JP3112897B2 - 表示機能付き無線選択呼出方法とその受信機 - Google Patents

表示機能付き無線選択呼出方法とその受信機

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JP3112897B2
JP3112897B2 JP2644499A JP2644499A JP3112897B2 JP 3112897 B2 JP3112897 B2 JP 3112897B2 JP 2644499 A JP2644499 A JP 2644499A JP 2644499 A JP2644499 A JP 2644499A JP 3112897 B2 JP3112897 B2 JP 3112897B2
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真 太田
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静岡日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポケットベルやペ
ージャ等の表示機能付き無線選択呼出受信機や、選択呼
出受信部を搭載したPHS(Personal Handyphone Syst
em)やPDC(Personal Digital Cellor)等の携帯電
話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の選
択呼出受信機及びその選択呼出方法に関し、送信局から
の情報サービスのデータ格納方式に着目した無線選択呼
出受信機等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ポケットベルやページャと呼称し
た無線選択呼出システムの表示付き無線選択呼出受信機
や、PHS(Personal Handyphone System)やPDC
(Personal Digital Cellor)の機能と組み合わせた表
示付き無線選択呼出受信機等が新規なサービス拡張に伴
い、市販されている。
【0003】この表示付き無線選択呼出受信機につい
て、特にメッセージを記憶媒体に格納する場合のメッセ
ージ用記憶容量の制限について、特開平05−2440
64号公報(特許掲載公報第2738187号)に記載
されている。本公報によれば、メッセージと同時にメッ
セージを保護する時間情報を送信し、受信機側において
時間情報が有効な期間はメッセージを保護し、メモリ消
去保護時間が経過した場合に保護メッセージを解除し
て、通常の保護指定無しのメッセージと同等の扱いとす
るということが記載されている。
【0004】また、特開平10−32854号公報に
は、「無線呼出用受信機」として、受信したメッセージ
を削除しない期間や保護の属性を設定したメッセージを
メッセージメモリに格納して、期間経過後に削除するこ
とにより意に反するメッセージ削除や半永久的なメモリ
への残存を防止することが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線選
択呼出受信機の情報サービス等においては、受信機使用
者に適時、的確な情報を送信することが要求される。し
かし、送信局側からほぼ恒久的にデータが送信される情
報サービスの場合、受信機のデータ受信容量にも上限が
存在するため、受信メッセージがメッセージメモリを上
限まで占有してしまい、適切な時間に必要な情報を、使
用者が情報メッセージを確認する前に、データメモリ内
から消去されてしまうと言う事態も考えられる。
【0006】また、送信する情報メッセージに内、実施
期間や締め切りなどの時間情報を含んでいる場合、示さ
れる日付が既に経過していて、メッセージ自体が情報と
して無効になっているにも関わらずメモリに残存してい
るという事態も起こりうる。
【0007】また、上記従来例では、約束事等の時間を
指定されるメッセージに関しては、有用期限内では保護
されるが、保護が解除されたのちにも、該当メッセージ
は消去されず、メッセージ格納量が許容量を超えた場
合、もしくは使用者によって消去指定された場合におい
てのみ、メッセージメモリから消去が行われるので、メ
ッセージメモリの効率化は改善されない。
【0008】本発明では、常に情報を配信する情報メッ
セージサービスにおいて、天気予報情報や、プレゼント
締切情報等のあらゆる期限付き情報メッセージにおい
て、送信側でメモり格納期限を設け、指定する期限内に
おいて表示・通報させ、指定期限と一致すると、メッセ
