JP3112355B2 - 電子機器の配線機構 - Google Patents

電子機器の配線機構

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JP3112355B2
JP3112355B2 JP04265515A JP26551592A JP3112355B2 JP 3112355 B2 JP3112355 B2 JP 3112355B2 JP 04265515 A JP04265515 A JP 04265515A JP 26551592 A JP26551592 A JP 26551592A JP 3112355 B2 JP3112355 B2 JP 3112355B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のコンソールパ
ネル等に固定されるケース内にテレビモニタ等の機器本
体が移動自在に設けられた電子機器に係り、特にケース
内の配線が効率良くできるようにした電子機器の配線機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、テレビモニタがケース内外に移
動自在に設けられた車載用表示装置の内部構造を示す上
面断面図である。この車載用表示装置1は、自動車のコ
ンソールパネル(図示しない)等に固定される固定ケー
ス2と、この固定ケース2内にてA1及びA2方向へ移
動自在に配置された中間ケース8と、この中間ケース8
内にてさらにA1及びA2方向へ移動自在に配置された
移動ブラケット9と、この移動ブラケット9に回動自在
に配置されたテレビモニタ3とを備えている。
【0003】移動ブラケット9と中間ケース8とが、固
定ケース2内にてA2方向へ収納されているときには、
テレビモニタ3が水平姿勢にて固定ケース2内に収納さ
れる。そして中間ケース8が固定ケース2内をA1方向
へ所定距離前進すると、その後は移動ブラケット9が単
独でA1方向へ前進し、この前進動作に伴って、テレビ
モニタ3の前方端が図7の紙面手前側に立ち上り、画面
が車室内へ向けられるようになっている。上記固定ケー
ス2には回路基板4が固定されている。この回路基板4
とテレビモニタ3との間は、テレビモニタ3への映像信
号や電力などを供給する多数の導電路が形成されたフレ
キシブルケーブル5により接続されている。フレキシブ
ルケーブル5の一端は、回路基板4の接続部4aに半田
付けされ又はコネクタにより接続されている。また、フ
レキシブルケーブル5の他端は、テレビモニタ3の接続
部3aに半田付けされ又はコネクタ接続されている。
【0004】また、回路基板4の接続部4bからは他の
フレキシブルケーブル6が延びており、このフレキシブ
ルケーブル6は、移動ブラケット9に搭載されたフォト
センサS1やリミットスイッチS2に接続されている。
フォトセンサS1は、移動ブラケット9の移動距離を検
知するものであり、リミットスイッチS2は、移動ブラ
ケット9が固定ケース2内に収納されたことを検知する
ものである。さらに移動ブラケット9には、移動ブラケ
ット9をA1−A2方向へ駆動するモータMが搭載され
ており、このモータMから延びるリード線7が、回路基
板4の接続部4cに半田付けされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記フレキシブルケー
ブル5,6およびリード線7は、いずれも回路基板4か
ら移動ブラケット9上のテレビモニタ3やフォトセンサ
S1等の間を接続している。移動ブラケット9はA1方
向及びA2方向に所定距離移動するものであるため、前
記フレキシブルケーブル5,6及びリード線7は、移動
ブラケット9の移動距離を勘案して充分な長さにし、移
動ブラケット9の移動の際に固定ケース2内にて撓むこ
とができるようにしなければならない。
【0006】しかしながら図7に示すように、回路基板
4から移動ブラケット9上の各部に個別の配線経路が設
けられていると、各フレキシブルケーブル5,6とリー
ド線7のそれぞれが撓むことになり、これらそれぞれの
配線部材の撓みスペースを固定ケース2内に確保しなく
てはならず、固定ケース2内の他の部品の配置に制約を
与えることになる。また、信号の伝達数の少ないフレキ
シブルケーブル6は細いものであるため、フレキシブル
