーブの幅は、それぞれの反射率が、等
しく記録されたピット信号のC/N比が等しくなるよう
に概ね同じにしている。ディスク上のランドあるいはグ
ルーブの各トラックは、60のゾーンから成っており、
そのゾーン毎に回転数一定のいわゆるCAV制御がされ
る。この回転数一定のゾーン数が多いほどディスク上の
記録できる面積に対して有効に利用できることになる。
ゾーン毎の回転数は各ゾーンにおいて一定の線速度とな
るよう内周部では大きな回転数、また外周部では小さな
回転数となるよう制御される。ウォブル信号には上記ク
ロッキングウォブルに加えて、ディスク上の絶対番地を
示すためのいわゆるアドレス情報も記録される。このア
ドレス情報に関しては、アドレス情報の単位となるフレ
ームの先頭位置のセグメントをアドレスセグメントと
し、この部分にアドレス情報を記録する。アドレス情報
にはバイフェーズ符号化方式を用いて変調されこのバイ
フェーズ信号によって、グルーブにウォブルを刻む。こ
の時、ランドの記録再生でもクロッキングウォブルおよ
びアドレス情報を検出することが可能となるようにクロ
ッキングウォブルについては、図6に示すようにランド
を挟んで形成される両側のグルーブに関するウォブリン
グの波形形状が同じになるように形成する。また、アド
レス情報については、従来と同様に、グルーブのトラッ
ク上での絶対番地を示すアドレス情報Aに加えてクロッ
キングウォブル部と同様にランドの記録再生でもアドレ
ス情報の検出が可能となるようにランドを挟んで形成さ
れる両側のグルーブに関するウォブリングの波形形状が
同じになるように形成するアドレス情報Bとを図3
(b)および図3(c)に示すように配置することによ
り、ランドの記録再生でもアドレス情報Bを検出するこ
とが可能となる。即ち、図3(b)の円で示したレーザ
ビームのスポットは、グルーブmをトレースしているが
この場合、アドレス情報としてはm及びnが検出でき
る。この場合、mは上述のアドレス情報A、nは上述の
アドレス情報Bに該当する。ここで、グルーブの記録再
生ではアドレス情報A及びアドレス情報Bの両方が検出
可能であるが、このうちのどちらが該当するグルーブに
おけるアドレスを示すのかを判別するための第1の実施
の形態と同様のアドレスマークを付加する。また、図3
(c)の円で示したレーザビームのスポットは、ランド
nをトレースしているが、この場合アドレス情報として
はnが検出できる。図7は本実施の形態によるディスク
のフォーマットを示す。図7に示すように、グルーブ及
びランドの各トラックは、複数のフレームから成ってい
る。本実施の形態では内周部でディスク1回転で42フ
レーム、また、外周部ではディスク1回転で101フレ
ームとしている。各フレームはさらに複数のセグメント
から成っており、フレームの先頭に位置するアドレスセ
グメントの位置にのみアドレス情報は記録される。本実
施の形態では各フレームは26のセグメントから成って
いる。ディスクの回転制御およびデータの記録再生時の
ビットクロックを生成するときの基準となる単一周波数
のクロックによるウォブルは上述の通りディスク上のグ
ルーブ及びランドの各トラックに関してその全体にわた
ってランドを挟んで形成される両側のグルーブに関する
ウォブリングの波形形状が同じになるように形成するの
で、回転数一定の60のゾーン内では放射状にディスク
上に位相を同じくして並ぶ。このようにウォブルによる
クロックは、回転制御に用いることができると共に記録
再生を行うデータに対する読み出し用のクロック生成の
基準としても有効であり、クロック成分を持たないデー
タ変調方式にも対応できる。即ち、データを記録する場
合には、そのデータに同期したクロックとディスク上の
ウォブルによるクロックの同期が取れるようにディスク
の回転制御を行い、データを再生する場合には、ディス
ク上のウォブルによるクロックによって再生したデータ
を読み出す、あるいは、外部から入力されるクロック信
号に対して同期させてデータを出力することが可能とな
る。本実施の形態では、アドレス情報は図7に示すよう
にSYNCが4ビット、アドレスデータが24ビット、
CRCが14ビットとしているが、ディスクの容量、ア
ドレス番号の設定方法によって、これらのビット数は、
この限りではない。また、アドレス番号に続く部分に例
えば記録あるいは再生時のレーザパワーの条件設定や上
述のアドレスマークの機能に代わる情報などのディスク
にかかわる固有の情報をウォブルで記録して利用するこ
とも可能である。更に、アドレス情報のデータの符号化
方式についてもバイフェーズ符号に限らず、マンチェス
ター符号やNRZ,NRZI符号等を用いることも可能
である。また、図7においては、データ領域は各区分に
分離されたデータセグメントから構成されると説明した
が、これに限るものではなく、領域に区分されないデー
タ領域であってもよい。図8にアドレスセグメント付近
のウォブリング用の信号を示す。アドレスマークの機能
に代わる情報をアドレスセグメントの部分にアドレス情
報としてウォブルで記録した場合を示す。図8よりわか
るように、結果的にクロッキングウォブルの部分につい
てもバイフェーズデータの値としてゼロが記録されてい
ることとなる。従って、図7においてアドレスセグメン
トの部分には、アドレス情報のデータをバイフェーズ変
調した信号が、また、データセグメントの部分には、値
としてはゼロとなるデータをバイフェーズ変調した信号
がそれぞれウォブルで記録されることとなる。本第2の
実施の形態では、ビームスポットがグルーブ中心に制御
されているときと同様に、ビームスポットをランド中心
に制御しているときにもビームスポットからのプッシュ
プル信号はグルーブの波形に応じたウォブル信号を再生
することが可能である。その結果、1つのレーザビーム
のみにより回転制御とアドレス情報の検出を行うことが
可能である。本第2の実施の形態において用いられる記
録再生装置は図9に示す構成であり、上記図1に記載さ
れた装置と殆ど同じであるが、コンパレータの後段にア
ドレスマーク検出器に並列的に、検出されたウォブル信
号をディスクの回転制御回路とデータクロックの生成回
路として機能するPLLを設けた部分が異なるだけであ
る。 第3の実施の形態 本第3の実施の形態においては、トラックの始端側に設
けられたTOC(Table of Content)
領域にウォブルを設けた記録または/および再生可能な
光ディスクについて示す。図10を参照して、TOC領
域に記載すべき情報である記録時のレーザパワー、再生
時のレーザパワー、光ディスクの回転速度等のうち、記
録時のレーザパワー、再生時のレーザパワーをウォブル
として記録し、その他の情報をピット列としてグルーブ
またはランドの平坦部に記録した光ディスクについて説
明する。記録時のレーザパワー、再生時のレーザパワー
は光ディスクのグルーブ92に設けられたウォブル93
として所定の周波数で記録する。ウォブルの周波数は2
00kHz〜10MHzの範囲である。また、レーザパ
ワー以外のTOC情報はランド91、グルーブ92にピ
ット列94として記録を行う。TOC領域の長さはトラ
ックの始端側から160μm程度である。ウォブルとピ
ット列で記録したTOC情報はレーザビームを照射する
ことにより再生を行う。TOC情報をウォブルとピット
列の両方で記録することにより高密度にTOC情報を記
録することができるとともに、再生時に高速でTOC情
報を再生できる。 第4の実施の形態 実際の光ディスクには多少の反りがあり、このような光
ディスクを再生しようとした場合、半導体レーザから発
せられたレーザビームの信号記録面での反射光は多少ず
れた位置で光検出器に集光することになる。その結果、
再生信号にはオフセットが発生する。本第4の実施の形
態は、かかる再生信号のオフセットを補正する再生装置
に関するものである。このオフセットは照射されるレー
ザビームがランドまたはグルーブの中心に照射されてい
ないことに起因して発生する。上記図2で示したよう
に、アドレス部、信号部には周期的にファインクロック
マークが設けられているため、このファインクロックマ
ークを検出することにより再生信号のオフセットを補正
する。また、上記図2ではファインクロックマークはデ
ータセグメント毎に設けられているが、これに限らず、
データエリア中に設けられていても良い。図11を参照
して、ファインクロックマークはグルーブの両側の壁に
ウォブルの形で50〜300μmの間隔W1で光ディス
クの原盤成形の工程で設けられる。また、ファインクロ
ックマークのためのウォブルが形成される領域の長さW
2は、W2/W1=1/300〜1/50を満たすように
決定される長さである。このウォブルの形で設けられた
ファインクロックマークは、レーザビームがランドまた
はグルーブに照射される場合に検出され、検出波形は図
12に示すようにレーザビームがランドまたはグルーブ
の中心に照射されている場合には波形121となる。こ
の場合、強度IAと強度IBとはIA=IBの関係になる。
また、レーザビームがランドまたはグルーブの中心から
どちらか一方にずれた場合には波形122または波形1
23となり、それぞれ、IA>IB、IA<IBの関係とな
る。従って、検出された強度IAと強度IBとの差を演算
することによりレーザビームのランドまたはグルーブの
中心からのずれ、即ち、再生信号に発生するオフセット
を検出できる。図13を参照して、再生信号のオフセッ
トを補正して信号再生を行う再生装置について説明す
る。4分割されたメインディテクター131で検出され
たファインクロックマークからの信号のうち、B部とC
部とで検出された信号の和が[B+C]として取り出さ
れ、A部とD部とで検出された信号の和が[A+D]と
して取り出される。取り出された信号[B+C]と[A
+D]とは、それぞれ、オフセット補正回路132中の
第1ピーク検出手段133と第2ピーク検出手段134
とにおいて、それぞれの信号強度IAとIBとが検出さ
れ、検出された強度IAと強度IBとは差動増幅器135
に入り、[IA−IB]が演算される。また、信号[B+
C]と[A+D]とは通常のトラッキングエラー信号を
得るために差動増幅器136に入力され、[A+D]−
[B+C]の演算が行われる。[A+D]−[B+C]
の演算結果と[IA−IB]の演算結果とは増幅器137
で加算され、トラッキング信号のオフセットが補正され
ることになる。その後の動作は図9の説明と同じである
ので省略する。上記説明では、ファインクロックマーク
は、グルーブにウォブルが形成されていないトラックの
場合について示したが、これに限らず、図14を参照し
て、グルーブに一定周期のウォブルが設けられたトラッ
クの場合についても同様である。この場合、ファインク
