JP3113190B2 - 焼却炉を用いた廃油の焼却装置 - Google Patents

焼却炉を用いた廃油の焼却装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の古タイ
ヤ、建築廃材、バンパー、畳床、その他の焼却物(以下
焼却物という)の焼却炉を用いて廃油の焼却に供する廃
油の焼却装置に関し、廃油の一次炉内の燃焼により熱分
解してガス化されたガスを二次炉に導いて、高温加熱に
より発生した可燃ガスを完全燃焼させる焼却炉を用いた
廃油の焼却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼却物の焼却のための一次炉と、焼却物
の燃焼により熱分解して発生したガスを高温処理する二
次炉とより構成した焼却炉に係る発明として、本出願人
の出願に係る平成3年特許願第210450号の発明があり、
該発明は自動車の古タイヤ等の焼却物を焼却するもので
あるが、焼却に際して焼却物に混入し一次炉内底部に溜
出した廃油は、必要に応じてその都度外部に汲み出して
処理していた。
【0003】重質油や石炭等の粗悪燃料をガス化燃焼す
るものとしては、特開平4−283303号公報に記載された
ものがあり、この発明は燃料と空気とを流動床ガス化炉
に供給して前記燃料の一部をガス化し、生じた可燃ガス
と脱硫剤とを流動床脱硫炉に供給して、前記可燃ガスを
脱硫した後、二次コンバスタに導くと共に、前記流動ガ
ス化炉でガス化しなかった残りの燃料及び前記流動床脱
硫炉で生じた硫黄化合物と残りの脱硫剤を流動床燃焼炉
に導いて別途供給する燃料とともに、別途供給する空気
により燃焼させ、生じた燃焼ガスを更に前記二次コンバ
スタに導いて、別途供給する空気とともに前記可燃ガス
を燃焼させるガス化燃焼方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の通り、前者に示
す従来の焼却炉においては、一次炉内底部に溜出した廃
油は該炉内底部の溜めに蓄えられ廃油の溜出状況に応じ
て別途これを汲み出して処理する必要があり、その始末
に多大の労力と時間を要するというのみならず、廃油は
有機物特有の臭気があり、更に廃油の粘りや焼却物の燃
え滓との混在により処理に困難を伴うという欠点があっ
た。また、後者に示すガス化燃焼方法では、大がかりの
装置となり複雑でかつ経済的でないという欠点があっ
た。
【0005】本発明は、上記欠点を解決したもので、焼
却物に混入し燃焼により一次炉内底部に溜出した廃油の
ほか、焼却物として焼却処分となった別に用意される廃
油自体を合理的に処理するため焼却炉を用いた廃油の焼
却装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1において、「近接して並立され下方側面に
設けた連通部(2)で連通するように形成された一次炉
)と二次炉()とからなる焼却炉を用いて、前記
一次炉内で焼却する焼却物(22)から溜出した廃油等
を焼却する焼却装置であって、前記一次炉()の上部
開口部(3)から投入された焼却物(22)を、下部の
着火・残灰取出口(7)に設けた着火手段により短時間
着火し、前記着火物(22)の燃焼により発生する生成
ガスを、該一次炉()の下部側面に連通して設けた二
次炉()に導入し、該一次炉()の下部で前記二次
炉()との連通部(2)に設けた燃焼エアーバーナ及
びブロアー手段(8)により、予熱すると共に該二次炉
)の焼却処理室(16)に、前記生成ガスを誘引し
ながら高温焼却して、該焼却された生成ガスを放出手段
により大気中に放出するように形成した前記焼却物を焼
却する手段と、且つ前記一次炉()と前記二次炉
)との連通部(2)と対向する前記一次炉()の
外側近傍の所定の高さの部位に、前記一次炉()の底
部に溜出する廃油を貯油する廃油タンク(31)を設
け、該廃油タンク(31)の下部側面と前記一次炉
)の底面とを接続する廃油管(34)を設け、該廃
油管(31)には循環ポンプ(28)と電磁弁(25)
