JP3112416U - 顔面遮光布付き帽子及び顔面遮光布 - Google Patents

顔面遮光布付き帽子及び顔面遮光布 Download PDF

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Abstract

【課題】外出時、特に自動車又は自転車の運転をしているときに、顔面の日焼けを抑制することが可能な顔面遮光布付き帽子を提供する。
【解決手段】顔面遮光布11と、顔面遮光布11を装着した帽子部1とを備え、顔面遮光布11が、それぞれの一の辺を対向させた状態で互いに間隔を開けて配置される2枚の頬布12、2枚の頬布12の間に、上端部が2枚の頬布12の上端部18に接続されて配設された一方向に長い鼻上布13、及び、2枚の頬布12のそれぞれの上端部18に配設された貼付部(遮光布側貼付部)20を有し、帽子部1が、遮光布側貼付部20を着脱自在に貼り付けることが可能な貼付部(帽子側貼付部)2を両側頭部分3に有し、2つの帽子側貼付部2のそれぞれに2つの遮光布側貼付部20が1つずつ貼り付けられて帽子部1に顔面遮光布11が装着されてなる顔面遮光布付き帽子100。
【選択図】図1

Description

本考案は、顔面遮光布付き帽子及び顔面遮光布に関する。さらに詳しくは、外出時に顔面の日焼けを防止することが可能な顔面遮光布付き帽子及び顔面遮光布に関する。
従来、外出時の顔面の日焼けは、日傘を使用したり、鍔の大きな帽子やサンバイザーにより防止しようとしていた。しかし、これらの方法では十分には顔面に照射される太陽光を防ぐことはできなかった。特に、自動車又は自転車の運転をする場合には日傘などは使用できず、また、帽子等の鍔も大きなものとはし難いものであり、特に日焼けを防止し難い状況であった。
本考案は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、外出時、特に自動車又は自転車の運転をしているときに、顔面の日焼けを防止することが可能な顔面遮光布付き帽子及び顔面遮光布を提供する。
上記課題を達成するため、本考案によって以下の顔面遮光布付き帽子及び顔面遮光布が提供される。
[1]顔面遮光布と、前記顔面遮光布を装着した帽子部とを備え、前記顔面遮光布が、それぞれの一の辺を対向させた状態で互いに間隔を開けて配置される2枚の頬布、2枚の前記頬布の間に、上端部が2枚の前記頬布の上端部に接続されて配設された一方向に長い鼻上布、及び、2枚の前記頬布のそれぞれの上端部に配設された貼付部(遮光布側貼付部)を有し、前記帽子部が、前記遮光布側貼付部を着脱自在に貼り付けることが可能な貼付部(帽子側貼付部)を両側頭部分に有し、2つの前記帽子側貼付部のそれぞれに2つの前記遮光布側貼付部が1つずつ貼り付けられて前記帽子部に前記顔面遮光布が装着されてなる顔面遮光布付き帽子。
[2]前記顔面遮光布が、2枚の前記頬布のそれぞれの上端部及び前記鼻上布の上端部からなる遮光布上端部に配設される帯状の上端補強部を更に備える[1]に記載の顔面遮光布付き帽子。
[3]前記遮光布上端部が、その中央部が凹むように湾曲した形状である[1]又は[2]に記載の顔面遮光布付き帽子。
[4]2つの前記遮光布側貼付部の色がそれぞれ異り、2つの前記帽子側貼付部の色がそれぞれ貼り付けられる前記遮光布側貼付部の色と同じである[1]〜[3]のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
[5]前記帽子部が、全周鍔付きである[1]〜[4]のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
[6]前記帽子側貼付部及び前記遮光布側貼付部がメカニカルファスナーである[1]〜[5]のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
[7]前記頬布及び鼻上布が紫外線カット加工された布である[1]〜[6]のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
[8]前記遮光布側貼付部が、前記頬布の上端部に沿う方向の長さが1〜10cmであり、前記頬布の上端部と直交する方向の長さが0.5〜4cmである[1]〜[7]のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
[9]一方の前記頬布の下端部における鼻上布に接する側に対して反対側の端部(外側端部)にボタンが装着され、他方の前記頬布の下端部における鼻上布に接する側に対して反対側の端部(外側端部)に前記ボタンを留めることができる孔が形成されるか又はループ状の紐が装着されてなる[1]〜[8]のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
[10]前記顔面遮光布が2本の紐を有し、前記2本の紐のそれぞれの一方の端部が前記鼻上布の上端部に接続されてなる[1]〜[9]のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
[11]それぞれの一の辺を対向させた状態で互いに間隔を開けて配置される2枚の頬布、2枚の前記頬布の間に、上端部が2枚の前記頬布の上端部に接続されて配設された一方向に長い鼻上布、及び、2枚の前記頬布のそれぞれの上端部に配設された貼付部(遮光布側貼付部)を有する顔面遮光布。
[12]2枚の前記頬布のそれぞれの上端部及び前記鼻上布の上端部からなる遮光布上端部に配設される帯状の上端補強部を更に備える[11]に記載の顔面遮光布。
[13]前記遮光布上端部が、その中央部が凹むように湾曲した形状である[11]又は[12]に記載の顔面遮光布。
