JP3111807B2 - 非水電解液電池の製造法 - Google Patents
非水電解液電池の製造法Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二酸化マンガンを正極
に用いた非水電解液電池の製造法に関するものである。
に用いた非水電解液電池の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非水電解液電池の正極には二酸化マンガ
ンが用いられている。また、負極にはリチウム金属やリ
チウム−アルミニウム合金等のリチウム合金が用いられ
ており、リチウム合金を用いることによりリチウム金属
単体より電池の放電電圧を向上させることができる。
ンが用いられている。また、負極にはリチウム金属やリ
チウム−アルミニウム合金等のリチウム合金が用いられ
ており、リチウム合金を用いることによりリチウム金属
単体より電池の放電電圧を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リチウ
ム合金はリチウム金属単体より硬度が増すため、薄板に
加工しにくいとともに得られた薄板にリード板を溶接す
る際にも溶接しにくかった。
ム合金はリチウム金属単体より硬度が増すため、薄板に
加工しにくいとともに得られた薄板にリード板を溶接す
る際にも溶接しにくかった。
【0004】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、リチウム金属を用いて容易に負極を作製して電
池を構成した後、電池を充放電して電池内でリチウム金
属をリチウム合金にし、負極にリチウム合金を用いた電
池を得るものである。
であり、リチウム金属を用いて容易に負極を作製して電
池を構成した後、電池を充放電して電池内でリチウム金
属をリチウム合金にし、負極にリチウム合金を用いた電
池を得るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の非水電解液電池の製造法は、二酸化マン
ガン100重量部にAl、In、Sn、Pb、Bi、G
a、Sr、Si、Zn、Cd、Ca、Baのうちの少な
くとも1種以上の元素を0.01〜10重量%添加した
正極と、リチウム金属からなる負極とを用いて電池を構
成した後、電池容量の0.5〜8.0%の放電と電池容
量の0.1〜2.0%の充電とを行うものである。
めに、本発明の非水電解液電池の製造法は、二酸化マン
ガン100重量部にAl、In、Sn、Pb、Bi、G
a、Sr、Si、Zn、Cd、Ca、Baのうちの少な
くとも1種以上の元素を0.01〜10重量%添加した
正極と、リチウム金属からなる負極とを用いて電池を構
成した後、電池容量の0.5〜8.0%の放電と電池容
量の0.1〜2.0%の充電とを行うものである。
【0006】
【作用】本発明では、まず最初にリチウム金属を用いて
負極を作製した後、この負極をAl、In、Sn、P
b、Bi、Ga、Sr、Si、Zn、Cd、Ca、Ba
のうちの少なくとも1種以上の元素を二酸化マンガンに
添加した正極と組み合わせて電池を構成する。そして、
この電池を充放電することによって正極中の前記添加元
素が負極に移動し、リチウム金属が前記添加元素と合金
化する。このため、負極作製時には、リチウム金属を用
いて容易に薄板状負極を作製することができるととも
に、電池構成後には充放電によって負極のリチウム金属
をリチウム合金にするので電圧特性に優れた非水電解液
を得ることができる。
負極を作製した後、この負極をAl、In、Sn、P
b、Bi、Ga、Sr、Si、Zn、Cd、Ca、Ba
のうちの少なくとも1種以上の元素を二酸化マンガンに
添加した正極と組み合わせて電池を構成する。そして、
この電池を充放電することによって正極中の前記添加元
素が負極に移動し、リチウム金属が前記添加元素と合金
化する。このため、負極作製時には、リチウム金属を用
いて容易に薄板状負極を作製することができるととも
に、電池構成後には充放電によって負極のリチウム金属
をリチウム合金にするので電圧特性に優れた非水電解液
を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0008】二酸化マンガン100重量部に対してアル
ミニウム(Al)を5重量%添加した正極と、リチウム
金属からなる負極を用いて公称容量1300mAhの円
筒形リチウム電池を作製した。ここで、電解液はプロピ
レンカーボネイトと1,2ジメトキシエタンの混合溶媒
に、LiCF3SO3を1モル溶解したものとした。そし
て、この電池に対して電池容量の4%の放電と電池容量
の1%の充電を行った。これを本発明の電池Aとした。
ミニウム(Al)を5重量%添加した正極と、リチウム
金属からなる負極を用いて公称容量1300mAhの円
筒形リチウム電池を作製した。ここで、電解液はプロピ
レンカーボネイトと1,2ジメトキシエタンの混合溶媒
に、LiCF3SO3を1モル溶解したものとした。そし
て、この電池に対して電池容量の4%の放電と電池容量
の1%の充電を行った。これを本発明の電池Aとした。
【0009】一方、二酸化マンガンからなる正極とリチ
ウム−アルミニウム合金からなる負極とを用いた以外
は、上記と同様の電池を作製し、これを比較の電池Bと
した。
ウム−アルミニウム合金からなる負極とを用いた以外
は、上記と同様の電池を作製し、これを比較の電池Bと
した。
【0010】また、本発明と同様の電池を作製し、(表
1)に示したように電池構成後の充放電量を変えた。そ
して、各電池を電池C〜Fとした。
1)に示したように電池構成後の充放電量を変えた。そ
して、各電池を電池C〜Fとした。
【0011】
【表1】
【0012】これらの電池を用い、電流900mAで3
秒間放電し、27秒間休止するというサイクルを繰り返
したときの放電電圧特性を図1に示す。
秒間放電し、27秒間休止するというサイクルを繰り返
したときの放電電圧特性を図1に示す。
【0013】本発明の電池Aは比較の電池Bに比べて、