ケーブル6そのものの弾性強度が弱くなり、パターン形
成された導電路が繰返しの撓み変形により断線するおそ
れがある。またモータMから延びるリード線7は2本の
個別の線材であるため、移動ブラケット9が移動する際
に他の部品に引っ掛かりやすく、このときのリード線7
に作用する張力により接続部4c等での半田付け部の破
損が生じやすくなる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、移動ブラケットに搭載された機器本体及び他の電
気部品とケース内に固定された配線固定部との配線が効
率良くでき、ケース内の配線経路を簡潔にできる電子機
器の配線機構の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の手段は、ケース内を移動する移動ブラケット
が設けられ、この移動ブラケットに、移動ブラケットに
対して回動可能な機器本体と、他の電気部品とが搭載さ
れている電子機器であって、前記ケースに設けられた配
線固定部と前記機器本体とが、複数の導電路を有する配
線帯材により接続されているとともに、前記機器本体を
中継して前記配線固定部と前記他の電気部品とが電気的
に接続されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記手段では、配線固定部と移動ブラケット上
の機器本体とを配線帯材によって接続し、かつ配線固定
部と移動ブラケット上の他の電気部品とを機器本体を
して電気的に接続するようにしたので、ケースの配線
固定部から移動ブラケットに延びる配線帯材を最少にで
き、ケース内の配線スペースの効率化を図ることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、機器本体としてのテレビモニタと、このテ
レビモニタを支持する移動ブラケットの構造を示す分解
斜視図、図2は、図1に示す移動ブラケットを備えた車
載用表示装置の上面図である。この車載用表示装置は、
車体の一部に取り付けられる固定ケース10と、この固
定ケース10内にてA1−A2方向へ移動自在に設けら
れた中間ケース11と、この中間ケース11内をさらに
A1−A2方向へ移動自在に設けられた移動ブラケット
12とを有している。
【0011】図1に示すように、移動ブラケット12は
上面から見た形状がほぼコ字状となっており、この両脚
部12a,12a間には駆動軸14及びテレビモニタ1
3がそれぞれ設けられている。駆動軸14の両端部近傍
には一対の大歯車15,15が固定され、このうちの一
方の大歯車15の内側には、駆動部16の駆動力を駆動
軸14に伝達する小歯車17が固定されている。上記駆
動部16は、移動ブラケット12内に固定されるモータ
18と、このモータ18の出力軸に固定されたピニオン
ギヤ19と、このピニオンギヤ19の動力を伝達する減
速歯車群20,21が設けられており、減速歯車21か
ら前記小歯車17に回転力が伝達される。
【0012】図2に示すように、固定ケース10の底面
には一対のラック23,23が固定され、中間ケース1
1の底部にも一対のラック24,24が固定されてい
る。また中間ケース11の底部には一対のロックアーム
25,25が設けられている。固定ケース10の底部に
はロックピン26,26が設けられ、また移動ブラケッ
ト12の底部にも一対のロックピン27,27が設けら
れている。移動ブラケット12が中間ケース11内にて
A2方向へ収納され、且つ中間ケース11がA2方向へ
移動して固定ケース10内に収納された状態では、ロッ
クアーム25,25と移動ブラケット12のロックピン
27,27とが嵌合して、移動ブラケット12と中間ケ
ース11とがロックされている。この状態で前記モータ
18により駆動軸14が駆動されて大歯車15が回転す
ると、この大歯車15,15とラック23,23との噛
み合いにより、移動ブラケット12と中間ケース11と
が一体となった状態でA1方向へ移動する。
【0013】中間ケース11が図2に示す位置まで前進
すると、中間ケース11に設けられた前記ロックアーム
25,25と固定ケース10のロックピン26,26と
が嵌合して中間ケース11と固定ケース10とがロック
されるとともに、移動ブラケット12のロックピン2
7,27がロックアーム25,25から外れて、移動ブ