[14]前記頬布及び鼻上布が紫外線カット加工された布である[11]〜[13]のいずれかに記載の顔面遮光布。
[15]前記遮光布側貼付部が、前記頬布の上端部に沿う方向の長さが1〜10cmであり、前記頬布の上端部と直交する方向の長さが0.5〜4cmである[11]〜[14]のいずれかに記載の顔面遮光布。
[16]一方の前記頬布の下端部における鼻上布に接する側に対して反対側の端部(外側端部)にボタンが装着され、他方の前記頬布の下端部における鼻上布に接する側に対して反対側の端部(外側端部)に前記ボタンを留めることができる孔が形成されるか又はループ状の紐が装着されてなる[11]〜[15]のいずれかに記載の顔面遮光布。
[17]前記顔面遮光布が2本の紐を有し、前記2本の紐のそれぞれの一方の端部が前記鼻上布の上端部に接続されてなる[11]〜[16]のいずれかに記載の顔面遮光布。
本考案の顔面遮光布付き帽子は、帽子部に顔面遮光布が装着されているため、顔面遮光布付き帽子を被った使用者の顔面部分が顔面遮光布により覆われ、日焼けを防止することが可能となる。また、帽子部と顔面遮光布とは着脱自在に接続されているため、晴れているときには顔面遮光布を装着し、太陽光が強く照射されないときには顔面遮光布を取り外して帽子部だけで使用することも可能である。また、2枚の頬布とその間に配置される鼻上布とがそれぞれの上端部で接続されているため、顔面遮光布付き帽子を使用者が装着し、顔面遮光布が使用者の顔面を覆った状態にしたときに、鼻上布が使用者の鼻の上に位置するようになり、鼻の突出状態に合わせて鼻上布が持ち上がり、頬布と鼻上布との間に隙間をつくることが可能となる。これにより、使用者が呼吸するときに、吸い込む空気をこの隙間を通して顔面遮光布の外側から流入させ、吐き出す空気をこの隙間を通して顔面遮光布の外側に排出することが可能となる。そのため、顔面遮光布の内側に熱や水分が滞留することを防止でき、また、眼鏡を装着する場合には眼鏡の曇りを防止することも可能になる。
本考案の顔面遮光布は、上記本考案の顔面遮光布付き帽子に使用される顔面遮光布であるため、帽子やサンバイザーに装着して使用することにより、上述の効果を得ることが可能となる。
以下、本考案の顔面遮光布付き帽子及び顔面遮光布の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明するが、本考案は、これに限定されて解釈されるものではなく、本考案の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1(a)、図1(b)は、本考案の顔面遮光布付き帽子を、顔面遮光布と帽子部とに分離した状態で模式的に示したものであり、図1(a)は帽子部を示す正面図、図1(b)は顔面遮光布の表面を示す平面図である。
図1(a)、図1(b)に示すように、本実施の形態の顔面遮光布付き帽子は、顔面遮光布11(図1(b)参照。)と帽子部1(図1(a)参照。)とを備えるものである。
図1(b)に示す顔面遮光布11は、2枚の頬布12とその間に配設される長方形の鼻上布13と2枚の頬布12のそれぞれの上端部18に配設される貼付部(遮光布側貼付部)20を有するものである。2枚の頬布12は、それぞれの一の辺を対向させた状態で互いに間隔を開けて配置されている。長方形の鼻上布13は、その上端部(鼻上布の上端部19)が2枚の頬布12の上端部18に接続されている。更に詳細には、長方形の鼻上布13は、一の長辺(鼻上布の長辺)15が一方の頬布12の一の辺(頬布の一の辺)14に沿い、他の長辺15が他方の頬布の一の辺14に沿うようにして2枚の頬布12の間に配置されている。そして、頬布12と鼻上布13とは、鼻上布13の2つの長辺15の一方の端部(鼻上布の長辺の上端部)17が2枚の頬布12の一の辺14の上端部(頬布の一の辺の上端部)16に接続されている。本実施の形態においては、鼻上布13は長方形であるが、一の方向に長い布であればよく、台形状、長円状、多角形状、又はその他の形状であってもよい。例えば、一の辺が波状になっていてもよい。この場合、鼻上布の長辺方向というときは鼻上布の長手方向をいう。
図2(a)、図2(b)は、本考案の顔面遮光布付き帽子100を、使用者に装着した状態を示す模式図であり、図2(a)は側面図、図2(b)は正面図である。
図2(a)、図2(b)に示すように、帽子部1と顔面遮光布11とは、帽子側貼付部2に遮光布側貼付部20を貼り付けることにより接続されている。そして、顔面遮光布付き帽子100を使用者に装着する場合には、帽子部1の前頭部4を使用者の前頭部側(顔が向いている方向)に向け、顔面遮光布11の鼻上布13が使用者の鼻の上にかかるように装着する。この場合、顔面遮光布11は、図1(b)で示される顔面遮光布11の表面側が外側を向くように装着する。また、視界をさえぎらない範囲で顔面の露出する部分を少なくするように顔面遮光布11を取り付けることが好ましい。
