JP3112968B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3112968B2
JP3112968B2 JP03081243A JP8124391A JP3112968B2 JP 3112968 B2 JP3112968 B2 JP 3112968B2 JP 03081243 A JP03081243 A JP 03081243A JP 8124391 A JP8124391 A JP 8124391A JP 3112968 B2 JP3112968 B2 JP 3112968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
係り、特に、P型MOSトランジスタとN型MOSトラ
ンジスタとを相補的に接続して構成されたCMOSイン
バータの後段に、バイポーラトランジスタ回路やMOS
トランジスタ回路を組み合わせた構造の半導体集積回路
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、P型MOSトランジスタ(以下、
PMOSと略する)とN型MOSトランジスタ(以下、
NMOSと略する)とを相補的に接続したCMOSイン
バータ回路(以下、CMOSと略する)の後段に、NP
N型バイポーラトランジスタ(以下、単にNPNと略す
る)とPNP型バイポーラトランジスタ(以下、単にP
NPと略する)とを相補的に接続してなる相補型バイポ
ーラ論理回路を組み合わせた、いわゆるC−BiCMO
S回路(1) や、前記CMOSの後段に、NPNとNMO
Sとを相補的に接続してなる論理回路を組み合わせた、
いわゆるBiNMOS回路(2) などの半導体集積回路装
置が研究されている。 (1) 図4は従来のC−BiCMOS構造のインバータ回
路の回路図である。PMOS1とNMOS2とは相補的
に接続され、NPN5とPNP6とは相補的に接続され
ている。
【0003】ところが、上記したC−BiCMOS構造
では、PMOS1とNMOS2とによるCMOSの出力
1つに2つのバイポーラトランジスタが接続されるた
め、1個あたりのMOSが駆動しなければならない負荷
容量が大きくなってしまう。このため、バイポーラトラ
ンジスタの動作に時間がかかって高速動作が妨げられる
という問題があった。
【0004】そこで、このような問題点を解決するため
に、例えば図1に示したC−BiCMOS構造が提案さ
れている。
【0005】同図において、PMOS1とNMOS2と
が相補的に接続されてCMOS7を構成し、PMOS3
とNMOS4とが相補的に接続されてCMOS8を構成
している。PMOS1、3およびNMOS2、4のゲー
トは全て入力端子INに接続されている。CMOS7の
出力はNPN5のベースのみに接続され、CMOS8の
出力はPNP6のベースのみに接続されている。
【0006】PMOS1のソースおよびNPN5のコレ
クタは共に電源電位VCCに接続され、NMOS4のドレ
インおよびPNP6のコレクタは共に接地電位VEEに接
続されている。
【0007】このような構成において、入力信号が
“H”レベルになるとPMOS1、3はオフ状態、NM
OS2、4はオン状態になるので、NPN5のベース電
位は降下して“L”レベルになる。このときNPN5は
オフ状態で、出力OUTへの正電荷供給は止まってい
る。
【0008】一方、PNP6はオン状態となって出力O
UTの正電荷は新たな供給を受けること無く引き抜かれ
て電位が下がる。
【0009】この2つの動作により、入力が“H”レベ
ルのときは出力が“L”レベルとなるインバータ動作と
なる。また、入力が“L”レベルのときは上述の関係が
全く逆になるだけで、入力が“L”レベルのときは出力
が“H”レベルのインバータ動作をする。
【0010】このような構成によれば、各CMOS7、
8の駆動するバイポーラトランジスタが唯1つになるの
で、PMOS1が正電荷を供給しなければならない負荷
容量はNMOS2およびNPN5の負荷容量のみとな
る。この結果、回路内の付加容量が小さく押さえられて
NPN5の電位が速やかに上昇するので、NPN5の動
作立上がりが高速に行われる。
【0011】NMOS2についても負荷容量低減の効果
は同様であり、NPN5のベース電位を急速に降下させ
るのでNPN5の動作立下がりも高速に行われる。
【0012】同様の効果がCMOS8−PNP6の部分
にも期待でき、PMOS3、NMOS4によるPNP6
のON、OFF動作が速やかに行われる。
【0013】また、このようなC−BiCMOS構造に
おいて動作速度をさらに向上させるためには、“H”レ
ベル信号出力時のNPNの出力電位立上げ遅延時間を短
