JP2019164254A - 小物部品の凸状立体模様及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メガネ部品、箸置き、かんざし等の小物部品の表面に凸状の立体模様を成形する方法の提供。【解決手段】 小物部品であるツル2の表面には樹脂シート9を貼り付けて樹脂層12を形成し、該樹脂シート9の一部を切削などで削除して図形や模様を形成した溝穴14a,14b・・・を設け、該溝穴14a,14b・・・は貼り付けた樹脂シート9を貫通してツル本体表面に達す深さとし、また金型の押圧面にも同じような図形や模様の溝穴を設け、上記金型を加熱してツルの上面を押圧することで樹脂が軟化して上記樹脂シートの溝穴14a,14b・・・を流れてシート表面に突出する。【選択図】 図4

Description

本発明は樹脂製のメガネ部品、箸、及び箸置きなどの小物部品の表面に形成される凸状の立体模様、及びその製造方法に関するものである。
メガネは視力が低下した人がこれを矯正の為に着用するものであるが、掛ける箇所が顔であることから、色々な装飾が施されている。近年の金属製メガネフレームはチタン材など非常に軽くてバネ製に優れた材質が好まれ、長時間にわたってメガネを掛けていても疲れが少ないように工夫されている。しかし、このような材質が好まれる背景には、メガネフレームとしての単なる機能性だけでなくスリムなメガネフレームとして構成出来るといった外観的な満足度が得られる点も大きい。
このようにメガネフレーム自体がファッション性を備えて構成されることは勿論であるが、さらにカラーメッキや塗装したり、また、印刷を施したり、宝石等の装飾部品を取付ける等の色々な工夫が凝らされている。
図9はツル(イ)の断面を表したもので、外表面(ロ)には立体模様が形成されていて、凹部(ハ)、(ハ)を有している。該凹部(ハ)、(ハ)を加工する手段は色々あり、加熱した樹脂製ツルを金型にて圧縮成形してもよく、又は工具を用いて切削することも可能である。
しかし、外表面(ロ)に形成される立体模様としては、同図のような凹部(ハ)でなく、一般的に凸状の立体模様の方が装飾性に優れている。
例えば、実用新案登録第3099212号に係る「テンプル(ツル)」は、模様などが描かれたシールを用いて装飾を施したものであり、テンプルに複雑で立体的な模様で装飾することが出来るとされている。
すなわち、メガネフレームのテンプル(ツル)に、デザインされたシールを貼着することにより、複雑な模様や立体的な模様の装飾を簡単に施すことが出来、そしてシールの上に透明又は半透明のカバーを設けることにより耐久性を得ることが出来る。
しかし、薄いシール面に凹凸模様形状を作ることは容易でなく、しかも上記実用新案登録第3099212号公報には具体的な工法は記載されていない。該シールの表面に凹凸を設け、該凹凸が同時に模様を形成している。したがって、該凹凸模様を有すシールをテンプルの凹部底に貼着することで立体的な模様が構成され、装飾効果が向上するとしているが、薄いシール面に立体模様と認識できる凸部を作ることは出来ない。
実用新案登録第3111880号に係る「メガネフレームの装飾形態」は、立体的な装飾体をより簡単に製作することが出来ると共に、その装飾効果がより優れたメガネフレームの装飾形態である。
ツルなどの部品表面に凹部を設け、凹部底に装飾体を貼着すると共に該凹部には透明又は半透明の樹脂を充填して上記装飾体上部をコートした構造とし、装飾体は所定形状の模様や図形を印刷したプラスチックシートの上面に所定形状の装飾片を固着している。
実開平5−33122号に係る「メガネフレームの装飾体」は、レーザービームを投射することでメガネフレームに形成される装飾体であり、立体感(深み)が漂うようにしている。