このように、顔面遮光布付き帽子100を装着すると、顔面遮光布付き帽子100を被った使用者の耳を含めた顔面部分が顔面遮光布11により覆われ、日焼けを防止することが可能となる。また、2枚の頬布12とその間に配置される鼻上布13とがそれぞれの上端部で接続されているため、図2(a)に示すように、顔面遮光布付き帽子100を使用者が装着し、顔面遮光布11が使用者の顔面を覆った状態にしたときに、鼻上布が使用者の鼻の上に位置するようになり、鼻の突出状態に合わせて鼻上布13が持ち上がり、頬布12と鼻上布13との間に隙間(頬布と鼻上布との間の隙間)41をつくることが可能となる。これにより、使用者が呼吸するときに、吸い込む空気をこの頬布と鼻上布との間の隙間41を通して顔面遮光布11の外側から流入させ、吐き出す空気をこの頬布と鼻上布との間の隙間41を通して顔面遮光布11の外側に排出することが可能となる。このように呼吸時の空気の流れを良好にすることができるため、顔面遮光布11の内側に熱や水分が滞留することを防止でき、また、眼鏡を装着する場合には眼鏡の曇りを防止することも可能になる。また、帽子部1と顔面遮光布11とは着脱自在に接続されているため、晴れているときには顔面遮光布11を装着し、太陽光が強く照射されないときには顔面遮光布11を取り外して帽子部1だけで使用することも可能である。また、顔面遮光布付き帽子100を使用者が装着したときに、鼻上布13が十分には持ち上がらずに、頬布と鼻上布との間の隙間41は大きくは形成されない場合も考えられるが、この場合においても、頬布12と鼻上布13との間は完全に閉じることはなく小さくても隙間41が形成され、呼吸による空気の流れを形成することが可能である。
図1(b)に示すように、顔面遮光布11は、2枚の頬布12のそれぞれの上端部18及び鼻上布13の上端部19からなる遮光布上端部21に配設される帯状の上端補強部22を更に備えることが好ましい。これにより、顔面遮光布の形状を安定化させ、顔面遮光布付き帽子を装着したときに、顔面遮光布が使用者の顔面に安定して配置させることが可能となる。尚、本実施の形態において、「頬布の上端部18に貼付部(遮光布側貼付部)20が配設される」というときは、頬布の上端部18に直接遮光布側貼付部20が配設されている場合だけでなく、図1(b)に示すように上端補強部22に配設されている場合や、頬布の上端部18と上端補強部22の両方にまたがって配設されている場合も含まれる。なかでも、遮光布側貼付部20が上端補強部22上に配設されていることが、安定的に取り付けられ、取り扱い易い点で好ましい。
上端補強部22の幅は、0.5〜4cmであることが好ましく、1〜3.5cmであることが更に好ましく、2〜3cmであることが特に好ましい。0.5cmより短いと補強の役割を果たし難いことがあり、4cmより長いと鼻の上で負担になることがあり、また呼吸時の空気の流れが良好になり難いことがある。
上端補強部22の色は、黒色、又はその他の色についての暗色であることが好ましい。これにより、紫外線の反射を少なくし、使用者の「目」の周囲の僅かに露出した部分の日焼けを抑制することが可能となる。ここで、暗色とは、可視光線だけでなく紫外線をも吸収し易い暗い色をいう。黒色以外の色としては、青色、紺色、紫色、茶色、緑色、赤色等を使用することができる。
上端補強部22の材質は、綿100%であることが特に好ましい。これにより、肌に優しく、紫外線を良好に遮光し、更に通気性を良好にすることが可能となる。また、上端補強部22の材質としては、綿100%に限定されずに、綿と他の繊維との混紡であってもよい。他の繊維としては、麻、ナイロン、ポリエステル等を使用することができる。この場合、綿の使用割合は、多いほど好ましく、50%以上であることが好ましい。また、上端補強部22を遮光布上端部21に取り付けるときには、上端補強部22を遮光布上端部21に縫い付けてもよいし、接着剤により貼り付けてもよい。接着剤としては、ホットメルト型の接着剤等を使用することができる。
図1(b)に示すように、顔面遮光布11は、遮光布上端部18が、その中央部が凹むように湾曲する形状であることが好ましい。そして、この湾曲は、鼻上布の上端部19が凹み(遮光布上端部の凹み)42の底に位置するように形成されていることがさらに好ましい。ここで、遮光布上端部18の中央部が凹むとは、遮光布上端部18の両端部から中央方向に向かって凹み、中央付近が凹みの底を形成する状態をいう。湾曲の仕方としては、図1(b)に示すように、遮光布上端部18全体が、なだらかに円弧を描くように曲がっていてもよいし、中央部付近だけが凹んだ(切り取られた)形状であってもよい。鼻上布の上端部19は、顔面遮光布付き帽子を使用者が装着したときに、鼻の位置にくるため、遮光布上端部の凹み42の底の中央部分に配置され、凹み42の形状が左右対称であることが好ましい。また、鼻上布の上端部19は、直線上である必要はなく、凹んでいてもよいし、若干上方向(顔面に装着したときの上方向)に突き出た形状であってもよい。図2(a)に示すように、顔面遮光布付き防止100を使用者が装着したときに、この遮光布上端部の凹み42の部分が使用者の「目」の位置に配置されるため、使用者の「目」の部分が顔面遮光布11に覆われることを効果的に防止でき、視界を良好に保ちながら顔面の日焼けを防ぐことが可能となる。ここで、鼻上布の上端部19が若干突き出ていると、鼻の上側(目に近い側)まで覆うことが可能になるため好ましい。上記湾曲のさせ方は、顔面遮光布付き防止100を使用者が装着したときに、使用者の「目」の部分が顔面遮光布11に覆われることを効果的に防止しながら顔面の日焼けをできるだけ防止できる大きさであることが好ましい。例えば、湾曲形状の深さ(最も上端の位置から最も底の位置までの深さ方向(使用者に装着したときの顔の上下方向)の距離)が、10cm以下であることが好ましく、1〜7cmであることが更に好ましく、2〜5cmであることが特に好ましい。また、湾曲形状の横幅(使用者に装着したときの顔の左右方向の距離)が、40cm以下であることが好ましく、5〜30cmであることが更に好ましく、10〜25cmであることが特に好ましい。この横幅は湾曲形状の横幅の最も広い部分の値である。
