JP3113315U - ドライバーズドライビングジャケット（運転時に利便性のある上衣） - Google Patents

Abstract

【課題】運転時おける腕の運動量、シートベルト収納、機能的なポケットを有することによって、上衣の運転時着用に実用性・機能性・おしゃれ感を持たせる。
【解決手段】本考案は、運転時の不便で不快な着用感を運転動作の腕の運動量をパターン上で加味し、シートベルトの表生地擦れをブレストパッチで挟み込むことによって防止し、より使いやすい位置に隠しポケットを作り、運転時に使いにくい脇ポケットをふらす。
【選択図】図４

Description

本考案は、運転時の着用に適した上衣に関するものである。

従来の上衣は、腕を下ろした状態の設定位置で作られていて、運転時の腕の運動量やシートベルト着用や座った状態等での着用考慮が成されていない。

運転時に上衣を着用すると、腕の動きに窮屈感があったりシートベルトで表生地が傷んだり運転中にポケットに物が入れにくいという問題があり、どうしても大きめな上衣を着るか、腕の太い上衣を着るか、上衣を脱がなければいけないという問題があった。そこで運転時に着用しても動きやすく便利な上衣を提供することを目的とする。

本考案は、運転時の腕の動きをデザイン・パターン上で加味し、運転時の腕の運動量を確保し、シートベルトによる表地の擦れを表地の裏に挟み込むことによって防ぎ、収納機能はフロント釦間に隠しポケットを付けたり座った時の脇ポケット下部のみを取り外し可能にする事によって課題を解決している。

運転時の腕の動きがスムーズになることによって、細身でシャープな上衣の運転時着用も可能になり、上衣着用のままでの運転時の腕の運動量も確保され、シートベルトによる表地の痛みも軽減され、機能的なポケットにより運転時の着用利便性も改善され、オシャレと実用の両面からの効果が得られる。

考案の実施するための最良の形態

従来の上衣は、直立した状態で腕を下げて腕の位置を設定し、イセコミ・コロシコミ・クセ取りという技術によって、前肩にしたり平面的な生地を立体的にしたり、ダーツ・ヨーク・キリカエシによって、着用感アップと手や体の動きの運動量の不足を補っていたが、運転時の腕の動きや座った状態での諸機能は考えられてはいない。そこで、運転時の腕の動きをパターン上で加味し動きやすさを出し、着用時シートベルトを肩から胸にかけて表地で挟み込むことで生地の擦れによる傷みを防止し、フロント釦に隠しポケットを付けたり脇ポケットの下部を縫い付けないでボタン留めにすることによって着用時の収納機能を確保し、上衣を着用した運転時の機能性・利便性を生み出している。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図１は山袖の設定位置で腕を下に下ろした状態で図２は運転時にある動作でもっとも右手が左上に行っている状態である。一般的にジャケット着用の運転時に図１から図２への動きに窮屈感が感じられるのは、図２の状態でした袖の距離が不足している事に起因している。その不足分を補うために図２の状態で設定した下袖をＶ字に裁断し身頃はそれよりも少し鋭角なＶ字を作り図３の様にＶ字で身頃と縫い合わせることによって運転時の腕の運動量を確保している。

図４はこの上衣を着て運転した状態で前身の肩から胸の部分のもっともシートベルトに擦れる部分をブレストパッチで挟み込む事で表地の摩耗を防いでいる。図５のように滑りが良く且つ摩耗に強い別布でブレストパッチの中を作り、肩は肩線に沿ってファスナーで留め、身頃は隠しドット釦で身頃とブレストパッチを留める。シートベルト着用時に肩のファスナーを外し、隠しドット釦も外して、シートベルトの上にブレストパッチを置いて再び隠しドット釦で留めて着用し運転する。

図６のように、運転時にチケットなどを入れやすいポケットとしてフロント釦部分に隠しポケットを設定する。

通常、運転時の上衣の脇ポケットは、座った時に上衣の裾を巻き込んだりシワの状態になったりで物が入れにくいので、図７のように脇ポケットのポケット口のみ身頃に縫い付け下部をフラシの状態にして、ブレストパッチと同様隠しドット釦で留めることで座った時にドット釦を外しポケットの収納を確保する。

一般的な上衣設定位置の図である。 右腕を左側上部へあげた状態の図である。 脇下のＶ字接合袖の図である。 ドライバーズ・ドライビング・ジャケット着用の図である。 ブレストパッチの図である。 フロントエッジポケットの図である。 脇ポケット（スウィングポケット）の図である。

Claims (3)

1. 運転時に腕のフィット感があり且つ運動機能のある上衣。
2. シートベルトによる表地の摩耗を防止する上衣。
3. 運転時の多目的収納を有する上衣

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