JP3112143B2 - ユニット天井の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
ユニット天井の製造方法及びその製造装置Info
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- JP3112143B2 JP3112143B2 JP06102024A JP10202494A JP3112143B2 JP 3112143 B2 JP3112143 B2 JP 3112143B2 JP 06102024 A JP06102024 A JP 06102024A JP 10202494 A JP10202494 A JP 10202494A JP 3112143 B2 JP3112143 B2 JP 3112143B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業化住宅におけるユ
ニット天井の製造方法及びその製造装置に関する。
ニット天井の製造方法及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工業化住宅では、施工性の向上のため、
工場において予め組立てられた単体のユニット天井が、
箱状の部屋ユニットの上部開口に取り付けられる。ユニ
ット天井は、単体で製造されることから大面積となる反
面、構造材としては作用せず、軽量であることが要求さ
れるため、剛性の小さいものとなる。このようなユニッ
ト天井を製造するには、先ず、作業台の上面で骨格とな
る枠体が仮組みされ、この枠体の上面に天井化粧材が貼
られる。天井化粧材の貼設においては、枠体の上方に足
場が組まれ、この足場を利用することにより、枠体中央
部の貼設が行われる。そして、天井化粧材の貼設が完了
すると、枠体は表裏面が逆となるように反転され、天井
化粧材を下面として作業台上に載置され、今度は上面と
なった天井懐側となる面に電気配線、換気扇等の電装材
が取り付けられる。この際の作業においても、ユニット
天井は剛性が小さいことから、天井化粧材貼設時と同
様、ユニット天井の上方に足場が組まれ、この足場を利
用することにより、配線作業等が行われていた。
工場において予め組立てられた単体のユニット天井が、
箱状の部屋ユニットの上部開口に取り付けられる。ユニ
ット天井は、単体で製造されることから大面積となる反
面、構造材としては作用せず、軽量であることが要求さ
れるため、剛性の小さいものとなる。このようなユニッ
ト天井を製造するには、先ず、作業台の上面で骨格とな
る枠体が仮組みされ、この枠体の上面に天井化粧材が貼
られる。天井化粧材の貼設においては、枠体の上方に足
場が組まれ、この足場を利用することにより、枠体中央
部の貼設が行われる。そして、天井化粧材の貼設が完了
すると、枠体は表裏面が逆となるように反転され、天井
化粧材を下面として作業台上に載置され、今度は上面と
なった天井懐側となる面に電気配線、換気扇等の電装材
が取り付けられる。この際の作業においても、ユニット
天井は剛性が小さいことから、天井化粧材貼設時と同
様、ユニット天井の上方に足場が組まれ、この足場を利
用することにより、配線作業等が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天井化
粧材の貼設時に足場を組み、反転のためにこの足場を一
旦撤去し、反転後再び電気配線作業のために足場を組む
のは極めて煩雑であり、手間のかかる作業であった。そ
して、足場上から下方のユニット天井へ向けて作業を行
うのは無理な姿勢が強いられ、作業性が悪いとともに、
安全性にも問題があった。また、反転されたユニット天
井は天井化粧材が下面となって作業台に載置されるた
め、天井化粧材が汚れやすく、更には、載置時の作業台
面から受ける衝撃により、天井化粧材が破損する虞れも
あった。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、足
場を組まずにユニット天井中央部分の作業が行えるとと
もに、天井化粧材を載置面に接触させないで反転が行え
るユニット天井の製造方法及びその製造装置を提供し、
もって、作業性、品質の向上を図ることを目的とする。
粧材の貼設時に足場を組み、反転のためにこの足場を一
旦撤去し、反転後再び電気配線作業のために足場を組む
のは極めて煩雑であり、手間のかかる作業であった。そ
して、足場上から下方のユニット天井へ向けて作業を行
うのは無理な姿勢が強いられ、作業性が悪いとともに、