縮し、また、“L”レベル信号出力時のPNPの出力電
位立下げ遅延時間を短縮すればよい。
【0014】そこで、例えば特開平1−238218号
公報には、出力電位の立上げに寄与するNPN5を駆動
するCMOS7の論理しきい値を高めに設定し、出力電
位の立下げに寄与するPNP6を駆動するCMOS8の
論理しきい値を低めに設定することにより、高速動作が
実現されることが示されている。
【0015】図2、図3は、各CMOS7、8の論理し
きい値を異ならせることによって高速動作が実現される
様子を説明するための図である。
【0016】図2に示したように、各CMOS7、8の
論理しきい値が共にVTH(<1/2VCC)であると、入
力信号の立上がり時には出力信号が素早く立下がって遅
延時間t1 が短縮されるが、その逆に、入力信号の立下
がり時には遅延時間t2 が大きくなってしまう。
【0017】一方、図3に示したように、前記CMOS
7の論理しきい値をVTH1 (VTH1>1/2VCC)と
し、一方、前記CMOS8の論理しきい値をVTH2 (V
TH2 <1/2VCC)とすると、入力信号の立上がり時お
よび立下がり時のいずれにおいても遅延時間t1 、t2
が短縮される。 (2) 図5は従来のBiNMOS構造のインバータ回路の
回路図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分
を表している。
【0018】同図において、PMOS11とNMOS1
2とは相補的に接続されてCMOS70を構成し、NP
N15とNMOS19とは相補的に接続されている。
【0019】このような構成のBiNMOSでは、CM
OS70の論理しきい値を高く設定すれば、入力信号立
下がり時の出力信号立上がり遅延時間を短縮できるよう
になる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記(1) で説明したC
−BiCMOSに関する従来技術では、その動作速度を
向上させるために各CMOSの論理しきい値を異ならせ
ているが、このようにすると、入力信号レベルが各CM
OSの論理しきい値VTH1 、VTH2 間を遷移する間はN
PN5とPNP6とが共にオン状態となるので、貫通電
流が増えてしまうという問題があった。
【0021】また、上記(2) で説明したBiNMOSに
関する従来技術では、CMOS70の論理しきい値を高
く設定して出力の立上がり遅延時間を短縮しようとする
と、出力の立下がり遅延時間が大きくなってしまうとい
う問題があった。
【0022】また、出力電荷引き抜き用のNMOS19
は、素子特有のしきい値(約0.8V)以上でオン状態
となるスイッチング素子として機能するので、CMOS
70の論理しきい値を高く設定すると、入力信号立上が
り時に、NPN15がオフ状態となる前にNMOS19
がオン状態となり、貫通電流が増えてしまうという問題
があった。
【0023】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、貫通電流を増加させることなく遅延時間を
短縮して、動作速度を向上させた半導体集積回路装置を
提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、以下のような手段を講じた。 (1) C−BiCMOS構造の半導体装置において、入力
段の2つのCMOSの論理しきい値を異ならせ、出力段
に直列接続されたNPNおよびPNPが共にオン状態と
なることがないように、各論理しきい値の差を、出力端
に接続される容量性負荷の負荷容量に基づいて決定する
ようにした。 (2) CMOSの後段にバイポーラトランジスタを接続し
てなるBiCMOS構造の半導体装置において、CMO
Sの論理しきい値を高めに設定して入力信号立下がり時
の出力信号立上がり遅延時間を短縮すると共に、入力信
号の立上がり時には、CMOSの出力が“H”レベルか
ら“L”レベルへ反転する前に該CMOSの出力を強制
的に“L”レベルとするようにした。 (3) CMOSの後段にバイポーラトランジスタを接続し
てなるBiCMOS構造の半導体装置において、CMO
Sの論理しきい値を低めに設定して入力信号立上がり時
の出力信号立下がり遅延時間を短縮すると共に、入力信
号の立下がり時には、CMOSの出力が“L”レベルか
ら“H”レベルへ反転する前に該CMOSの出力を強制
的に“H”レベルとするようにした。
【0025】
【作用】上記した構成(1) によれば、入力段の2つのC
MOSの論理しきい値を異ならせることにより、貫通電
流を増加させることなく出力遅延時間を短縮できるよう
になる。
【0026】上記した構成(2) によれば、高めに設定さ
れたCMOSの論理しきい値が、入力信号の立上がり時
