JP3174669U - 物品の表面に形成される装飾形態 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品の表面に形成される立体的な装飾形態の提供。
【解決手段】 物品の表面にはプライマーを塗布してプライマー層10を形成し、そしてこのプライマー層10の上に第1印刷層11を形成したものであり、該第1印刷層11はパソコンによって模様又は図形などの画像を前以て作成し、この画像をプリンターへ送信することで該プリンターによってプリントし、プリントした模様又は図形などは表面を凹凸化している。
【選択図】 図2

Description

本考案はメガネフレーム、アクセサリー、装身具、日用品、雑貨品などの物品表面に形成される装飾形態に関するものである。
メガネは視力が低下した人がこれを矯正の為に着用するものであるが、掛ける箇所が顔であることから、色々な装飾が施されている。近年の金属製メガネフレームはチタン材など非常に軽くてバネ製に優れた材質が好まれ、長時間にわたってメガネを掛けていても疲れが少ないように工夫されている。しかし、このような材質が好まれる背景には、メガネフレームとしての単なる機能性だけでなくスリムなメガネフレームとして構成出来るといった外観的な満足度が得られる点も大きい。
このようにメガネフレーム自体がファッション性を備えて構成されることはもちろんであるが、さらにカラーメッキや塗装したり、印刷を施したり、宝石等の装飾部品を取付ける等の工夫が凝らされている。実用新案登録第3099212号に係る「テンプル」は、模様などが描かれたシールを用いて装飾を施したものであり、テンプルに複雑で立体的な模様で装飾することが出来るとされている。
すなわち、メガネフレームのテンプル(ツル)に、デザインされたシールを貼着することにより、複雑な模様や立体的な模様の装飾を簡単に施すことが出来、そしてシールの上に透明又は半透明のカバーを設けることにより耐久性を得ることが出来る。
しかし、薄いシール面に凹凸模様形状を作ることは容易でなく、しかも上記実用新案登録第3099212号公報には具体的な工法は記載されていない。該シールの表面に凹凸を設け、該凹凸が同時に模様を形成している。従って、該凹凸模様を有すシールをテンプルの凹部底に貼着することで立体的な模様が構成され、装飾効果が向上するとしている。 ところで、上記凹凸模様を形成するには、上記シールを型押し(エンボス加工)しなくてはならず、シールが金属板の場合にはプレス加工する必要がある。
メガネフレームや装身具を装飾する手段としてシルク印刷を用いる場合があるが、多色形態とするには複数の工程と複数の版を必要とし、しかも各工程で使用する版の位置合わせが容易でない。特にメガネフレームなどの小さい部品表面を対象とする細かい模様ともなれば、多色シルク印刷は困難に近い。
このように、表面が凹凸した模様は平坦な模様に比べて立体感が得られ、その為に装飾効果が大きな模様となる。しかし、この凹凸化した模様を作ることは簡単でなく、複数の工程が必要となる。メガネフレームのように細くて小さい部材を対象とする場合、凹凸模様は非常に細かく成り、製作工程が煩雑化するのみならず、製作に熟練も必要とされる。
実用新案登録第3111880号に係る「メガネフレームの装飾形態」は、メガネフレームの装飾であって、立体的な装飾体をより簡単に製作することが出来ると共に、その装飾効果がより優れたメガネフレームの装飾形態である。
そこで、ツルなどの部品表面に凹部を設け、凹部底に装飾体を貼着すると共に該凹部には透明又は半透明の樹脂を充填して上記装飾体上部をコートした構造とし、装飾体は所定形状の模様や図形を印刷したプラスチックシートの上面に所定形状の装飾片を固着している。
この「メガネフレームの装飾形態」の場合もメガネフレーム部品とは別の装飾体が使用される。すなわち、装着体に所定の模様や図形を印刷したプラスチックシートの上面に所定形状の装飾片を固着したものであり、その製作は実用新案登録第3099212号に係る「テンプル」の場合と同じく非常に面倒である。
実用新案登録第3099212号に係る「テンプル」 実用新案登録第3111880号に係る「メガネフレームの装飾形態」
このようにメガネフレームに凹凸模様を形成するには上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり、立体的で細かい模様を形成した装飾体をより簡単に製作することが出来ると共に、装飾される対象物を限定することにない装飾形態を提供する。
本考案に係る装飾が形成される対象物品は特に限定せず、例えばメガネフレーム、装身具、アクセサリー、日用品、雑貨品などである。そこで、本考案では物品の表面に所定の模様や図形などがプリンターによってプリントされたものである。プリンターはパソコンと接続されて該パソコンによって作動する。すなわち、物品にプリントされる模様や図形などの画像は前以てパソコンで作製され、この画像はパソコンを介してプリンターにてプリントされる。
ところで、プリントされる模様や図形などを形成するインクが物品の表面に密着する為に、該物品面にはプライマーが塗布されてプライマー層を有している。そして、プリンターのテーブルの所定の位置には治具を配置し、該治具に物品を取付ける。物品が小さい場合には複数の物品が治具に取付けられて、一度にプリントすることが出来る。治具に取付けられた物品は所定の位置に動くことなく配置され、その為にプリントされる印刷層は1層に限らず、色彩を異にした複数の印刷層にて鮮やかな模様や図形が形成される。
本考案に係る物品の装飾形態は、プリンターにて物品の表面に模様や図形などを形成したものであり、該模様や図形などはパソコンにて前以て作成され、パソコン上で形成した模様や図形などの画像をプリンターへ送信して印刷することが出来る。従って、非常に細かい模様や図形などであっても簡単に作り出すことが可能であり、例えば、細いメガネフレームの部品であっても精巧な図柄として描き出すことが可能となる。
そして、プリントを複数回行なうことで異なる色彩を組み合わせた模様や図形などが形成され、しかもこれら模様や図形などは厚みを持って立体的に形成される。また、表面にはプリントされる前にプライマーが塗布されている為に、形成される模様や図形などは物品面に密着して剥れることはない。そして、プリンターのテーブルの所定の位置に治具を配置し、この治具に物品を取付けてプリントする為に位置ズレはなく、しかも一度に複数の物品のプリントが正確に出来る。
ツルに装飾体を設けたメガネフレーム。 装飾体の断面拡大図。 別な装飾体の断面拡大図。
図1はメガネフレームを示し、該メガネフレームのツルには装飾体が取付けられている。同図に示すメガネフレームは金属製であり、フロント部1の両側にはツル2,2が折畳み出来るように蝶番7,7を介して取付けられている。そしてフロント部1は、両リム3,3が連結部材4にて繋がれ、両リム3,3の外側にはヨロイ5,5がロウ付けされ、また、両リム3,3の内側には鼻当てパット6,6が取付けられて構成している。
そして、本考案のメガネフレームのツル2,2には装飾体8,8が形成され、この装飾体8,8によってメガネフレームの高級感が大きく向上することに成る。該メガネフレームは上記装飾体8に特徴があるもので、メガネフレームそれ自体は従来のものと同じである。そして、メガネフレームは同図に示す金属製に限ることはなく、樹脂製の場合も対象とする。
図2は図1のA−A断面拡大図を示す具体例である。
(a)の場合、ツル2の表面9にプライマーを塗布してプライマー層10を形成し、このプライマー層10に第1印刷層11を形成している。上記プライマー層10は表面9に第1印刷層11が剥れることなく密着する為のものであり、具体的な塗料の種類は限定しないことにする。例えば、アクリル塗料をプライマーとして塗布することが出来る。そして、上記第1印刷層11の上にはクリヤー層12が形成されている。
(b)の場合、ツル2の表面9にプライマーを塗布してプライマー層10を形成し、このプライマー層10に第1印刷層11を形成している。そして、上記第1印刷層11の上には別な第2印刷層13が形成されている。ここで、上記第1印刷層11と第2印刷層13とは色彩を違わせ、しかも第2印刷層13は第1印刷層11の上に形成されることで立体的模様又は図形が形成される。そして、これら第1印刷層11、第2印刷層13を被覆するためのクリヤー層12が表面に形成されている。
ところで、上記第1印刷層11,第2印刷層13はプリンターにてプリントされる。該プリンターはパソコンと接続し、上記第1印刷層11,第2印刷層13にて形成される模様又は図形はパソコンによって前もって作られ、この画像を上記プリンターへ送信してツル2の表面にプリントすることが出来る。
このように上記装飾体はツル2の表面9にプリンターを用いてプリントされたものであり、ツル2はプリンターのテーブル上に治具を介して取付けられる。治具はテーブルの所定の位置に配置され、この治具はツルが正しく位置決めされて取付けられるように構成している。そこで、該治具は一度に複数本のツル2,2・・・をプリントすることが出来るようにしている。
ところで、ツル2やその他の物品の表面をプリントすることが出来るプリンターとして、例えば、株式会社ミマキエンジニアリング製の「UJF−605C」を使用することで、カラフルで立体的な模様や図形がプリントされる。このプリント方式はインクジェットプリントであって、ツル2の表面9に接することなく、該表面9に多少の凹凸があっても高精度で美しい模様や図形をプリントすることが出来る。
例えば、前記図2(a)において、プライマー層10を形成したツル2を所定の治具に取付けて位置決めし、このツル2の表面9に第1印刷層11をプリントする。この第1印刷層11は一部を盛り上げた立体形状にプリントされており、立体化した模様又は図形が形成されている。また、図2(b)においては、プライマー層10を形成したツル2を所定の治具に取付けて位置決めし、このツル2の表面9に第1印刷層11をプリントし、その後、該第1印刷層11の上に別の第2印刷層13がプリントされている。
ここで、これら第1印刷層11及び第2印刷層13はパソコンによって前以て形成された画像を基にしてプリントされ、その模様又は図形は凹凸状で立体化している。図3は本考案の装飾形態を示す別の実施例であって、第1印刷層11の上に別の第3印刷層14を形成している。
ここで、第1印刷層11と第3印刷層14とはその色彩を異にしていて、多色から成る立体模様又は図形を形成しているが、さらに第3印刷層14が第1印刷層11の凸部上面ではなく、片寄った位置、すなわち凸部の一部から凹部の一部に跨って形成している。その為に、模様又は図形は見る方向によって光の反射の作用で異なる形状の図柄が表現され、形成される模様又は図形が多様化する。
1 フロント部
2 ツル
3 リム
4 連結部材
5 ヨロイ
6 鼻当てパット
7 蝶番
8 装飾体
9 表面
10 プライマー層
11 第1印刷層
12 クリヤー層
13 第2印刷層
14 第3印刷層

Claims (4)

  1. 物品の表面に形成される装飾形態において、上記物品の表面にはプライマーを塗布してプライマー層を形成し、そしてこのプライマー層の上に第1印刷層を形成したものであり、該第1印刷層はパソコンによって模様又は図形などの画像を前以て作成し、この画像をプリンターへ送信することで該プリンターによってプリントし、プリントした模様又は図形などは表面を凹凸化したことを特徴とする物品の表面に形成される装飾形態。
  2. 上記第1印刷層の上に第2印刷層をプリントし、両印刷層の色彩を違わせた請求項1記載の物品の表面に形成される装飾形態。
  3. 上記第1印刷層の上にプリントされる第3印刷層を、第1印刷層の凸部の一部から凹部の一部に跨って形成した請求項1、又は請求項2記載の物品の表面に形成される装飾形態。
  4. 上記第1印刷層、第2印刷層、又は第3印刷層の上にクリヤー層を形成した請求項1、請求項2、又は請求項3記載の物品の表面に形成される装飾形態。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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