ージをメモリエリアから消去するという機能を有する。
これにより、時間的に無効となり、不要となったメッセ
ージは、使用者の保存希望がない限りは、自動的に消去
されることにより、メモリ格納の効率化を図ることがで
き、また、メモリのメッセージ容量の上限によって、使
用者が未確認のメッセージを意に反して強制的に消去し
てしまうという事態も軽減される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、時間情報付き
メッセージ情報を受信して表示する表示機能付き無線選
択呼出受信機において、受信した前記時間情報付きメッ
セージ情報を解析し、メッセージ形式から前記時間情報
付きメッセージ情報が消去の時間情報を含むか否かを判
定するメッセージ解析部を有し、前記時間情報付きメッ
セージ情報を受信時に前記時間情報と現在時間とを比較
し、前記時間情報と前記現在時間が一致、もしくは前記
現在時間が前記時間情報の示す時間より経過していた場
合、該当する前記時間情報付きメッセージ情報が使用者
に保護されているか否かを判断し、保護されていない場
合、前記時間情報付きメッセージ情報をメモリ部より
去することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、時間情報付きメッセージ
情報を受信して表示する表示機能付き無線選択呼出受信
機において、受信した前記時間情報付きメッセージ情報
内に含む時間情報ヘッダから消去時間を判定する時間情
報解析部と、現在時間と前記消去時間との比較を行う時
間情報管理部と、前記消去時間前の期間中は前記時間情
報付きメッセージ情報を表示する表示部と有し、前記時
間情報付きメッセージ情報を受信時に前記時間情報と現
在時間とを比較し、前記時間情報と前記現在時間が一
致、もしくは前記現在時間が前記時間情報の示す時間よ
り経過していた場合、該当する前記時間情報付きメッセ
ージ情報が使用者に保護されているか否かを判断し、保
護されている場合には前記表示部に前記時間情報付きメ
ッセージ情報を表示し、保護されていない場合、前記時
間情報付きメッセージ情報をメモリ部より消去すること
を特徴とする。
【0011】また、本発明は、時間情報付きメッセージ
情報を受信して表示する表示機能付き無線選択呼出受信
機において、受信した前記時間情報付きメッセージ情報
内に含む時間情報ヘッダから該当時間情報を取得して該
当する時間に表示する手段と、メモリ部に格納した前
時間情報付きメッセージ情報をメモリ消去するか否か
判定する手段と、前記時間情報付きメッセージ情報を
報する手段と、前記時間情報付きメッセージ情報の消去
を行う手段を有し、前記時間情報付きメッセージ情報を
受信時に前記時間情報と現在時間とを比較し、前記時間
情報と前記現在時間が一致、もしくは前記現在時間が前
記時間情報の示す時間より経過していた場合、該当する
前記時間情報付きメッセージ情報が使用者に保護されて
いるか否かを判断し、保護されている場合には前記表示
部に前記時間情報付きメッセージ情報を前記表示する手
段で表示し且つ前記通報する手段で通報し、保護されて
いない場合、前記時間情報付きメッセージ情報をメモリ
部より消去することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、時間情報付きメッセージ
情報を受信して表示する選択呼出受信機において、選択
呼出信号をベースバンド信号に変換する受信部と、前記
ベースバンド信号から前記時間情報付きメッセージ情報
を復号する復号部と、前記時間情報付きメッセージ情報
時間情報を抽出して格納する情報管理部と、前記時間
情報付きメッセージ情報を格納するメモリ部と、現在時
間の情報を出力する時計部と、前記時間情報付きメッセ
ージ情報をスピーカと表示部に出力する出力部とからな
り、前記時間情報付きメッセージ情報を受信時または前
記メモリ部にメモリ格納済みの前記時間情報付きメッセ
ージ情報に対してそれぞれ前記時間情報と前記現在時間
とを比較し、前記時間情報と前記現在時間が一致、もし
くは前記現在時間が前記時間情報の示す時間より経過し
ていた場合、該当する前記時間情報付きメッセージ情報
が使用者に保護されているか否かを判断し、保護されて
いない場合、該当する前記時間情報付きメッセージ情報
を前記メモリ部より消去することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、時間情報付きメッセージ
情報を受信して表示する表示機能付き選択呼出方法にお
いて、受信した前記時間情報付きメッセージ情報を解析
し、前記時間情報付きメッセージ情報内に含む時間情報
ヘッダからメッセージを表示する表示時間と消去する消
去時間と格納したメモリ部から当該時間情報付きメッ
セージ情報を消去する消去時間を判定し、現在時間が前
記表示時間前であれば表示を継続し、前記現在時間が前
記表示時間の示す時間より経過している場合、かつ前記
現在時間が前記消去時間の示す時間より経過していない
場合は表示を継続し、前記メモリ部に当該時間情報付き
メッセージ情報を保持すると共に前記表示を継続し、
記現在時間が前記消去時間より経過していた場合、該当
する前記時間情報付きメッセージ情報が使用者に保護さ
れているか否かを判断し、保護されていない場合、該当
する前記時間情報付きメッセージ情報を前記メモリ部よ
消去することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】[第1の実施形態] (本実施形態の構成)本発明の無線選択呼出受信機の構
成を図1に示す。なお、選択呼出受信部を搭載したPH
S(Personal Handyphone System)やPDC(Personal
Digital Cellor)等の携帯電話機や、PDA(Persona
l Digital Assistants)等の携帯型情報通信機器にも適
用できる。以下、無線選択呼出受信機について説明す
る。
【0016】本無線選択呼出受信機は、送信局からの情
報サービスのデータ格納方式に着目した無線選択呼出受
信機に関する。
【0017】本無線選択呼出受信機は、無線送信局から
送信される信号を受信するためのアンテナ(101)
と、アンテナを介して無線送信局から送信されるデータ
を受信し復調してベースバンドの受信データとして出力
する受信部(102)と、受信部(102)から出力さ
れた受信データを入力として受信データの各フレームか
ら同期信号を検出する同期信号検出部(103)と、受
信部(102)による受信データから同期信号以外の受
信データの復号を行い、メッセージ解析部(114)に
復号データを出力する復号部(104)と、現在の時間
を計時する時計部(115)とを備える。
【0018】更に、上記復号データからメッセージ情報
を解析し、情報メッセージか個別メッセージかを判定す
るメッセージ解析部(114)、復号された出力データ
より時間情報ヘッダを検出し、表示時間情報を解析する
時間情報解析部(105)と、時間情報解析部(10
5)において時間情報を検出した際にメッセージと時間
情報に分離し、メッセージに対応した時間情報を格納す
る時間情報管理部(106)と、上記メッセージ解析部
(114)の受信データに含まれるシステム情報より自
機宛の受信信号であるかを判定し、判定結果をCPUに
転送するシステム情報判定部(107)(復号部、シス
テム情報判定部を含めてデコーダと称す)とを備えてい
る。
【0019】更に又、復号部(104)からの出力結果
より受信したメッセージを表示する表示部(111)
と、復号部の出力結果より自機宛メッセージを検出した
ときに報知音を発生させるスピーカ駆動部(110)及
び、スピーカ(113)と、予め設定された受信周期で
間欠的に受信部の電源供給をON/OFFさせる間欠受
信制御部(108)と、システム情報判定部(107)
からの判定結果及び復号部からの出力データにより、受
信した自己宛メッセージ等を格納するメモリ部(11
2)から構成される。なお、システム情報判定部(10
7)は復号器(104)の復号データから自機宛の受信
信号であるか否かを判定してもよいし、メモリ部(11
2)にCPU(109)のオペレーションシステムや時
間情報やその他の情報を格納していてもよい。また、ス
ピーカ制御部(110)と共に振動素子を駆動する振動
駆動部を備え、スピーカ(113)と振動素子とを両者
とも又は選択してもよい。
【0020】(本実施形態の動作)本発明の動作につい
て、図2、図3に示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0021】{メッセージ受信}図2はメッセージ受信
時の動作フローチャートである。受信機は、間欠受信制
御部(108)において、CPU(109)によって設
定されたタイミングで受信部がONしており、受信部
(102)のON時にデータ受信を行う(ステップ20
1、以下「ステップ」を省略する。)。受信部(10
2)のON時にデータ着信を待ち(203)、データを
受信したときに(204)、復号部においてメッセージ
