JP3111692B2 - 溶接ビードの仕上加工方法 - Google Patents

溶接ビードの仕上加工方法

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アークブレージング溶
接法によって形成された溶接ビードの仕上加工方法に関
し、さらに詳しくは力制御ロボットに持たせたグライン
ダで溶接ビードに研削加工を施す方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】自動車の
車体組立工程においては、図7に示すように車体Bのう
ちリアフェンダーパネル(リアピラー部)Fとルーフパ
ネルRとの合わせ目にイナートガスアーク溶接の一つで
あるMIG溶接法によってブレージング(ろう付けもし
くは硬ろう付け)を施すことが行われ、その後処理とし
てブレージング部Wの溶接ビードbと母材との間の段差
をなくして車体外板面を平滑に仕上げるためにグライン
ダによる研削加工が行われる。
【0003】この溶接ビードbの研削加工は、周知のよ
うに車体外板面を所定の三次元形状に仕上げる難易度の
高い作業であることから、一般に作業者の手作業によっ
て行われている。その一方、作業自体が悪環境下での作
業であること、ならびに最近の熟練技能者の不足傾向か
ら、かかる溶接ビードbの研削作業を仮想コンプライア
ンス制御方式と称される力制御ロボットを使って行うこ
とが試られている。
【0004】この力制御ロボットを使った溶接ビードb
の研削加工は、基本的には手作業の場合と同様に、溶接
ビードbに対し力制御ロボットに持たせたグラインダの
砥石を押し付けるとともに、そのグラインダを溶接ビー
ドbの長手方向に沿って複数回移動させることになるの
であるが、作業者による力加減を模して短時間のうちに
溶接ビードbを過不足なく削り取って平滑に仕上げるた
めには、力制御ロボット自体の剛性を決める仮想ばね定
数の設定値と、グラインダが溶接ビードに及ぼす設定押
付力との兼合いが重要な要素となる。
【0005】特に、図8に示すように、MIG溶接法に
よって形成された溶接ビードbについては、その特殊性
として溶接開始位置および溶接終了位置に相当する始終
端部(長手方向両端部)eでは、それ以外の一般部Pと
比べてビード幅および肉盛り高さともに大きくなってい
る。したがって、溶接ビードbの両端部eとそれ以外の
一般部Pとでは必然的にその削り取り量が異なり、これ
らの削り取り量の差を含めて溶接ビードb全体を効率よ
く、しかも満遍なく削り取るためにはそれなりの研削条
件の設定が不可欠となる。
【0006】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、溶接ビードに対し仮想コンプライアンス制
御方式の力制御ロボットに持たせたグラインダで研削加
工を施すにあたり、作業者による力加減を模して効率よ
く、しかも正確に研削加工を行えるようにした方法を提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アークブレー
ジング溶接法によって形成された溶接ビードに仮想コン
プライアンス制御方式の力制御ロボットに持たせたグラ
インダを押し付けながらこのグラインダを前記溶接ビー
ドの長手方向に移動させて、前記溶接ビードに研削加工
を施すようにした溶接ビードの仕上加工方法において、
前記グラインダの先端の位置目標値をX 0 、現在位置を
N 、設定押付力をF 0 、力制御ロボットの設定ばね定数
をK、溶接ビードに対するグラインダの実押付力をF G
としたとき、F G =(X 0 −X N )・K+F 0 の関係を満た
すように制御する一方、前記グラインダを支持する力制
御ロボットの設定ばね定数Kを予め2〜3.5kgf/
mmの範囲内に設定しておき、そのばね定数Kの範囲内
で研削中に該ばね定数Kを変化させるとともに、目標位
置まで削り終わった研削終了時点で前記グラインダが溶
接ビードに及ぼす設定押付力 0 を0.3〜0.4kg
fの範囲内に設定したことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によると、グラインダの設定押付力が一
定であっても、力制御ロボットの設定ばね定数が高いほ
ど力制御ロボット自体の制御剛性が高くなり、それに応
じてグラインダが溶接ビードに及ぼす実際の押付力も高
くなる。
【0009】そこで、図1に示すように、研削後の仕上
がり状態を削り残り量で評価してその削り残り量が0〜
0.3mm以内を品質上の許容範囲とする一方、力制御
ロボットの設定ばね定数を2〜3.5kgf/mmとす
ると、上記の品質上の許容範囲を満たすための研削終了
時点での設定押付力としては、0.3〜0.4kgfの
範囲が最適押付力となる。