負極とその集電用リードの溶接状態が良く、電池の放電
電圧が高くなった。
負極とその集電用リードの溶接状態が良く、電池の放電
電圧が高くなった。
【0014】また、比較の電池Cでは充電量が多く、保
存後の放電特性が低下し、比較の電池Dでは放電量が多
く放電容量が減少した。
存後の放電特性が低下し、比較の電池Dでは放電量が多
く放電容量が減少した。
【0015】さらに、放電のみの電池Eや充電のみの電
池Fでは、正極に添加したアルミニウムが負極に移動し
てリチウムとアルミニウムが合金化することが充分に行
われなく、電池の放電特性が低下した。
池Fでは、正極に添加したアルミニウムが負極に移動し
てリチウムとアルミニウムが合金化することが充分に行
われなく、電池の放電特性が低下した。
【0016】なお、本実施例では正極に二酸化マンガン
にAlを添加したが、これ以外にIn、Sn、Pb、B
i、Ga、Sr、Si、Zn、Cd、Ca、Baのうち
の少なくとも1種以上の元素であれば同様の効果が得ら
れる。
にAlを添加したが、これ以外にIn、Sn、Pb、B
i、Ga、Sr、Si、Zn、Cd、Ca、Baのうち
の少なくとも1種以上の元素であれば同様の効果が得ら
れる。
【0017】また、本実施例ではAlの添加量を5重量
%としたが、0.01〜10重量%の範囲であれば同様
の効果が得られる。
%としたが、0.01〜10重量%の範囲であれば同様
の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の非水電解液電池
の製造法は、まず最初にリチウム金属を用いて負極を作
製した後、この負極をAl、In、Sn、Pb、Bi、
Ga、Sr、Si、Zn、Cd、Ca、Baのうちの少
なくとも1種以上の元素を二酸化マンガンに添加した正
極と組み合わせて電池を構成し、ついでこの電池を充放
電する。この充放電時に正極中の前記添加元素が負極に
移動し、リチウム金属が前記添加元素と合金化する。こ
のため、負極作製時には、リチウム金属を用いて容易に
薄板状負極を作製することができるとともに、電池構成
後には充放電によって負極のリチウム金属をリチウム合
金にするので電圧特性に優れた非水電解液を得ることが
できる。
の製造法は、まず最初にリチウム金属を用いて負極を作
製した後、この負極をAl、In、Sn、Pb、Bi、
Ga、Sr、Si、Zn、Cd、Ca、Baのうちの少
なくとも1種以上の元素を二酸化マンガンに添加した正
極と組み合わせて電池を構成し、ついでこの電池を充放
電する。この充放電時に正極中の前記添加元素が負極に
移動し、リチウム金属が前記添加元素と合金化する。こ
のため、負極作製時には、リチウム金属を用いて容易に
薄板状負極を作製することができるとともに、電池構成
後には充放電によって負極のリチウム金属をリチウム合
金にするので電圧特性に優れた非水電解液を得ることが
できる。
【図1】本発明と比較の電池の放電特性を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−108472(JP,A) 特開 昭62−256368(JP,A) 特開 平3−74062(JP,A) 実開 平3−66154(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/40
Claims (1)
- 【請求項1】二酸化マンガン100重量部にAl、I
n、Sn、Pb、Bi、Ga、Sr、Si、Zn、C
d、Ca、Baのうちの少なくとも1種以上の元素を
0.01〜10重量%添加した正極と、リチウム金属か
らなる負極とを用いて電池を構成した後、電池容量の
0.5〜8.0%の放電と電池容量の0.1〜2.0%
の充電とを行う非水電解液電池の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06127746A JP3111807B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 非水電解液電池の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06127746A JP3111807B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 非水電解液電池の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07335260A JPH07335260A (ja) | 1995-12-22 |
JP3111807B2 true JP3111807B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=14967670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06127746A Expired - Fee Related JP3111807B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 非水電解液電池の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3111807B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5002933B2 (ja) * | 2005-09-21 | 2012-08-15 | パナソニック株式会社 | 非水電解液電池の製造方法 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP06127746A patent/JP3111807B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07335260A (ja) | 1995-12-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |