JP3112472B2 - 物体の移動速度検出装置およびカメラの像ぶれ補正装置 - Google Patents

物体の移動速度検出装置およびカメラの像ぶれ補正装置

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JP3112472B2 JP02257909A JP25790990A JP3112472B2 JP 3112472 B2 JP3112472 B2 JP 3112472B2 JP 02257909 A JP02257909 A JP 02257909A JP 25790990 A JP25790990 A JP 25790990A JP 3112472 B2 JP3112472 B2 JP 3112472B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、物体の移動速度検出装置およびカメラの像
ぶれ補正装置に関する。
[従来の技術] 従来、カメラとして、ぶれのある写真やビデオ映像が
撮影されることを防止するための像ぶれ補正装置を用い
たものが知られている。このぶれは、撮影フィルム等の
表面の、被写体像の結像する位置が、露光中或いは撮影
中に変化することによって生じる(以下、この変化を
「像ぶれ」と称す)。像ぶれの原因としては、撮影者が
カメラを支える手の振動(以下、この振動を「手ぶれ」
と称す)によるものと被写体自体の移動によるものとが
ある。
撮影者の手ぶれに起因する像ぶれを補正する像ぶれ補
正装置としては、従来、手ぶれによるカメラの移動(振
動)を加速度センサ等の振動センサで検出し、検出した
振動に応じてレンズ鏡筒全体或いは撮像素子等を移動さ
せるもの(例えば特公平1−53957号公報)が知られて
いる。また、手ぶれに起因する像ぶれと被写体自体の移
動に起因する像ぶれとの両方を補正する像ぶれ補正装置
として、物体の移動速度検出装置を用いたものが知られ
ている。これは、撮影の直前に被写体像を撮影フィルム
上ではなく、物体の移動速度検出装置に備えられた撮像
素子上に結像させ、この撮像素子から出力された映像信
号により被写体像の移動速度を検出し、これにより像ぶ
れを防止するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のカメラの像ぶれ補正
装置は、以下のような課題を有していた。
振動センサを用いた像ぶれ補正装置は、上述のごとき
撮影者の手ぶれに起因する像ぶれを防止する上では効果
があるものの、露光中の被写体の移動に起因する像ぶれ
を防止することはできない。したがって、被写体の移動
が主たる要因となって像ぶれが生じているような場合
は、この像ぶれ補正装置を使用しても意味のないものに
なってしまう。
また、物体の移動速度検出装置を用いた像ぶれ補正装
置は、カメラと被写体との相対的な位置変化を検出する
ので、検出された像ぶれ情報は手ぶれに起因するものと
被写体の移動に起因するものとを合成したものとなる。
しかしながら、かかる物体の移動速度検出装置は、撮像
素子を構成する各光電変換素子の積分動作に要する時間
や撮像素子が出力した映像信号から像ぶれの状態を判断
するための演算処理に要する時間が長いため、短時間に
ランダムな動きをすることが少ない被写体の移動速度の
検出には適しているものの、手ぶれを正確に検出するこ
とは困難であった。このため、従来の物体の移動速度検
出装置では、手ぶれの影響が大きい場合は被写体の移動
速度を正確に検出することはできず、したがって、かか
る物体の移動速度検出装置を用いた像ぶれ補正装置で
は、像ぶれの防止を高い精度で行なうことができなかっ
た。さらに、フィルムの露光中は撮像素子による映像信
号の検出はできないため、かかる像ぶれ補正装置では露
光中に変化する像ぶれの検出はできないという課題もあ
った。
本発明は、手ぶれの影響が大きい場合であっても被写
体の移動速度を正確に検出することができる物体の移動
速度検出装置および高精度の像ぶれ補正を行うことがで
きるカメラの像ぶれ補正装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明のカメラのぶれ補正装置は、被写体像を映像信
号に変換する光電変換手段と、この光電変換手段の受光
面に前記被写体像を結像させる光学系と、撮影画面の中
央部分に対応する前記光電変換手段の受光面のうちの一
部の領域において、第1の時刻と第2の時刻における映
像信号で相関演算を行い、その相関演算によって得られ
た像ずれ量と前記2時点の時間間隔とから第1の像移動
速度を検出する画像移動検出手段と、 カメラの手ぶれ振動を検出する機械的振動センサと、
前記機械的振動センサの出力に基づいて、前記カメラの
手ぶれ振動に起因する第2の像移動速度を検出する振動
検出手段と、前記第1の移動速度と前記第2の移動速度
との差を求め、この差に応じて前記カメラのぶれ補正デ
ータを演算する演算手段と、前記ぶれ補正データに基づ
いてぶれ補正動作を行うぶれ補正手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
[作用] 本発明の物体の移動速度検出装置は、光学系によって
光電変換手段の表面に結像された像の移動を光電変換手
段の出力する映像信号により移動検出手段で検出すると
共に、手ぶれによる移動検出手段の振動を振動検出手段
で検出し、さらに、移動検出手段の検出値と振動検出手
段の検出値とにより物体自体の移動速度を算出する。
本発明のカメラの像ぶれ補正装置は、光学系によって
光電変換手段の表面に結像された被写体像の移動を光電
変換手段の出力する映像信号により移動検出手段で検出
すると共に、手ぶれによる移動検出手段の振動を振動検
出手段で検出し、さらに、移動検出手段の検出値と振動
検出手段の検出値とにより被写体自体の移動速度を算出
し、この算出値を用いて補正手段で像ぶれの補正を行な
う。
[実施例] 以下、本発明の1実施例として、本発明の物体の移動
速度検出装置を用いて構成した本発明のカメラの像ぶれ
補正装置を、焦点検出機能を有する一眼レフレックスカ
メラに搭載した場合を例にとって説明する。
第1図は、本実施例に係わるカメラの構成を概略的に
示したブロック構成図である。図に示したように、この
カメラは、撮影レンズ1、焦点検出光学系2、エリアイ
メージセンサ3、インターフェイス回路4、CPU(セン
トラル・プロセッシング・ユニット)5、ROM(リード
・オンリ・メモリ)6、レンズROM7、レンズ駆動回路
8、レンズ駆動用モータ9、スリット10、フォトインタ
ラプタ11を構成する発光ダイオード11aとフォトレジス
タ11b、表示装置12、防振装置13、防振センサ14を有す
る機構ぶれ検出部15、動体追尾をスタートさせるための
スイッチSW1、リレーズスイッチSW2等から構成されてい
る。
エリアイメージセンサ3は、焦点検出光学系2によっ
て結像される像を電気信号(映像信号)に光電変換する
ものである。また、インターフェイス回路4は、エリア
イメージセンサ3を駆動したり、エリアイメージセンサ
3からの電気信号(アナログ信号)をディジタル信号に
変換してCPU5に出力する。このCPU5は、カメラ全体の動
作制御を司るもので、例えば、エリアイメージセンサ3
の出力に基づいて被写体距離を演算したり、表示装置12
における合焦、非合焦などの表示制御や防振制御を行な
うようになっている。
ROM6は、焦点検出を行なう複数の領域における合焦時
のずれ量(2像間隔)を記憶する。また、レンズROM7
は、レンズ鏡筒内に設けられ、レンズのFナンバーや像
のずれ量からデフォーカス量を求めるための変換係数な
ど、焦点検出に必要な各種のデータを記憶するものであ
る。さらに、レンズ駆動回路8は、CPU5の制御によって
モータ9を駆動することにより、撮影レンズ1の位置を
移動するものである。
通常、被写体距離を検出し、その距離情報に基づいて
撮影レンズ1を駆動するAF制御においては、レンズ1の
駆動量をCPU5にフィードバックする必要がある。この場
合、レンズ1が実際に移動されたその移動量を、駆動用
モータ9の回転数で代用するのが一般的となっている。
このため、ここでは前記スリット10をフォトインタラプ
タ11でカウントすることにより求めるようにしている。
すなわち、レンズ駆動回路8が動作してモータ9が回
転されると、レンズ鏡筒の回転部材に等間隔に設けられ
たスリット10が回転される。すると、このスリット10
が、対向配置された発光ダイオード11aとフォトトラン
ジスタ11bとの間を通過することにより、この回転数がC
PU5によってカウントされる。この後、カウント数が所
定値に達したところで、モータ9の回転を停止するよう
に制御される。機構ぶれ検出部15は、例えば角速度セン
サのような振動センサ14を含み、カメラの振動から像面
上でのぶれ量を検出する。
第2図は、上記第1図における焦点検出光学系2の詳
細な構成を示す光学配置図である。この焦点検出光学系
2は、矢印A1の方向に移動可能に設けられたクイックリ
ターンミラー2aと、プリズム2bと、フィールドレンズ2c
と、明るさ絞り2d1や光軸傾けプリズム2d2などからなる
視野像伝達光学系2dとにより構成されている。上記クイ
ックリターンミラー2aは、上記撮影レ ズ1からの光束
(画像情報)を、AF動作時にはプリズム2bの方向へ、ま
た撮影時にはフィルム面2eの方向へそれぞれ導くための
ものである。また、視野像伝達光学系2dは、導かれる光
束を瞳分割によって2つに分割し、エリアイメージセン
サ3上に2像I a,I bを結像するようになっている。
ここで、本実施例に係わるカメラの焦点検出の原理に
ついて説明する。なお、ここでは、瞳分割による2像I
a,I bの間隔から被写体距離を求める、いわゆる位相差
方式が採用されている。すなわち、撮影レンズ1を通過
した光束は、フィールドレンズ2cを通過した後、視野像
伝達光学系2dによって分割され、エリアイメージセンサ
3上にそれぞれ像I a,I bとなって結像される。この場
合、例えば合焦(ジャストピント)時には、第3図
(a)に示すように、被写体距離に拘らず2像I a,I b
はある間隔faをもって結像される。また、このジャスト
ピント時に対して、被写体の前にピントがあっている前
ピント時には、第3図(b)に示すように、2像I a,I
bの間隔fbがジャストピント時の間隔faよりも狭くな
る。さらに、被写体の後にピントがあっている後ピント
時には、第3図(c)に示すように、2像I a,I bの間
隔fcがジャストピント時の間隔faよりも広くなる。した
がって、これらの2像I a,I bの間隔を演算することに
より、被写体までの距離を得ることができる。以上が位
相差方式による焦点検出の原理である。
次に、映像信号から被写体像の移動を検出する方法に
ついて説明する。かかる被写体像の移動の検出は、上記
第1図に示したエリアイメージセンサ3の受光面のうち
一部の領域のみを用いて行なう。第4図は、エリアイメ
ージセンサ3の受光面のうち、被写体の移動の検出に使
用する範囲の一例を示す概念図である。図において、A
で示した領域は被写体像I aを結像させるための領域で
あり、Bで示した領域は被写体像I bを結像させるため
の領域である。なお、第4図は、被写体像がエリアイメ
ージセンサ3上の中央付近に結像されている場合を示し
ている。ここで、第5図に示すように、フィルム面の長
辺方向の座標軸をx軸、短辺方向の座標軸をy軸、光軸
方向の座標軸をz軸とすると、これに対応するエリアイ
メージセンサ3のx軸方向、y軸方向は、第4図に示し
たようになる。また、第6図(a)および第6図(b)
に、第4図に示したA領域およびB領域の画素構成を示
す。ここで、第6図(a)は第4図に示した領域Aの画
素構成を、第6図(b)は同じく領域Bの画素構成を示
している。以下、第6図(a)および第6図(b)に示
したように、領域Aの画素出力をanmで、領域Bの画素
出力をbnmで表すこととする。また、時刻tにおける領
域Aの第i行の画素出力の総和を とする。なお、「t」は時刻、「xi」は第i行であるこ
と(xは加算方向)を示している。同様に、時刻tにお
ける領域Aの第j列の画素出力の総和を とし、さらに、時刻tにおける領域Bの第j列の画素出
力の総和を とする。
第7図(a)および第7図(b)は、x軸方向、y軸
方向およびz軸方向についての被写体の移動速度を求め
る手順を説明するためのフローチャートである。以下、
このフローチャートにしたがって説明する。
まず、撮影者は、被写体像が画面の中央付近に結像さ
れるように構図を決める(ST701)。構図が決定される
と、CPU5は、エリアイメージセンサ3の積分動作を行
い、開始時刻t1を記憶する(ST702)。続いて、上記式
(1)〜(3)の演算を行ない、演算結果を記憶する
(ST703、ST704)。その後、さらに、時刻t2についての
エリアイメージセンサ3の積分動作を行ない(ST70
5)、続いて、上記式(1)〜(3)の演算を行なう(S
T706、ST707)。
次に、以上の演算データを用いて、x軸方向、y軸方
向およびz軸方向についての被写体の移動速度を、それ
ぞれ求める(ST708〜ST712)。ここで、被写体がz軸方
向に移動しているとき、これによって被写体距離が変化
するので、エリアイメージセンサ3上の2像I a,I bの
像間隔(第3図(a)〜第3図(c)参照)が変化し、
像I a(領域Aの像)はx軸のマイナス方向にずれ、像I
b(領域Bの像)はx軸のプラス方向にずれる。これに
対して、y軸方向の位相のずれは、被写体のz軸方向の
移動によっては生じない。一方、被写体のx軸方向、y
軸方向の移動に対しては、2像I a,I bは、それぞれ、
x軸、y軸の同じ方向に対して同量の位置変化をする。
したがって、2像I a,I bのy軸方向の変化は被写体の
y軸方向の移動にのみ対応しているのに対し、x軸方向
の変化は被写体のx軸方向の移動による変化とz軸方向
の移動による変化とが合成されたものとなる。このた
め、被写体のy軸方向の移動速度は、像I a或いは像I b
の一方について時間t2−t1における移動量を算出するこ
とにより簡単に求めることができるのに対し、x軸方
向、z軸方向の移動速度は、像I aの移動量と像I bの移
動量とを両方考慮しなければ求めることができない。以
下、各方向に対する被写体の移動速度を求める方法につ
いて説明する。
まず、y軸方向に対する被写体の移動速度を求める
(ST708)。領域Aを構成する各画素の内、被写体の移
動の検出に使用する範囲(基準像)を、第8図(a)に
示すように、第k行から第l行まで(すなわちi=k〜
l)とすると、時刻t1における画素出力と時刻t2におけ
る画素出力との相関演算出力は、 で与えられる。ここで、FAX(S)の最小値を与えるS
の値をS1とすると、S1は時刻t1における画素出力と時刻
t2における画素出力とが最もよく一致する、像の時間的
ずれ量を表している。すなわち、第9図に示したよう
に、像が時刻t1から時刻t2の間にx軸方向に距離S1だけ
移動したことを表している。したがって、焦点検出光学
系2の結像倍率をβとすると、被写体のy軸方向のスピ
ードVyは、 で与えられる。
次に、x軸方向に対する被写体の移動速度を求める
(ST709)。領域Aおよび領域Bを構成する各画素の
内、被写体の移動の検出に使用する範囲(基準像)を、
第8図(b)に示すように、第k′行から第l′行まで
(すなわちi=k′〜l′)とする。領域Aについて
の、時刻t1における画素出力と時刻t2における画素出力
との相関演算出力は、 で与えられる。ここで、FAY(S)の最小値を与えるS
の値をS2とすると、S2は時刻t1における画素出力と時刻
t2における画素出力とが最もよく一致する、像のずれ量
を表している。このずれ量S2は、第10図に示したよう
に、被写体がx軸方向に移動したことに伴う像のずれΔ
x1と被写体がz軸方向に移動したことに伴う像のずれ−
Δx2の和である。すなわち、S2の値はΔx1−Δx2とな
る。一方、領域Bについての、時刻t1における画素出力
と時刻t2における画素出力との相関演算出力は、 で与えられる。FBY(S)の最小値を与えるSの値をS3
とすると、第10図に示したように、このずれ量S3は、被
写体がx軸方向に移動したことに伴う像のずれΔx1と被
写体がz軸方向に移動したことに伴う像のずれΔx2の和
である。すなわち、S3の値はΔx1+Δx2となる。したが
って、焦点検出光学系2の結像倍率を上記同様βとする
と、被写体のx軸方向のスピードVxは、 で与えられる。
続いて、z軸方向に対する被写体の移動速度を求める
(ST710〜ST712)。本実施例では、まず、時刻t1におけ
る2像間隔f1と時刻t2における2像間隔f2を求め(ST71
0,ST711)、求めたf1とf2とを用いてz軸方向に対する
像の移動速度Vzを求める。なお、被写体距離について
は、精度の高い演算が必要とされるので、上述の画素加
算出力SA(yj,t),SB(yj,t)を用いず、加算する画素
数を少なくして演算を行なう。ここでは、1行の画素の
みを用いることとし、使用する行を第h行(k<h<
l)とする。
時刻t1における領域Aの第h行の画素出力ah1〜ahn
うち、ahk′〜ahl′を基準像とし、この基準像と領域
Bの画素出力bhk′〜bhl′との間で の相関演算を行なう。ここで、H1(l)の最小値を与え
るfの値をf1とすると、f1は時刻t1における2像間隔を
表している。なお、この相関演算によって求めた2像間
隔f1について補間演算を行うことにより、さらに正確な
2像間隔を求めることができる。
次に、時刻t2における2像間隔f2を求める(ST71
1)。時刻t2においては、像はエリアイメージセンサ3
上で移動しているので、時刻t1の場合と同じ画素bhk′
〜bhl′での相関演算を行なうことはできない。領域A
の像を基準像とする場合、この像のx軸方向およびy軸
方向に対するずれ量は、式(6)および式(4)より、
それぞれ、S2、S1であるから、画素出力a
(h+S1)(k′+S2)〜a(h+S1)(l′+S2)
(h+S1)(k′+S2)〜b(h+S1)(l′+S2)
を用いて、相関演算 を行なう。ここで、H2(l)の最小値を与えるfの値を
f2とすると、f2は時刻t2における2像間隔を表してい
る。
続いて、ST710で求めた2像間隔f1とST711で求めた2
像間隔f2とにより、被写体のz軸方向への移動速度Vzを
求める(ST712)。Vzは、αを係数として、 で与えられる。
次に、Vx,Vy,Vzが後述のぶれ防止駆動や動体予測駆動
で制御できる範囲内であるか否かの判断を行なう。ま
ず、Vx,Vy,Vzを、あらかじめ定められた上限値C1,C2,C3
と比較する(ST713〜ST715)。Vx,Vy,Vzの内のいづれか
が上限値を越えている場合は、レリーズ禁止フラグをセ
ットする(ST720)。続いて、被写体のx軸方向、y軸
方向、z軸方向への加速度ΔVx,ΔVy,ΔVzが、後述のぶ
れ防止駆動や動体予測駆動で制御できる範囲内であるか
否かの判断を行なう。本フローチャートは繰り返し実行
され、したがってVx,Vy,Vzは、繰り返し演算されるの
で、連続する2回の実行により求められたVx,Vy,Vzの各
演算値よりVx,Vy,Vzの単位時間当たりの変化量を求める
ことにより、加速度ΔVx,ΔVy,ΔVzを得ることができ
る。これらをあらかじめ定められた上限値C4,C5,C6と比
較し(ST716〜ST718)、いづれかが上限値を越えている
場合は、レリーズ禁止フラグをセットする(ST720)。
最後に、次回のフローチャート実行時に被写体を追尾
できるように、追尾範囲の変更を行なう(ST721)。こ