安全性にも問題があった。また、反転されたユニット天
井は天井化粧材が下面となって作業台に載置されるた
め、天井化粧材が汚れやすく、更には、載置時の作業台
面から受ける衝撃により、天井化粧材が破損する虞れも
あった。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、足
場を組まずにユニット天井中央部分の作業が行えるとと
もに、天井化粧材を載置面に接触させないで反転が行え
るユニット天井の製造方法及びその製造装置を提供し、
もって、作業性、品質の向上を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るユニット天井の製造方法は、長尺部材で
ある一対の平行なランナーとランナーに直交する桟材と
で枠体が構成され、枠体の一面側に天井化粧材が貼設さ
れるとともに、他面側に電装材が取り付けられるユニッ
ト天井の製造方法において、一対のランナーを架台のレ
ール材上に載置し、桟材をランナーに仮組みして枠体を
構成し、天井化粧材を枠体の一面側の桟材に固定した後
ランナーと桟材とを固定し、枠体を架台上で反転し、天
井化粧材が枠体の自重を受けないように反転された枠体
をランナーのみでレール材上に支持し、反転されて上面
となった枠体の他面側に合板を貼設し、合板を足場とし
て枠体他面側に電装材を取り付けることを特徴とするも
のである。また、ユニット天井の製造装置は、平行な一
対のレール材の両端同士にレール材の上面より天井化粧
材の厚み分低い位置で連結材を固定して矩形状の架台を
形成し、レール材に載置されるランナーの長手方向両端
面に当接してランナーを挟持状態で位置決めするランナ
ー止付具をレール材上面から退避可能に蝶番を介してレ
ール材の両端に設け、架台に載置された枠体を反転する
際吊り持ち側と反対側のランナーが当接して支点となる
ストッパーをレール材の上面に突設したことを特徴とす
るものである。
の本発明に係るユニット天井の製造方法は、長尺部材で
ある一対の平行なランナーとランナーに直交する桟材と
で枠体が構成され、枠体の一面側に天井化粧材が貼設さ
れるとともに、他面側に電装材が取り付けられるユニッ
ト天井の製造方法において、一対のランナーを架台のレ
ール材上に載置し、桟材をランナーに仮組みして枠体を
構成し、天井化粧材を枠体の一面側の桟材に固定した後
ランナーと桟材とを固定し、枠体を架台上で反転し、天
井化粧材が枠体の自重を受けないように反転された枠体
をランナーのみでレール材上に支持し、反転されて上面
となった枠体の他面側に合板を貼設し、合板を足場とし
て枠体他面側に電装材を取り付けることを特徴とするも
のである。また、ユニット天井の製造装置は、平行な一
対のレール材の両端同士にレール材の上面より天井化粧
材の厚み分低い位置で連結材を固定して矩形状の架台を
形成し、レール材に載置されるランナーの長手方向両端
面に当接してランナーを挟持状態で位置決めするランナ
ー止付具をレール材上面から退避可能に蝶番を介してレ
ール材の両端に設け、架台に載置された枠体を反転する
際吊り持ち側と反対側のランナーが当接して支点となる
ストッパーをレール材の上面に突設したことを特徴とす
るものである。
【0005】
【作用】ユニット天井の製造方法では、ランナーと桟材
とで枠体が構成され、架台に載置された枠体の内側に作
業員が入り作業が行えるようになる。反転後において
は、反転されて上面となった枠体の他面側に合板が貼設
され、合板を介して枠体の上での作業が可能となる。ま
た、反転後、枠体がランナーのみでレール材上に支持さ
れ、天井化粧材が枠体の自重を受けることがない。ユニ
ット天井の製造装置では、レール材の上面より低い位置
で連結材が固定され、レール材と連結材とに形成された
段部が、反転後における天井化粧材の収容空間となる。
また、反転時、レール材の上面に突設したストッパーに
ランナーが当接され、枠体のレール材上からの転落が阻
止され、この当接部が支点となり、この支点を中心に枠
体が持ち上げられることになる。
とで枠体が構成され、架台に載置された枠体の内側に作
業員が入り作業が行えるようになる。反転後において
は、反転されて上面となった枠体の他面側に合板が貼設
され、合板を介して枠体の上での作業が可能となる。ま
た、反転後、枠体がランナーのみでレール材上に支持さ
れ、天井化粧材が枠体の自重を受けることがない。ユニ
ット天井の製造装置では、レール材の上面より低い位置
で連結材が固定され、レール材と連結材とに形成された