ロックマークのためのウォブルはトラックに設けられる
ウォブルよりは高周波のウォブルである。また、ファイ
ンクロックマークのためのウォブルの間隔は50〜30
0μmの範囲であり、ファインクロックマークのための
ウォブルの間隔と、ウォブルが設けられる領域の長さと
の比W2/W1は1/300〜1/50を満たすものであ
る。また、図14ではグルーブの両側にウォブルを設け
た場合について説明したが、従来からグルーブの片側に
だけウォブルを形成した媒体も知られている。これに関
しては、例えば、第42回応用物理学関係連合講演会
講演予稿集No.328a−T−1,p1025に詳し
い。本発明においては、グルーブの一方にウォブルを形
成したトラックを有する媒体にファインクロックマーク
のためのウォブルを設けたものも対象としている。即
ち、図15に示すように、グルーブの一方にウォブルを
設け、更に、ファインクロックマークのためのウォブル
をウォブルを設けたグルーブの壁、ウォブルを設けない
グルーブの壁の両方に設けたものである。図15に示す
媒体においても、ファインクロックマークのためのウォ
ブルの間隔は50〜300μmの範囲であり、ファイン
クロックマークのためのウォブルの間隔と、ウォブルが
設けられる領域の長さとの比W2/W1は1/300〜1
/50を満たすものである。また、オフセットの補正は
信号再生の場合について説明したが、信号の記録時にお
いても、グルーブの両側にウォブルの形で設けられたフ
ァインクロックマークを検出し、前記オフセット補正回
路134によりトラッキング信号のオフセットを補正す
ることによりレーザビームをランドまたはグルーブ中心
に照射し、信号を正規の位置に記録することができる。
この場合に用いられる記録装置の構成は図13に示すも
のである。また、グルーブの一方にのみウォブルを形成
したトラックを有する媒体の場合には、上記図15に示
すものに限らず、図16に示すようにアドレスを記録す
る領域にのみウォブルが形成されている媒体であっても
よい。この場合においても、ファインクロックマークの
ためのウォブルは上記説明したのと同じ間隔、振幅でグ
ルーブの両側に形成されており、このファインクロック
マークのためのウォブルを検出して再生信号のオフセッ
トを補正するものである。また、前記ウォブルに記録さ
れたアドレス情報は、該ウォブルの両隣のランドとグル
ーブ用のアドレス情報として用いられ、前記ウォブルに
は同じアドレス情報が複数回記録されていても良い。ま
た、ファインクロックマークは、光磁気記録媒体への信
号の記録または/および再生のための同期信号を生成す
るために用いられる。即ち、ファインクロックマークを
検出し、その検出したタイミングに同期して同期信号を
生成する。生成した同期信号は、信号の記録または再生
に使用される。 第5の実施の形態 上記第4の実施の形態においては、ウォブルが設けられ
たトラック、もしくはウォブルが設けられていないトラ
ックにファインクロックマークのためのウォブルを設け
た例について示した。本発明における光ディスクは、図
14から16に示すものに限らず、トラックに設けられ
たウォブルを検出し、検出したウォブルから同期信号を
作り出すことが可能な光ディスクであってもよい。図1
7を参照して、他の光ディスクの例について説明する。
図17に示す光ディスクは、ランドとグルーブ用のアド
レス部170をウォブル172とウォブル173で形成
し、アドレス部170に続くデータ領域171には、ウ
ォブル174が形成されている光ディスクである。ここ
で、前記ウォブル172と前記ウォブル173とは異な
る波形で形成される。前記ウォブル172、173、お
よび174はグルーブの両側の壁に形成されている。図
17に示す光ディスクではアドレス部170には異なる
アドレスが2つ記録されており、前記ウォブル172は
ランド用のアドレスであり、前記ウォブル173はグル
ーブ用のアドレスである。再生時には、レーザビームが
前記ウォブル172、もしくは前記ウォブル173を再
生してランド、もしくはグルーブのアドレスを検出す
る。その後、レーザビームがデータ領域171において
データを再生するとともに前記ウォブル174を再生
し、検出したウォブルの波形から再生信号の同期信号を
生成する。即ち、図18を参照して、検出したウォブル
波形175が基軸との関係において下から上に交差する
各時点1761、1762、・・・176nで同期信号
D1、D2、・・・Dnを発生する。従って、図17に
示す光ディスクでは、上記図14から16に示した光デ
ィスクのように同期信号を生成するファインクロックマ
ークをトラックに形成するウォブルとは異なる特別のウ
ォブルで形成しなくても再生信号の同期信号を生成する
ことができるという特徴を有する。本発明における光デ
ィスクにおいては、同期信号を生成する前記各時点17
61、1762、・・・172nは、20〜30μmの
範囲となるようにウォブルの周波数が設定されている。
前記各時点1761、1762、・・・176nの各間
隔を20μmに、前記ウォブル174の振幅を30、4
0、60nmと変えて再生信号のCN比とジッタを測定
した結果、図19に示す如く、前記ウォブル174の振
幅が30、40、60nmと大きくなるにつれて再生信
号のCN比が向上し、ジッタが減少する。前記各時点1
761、1762、・・・176nの各間隔を25、3
0μmと変化させた場合にも同様の結果が得られた。ま
た、本発明における光ディスクは、図20に示すもので
もよい。図20に示す光ディスクのアドレス部は図17
における前記ウォブル174にアドレスを示すウォブル
200を重畳形成したものである。図17に示す光ディ
スクの前記アドレス部170には2つのアドレスが記録
されていたが、図20に示す光ディスクではアドレス部
170には1つのアドレスがウォブル200で形成され
ており、前記ウォブル200はグルーブの一方の壁のみ
に形成されている。この光ディスクでは、レーザビーム
でウォブル200を再生し、検出されたアドレスは両隣
のランド、およびグルーブ用のアドレスとして用いられ
る。また、この光ディスクにおいても、再生信号のため
の同期信号は図17の光ディスクと同様にして生成さ
れ、同期信号を生成するためのデータ領域に設けられた
ウォブルの周波数も同じである。また更に、本発明にお
ける光ディスクは図21に示す光ディスクであってもよ
い。図21に示す光ディスクでは、アドレス部170に
はデータ領域に形成される前記ウォブル174は形成さ
れず、ウォブル210のみがグルーブの一方のみに形成
される。この光ディスクにおいても、ウォブル210を
レーザビームにより再生することにより検出されるアド
レスは、両隣のランド、およびグルーブ用のアドレスと
して用いられる。また、この光ディスクにおいても、再
生信号のための同期信号は図17の光ディスクと同様に
して生成され、同期信号を生成するためのデータ領域に
設けられたウォブルの周波数も同じである。また更に、
本発明における光ディスクは、図22、および23に示
す光ディスクであってもよい。図22、および23に示
す光ディスクは、図21に示す光ディスクにおいて、デ
ータ部に形成される前記ウォブル174がグルーブの一
方の壁に形成された構造のものである。また、これらの
光ディスクにおいても、再生信号のための同期信号は図
17の光ディスクと同様にして生成され、同期信号を生
成するためのデータ領域に設けられたウォブルの周波数
も同じである。図24を参照して、上記図17、20、
21、22、および23に示した光ディスクの再生装置
について説明する。4分割センサー240の各領域A、
B、C、およびDで検出された信号は、AとDの和[A
+D]とBとCの和[B+C]が差動増幅器241に導
入され、[A+D]−[B+C]が演算される。その
後、[A+D]−[B+C]はトラッキングエラー信号
を生成するために高域をカットするローパスフィルタ2
42、ウォブル検出用のバンドパスフィルタ243、ア
ドレス復調用のバンドパスフィルタ244に送られる。
前記バンドパスフィルタ244では、前記アドレス部に
設けられたウォブルを検出して得られた再生信号からア
ドレスを復調する。また、前記バンドパスフィルタ24
3では、再生信号のうち、高域、低域をカットしてコン
パレータ245に送り、コンパレータ245では、前記
データ領域に設けられたウォブル174を検出して得ら
れたウォブル波形が、下から上に基軸と交差する時点を
検出して、その結果をPLL回路246に送る。PLL
回路246は、送られてきた時点を基に再生信号のため
の同期信号を生成する。生成された同期信号は、ディス
ク回転制御回路やデータクロック生成回路に送られる。
図25を参照して、前記アドレス部170と前記データ
領域174を含むディスクの詳細について説明する。デ
ィスクの1トラック(一周)はNf個のフレームに分け
られる。一フレームは2720バイトの大きさで表さ
れ、96バイトのアドレス部と、2624バイトのデー
タ部に分割される。光磁気信号は、主にデータ部に、N
RZI変調や(1−7)変調を使用して記録、もしくは
再生される。この場合、記録されるデータのビット密度
を0.22μm/bitとすると一フレーム当たりの長
さは、4.7872mm、0.20μm/bitとすると
4.352mmとなる。従って、コンパクトディスク
(CD)と同じ12cmサイズのディスクの場合、トラ
ック一周当たりのフレーム数Nfは、30から87程度
となる。次に、アドレス部は96バイトの長さを持ち、
アドレス部の最小の一ウォブル周期を一バイトとする
と、一ウォブル周期のディスク上の長さは、1.60〜
1.76μmの範囲となる。また、プリアンブル1(P
A1)、プリアンブル2(PA2)に各々4バイト、ア
ドレス1(Address1),アドレス2(Addr
ess2)に各々42バイト、アドレスマーク(AM)
に2バイト、プリアンブル3(PA3)とspaceに
各々1バイトのディスク上の長さを与える。この場合、
実際のデータ長としては、図26に示すように、PA
1、PA2は4ビット、Address1、Addre
ss2は42ビット、AMは2ビット、PA3、spa
ceは1ビットが割与えられる。更に、データ領域は2
624バイトの長さを持ち、PA4が24バイト、デー
タエリアが2592バイト、PA5が8バイトから構成
される。データエリアの2592バイトは、ユーザデー
タが2048バイト、記録信号のDC成分抑圧用データ
が32バイト、あるいはエラー訂正のためのデータ等か
ら構成される。この場合、データの記録や再生を行うた
めの同期信号を生成するためのウォブルの一周期に16
バイトの長さを与えると、ディスク上の一ウォブルの長
さは、ビット密度が0.22μm/bitの場合は28.