ラケット12と中間ケース11とのロックが外れる。よ
ってさらに継続してモータ18が駆動されると、大歯車
15,15は中間ケース11のラック24,24と噛み
合い、移動ブラケット12が、ロックされている中間ケ
ース11上をA1方向へ移動する。
【0014】図1に示すように、移動ブラケット12の
両脚部12a,12aには内側へ突出する支持ピン28
が設けられ、テレビモニタ13の側部の支持穴13bが
この支持ピン28により回動自在に支持されている。テ
レビモニタ13の側部にはリンク板29,29が軸31
を中心として回動自在に支持されている。このリンク板
29,29にはガイドピン34,34が設けられ、また
移動ブラケット12の脚部12a,12aの外面には、
前記駆動軸14と一体のガイドピン32,32及び前記
支持ピン28,28と一体のガイドピン33,33が突
出している。
【0015】前記中間ケース11には、上記3つのガイ
ドピン32,33,34をガイドするガイド溝が形成さ
れている。このガイド溝により、移動ブラケット12が
図2に示す位置まで前進する間は、テレビモニタ13が
水平姿勢のまま維持される。そして図2の状態からさら
に大歯車15,15が駆動され、中間ケース11上を移
動ブラケット12がA1方向へ前進すると、中間ケース
11に形成された前記ガイド溝の形状により、テレビモ
ニタ13が図1に示すように立ち上がる姿勢に回動し、
テレビモニタ13の画面が車室内に向けられる。
【0016】前記移動ブラケット12に設けられた駆動
軸14には配線中継部Bが設けられている。この配線中
継部Bには、駆動軸14に固定された回転ドラム41が
設けられている。固定ケース10の奥側端部には、各種
電子回路が実装された回路基板42が固定されており、
この回路基板42と、テレビモニタ13とがフレキシブ
ルケーブル50により接続されており、このフレキシブ
ルケーブル50が配線中継部Bにて回転ドラム41に巻
かれている。
【0017】また図1などに示すように、移動ブラケッ
ト12にはプリント小基板45が設けられている。この
プリント小基板45には、移動ブラケット12の移動量
を検知するためのフォトセンサS1と、移動ブラケット
12が固定ケース10内をA2方向へ移動して収納され
たときに、収納動作完了を検出するリミットスイッチS
2が実装されている。このプリント小基板45には前記
フォトセンサS1とリミットスイッチS2の端子が半田
付けされる導電パターンが形成されている。またこのプ
リント小基板45は中継基板としての機能を有してお
り、このプリント小基板45に形成された導電パターン
と前記モータ18とが2本のリード線Lにより接続され
ている。前記配線中継部Bに設けられた回転ドラム41
は、駆動軸14への固定ボス部41aと中空の円筒部4
1bを有しており、この円筒部41bには軸方向に延び
て切欠かれた溝41cが形成されている。固定ボス部4
1aが駆動軸14に固着されて、回転ドラム41と駆動
軸14とが一体となって回転できるようになっている。
【0018】図3(A)は前記フレキシブルケーブル5
0の平面図、同図(B)はこのフレキシブルケーブル5
0が変形させられた状態を示す側面図である。図3
(A)に示すように、このフレキシブルケーブル50
は、第1の配線帯51と、この第1の配線帯51とほぼ
平行の短い第2の配線帯52と、さらにこれらよりも細
い分岐配線帯53とを有している。第1と第2の配線帯
51と52及び分岐配線帯53は繋ぎ部54により連結
されて、フレキシブルケーブル50は略E字状の平面形
状となっている。
【0019】第1の配線帯51の先端にはランド部55
が、第2の配線帯52の先端にはランド部56が、分岐
配線帯53の先端にはランド部57が設けられている。
フレキシブルケーブル50の可撓性樹脂基板の表面には
複数本の導電路58がパターン成形されている。これら
の導電路58のうちのテレビモニタ用の導電路群58a
は、ランド部55の端子群D1とランド部56の端子群
D2との間を接続している。この導電路群58aは、回
路基板42とテレビモニタ13との間で映像信号や電力
を送受するためのものである。またランド部55の端子
群E1とランド部56の端子群E2を接続する導電路群
58bが形成されている。この導電路群58bは、回路