本実施の形態の顔面遮光布付き帽子においては、上述のように、顔面遮光布の鼻上布の上端部19と、2つの頬布のそれぞれの上端部18とが接続されているが、上端部だけで接続されていてもよいし、上端部と下端部(上端部に対して反対側の端部)だけが接続されていてもよい。また、上端部が接続され、上端部から下端部に向かって所定の長さだけ接続されない部分(接続されない所定の長さの部分)を形成し、その所定の長さより下側(下端部側)が接続されるようにしてもよい。さらに、鼻上布における上記「接続されない所定の長さの部分」が頬布における「接続されない所定の長さの部分」より長いことが好ましい。つまり、鼻上布における接続されていない部分の長さが、頬布における接続されていない部分の長さより長いことにより、鼻上布が長い分だけ弛むように形成されることが好ましい。この場合、上記「接続されない所定の長さの部分」が、顔面遮光布付き帽子を使用者に装着したときに、鼻の上に位置し、上述したように呼吸時の空気の流れを良好にする役割を果たす。特に、上記鼻上布に弛みをつけることによりより空気の流れを良好にすることが可能となる。上記「接続されない所定の長さ」は、呼吸時の空気の流れを良好にすることができれば特に制限はないが、1〜30cmであることが好ましく、5〜25cmであることが更に好ましく、10〜20cmであることが特に好ましい。
本実施の形態の顔面遮光布付き帽子は、図1(b)に示す顔面遮光布11の鼻上布の上端部19と、2つの頬布の上端部18とが、直接接続されていてもよいが、上端補強部22を介して接続されていてもよい。上端補強部22を介して接続されているとは、頬布の上端部18と鼻上布の上端部19とが直接には結合されずに、頬布の一の辺14と鼻上布の長辺15とが接するか互いに近くに位置する状態で、上端補強部22により、頬布の上端部18と鼻上布の上端部19とが固定された状態をいう。
図3は、本考案の顔面遮光布付き帽子の他の実施の形態を構成する顔面遮光布の表面を模式的に示す平面図である。図3に示す顔面遮光布11は、2枚の頬布間の間隔43が鼻上布の2つの長辺間の距離(幅方向長さ)44より短い形態を示している。本考案の顔面遮光布付き帽子においては、図1(b)に示すように、2枚の頬布間の間隔43と鼻上布の幅方向長さ44とが同じ長さであってもよいし、鼻上布の幅方向長さ44のほうが2枚の頬布間の間隔43より長くてもよい。鼻上布の幅方向長さ44は、2枚の頬布間の間隔43の1〜3倍であることが好ましく、1.2〜2.5倍であることが更に好ましく、1.5〜2倍であることが特に好ましい。また、鼻上布13は、図1(b)に示されるように、2枚の頬布間に配設されるか、又は、図3に示されるように、顔面遮光布11を表面側からみたときに、鼻上布13が頬布12の上側に重なっていることが好ましい。鼻上布13が頬布12の上側(表面側)から重なることにより、顔面遮光布11がその表面側を外側に向けて帽子部に装着されたときに、鼻上布13が頬布12の外側に位置するようになる。これにより、鼻上布13と頬布12との間から太陽光が入り込むことを効果的に防止することが可能となり、且つ、呼吸時の空気の流れを効果的に良好にすることが可能となる。
図4は、本考案の顔面遮光布付き帽子の他の実施の形態を構成する顔面遮光布の表面を模式的に示す平面図である。図4に示すように、鼻上布13には、鼻上布用補強45を2本の長辺に沿って1本ずつ配設されていることが好ましい。鼻上布用補強45を鼻上布13に配設することにより、鼻上布の形状をより安定させ、鼻上布13と頬布12との隙間をより安定的に形成することが可能となる。鼻上布用補強45は、図4に示すように、鼻上布の上端部19に接するように配設されていることが好ましい。鼻上布用補強45の長さは、特に限定されないが、上記鼻上布と頬布とを接続するときの鼻上布における「接続されない所定の長さの部分」に対応する長さであることが好ましい。これにより、鼻上布と頬布との隙間をより安定して形成することが可能となる。また、上記「接続されない所定の長さの部分」が形成されないときには、鼻上布の長辺の長さの0.1〜1倍が好ましく、0.2〜0.9倍が更に好ましく、0.3〜0.8倍が特に好ましく、0.4〜0.7倍が最も好ましい。鼻上布用補強45の太さは材質によっても異なり、特に限定されるものではないが、1〜10mmが好ましく、2〜8mmが更に好ましく、3〜7mmが特に好ましい。鼻上布用補強45の材質としては、ゴム、プラスチック、木、竹、金属等を使用することができる。図4に示すように、鼻上布13は、鼻上布13の幅方向の中央部を長手方向に伸びるように配設された鼻上布用補強46を有してもよい。鼻上布用補強46の好ましい構成は、配設される位置が異なるだけで、上記鼻上布用補強45と同じであることが好ましい。図4に示すように、鼻上布用補強45と鼻上布用46は、両方が配設されてもよいし、片方だけが配設されてもよい。また、図4に示すように、鼻上布13は、両端が鼻上布用補強45の先端に接続され、中央部が鼻上布用補強46の先端に接続された鼻上布用補強47を有してもよい。鼻上布用補強47の材質及び太さは鼻上布用補強45と同じであることが好ましい。鼻上布用補強47は、鼻上布用補強45及び/又は鼻上布用補強46と共に使用することが好ましい。
本考案の顔面遮光布付き帽子を構成する頬布及び鼻上布は、紫外線カット加工された布であることが特に好ましい。これにより、紫外線を良好に遮光することが可能となる。紫外線カット加工とは、布を通過する紫外線量を減らすように紫外線吸収物質等を布にコーティングしたり繊維に練り込んだりすることである。紫外線カット加工の方法は特に限定されず、通常、布や繊維に施される加工方法でよい。紫外線吸収物質としては、セラミック微粒子や芳香族化合物等を使用することができる。また、素材としては、綿100%であることが好ましく、綿と他の繊維との混紡であってもよい。綿を使用することにより、顔面遮光布が肌に優しく、更に通気性を良好にすることが可能となる。他の繊維としては、麻、ナイロン、ポリエステル等を使用することができる。この場合、綿の使用割合は、多いほど好ましく、50%以上であることが好ましい。