【0010】
【実施例】図2および図3は本発明の一実施例を示す図
で、前述した自動車の車体パネルのブレージング部Wに
後処理として研削加工を施す場合の例を示している。
【0011】図2,3に示すように、自動車の車体Bは
前工程のアークブレージング工程でMIG溶接法により
アークブレージングが施された上で、コンベヤCにより
研削工程Sに搬入される。研削工程Sには力制御ロボッ
ト1が設けられており、そのアーム2の先端には図4に
も示すように6軸の力センサ3を介してエア駆動方式の
グラインダ4が装着されている。そして、研削工程Sに
車体Bが位置決めされると、力制御ロボット1はグライ
ンダ4の砥石ディスク5をブレージング部Wの溶接ビー
ド部bに順次押し付けて研削加工を施すことになる。な
お、図3に示すように、グラインダ4には図示外の集塵
機に接続された集塵ノズル6を砥石ディスク5に向けて
取り付けてある。
【0012】前記力制御ロボット1は仮想コンプライア
ンス制御方式と称されるもので、概略図4に示すように
構成されている。すなわち、力制御ロボット1は、その
力制御コントローラ7内に位置制御系とは別に力制御系
をもち、前記力センサ3の出力を力制御コントローラ7
に取り込んで力フィードバックループを形成する一方、
力制御コントローラ7のばね定数設定部8には予め前記
砥石ディスク5の軌跡の仮想ばね定数Kが設定されてい
る。同様に、前記力制御コントローラ7の力目標値設定
部9にはグラインダ4の力目標値として設定押付力が、
また位置目標値設定部10には前記グラインダ4を動か
すべき軌跡の位置目標値がそれぞれ設定されている。
【0013】そして、前記グラインダ4の砥石ディスク
5の先端の位置目標値をXO、現在位置をXN、設定押付
力(力目標値)をFOとした場合に、グラインダ4の砥
石ディスク5の先端の位置目標値XOと現在位置XNとの
位置偏差に上記の仮想ばね定数Kを乗じた上、これを力
目標値FOに加えた結果得られる荷重、すなわち(XO
N)・K+FO=FGで得られる荷重FGでグラインダ4
をワークに押し付けて研削加工を行うことで、力制御ロ
ボット1自体をあたかも仮想ばねの如く機能させてその
力加減を積極的にコントロールできるものである。な
お、この力制御ロボット1そのものについては特開平2
−45806号公報等に開示されている。
【0014】溶接ビードbの研削に際しては、図5に示
すように、力制御ロボット1が持つグラインダ4の砥石
ディスク5を溶接ビードbに押し付けた上、グラインダ
4を引くようにこれを溶接ビードbの長手方向に沿って
複数回移動させることでその溶接ビードbの余盛を削り
取り、溶接ビードbが車体パネルBと面一状態となって
滑らかに連続するように平滑に仕上げることになるが、
その際の研削条件を次のように設定する。
【0015】すなわち、グラインダ4の一往復で研削を
終えるために、図5に示すようにグラインダ4の往動時
を荒研削、復動時を仕上研削としてそれぞれ割り当て、
荒研削では溶接ビードbを比較的大きく削り取ってその
凹凸を少なくして溶接ビードb全体を均一な高さになら
すことに主眼をおき、また仕上研削では溶接ビードbの
表面に砥石ディスク5を忠実に追従させて微小な凹凸を
除去しつつ平滑に仕上げることに主眼をおく。そのため
に、図1の(A)に示すように、荒研削時の力制御ロボ
ット1の仮想設定ばね定数Kの値を仕上研削時の仮想ば
ね定数Kの値よりも高く設定する一方、グラインダ4の
送り速度については仕上研削時の方を高く設定する。
【0016】また、上記の溶接ビードbは、図5に示す
ようにその溶接開始位置および溶接終了位置に相当する
長手方向両端部eではその一般部Pに比べてビード幅d
およびビード高さhともに大きくなるのが通常である。
したがって、溶接ビードbに研削加工を施すにあたり、
その溶接ビードbの全長を通して常にグラインダ4の押
付力が一定となるようにコントロールして研削加工を行
ったのでは、速やかに溶接ビードbの凹凸をなくして均
一高さにならすことができない。
【0017】そこで、図1の(A)に示すように、荒研
削時および仕上研削時ともに、溶接ビードbの両端部e
を研削する際の力制御ロボット1の仮想ばね定数Kの値
を、一般部Pを研削する際の仮想ばね定数Kの値よりも
大きく設定する一方、グラインダ4の送り速度について
は一般部Pよりも両端部eの方の送り速度を低く設定す
る。
【0018】なお、溶接ビードbに対するグラインダ4
の設定押付力(力目標値)FOは、荒研削であるか仕上
研削であるか、さらには溶接ビードbの両端部eである
か一般部Pであるかにかかわらず、0.3〜0.4kg
fで一定とする。また、砥石ディスク5の直径は100
mm、荒さ#40、最大回転数は12600rpm程度
である。さらに、研削加工後に許容される溶接ビードb