基板42と前記フォトセンサS1及びリミットスイッチ
S2とを接続しさらに回路基板42からモータ駆動電力
を前記モータ18に伝達するためのものである。さらに
ランド部56の端子群F1とランド部57の端子群F2
との間は、分岐導電路群58cにより接続されている。
【0020】前記第1の配線帯51は、回路基板42か
ら配線中継部Bへ延びるものであり、前記ランド部55
は、回路基板42の接続部42aに半田付け又はコネク
タを介して接続される。また第2の配線帯52は、配線
中継部Bとテレビモニタ13とを接続するものであり、
前記ランド部56はテレビモニタ13の接続部13aに
半田付けされ又はコネクタ接続される。さらに前記分岐
配線帯53のランド部57は、前記プリント小基板45
に半田付けられる。なお、前記テレビモニタ13の接続
部13aには、ランド部56の端子群D2から映像信号
や電力を受け入れる接続端子と、単にランド部56の端
子群E2とF1とを接続するだけの中継端子が設けられ
ている。
【0021】この配線構造では、まず回路基板42から
テレビモニタ13に送られる映像信号や電力などは、ラ
ンド部55の端子群D1から導電路群58aを経て、ラ
ンド部56の端子群D2からテレビモニタ13内に伝達
される。またフォトセンサS1とリミットスイッチS2
の検知出力信号や、モータ18の駆動電力の伝達経路
は、回路基板42からランド部55の端子群E1を経
て、導電路群58bからランド部56の端子群E2に至
り、テレビモニタ13の接続部13aの中継端子に接続
される。さらにこの中継端子により中継接続され、ラン
ド部56の端子群F1から分岐配線帯53に延びる分岐
導電路群58cを経て、ランド部57の端子群F2から
プリント小基板45に至る。さらにモータ18への駆動
電力は、このプリント小基板45により中継されリード
線Lを経てモータ18に送られる。
【0022】次に前記配線中継部Bに設けられた回転ド
ラム41でのフレキシブルケーブル50の巻き構造を説
明する。前述のようにフレキシブルケーブル50には多
数の導電路群58a,58b,58cがパターン形成さ
れているため、繋ぎ部54の幅寸法Wはかなり広くな
る。そこで図の実施例では、図3(B)に示すように、
前記繋ぎ部54を丸めその先端54aを接着剤又は両面
接着テープで固定して筒状部59を形成している。
【0023】前記フレキシブルケーブル50の第1の配
線帯51は、回路基板42から配線中継部Bに延びてい
る。図5に示すように、第1の配線帯51は、前記回転
ドラム41の円筒部41bの外面に巻かれ、さらに第1
の配線帯51は円筒部41bに形成された溝41cから
円筒部41bの内部に至り、円筒部41bの内部にてさ
らに巻かれている。また図3(B)に示すようにフレキ
シブルケーブル50の繋ぎ部54を丸めた筒状部59
は、駆動軸14の外周に嵌挿された状態となる。そして
この筒状部59から延びる第2の配線帯52がテレビモ
ニタ13の方向へ引き出され、また分岐配線帯53がプ
リント小基板45の方向へ引き出されている。
【0024】上記のように第1の配線帯51は、回転ド
ラム41の円筒部41bの外面に巻かれ、溝41cを通
過してさらに円筒部41bの内側に巻かれる。図5では
円筒部41bの外側に巻かれている第1の配線帯51の
巻き状態を外周巻き部C1で示し、円筒部41bの内部
における第1の配線帯51の巻き状態を内周巻き部C2
として示している。
【0025】図5に示すように、駆動軸14の回転方向
をαとβで表わす。駆動軸14がα方向へ回転すると
き、大歯車15,15とラック23,23又は24,2
4との噛み合い、移動ブラケット12がA1方向すなわ
ち回路基板42から離れる方向へ移動する。また駆動軸
14がβ方向へ回転するときに、移動ブラケット12が
A2方向すなわち回路基板42に近づく方向へ駆動され
る。
【0026】図6(A)に示すように、駆動軸14と共
に回転ドラム41がβ方向へ回転すると、円筒部41b
の外周巻き部C1では、フレキシブルケーブル50の第
1の配線帯51が円筒部41bの外面に巻き取られ、こ
のとき円筒部41bの内周巻き部C2でも、第1の配線
帯51が巻き締められる。逆に図6(B)に示すよう
に、駆動軸14と回転ドラム41がα方向へ回転すると
きには、円筒部41bの外周巻き部C1にて第1の配線