遮光布側貼付部は、顔面遮光布と帽子部とを着脱自在に貼り付けることができれば、特に限定されるものではなく、メカニカルファスナー、ボタン(帽子部側にボタンが付いている場合は、ボタンを留める孔又はループ)、ホック、フック等を使用することが可能である。このとき、帽子側貼付部には、これらと貼付可能な貼付部材を使用する。フックとしては、例えば、図6に示すような、板状の金属又は樹脂の先端部分を折り返した形状のものを使用することができるが、これに限定されるものではない。顔面遮光布に取り付けて、帽子部側に掛けるようにして取り付けることができればよい。図6に示すフック(遮光布側貼付部20)は、図5に示すように、顔面遮光布11の上端補強部22における両端部分に上記折り返した部分を上側に向けて取り付けることが好ましい。この場合、図5に示すように折り返した部分が表側に向かって折り返されていることが好ましいが、裏側に向かって折り返されてもよい。ここで、図5は、本考案の顔面遮光布付き帽子の他の実施の形態を構成する顔面遮光布の表面を模式的に示す平面図であり、図6は、フック状の遮光布側貼付部20を模式的に示した斜視図である。図6に示すようなフック形状の遮光布側貼付部20を使用した場合には、帽子側貼付部としては、帯状の、布やプラスチック等を使用することが好ましい。そして、帯状の布等を、その長手方向を帽子部の周方向(頭の前側から横側を通って後ろ側に回る方向)に沿わせて配置し、その帯状の布等の両端部分を帽子部に貼り付け又は縫い付け、中央部分が帽子部と密着しない(貼り付け又は縫い付けしない)ようにし、その中央部分にフック形状の遮光布側貼付部20の上記折り返した部分を掛けるようにすることが好ましい。また、以下に示すように、帽子部としてサンバイザーを使用する場合には、サンバイザーに上記帯状の布やプラスチックを取り付けてもよいが、図7に示すように、サンバイザーの頭部51の側頭部分(頭の横側)を帽子側貼付部として使用し、サンバイザイーの頭部51の側頭部分に直接掛けることも好ましい。また、上記メカニカルファスナーは、シート状の基材表面に配設された多数の微小突起を有するフックと、シート状の基材表面に配設されたこのフックと噛み合うループとの組み合わせにより貼り付けを行うものである。遮光布側貼付部としては、フック又はループのいずれを使用してもよく、他方を帽子側貼付部に使用することで着脱自在に貼り付けることが可能となる。メカニカルファスナーとしては、通常使用されているものを使用することができる。例えば、フックを形成する場合には、微小突起の形状はT字型、マッシュルーム型、鉤型等とすることができ、その材質としては、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン等を使用することができる。また、ループを形成する場合には、織布、不織布等を使用することができ、材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等を使用することができる。
図1(b)に示す、遮光布側貼付部20の頬布の上端部18に沿う方向(横方向)の長さが、1〜10cmであることが好ましく、2〜8cmであることが更に好ましく、3〜7cmであることが特に好ましく、5cmであることが最も好ましい。また、遮光布側貼付部20の上端部18と直交する方向(縦方向)の長さが、0.5〜4cmであることが好ましく、0.7〜3cmであることが更に好ましく、1cmであることが特に好ましい。このような大きさとすることにより、操作性や装着感を良好にしながら貼付強度を十分強力にすることが可能となる。遮光布側貼付部としてボタン等のシート状ではないものを使用する場合には、上記範囲全体に渡るようにボタン等を1つ又は複数個装着することが好ましい。
2つの遮光布側貼付部20の色がそれぞれ異り、2つの帽子側貼付部の色がそれぞれ貼り付けられる遮光布側貼付部20の色と同じであることが好ましい。貼り付ける貼付部同士の色を同じとすることにより、顔面遮光布を帽子部に装着するときに、遮光布側貼付部と帽子側貼付部との色を見るだけで、顔面遮光布の向きを合わせることができるため、装着作業が簡便になる。ここで、遮光布側貼付部の色が異なるというときは、遮光布側貼付部の色が一色である場合は、その色が異なることを示し、複数の色が付されている場合には複数の色のそれぞれが異なってもよい。また、複数の色が付されている場合には、その一部だけが異なっていてもよい。この場合、その異なる一部の色により2つの(左右の)遮光布側貼付部が区別できればよい。一部の色が異なる場合の例としては、同じ色の2つの遮光布側貼付部にワンポイントの色を付することや、異なる色の小さい布(例えばリボン)等を、遮光布側貼付部と共に顔面遮光布に取り付けること等が挙げられる。
図1(b)に示すように、顔面遮光布11の2つの頬布12のそれぞれの上端部18から他方の端部(下端部)35の方向に向けてタック(頬布タック)31が形成されていることが好ましい。頬布タック31の本数は特に限定されるものではないが、各頬布12において、1〜4本であることが好ましい。頬布タック31の長さは特に限定されるものではないが、例えば、頬布12の上端部18から下端部35までの距離の0.1〜0.9倍であることが好ましく、0.2〜0.7倍であることが更に好ましく、0.3〜0.6倍であることが特に好ましい。また、鼻上布13の上端部19から他方の端部(下端部)36の方向に向けてタック(鼻上布タック)37が形成されていることが好ましい。これにより、顔面遮光布を立体的に仕上げ、使用者の顔面に、よりフィットさせることが可能となる。鼻上布タック37の本数は特に限定されるものではないが、1〜4本が好ましい。鼻上布タック37の長さは特に限定されるものではないが、例えば、鼻上布13の長辺方向の長さの0.1〜0.9倍であることが好ましく、0.2〜0.7倍であることが更に好ましく、0.3〜0.6倍であることが特に好ましい。