こで、次回の積分開始時刻をt3とすると、領域Aの追尾
範囲は、y軸方向に x軸方向に だけずらした位置となる。また、領域Bの追尾範囲は、
y軸方向には式(12)で与えられる画素数だけずらし、
x軸方向には だけずらした位置となる。
なお、本実施例では位相差方式のAF用のエリアセンサ
の出力を用いてx軸方向、y軸方向の被写体の移動速度
を求めたが、通常の無偏芯のイメージャーを用いて簡単
に被写体の移動速度を求めることも可能である。
次に、第1図に示した防振装置13について、詳細に説
明する。
第11図および第12図は、かかる防振装置13の構成を概
略的に示すものであり、第11図は断面図、第12図は斜視
図である。両図において、101はカメラの本体、102は撮
影レンズである。撮影レンズ102は、撮影光学系103、第
4図に示したy軸の回転方向に対する振動を検知するた
めの第1の加速度センサ119a、第4図に示したx軸の回
転方向に対する振動を検知するための第2の加速度セン
サ119b、軸110aを中心に回転できるように構成されたyz
平面内の振動を補正するための第1の補正光学素子10
8、軸111aを中心に回転できるように構成されたxz平面
内の振動を補正するための第2の補正光学素子109、第
1の補正光学素子108を駆動させるためのディスク型超
音波モータ112、第2の補正光学素子109を駆動させるた
めのディスク型超音波モータ113、第1の補正光学素子1
08の回転状態を検出するためのエンコーダ114、第2の
補正光学素子109の回転状態を検出するためのエンコー
ダ115、ディスク型超音波モータ112および113の駆動を
行なうための電気回路部120、カメラの本体101と撮影レ
ンズ102との信号のやり取りを行なうための撮影レンズ
側接点116により構成されている。なお、エンコーダ114
は、第1の補正光学素子108の回転に応じて回転するド
ラム114a、ドラム114aの回転状態を検出するための磁気
センサ(磁気ヘッド等、以下、MRセンサと称する)114
b、ドラム114aの回転の終端を検出するための図示して
いない光学センサ(フォトリフレクタ等、以下、PRセン
サと称する)により構成されている。同様に、エンコー
ダ115は、第2の補正光学素子109の回転に応じて回転す
るドラム115a、ドラム115aの回転状態を検出するための
MRセンサ115b、ドラム115aの回転の終端を検出するため
のPRセンサ(図示せず)により構成されている。一方、
カメラの本体101は、クイックリターンミラー104、焦点
検出光学系2およびファインダー光学系からなる本体光
学系106、接眼レンズ107、信号処理やカメラのぶれ量の
演算等を行なうための電気回路部118、カメラの本体101
と撮影レンズ102との信号のやり取りを行なうためのカ
メラ本体側接点117により構成されている。
また、カメラの本体101には、カメラの機械的なぶれ
量を検出するために、y軸角速度検出部119aとx軸角速
度検出部119bが搭載されている。ここで、カメラのx軸
方向およびy軸方向を第13図のように定める。y軸角速
度検出部119aは、カメラのy軸回りの回転方向のぶれの
角速度を検出するためのものである。このy軸回りの回
転方向のぶれは、フィルム105上でのx軸方向の像ぶれ
を発生させる要因となる。また、x軸角速度検出部119a
は、カメラのx軸回りの回転方向のぶれの角速度を検出
するためのものであり、このx軸回りの回転方向のぶれ
は、フィルム105上でのy軸方向の像ぶれを発生させる
要因となる。y軸角速度検出部119aおよびx軸角速度検
出部119bにより検出されたぶれ情報は、カメラ本体101
の電気回路部118内に具備されたCPU5に転送される。
次に、防振装置13の電気回路系について、第14図を用
いて説明する。第14図において、第11図および第12図と
同じ符号を付した構成部は、それぞれ第11図および第12
図の場合と同じものを示す。また、7は撮影レンズに関
する情報を記憶するレンズROM、137はディスク型超音波
モータ112を駆動させるための駆動制御部、138はディス
ク型超音波モータ113を駆動させるための駆動制御部、1
39は各種プログラムを記憶する記憶部である。
上述の式(5)および式(8)で求められた映像信号
による被写体速度VxおよびVyと、y軸角速度検出部119a
およびx軸角速度検出部119bにより検出されたぶれ情報
は、CPU5に取り込まれる。CPU5は、取り込んだ角加速度
情報とレンズメモリ136および記憶部139に格納された各
種の定数やプログラムとに基づいて、像の移動を打ち消
すために必要な、補正光学素子108および109の角速度を
算出し、算出された角速度を駆動制御部137および138に
送る。駆動制御部137および138は、取り込んだ角速度に
基づいてディスク型超音波モータ112および113を駆動さ
せ、像ぶれの補正を行なう。
次に、エンコーダ114,115について説明する。第15図
(a)〜(c)は、エンコーダ114の構成を示す図であ
り、第15図(a)は上面図、第15図(b)は斜視図、第
15図(c)は側面図である。
第1の補正光学素子108の回転に応じて回転するドラ
ム114aの外周部114a′には磁気パターンが着磁されてい
る。この磁気パターンはMRセンサ114bによって読み取ら
れ、ディスク型超音波モータ112の回転量と回転方向が
検出される。さらにこの値から回転速度も検出される。
また、ドラム114aの外周部114a″には赤外光の反射率の
異なるパターンが取り付けられており、PRセンサ114c,1
14dによって読み取られる。これらは、第1の補正光学
素子108の回転限界を検出し、機械的な終端に衝突する
のを防止するリミットスイッチとして利用される。第16
図(a)および第16図(b)はPRセンサ114c,114dの動
作を説明するための図である。ドラム114aが左回転した
場合にはドラム外周114a″のパターンは明部(図中、白
で示した部分)から暗部(図中、黒で示した部分)へ変
化してPRセンサ114cは左回転限界を示す信号を出力し、
右回転した場合には暗部から明部へ変化してPRセンサ11
4cは右回転限界を示す信号を出力する。
MRセンサ114bが出力する回転信号や方向信号は、単位
時間ごとのディスク型超音波モータ112,113の回転量信
号として変換され、駆動制御部137(第14図)がディス
ク型超音波モータ112,113の速度制御フィードバック信
号としてディスク型超音波モータ112,113の速度制御に
使用したり、或いは、ある基準位置からの変位信号とし