には実質的に低下するので、入力信号の立上がりおよび
立下がりのいずれにおいても出力遅延時間を短縮できる
ようになる。
【0027】上記した構成(3) によれば、低めに設定さ
れたCMOSの論理しきい値が、入力信号の立下がり時
には実質的に上昇するので、入力信号の立上がりおよび
立下がりのいずれにおいても出力遅延時間を短縮できる
ようになる。
【0028】
【実施例】初めに、本発明の動作原理について説明す
る。
【0029】前記図1に示したC−BiCMOS構造の
インバータにおいて、本発明の発明者等が、CMOS7
の論理しきい値をVTH1 (VTH1 >1/2Vcc)、CM
OS8の論理しきい値をVTH2 (VTH1 <1/2Vcc)
としたときの、各論理しきい値の差ΔVLT(ΔVLT
=VTH1 −VTH2 )と貫通電流および遅延時間との関係
を調べたところ、図6に示したように、遅延時間はΔV
LTが大きくなるにしたがってほぼ一様に減少するもの
の、貫通電流は、あるΔVLTまではほとんど増加せ
ず、その後急激に増加することを発見した。
【0030】これは、ΔVLTを適宜に設定すれば、貫
通電流を増加させることなく遅延時間を短縮できること
を示唆しており、その後の調査により、このような現象
は以下のような動作原理によって説明できることを確認
した。
【0031】すなわち、図7に示したように、前記C−
BiCMOSの入力信号が“L”レベルから上昇し、時
刻t1 でVTH2 に達すると、CMOS8の出力が“L”
レベルとなり、時刻t2 でVTH1 に達すると、CMOS
7の出力が“L”レベルとなる。
【0032】この結果、時刻t1 においてPNP6がオ
フ状態からオン状態となり、その後、時刻t2 において
NPN5がオン状態からオフ状態になる。したがって、
時刻t1 〜t2 の期間はNPN5およびPNP6が共に
オン状態(以下、両オン期間と表現する場合もある)と
なって貫通電流が流れてしまうことになる。
【0033】ところが、実使用においては、出力OUT
に接続された負荷容量Cのために、PNP6がオン状態
になって両オン期間が開始しても、出力OUTの電位は
直には低下せず、しばらくの間は“H”レベルを保持す
る。
【0034】この結果、両オン期間が開始しても、しば
らくの間はNPN5のベース・エミッタ間電圧VBE1 が
小さい(<0.7〜0.8V)ので、実質上、NPN5
はオン状態とならず、貫通電流が流れることはない。
【0035】換言すれば、出力OUTの電位がPNP6
による電荷引き抜き作用によって0.7〜0.8V以上
低下し、NPN5がオン状態となるまでの時定数が両オ
ン期間以上であれば、貫通電流は流れないことになる。
【0036】同様に、入力信号が“H”レベルから
“L”レベルへ遷移する場合も、NPN5がオン状態か
らオフ状態となって両オン期間が開始したときにも、出
力OUTの電位は直には上昇せず、しばらくの間は
“L”レベルを保持する。したがって、PNP6のベー
ス・エミッタ間電圧VBE2 が小さく、PNP6はオン状
態とならないので貫通電流が流れることはない。
【0037】換言すれば、出力OUTの電位がNPN5
による電荷注入作用によって0.7〜0.8V以上上昇
し、PNP6がオン状態となるまでの時定数が両オン期
間以上であれば、貫通電流は流れないことになる。
【0038】出力信号が下降あるいは上昇するときの時
定数は負荷容量Cの大きさに依存する。そこで、本発明
の発明者等は、出力端の負荷容量Cの大きさに応じて適
宜に論理しきい値VTH1 、VTH2 を設定することによ
り、貫通電流を増加させることなく高速動作の可能なC
−BiCMOSを実現した。
【0039】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0040】前記図1に関して説明した回路構成におい
て、各MOSトランジスタのゲート幅を、PMOS1が
23.0μm、NMOS2が2.0μm、PMOS3が
15.0μm、NMOS4が10.0μm、ゲート長L
はいずれも0.35μmとし、電源電圧Vccを3.3
V、出力端の負荷容量Cを2pFとしたときのCMOS
7およびCMOS8の論理しきい値の差ΔVLTと遅延
時間tpdおよび貫通電流Iとの関係を図8に示す。
【0041】同図より明らかなように、遅延時間tpdは
ΔVLTが大きくなるにしたがって徐々に小さくなるも
のの、貫通電流Iは、ΔVLT=0.7V付近まではほ
とんど変化せず、それ以後、急激に上昇していることが
わかる。
【0042】したがって、本実施例の構成において負荷
容量Cが2pFであるならば、ΔVLT=0.7V以下
となるように各CMOSの論理しきい値VTH1 、VTH2