16μm、0.20μm/bitの場合は、25.6μm
となる。そして、一フレームの中のデータ部には164
個のウォブルが存在することになる。従って、一トラッ
クの中に60個のフレームが存在し、ディスクが150
0rpmで回転したとすると、ウォブルの周波数は、2
55kHzとなる。このウォブルの周波数を利用してデ
ータを記録または/および再生するためのデータ同期信
号をPLLによって生成する。これは、図27に示すよ
うに、データ変調方式としてNRZIを使用した場合、
データ同期信号は、32.64MHzとなり、PLLの
分周器271の比率は128分の一となる。また、一ウ
ォブルの長さは、16バイトに限らず、一定のバイト相
当の長さ、例えば、4バイト、あるいは8バイト、ある
いは20バイトという長さを与えることができる。この
場合、ウォブルの周波数が先の255kHzに比べて早
く、あるいは遅く設定され、同期信号を生成するPLL
の周波数が異なることになる。本実施の形態では、一ウ
ォブルの周期長が5〜50μmの範囲の値が好ましい。
ウォブル信号のSignal to Noise Ra
tioを確保するためには、ウォブルの振幅量が大きい
方が良い。一方、振幅量が大きいと、光磁気ディスクの
場合、光磁気信号にウォブル周波数が漏れ込み、悪影響
を与える。図28は、ウォブル信号のクロストーク量と
光磁気ディスク信号のエラーレートを測定した結果であ
る。良好なエラーレート特性を得るためには、ウォブル
信号のクロストーク量を−25dB以下にする必要があ
る。一方、図29は、ウォブルの振幅量と、光磁気信号
へのクロストーク量を調べた例である。グルーブとラン
ドの幅の比率が概ね1対1で、グルーブのピッチが1.
0〜1.28μmの場合、ウォブル信号のSignal
to NoiseRatioを確保するとともに、光
磁気ディスクの信号を精度良く再生するためには、ウォ
ブルに±10〜±60nmの振幅量を与えることが必要
である。特に、ビット密度が0.15〜0.24μm/b
itで、一ウォブル長が10〜32μmの場合、ウォブ
ルの振幅量が±10〜±40nmとなる値が好ましい。
一方、相変化ディスク、色素系あるいは金属系の追記型
の光ディスクにおいては、一ウォブル長が5〜50μm
の範囲、振幅量が±10〜±60nmの範囲の値が好ま
しい。図26を参照して、Address1、Addr
ess2には、各々42ビットが割与えられ、Fram
e addressはトラック一周の中で順を付けた番
号である。従って、フォーマット上では、一トラックに
最大256のフレーム数(Nf)を確保することができ
る。Track addressは、ディスク全体のト
ラックを内周、もしくは外周から付けた通し番号であ
る。従って、フォーマット上では、最大65536本の
トラック数を確保することができる。PA1、PA2、
およびPA3はAddress1、Address2や
アドレスマークを、正確に検出するためのプリアンブル
やポストアンブルとして使用される。これらの信号を記
録するために使用されるウォブルの振幅は、ほぼ同じ量
を与える。グルーブとランドの幅の比率が概ね1対1
で、グルーブのピッチが1.0〜1.28μmの場合、こ
の振幅量は±15〜±150nmとすることが必要であ
る。特に、ウォブル信号のSignal to Noi
se Ratioを確保するとともに、アドレスマーク
を正確に検出するためには、±25〜±70nmの値が
好ましい。前記Address1、Address2
は、上記第1、および第2の実施の形態で説明した方法
と同じ方法でディスク上に記録され、再生される。この
ために、上記図4で説明したように、アドレスが奇数の
グルーブとアドレスが偶数のグルーブでは、逆相のウォ
ブルがアドレスマークとして記録される。このために2
ビットが割与えられ、(0,1)か(1,0)で奇数か
偶数かを識別する。この識別方法については、上記図2
7の説明と同じであるので省略する。そして、この識別
を確実に行うために、グルーブとランドの幅の比率が概
ね1対1で、グルーブのピッチが1.0〜1.28μmの
場合、ウォブルには±30〜±150nmの振幅量を与
える必要がある。ウォブルの振幅量としては、特に±6
0〜±120nmの範囲の値が好ましい。また、本実施
の形態では、アドレス部のウォブルの最高周波数は8ビ
ットデータ長を与えた。これは、記録密度との関係によ
って選択すればよい。一ウォブル周期が1.2μm以上
でアドレス部のエラーレートやマージンが改善され、再
生を精度良く行うことができた。一方、この周期を長く
すると、データのフォーマット効率が低下するので、周
期長として1.2〜5μmの間にする必要がある。これ
は、光磁気ディスクに限らず、相変化ディスク、色素系
あるいは金属系の追記型の光ディスクにおいても同様の
結果が得られた。また、PA1は隣接グルーブの位相は
同期しており、第4の実施の形態で述べたトラッキング
信号のオフセット補正のためにファインクロックマーク
の代わりとして使用することも可能という特徴を合わせ
持っている。ここで、アドレスマーク付近のディスク上
のウォブルの形状は図30に示すようになる。同期信号
生成用のウォブルは、アドレスマーク、spaceの
後、同期信号として生成される。アドレスマークの前に
は、Address1やAddress2、PA1、P
A2、PA3等が形成されている。また、アドレスマー
ク部分は、上記図4で説明したようにアドレスが奇数の
グルーブとアドレスが偶数のグルーブでは、2ビットが
割与えられ。(0,1)か(1,0)で逆相のウォブル
として形成されている。前記Address1やAdd
ress2は、上記第1、および第2の実施の形態で説
明した方法と同じ方法で記録され、再生される。Add
ress1やAddress2の識別は、アドレスマー
クを使用して行われ、識別方法も上記図3において説明
した方法と同じである。そして、この識別を確実に行う
ために、グルーブとランドの幅の比率が概ね1対1で、
グルーブのピッチが1.0〜1.28μmの場合、ウォブ
ルの振幅量は±30〜±150nmの値が好ましい。更
には、±60〜±120nmの値が好ましい。また、本
実施の形態では、アドレス部のウォブルの最高周波数は
8ビットデータ長で与えた。これは、記録密度との関係
によって選択されればよい。一ウォブル周期が1.2μ
m以上でアドレス部のエラーレートやマージンが改善さ
れ、再生を精度良く行うことができた。一方、この周期
を長くすると、データのフォーマット効率が低下するの
で、周期長として1.2〜5μmの間にする必要があ
る。これは、光磁気ディスクに限らず、相変化ディス
ク、色素系あるいは金属系の追記型の光ディスクにおい
ても同様の結果が与えられた。また、PA1は隣接グル
ーブの位相は動記しており、上記第4の実施の形態で説
明したトラッキング信号のオフセット補正のためのファ
インクロックマークの代わりとして使用することも可能
であるという特徴を有する。本発明によれば、アドレス
データやデータの同期信号生成用のクロックが、ピット
ではなく、全てウォブルに記録された情報から検出する
ことができる。ISOの90mm光磁気ディスクなどで
は、ディスク上にアドレス信号がピットで記録されてお
り、高速アクセス時などにおいてトラックのミスカウン
トを起こすことがあった。しかし、本発明によれば、デ
ィスクからの反射光量は殆ど一定であり、高速アクセス
時などにおいてもミスカウントすることを防ぐことが出
来る。また、本発明によれば、ミニディスクでは、アド
レス信号をウォブルの形として記録している。即ち、ア
ドレス信号を倍フェーズ変調した後、周波数変調をかけ
た信号でウォブルを変調して記録している。しかし、こ
の場合、キャリア周波数のSignal to Noi
se Ratioが悪くなることと、アドレス信号を周
波数変調で記録しているために帯域幅が増えることによ
り、データの記録再生を行うための同期信号をキャリア
周波数から生成することは困難である。本発明の場合、
ウォブル周波数を抜き出す、バンドパスフィルターの帯
域はPLLをかけるのみ必要な帯域程度であればよく、
狭帯域のフィルターを用意すれば良い。このために、ウ
ォブルの振幅は小さくて、CN比が少々悪くても、実際
のSignal to Noise Ratioは良く
なる。従って、ジッタの少ないPLLをかけることがで
き、データの記録再生を行うための同期信号を精度良く
生成することができる。また、この場合、ウォブルの振
幅量が小さくてもよいため、ウォブル信号が光磁気ディ
スクの信号に漏れ込みが少なくなるという特徴がある。
また、アドレス部とデータ領域の記録部を別にすること
により、且つアドレスデータやデータの同期信号生成用
のクロックがピットではなく、全てウォブルに記録され
た情報から検出することができることにより、アドレス
データの光磁気信号やアクセス性能への悪影響をなくす
ことができる。 第6の実施の形態 図31を参照して、本第6の実施の形態について説明す
る。図31に示す光ディスクは、ランドとグルーブ用の
アドレス部310をウォブル311で形成し、アドレス
部310に続くデータ領域313には、ウォブル312
が形成されている光ディスクである。前記ウォブル31
2はグルーブの両側の壁に形成され、前記ウォブル31
1はグルーブのいずれか一方の壁に形成されている。図
31に示す光ディスクではアドレス部310にはアドレ
スが1つ記録されており、前記ウォブル311はランド
用のアドレスとグルーブ用のアドレスの両方を兼ねてい
る。再生時には、レーザビームが前記ウォブル311を
再生してランド、もしくはグルーブのアドレスを検出す
る。その後、レーザビームがデータ領域313において
データを再生するとともに前記ウォブル312を再生
し、検出したウォブルの波形から再生信号の同期信号を
生成する。また、本第6の実施の形態における光ディス
クは、図32に示す構造のものでもよい。図32に示す
光ディスクにおいては、アドレス部320には、データ
部323のウォブル322にアドレス情報を記録するた
めのウォブル321が重畳されるように形成されている
のが特徴である。また、図31、32に示す光ディスク
においては、アドレス部に形成される前記ウォブル31
1、321はアドレス情報で変調され、その波長は、デ
ータ部に形成される前記ウォブル312、322の波長
より短い。図33を参照して、前記アドレス部310と
前記データ領域313を含むディスクの詳細について説
明する。ディスクの1トラック(一周)はNf個のフレ
ームに分けられる。一フレームは2688バイトの大き
さで表され、64バイトのアドレス部と、2624バイ
トのデータ部に分割される。光磁気信号は、主にデータ