も復号され、それがシステム情報判定部(107)で自
己宛メッセージであったときに、メッセージ解析部(1
14)において、受信メッセージが個別メッセージであ
るか、情報メッセージであるかの属性の判定を行う(2
05)。
【0022】個別メッセージであると判断された場合
は、そのままメモリ部(112)に格納し、通報・表示
を行うが(210)、情報メッセージであると判断され
た場合は、更に情報メッセージデータの解析を行う(2
06)。情報メッセージデータ内において、時間情報ヘ
ッダの有無を判断し(207)、時間情報解析部(10
5)で受信した情報メッセージの有効期間を示す時間情
報ヘッダを含んでいなければそのままメモリ部(11
2)に格納し、通報、表示を行い(211)、時間情報
ヘッダが含まれていた場合は、時計部(115)で管理
する現在時間との比較を行い(208)、有効期間内で
あればその期間中メモリ部(112)に格納し、メッセ
ージ通報・表示消去を行う(209)。
【0023】この時、時間情報ヘッダは時間情報管理部
(106)でメッセージ毎に管理し、表示はヘッダ部と
メッセージ部を分離してメッセージ部のみ表示する。ま
た、有効期間外の場合はメモリ部(112)に格納せ
ず、メッセージ消去する(212)。つぎに、間欠受信
制御部103により、所定間隔時間が経過したときに、
次の受信部102の動作を再開する。(213) {情報メッセージ消去}図3はメモリ格納している情報
メッセージ消去の動作フローチャートである。本動作
は、時計部(115)において日付変更が行われた際に
(302)、下記処理を行う。受信機はCPU(10
9)により制御されており、CPU(109)は時間情
報管理部(106)において時間情報が格納されている
かを判定し、時間情報管理部(106)に時間情報ヘッ
ダがない場合には日付変更判定(302)に戻り、時計
部(115)の現在時間を解析し(304)、時間情報
ヘッダが存在する場合は各々の時間情報に対して、時計
部(115)の現在時間との比較を行い(305)、現
在時間が時間情報の示す期間内であった場合はメッセー
ジを保持し消去せず(306)、表示を行う。また、期
間外であった場合は対象メッセージが使用者によって保
護されているかを判定して(307)、保護されていな
ければ、そのメッセージをメモリ部(112)から消去
して(308)、日付変更判定(302)に戻る。メッ
セージに保護属性が付帯していれば、メッセージを消去
せず、表示部(111)で表示を維持する(306)。
【0024】{本実施形態の動作形態}また、本発明の
実施形態の動作形態として、図4に示して説明する。図
4(a)の401は本実施形態における時間情報ヘッダ
の送信フォーマット例による送信メッセージデータを示
す。401に示す[@@19991123@@12月に
誕生日を迎える方へ花束を贈りませんか。ご応募いただ
いた方の中から抽選で5名様に3000円の花束をプレ
ゼント。締切は11/22まで。]のように、「@@…
…@@」で囲まれた数値データを本実施形態においては
時間情報ヘッダと定義する。本数値データは順にメモリ
を消去する年、月、日を示す。例として、現在時が19
99年11月20日であったとして、その日にメモり消
去日が1999年11月23日を示す情報メッセージが
送信されたとする。
【0025】本メッセージは受信時に通報、表示され、
使用者によってメッセージ消去、保護などの操作を行わ
れない限り11月22日までメモリ格納、表示を継続す
る。この時の受信機のメモリ内容例を図4(b)40
2、(c)403に示す。402は時間情報管理部の時
間情報ヘッダの格納内容であり、メモリ部(115)に
は時間情報ヘッダそれぞれに同時送信されたメッセージ
が対応して格納されている(図(c)403)。
【0026】図4(b)402、(c)403の受信機
状態から時間が経過し、1999年11月21日になっ
たとする。時間情報管理部(106)は現在時間と、時
間情報管理部に格納されている時間情報ヘッダとの比較
を行い、時間が一致しているメッセージ及び、既に期限
が切れているメッセージに対してメモり消去を行う。本
実施形態の場合、図4(b)402、(c)403に1
999年11月21日を示すメッセージ及び、対応する
時間情報ヘッダを消去する(図4(d)404、(e)
405) [第2の実施形態]本発明の第2の実施形態として、情
報メッセージの消去に加えて、表示時間の指定を加えた
例を挙げる。本実施形態の選択呼出受信機の構成ブロッ
クは図1に示すとおりであり、各ブロックの機能、動作