を設定すれば、貫通電流Iを増やすことなく遅延時間t
pdを短縮できるようになる。
【0043】図9は、上記した構成のC−BiCMOS
において、出力端の負荷容量Cを変化させたときの、Δ
VLT、遅延時間tpd、および貫通電流Iの関係を示し
た図である。
【0044】同図において、例えば負荷容量Cが1.0
pFの場合、ΔVLT=0.65Vとすると貫通電流I
が約0.9mAとなってしまうが、ΔVLT=0.56
V以下とすると貫通電流Iはほぼ零となり、遅延時間t
pdも短縮することができる。
【0045】また、負荷容量Cが0.8pFの場合、Δ
VLT=0.56Vとすると貫通電流Iが約0.3mA
となってしまうが、ΔVLT=0.51V以下とすると
貫通電流Iはほぼ零となり、遅延時間tpdも短縮するこ
とができる。
【0046】このように、負荷容量Cが大きいときには
ΔVLTを大きくし、逆に負荷容量Cが小さいときには
ΔVLTを小さくすることによって、貫通電流Iを大き
くすることなく遅延時間tpdを短縮できるようになる。
【0047】図10は、前記図9に関して説明したΔV
LTと負荷容量Cとの関係を、貫通電流一定としてとら
えた図である。
【0048】同図において、貫通電流Iが増加し始める
直前、すなわち、貫通電流Iを増加させることなく遅延
時間を最も短縮できるΔVLTの条件は、ΔVLT≦
0.18C+0.40の近似式で表される。
【0049】また、貫通電流Iを、MOSトランジスタ
での最大許容範囲である1mAまで許容するのであれ
ば、遅延時間を最も短縮できるΔVLTの条件は、ΔV
LT≦0.21C+0.46の近似式で表される。
【0050】このような実験結果に基づいて、本発明の
発明者等が前記図1に示したC−BiCMOSで電源電
圧VDD=3.3V、負荷容量C=2pFとしたときの、
各CMOS5、6の論理しきい値VTH1 、VTH2 を共に
1.65Vとした従来の場合と、本願発明を適用して、
VTH1 =2.06V、VTH2 =1.50V(ΔVLT=
0.56V)とした場合の遅延時間を比較したところ、
従来技術では0.61nSであったのに対して、本願の実
施例では、0.43nSとなり、遅延時間が約0.2nS
(33%)短縮されて高速化が達成された。
【0051】本実施例によれば、ΔVLTと負荷容量C
との関係を一次関数で表すことができるので、負荷容量
Cが明らかになれば、貫通電流を増加させることなく遅
延時間を短縮することの可能な各CMOSの論理しきい
値を簡単に求められるようになる。
【0052】図11は本発明のC−BiCMOS構造を
適用したインバータ回路の第2実施例を示した図であ
り、前記と同一の符号は同一または同等部分を表してい
る。
【0053】本実施例では、前記図1の構成のインバー
タ回路のNPN5のベースと出力との間、およびPNP
6のベースと出力との間に、それぞれ抵抗R1、R2を
接続した点に特徴がある。
【0054】図1に示した構成では、NPN5がオン状
態になって出力が“H”レベルとなっても、その出力電
位は電源電位VCCからNPN5のVBEだけ降下してしま
う。同様に、PNP6がオン状態になって出力が“L”
レベルとなっても、その出力電位は接地電位VEEからP
NP6のVBEだけ上昇してしまう。その結果、振幅が2
VBEだけ小さくなってしまう。
【0055】これに対して本実施例では、出力が“H”
レベルのときには抵抗R1によって出力電位がNPN5
のベース電位とほぼ同電位まで上昇し、出力が“L”レ
ベルのときには抵抗R2によって出力電位がPNP6の
ベース電位とがほぼ同電位まで降下するので、振幅を0
V〜Vccとする反転信号を出力できるようになる。
【0056】なお、本実施例でも抵抗R1、R2を十分
に高抵抗とすれば、各CMOS7、8がそれぞれNPN
5、PNP6を実質上独立的に制御することになるの
で、動作速度の高速化も達成される。
【0057】図12、13は、それぞれ本発明を多入力
論理ゲート回路に適用した第3、第4実施例の回路図で
あり、特に、図12は本発明を適用した多入力NAND
ゲート回路、図13は本発明を適用した多入力NORゲ
ート回路を示している。なお、各実施例の動作は上述の
説明から明らかなので、その説明は省略する。
【0058】図14は、本発明の第5実施例であるBi
NMOS構造のインバータ回路であり、前記と同一の符
号は同一または同等部分を表している。
【0059】入力信号の立上がりに対する出力信号の立
下がり、および入力信号の立下がりに対する出力信号の
立上げを共に高速化するためには、図26に示したよう
な、入力信号と出力信号との伝達曲線(トランスファカ
ーブ)が理想的である。
【0060】そこで、本実施例では、このような伝達曲
線を得るために、前記図5に関して説明したBiNMO
Sインバータ回路のCMOS7の出力と接地電位VEEと
の間にNMOS53、54を直列接続し、NMOS53
のゲートは出力OUTに接続し、NMOS54のゲート
は入力INに接続するようにした。
【0061】各MOSトランジスタ11、12、19、
53、54のゲート長は0.35μmであり、ゲート幅
は、PMOS11が23μm、NMOS12が2.0μ
m,NMOS53が40μm、NMOS54が40μ
m、NMOS19が20μmである。
【0062】また、電源電圧VCCは3.3Vとし、CM
OS70の論理しきい値VTH3 は1.9Vとした。入力
INには0−3.3Vの論理振幅を有する信号が入力さ
れる。なお、NMOS19、54のしきい値は、それぞ
れVTH4 、VTH5 で表すものとする。
【0063】このような構成において、図16に示した
ように、入力信号が“H”レベルから“L”レベルへ遷
移するときは、CMOS70の論理しきい値VTH3 が高
めに設定されているので、時刻t1 においてCMOS7
0の出力が“L”レベルから“H”レベルへ遷移してN
PN15がオン状態となり、出力信号信号も“L”レベ
ルから“H”レベルへ素早く遷移する。
【0064】一方、入力信号が“L”レベルから“H”
レベルへ遷移するときは、CMOS70の論理しきい値
が高く設定されているので、時刻t7 において入力信号
が論理しきい値VTH3 に達するまで、出力信号は“H”
レベルを保持してしまう。しかも、NMOS19は時刻
t6 においてオン状態となっているので、時刻t6 から
t7 の間のΔt67において貫通電流が流れてしまうこと
になる。
【0065】ところが、本実施例では、時刻t5 におい
て入力信号がNMOS54のしきい値VTH5 に達する
と、NMOS54がオン状態となり、NPN15のベー
ス電流がNMOS53、54を介して強制的に引き抜か
れる。したがって、時刻t6 においてNMOS19がオ
ン状態となっても、貫通電流が流れてしまうことはな
い。
【0066】しかも、本実施例によれば、NMOS54
はCMOS70のNMOS12と並列接続されることに
なるので、みかけ上、NMOS12を大型化して、その
オン抵抗を下げたことになるので、出力信号信号の立下
げ遅延時間がさらに短縮されるようになる。
【0067】図20は、本実施例の構成による入力信号
と出力信号との関係を示した図であり、ほぼ理想的な伝
達曲線が得られた。
【0068】本実施例によれば、貫通電流を増加させる
ことなく、立上がりおよび立下がりのいずれの遅延時間
をも短縮することができるようになる。
【0069】なお、上記した実施例では、CMOS70
の論理しきい値を高めに設定すると共に、出力立上げ時
にはNMOS12のオン抵抗が低減されるような構成と
なっている。
【0070】これは、CMOSを構成するPMOSのオ
ン抵抗を下げればCMOSの論理しきい値が実質的に上
昇し、NMOSのオン抵抗を下げればCMOSの論理し
きい値が実質的に降下することに基づくもので、上記し
た実施例のように、CMOSの論理しきい値を高めに設
定しても、出力立下げ時にNMOSのオン抵抗を下げれ
ば、みかけ上、出力立下げ時のCMOSの論理しきい値
が降下するので、出力立上げおよび立下げのいずれにお
いても、遅延時間を短縮できるようになる。
【0071】図15は本発明の第6実施例であるBiN
MOS構造のインバータ回路であり、前記と同一の符号
は同一または同等部分を表している。
【0072】図14に関して説明したBiNMOS構造
では、時刻t5 においてNPN15のベース電流が引き
抜かれてオフ状態になっても、時刻t6まではNMOS
19がオフ状態なので、出力信号は“H”レベルのまま
となってしまう。
【0073】そこで、本実施例では、前記NMOS19
と対向するようにPMOS55を設け、該PMOS55
のゲートをNPN15のベースに接続するようにして、
遅延時間をさらに短縮するようにした点に特徴がある。
【0074】本実施例によれば、時刻t5 においてNP
N15のベース電荷が引き抜かれると、PMOS55が
直にオン状態となって出力OUTの電荷が引き抜かれる
ので、図14に示した実施例に比べて、出力立下げ時の
遅延時間をさらに短縮できるようになる。
【0075】図17は、本発明の第7実施例であるBi
NMOS構造を適用した多入力NAND回路であり、前
記と同一の符号は、同一または同等部分を表している。
【0076】本実施例では、出力立下げ時にはNPN1
5のベース電流がNMOS53、54、56を介して強
制的に引き抜かれるので、貫通電流を増加させることな
く遅延時間を短縮できるようになる。
【0077】図18は、本発明の第8実施例であるBi