部に、NRZI変調や(1−7)変調を使用して記録、
もしくは再生される。この場合、記録されるデータのビ
ット密度を0.22μm/bitとすると一フレーム当
たりの長さは、4.73088mm、0.20μm/bi
tとすると4.3008mmとなる。従って、コンパク
トディスク(CD)と同じ12cmサイズのディスクの
場合、トラック一周当たりのフレーム数Nfは、30か
ら87程度となる。次に、アドレス部は64バイトの長
さを持ち、アドレス部の最小の一ウォブル周期を一バイ
トとすると、一ウォブル周期のディスク上の長さは、
1.60〜1.76μmの範囲となる。また、プリアンブ
ル1(PA1)に8バイト、アドレスに48バイト、ア
ドレスマーク(AM)に2バイト、プリアンブル2(P
A2)に4バイト、spaceに2バイトのディスク上
の長さを与える。この場合、実際のデータ長としては、
図34に示すように、PA1、PA2は、それぞれ、8
ビットと4ビット、Addressは48ビット、AM
は2ビット、spaceは2ビットが割与えられる。更
に、、データ領域は2624バイトの長さを持ち、PA
3が24バイト、データエリアが2592バイト、PA
4が8バイトから構成される。データエリアの2592
バイトは、ユーザデータが2048バイト、記録信号の
DC成分抑圧用データが32バイト、あるいはエラー訂
正のためのデータ等から構成される。この場合、データ
の記録や再生を行うための同期信号を生成するためのウ
ォブルの一周期に16バイトの長さを与えると、ディス
ク上の一ウォブルの長さは、ビット密度が0.22μm
/bitの場合は28.16μm、0.20μm/bit
の場合は、25.6μmとなる。そして、一フレームの
中のデータ部には164個のウォブルが存在することに
なる。従って、一トラックの中に60個のフレームが存
在し、ディスクが1500rpmで回転したとすると、
ウォブルの周波数は、252kHzとなる。このウォブ
ルの周波数を利用してデータを記録または/および再生
するためのデータ同期信号をPLLによって生成する。
これは、図27に示すように、データ変調方式としてN
RZIを使用した場合、データ同期信号は、32.25
6MHzとなり、PLLの分周器271の比率は128
分の一となる。また、一ウォブルの長さは、16バイト
に限らず、一定のバイト相当の長さ、例えば、4バイ
ト、あるいは8バイト、あるいは20バイトという長さ
を与えることができる。この場合、ウォブルの周波数が
先の252kHzに比べて早く、あるいは遅く設定さ
れ、同期信号を生成するPLLの周波数が異なることに
なる。本実施の形態では、一ウォブルの周期長が5〜5
0μmの範囲の値が好ましい。ウォブル信号のSign
al to Noise Ratioを確保するために
は、ウォブルの振幅量が大きい方が良い。一方、振幅量
が大きいと、光磁気ディスクの場合、光磁気信号にウォ
ブル周波数が漏れ込み、悪影響を与える。このことは、
図28、29で述べたことと同じである。即ち、グルー
ブとランドの幅の比率が概ね1対1で、グルーブのピッ
チが1.0〜1.28μmの場合、ウォブル信号のSig
nal to Noise Ratioを確保するとと
もに、光磁気ディスクの信号を精度良く再生するために
は、ウォブルに±10〜±60nmの振幅量を与えるこ
とが必要である。特に、ビット密度が0.15〜0.24
μm/bitで、一ウォブル長が10〜32μmの場
合、ウォブルの振幅量が±10〜±40nmとなる値が
好ましい。一方、相変化ディスク、色素系あるいは金属
系の追記型の光ディスクにおいては、一ウォブル長が5
〜50μmの範囲、振幅量が±10〜±60nmの範囲
の値が好ましい。図34を参照して、Addressに
は、48ビットが割与えられ、Frame addre
ssはトラック一周の中で順を付けた番号である。従っ
て、フォーマット上では、一トラックに最大1024の
フレーム数(Nf)を確保することができる。そして、
アドレス情報のデータの符号化方式には、バイフェーズ
符号方式に限らず、マンチェスタ符号、NRZ、NRZ
I符号、マンチェスタ符号等が用いられる。Track
addressは、ディスク全体のトラックを内周、
もしくは外周から付けた通し番号である。この場合、ラ
ンド部L2nとグルーブ部G2nとが同じアドレスGA2nに
より与えられる。従って、フォーマット上では、最大1
048576本のトラック数を確保することができる。
また、PA1、およびPA2はAddressやアドレ
スマークを、正確に検出するためのプリアンブルやポス
トアンブルとして使用される。これらの信号を記録する
ために使用されるウォブルの振幅は、ほぼ同じ量を与え
る。グルーブとランドの幅の比率が概ね1対1で、グル
ーブのピッチが1.0〜1.28μmの場合、この振幅量
は±15〜±150nmとすることが必要である。特
に、ウォブル信号のSignal to Noise
Ratioを確保するとともに、アドレスマークを正確
に検出するためには、±25〜±90nmの値が好まし
い。アドレスマークは、アドレス部の識別や信号の記
録、再生の開始信号として使用される。そして、この識
別を確実に行うために、グルーブとランドの幅の比率が
概ね1対1で、グルーブのピッチが1.0〜1.28μm
の場合、ウォブルには±30〜±200nmの振幅量を
与える必要がある。ウォブルの振幅量としては、特に±
60〜±150nmの範囲の値が好ましい。また、本実
施の形態では、アドレス部のウォブルの最高周波数は8
ビットデータ長を与えた。これは、記録密度との関係に
よって選択すればよい。一ウォブル周期が1.2μm以
上でアドレス部のエラーレートやマージンが改善され、
再生を精度良く行うことができた。一方、この周期を長
くすると、データのフォーマット効率が低下するので、
周期長として1.2〜5μmの間にする必要がある。こ
れは、光磁気ディスクに限らず、相変化ディスク、色素
系あるいは金属系の追記型の光ディスクにおいても同様
の結果が得られた。また、本実施の形態では、アドレス
部のウォブルの最高周波数は8ビットデータ長で与え
た。これは、記録密度との関係によって選択されればよ
い。一ウォブル周期が1.2μm以上でアドレス部のエ
ラーレートやマージンが改善され、再生を精度良く行う
ことができた。一方、この周期を長くすると、データの
フォーマット効率が低下するので、周期長として1.2
〜5μmの間にする必要がある。これは、光磁気ディス
クに限らず、相変化ディスク、色素系あるいは金属系の
追記型の光ディスクにおいても同様の結果が与えられ
た。本実施の形態によれば、上記図17に基づく実施の
形態に比べて、グルーブに1つのアドレスを設ければ良
いので、一層のフォーマットの効率化を図ることができ
る。上記の説明においては、アドレス部の後に設けられ
るアドレスマークの有無については、述べていないが、
アドレスマークを設けていても良く、アドレスマークを
設けていなくても良い。アドレスマークを設ける場合に
は、アドレスマークの振幅は上記第5の実施の形態で説
明したものと同じものを用いる。 第7の実施の形態 上記第5の実施の形態における図17、20、21、2
2、および23におけるデータ領域171、または第6
の実施の形態における図31、32におけるデータ領域
313、323は、グルーブの両側、もしくはいずれか
一方に所定周期ウォブルを設けた構造である。かかる構
造の光磁気ディスクを再生した場合、グルーブに設けら
れたウォブルにより照射されたレーザビームの反射光の
偏光方向が影響を受け、記録信号を正確に再生できない
という問題がある。図35を参照して、更に、詳しく説
明する。図35に示す光磁気ディスクの構造では、グル
ーブの両側に設けられたウォブル351は、同じ位相で
あるため、レーザビーム352がグルーブGに照射され
た場合、その反射光は、本来の信号の磁化に基づいた偏
光波ではなく、グルーブGの両側に設けられたウォブル
351、351によって決定されるグルーブの方向を示
す矢印353と同じ方向の偏光波成分を有する。また、
レーザビーム354が照射されたときは、その位置での
グルーブGの方向を示す矢印355と同じ方向の偏光波
成分を有する。従って、図35に示す構造では、本来記
録した信号の再生信号の成分に、グルーブGの両側に設
けられたウォブル351、351の影響による偏光波成
分が現れ、再生特性を低下させ、その結果、記録信号を
正確に検出できないという問題がある。この問題は、グ
ルーブGのいずれか一方にウォブルを設けた場合にも生
じるものである。以下、再生信号成分に対するウォブル
の影響による偏光波成分の割合を洩れ込み量と定義す
る。そこで、本第7の実施の形態においては、かかる上
記の問題を解決し、グルーブGの両側に設けたウォブル
が再生特性に影響を与えない光磁気ディスクを提供する
ことを目的とする。図36を参照して、本第7の実施の
形態について説明する。図36は、データ領域のグルー
ブの両側の壁に設けたウォブル構造を示している。グル
ーブGの両側には所定の波長Wと振幅hとのウォブル3
61が同位相で形成されている。本第7の実施の形態に
おいては、上記洩れ込み量を−25dB以下、エラーレ
ートを1×10-4以下にするように、ウォブル361の
波長Wと振幅hを設定することを特徴としている。図3
7にウォブル361の波長Wを0.5〜10μmの範
囲、振幅hを±3〜±0nmの範囲で変化させたときの
洩れ込み量を示す。図37より、ウォブル361の波長
Wが0.5〜10μmの範囲、振幅hが3〜25nmの
範囲で、洩れ込み量が−25dB以下となる。また、図
38にウォブル361の波長Wを0.5〜10μmの範
囲、振幅hを±3〜±50nmの範囲で変化させたとき
のエラーレートを示す。上記第5の実施の形態と同じよ
うに前記ウォブル361を再生して得られる再生信号か
ら同期信号を生成して記録再生したものである。この場
合、同期信号生成回路の分周比は1/3〜1/64に設
定しており、同期信号長は0.15〜0.26μmであ
る。図38より、ウォブル361の波長Wが0.8〜1
0μmの範囲、振幅hが5〜25nmの範囲で、エラー
レートが1×10-4以下となる。振幅hが±25nm以
上では、洩れ込み量が大きくエラーレートが劣化し、±
5nm以下では、ウォブル再生信号から得られる同期信
号の特性が劣化するためエラーレートが悪化する。ここ
で、ウォブル361の波長Wは、好ましくは、1.2〜
5.0μmの範囲、更に好ましくは1.6〜3.0μmの
範囲である。従って、図37、38の結果より、洩れ込
み量が−25dB以下で、且つ、エラーレートが1×1
-4以下を実現できるウォブル361の波長Wと振幅h
の範囲は、それぞれ、0.8〜10μmの範囲、±5〜