は第1の実施形態と同様であり、重複する説明を省略す
る。
【0027】図5は情報メッセージの表示及び消去の動
作フローチャートである。本動作は、時計部116にお
いて日付変更が行われた際に(502)、下記処理を行
う。受信機内のCPU109は時間情報管理部106に
おいて時間情報が格納されているかを判定し(50
3)、CPU109は時間情報管理部106において時
間情報を監視し、格納時間情報を解析し(503)、時
間情報ヘッダがない場合には日付変更判定ステップ50
2に戻り、時間情報ヘッダが存在する場合は、時計部1
15の現在時間を解析し(504)、各々の時間情報に
対して時計部115の現在時間との比較・判定を行い、
存在しているヘッダの表示/消去判定を行う(50
5)。表示ヘッダであった場合は、現在時間と時間情報
を比較して(509)、現在時間と表示時間が一致して
いるメッセージのみ表示・通報し(512)、表示時間
に達していないメッセージに関しては、そのままメモり
格納しておき、表示は行わない(508)。その後、時
間情報判定ステップ505に戻る。
【0028】さらに消去ヘッダが存在する場合は、現在
時間と時間情報とを比較し(506)、現在時間が時間
情報の示す期間内であった場合はメッセージを保持し、
表示を行うが(507)、期間外であった場合は対象メ
ッセージが使用者によって保護されているかを判定して
(510)、保護されていなければ、メッセージをメモ
リから消去する(511)。また、保護されている場合
には、メッセージを保持し、表示を行う(507)。こ
の後、日付変更判定ステップ502に戻る。
【0029】図6に他の実施形態の情報メッセージの送
信フォーマットについて示す。図において、(a)60
1:送信メッセージデータとして、「@[199912
01@]991231@@12月に誕生日を迎える方へ
花束を贈りませんか。ご応募いただいた方の中から抽選
で5名様に3000円の花束をプレゼント。締切は12
/30まで。」というメッセージを受信した場合、「@
[……@]……@@」がメッセージの時間情報ヘッダで
ある。ここで、「@[……]」は表示ヘッダ、「@]…
…」は消去ヘッダを示す。
【0030】ここで、表示ヘッダの場合は、現在時間が
ヘッダに続く年月日情報と一致するまで表示を行わず、
一致した場合に表示・通報を行う。消去ヘッダの場合は
現在時間がヘッダに続く年月日情報と一致した場合に、
メッセージをメモリから消去する。この場合、日付変更
時点が1日1回であるので、時計部115は日付変更で
きる情報を明確に指示すればよい。
【0031】なお、上記実施形態では、日付変更時点で
表示器111で表示するのか、メモリ部112から消去
するのかを判定したが、この変更時点を各日の午前、午
後で判定しても、各日の各時で判定しても良く、その場
合には、送信基地局からの情報メッセージに午前、午後
を示す、例えば日付と共に[am],[pm]を時間情
報に含めたり、[11],[23]時という時間情報を
含めることができ、細かな指定ができる。とくに、スケ
ジュール的なメッセージを自機に自ら含めておけば、ス
ケジューラとして動作させることができる。この場合の
動作フローチャートは図2,図5と同様であり、時計部
115からの時間と時間情報管理部106での比較が余
分に必要となる。
【0032】また、上記無線選択呼出受信部を搭載した
PHSやPDC等の携帯電話機や、PDA等の携帯型情
報通信機器は、送信部をも備え、受信部にはデコーダ
や、受信データの解析部により、データであるか、音声
データ、ビデオデータであるかによってそれぞれ信号処
理され、表示部、スピーカ等に出力する。一方送信部か
らは、送信用音声をマイクロホンから入力し、ビデオ信
号をスキャナーやビデオカメラ等から入力し、キーボー
ド等から情報メッセージ等を入力して信号処理して無線
変調して送信する。送信した無線は基地局を介して、宛
先のデータ機器や、無線選択呼出受信機等で受信する。
かかる共用機器は、多様な使用形態を生み出し、必要に
応じた機能を発揮することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、天気予報情報や占い情
報、締切付の情報などの期限付きの一般情報を、時間的
に無効であると判断された場合は自動的にメモリ消去を
行うので、受信機には有効な情報のみを格納し、使用者
の情報閲覧が容易になるので、情報メッセージ受信者が
適時な情報を的確に閲覧することができる。
【0034】また、ほぼ恒久的に送信される情報メッセ