て位置制御に利用される。また、CPU5内のシーケンスコ
ントロール部も、このMRセンサ114bが出力するディスク
型超音波モータ112,113の回転信号と方向信号とをモニ
タし、駆動用の角速度信号の補正に利用したりする。CP
U5内のシーケンスコントロール部が回転信号をモニタす
る場合には、モニタもれが生じないような信号間隔とな
るようにドラム114aの外周部114a′の磁気パターンの間
隔を定めるか、或いはラッチ部を介することによってモ
ニタの動作が遅れても回転信号を読み落とすことがない
ようにすることが望ましい。例えば、ディスク型超音波
モータ112,113が最も速く回転した場合でも1/1024秒に
1信号以下の割合で回転信号が出力されるようにドラム
114aの外周部114a′の磁気パターンの間隔を定め、ラッ
チ回路でその信号を保持することとする。シーケンスコ
ントロール部は1/1024秒ごとに回転信号をモニタし、信
号が入っていれば過去1/1024秒の間に回転信号の出力が
あったと理解し、ラッチ回路をクリアする。シーケンス
コントロール部は、この回転信号と方向信号とをアップ
ダウンカウンタ等で積算することにより、ディスク型超
音波モータ112,113がどこに位置しているかを把握する
ことができる。積算する場合の基準位置は、PRセンサ11
4c,114dによって作られる。ここでは、ディスク型超音
波モータ112,113の駆動範囲のうち右回転限界を基準位
置とする。従って、ディスク型超音波モータ112,113が
この右回転限界に達したときは、駆動を停止すると共に
ディスク型超音波モータ112,113の位置を示すカウンタ
なりレジスタなりを「0」クリアする。逆に、ディスク
型超音波モータ112,113が左回転限界に達したときに
は、駆動を停止すると共にディスク型超音波モータ112,
113の位置を示すカウンタなりレジスタなりを所定の値
に補正する。この様にすることにより、ディスク型超音
波モータ112,113の位置をより正確に把握することがで
きる。
ここで、カメラの機械的なぶれが引き起こす画像のぶ
れについて、x軸方向にθの回転が起きた場合(第13
図参照)を例にとって説明する。第17図は、撮影光学系
103とフィルム105との関係を示す概略的断面図であり、
x軸のプラス側から見た状態を示している。なお、回転
中心としてのx軸は、フィルムの中心にあるものとす
る。x軸方向にθの回転が起きた場合に発生する像ぶ
れ量Δycは、撮影倍率をβ、焦点距離をf[mm]とする
と、 Δyc=−f・(1+β)2tanθ で与えられる。ここで、無限光、つまり撮影倍率βが零
であるとすると、 Δyc=−f・tanθ …(15) となる。一般的な撮影では撮影倍率は小さいので、この
ように撮影倍率βを近似的に零として考えてよい。ま
た、像の移動量が被写体距離に比べて十分に小さい場合
には、式(15)は Δyc=−f・θ …(16) と近似することができる。また、必要に応じて、 Δyc=−f・(1+β)・θ …(17) と近似してもよい。
ここで、近似式(16)の両辺についての時間微分を考
えると、 d(Δyc)/dt =−f・(dθX/dt) …(18) の関係が成立する。ここで、dθX/dtは角速度であり、
d(Δyc)/dtはθの角速度が発生した場合の像の移
動速度Vcyである。
また、y軸方向にθの回転が起きた場合も、同様に
して、像の移動速度を求めることができる。第18図は、
撮影光学系103とフィルム105との関係を示す概略的断面
図であり、y軸のプラス側から見た状態を示している。
y軸方向にθの回転が起きた場合に発生する像ぶれ量
Δxcは、 Δxc=f・(1+β)2tanθ で与えられ、したがって、dθY/dtの角速度が発生した
場合の像の移動速度Vcxは、 Vcx=d(Δxc)/dt =f・(dθY/dt) …(19) で表される。
次に、第1図に示した機構ぶれ検出部15について説明
する。第19図は、機構ぶれ検出部15の構成を概略的に示
すブロック図である。図に示したように、機構ぶれ検出
部15は、x軸回りの角速度を検出するx軸角速度検出部
210と、y軸回りの角速度を検出するy軸角速度検出部2
11と、撮影レンズ102の焦点距離に関する情報を出力す
る焦点距離情報出力部212と、被写体距離の情報を検出
して出力する被写体距離検出部213と、これらの各部の
出力情報により像の移動速度を算出する機構ぶれ像移動
演算部214とにより構成されている。
機構ぶれ検出部15の動作シーケンスについて、第20図
を用いて説明する。まず、焦点距離f、レンズ位置、ピ
ントずれを読出し(ST2001,ST2002,ST2003)、次に、第
3図を用いて説明したようにして、被写体距離lの演算
を行なう(ST2004)。続いて、撮影倍率βの演算を行な
う(ST2005)。撮影倍率βは、焦点距離fと被写体距離
lとを用いて、公知の方法によって算出することができ
る。また、精度の要求に応じて近似式等を用いることに
より、演算を簡単化することも可能である。なお、近似
式計算により被写体距離を用いずに撮影倍率を求める場
合には、第19図に示した被写体距離検出部213は不要で
ある。また、固定焦点の場合には、固定値を用いて演算
を行なうことにより、焦点距離情報出力部212も不要と
なる。
その後、ステップST2006〜ステップST2011で、機構ぶ
れを算出する。まず、x軸角速度検出部119bでx軸回り
の角速度dθX/dtを検出し(ST2006)、この検出値dθ
X/dtを用いて上述の式(18)により像移動速度Vcyを求
め(ST2007)、演算結果を出力する(ST2008)。続い
て、y軸角速度検出部119aでy軸回りの角速度dθY/dt
を検出し(ST2009)、この検出値dθY/dtを用いて上述
の式(19)により像移動速度Vcxを求め(ST2010)、最
後に演算結果を出力して(ST2011)、シーケンスを終了
する。
本実施例では、上述の式(5),(8),(11)で求
めた、映像信号から得られた像移動情報と、上述の式
(18),(19)で求めた、機構ぶれ検出部15から得られ
た像移動情報とを用いて、被写体の移動に関する情報を
検出する。映像信号から求めた像移動情報は、被写体と
カメラ(カメラのエリアイメージセンサ3)との相対的
な移動に関する情報であるから、被写体の移動による像
移動の成分とカメラの機構的なぶれによる像移動の成分
とを合成したものとなっている。したがって、映像信号
から求めた像移動速度と機構ぶれ検出部15から求めた像
移動速度との差を求めることで、被写体の移動による像