図1(b)に示すように、一方の頬布の下端部35における、鼻上布13に接する側に対して反対側の端部(外側端部)にボタン33が装着され、他方の頬布の下端部35における鼻上布13に接する側に対して反対側の端部(外側端部)にボタンを留めることができるループ状の紐(ボタン留め用紐)34が装着されていることが好ましい。上記ボタン33とボタン留め用紐34とが装着される位置は、顔面遮光布11の下端部分における両端部ということになる。ループ状のボタン留め用紐34の代わりに、ボタンを留める孔が形成されてもよい。このように、顔面遮光布の下端部分の両端にそれぞれボタン33とボタン留め用紐34とが取り付けられているため、図9に示すように、顔面遮光布付き帽子100を使用者が装着したときに、使用者の首の後ろで、このボタン33と紐34とを留めることにより顔面遮光布11を安定的に使用者に取り付けることが可能となる。ボタンの大きさは、特に限定されることはなく、例えば直径0.5〜5cmのものを使用することができる。また、ボタンの代わりに、メカニカルファスナー、ホック等を使用してもよい。
図1(b)に示すように、2本の紐(鼻上布用紐)32を、鼻上布13に取り付けることが好ましい。2本の鼻上布用紐32は、それぞれの一方の端部が鼻上布の上端部19に接続されることにより取り付けられることが好ましい。この、2本の鼻上布用紐32は、図8に示すように、2本で鼻上布13を挟むようにしながら鼻上布13の裏側にまわし、鼻上布13の裏側で2本を交差させ、2本の先端側を再び鼻上布13を挟むようにしながら鼻上布13の裏側から表側にまわし、鼻上布13の表側で先端部分を結ぶことが好ましい。2本の鼻上布用紐32をこのように配設することにより、鼻上布13と2枚の頬布12との間に鼻上布用紐32が挟まる状態(頬布12と鼻上布13との間の隙間41(図2(a)参照)に鼻上布用紐32を通した状態)になる。このため、鼻上布13と2枚の頬布12との間に隙間が確実に形成され、本実施の形態の顔面遮光布付き帽子を使用者が装着したときに、呼吸時の空気の流れをより良好にすることが可能となる。鼻上布用紐32の長さは、図8に示すような結び方ができれば特に限定されるものではないが、鼻上布13の長辺方向長さの0.4〜1.0倍が好ましく、0.5〜0.9倍が更に好ましく、0.6〜0.8倍が特に好ましい。鼻上布用紐32の材質としては、特に限定されず、軟らかい紐が形成されていればよい。例えば、綿、麻、絹、ポリエステル、ナイロン、その他の化学繊維等を挙げることができる。
図1(b)に示す本実施の形態の顔面遮光布付き帽子を構成する顔面遮光布11において、鼻上布13の長辺方向(長手方向)の長さは、特に限定されるものではなく、使用者の顔面の長さや服装に合わせて日焼けを防止できるように適宜選択することが可能である。例えば、10〜50cmであることが好ましく、15〜40cmであることが更に好ましく、20〜35cmであることが特に好ましい。
また、顔面遮光布11において、一つの頬布12の横幅(頬布の一の辺14に直交する方向における長さ)は、特に限定されるものではなく、使用者の顔面の大きさに合わせて日焼けを防止できるように適宜選択することが可能である。例えば、10〜50cmであることが好ましく、15〜40cmであることが更に好ましく、20〜30cmであることが特に好ましい。頬布12の上端部18における幅と下端部35における幅とが異なる長さである場合は、上端部18と下端部35のそれぞれにおける幅の平均値が上記範囲であることが好ましい。また、上端部18が湾曲している場合には、遮光布上端部21における両端部間の距離を上端部18の幅とする。
更に、一つの頬布12の縦方向長さ(頬布の一の辺14の伸びる方向における長さ)は、特に限定されるものではなく、使用者の顔面の大きさに合わせて日焼けを防止できるように適宜選択することが可能である。例えば、10〜50cmであることが好ましく、15〜40cmであることが更に好ましく、20〜30cmであることが特に好ましい。上端部18が湾曲している場合には、下端部35から上端部18に向かう方向を上方向としたときに、上端部18の中で最も上側に位置する部分から下端部35までの距離を上記縦方向長さとする。また、頬布の下端部35が頬布の一の辺14の伸びる方向に垂直に直線上に伸びる形状ではない場合には、上記上方向に対して反対方向を下方向としたときに、頬布の下端部35の中で最も下側に位置する部分を上記縦方向長さを決定するときの下端部35とする。このように形成される2枚の頬布12は、鼻上布13を中心として左右対称の形状であることが好ましい。
図1(a)に示す帽子部1は、遮光布側貼付部20を着脱自在に貼り付けることが可能な貼付部(帽子側貼付部)2が両側頭部分3に配設されたものである。そして、顔面遮光布11を装着する場合には、顔面遮光布11の鼻上布13を前頭部分4側に向けて、2つの帽子側貼付部2のそれぞれに2つの遮光布側貼付部20を1つずつ貼り付けることにより装着する。