段部が、反転後における天井化粧材の収容空間となる。
また、反転時、レール材の上面に突設したストッパーに
ランナーが当接され、枠体のレール材上からの転落が阻
止され、この当接部が支点となり、この支点を中心に枠
体が持ち上げられることになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るユニット天井の製造方法
及びその製造装置の好適な実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明ユニット天井の製造装置を表
す斜視図である。鋼材からなる平行な一対のレール材1
の両端には鋼材からなる連結材3が溶接固定され、レー
ル材1と連結材3は、レール材1が長手方向となる矩形
状の架台5を構成している。レール材1は上面が平坦面
となっており、連結材3の上面はこのレール材1の上面
から低い位置に固定されている。つまり、レール材1と
連結材3の境は段部aとなっているのである。また、レ
ール材1の中央部同士には補強材7が溶接固定され、補
強材7もレール材1の上面から段部aを有して低い位置
に固定されている。レール材1の下面には複数のキャス
ター9が取り付けられ、キャスター9は架台5を移動可
能にしている。架台5は作業床からの高さが低く、レー
ル材1等を跨ぐことで、枠の内側に作業者が容易に入れ
るようになっている。
及びその製造装置の好適な実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明ユニット天井の製造装置を表
す斜視図である。鋼材からなる平行な一対のレール材1
の両端には鋼材からなる連結材3が溶接固定され、レー
ル材1と連結材3は、レール材1が長手方向となる矩形
状の架台5を構成している。レール材1は上面が平坦面
となっており、連結材3の上面はこのレール材1の上面
から低い位置に固定されている。つまり、レール材1と
連結材3の境は段部aとなっているのである。また、レ
ール材1の中央部同士には補強材7が溶接固定され、補
強材7もレール材1の上面から段部aを有して低い位置
に固定されている。レール材1の下面には複数のキャス
ター9が取り付けられ、キャスター9は架台5を移動可
能にしている。架台5は作業床からの高さが低く、レー
ル材1等を跨ぐことで、枠の内側に作業者が容易に入れ
るようになっている。
【0007】レール材1上面の外側の縁部には角パイプ
状のストッパー11がレール材1の長手方向に固定さ
れ、ストッパー11は架台5の内側の面がレール材1上
面と直交する面11aとなっている。レール材1両端の
上面にはランナー止付具13が設けられ、ランナー止付
具13は平板の中央を直角に曲げたL字状に形成されて
いる。ランナー止付具13は、一方の片がレール材1の
上面両端縁に蝶番15によって固定され、レール材1の
長手方向に直交する方向の回転軸を中心に回転自在とな
るとともに、他方の片が止片13aとなって、レール材
1の両端で平行に向き合うようになっている。つまり、
レール材1の両端で平行に向き合う止片13aは、蝶番
15を介して回転されることで、レール材1上面から退
避可能となっているのである。レール材1、連結材3、
ストッパー11、ランナー止付具13を主な部材とし
て、ユニット天井の製造装置17が構成されている。
状のストッパー11がレール材1の長手方向に固定さ
れ、ストッパー11は架台5の内側の面がレール材1上
面と直交する面11aとなっている。レール材1両端の
上面にはランナー止付具13が設けられ、ランナー止付
具13は平板の中央を直角に曲げたL字状に形成されて
いる。ランナー止付具13は、一方の片がレール材1の
上面両端縁に蝶番15によって固定され、レール材1の
長手方向に直交する方向の回転軸を中心に回転自在とな
るとともに、他方の片が止片13aとなって、レール材
1の両端で平行に向き合うようになっている。つまり、
レール材1の両端で平行に向き合う止片13aは、蝶番
15を介して回転されることで、レール材1上面から退
避可能となっているのである。レール材1、連結材3、
ストッパー11、ランナー止付具13を主な部材とし
て、ユニット天井の製造装置17が構成されている。
【0008】このように構成されたユニット天井の製造
装置17を用いての、ユニット天井の製造手順を説明す
る。図2、図3はランナー・桟材仮組み時の説明図であ
る。先ず、架台5のそれぞれのレール材1上面には断面
コ字状の長尺部材であるランナー21が、両端をランナ