帯51が円筒部41bの筒外面から巻きほぐしされ、内
周巻き部C2でも第1の配線帯51が巻き戻される。
【0027】図6(A)(B)に示す巻き動作により、
移動ブラケット12がA1又はA2方向へ移動する間、
回路基板42と配線中継部Bとの間で、フレキシブルケ
ーブル50の第1の配線帯51が撓むことなく、張られ
た状態となる。またこの間の第1の配線帯51の巻き取
りと巻きほぐしが円筒部41bの内外周にて行われるた
め、フレキシブルケーブル50の筒状部59から延びる
第2の配線帯52及び分岐配線帯53の状態は、移動ブ
ラケット12が移動する間変化しない。
【0028】なお、上記実施例では、配線中継部Bにお
いて、フレキシブルケーブル50の第1の配線帯51を
巻き取る回転ドラム41が設けられているが、この回転
ドラム41が設けられていなくてもよい。すなわち本発
明では固定ケース10に設けられた回路基板42とテレ
ビモニタ13などの表示部材の間を1枚のフレキシブル
ケーブルにて接続できるので、配線中継部Bを設けず、
移動ブラケット12の移動に伴ってフレキシブルケーブ
ルを撓むようにしても、配線の簡略化ができることに変
わりはない。
【0029】また配線帯材としては導電体がパターン形
成されたフレキシブルケーブルに限られず、図4(B)
に示すように導電線61が絶縁被覆62により覆われた
ケーブル60が平行に複数本接続された平行ケーブル5
0Aを使用してもよい。前述のように表示部材であるテ
レビモニタ13の接続部13aに中継端子を設けること
により、単純な配線経路になるため、図4(A)に示す
ように、上記平行ケーブル50Aにより、回路基板など
の配線固定部に至る配線帯50Bと、分岐配線帯50C
を形成することができる。すなわち配線帯50Bと分岐
配線帯50Cとの境界にて絶縁被覆62どうしの接続部
をひき剥がすことにより、分岐配線帯50Cを形成する
ことが可能である。さらに、上記図示実施例では、プリ
ント小基板45とモータ18との間がリード線Lで接続
されているが、上記フレキシブルケーブルにさらに別の
分岐配線帯を設け、これをモータ18に接続してもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、回路基
板等の配線固定部と、移動ブラケットに設けられた機器
本体と他の電気部品との配線経路を簡略化でき、ケース
内の配線スペースの効率化が図れ、また移動ブラケット
の移動による配線帯材の断線を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機器本体としてのテレビモニタと、このテレビ
モニタを支持する移動ブラケットの構造を示す分解斜視
図。
【図2】図1に示す移動ブラケットを備えた車載用表示
装置の上面図。
【図3】(A)はフレキシブルケーブルの平面図、
(B)はその側面図。
【図4】(A)は平行ケーブルを使用した配線帯材を示
す平面図、(B)はその断面図。
【図5】配線中継部にてフレキシブルケーブルが巻き付
けられた状態を示す部分拡大斜視図。
【図6】(A),(B)は、配線中継部でのフレキシブ
ルケーブルの巻き動作を示す断面図。
【図7】テレビモニタがケース内外に移動する車載用表
示装置の従来例を示す上面断面図。
【符号の説明】
10 固定ケース 11 中間ケース 12 移動ブラケット 13 機器本体(テレビモニタ) 18 モータ S1 フォトセンサ S2 リミットスイッチ 42 回路基板 45 プリント小基板 50 フレキシブルケーブル 51 第1の配線帯 52 第2の配線帯 53 分岐配線帯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内を移動する移動ブラケットが設
    けられ、この移動ブラケットに、移動ブラケットに対し
    回動可能な機器本体と、他の電気部品とが搭載されて
    いる電子機器であって、前記ケースに設けられた配線固
    定部と前記機器本体とが、複数の導電路を有する配線帯
    材により接続されているとともに、前記機器本体を中継
    して前記配線固定部と前記他の電気部品とが電気的に接
    続されていることを特徴とする電子機器の配線機構。
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