±25nmの範囲となる。尚、このウォブルの波長Wと
振幅hとの値は、グルーブGのいずれか一方の壁にウォ
ブルを設けた場合にも適用できる値である。また、本第
7の実施の形態においては、アドレス情報ブロックのウ
ォブリングの周期は、1.60〜2.0μmの範囲であ
る。本第7の実施の形態では、データ領域のグルーブG
の構造について説明したが、アドレス領域等のその他の
部分については、上記第5、および第6の実施の形態と
同じであるので、その説明は省略する。尚、本実施の形
態では、上記第5、および6の実施の形態より、同期信
号を精度良く生成できるため低いエラーレートが得られ
る。 第8の実施の形態 第7の実施の形態においては、グルーブの両側の壁に設
けた同位相のウォブルにより照射されたレーザビームの
反射光の偏光方向が影響を受け、再生特性にこの影響が
現れる洩れ込みが生じるが、本第8の実施の形態におい
ては、この洩れ込みを消去する方法について説明する。
図39、40、41を参照して、第1の消去方法につい
て説明する。本発明に係る光磁気記録媒体39は、内周
部392と外周部391にTOC領域が設けられてい
る。第1の消去方法においては、内周部392と外周部
391に設けられたTOC領域の双方、もしくはいずれ
か一方に洩れ込み量に関する情報を記録しておき、この
情報を再生時に検出することにより、再生信号から洩れ
込みを消去するというものである。図40は、洩れ込み
を消去する回路構成を示すものである。端子40に再生
信号が入力され、バンドパスフィルタ(BPF)41で
ノイズが除去された後、PLL回路42と補正信号発生
回路44に送られる。PLL回路42には、図41の
(a)に示すグルーブの両側に設けられたウォブル波形
の信号が送られ、PLL回路42は(a)に示すウォブ
ル波形から同期信号を検出し、端子43を介して図示省
略したレーザ駆動回路、復号器に送られ、この同期信号
に同期して信号が再生される。補正信号発生回路44
は、端子45から入力される光磁気記録媒体39のTO
C領域に記録されていた洩れ込み量に関する情報に基づ
いて、信号(a)の位相と振幅が信号(b)のウォブル
波形の位相と振幅に等しくなるように補正し、減算器4
7に送る。また、端子46から、(b)に示すウォブル
波形が重畳した光磁気再生信号が減算器47に入力され
る。減算器47は、信号(b)の波形から信号(a)の
補正された波形を減じる演算を行い、信号(c)を生成
する。生成された信号(c)は図示省略した復号器に送
られ、所定の復調がされた後、再生信号として取り出さ
れる。その結果、ウォブルによる再生信号への洩れ込み
が消去される。図42、43を参照して、第2の消去方
法について説明する。第2の消去方法においては、上記
図39に示した光磁気記録媒体39のTOC領域に記録
された補正量に基づいて変化させる補正量を決定し、変
化させた各補正量に対する再生信号のエラーレートを検
出する。その後、エラーレートが最小となる補正量を決
定し、決定した補正量に対する信号を再生信号として検
出する。図42は第2の消去方法に用いられる回路であ
る。補正量発生回路420には、前記TOC領域から検
出された補正量が入力され、補正量発生回路420は、
入力された補正量に基づいて変化させる補正量の範囲を
決定し、減算器422に送る。一方、端子421から減
算器422に再生信号が入力され、減算器422は、再
生信号から決定された各補正量を減じる演算を行い、そ
の結果、エラーレート検出回路423に送る。エラーレ
ート検出回路423は、各補正量に対するエラーレート
を検出する。各補正量に対するエラーレートは図43に
示す関係となるので、エラーレート検出回路423はエ
ラーレートが最小となる補正量を決定し、決定した補正
量に対する再生信号を端子424から出力する。この場
合、変化させる補正量の範囲は、補正量の0.3〜3倍
の範囲である。図44、45、46を参照して、第3の
消去方法について説明する。光磁気記録媒体440は、
内周部392と外周部391にTOC領域を有し、信号
記録領域445には、再生信号に関する情報を記録した
領域(以下、特定領域という)441、443と信号領
域442、444とが組となって形成されている。前記
特定領域441、443には、[11111・・・]、
[00000・・・]、[1010101・・・]のい
ずれか1つの信号が記録されており信号の再生に先立っ
てこれらの信号を再生される。これらの信号は、光磁気
信号が記録されていない再生信号と同等の信号となる。
即ち、ウォブル波形に基づく信号のみとなる。従って、
この信号を再生信号から減じることにより洩れ込み量を
消去することが可能となる。端子450からは[111
11・・・]、[0000・・・]、[1010101
・・・]のいずれか1つの信号を再生した図46の
(d)に示す再生信号が入力され、波形メモリ451に
メモリされる。一方、端子452からは図46の(e)
に示す再生信号が減算器453の+端子に入力され、こ
れに同期して減算器453の−端子に波形メモリ451
から(d)の信号が入力される。減算器453は、入力
された(d)と(e)との信号の減算を行い、洩れ込み
のない(f)の信号を得て、端子454から出力する。
その後、図示省略した復号器に送られ、再生信号として
取り出される。この場合は、[11111・・・]、
[00000・・・]、[1010101・・・]の信
号から洩れ込み量を検出したが、磁気ヘッド等の外部磁
界印加手段により光磁気記録媒体の再生層の磁化を一方
向に揃えても同様にして洩れ込み量を検出できる。図4
7、48を参照して、第4の消去方法について説明す
る。端子470に入力された再生信号はA/D変換器4
71でA/D変換された後、減算器475と同期検波回
路に送られる。同期検波回路472では、送られてきた
再生信号から図48に示すウォブル波形の1波長に相当
する再生信号を検出し、加算器473に送る。加算器4
73は、1波長分の再生信号を100〜10000回の
範囲で加算し、平均化する。その結果を、波形メモリ4
74に送る。A/D変換後の再生信号は減算器475の
+端子に入力され、これと同期して−端子には波形メモ
リから平均化された信号が入力される。減算器475は
入力された再生信号から平均化された信号を減じる演算
を行うことにより洩れ込みを消去できる。図49を参照
して、第5の消去方法について説明する。信号(g)の
波形Bは4bytes分の信号を表し、信号(h)の波
形Cは、次の4bytes分の信号を表す。また、波形
Aは、グルーブの両側に形成された同位相のウォブル波
形を表す。この第5の消去方法においては、信号(g)
の波形Bから波形Aを減算して信号(i)を得る。ま
た、信号(h)の波形Cに波形Aを加算して信号(j)
を得る。波形Aの振幅をA1、波形Bの振幅をB1、波
形Cの振幅をC1、信号(i)の振幅をBh、信号
(j)の振幅をChとした場合、(Ch−Bh)/2=
[(C1+A1)−(B1−A1)]/2=A1となる
ので、洩れ込み量を消去した再生信号が得られる。 第9の実施の形態 本第9の実施の形態においては、本発明に係る光ディス
クの更に他の変形例について説明する。図50を参照し
て、本第9の実施の形態における光ディスクの平面構造
について説明する。グルーブの一方の壁には、ウォブル
50を、ウォブル50が形成された壁と異なる壁にはウ
ォブル51が形成されている。ここで、再生データレー
トを24MHzとした場合、前記ウォブル51の周波数
は3MHzであり、前記ウォブル50の周波数は28
1.25〜375kHzである。本第9の実施の形態に
おいては、前記ウォブル50と前記ウォブル51とは光
ディスクの全領域に亘って形成されている。また、ウォ
ブル50には、周波数変調でアドレス情報が記録され
る。図51を参照して、ウォブル50に記録されるアド
レスフォーマットについて説明する。図51は1セクタ
ー当たりのアドレスフォーマットを示したものである。
アドレスフォーマットは、同期パターンとして4bit
s、フレームアドレスとして24bits、Reser
vedとして4bits、ECCとして12bitsを
設けたフォーマットである。1セクターには、Data
Areaが2kB含まれるため、上記説明したアドレ
スは2kB分のデータに対するアドレスを示すことにな
る。また、前記ウォブル51はデータ1bytesに対
して1個、1セクターに対して2816個形成される。
この2816個/1セクターのウォブル51は、記録再
生用クロックを生成する基準になるものである。また、
前記ウォブル51はデータ2bytesに対して1個、
1セクターに対して1408個形成されていてもよい。
図52を参照して、本第9の実施の形態における光ディ
スクの再生について説明する。再生回路としては、上記
図24に示した再生回路を用いる。図50におけるグル
ーブ1(G1)をレーザビームにより再生する場合、そ
の再生信号は図52の(a)の信号となる。これは、G
1の一方にはウォブル50が形成され、他方にはウォブ
ル51が形成されているため、両ウォブルからの信号が
重畳された形で再生信号として検出されるからである。
次に、図50のL1をレーザビームにより再生する場合
も、一方にウォブル51、他方にウォブル50が形成さ
れているため、再生信号としては図52の(a)の信号
となる。図50のG2、L2をレーザビームにより再生
する場合も同様である。従って、得られた再生信号を前
記ウォブル50からの信号と、前記ウォブル51からの
信号とに分離する必要がある。そこで、図24を参照し
て、プッシュプル信号として再生された(a)の信号は
狭帯域のバンドパスフィルタであるBPF243とアド
レス復調のバンドパスフィルタであるBPF244に送
られる。BPF243に送られた再生信号は高周波数成
分だけ抽出され、図52の(c)の信号が取り出され
る。この(c)の信号は前記ウォブル51に対応する信
号である。BPF243で取り出された信号(c)はコ
ンパレータ245に送られる。コンパレータ245は、
送られた信号(c)を2値化し、2値化した信号をPL
L246におくる。PLL246は送られた2値化信号
から、その立ち上がりタイミングに対応してデータクロ
ックを生成する。生成された同期信号はディスクの回転
制御回路とデータクロック生成回路に送られ、回転制御
とクロック生成に用いられる。一方、前記BPF244
は、送られた信号(a)より低周波数成分を抽出し、信
号(b)を取り出す。信号(b)は前記ウォブル50に
対応する信号である。取り出された信号(b)は図53
に示したFM復調回路53へ送られる。前記PLL24
6により生成された同期信号は、クロック分配回路56