ー止付具13に当接した状態で、開口側を対峙させて載
置される。図3に示すように、開口側と反対側のランナ
ー21の背面には鍔片21aが突出され、鍔片21aは
先端をストッパー11に当接している。対峙したランナ
ー21の開口には桟材23の両端が嵌入され、桟材23
はランナー21の長手方向に複数が平行に並べて配置さ
れる。このランナー21と桟材23は、ユニット天井の
骨格である枠体25を構成する。これら、一連の作業
は、作業員が架台5の内側に入り込むことにより、容易
に行われる。なお、この状態では、ランナー21と桟材
23とは固定されない。
装置17を用いての、ユニット天井の製造手順を説明す
る。図2、図3はランナー・桟材仮組み時の説明図であ
る。先ず、架台5のそれぞれのレール材1上面には断面
コ字状の長尺部材であるランナー21が、両端をランナ
ー止付具13に当接した状態で、開口側を対峙させて載
置される。図3に示すように、開口側と反対側のランナ
ー21の背面には鍔片21aが突出され、鍔片21aは
先端をストッパー11に当接している。対峙したランナ
ー21の開口には桟材23の両端が嵌入され、桟材23
はランナー21の長手方向に複数が平行に並べて配置さ
れる。このランナー21と桟材23は、ユニット天井の
骨格である枠体25を構成する。これら、一連の作業
は、作業員が架台5の内側に入り込むことにより、容易
に行われる。なお、この状態では、ランナー21と桟材
23とは固定されない。
【0009】図4は天井化粧材貼付け時の説明図であ
る。ランナー21の間に複数並べられた桟材23の上面
には天井化粧材27が貼られ、天井化粧材27は複数の
桟材23を一体に連結状態とする。また、ランナー21
と天井化粧材27との間には間隙29が形成され、間隙
29はユニット天井の取り付け時に作業開口として利用
される。天井化粧材27と一体となった桟材23は、両
端がランナー21とビス固定される。従って、この時点
で、枠体25は、天井化粧材27を補強材として、吊り
持ち可能程度な剛性を有することになる。
る。ランナー21の間に複数並べられた桟材23の上面
には天井化粧材27が貼られ、天井化粧材27は複数の
桟材23を一体に連結状態とする。また、ランナー21
と天井化粧材27との間には間隙29が形成され、間隙
29はユニット天井の取り付け時に作業開口として利用
される。天井化粧材27と一体となった桟材23は、両
端がランナー21とビス固定される。従って、この時点
で、枠体25は、天井化粧材27を補強材として、吊り
持ち可能程度な剛性を有することになる。
【0010】図5は反転時の説明図、図6は反転後の説
明図である。ランナー21、桟材23、天井化粧材27
が一体となった枠体25は、一方のランナー21側が吊
り上げられ反転される。この際、他方のランナー21の
ストッパー11には鍔片21aの先端が当接し、当接部
p(図5参照)が支点となって、枠体25はレール材1
から滑り落ちることなく、安定して吊り上げが行われ
る。枠体25が吊り上げられると、ランナー止付具13
(図1参照)が、蝶番15を介して回転され、止片13
aがレール材1上面から退避される。吊り上げられて、
ユニット天井の製造装置17から一旦離反した枠体25
は反転され、両側のランナー21がレール材1上に再び
載置される。この時、天井化粧材27が下面側になる
が、天井化粧材27はレール材1と連結材3との段部a
に配置され、図6に示すように、他の部材に接触するこ
となく配置される。
明図である。ランナー21、桟材23、天井化粧材27
が一体となった枠体25は、一方のランナー21側が吊
り上げられ反転される。この際、他方のランナー21の
ストッパー11には鍔片21aの先端が当接し、当接部
p(図5参照)が支点となって、枠体25はレール材1
から滑り落ちることなく、安定して吊り上げが行われ
る。枠体25が吊り上げられると、ランナー止付具13
(図1参照)が、蝶番15を介して回転され、止片13
aがレール材1上面から退避される。吊り上げられて、
ユニット天井の製造装置17から一旦離反した枠体25
は反転され、両側のランナー21がレール材1上に再び
載置される。この時、天井化粧材27が下面側になる
が、天井化粧材27はレール材1と連結材3との段部a
に配置され、図6に示すように、他の部材に接触するこ
となく配置される。
【0011】図7は合板貼付け時の説明図である。天井
化粧材27を下面側として載置された枠体25の上面、
即ち、ユニット天井の天井懐側となる面には合板31が