すなわち、メガネフレームに透明層を設け、該透明層内には不透明層を形成し、透明層の表面から投射したレーザービームが不透明層の表面を変色させ、この変色により模様又は図形を形成することが出来る。
特開2008−302684号に係る「装飾樹脂板の製造方法」は、メガネのセル枠や、アクセサリー類に使用されるアセテート樹脂板の表面に立体的な模様を安価に簡単に設けることが出来るもので、アセテート樹脂板表面上に凹凸装飾模様が一体的に形成される。
実用新案登録第3099212号に係る「テンプル」 実用新案登録第3111880号に係る「メガネフレームの装飾形態」 実開平5−33122号に係る「メガネフレームの装飾体」 特開2008−302684号に係る「装飾樹脂板の製造方法」
このように、表面を凹凸化して立体的に形成した装飾模様は色々知られている。しかし、従来の立体装飾模様は表面にシールなどの別部材を固定して形成した形態としている。その為に形成される立体装飾模様は部品本体との間に一体感がなく、あくまでも表面に装飾模様が付加されている外観を呈している。また、薄いシールに形成されるために模様としての立体観は乏しい。
本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、凸部にて形成されて部品本体と一体化することで装飾性に優れた立体装飾模様であり、及びその製造方法を提供する。
本発明に係る立体装飾模様はメガネ部品などの小物部品の表面に一体化した凸状を成して形成される模様であり、部品表面を基準として凹部をもって形成される立体装飾模様ではない。
ところで、部品表面に凸状を成して形成される立体模様の成形方法としては、
(1)加熱した樹脂部品の表面を、押圧面に凹溝を有す金型で押圧(プレス)するならば、樹脂部品の表面が金型の凹溝に流れて凸状の立体模様が成形される。
(2)小物部品の表面に樹脂製生地(樹脂シート)を貼り合わせて別の樹脂層を形成する。ここで、貼り合せる樹脂シート(樹脂層)は一層に限るものではないが、下層の樹脂層が表面化するように貼り合せた樹脂層を削除して任意の図形や模様となる溝穴を形成する。この場合、貼り合せる樹脂製生地(樹脂シート)は異なる色彩とすることもある。
そして、金型の押圧面にも上記の図形や模様と同じ溝穴が形成され、この金型を加熱した小物部品の表面に押圧(プレス)する。したがって、小物部品は軟化して流動することで、削除して形成された溝穴から突出して凸状部となる。この凸状部は小物部品の表面より突出して凸状の立体模様となる。
ここで、加熱される小物部品の温度は限定しないが、成形温度は樹脂の種類や成形される立体模様の形態に左右される。
上記溝穴から突出した凸状部は貼り合せた表面の樹脂層ではなく下側の樹脂層であり、その為に表面樹脂層の上面に凸状の立体模様が成形される。
成形される立体模様は小物部品と一体化し、小物部品表面との間に隙間は存在しない。
ここで、小物部品の表面に貼り合せる樹脂層を、色彩を違わせた複数枚とし、各々の樹脂層に達する溝穴を設けることもある。この場合には、色彩の異なる各々の樹脂層から軟化した樹脂が溝穴を流れて突出し、複数の色彩から成る凸状の図形や模様が成形される。
(3)小さい樹脂片(樹脂生地)を樹脂部品の表面に貼り合わせ、貼り合せた樹脂生地を金型で押圧するならば、該金型に形成している凹溝に樹脂生地は嵌って成形される。この場合、貼り合わされる樹脂生地は小物部品とは異なる色彩とする場合もある。
そして、成形した凸状立体模様の周囲に薄い膜が形成され、この周囲の薄い膜を被覆する為に、凸状立体模様が嵌るように穴を貫通した別のシートを小物部品表面に貼り合わせる。すなわち、凸状立体模様だけが表面化するように貼り合せたシートにて被覆する。