にも送られ、クロック分配回路56でクロック分配が行
われ、それぞれ、FM復調回路53、Biphase復
調回路54、アドレスデコーダ回路55に送られる。F
M復調回路53は、前記BPFから送られてきた信号
(b)をクロック分配回路56から送られてきたクロッ
クに同期してFM復調し、Biphase復調回路54
に送る。Biphase復調回路54はクロック分配回
路56から送られてきたクロックに同期して、FM復調
されたアドレス信号をバイフェーズ復調し、アドレスデ
コーダ回路55に送る。アドレスデコーダ回路55は、
クロック分配回路56から送られてきたクロックに同期
してアドレスを出力する。本第9の実施の形態に示した
光ディスクは、グルーブのいぞれか一方の壁に形成した
ウォブルから同期信号を精度良く生成できるとともに、
ウォブルによる再生信号への洩れ込み量が少ない光ディ
スクとして有効である。しかし、更に、再生特性を良く
しようとすれば、上記第8の実施の形態に示した洩れ込
みを消去する消去回路を適用することが可能である。上
記第1〜9の実施の形態においては、光磁気ディスクに
限らず、相変化ディスク、色素系あるいは金属系の追記
型光ディスクであってもよい。また、光ディスクに限ら
ず、記録媒体であれば何でもよい。また、更に、光磁気
ディスクに限って言えば、記録層に記録された信号の磁
区を再生層に拡大転写して再生する光磁気ディスクであ
ってもよい。 第10の実施の形態 図54から56を参照して、第10の実施の形態につい
て説明する。光磁気記録媒体540は、内周から外周に
向かって541、・・・、54nのn個のゾーンに分割
されており、内周部のゾーン541は、5411、64
12、5413、・・・、541mのm個のセクターを
含み、外周部のゾーン54nは、54n1、54n2、
54n3、・・・、54nlのl個のセクターを含んで
いる。各ゾーン間でのセクター数は、同一であるか否か
は問わず、記録密度が最大となるように決定される。図
55に第10の実施の形態における光磁気記録媒体の斜
視図を示す。光磁気記録媒体540は、グルーブとラン
ドとを有し、グルーブは、そのいずれか一方の壁にウォ
ブル553が設けられたグルーブ551が形成され、そ
の後ろにグルーブが設けられていない領域554と、両
側の壁にウォブルが設けられていないグルーブ555と
が交互に形成された領域が続いた構造である。その結
果、ランドは、いずれか一方の壁にウォブル553が設
けられたランド552が形成され、その後ろに両側にウ
ォブルがない領域が続いた構造となる。図56に光磁気
記録媒体540の平面図を示す。平面的には、グルーブ
GとランドLは、いずれか一方にウォブル553が形成
され、その後ろにグルーブが設けられていない領域55
4が一定間隔で繰り返し形成された構造である。前記領
域554は、1セクターに43個含まれている。従っ
て、図54で説明した各セクター5411、5412、
5413、・・・には、グルーブが形成されていない領
域554が45個形成され、各セクター5411、54
12、5413、・・・の先頭にウォブル553を設け
たグルーブ551が形成された構造となっている。両側
の壁にウォブルが設けられいない領域の長さ561は5
0〜150μmの範囲であり、グルーブが設けられてい
ない領域554の長さ562は0.5〜4μmの範囲で
ある。また、ウォブル553が設けられた領域の長さ5
63は、前記長さ561と同じである。更に、ウォブル
553の振幅(ここで、振幅とは、ピークからピークま
での値を言う。)は、60〜150nmの範囲である。
従って、本第10の実施の形態における光磁気記録媒体
540は、前記ウォブル553にバイフェーズ変調によ
りグルーブ用とランド用のアドレス情報を記録し、前記
領域554を一定間隔で形成したことを特徴とする。こ
の結果、前記ウォブル553は、その両側に位置するラ
ンドとグルーブに共通したアドレス情報を含む。ここ
で、前記領域554は、信号の記録または再生に用いる
同期信号を生成するために用いられる。光磁気記録媒体
540の前記セクター5411、5412、5413、
・・・が設けられた領域にレーザビームが到達するまで
は、前記ウォブル553は設けられていないため、レー
ザビームは周期的に現れるグルーブが形成されていない
領域554を検出し(検出方法については後述す
る。)、検出した信号から同期信号を生成する。また、
上記説明では、ウォブルはグルーブの一方の壁に設けら
れているが、これに限らず両側の壁に設けられていても
よい。この場合には、1つのウォブルはランドとグルー
ブに共通したアドレス情報を含むのではなく、1つのウ
ォブルはランドもしくはグルーブのアドレス情報を含む
ことになる。本第10の実施の形態においては、光磁気
記録媒体に限らず、図54から56に示した構造を有す
る記録媒体であれば、何でもよい。図57を参照して、
光磁気記録媒体540への信号の記録または/および再
生を行う情報記録再生装置について説明する。まず、記
録動作について説明する。光学ヘッド572により65
0(許容誤差±15、以下、同じ。)nmの波長を有す
るレーザビームが光磁気記録媒体540に照射され、前
記グルーブが形成されていない領域554が再生され、
光再生された前記領域554の再生信号およびエラー信
号は、再生信号増幅回路574へ送られ、再生信号増幅
回路574で増幅された後、エラー信号はサーボ回路5
75へ送られ、前記領域554の再生信号は同期信号生
成回路577へ送られる。図58を参照して、前記光学
ヘッド572中の光検出器での前記領域554の検出に
ついて説明する。光検出器580は4つの領域A58
1、B582、C583、およびD584に分割されて
いる。また、光検出器580は矢印586で示す方向が
ラジアル方向となり、矢印585で示す方向がタンジェ
ルシャル方向となるように配置されている。光磁気記録
媒体540からの反射光は、領域A581、B582、
C583、およびD584で検知され、それぞれの領域
で検知されるレーザビームの強度DA、DB、DC、D
Dのうち、DA+DDとDB+DCとが加算器587に
入力され、加算器587は[DA+DD]+[DB+D
C]を演算した後、その結果を前記領域554の再生信
号として端子588を介して前記再生信号増幅回路57
4に送る。前記領域554の再生信号は図59の(a)
に示す波形である。この(a)の波形は、レーザビーム
がグルーブ、ランドのいずれを走行している場合にも検
出される。また、エラー信号のうち、フォーカスエラー
信号は[DA+DC]−[DB+DD]として、トラッ
キングエラー信号は[DA+DD]−[DB+DC]と
して、それぞれ、図示省略した減算器により演算され再
生信号増幅回路574へ送られる。再生信号増幅回路5
74は、送られてきた領域554の再生信号、トラッキ
ングエラー信号、およびフォーカスエラー信号のうち、
領域554の再生信号を分離し、その分離した領域55
4の再生信号を同期信号生成回路577に送り、トラッ
キングエラー信号とフォーカスエラー信号をサーボ回路
575へ送る。図57を参照して、同期信号生成回路5
77は再生信号増幅回路574から送られてきた前記領
域554の再生信号から同期信号を生成する。図59、
60を参照して、同期信号生成回路577での同期信号
の生成について説明する。同期信号生成回路577は、
コンパレータ601、PLL回路602、およびクロッ
ク生成回路603とから成り、端子600を介してコン
パレータ601に入力された領域554の再生信号(図
59の(a)で示す。)は、コンパレータ601でコン
パレートされ、図59の(b)の信号に変換される。そ
の後、(b)の信号はPLL回路602に入力され、P
LL回路602は、入力された(b)の信号から立ち上
がりに同期した(c)のタイミング信号を生成する。生
成された(c)のタイミング信号はクロック生成回路6
03に入力され、クロック生成回路603は所定の周波
数の同期信号(d)を生成し、端子604を介して図5
7に示すサーボ回路575、制御回路581、および信
号フォーマット回路586へ送る。本実施の形態におい
ては、領域554と領域554との間に68バイトのデ
ータが記録されるので、544ビットに対応した同期信
号を発生させる必要がある。従って、図59の同期信号
(d)は、図59の(c)のタイミング信号間に544
個の同期が存在する信号となる。上記説明では、グルー
ブの形成されていない領域554は、[DA+DD]+
[DB+DC]で検出されるとしたが、[DA+DD]
−[DB+DC]で検出してもよい。同期信号が生成さ
れた後、レーザビームは光磁気記録媒体540の各セク
ター5411、5412、5413、・・・領域に到達
し、各セクターの先頭にウォブル553で記録されたア
ドレス情報を検出する。アドレス情報は図61の符号6
10で示す波形を[1]、符号611で示す波形を
[0]としてバイフェーズ変調により記録される。従っ
て、[1011010]の情報を記録したウォブル波形
は符号612で示す波形となる。図62、63、64を
参照して、ウォブルで記録されたアドレス情報の検出に
ついて説明する。光学ヘッド572中の光検出器580
は、図58の説明と同様に配置され、その受光面は4つ
の領域に分割されている。ウォブルで記録されたアドレ
ス情報は、各領域A581、B582、C583、およ
びD584で検知された強度DA、DB、DC、DDの
うち、DA+DDとDB+DCとが減算器630に入力
され、加算器630は[DA+DD]−[DB+DC]
を演算した後、その結果をウォブル612の再生信号と
して端子631を介して前記再生信号増幅回路574に
送る。再生信号増幅回路574へ送られるウォブル61
2の再生波形は図62の(e)に示す波形である。再生
信号増幅回路574は、送られてきたウォブル612の
再生信号を図57に示すアドレス検出回路578に送
る。図64を参照して、アドレス検出回路578の詳細
について説明する。アドレス検出回路578は、コンパ
レータ641とアドレスデコーダ642とから成り、端
子640を介して入力された(e)の信号は、コンパレ
ータ641でコンパレートされ、図62の(f)に示す
2値化信号に変換される。2値化された(f)の信号は
アドレスデコーダ642に入力され、アドレスデコーダ
642は、2値化された(f)の信号から[10110
10]を読み取り、アドレス情報が検出される。検出さ
れたアドレス情報は端子643を介して図57の制御回
路581へ送られる。図57を参照して、サーボ回路5
75は、送られてきた同期信号(図59の(d)に示す
信号)に同期してスピンドルモータ576を所定の回転
数で回転させると共に、トラッキングエラー信号、フォ