NMOS構造を適用したインバータ回路であり、前記と
同一の符号は、同一または同等部分を表している。
【0078】本実施例では、PMOS11bとNMOS
12bとが相補的に接続されてCMOS70bを構成
し、その出力がNMOS63のゲートに接続されてい
る。NMOS63はNMOS54と直列接続されてい
る。
【0079】このような構成によれば、出力立下げ時に
は、CMOS70bの出力が“H”レベルでNMOS6
3がオン状態のときにNMOS54が素早くオン状態と
なり、NPN15のベース電流がNMOS54、63を
介して強制的に引き抜かれるので、貫通電流を増加させ
ることなく遅延時間を短縮できるようになる。
【0080】図19は、本発明の第9実施例であるBi
NMOS構造を適用したインバータ回路であり、前記と
同一の符号は、同一または同等部分を表している。
【0081】本実施例では、NMOS54にNMOS6
4を直列接続し、該NMOS64のゲートをCMOS7
0に出力に接続している。
【0082】このような構成によれば、出力立下げ時に
は、CMOS70の出力が“H”レベルでNMOS64
がオン状態のときにNMOS54が素早くオン状態とな
る。この結果、NPN15のベース電流がNMOS5
4、64を介して強制的に引き抜かれるので、貫通電流
を増加させることなく遅延時間を短縮できるようにな
る。 図21、22、23は本発明の他の実施例のイン
バータであり、前記と同一の符号は同一または同等部分
を表している。
【0083】各実施例では、前記NMOS19の代わり
に、出力電荷引き抜き用素子としてPNP16を設ける
と共に、PMOS11cおよびNMOS12cによって
構成されるCMOS70cの論理しきい値を低めに設定
している。
【0084】CMOS70cの論理しきい値を低くする
と、入力立上がり時の出力立下がりを高速化することが
できるが、入力立下がり時の出力立上がりが遅くなって
しまう。そこで各実施例では、出力立上がりをも高速化
するために、各種の手段を講じている。
【0085】図21に示した第10実施例では、PMO
S11cにPMOS67を並列接続し、入力信号が立下
がると、CMOS70cの出力が反転して“H”レベル
となる前にPMOS67が素早くオン状態となってNP
N15、PNP16ベース電位が上昇し、CMOS70
cの論理しきい値が実質的に上昇するようにしている。
図22に示した第11実施例では、前記PMOS67
にPMOS68を直列接続し、PMOS68のゲートを
CMOS70cの出力に接続するようにしている。 こ
のような構成において、入力信号立下がり時にはCMO
S70cの出力が“L”レベルでPMOS68がオン状
態にあり、その後、入力信号が低下してPMOS67が
オン状態になると、CMOS70cの出力が反転して
“H”レベルとなる前にNPN15、PNP16ベース
電位が上昇し、CMOS70cの論理しきい値が実質的
に上昇するようにしている。
【0086】図23に示した第12実施例では、前記P
MOS67にNMOS69を直列接続し、PMOS11
cに、PMOS81およびNMOS82を相補的に接続
して構成されたCMOS80aを並列接続すると共に、
該CMOS80aの出力とNMOS69のゲートとを接
続するようにしている。CMOS80aの論理しきい値
は1/2Vcc程度に設定されている。
【0087】このような構成において、入力信号が
“H”レベルの時にはCMOS70cの出力が“L”レ
ベルでCMOS80aの出力が“H”レベルであるた
め、NMOS69はオン状態にある。
【0088】ここで、入力信号が低下してPMOS67
がオン状態になると、CMOS70cの出力が反転して
“L”レベルとなる前にPMOS67がオン状態となっ
てNPN15、PNP16ベース電位が上昇し、CMO
S70cの論理しきい値が実質的に上昇するようにして
いる。
【0089】第24図は本発明を適用したマイクロプロ
セッサの構成を示した図である。
【0090】マイクロプロセッサは、周知のように、命
令受取り用のC−キャッシュメモリ201、デコーダ部
205、デコーダ部205の出力信号に基づいて演算処
理を実行して出力するデータ・ストラクチャ(Data Stru
cture ; DS)マクロセル206、演算結果を格納する
D−キャッシュメモリ202、演算結果の論理アドレス
をD−キャッシュメモリ202の物理アドレスに変換し
てデータ格納アドレスを指定するデータ・トランスレー
ション・ルックアサイド・バッファ(Data Translation
Look-aside Buffer;D−TLB) 203、演算後の次の
命令をC−キャッシュメモリ201から読み出すための
アドレスを指定するコード・トランスレーション・ルッ