を有するように形成すると共に、前記廃油タンク(3
1)の外方に、別に用意される廃油等を貯油する補助タ
ンク(35)を設置し、前記廃油タンク(31)の上部
側面と該補助タンク(35)の側面とを接続する給油管
(36)を設けると共に、該給油管(36)に廃油量調
整弁(32)と電磁弁(27)と循環ポンプ(26)を
有して形成するようにした廃油焼却関係手段とを構成
し、前記一次炉()の底部に溜出した廃油を前記廃油
管(34)を通じ循環ポンプ(28)により廃油タンク
(31)に汲み上げ一時的に貯油しておき、さらに必要
に応じ補助タンク(35)に貯油された廃油を補充し、
該廃油を電磁弁操作により廃油管(34)を通じ自動的
に又間歇的に前記一次炉内底部に適量流下し、前記焼却
物(22)と共に燃焼処理することを特徴とする焼却炉
を用いた廃油の焼却装置。」を構成した。
【0007】又、請求項2において、「廃油タンク(3
1)は、一次炉()の外側近傍の所定の位置に設けら
れ、内底部に保温用ヒータを内蔵し、該廃油タンク(3
1)の外側はジャケットで覆われた着脱自在の保温可能
な構造を有し、前記廃油タンク(31)の下部の側面と
前記一次炉()の底面とを接続する廃油管(34)に
より前記一次炉()の底部に溜出する廃油を循環ポン
プ(28)を経て前記廃油タンク(31)に汲み上げ貯
油する手段と、前記廃油タンク(31)の廃油を必要に
応じ廃油管(34)を経て前記一次炉()の底部に流
下させる手段と、補助タンク(35)は前記一次炉
)の外部近傍に設置され、ジャケットで覆われた着
脱自在の保温可能な構造を有し、給油管(36)が前記
廃油タンク(31)の上部に接続されて該補助タンク
(35)から廃油を循環ポンプ(26)により前記廃油
タンク(31)に汲み上げ給油する手段と、請求項1に
記載された連通部(2)で連通するように形成された一
次炉()と二次炉()の本体下部は、それぞれ水槽
構造をもつて二重壁の裾部を形成して、焼却物、廃油等
の燃焼熱により前記水槽内に生じた水蒸気によつて、両
炉の裾部をそれぞれ保温し、さらに両炉の裾部の上端部
には、蒸気排出管(23)を立設せしめ蒸気管切替コッ
ク(24)を設けて両管が接続されて上方で1本となつ
て煙突の外側面で接続され、さらに、一次炉側では、裾
部水槽内に発生した水蒸気は該裾部から上方に向かい配
設された温水管を通り温水ポンプ(29)により温水槽
(30)を経て前記廃油タンク(31)を保温する手段
と、から構成されたことを特徴とする焼却炉を用いた廃
油の焼却装置」を構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は焼却炉を用いた廃油の焼
却装置を上述のように構成したので、一次炉内底部に溜
出した廃油は前記手段により廃油タンクに一時貯油さ
れ、該廃油は自動的に又は必要に応じて間歇的に前記炉
内底部に流下し、一次炉内で燃焼させ、その燃焼により
生じた発生ガスを連通部から二次炉に送り高温加熱して
生じた可燃ガスを完全燃焼させて処理されるので、従来
のように廃油の溜出状況に応じてその都度汲出するよう
な手間を要しない。また、一次炉内底部に溜出した廃油
以外にも、補助タンクに貯油された廃油を給油管により
廃油タンクに一時的に貯油して廃油管を通して一次炉内
に流下せしめ該廃油を焼却し処理することもできる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面と共に説明する。図
1は本発明の実施例の一部断面を示した正面図、図2は
図1の平面図である。は一次炉であって、焼却物を燃
焼するための燃焼室1を形成し、は二次炉であって、
前記一次炉と二次炉とは近接して並立し、連通部2
により直結して連通し、前記一次炉の燃焼室1で生じ
た発生ガスは前記連通部2から導入され、二次炉に形
成された燃焼処理室16において約500℃〜1000℃に高温
加熱して、発生ガス中の可燃ガスを完全燃焼させる。
【0010】一次炉及び二次炉は、共に鉄板により円筒