本発明はメガネなどの小物部品、例えばツルの表面に形成される凸状の装飾模様である。勿論、凸状の装飾模様に関しては従来においても知られているが、本発明の凸状化した立体装飾模様は小物部品と一体化して成形され、従来の立体模様に比較してその装飾性は高い。
そして、表面に突出して成形される立体模様は小物部品とは異なる色彩とすることが可能であり、所定の模様形状をした樹脂片を表面に固着して形成する場合に比較して製作は容易であると共にその外観は好ましい。
特に、色彩を違わせた複数の樹脂シート生地を貼り合わせるならば、複数色彩から成る凸状立体模様を形成することが出来、その装飾性はさらに高くなる。
ここで、本発明が対象とする小物部品はメガネ部品に限定することなく、箸置きやカンザシなどにも適用され、装飾性の高い小物部品を簡単に安く製作することが可能である。
凸状立体模様をツルの外表面に形成した樹脂製メガネフレームを示す具体例。 本発明に係る凸状立体装飾模様を示す概略図。 花柄の凸状立体模様を形成したツルの具体例。 本発明の凸状立体模様を成形する工程。 ツル外表面に花柄模様を削除した場合。 本発明の凸状立体模様を成形する別方法を示す工程。 凸状立体模様を形成したツルに芯金を打ち込んだ場合。 本発明の凸状立体模様を成形する更なる別方法を示す工程。 表面に凹部を形成した従来の立体装飾模様を示す具体例。
図1は本発明の凸状立体装飾模様をツルに形成した樹脂製のメガネフレームを示す具体例である。同図に示すメガネフレームはフロント部1と該フロント部1の両側に取付けられているツル2,2で構成され、該ツル2,2は継手を介して折畳み出来るように連結されている。
フロント部1はレンズが嵌る両リム3,3が連結部4にて繋がれ、そしてツル2,2の外表面5には本発明の凸状立体模様6が形成されている。
図2(a)、(b)は本発明の凸状立体模様6を示す概略図である。同図の2はツル、6は凸状の立体模様を表していて、該凸状立体模様6はツル外表面5から突出して形成され、ツル2の外表面5は凸状立体模様6,6・・・によって装飾される。
同図に示している凸状立体模様6は円盤体を有しているが、実際には花柄など装飾性の高い模様が採用される。
ところで、上記凸状立体模様6は削り出しにて製作するのではなく、「課題を解決するための手段」の(1)に記述した方法であり、ツル2の表面を金型で押圧することで成形することが出来る。
削り出しにて凸状立体模様6を造るならば、ツル2の厚さ寸法を前以て大きくしておいて外表面5を切削しなくてはならず、製作工数は大きくてコスト高と成ってしまう。
一方、ツル2と共に一体成形する場合は、ツル2と凸状立体模様6とが同時に成形される金型としなくてはならず、金型費が嵩むことになる。しかも、削り出し及びツル2と共に一体成形する場合には、凸状立体模様6だけを異なる色彩とすることが出来ない。
本発明では、上記凸状立体模様6をツル2の外表面5に形成するために、樹脂シート生地をツル表面に貼り合わせ、加熱したツル2を金型にて押圧(プレス)することで成形される。
図3、図4は「課題を解決するための手段」(2)の具体的な説明である。
ツル2の外表面5に花柄模様を立体的に形成した具体例であり、(a)は表面図、(b)は裏面図を示している。樹脂製ツル2の基準線O−O側には2個の穴7,7が貫通し、この穴7,7を基準として該ツル2は位置決めされる。図3(a)において、黒塗り箇所が表面から突出した凸部と成っている。
図4(a)〜(d)は図3の凸状立体模様を成形する具体的な工程を表している。
(a)はツル本体10の表面8に樹脂シート9を貼り合せた場合で、該樹脂シート9はツル本体10とは異なる色彩と成っている。したがって、ツル本体10と樹脂シート9とが積層されて、ツル2は2層の樹脂層11,12にて構成される。勿論、複数カラーで形成する立体模様とする為に、さらに色彩を違わせた別の樹脂シートを貼り合せて3層にて構成する場合もある。