移動速度を算出することができる。すなわち、被写体の
移動によるx軸方向の像移動速度をVox、同じくy軸方
向の移動速度をVoyとすると、映像信号によるx軸方
向、y軸方向の像移動速度はVx,Vy、カメラの機構的な
ぶれによるx軸方向、y軸方向の像移動速度はVcx,Vcy
であるから、 Vox=Vx−Vcx ……(20) Voy=Vy−Vcy ……(21) が成立する。
第21図に、被写体の移動による像移動速度Vox,Voyを
求める手順を示す。まず、映像信号を用いて、上述の式
(5),(8),(11)により、Vx,Vyを算出する(ST2
101)。次に、y軸角速度検出部119aおよびx軸角速度
検出部119bでy軸回りの角速度dθY/dtおよびx軸回り
の角速度dθX/dtを検出する(ST2102)。続いて、撮影
レンズ102の焦点距離fを検出し(ST2103)、dθY/dt,
X/dt,fを用いてカメラの機構的なぶれによる像移動
速度Vcx,Vcyを算出する(ST2104)。最後に、上述の式
(20)および式(21)を用いて、Vox,Voyを求める(ST2
105)。
このようにして、撮影に先立って、被写体の移動によ
る像移動速度Vox,Voyと機構的なぶれによる像移動速度V
cx,Vcyを検出し、Vcx,Vcyを用いて防振装置13で機構的
なぶれを補正する際に、被写体の移動による像移動速度
Vox,Voyをも考慮して補正を行なうことにより、カメラ
の機構的なぶれを補正すると同時に被写体の移動による
像ぶれをも補正することが可能となる。
第22図(a)は、第21図に示したような手順で被写体
の移動による像移動速度Vox,Voyを求める際の各処理の
実行タイミングを示すタイミングチャートである。図に
おいて、t0は測距開始時刻(エリアイメージセンサ3の
1回目の積分開始時刻)、t1は映像信号の1回目の読出
しタイミング、t2は映像信号の2回目の読出しタイミン
グである。また、Δt1はエリアイメージセンサ3の1回
目の積分の積分時間、Δt2は2回目の積分の積分時間で
ある。映像信号により求める像移動速度Vx,Vyの演算
は、映像信号の2回目の読出しと同時に開始される。V
x,Vyの演算が終了すると、カメラの機構的なぶれによる
像移動速度Vcx,Vcyの検出(角速度dθX/dt、dθY/dt
の測定とVcx,Vcyの算出)を開始する(開始タイミングt
3)。Vcx,Vcyの検出が終了すると、最後に、上述の式
(20)および式(21)を用いて、Vox,Voyを求める(開
始タイミングt4)。
ここで、映像信号の1回目の読出しによって得られる
映像信号は、時刻t0から時刻t1までの間(Δt1)の被写
体の位置の平均を示すものであると考えることができ
る。また、同様に、2回目の読出しによって得られる映
像信号は、Δt2間の被写体の位置の平均であると考える
ことができる。したがって、これらの映像信号から求め
られた像移動速度Vx,Xyは、t0からt2までのx軸方向お
よびy軸方向にたいする像移動速度の平均であると考え
ることができる。このことを、カメラの機構的なぶれに
よる像移動速度を検出するときに考慮することで、被写
体の移動による像移動速度Vox,Voyを求める際の精度を
向上させることができる。第22図(b)に、かかる考慮
を行なって被写体の移動による像移動速度Vox,Voyを求
める際のタイミングチャートの一例を示す。第22図
(b)では、t0からt2までの間にカメラの機構的なぶれ
による像移動速度Vcx,Vcyの検出を複数回行ない、続い
て、タイミングt3で、得られた像移動速度Vcx,Vcyの平
均値の演算を行なうこととしている。なお、この場合、
Vcxの検出とVcyの検出は必ずしも同時に行なう必要はな
く、それぞれの平均値を求めることができればよい。例
えば、両者を交互に検出することとし、これにより1回
の測定に要する時間を減らすことも可能である。
次に、撮影露光中の像ぶれを防止するための防振制御
について説明する。
被写体の移動は、一般的には、それ程高周波では起き
ない。特に、流し撮り時などの場合には、被写体の像の
移動は、略々等速的に生じる。そのため、露光中の防振
制御は、基本的に露出開始直前に検出した被写体像の移
動速度を用いて行なっても精度上問題は生じない。一
方、本実施例では、人体の振動等によるカメラの機構的
なぶれを検出し、このぶれによる像の移動(像ぶれ)を
演算により求め、この像ぶれも併せて補正できるように
防振制御を行なうが、この像ぶれの検出は、露光中でも
行なうことができる。すなわち、本実施例では、露光に
直前に求められた被写体の移動による像移動速度Vox,Vo
yと露光中の逐次検出されるカメラの機構的なぶれによ
る像移動速度Vcx,Vcyとを加算したぶれを露光中に補正
するように、リアルタイムに防振制御を行なう。
第23図に、防振制御の概略フローを示す。まず、上述
の第20図に示したようにして機構ぶれの検出を行ない、
カメラの機構的なぶれによる像移動速度Vcx,Vcyを求め
る(ST2301)。次に、上述の第21図に示したようにして
検出した被写体の移動による像移動速度Vox,Voyを読み
出す(ST2302)。続いて、Vcx+Voxの演算およびVcy+V
oyの演算を行なう(ST2303,ST2304)。このVcx+Voxお
よびVcy+Voyが、露光中にリアルタイムに防止すべき像
のぶれである。その後、これらのデータを用い、ぶれ補
正を行なう(ST2305)。このように、本実施例では、露
光中に検出することができないVox,Voyとしては予想値
として露光直前の値を用い、露光中でも逐次検出するこ
とができるVcx,Vcyとしては露光中の検出値を使用する
ことにより、補正の精度を向上させている。なお、この
一連の動作は、露光中、繰り返して行われる。
次に、本実施例に係わる一眼レフレックスカメラの動
作について、第24図(a)および第24図(b)に示した
フローチャートにしたがって説明する。第24図(a)お
よび第24図(b)は本実施例におけるCPU5の動作シーケ
ンスを示すフローチャートである。
電源が投入されると、まず、イニシャライズとして、
CPU5のリセット、初期設定、各電気回路のチェック、各
種機構部のリセット等を必要に応じて行なう(ST240
1)。次に、測光サブルーチンを実行する(ST2402)。
この測光サブルーチンは、被写体の輝度を測定し、適正
な露出が得られるような絞り値とシャッタスピードとを
計算するサブルーチンである。続いて、キー入力サブル
ーチンを実行する(ST2403)。このキー入力サブルーチ