状をなして形成されて、両者の炉の下部はいずれも二重
壁をなした水槽構造を形成した裾部となっているので、
焼却物を燃焼したときの燃焼熱によって水槽の水温は上
昇して裾部全体が暖められる。また、両炉の水槽上端部
からそれぞれ蒸気排出管23が立設し、蒸気管切換コック
24を設けて両管を接続し上方に1本となって煙突19の外
側面で接続されている。従って、前記水槽で発生した水
蒸気は前記切放コックの操作によって、両管のいずれか
一方又は両管の双方に切換えができるよう選択されて、
水蒸気は前記排出管を経て煙突から大気に放出されるこ
とになる。
【0011】図1において、3は上部開口部、4は蓋体、5
は開閉押圧手段である.上部開口部3には該開口部を閉
鎖する蓋体4が設けられ、該蓋体4の一端を保持して水平
に回動すると共に、焼却物が燃焼室1に上部開口部の上
部まで無作為に投入された時、前記焼却物を上面から内
方に蓋体で押圧するように開閉押圧手段5が上部開口部3
近傍外側面に設けられている。なお、蓋体4の頂部には
安全弁21が取り付けられている。また、前記燃焼室1の
下部には着火・残灰取出ロ7が設けられ、該着火,残灰
取出口7を開き、灯油の着火手段(図示せず)により燃
焼室1内の燃焼物22に短時間で着火延焼できるようにな
っている。
【0012】一次炉の外側部で二次炉側とは反対側
に廃油タンク31を所定の位置高さに設置している。前記
廃油タンク31は貯油された廃油が周辺温度に直接影響
をうけず燃焼を容易ならしめるように着脱可能なジャケ
ットで外周を囲み、さらに炉の本体裾部には二重壁によ
って形成された水槽部10を有し、該水槽10に発生した水
蒸気を温水ポンプ29を用いてこれに接続された温水管3
3、温水槽30を経て前記廃油タンク31を保温することが
できる。また、前記廃油タンク内の底部には保温用ヒー
ター(図示せず)が内蔵している。燃焼の適温に暖めら
れた該タンク内の廃油は循環ポンプ28と接続した廃油管
34を通り電磁弁25を経て一次炉の燃焼室1の底部に適量
に流下する。
【0013】補助タンク35は一次炉の外部近傍に設置
され、ジャケットで覆われ着脱自在な保温構造を有し、
燃焼室1内の燃焼を継続するため廃油を廃油タンク31に
補給したり、また海水等の不純物を含有しているような
廃油等を一時貯油するのに用いられる.前記補助タンク
35は廃油タンク31の上方側部より廃油量調整弁32を経て
給油管36を経て電磁弁27を接続した配管と循環ポンプ26
とが接続されているので、補助タンク35に貯油した廃油
は廃油タンク31内の廃油とともに循環使用することがで
きる。なお32は廃油量を調節するための廃油量調整弁で
ある。
【0014】一次炉の底面には複数の調整用空気孔を
穿設した底面板11(図3)と、その下部に空気噴射手段1
2とを有する底面部が形成されているので、外気は床面
から炉の下面に吸引されて、前記空気噴射手段12は発生
ガス調整用空気孔によって炉内に新鮮な空気を供給噴射
し燃焼火力を調整することができる。
【0015】二次炉は、下部に一次炉との連通部2
と掃除口14とを除き、水槽部15が一次炉の水槽部10と
同坪に二重壁によって形成されている。両水槽部10,15
の上端部から蒸気排出管23をそれぞれ立設し両管は蒸気
管切換コック24において上方は1本となって煙突19の外
側面に接続されている。一次炉と二次炉の連通部2
には図2に示すようにエアーバーナ及びブロア8(図4)
が取り付けられており、一次炉内に熱分解により生じ
た発生ガスを二次炉の内方に放射するようにブロア8
−1で送り込み、エアーバーナ8−2で着火して高温加熱
された可燃ガスを完全燃焼させる燃焼処理室16が形成さ
れている。また、前記燃焼処理室16の上方には連続して
耐高熱部材例えばセラミックス材の中空錐体部17とその
上方に突出した所定の高さの煙突、19が設けられ燃焼処
理室16内の燃焼ガスは該煙突19から大気に放出される。
【0016】以上本発明の廃油の焼却装置の構成を説明
したが、この装置による焼却物の廃油の焼却は以下のよ