図4(b)は貼り合わせた樹脂シート9のシート表面13に、前記図3に表した花柄を描き、この花柄に沿って樹脂シート9で構成する樹脂層12を切削・削除する。樹脂層12の一部が切削にて削除され、所々に溝穴14a,14b,14c・・・が形成され、この溝穴14a,14b,14c・・・はツル本体10の樹脂層11が露出する深さと成っている。
図5はツル2のシート表面13を削除して形成される花柄を表しているが、上記溝穴14a,14b,14c・・・は花片15a,15b,15c・・・を示している。すなわち、花片15a,15b・・・の形状に削除して溝穴14a,14b,14c・・・が形成される。花片15a,15b・・・は図3(a)に示す花柄の黒塗りした箇所に相当する。
図4(c)は金型によって上記溝穴14a,14b,14c・・・に樹脂を充填すると共にシート表面13より上方へ突出した場合である。
金型にも上記花片15a,15b・・・と同じような形状の溝穴が形成されていて、この金型を加熱した樹脂シート9のシート表面13を押圧(プレス)するならば、樹脂層11,12は軟化してツル本体10の樹脂層11は溝穴14a,14b,14c・・・を流れて充填され、さらに図4(c)に示すように上方へ盛り上がる。シート表面13は金型の押圧面に当接している為に、軟化した樹脂層11の樹脂は樹脂層12に形成した溝穴14a,14b,14c・・・を流れ、及び金型に形成した溝穴へ流れ込んで充填される。
この場合、金型に形成する溝穴は上記樹脂シート9の溝穴14a,14b,14c・・・より一回り大きく成っていて、その為に軟化した樹脂層12も花片15a,15b,15c・・の周りに盛り上がる。
盛り上がった花片15a,15b・・・は樹脂層11によって形成されることで、その色彩はシート表面13とは異なる。すなわち、樹脂層11の色彩が貼り合せせた樹脂層12と違わせるならば、異なる色彩をもって花柄模様が形成され、しかも花柄模様はシート表面13から突出した立体模様と成っている。
図4(d)はツル本体10の樹脂層11に芯金16を打ち込んだ場合であり、樹脂製ツル2に強度を与える為に上記芯金16が打ち込まれる。そして、芯金16の基部にはメガネのフロント部に取付けで折畳み出来るように、蝶片17がロウ付けされ、基準線O−Oから切断される。そして、前記図3に示すようにツル2の先端部は湾曲されてメガネを掛けた場合に耳に係止することが出来る。
上記実施例では、樹脂層11で構成したツル本体10の表面8に樹脂シート9を貼り合わせて2層構造としているが、3層構造とすることも出来る。
2層構造とした上記実施例では、形成される花柄模様の花片15a,15b,15c・・・は貼り合わせた樹脂シート9とは異なる色彩の樹脂層11を押圧して花片15a,15b,15c・・・は形成されている。すなわち、花柄模様は単一色で構成している。
ところで、図3では3個の花柄模様18a,18b,18cを形成しているが、全て同一色彩と成っている。そこで、これら花柄模様18a,18bは同一色彩とし、中央の小さい花柄模様を異なる色彩にて形成することも可能である。
この場合にはツル本体10にそれぞれ色彩を違わせた2枚の樹脂シート(樹脂生地)を貼り合わせて3層構造とする。
そして、花柄模様18a,18bを構成する花片となる溝穴は一方の樹脂シート面に達する深さとし、花柄模様18cを構成する花片と成る溝穴は他方の樹脂シート面に達する深さとする。
そこで、金型によって加熱したツル2を押圧するならば、それぞれ、色彩の異なる樹脂シートから押圧されて溝穴に流れて充填されると共に上方へ突出することが出来る。
「課題を解決するための手段」(1)に記述した方法では、凸状立体模様の色彩をツル2とは違わせて成形することは出来ない。