ーカスエラー信号により前記光学ヘッド572中の対物
レンズを制御し、トラッキングサーボ、フォーカスサー
ボを行う。また、制御回路581はアドレス検出回路5
78から入力されたアドレス情報に基づいて情報記録再
生装置を制御するとともに、図59の(d)に示す同期
信号をタイミング設定回路583に送る。また、タイミ
ング設定回路583の動作について説明する。タイミン
グ設定回路583は、信号を光磁気記録媒体540に記
録する際に、光学ヘッド572中の半導体レーザにより
生成されるレーザビームを光磁気記録媒体540に照射
するタイミングとレーザビームをパルス化するための第
1のタイミングパルスと、磁気ヘッド570により印加
されるパルス磁界のS/N切換のデューティとタイミン
グを決定する第2のタイミングパルスとを、前記制御回
路581から送られる同期信号に基づいて生成する。タ
イミング設定回路583は、図59の(d)の同期信号
に基づいて第1、2のタイミングパルスを生成し、第1
のタイミングパルスはduty補正回路582に、第2
のタイミングパルスは磁気ヘッド駆動回路571に、そ
れぞれ送られる。ここで、第1のタイミングパルスは、
第2のタイミングパルスのS/N切換時にはレーザが点
灯しない位相関係になっている。これは、磁界をS極か
らN極に切り換えるときには、ある一定の遷移時間が存
在するために、このタイミングでレーザを光磁気記録媒
体に照射しても信号を正確に記録することができないか
らである。また、更に、信号フォーマット回路586
は、前記同期信号生成回路577から送られた同期信号
に同期して記録データをフォーマットし、磁気ヘッド駆
動回路571に送る。また、磁気ヘッド駆動回路571
は、タイミング設定回路583から送られてきた第2の
タイミングパルスと信号フォーマット回路586から送
られて来た記録信号との論理和を演算し、その演算結果
に基づいて磁気ヘッド570を駆動し、信号を記録す
る。また、duty補正回路582はタイミング設定回
路583から送られてくる第1のタイミングパルスに、
レーザビームをON/OFFする所定のデューティを付
加してレーザ駆動回路573に送り、レーザ駆動回路5
73は、送られてきた所定のデューティが付加された第
1のタイミングパルスに基づいて所定のデューティで光
学ヘッド572中の半導体レーザを駆動し、パルス化さ
れたレーザビームを生成させる。次に、再生動作につい
て説明する。光学ヘッド572により650nmの波長
を有するレーザビームが光磁気記録媒体540に照射さ
れ、信号の記録時と同じように前記領域554、および
記録信号が再生され、光再生された領域554の再生信
号、エラー信号、ウォブルの再生信号、および再生信号
は、再生信号増幅回路574へ送られ、再生信号増幅回
路574で増幅された後、エラー信号はサーボ回路57
5へ、再生信号はローパス回路579へ、領域554の
再生信号は同期信号生成回路577へ、およびウォブル
の再生信号はアドレス検出回路578へ、それぞれ送ら
れる。同期信号生成回路577とアドレス検出回路57
8での動作は、記録時と同じなので説明を省略する。サ
ーボ回路575の動作も記録時と同じであるので説明を
省略する。制御回路581は、アドレス検出回路578
から入力されたアドレス情報に基づいて情報記録再生装
置を制御するとともに、図59の(d)に示す同期信号
をタイミング設定回路583、およびA/D変換器42
に送る。信号の再生時には、光磁気記録媒体540に磁
界を印加しないため、タイミング設定回路583では半
導体レーザにより生成されるレーザビームを光磁気記録
媒体540に照射するタイミングとレーザビームをパル
ス化するための第1のタイミングパルスを前記制御回路
581から送られる同期信号に基づいて生成し、生成し
た第1のタイミングパルスをduty補正回路582に
送る。duty補正回路582はタイミング設定回路5
83から送られてくる第1のタイミングパルスに、レー
ザビームをON/OFFする所定のデューティを付加し
てレーザ駆動回路573に送り、レーザ駆動回路573
は、送られてきた所定のデューティが付加された第1の
タイミングパルスに基づいて所定のデューティで光学ヘ
ッド572中の半導体レーザを駆動し、パルス化された
レーザビームを生成させる。前記ローパス回路579
は、前記再生信号増幅回路574から送られてきた再生
信号の高周波数成分のノイズを除去し、A/D変換器5
80に送る。A/D変換器580は、前記制御回路58
1から送られてくる同期信号に同期してA/D変換を行
い、ハイパスフィルタ584へ送る。ハイパスフィルタ
584は、ディスクの複屈折などに起因する低周波のノ
イズを除去し、再生信号をPRML(Partial
Response Maximum Likely h
ood)回路585に送る。PRML回路585は再生
信号を3値判別し、エラーを少なくして復調する。本第
10の実施の形態に係る光磁気記録媒体においては、信
号を記録または再生する領域のグルーブの両側の壁に
は、ウォブルが形成されていないため、グルーブでの反
射光の偏光方向がウォブルにより影響を受け、その影響
が再生特性に現れるという洩れ込みがなく、再生特性が
よい。また、同期信号を生成するためのグルーブが設け
られていない領域は、68バイト毎に設けられているた
め同期信号を確実に生成することが可能となり、信号の
記録または再生における特性を向上させることができ
る。また、本第10の実施の形態においては、同期信号
を生成するために光磁気記録媒体のグルーブに周期的に
グルーブを形成しない領域を設けたが、これに限らず、
レーザビームの反射光に周期的に変化が現れるようにし
た記録媒体であれば何でもよい。本発明によれば、光ピ
ックアップのレーザービームを回折格子等によって分け
たりする必要がなくなり、一つのレーザービームスポッ
トのみをディスク記録面上に集光することによってグル
ーブとランドのアドレスを検出することが可能となる。
また、本発明によれば、グルーブおよびランドとの双方
でウォブル信号を読みながら記録再生を行うことができ
るので、従来の光ディスクの2倍の密度で記録を行うこ
とができるばかりでなく、光学部品の数を減らすととも
に、レーザ光源から発光されたレーザビームのパワーを
損なうことなく、ディスクの記録密度を十分に高めるこ
とが可能となる。また、本発明によれば、アドレスデー
タやデータの同期信号生成用のクロックが、ピットでは
なく、全てウォブルに記録された情報から検出すること
ができる。また、本発明によれば、アドレス部とデータ
領域の記録部を別にすることにより、且つアドレスデー
タやデータの同期信号生成用のクロックがピットではな
く、全てウォブルに記録された情報から検出することが
できることにより、アドレスデータの光磁気信号やアク
セス性能への悪影響をなくすことができる。また、本発
明によれば、1つのアドレス情報でランド、およびグル
ーブのアドレスを両用できるので、1つのアドレスをウ
ォブルで記録すれば良く、一層のフォーマットの効率化
を推進できる。また、本発明によれば、データ領域に設
けたウォブルの波長を0.8〜10μm、振幅を5〜2
5nmの範囲とすることにより、洩れ込み量が少なく、
且つ、エラーレートの小さい光磁気ディスクを実現でき
る。また、本発明によれば、グルーブの両側の壁に設け
たウォブルによる再生信号への洩れ込みを消去でき、特
性の良い再生信号を得ることが可能となる。また、本発
明によれば、グルーブの一方の壁に低周波数のウォブル
を、他方の壁に高周波数のウォブルを形成することによ
り、ウォブルの影響による再生信号への洩れ込み量を少
なくできるとともに、外部同期信号を精度良く生成可能
である。また、上記効果は、光記録媒体、光磁気記録媒
体等の記録媒体においても得られる。また、本発明によ
れば、信号を記録または再生する領域のグルーブの両側
の壁には、ウォブルが形成されていないため、グルーブ
での反射光の偏光方向がウォブルにより影響を受け、そ
の影響が再生特性に現れるという洩れ込みがなく、再生
特性がよいの記録媒体が得られる。また、本発明によれ
ば、同期信号を生成するためのグルーブが設けられてい
ない領域は、68バイト毎に設けられているため同期信
号を確実に生成することが可能となり、信号の記録また
は再生における特性を向上させることができる。
【発明の効果】以上、詳述した如く本発明に依れば、ラ
ンドとグルーブとから成るトラックを有する光ディスク
のグルーブにウォブルの形で設けられたファインクロッ
クマークを検出することによりオフセットのない、信号
の記録・再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
記録再生装置におけるアドレス検出部分を示すブロック
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
記録再生装置におけるディスクのフォーマット示す図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
記録再生装置におけるディスクに刻まれているグルーブ
とランドを示す模式図(a)と、光ディスク記録再生装
置において、ビームスポットがグルーブ中心に制御され
ているときのビームスポットとアドレス情報の関係を示
す図(b)及び光ディスク記録再生装置において、ビー
ムスポットがランド中心に制御されているときのビーム
スポットとアドレス情報の関係を示す図(c)である。
【図4】2つのパターンを持つアドレスマークのパター
ンを示した模式図である。
【図5】従来方式による3つのビームを使用してランド
とグルーブを記録再生するためのトラッキングの制御方
法とアドレスの検出方法を示した図である。
【図6】第2の実施の形態におけるディスクに形成され
るグルーブとランドを示す模式図である。
【図7】第2の実施の形態におけるディスクフォーマッ
トを示す図である。
【図8】アドレスセグメントとクロッキングウォブルに
おけるウォブリングパターンを示す図である。
【図9】第2の実施の形態における光ディスク記録再生
装置を示す図である。
【図10】第3の実施の形態における光ディスクの構造
を示す図である。
【図11】第4の実施の形態におけるランド/グルーブ
構造を示す図である。
【図12】グルーブに設けられたファインクロックマー
クの再生波形を示す図である。
【図13】第4の実施の形態における光ディスクの記録
再生装置を示す図である。
【図14】第4の実施の形態におけるランド/グルーブ
構造を示す図である。
【図15】第4の実施の形態におけるランド/グルーブ
構造を示す図である。
【図16】第4の実施の形態におけるランド/グルーブ
