JP3111880U - メガネフレームの装飾形態 - Google Patents
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Abstract
【課題】メガネフレームの装飾であって、立体的な装飾体をより簡単に製作することが出来ると共に、その装飾効果がより優れたメガネフレームの装飾形態の提供。
【解決手段】ツル2などの部品表面に凹部を設け、凹部底12に装飾体8を貼着すると共に該凹部には透明又は半透明の樹脂を充填して上記装飾体上部をコートした構造とし、装飾体8は所定形状の模様や図形を印刷したプラスチックシート9の上面に所定形状の装飾片を固着している。
【選択図】図2
【解決手段】ツル2などの部品表面に凹部を設け、凹部底12に装飾体8を貼着すると共に該凹部には透明又は半透明の樹脂を充填して上記装飾体上部をコートした構造とし、装飾体8は所定形状の模様や図形を印刷したプラスチックシート9の上面に所定形状の装飾片を固着している。
【選択図】図2
Description
本考案はメガネフレームのツル、ヨロイ、モダンなどに形成される装飾に関するものである。
メガネは視力が低下した人がこれを矯正の為に着用するものであるが、掛ける場所が顔であることから、色々な装飾が施されている。近年の金属製メガネフレームはチタン材など非常に軽くてバネ製に優れた材質が好まれ、長時間にわたってメガネを掛けていても疲れが少ないように工夫されている。しかし、このような材質が好まれる背景には、メガネフレームとしての単なる機能性だけでなくスリムなメガネフレームとして構成出来るといった外観的な満足度が得られる点も大きい。
このようにメガネフレーム自体がファッション性を備えて構成されることは勿論であるが、さらにカラーメッキや塗装したり、印刷を施したり、宝石等の装飾部品を取付ける等の工夫が凝らされている。実用新案登録第3099212号に係る「テンプル」は、模様などが描かれたシールを用いて装飾を施したものであり、テンプルに複雑で立体的な模様で装飾することが出来るとされている。
すなわち、メガネフレームのテンプル(ツル)に、デザインされたシールを貼着することにより、複雑な模様や立体的な模様の装飾を簡単に施すことが出来、そしてシールの上に透明又は半透明のカバーを設けることにより耐久性を得ることが出来る。
しかし、薄いシール面に凹凸模様形状を作ることは容易でなく、しかも上記実用新案登録第3099212号公報には具体的な工法は記載されていない。該シールの表面に凹凸を設け、該凹凸が同時に模様を形成している。従って、該凹凸模様を有すシールをテンプルの凹部底に貼着することで立体的な模様が構成され、装飾効果が向上するとしている。
実用新案登録第3099212号に係る「テンプル」
このように上記実用新案登録第3099212号に係る「テンプル」には上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり、立体的な装飾体をより簡単に製作することが出来ると共に、その装飾効果がより優れたメガネフレームの装飾形態を提供する。
本考案に係るメガネフレームの装飾形態が対象とする部品は特に限定せず、ツル(テンプル)以外に、ヨロイ、フロントフレーム、モダンなどが対象とされる。そして、上記部品表面には凹部を形成し、該凹部底に装飾体を貼着し、その上面を透明又は半透明な樹脂層でコートした構造としている。ここで、該装飾体とは所定形状をしたシートに模様を印刷したもので、この印刷されたシートに小さな装飾片を接着して構成している。
小さな装飾片は所定形状を成してシート面から突出し、その為に装飾体としては立体的形状が形成される。一方、別部品として製作した小さな装飾片を接着する場合に限らず、印刷にて形成することも可能である。そして、部品表面に形成する凹部はその底に貫通穴を設けることもある。
本考案に係るメガネフレームの装飾形態は、ある模様や図形が印刷されたシートに立体化した装飾片を固着して構成した装飾体をメガネ部品表面に形成した凹部底に接着したものであり、高級感を備えた装飾が簡単に具現できる。すなわち、シート面には色々な模様や図形が印刷され、この模様や図形に適合した立体装飾片を固着・組合すことで簡単に製作できる。そして、装飾体は凹部底に貼着されると共に上部には透明又は半透明な樹脂でコートされる為に、耐久性に優れている。
図1はメガネフレームを示し、該メガネフレームのツルには装飾体が取付けられている。同図に示すメガネフレームは金属製であり、フロント部1の両側にはツル2,2が折畳み出来るように蝶番7,7を介して取付けられている。そしてフロント部1は、両リム3,3が連結部材4にて繋がれ、両リム3,3の外側にはヨロイ5,5がロウ付けされ、又両リム3,3の内側には鼻当てパット6,6が取付けられて構成している。
そして、本考案のメガネフレームのツル2,2には装飾体8,8が取付けられ、この装飾体8,8によってメガネフレームの高級感が大きく向上することに成る。該メガネフレームは上記装飾体8に特徴があるもので、メガネフレームそれ自体は従来のものと同じである。そして、メガネフレームは同図に示す金属製に限ることはなく、樹脂製の場合も対象とする。