クアサイド・バッファ(Code Translation Look-aside B
uffer;C−TLB)204によって構成されている。
【0091】近年のマイクロプロセッサでは、メモリセ
ル以外の演算を実行する部分にはCMOSあるいはBi
CMOS論理ゲート回路が用いられているので、当該部
分に本発明を適用すれば、高速動作が可能で低消費電力
のマイクロプロセッサを実現できる。
【0092】また、従来のマイクロプロセッサでは、デ
コーダ部205、DSマクロセル206、D−キャッシ
ュメモリ202が律速部であったので、少なくともこれ
らの部分に本発明を適用すれば、高速動作が可能で低消
費電力のマイクロプロセッサを実現できる。
【0093】図25は本発明を適用した半導体メモリの
ブロック図である。
【0094】周知のように、半導体メモリは、入力バッ
ファ207、デコーダドライバ209、信号制御回路2
08、メモリセルアレイ210、センス回路212、列
デコーダ211、および出力バッファ213によって構
成されている。
【0095】メモリの高速化を実現するためには、特
に、センス回路212、デコーダ回路211、209、
出力バッファ213の高速化が要求されるので、少なく
ともこれらの部分に本発明を適用すれば、消費電流を増
加させることなく、高速動作を実現できる。
【0096】以上、本発明の実施例を詳細に説明した
が、本発明は前記実施例に限定されず、特許請求の範囲
に記載した本発明を逸脱することなく、種々の小設計変
更を行うことが可能である。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果が達成される。 (1) 入力信号の立上がりを検出する論理回路と立下がり
を検出する論理回路との論理しきい値を各々設定するよ
うにすると共に、各論理しきい値の差ΔVLTを、貫通
電流が増加しない範囲に設定するようにしたので、貫通
電流を増加させることなく遅延時間を短縮し、動作速度
を高速化できるようになる。 (2) 入力段に接続されたCMOSの論理しきい値を低め
あるいは高めに設定し、入力信号の立上がりあるいは立
下がりに応じて、該CMOSの論理しきい値を実質的に
上昇あるいは下降させるようにしたので、入力信号の立
上がり立下がりのいずれにおいても遅延時間を短縮し、
動作速度を高速化できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】C−BiCMOSの回路構成を示した図であ
る。
【図2】C−BiCMOSの動作を説明するための図で
ある。
【図3】C−BiCMOSの動作を説明するための図で
ある。
【図4】従来のBiCMOSの回路構成を示した図であ
る。
【図5】従来のBiNMOSの回路構成を示した図であ
る。
【図6】本発明の基本概念を説明するための図である。
【図7】本発明の基本動作を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施例を説明するための図である。
【図9】本発明の一実施例を説明するための図である。
【図10】本発明の一実施例を説明するための図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例の構成を示した図であ
る。
【図12】本発明の第3実施例の構成を示した図であ
る。
【図13】本発明の第4実施例の構成を示した図であ
る。
【図14】本発明の第5実施例の構成を示した図であ
る。
【図15】本発明の第6実施例の構成を示した図であ
る。
【図16】図14の動作を説明するための図である。
【図17】本発明の第7実施例の構成を示した図であ
る。
【図18】本発明の第8実施例の構成を示した図であ
る。
【図19】本発明の第9実施例の構成を示した図であ
る。
【図20】図14に示したインバータ回路の入出力関係
を示した図である。
【図21】本発明の第10実施例の構成を示した図であ
る。
【図22】本発明の第11実施例の構成を示した図であ
る。
【図23】本発明の第12実施例の構成を示した図であ
る。
【図24】本発明を適用したマイクロプロセッサの構成
を示した図である。
【図25】本発明を適用した半導体メモリのブロック図
である。
【図26】理想的なインバータ回路の入出力関係を示し
た図である。
【符号の説明】
1、2、11、13、55…PMOS、2、4、12、
14、19…NMOSトランジスタ、5、15…NPN
トランジスタ、6、16…PNPトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 勇治 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の論理レベルの中間値より高い