ージを受信する場合、メモリ格納量に上限がある受信機
の場合は格納量を超えて受信してしまうと、不要なメッ
セージ等も混在して、メッセージメモリエリアを占有し
てしまうこととなり、有用なメッセージでも自動的に消
去してしまう場合があったが、本発明においては不要な
メッセージは自動的に消去してしまう機能を持つため、
メモリ内に格納余白が発現しやすくなり、上記のような
問題が軽減されるので、効率の良いメモリ格納が行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による選択呼出受信機の構成ブロック図
である。
【図2】本発明による選択呼出受信機の受信動作のフロ
ーチャートである。
【図3】本発明による選択呼出受信機のメモリ消去のフ
ローチャートである。
【図4】本発明による選択呼出受信機によるメッセージ
の具体例である。
【図5】本発明による選択呼出受信機の受信・消去動作
のフローチャートである。
【図6】本発明による選択呼出受信機によるメッセージ
の具体例である。
【符号の説明】
101 アンテナ 102 受信部 103 同期信号検出部 104 復号部 105 時間情報解析部 106 時間情報管理部 107 システム情報判定部 108 間欠受信制御部 109 CPU 110 スピーカ制御部 111 表示部 112 メモリ部 113 スピーカ 114 メッセージ解析部 115 時計部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/06 - 7/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間情報付きメッセージ情報を受信して
    表示する表示機能付き無線選択呼出受信機において、 受信した前記時間情報付きメッセージ情報を解析し、メ
    ッセージ形式から前記時間情報付きメッセージ情報が消
    去の時間情報を含むか否かを判定するメッセージ解析部
    を有し、前記時間情報付きメッセージ情報を受信時に前
    記時間情報と現在時間とを比較し、前記時間情報と前記
    現在時間が一致、もしくは前記現在時間が前記時間情報
    の示す時間より経過していた場合、該当する前記時間情
    報付きメッセージ情報が使用者に保護されているか否か
    を判断し、保護されていない場合、前記時間情報付きメ
    ッセージ情報をメモリ部より消去することを特徴とする
    選択呼出受信機。
  2. 【請求項2】 時間情報付きメッセージ情報を受信して
    表示する表示機能付き無線選択呼出受信機において、 受信した前記時間情報付きメッセージ情報内に含む時間
    情報ヘッダから消去時間を判定する時間情報解析部と、
    現在時間と前記消去時間との比較を行う時間情報管理部
    と、前記消去時間前の期間中は前記時間情報付きメッセ
    ージ情報を表示する表示部と有し、前記時間情報付きメ
    ッセージ情報を受信時に前記時間情報と現在時間とを比
    較し、前記時間情報と前記現在時間が一致、もしくは前
    記現在時間が前記時間情報の示す時間より経過していた
    場合、該当する前記時間情報付きメッセージ情報が使用
    者に保護されているか否かを判断し、保護されている場
    合には前記表示部に前記時間情報付きメッセージ情報を
    表示し、保護されていない場合、前記時間情報付きメッ
    セージ情報をメモリ部より消去することを特徴とする選
    択呼出受信機。
  3. 【請求項3】 時間情報付きメッセージ情報を受信して
    表示する表示機能付き無線選択呼出受信機において、 受信した前記時間情報付きメッセージ情報内に含む時間
    情報ヘッダから該当時間情報を取得して該当する時間に
    表示する手段と、メモリ部に格納した前時間情報付き
    メッセージ情報をメモリ消去するか否かを判定する手段
    と、前記時間情報付きメッセージ情報を通報する手段
    と、前記時間情報付きメッセージ情報の消去を行う手段
    を有し、前記時間情報付きメッセージ情報を受信時に前
    記時間情報と現在時間とを比較し、前記時間情報と前記
    現在時間が一致、もしくは前記現在時間が前記時間情報
    の示す時間より経過していた場合、該当する前記時間情
    報付きメッセージ情報が使用者に保護されているか否か
    を判断し、保護されている場合には前記表示部に前記時
    間情報付きメッセージ情報を前記表示する手段で表示し