図2は図1のA−A断面拡大図であり、同図の2はツル、8が装飾体、9はシート、10は装飾片、11は透明樹脂を夫々表している。装飾体8はシート9の上面に固着した装飾片10との組合せで構成され、この装飾体8はツル2の表面に加工した凹部底12に貼着され、そして凹部には透明樹脂11が流し込まれて装飾体8をコートしている。
上記シート9はプラスチック製であって、装飾片10の材質は特に限定しない。従って、同じ材質のシートを所定形状に裁断して該シート9の上面に接着することも出来る。又、貴金属片をシート9の上面に固着する場合もあり、装飾体8は装飾片10を有すことで立体的な形状に簡単に構成される。そして、この装飾体8を凹部底12に貼着した状態で該凹部には透明又は半透明樹脂が充填される。
図3は上記シート9の拡大図を表している。該シート9,9・・は大きなシート13に正方形の白抜き模様を印刷して構成され、このシート9,9・・には図4に示す装飾片10a,10b,10cが接着される。装飾片10aは正方形、装飾片10bは円形、そして装飾片10cは星形をしている。勿論、他の形状とすることは自由である。
これら、各装飾片10a,10b,10cは図5に示すようにシート9の上面に貼着されて前記図2の装飾体8と成る。そこで、該装飾体9をシート9の大きさで裁断し、これをツル2の凹部底12に貼着することが出来る。ところで、装飾体10a,10b,10cには一定厚さのシールが用いられ、所定の形状をしたこれら装飾片10a,10b,10cをシート9に貼り合せることで、シート9に印刷した模様と調和した立体的な装飾体8が構成される。
図6は上記装飾体8をツル2の表面に加工した凹部底12に貼着した正面図を表している。このように、該装飾体8はシート9に装飾片10a,10b,10cを接着することで、比較的簡単に立体化した形状に構成できる。一方、装飾片10a,10b,10cを前記図4に示す別部品として構成する場合でなく、シート9の表面に印刷を施すことで形成することも可能である。
さらに、図2におけるツル2の凹部底12を、その周囲を残して中央部を貫通することが出来、この場合に、シート9を透視することが出来るようにすることで、装飾効果は一段と向上する。
1 フロント部
2 ツル
3 リム
4 連結部材
5 ヨロイ
6 鼻当てパット
7 蝶番
8 装飾体
9 シート
10 装飾片
11 透明樹脂
12 凹部底
13 シート
2 ツル
3 リム
4 連結部材
5 ヨロイ
6 鼻当てパット
7 蝶番
8 装飾体
9 シート
10 装飾片
11 透明樹脂
12 凹部底
13 シート
Claims (3)
- メガネフレームの装飾形態において、ツルなどの部品表面に凹部を設け、凹部底に装飾体を貼着すると共に該凹部には透明又は半透明の樹脂を充填して上記装飾体上部をコートした構造とし、装飾体は所定形状の模様や図形を印刷したプラスチックシートの上面に所定形状の装飾片を固着したことを特徴とするメガネフレームの装飾形態。
- メガネフレームの装飾形態において、ツルなどの部品表面には底面中央部に穴を貫通した凹部を設け、凹部底に装飾体を貼着すると共に該凹部には透明又は半透明の樹脂を充填して上記装飾体上部をコートした構造とし、装飾体は所定形状の模様や図形を印刷したプラスチックシートの上面に所定形状の装飾片を固着したことを特徴とするメガネフレームの装飾形態。
- 上記装飾片を所定形状のプラスチックシートにて構成した請求項1、又は請求項2記載のメガネフレームの装飾形態。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002283U JP3111880U (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | メガネフレームの装飾形態 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002283U JP3111880U (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | メガネフレームの装飾形態 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3111880U true JP3111880U (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=43274327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005002283U Expired - Fee Related JP3111880U (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | メガネフレームの装飾形態 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3111880U (ja) |
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2005
- 2005-04-14 JP JP2005002283U patent/JP3111880U/ja not_active Expired - Fee Related
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