貼られる。合板31は桟材23に固定され、両側のラン
ナー21と間隙を有してランナー21の長手方向に貼ら
れる。この合板31は、作業員の体重に耐え得る強度を
有し、枠体25の補強材として組付けられる。
化粧材27を下面側として載置された枠体25の上面、
即ち、ユニット天井の天井懐側となる面には合板31が
貼られる。合板31は桟材23に固定され、両側のラン
ナー21と間隙を有してランナー21の長手方向に貼ら
れる。この合板31は、作業員の体重に耐え得る強度を
有し、枠体25の補強材として組付けられる。
【0012】図8は電装材取り付け時の説明図である。
枠体25の上面には図8に示すように、配線33、換気
扇35、ダクト37等の電装材が取り付けられる。これ
ら電装材の取付け作業は、合板31上に作業員が乗るこ
とにより行われる。この際、作業員の荷重は、桟材2
3、ランナー21を介してレール材1に支持され、天井
化粧材27に作用しないのである。そして、枠体25へ
の電装材の取り付けが完了することで、ユニット天井3
9が完成するのである。このようにして製造されたユニ
ット天井39は、図示は省略するが、鍔片21aが壁パ
ネル上端面に載置固定され、その後、ランナー21と天
井化粧材27との間隙29に天井化粧材27が貼られ、
部屋ユニットへの取り付けが完了するのである。
枠体25の上面には図8に示すように、配線33、換気
扇35、ダクト37等の電装材が取り付けられる。これ
ら電装材の取付け作業は、合板31上に作業員が乗るこ
とにより行われる。この際、作業員の荷重は、桟材2
3、ランナー21を介してレール材1に支持され、天井
化粧材27に作用しないのである。そして、枠体25へ
の電装材の取り付けが完了することで、ユニット天井3
9が完成するのである。このようにして製造されたユニ
ット天井39は、図示は省略するが、鍔片21aが壁パ
ネル上端面に載置固定され、その後、ランナー21と天
井化粧材27との間隙29に天井化粧材27が貼られ、
部屋ユニットへの取り付けが完了するのである。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るユニット天井の製造方法によれば、架台に載置された
枠体の内側に作業員が入り作業が行えるとともに、反転
後の枠体では、合板の上に乗って作業が行えるので、足
場を設ける必要がなく、しかも、自然な姿勢で作業がで
き、作業性、安全性を著しく向上させることができる。
また、天井化粧材が枠体の自重を受けないように、反転
された枠体がランナーのみで支持されるので、天井化粧
材を汚れ、破損から保護することができる。この結果、
ユニット天井製造時における作業性及びユニット天井の
品質を著しく向上させることができる。また、ユニット
天井の製造装置によれば、レール材の上面より低い位置
で連結材を固定したので、反転後における天井化粧材を
他の部材に接触させずに保護できるとともに、ランナー
が当接して支点となるストッパーをレール材の上面に突
設したので、枠体の反転を架台上で容易且つ安定して行
うことができる。
るユニット天井の製造方法によれば、架台に載置された
枠体の内側に作業員が入り作業が行えるとともに、反転
後の枠体では、合板の上に乗って作業が行えるので、足
場を設ける必要がなく、しかも、自然な姿勢で作業がで
き、作業性、安全性を著しく向上させることができる。
また、天井化粧材が枠体の自重を受けないように、反転
された枠体がランナーのみで支持されるので、天井化粧
材を汚れ、破損から保護することができる。この結果、
ユニット天井製造時における作業性及びユニット天井の
品質を著しく向上させることができる。また、ユニット
天井の製造装置によれば、レール材の上面より低い位置
で連結材を固定したので、反転後における天井化粧材を
他の部材に接触させずに保護できるとともに、ランナー
が当接して支点となるストッパーをレール材の上面に突
設したので、枠体の反転を架台上で容易且つ安定して行
うことができる。
【図1】本発明ユニット天井の製造装置を表す斜視図で
ある。
ある。
【図2】ランナー・桟材仮組み時の説明図である。
【図3】ランナー・桟材仮組み時の説明図である。
【図4】天井化粧材貼付け時の説明図である。
【図5】枠体反転時の説明図である。
【図6】枠体反転後の説明図である。
【図7】合板貼付け時の説明図である。
【図8】電装材取り付け時の説明図である。