    且つ前記通報する手段で通報し、保護されていない場
    合、前記時間情報付きメッセージ情報をメモリ部より
    去することを特徴とする選択呼出受信機。
  4. 【請求項4】 時間情報付きメッセージ情報を受信して
    表示する選択呼出受信機において、選択呼出信号をベー
    スバンド信号に変換する受信部と、前記ベースバンド信
    号から前記時間情報付きメッセージ情報を復号する復号
    部と、前記時間情報付きメッセージ情報中時間情報を抽
    出して格納する情報管理部と、前記時間情報付きメッセ
    ージ情報を格納するメモリ部と、現在時間の情報を出力
    する時計部と、前記時間情報付きメッセージ情報をスピ
    ーカと表示部に出力する出力部とからなり、前記時間情
    報付きメッセージ情報を受信時または前記メモリ部にメ
    モリ格納済みの前記時間情報付きメッセージ情報に対し
    てそれぞれ前記時間情報と前記現在時間とを比較し、前
    記時間情報と前記現在時間が一致、もしくは前記現在時
    間が前記時間情報の示す時間より経過していた場合、該
    当する前記時間情報付きメッセージ情報が使用者に保護
    されているか否かを判断し、保護されていない場合、該
    当する前記時間情報付きメッセージ情報を前記メモリ部
    より消去することを特徴とする選択呼出受信機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の選択呼出受信機におい
    て、前記時間情報付きメッセージ情報には前記時間情報
    を特定する時間情報ヘッダと前記時間情報付きメッセー
    ジ情報の内容を示すメッセージとが含まれており、前記
    時間情報付きメッセージ情報を受信時、または前記メモ
    リ部へのメモリ格納済みの前記時間情報付きメッセージ
    情報に対してそれぞれ前記時間情報と前記現在時間とを
    比較し、前記現在時間が前記時間情報の示す時間より経
    過していない場合、前記時間情報付きメッセージ情報を
    前記メモリ部に保持し、前記表示部に表示することを特
    徴とする選択呼出受信機。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の選択呼出受信機におい
    て、前記時間情報付 きメッセージ情報には表示日とメモ
    リ消去日の前記時間情報を特定する時間情報ヘッダと
    記時間情報付きメッセージ情報の内容を示すメッセージ
    とが含まれており、前記時間情報付きメッセージ情報を
    受信時、またはメモリ格納済み前記時間情報付きメッセ
    ージ情報に対してそれぞれ前記時間情報と前記現在時間
    とを比較し、前記現在時間が前記表示日の時間情報が示
    す日より経過していない場合は前記メッセージを表示せ
    ず、また、前記メモリ消去日の時間情報と前記現在時間
    が一致、もしくは前記現在時間が前記メモリ消去日の時
    間情報の示す日より経過していても、前記時間情報付き
    メッセージ情報に保護指示がある場合は前記時間情報と
    前記メッセージ情報とを前記メモリ部に保持し、前記表
    示部に表示することを特徴とする選択呼出受信機。
  7. 【請求項7】 時間情報付きメッセージ情報を受信して
    表示する表示機能付き選択呼出方法において、 受信した前記時間情報付きメッセージ情報を解析し、前
    時間情報付きメッセージ情報内に含む時間情報ヘッダ
    からメッセージを表示する表示時間と消去する消去時間
    格納したメモリ部から当該時間情報付きメッセージ
    情報を消去する消去時間を判定し、現在時間が前記表示
    時間前であれば表示を継続し、前記現在時間が前記表示
    時間の示す時間より経過している場合、かつ前記現在時
    間が前記消去時間の示す時間より経過していない場合は
    表示を継続し、前記メモリ部に当該時間情報付きメッセ
    ージ情報を保持すると共に前記表示を継続し、前記現在
    時間が前記消去時間より経過していた場合、該当する前
    記時間情報付きメッセージ情報が使用者に保護されてい
    るか否かを判断し、保護されていない場合、該当する前
    記時間情報付きメッセージ情報を前記メモリ部より消去
    することを特徴とする選択呼出方法。
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