うにされる。一次炉のエアーバーナ及びブロア(8−1
及び8−2)を起動して燃焼処理室16を予熱しておき、次
に着火・残灰取出ロ7の扉を開き、灯油着火手投によっ
て一次炉内底部に流入した廃油に着火する。着火後20秒
位で扉を閉じ、空気噴射手段12を起動させると底面板11
の空気孔から強力に新鮮な空気が炉内に噴射され焼却物
の廃油の燃焼が加速され、これに伴い多量の生成ガスが
発生する。60〜80秒位で連通部2を通りエアーバーナ及
びブロア8により前記発生ガスは二次炉の燃焼処理室1
6に送り込まれて高熱を発生しながら燃焼して生じた可
燃ガスは中空錐体部17で800℃程度に上昇し完全燃焼し
て無煙、無臭の気体となって煙突19から大気に放出され
る。なお、上記燃焼による残滓は炉の底部に沈積し、必
要に応じ掃除口14から取り除かれる。
【0017】一次炉内の焼却物が燃焼時間が経過し本燃
焼が少なくなってきたとき、あるいは二次炉の排煙が不
完全燃焼などにより色を呈してきたような場合には、必
要に応じて一次炉外側部近傍の廃油タンク31から廃油供
給手段によって自動的に廃油を炉内に流下せしめ一次炉
の燃焼を助けることが可能である。
【0018】廃油タンクに貯油されている廃油の中には
外部からの貯蔵された廃油の中に海水の混入等がある場
合、一次炉にて該廃油を燃焼させ焼却物と一緒に熱分解
し発生ガスを二次炉内に送り込むことができる。二次炉
では油分の高温燃焼と共に海水成分は水蒸気として大気
中に放散することになる。
【0019】なお、本発明では、二次炉側に連通部を前
記の一次炉とは別個に一次炉を増設することによって更
に焼却能力を高めた構成とすることが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焼却物の廃油が完全燃焼して無煙かつ無臭の状態で大気
中に放出されるので、環境保全のため全く悪影響のない
効果的な廃油の焼却装置が得られる。しかも、焼却物が
炉内温度が下がり過ぎて焼却に支障が生じた場合でも、
別途廃油を供給することによってさらに燃焼を継続ある
いは助勢したり、焼却物のガス化不完全燃焼を避け完全
燃焼に導くことによって解消できるという利点がある。
【0021】又、蒸気排出管23から分岐管を配設するこ
とにより他の地域に例えば浴場、温水プール、養殖場、
ビニールハウス等に給湯して経済的に有効利用ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部断面を示した正面図
【図2】図1の平面図
【図3】底面板の平面図
【図4】エアーバーナ及びブロアの説明図
【符号の説明】1 一次炉 1 燃焼室2 二次炉 2 連通部 3 上部開口部 4 蓋体 5 開閉押圧手段 6 送風機 7 着火・残灰取出口 8 エアーバーナ及びブロア 10 水槽部 11 底面板 12 空気噴射手段 14 掃除口 15 水槽部 16 燃焼処理室 17 中空錐体部 19 煙突 21 安全弁 22 焼却物 23 蒸気排出管 24 蒸気管切換コック 25 電磁弁 26 循環ポンプ 27 電磁弁 28 循環ポンプ 29 温水ポンプ 30 温水槽 31 廃油タンク 32 廃油量調整弁 33 温水管 34 廃油管 35 補助タンク 36 給油管 40 桶り場

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】近接して並立され下方側面に設けた連通部
    (2)で連通するように形成された一次炉()と二次
    炉()とからなる焼却炉を用いて、前記一次炉内で焼
    却する焼却物(22)から溜出した廃油等を焼却する焼
    却装置であって、 前記一次炉()の上部開口部(3)から投入された焼
    却物(22)を、下部の着火・残灰取出口(7)に設け
    た着火手段により短時間着火し、前記着火物(22)の
    燃焼により発生する生成ガスを、該一次炉()の下部
    側面に連通して設けた二次炉()に導入し、該一次炉