図1(a)及び図2(a)、図2(b)に示すように、本実施の形態の顔面遮光布付き帽子100の帽子部1は、全周鍔5付きであることが好ましいが、これに限定されるものではない。例えば、前頭部分(前側)だけに鍔が付いていてもよい。全周に鍔5が付いている場合には、側頭部分(頭の横側)及び後頭部分(頭の後ろ側)の鍔は小さいほうが好ましい。特に、自動車の車内で使用するときには、側頭部分及び後頭部分の鍔が大きく、特に横に広がっていると、運転の妨げになることがある。鍔5を付けると、使用者の顔面の「目」周辺の露出部分の日焼けを効果的に防止することが可能となるため好ましい。また、帽子側貼付部2が、帽子部1の内側に配設されていることが好ましい。また、帽子側貼付部2が、帽子部1の鍔5に配設されていることが好ましい。帽子側貼付部2が、帽子部1の内側に配設することにより、鍔5が外側に向かって広がっているときでも容易に顔面遮光布11を装着でき、また、外部からの見栄えも良好となる。また、帽子部1としては、図7に示すように、サンバイザーを使用してもよい。サンバイザーを使用することにより、帽子部1をより軽くすることができる。また、帽子で頭髪を押さえ付けたくない場合等にサンバイザーが有効である。ここで、図7は、本考案の顔面遮光布付き帽子100の他の実施の形態(帽子部1をサンバイザーとしたもの)を使用者が装着した状態を模式的に示す側面図である。ここで、サンバイザーとは、図7に示すように、使用者の頭にのせる環状のサンバイザー頭部51に鍔5が配設されたものである。サンバイザーの頭部51というときは、図7に示すように、頭の周囲に配置させる帯状の部材を環状に形成したものをいう。また、サンバイザイーの頭部51はこのように、環状であってもよいが、使用者の後頭部に位置する部分がないU字状のもので、前頭部から側頭部にかけて装着されるものであってもよい。
帽子部1の鍔5の内側の色は、黒色、又はその他の色についての暗色であることが好ましい。これにより、紫外線の反射を少なくし、使用者の「目」の周囲の僅かに露出した部分の日焼けを抑制することが可能となる。黒色以外の色としては、青色、紺色、紫色、茶色、緑色、赤色等を使用することができる。また、鍔5の幅は、特に限定されるものではなく、太陽光を遮ることができればよい。例えば、1〜15cmが好ましく、2〜13cmが更に好ましく、3〜11cmが特に好ましく、5〜10cmが最も好ましい。
帽子部1の材質は、特に限定されるものではなく、通常の帽子の形状のものであれば、太陽光を遮るために通常帽子の材質として使用されるものであればよい。また、サンバイザイーであれば、通常のサンバイザーの材質として使用されるものであればよい。また、帽子部1の大きさは、特に限定されるものではなく、通常帽子として製造されている大きさであればよい。
図1(a)、図1(b)に示す、本実施の形態の顔面遮光布付き帽子の製造方法は特に限定されるものではない。図1(a)に示す帽子部は、所望の形状の帽子又はサンバイザーを所望の材質で通常の帽子製造方法により製造することができる。帽子側貼付部は、例えばメカニカルファスナーを所定の大きさに切断し、帽子部の左右の側頭部の裏側に縫い付けるか又は接着剤で貼り付ける。使用する接着剤は特に限定されるものではない。
また、図1(b)に示す顔面遮光布は、鼻上布、頬布及び遮光布側貼付部を、所望の材質を所望の形状に切断することにより作製し、それぞれを所定の配置に縫い付けるか又は接着剤で貼り付ける。使用する接着剤は特に限定されるものではない。また、必要に応じて、上端補強部や鼻上布用紐を、所望の材質を所望の形状に切断することにより作製し、それぞれを所定の配置に縫い付けるか又は接着剤で貼り付ける。更に、ボタン及びボタン留め用紐を所定の位置に縫い付けるか又は接着剤で貼り付けてもよい。
本考案の顔面遮光布は、上述した本考案の顔面遮光布付き帽子を構成する顔面遮光布と同様の構成である。そのため、本考案の顔面遮光布を、上述した帽子部、又は、一般に使用されている帽子又はサンバイザーに所定の貼付部(遮光布側貼付部を貼り付けることが可能な貼付部)を取り付けたもの、に装着して使用することができ、それにより、外出時、特に自動車又は自転車の運転時に、顔面の日焼けを帽子することができる。本考案の顔面遮光布を市販のサンバイザーに取り付ける場合には、図6に示すようなフック(遮光布側貼付部20)を図5に示すように取り付けて、図7に示すように、サンバイザーの側頭部分にフックを掛けることにより取り付けることが好ましい。このようにすることにより、サンバイザーに何の加工も施さずに本校案の顔面遮光布を取り付けることが可能となる。この場合においても、フックの形状は特に限定されない。また、フック状でなくても、例えば、安全ピンを使用したり、単なる紐を使用してもよい。単なる紐の場合には、その紐をサンバイザーに縛り付ければよい。
以上説明したように、本考案の顔面遮光布付き帽子及び顔面遮光布は、外出時、特に自動車又は自転車の運転時の顔面の日焼けを防止するために利用することができる。
本考案の顔面遮光布付き帽子の一の実施の形態を、顔面遮光布と帽子部とに分離した状態で模式的に示したものであり、図1(a)は帽子部を示す正面図、図1(b)は顔面遮光布の表面を示す平面図である。 本考案の顔面遮光布付き帽子の一の実施の形態を、使用者が装着した状態を示す模式図であり、図2(a)は側面図、図2(b)は正面図である。 本考案の顔面遮光布付き帽子の他の実施の形態を構成する顔面遮光布の表面を模式的に示す平面図である。 本考案の顔面遮光布付き帽子の他の実施の形態を構成する顔面遮光布の表面を模式的に示す平面図である。 本考案の顔面遮光布付き帽子の他の実施の形態を構成する顔面遮光布の表面を模式的に示す平面図であり、 フック状の遮光布側貼付部を模式的に示した斜視図である。 本考案の顔面遮光布付き帽子の他の実施の形態(帽子部をサンバイザーとしたもの)を使用者が装着した状態を模式的に示す側面図である。 本考案の顔面遮光布付き帽子の他の実施の形態を構成する顔面遮光布の表面を模式的に示す平面図である。 本考案の顔面遮光布付き帽子の一の実施の形態を使用者が装着した状態における、使用者の後頭部側を示す模式図である。