構造を示す図である。
【図17】第5の実施の形態におけるランド/グルーブ
構造を示す図である。
【図18】再生されたウォブル波形から同期信号を生成
する方法を説明する図である。
【図19】第5の実施の形態における他のランド/グル
ーブ構造を示す図である。
【図20】第5の実施の形態における更に他のランド/
グルーブ構造を示す図である。
【図21】第5の実施の形態における更に他のランド/
グルーブ構造を示す図である。
【図22】第5の実施の形態における更に他のランド/
グルーブ構造を示す図である。
【図23】第5の実施の形態における更に他のランド/
グルーブ構造を示す図である。
【図24】第5の実施の形態における光ディスクからの
再生信号の処理を説明する図である。
【図25】第5の実施の形態におけるディスクフォーマ
ットを示した図である。
【図26】第5の実施の形態におけるアドレスフォーマ
ットを示した図である。
【図27】第5の実施の形態における、ウォブル信号か
ら同期信号を生成する装置ブロックを示した図である。
【図28】第5の実施の形態におけるウォブル信号のク
ロストーク量と光磁気ディスクの信号のエラーレートと
の関係を示した図である。
【図29】第5の実施の形態におけるクロストークとウ
ォブル長との関係を示した図である。
【図30】第5の実施の形態におけるアドレス部、アド
レスマーク部、およびデータ領域に設けられるウォブル
波形の一例を示した図である。
【図31】第6の実施の形態におけるランド/グルーブ
構造を示す図である。
【図32】第6の実施の形態における他のランド/グル
ーブ構造を示す図である。
【図33】第6の実施の形態におけるディスクフォーマ
ットを示した図である。
【図34】第6の実施の形態におけるアドレスフォーマ
ットを示した図である。
【図35】グルーブの両側に設けたウォブルが再生信号
成分に悪影響を与えることを説明するための図である。
【図36】第7の実施の形態におけるウォブル構造を説
明する図である。
【図37】第7の実施の形態におけるウォブルの波長、
振幅hと洩れ込み量との関係を示す図表である。
【図38】第7の実施の形態におけるウォブルの波長、
振幅hとエラーレートとの関係を示す図表である。
【図39】第8の実施の形態における光磁気記録媒体の
平面構造を示す図である。
【図40】第8の実施の形態における第1の消去方法に
係る消去回路のブロック図である。
【図41】第8の実施の形態における第1の消去方法に
係る信号を示す図である。
【図42】第8の実施の形態における第2の消去方法に
係る消去回路を示す図である。
【図43】第8の実施の形態における第2の消去方法に
係る再生信号のエラーレートと補正量の関係を示す図で
ある。
【図44】第8の実施の形態における光磁気記録媒体の
他の平面構造を示す図である。
【図45】第8の実施の形態における第3の消去方法に
係る消去回路のブロック図である。
【図46】第8の実施の形態における第3の消去方法に
係る信号を示す図である。
【図47】第8の実施の形態における第4の消去方法に
係る消去回路のブロック図である。
【図48】第8の実施の形態における第4の消去方法に
係る信号を示す図である。
【図49】第8の実施の形態における第5の消去方法に
係る信号処理を説明するための信号を示す図である。
【図50】第9の実施の形態における光ディスクの平面
構造を示した図である。
【図51】第9の実施の形態における光ディスクに記録
するアドレスフォーマットを説明する図である。
【図52】第9の実施の形態におけるウォブルの再生信
号を示した図である。
【図53】第9の実施の形態におけるアドレス情報の再
生を説明する回路図である。
【図54】第10の実施の形態における光磁気記録媒体
の平面図である。
【図55】第10の実施の形態における光磁気記録媒体
のランドとグルーブの構造を説明する斜視図である。
【図56】第10の実施の形態における光磁気記録媒体
のランドとグルーブの構造を説明する平面図である。
【図57】第10の実施の形態における光磁気記録媒体
の記録または/および再生を行う情報記録再生装置のブ
ロック図である。
【図58】グルーブが設けられていない領域の検出を説
明する図である。
【図59】同期信号を生成するための信号の変化を説明
する図である。
【図60】第10の実施の形態における同期信号生成回
路のブロック図である。
【図61】第10の実施の形態におけるアドレス情報の
記録方式を説明する図である。
【図62】第10の実施の形態におけるアドレス情報の
再生を説明するための信号変化を示す図である。
【図63】第10の実施の形態におけるアドレス情報の
検出を説明する図である。
【図64】第10の実施の形態におけるアドレス検出回
路のブロック図である。
【符号の説明】
1・・・グルーブ 2・・・ランド 3・・・グルーブ・ピット 4・・・ランド・ピット 5・・・メインスポット 6・・・フロント・サブスポット 7・・・バック・サブスポット 8・・・メイン・ディテクター 9・・・フロント・サブディテクター 10・・・バック・サブディテクター 11・・・差動増幅器 12・・・差動増幅器 13・・・差動増幅器 14・・・非反転加算増幅器 15・・・差動増幅器 16・・・反転増幅器 17・・・増幅器 18・・・バンドパスフイルター 19・・・コンパレータ 20・・・反転加算増幅器 39、440・・・光磁気記録媒体 40、43、45、46、48、421、424、45
0、452、454、 470、476・・・端子 41・・・BPF 42・・・PLL 44・・・補正信号発生回路 47、453、475・・・減算器 50、51・・・ウォブル 53・・・FM復調回路 54・・・Biphase復調回路 55・・・アドレスデコーダ回路 56・・・クロック分配回路 391・・・外周部 392・・・内周部 420・・・補正量発生回路 423・・・エラーレート検出回路 441、443・・・特定領域 442、444・・・信号領域 445・・・信号記録領域 451、474・・・波形メモリ 471・・・A/D変換器 472・・・同期検波回路 473・・・加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11B 11/105 586 G11B 11/105 586W (31)優先権主張番号 特願平8−301426 (32)優先日 平成8年11月13日(1996.11.13) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−6988 (32)優先日 平成9年1月17日(1997.1.17) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−12790 (32)優先日 平成9年1月27日(1997.1.27) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−25655 (32)優先日 平成9年2月7日(1997.2.7) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−56681 (32)優先日 平成9年3月11日(1997.3.11) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−95700 (32)優先日 平成9年4月14日(1997.4.14) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−106368 (32)優先日 平成9年4月23日(1997.4.23) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−109436 (32)優先日 平成9年4月25日(1997.4.25) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−140087 (32)優先日 平成9年5月29日(1997.5.29) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 内原 可治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 鷲見 聡 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 中尾 賢治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 日置 敏昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 松山 久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 堀 吉宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−210873(JP,A) 特開 平10−320780(JP,A) 特開 平10−21554(JP,A) 特開 平9−219024(JP,A) 特開 平9−237421(JP,A) 特開 平9−120584(JP,A) 特開 平9−297921(JP,A) 特開 平7−73508(JP,A) 特開 平5−314538(JP,A) 特開 平3−83234(JP,A) 特開 平10−312543(JP,A) 特開 平10−222874(JP,A) 特開 平10−320784(JP,A) 特開 平10−308037(JP,A) 特開 平10−208305(JP,A) 特開 平10−149543(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/24 G11B 11/105

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランドとグルーブとから成る記録/再生
    可能な光ディスクに記録または/および再生する光ディ
    スク装置において、 1つのレーザビームを光ディスクに導く光学手段と、 前記ランドまたは前記グルーブの両側に設けられたファ
    インクロックマークを検出する検出手段と、 検出された2つのファインクロックマークのピークを検
    出し、検出された2つのピーク強度の差を演算し、演算
    された結果をトラッキングエラー信号に加算するオフセ
    ット補正回路と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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