勿論、ツル表面に形成される凸状の立体模様は、その色彩如何に関わらず装飾効果は大きいが、異なる色彩にて凸状立体模様が形成されるならば、より一層大きな装飾効果を具現できる。
図6は本発明のさらに別な方法であり、「課題を解決するための手段」の(3)に記述した具体的な方法を説明する。
図6(a)はツル2の外表面5に樹脂生地19a,19b,19cを貼り付けている場合で、正面図と平面図である。樹脂生地19aは四角形、樹脂生地19bは六角形、樹脂生地19cは円形とし、しかもこれら各樹脂生地19a,19b,19cの色彩は互いに違っている。例えば、四角形の樹脂生地19aは赤色、六角形の樹脂生地19bは緑色、円形の樹脂生地19cは黄色と成っている。
図6(b)は貼り付けた上記樹脂生地19a,19b,19cを金型で押圧(プレス)した場合で、正面図と平面図を表している。金型にて押圧する際、樹脂生地19a,19b,19cを貼り付けたツル2は加熱され、2個の穴7,7にピンが嵌って所定の位置に固定される。
ツル2の外表面5に形成される凸状立体模様は、前記図3の場合と同じように花柄模様であるが、外表面5に貼り付けた樹脂生地19aは四角形であり、樹脂生地19bは六角形であり、また樹脂生地19cは円形である為に、金型で押圧しても全体が花柄模様にはならない。
金型の押圧面には花柄模様を形成した凹溝が形成されている為に、押圧された樹脂生地19a,19b,19cの一部は盛り上がって凸状の花柄模様21a,21b,21cとなる。そして、他の一部は潰された薄い膜20a、20b、20cとなり、花柄模様の周囲に形成される。潰されて伸びた薄い膜は、図6(a)に示す樹脂生地19a,19b,19cより一回り大きな四角形、六角形、円形となる。すなわち、樹脂生地19a,19b,19cは金型で押圧されることで、潰された薄い膜20a,20b,20cと凸状に盛り上がった花柄模様21a,21b,21cとなる。
ツル2の外表面5に形成される凸状の花柄模様21a,21b,21cの他に薄い膜20a,20b,20cが存在することで、装飾効果は損なわれる。そこで、本発明では上記薄い膜20a,20b,20cが露出しないようにシート22を貼り合せる。
図6(c)は該シート22を表した具体例であり、ツル2の外表面5を被覆することが出来るように同じサイズと成っていて、そして花柄穴23a,23b,23cを形成している。この花柄穴23a,23b,23cは上記凸状の花柄模様21a,21b,21cと同じ形状としている。
図6(d)は上記シート22をツル2の外表面5に貼り合せた場合であり、花柄穴23a,23b,23cには凸状の花柄模様21a,21b,21cが嵌合してシート22から突出し、薄い膜20a,20b,20cは被覆される。
そして、図7に示すように、凸状の花柄模様21a,21b,21cが形成されたツル2に芯金16が打ち込まれる。
図8は前記図7に示す実施例の別形態を表している。同図の2はツル、24は金属部品、25は凹溝で、該凹溝25はツル2の外表面5に設けている。そして、26a,26bは樹脂部品でツル2の外表面25に配置されている。この樹脂部品26a,26bは前記図6にて説明した樹脂生地19a,19b,19cと同じように、ツル2と共に成形することで樹脂部品26a,26bの周囲に広がる薄い膜を設けることも出来る。
上記金属部品24は底にツバ27を形成し、ツバ27は凹溝25に嵌合することが出来る。ここで、ツバ27を有す金属部品24は別途製作し、この金属部品24は図8(b)に示すように凹溝25に嵌って取付けられる。
このようにツル2の外表面5に配置した金属部品24、樹脂部品26,26bが嵌る穴を形成したシート28をツル2の外表面5に貼り付けて被覆する。図8(d)はシート28を貼り付けた状態の断面を表している。ところで、上記金属部品24の形状、及び樹脂部品26a,26bの形状はツル2を装飾するふさわしいものとされる。