符号の説明
1…帽子部、2…帽子側貼付部、3…側頭部分、4…前頭部分、5…鍔、11…顔面遮光布、12…頬布、13…鼻上布、14…頬布の一の辺、15…鼻上布の長辺、16…頬布の一の辺の上端部、17…鼻上布の長辺の上端部、18…頬布の上端部、19…鼻上布の上端部、20…遮光布側貼付部、21…遮光布上端部、22…上端補強部、31…頬布タック、32…鼻上布用紐、33…ボタン、34…ボタン留め用紐、35…頬布の下端部、36…鼻上布の下端部、37…鼻上布タック、41…頬布と鼻上布との間の隙間、42…遮光布上端部の凹み、43…2枚の頬布間の間隔、44…鼻上布の幅方向長さ、45,46,47…鼻上布用補強、51…サンバイザーの頭部、100…顔面遮光布付き帽子。

Claims (17)

  1. 顔面遮光布と、前記顔面遮光布を装着した帽子部とを備え、
    前記顔面遮光布が、それぞれの一の辺を対向させた状態で互いに間隔を開けて配置される2枚の頬布、2枚の前記頬布の間に、上端部が2枚の前記頬布の上端部に接続されて配設された一方向に長い鼻上布、及び、2枚の前記頬布のそれぞれの上端部に配設された貼付部(遮光布側貼付部)を有し、
    前記帽子部が、前記遮光布側貼付部を着脱自在に貼り付けることが可能な貼付部(帽子側貼付部)を両側頭部分に有し、
    2つの前記帽子側貼付部のそれぞれに2つの前記遮光布側貼付部が1つずつ貼り付けられて前記帽子部に前記顔面遮光布が装着されてなる顔面遮光布付き帽子。
  2. 前記顔面遮光布が、2枚の前記頬布のそれぞれの上端部及び前記鼻上布の上端部からなる遮光布上端部に配設される帯状の上端補強部を更に備える請求項1に記載の顔面遮光布付き帽子。
  3. 前記遮光布上端部が、その中央部が凹むように湾曲した形状である請求項1又は2に記載の顔面遮光布付き帽子。
  4. 2つの前記遮光布側貼付部の色がそれぞれ異り、2つの前記帽子側貼付部の色がそれぞれ貼り付けられる前記遮光布側貼付部の色と同じである請求項1〜3のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
  5. 前記帽子部が、全周鍔付きである請求項1〜4のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
  6. 前記帽子側貼付部及び前記遮光布側貼付部がメカニカルファスナーである請求項1〜5のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
  7. 前記頬布及び鼻上布が紫外線カット加工された布である請求項1〜6のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
  8. 前記遮光布側貼付部が、前記頬布の上端部に沿う方向の長さが1〜10cmであり、前記頬布の上端部と直交する方向の長さが0.5〜4cmである請求項1〜7のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
  9. 一方の前記頬布の下端部における鼻上布に接する側に対して反対側の端部(外側端部)にボタンが装着され、他方の前記頬布の下端部における鼻上布に接する側に対して反対側の端部(外側端部)に前記ボタンを留めることができる孔が形成されるか又はループ状の紐が装着されてなる請求項1〜8のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
  10. 前記顔面遮光布が2本の紐を有し、前記2本の紐のそれぞれの一方の端部が前記鼻上布の上端部に接続されてなる請求項1〜9のいずれかに記載の顔面遮光布付き帽子。
  11. それぞれの一の辺を対向させた状態で互いに間隔を開けて配置される2枚の頬布、2枚の前記頬布の間に、上端部が2枚の前記頬布の上端部に接続されて配設された一方向に長い鼻上布、及び、2枚の前記頬布のそれぞれの上端部に配設された貼付部(遮光布側貼付部)を有する顔面遮光布。
  12. 2枚の前記頬布のそれぞれの上端部及び前記鼻上布の上端部からなる遮光布上端部に配設される帯状の上端補強部を更に備える請求項11に記載の顔面遮光布。
  13. 前記遮光布上端部が、その中央部が凹むように湾曲した形状である請求項11又は12に記載の顔面遮光布。
  14. 前記頬布及び鼻上布が紫外線カット加工された布である請求項11〜13のいずれかに記載の顔面遮光布。
  15. 前記遮光布側貼付部が、前記頬布の上端部に沿う方向の長さが1〜10cmであり、前記頬布の上端部と直交する方向の長さが0.5〜4cmである請求項11〜14のいずれかに記載の顔面遮光布。
  16. 一方の前記頬布の下端部における鼻上布に接する側に対して反対側の端部(外側端部)にボタンが装着され、他方の前記頬布の下端部における鼻上布に接する側に対して反対側の端部(外側端部)に前記ボタンを留めることができる孔が形成されるか又はループ状の紐が装着されてなる請求項11〜15のいずれかに記載の顔面遮光布。
  17. 前記顔面遮光布が2本の紐を有し、前記2本の紐のそれぞれの一方の端部が前記鼻上布の上端部に接続されてなる請求項11〜16のいずれかに記載の顔面遮光布。
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