    第1の論理しきい値を有する第1の論理回路と、論理レ
    ベルの中間値より低い第2の論理しきい値を有する第2
    の論理回路と、第1の論理回路の出力がベースに接続さ
    れたNPNトランジスタと、第2の論理回路の出力がベ
    ースに接続されたPNPトランジスタとを具備し、第1
    および第2の論理回路の入力を共通接続して入力端と
    し、NPNおよびPNPトランジスタのエミッタを共通
    接続して出力端とし、該出力端に容量性負荷が接続され
    た半導体集積回路装置において、前記第1および第2の
    論理しきい値は、入力信号が第2の論理しきい値から第
    1の論理しきい値に達するまでの容量性負荷の放電によ
    るNPNトランジスタのベース・エミッタ間電圧の変位
    量が、該NPNトランジスタを実質的にオン状態とする
    変位量よりも小さく、入力信号が第1の論理しきい値か
    ら第2の論理しきい値に達するまでの容量性負荷への充
    電によるPNPトランジスタのベース・エミッタ間電圧
    の変位量が、該PNPトランジスタを実質的にオン状態
    とする変位量よりも小さくなるように設定されたことを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の論理回路は、共に
    P型MOSトランジスタおよびN型MOSトランジスタ
    を相補的に組み合わせて構成されたCMOS構造の論理
    回路であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積
    回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の論理しきい値および第2の論
    理しきい値の差と前記容量性負荷の容量との関係を示す
    一次関数に基づいて第1および第2の論理しきい値を設
    定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 P型MOSトランジスタおよびN型MO
    Sトランジスタを相補的に組み合わせて構成され、論理
    レベルの中間値よりも高い論理しきい値を有するCMO
    Sインバータ回路と、前記CMOSインバータ回路の出
    力電位に応じた電荷を出力端へ供給する電荷供給手段
    と、入力信号に応じた電荷を出力端から引き抜く電荷引
    抜手段とを具備し、入力信号の反転信号を出力する半導
    体集積回路装置において、出力信号立下げ時に、CMO
    Sインバータ回路の出力レベルが反転して“L”レベル
    となる前に、前記CMOSインバータ回路の出力電荷を
    引き抜き、前記CMOSインバータ回路の論理しきい値
    を、実質的に降下させるスイッチング手段をさらに具備
    したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記電荷供給手段はNPNトランジスタ
    であり、前記電荷引抜手段はN型MOSトランジスタで
    あることを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路装
    置。
  6. 【請求項6】 P型MOSトランジスタおよびN型MO
    Sトランジスタを相補的に組み合わせて構成され、論理
    レベルの中間値よりも低い論理しきい値を有するCMO
    Sインバータ回路と、前記CMOSインバータ回路の出
    力電位に応じた電荷を出力端へ供給する電荷供給手段
    と、前記CMOSインバータ回路の出力電位に応じた電
    荷を出力端から引き抜く電荷引き抜き手段とを具備し、
    入力信号の反転信号を出力する半導体集積回路装置にお
    いて、出力信号立上げ時に、CMOSインバータ回路の
    出力レベルが反転して“L”レベルとなる前に、該CM
    OSインバータ回路の出力端へ電荷を供給し、前記CM
    OSインバータ回路の論理しきい値を、実質的に上昇さ
    せるスイッチング手段をさらに具備したことを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記電荷供給手段はNPNトランジスタ
    であり、前記電荷引抜手段はPNPトランジスタである
    ことを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路装置。
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