1 フロント部
2 ツル
3 リム
4 連結部
5 外表面
6 凸状立体模様
7 穴
8 表面
9 樹脂シート
10 ツル本体
11 樹脂層
12 樹脂層
13 シート表面
14 溝穴
15 花片
16 芯金
17 蝶片
18 花柄模様
19 樹脂製生地
20 薄い膜
21 花柄模様
22 シート
23 花柄穴
24 金属部品
25 凹溝
26 樹脂部品
27 ツバ
28 シート











Claims (11)

  1. メガネ部品、箸置き、かんざし等の樹脂製小物部品の表面に凸状を成して形成される立体模様において、小物部品の表面を押圧面に凹溝を形成した金型にて押圧することで、一部が盛り上がって形成したことを特徴とする小物部品の表面に形成される立体模様。
  2. 表面に他の樹脂層を貼り合わせると共に下層に届く穴を形成した上記小物部品とし、表面樹脂層に設けた穴から下層の樹脂を突出して凸状の立体模様とした請求項1記載小物部品の表面に形成される立体模様。
  3. 上記小物部品の表面に所定の形状に成形した樹脂部品を配置し、該小物部品に成形した上記樹脂部品が嵌る穴を設けたシートを貼り付け、シートから突出した凸状の立体模様を設けた請求項1記載の小物部品の表面に形成される立体模様。
  4. 上記樹脂部品に代わって金属部品を配置した請求項3記載の小物部品の表面に形成される立体模様。
  5. 上記小物部品の表面に色彩の異なる凸状立体模様を形成した請求項2、請求項3、又は請求項4記載の小物部品の表面に形成される立体模様。
  6. メガネ部品、箸置き、かんざし等の樹脂製小物部品の表面から突出する凸状の立体模様を成形する方法において、上記小物部品を加熱して位置決めし、該小物部品の表面を金型にて押圧し、金型の押圧面に形成した凹溝に押圧することではみ出す樹脂を流し込んで凸状の立体模様を成形する方法。
  7. メガネ部品、箸置き、かんざし等の樹脂製小物部品の表面に突出する凸状立体模様を成形する方法において、小物部品の表面には樹脂製の生地(樹脂シート)を貼り付けて樹脂層を形成し、該生地の一部を切削などで削除して図形や模様を形成した溝穴を設け、該溝穴は貼り付けた上記樹脂製生地を貫通して小物部品本体表面に達す深さとし、また金型の押圧面にも同じような図形や模様の溝穴を設け、上記金型にて加熱した小物部品の表面を押圧することで樹脂が軟化し、上記生地の溝穴を流れて上面に突出することを特徴とする小物部品の表面に凸状の立体模様を成形する方法。
  8. 上記小物部品の表面に異なる色彩の複数生地(樹脂シート)を貼り合せた請求項7記載の小物部品の表面に凸状の立体模様を成形する方法。
  9. メガネ部品、箸置き、かんざし等の樹脂製小物部品の表面に突出する凸状立体模様を成形する方法において、上記小物部品の表面に樹脂生地を貼り付け、該小物部品を加熱すると共に貼り付けた樹脂生地を金型で押圧し、金型の押圧面には図形や模様などを形成した凹溝が設けられることで上記樹脂生地の一部は凹溝に流れて凸状の立体模様となり、他の一部は潰されて凸状立体模様の周囲に薄い膜を形成し、そして、上記立体模様と同じ形状の穴を有すシートを小物部品の表面に貼付けて穴から上記立体模様を突出し、薄い膜はシートにて被覆したことを特徴とする凸状の立体模様を成形する方法。
  10. 上記小物部品の表面に色彩を異にする複数枚の樹脂生地を貼り付けた請求項9記載の凸状の立体模様を成形する方法。
  11. 上記樹脂生地に代わって、底にツバを形成した金属部品を小物部品の表面に配置した請求項9、又は請求項10記載の凸状の立体模様を成形する方法。















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