1 レール材 3 連結材 5 架台 11 ストッパー 13 ランナー止付具 15 蝶番 17 ユニット天井の製造装置 21 ランナー 23 桟材 25 枠体 27 天井化粧材 31 合板 33 配線(電装材) 35 換気扇(電装材) p 支点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−39656(JP,A) 特開 平4−20638(JP,A) 特開 平4−75410(JP,A) 特開 平4−331106(JP,A) 特開 平3−270885(JP,A) 実開 昭59−143633(JP,U) 実開 昭59−5519(JP,U) 実開 昭56−83336(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00 307 B27M 1/08
Claims (2)
- 【請求項1】 長尺部材である一対の平行なランナーと
該ランナーに直交する桟材とで枠体が構成され、該枠体
の一面側に天井化粧材が貼設されるとともに、他面側に
電装材が取り付けられるユニット天井の製造方法におい
て、 前記一対のランナーを架台のレール材上に載置し、前記
桟材を該ランナーに仮組みして前記枠体を構成し、天井
化粧材を該枠体の一面側の桟材に固定した後ランナーと
桟材とを固定し、前記枠体を前記架台上で反転し、前記
天井化粧材が枠体の自重を受けないように該反転された
枠体を前記ランナーのみで前記レール材上に支持し、反
転されて上面となった前記枠体の他面側に合板を貼設
し、該合板を足場として前記枠体他面側に電装材を取り
付けることを特徴とするユニット天井の製造方法。 - 【請求項2】 平行な一対のレール材の両端同士に該レ
ール材の上面より天井化粧材の厚み分低い位置で連結材
を固定して矩形状の架台を形成し、前記レール材に載置
されるランナーの長手方向両端面に当接して該ランナー
を挟持状態で位置決めするランナー止付具をレール材上
面から退避可能に蝶番を介してレール材の両端に設け、
前記架台に載置された枠体を反転する際吊り持ち側と反
対側の前記ランナーが当接して支点となるストッパーを
レール材の上面に突設したことを特徴とするユニット天
井の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06102024A JP3112143B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | ユニット天井の製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06102024A JP3112143B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | ユニット天井の製造方法及びその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07285039A JPH07285039A (ja) | 1995-10-31 |
JP3112143B2 true JP3112143B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=14316189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06102024A Expired - Fee Related JP3112143B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | ユニット天井の製造方法及びその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3112143B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102643241B1 (ko) * | 2022-02-28 | 2024-03-05 | 삼성물산 주식회사 | 모듈러 유닛의 천장 설비 시공 시스템 및 시공 방법 |
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1994
- 1994-04-15 JP JP06102024A patent/JP3112143B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH07285039A (ja) | 1995-10-31 |
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