ンは、カメラの各種スイッチの状態を読み込み、読み込
んだスイッチの状態に応じてモードの設定等を行なうサ
ブルーチンである。
その後、AFモードをシングルAFモード或いはコンティ
ニュアスAFモードに設定する。まず、シングルAFスイッ
チのオン/オフをチェックし(ST2404)、オンであれば
SAFフラグを「1」にセットしてAFモードをシングルAF
モードに設定する(ST2405)。一方、シングルAFスイッ
チがオフであればSAFフラグを「0」にクリアしてAFモ
ードをコンティニュアスAFモードに設定する(ST240
6)。ここで、シングルAFモードとは一度合焦を行った
後にオートフォーカス(AF)による自動焦点調整を禁止
するモードであり、コンティニュアスAFモードとは一度
合焦を行った後でもAFによる自動焦点調整を禁止しない
モードである。
次に、表示サブルーチンを実行する(ST2407)。この
表示サブルーチンでは、カメラの動作モードや露出値の
表示が行われる。その後、スイッチ1の状態をチェック
し(ST2408)、オフであればステップST2402以降を再度
実行する。一方、スイッチ1がオンであれば、続いて、
ファーストレリーズスイッチの状態をチェックする(ST
2409)。ここで、ファーストレリーズスイッチがオフで
あればステップST2402以降を再度実行する。一方、ファ
ーストレリーズスイッチがオンであれば、続いて、測距
サブルーチンを実行する(ST2410)。この測距サブルー
チンは、被写体のピント状態やピントのずれ量の測定を
行なう。
次に、AF駆動サブルーチンを実行する(ST2411)。こ
のAF駆動サブルーチンでは、上記測距サブルーチンで測
定された被写体のピント状態やピントのずれ量を用いて
合焦状態であるか否かの判断を行ない、合焦状態である
場合は合焦状態であることを示すフラグをセットすると
共に、その旨を示す表示を行なう。一方、合焦状態でな
い場合には、測距不能であるか否かによって、異なる処
理を行なう。測距不能であるときには、その旨の表示、
動作を行なう。また、測距は可能で、単にピントがずれ
ているだけであるときには、ピントのずれ量から焦点検
出光学系2の駆動量を算出し、その結果に基づいて焦点
検出光学系2を駆動させ、合焦状態にする。
AF駆動サブルーチンの実行を終えると、続いて、ファ
ーストレリーズスイッチの状態を再度チェックする(ST
2412)。ここで、ファーストレリーズスイッチがオフで
あればステップST2402以降を再度実行する。一方、ファ
ーストレリーズスイッチがオンであれば、SAFフラグの
状態をチェックする(ST2413)。SAFフラグが「1」で
あるとき、すなわちAFモードがシングルAFモードである
ときは、次に、合焦状態であるか否かの判断を行ない
(ST2412)、合焦状態でないときは、ステップST2410以
降を再度実行する。一方、合焦状態であるときは、上述
の被写体の移動による像移動速度Vox,Voy,Vozを求める
サブルーチンであるVOCALサブルーチン(第21図参照)
を実行する(ST2413)。その後、ファーストレリーズス
イッチの状態をチェックし(ST2416)、オフであればス
テップST2402以降を再度実行する。一方、ファーストレ
リーズスイッチがオンであれば、レリーズ禁止状態であ
るか否かをチェックし(ST2417)、レリーズ禁止状態で
あればステップST2415以降を再度実行する。一方、レリ
ーズ禁止状態でなければ、次に、レリーズスイッチの状
態をチェックし(ST2418)、オフであれば、ステップST
2415以降を再度実行する。一方、レリーズスイッチがオ
ンであれば、ステップST2422以降を実行する。
一方、ステップST2413においてSAFフラグが「0」で
あるとき、すなわちAFモードがコンティニュアスAFモー
ドであるときは、次に、VOCALサブルーチン(第21図参
照)を実行する(ST2419)。続いて、レリーズ禁止状態
であるか否かをチェックし(ST2420)、レリーズ禁止状
態であればステップST2410以降を再度実行する。一方、
レリーズ禁止状態でなければ、次に、レリーズスイッチ
の状態をチェックし(ST2421)、オフであれば、ステッ
プST2410以降を再度実行する。また、レリーズスイッチ
がオンであれば、ステップST2422以降を実行する。
ステップST2422以降は、露出シーケンスである。ま
ず、動体予測駆動サブルーチンを実行する(ST2422)。
動体予測駆動サブルーチンとは、被写体像の光軸方向へ
の移動速度Vzから、レリーズタイムラグ中の被写体の移
動量を予測し、フィルム露光時にピントが合うように焦
点検出光学系2を駆動させるサブルーチンである。次
に、防振装置13の駆動を開始する(ST2424)。その後、
露出を開始し、併せてミラーのアップ、絞りの駆動、シ
ャッタの制御等が行われる(ST2424)。続いて、防振制
御サブルーチンを実行する(ST2425)。この防振制御サ
ブルーチンは、上述したように(第23図参照)、VOCAL
サブルーチン(第12図参照)で求められた被写体の移動
による像移動速度Vox,Voy,Vozとカメラの機構的なぶれ
による像移動速度Vcx,Vcyとにより、まず、カメラの機
構的なぶれによる像のぶれを補正し、さらに、被写体の
移動による像ぶれをも補正するものである。このサブル
ーチンは、ステップST2426において露光が終了したと判
断されるまで、繰り返し行われ、露出中の像ぶれの発生
を防止する。露出が終了すると、まず、防振リセットサ
ブルーチンを実行して防振装置を初期状態に戻し(ST24
27)、次に、露出機構リセットサブルーチンを実行して
ミラーのダウン、シャッタチャージ、絞り開放リセッ
ト、フィルム巻き上げ等の次回の撮影に必要な動作を行
ない(ST2428)、ステップST2402へ戻る。
第25図は、カメラが連写モードであるときのCPU5の基
本的な動作を示すフローチャートである。
まず、エリアイメージセンサ3の1回目の積分を行な
い、動体追尾を行なう領域についてのx軸方向およびy
軸方向の加算を行なう(ST2501)。次に、エリアイメー
ジセンサ3の2回目の積分を行ない、同様にして、x軸
方向およびy軸方向の加算を行なう(ST2502)。続い
て、上述の第7図(a)および第7図(b)における説
明と同様にして、相関演算を行ない(ST2503)、映像信
号より像移動速度Vx,Vy,Vzを求める(ST2504)。次に、
第20図で説明した場合と同様にして、カメラの機構ぶれ
による像移動速度Vcx,Vcyを求める(ST2505)。さら