    )の下部で前記二次炉()との連通部(2)に設
    けた燃焼エアーバーナ及びブロアー手段(8)により、
    予熱すると共に該二次炉()の焼却処理室(16)
    に、前記生成ガスを誘引しながら高温焼却して、該焼却
    された生成ガスを放出手段により大気中に放出するよう
    に形成した前記焼却物を焼却する手段と、且つ前記一次
    炉()と前記二次炉()との連通部(2)と対向す
    る前記一次炉()の外側近傍の所定の高さの部位に、
    前記一次炉()の底部に溜出する廃油を貯油する廃油
    タンク(31)を設け、該廃油タンク(31)の下部側
    面と前記一次炉()の底面とを接続する廃油管(3
    4)を設け、該廃油管(31)には循環ポンプ(28)
    と電磁弁(25)を有するように形成すると共に、前記
    廃油タンク(31)の外方に、別に用意される廃油等を
    貯油する補助タンク(35)を設置し、前記廃油タンク
    (31)の上部側面と該補助タンク(35)の側面とを
    接続する給油管(36)を設けると共に、該給油管(3
    6)に廃油量調整弁(32)と電磁弁(27)と循環ポ
    ンプ(26)を有して形成するようにした廃油焼却関係
    手段とを構成し、前記一次炉()の底部に溜出した廃
    油を前記廃油管(34)を通じ循環ポンプ(28)によ
    り廃油タンク(31)に汲み上げ一時的に貯油してお
    き、さらに必要に応じ補助タンク(35)に貯油された
    廃油を補充し、該廃油を電磁弁操作により廃油管(3
    4)を通じ自動的に又間歇的に前記一次炉内底部に適量
    流下し、前記焼却物(22)と共に燃焼処理することを
    特徴とする焼却炉を用いた廃油の焼却装置。
  2. 【請求項2】廃油タンク(31)は、一次炉()の外
    側近傍の所定の位置に設けられ、内底部に保温用ヒータ
    を内蔵し、該廃油タンク(31)の外側はジャケットで
    覆われた着脱自在の保温可能な構造を有し、前記廃油タ
    ンク(31)の下部の側面と前記一次炉()の底面と
    を接続する廃油管(34)により前記一次炉()の底
    部に溜出する廃油を循環ポンプ(28)を経て前記廃油
    タンク(31)に汲み上げ貯油する手段と、 前記廃油タンク(31)の廃油を必要に応じ廃油管(3
    4)を経て前記一次炉()の底部に流下させる手段
    と、 補助タンク(35)は前記一次炉()の外部近傍に設
    置され、ジャケットで覆われた着脱自在の保温可能な構
    造を有し、給油管(36)が前記廃油タンク(31)の
    上部に接続されて該補助タンク(35)から廃油を循環
    ポンプ(26)により前記廃油タンク(31)に汲み上
    げ給油する手段と、 請求項1に記載された連通部(2)で連通するように形
    成された一次炉()と二次炉()の本体下部は、そ
    れぞれ水槽構造をもつて二重壁の裾部を形成して、焼却
    物、廃油等の燃焼熱により前記水槽内に生じた水蒸気に
    よつて、両炉の裾部をそれぞれ保温し、さらに両炉の裾
    部の上端部には、蒸気排出管(23)を立設せしめ蒸気
    管切替コック(24)を設けて両管が接続されて上方で
    1本となつて煙突の外側面で接続され、さらに、一次炉
    側では、裾部水槽内に発生した水蒸気は該裾部から上方
    に向かい配設された温水管を通り温水ポンプ(29)に
    より温水槽(30)を経て前記廃油タンク(31)を保
    温する手段と、 から構成されたことを特徴とする焼却炉を用いた廃油の
    焼却装置。
JP07300509A 1995-10-26 1995-10-26 焼却炉を用いた廃油の焼却装置 Expired - Fee Related JP3113190B2 (ja)

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