に、式(20)、(21)により、被写体の移動による像移
動速度Vox,Voyを求める(ST2506)。その後、レリーズ
スイッチのチェックを行ない(ST2507)、オフであれ
ば、ステップST2501以降を再度実行する。一方、レリー
ズスイッチがオンであれば、第24図で説明した場合と同
様にして、動体予測駆動、防振制御を行ない(ST2508、
ST2509)、続いて露出制御を行なう(ST2510)。その
後、ステップST2501に戻り、同様の動作を繰り返すこと
により、連写モードによる撮影を行なうことができる。
第26図は、カメラが連写モードであるときのCPU5の基
本的な動作の他の例を示すフローチャートである。第26
図に示したフローチャートは、露出制御を行なった後
に、ステップST2502に戻る点で、第25図に示したフロー
チャートと異なる。この場合、像移動速度Vx,Vy,Vzの演
算(ST2504)は、前回の実行時の2回目の積分(T250
2)による画素出力を用いて行なえばよい。このように
すれば、レリーズ間の積分動作を1回減らすことができ
るので、高速の連写が可能となる。
第27図は、カメラが連写モードであるときのCPU5の基
本的な動作の第3の例を示すフローチャートである。第
27図に示したフローチャートは、2回目以降はステップ
ST2501〜ステップST2506を実行しない点で、第25図およ
び第26図に示したフローチャートと異なる。この場合、
像移動速度としては、すべて最初の検出値を使用する。
このようにすれば、さらに高速の連写が可能となる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明の物体の移動速度
検出装置によれば、機構的なぶれに影響されること無
く、物体の移動速度を正確に検出することが可能とな
る。また、本発明のカメラの像ぶれ補正装置によれば、
カメラの手ぶれによる像ぶれと被写体の移動による像ぶ
れとの両方に起因して像ぶれが生じている場合であって
も、高精度の像ぶれ補正を行うことが可能となり、特
に、動体などの流し撮り撮影を行なうときに有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を概略的に示したブロック構
成図、第2図は第1図における焦点検出光学系の詳細な
構成を示す光学配置図、第3図(a)〜第3図(c)は
カメラの焦点検出の原理について説明するための図、第
4図は第1図に示したエリアイメージセンサの受光面の
うち被写体の移動の検出に使用する範囲の一例を示す概
念図、第5図はフィルム面の座標を示す概念図、第6図
(a)および第6図(b)は第4図に示したA領域およ
びB領域の画素構成を示す概念図、第7図(a)および
第7図(b)は被写体の移動速度を求める手順を説明す
るためのフローチャート、第8図(a)、第8図
(b)、第9図および第10図は映像信号から像移動速度
を求める手順を説明するための概念図、第11図は防振装
置の構成を概略的に示す断面図、第12図は防振装置の構
成を概略的に示す斜視図、第13図はカメラのx軸方向お
よびy軸方向を示す概念図、第14図は防振装置の電気回
路系を示すブロック図、第15図(a)〜(c)はエンコ
ーダの構成を示す図であり、第15図(a)は上面図、第
15図(b)は斜視図、第15図(c)は側面図、第16図
(a)および第16図(b)はPRセンサの動作を説明する
ための概略的斜視図、第17図および第18図は撮影光学系
とフィルムとの関係を示す概略的断面図、第19図は機構
ぶれ検出部の構成を概略的に示すブロック図、第20図は
機構ぶれ検出部の動作シーケンスを示すフローチャー
ト、第21図は被写体の移動による像移動速度を求める手
順を示すフローチャート、第22図(a)および第22図
(b)は被写体の移動による像移動速度を求める際のタ
イミングチャート、第23図は防振制御の手順を示すフロ
ーチャート、第24図は第1図に示したCPUの動作シーケ
ンスを示すフローチャート、第25図〜第27図はカメラが
連写モードであるときのCPUの基本的な動作を示すフロ
ーチャートである。 1……撮影レンズ、2……焦点検出光学系、3……エリ
アイメージセンサ、4……インターフェイス回路、5…
…CPU、6……ROM、7……レンズROM、8……レンズ駆
動回路、9……レンズ駆動用モータ、10……スリット、
11……フォトインタラプタ、11a……発光ダイオード、1
1b……フォトレジスタ、12……表示装置、13……防振装
置、14……防振センサ、15……機構ぶれ検出部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−75284(JP,A) 特開 平2−174076(JP,A) 特開 平4−163534(JP,A) 特開 平4−277728(JP,A) 特開 平4−163533(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を映像信号に変換する光電変換手
    段と、 この光電変換手段の受光面に前記被写体像を結像させる
    光学系と、 撮影画面の中央部分に対応する前記光電変換手段の受光
    面のうちの一部の領域において、第1の時刻と第2の時
    刻における映像信号で相関演算を行い、その相関演算に
    よって得られた像ずれ量と前記2時点の時間間隔とから
    第1の像移動速度を検出する画像移動検出手段と、 カメラの手ぶれ振動を検出する機械的振動センサと、 前記機械的振動センサの出力に基づいて、前記カメラの
    手ぶれ振動に起因する第2の像移動速度を検出する振動
    検出手段と、 前記第1の移動速度と前記第2の移動速度との差を求
    め、この差に応じて前記カメラのぶれ補正データを演算
    する演算手段と、 前記ぶれ補正データに基づいてぶれ補正動作を行うぶれ
    補正手段と、 を具備することを特徴とするカメラのぶれ補正装置。
  2. 【請求項2】撮影レンズとフィルムとの間に配置され、
    前記画像移動検出動作の際には前記撮影レンズを通過し
    た被写体光束を前記光学系に導き、撮影動作時には撮影
    光路外に待避する可動ミラーを含むことを特徴とする請
    求項1に記載されたカメラのぶれ補正装置。
  3. 【請求項3】前記光電変換手段は、焦点検出用のエリア
    イメージセンサの一部の領域のみを用いて行うことを特
    徴とする請求項1に記載のカメラのぶれ補正装置。
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