の削り残り量すなわち品質上の許容範囲は0〜0.3m
m程度である。
【0019】ここで、上記の仮想ばね定数Kの値は図4
のばね定数設定部8に予め設定されるとともに、設定押
付力(力目標値)FOの値は同じく図4の力目標値設定
部9に予め設定され、これらの仮想ばね定数K、設定押
付力FOおよび送り速度等の研削条件の一例を整理する
と表1のようになる。
【0020】
【表1】
【0021】例えば、図5の(B)に示す仮想ばね定数
1とK2とがともに等しく、またグラインダ4の設定押
付力FOも一定であると仮定した場合、溶接ビードbの
高さが小さい一般部Pほど仮想のばねが伸びた状態とな
って、実際に溶接ビードbに及ぼす押付力FGは小さく
なる。このことは、削り取るべき溶接ビードbの高さが
異なる荒研削時と仕上研削時との関係においても同様で
ある。そこで、本実施例では、上記のようなばね状態の
変化による押付力の変化に着目し、仕上研削時よりも削
り取り量の多い荒研削時、ならびに溶接ビードbの一般
部Pよりも削り取り量の多い溶接ビード両端部eの研削
時ほど溶接ビードbに及ぼす実際のグラインダ押付力F
Gが大きくなるように、力制御ロボット1の設定ばね定
数(仮想ばね定数)Kを積極的に可変制御するものであ
る。
【0022】したがって、本実施例によれば、図5の
(A)に示すように、グラインダ4の砥石ディスク5が
溶接ビードbの長手方向に沿って右方向に移動する荒研
削時(往動時)には、図6に示すように溶接ビードbの
全高Hを目標削り取り量としながらも削り取り量h1
削り取られ、また図5の(A)に示すように砥石ディス
ク5が左方向に移動する仕上研削時(復動時)には溶接
ビードbの残りの削り取り量h2が削り取られることに
なる。
【0023】そして、全体として仕上研削時よりも荒研
削時の方が力制御ロボット1の仮想ばね定数Kの値が高
く、またグラインダ4の送り速度については逆に荒研削
時の方が低いために、グラインダ4の設定押付力FO
一定であっても、仮想ばね定数Kの値が高いほど力制御
ロボット1自体の剛性が高くなって、荒研削時の方が仕
上研削時よりも溶接ビードbに及ぼすグラインダ4の刃
先の実際の押付力FGが高くなるとともに、砥石ディス
ク5による溶接ビードbの削り取り量も上記の押付力F
Gに比例して大きくなるため、荒研削時の方が仕上研削
に比べていわゆる重研削が可能となる。
【0024】その結果として、研削開始前は、溶接ビー
ドbの表面は最終仕上形状との高さの差が大きく、しか
も溶接ビードbの両端部eと一般部Pとの間に大きな高
さの差があるものの、荒研削が施されることによって上
記の削り取り量h1が削り取られて、その両端部eと一
般部Pの高さの差が小さくなるように溶接ビード表面が
ならされることになる。
【0025】その上、図1の(B)に示すように、荒研
削のなかでもその溶接ビードbの両端部eの研削時の方
が一般部Pの研削時よりも仮想ばね定数Kの値が大きく
設定されている故に、一般部Pよりも両端部eの研削時
の方がその押付力FGに比例して削り取り量が大きくな
る。したがって、荒研削終了時には溶接ビードbの両端
部eと一般部Pでの高さの差がなくなって、溶接ビード
bの全長をとおしてその高さを均一にならすことができ
る。
【0026】一方、仕上研削時には、荒研削時に比べて
相対的に力制御ロボット1の仮想ばね定数Kの値が低
く、グラインダ4の送り速度が高いために、荒研削時に
比べて実際のグラインダ4の押付力FGが低くなって削
り取り代が小さくなる。しかしながら、先に荒研削によ
って溶接ビードb全体の高さがほぼ均一にならされてい
るためにグラインダ4の押付力FGおよび削り取り量が
小さくなっても問題となることはなく、むしろ軽研削で
送り速度が高いために砥石ディスク5の加工面への追従
性が良くなり、砥石ディスク5が溶接ビード表面に忠実
に追従して残された溶接ビードbを過不足なく削り取っ
て溶接ビードbが平滑に仕上げられることになる。
【0027】ここで、前記荒研削時および仕上研削時と
もにグラインダ4の砥石ディスク5が溶接ビードbに及
ぼす実際の押付力FGは、FG=(XO−XN)・K+FO
で表されるように、砥石ディスク5の先端の制御上の位
置偏差(XO−XN)と仮想ばね定数Kとによって決定さ
れるものの、目標位置まで削り終わった研削終了時点で
のグラインダ押付力FGは、上記の位置偏差(XO
N)が零となるために仮想ばね定数Kの値には依存し
なくなってFG=FO=0.3〜0.4kgfとなる。
【0028】このように本実施例によれば、仕上研削時
よりも荒研削時の方が仮想ばね定数Kの値が高く、なお
かつ荒研削および仕上研削時のいずれの場合にも溶接ビ
ードbの両端部を研削する際の仮想ばね定数Kの値が一
般部Pの研削時の仮想ばね定数Kよりも大きく設定され
ているため、グラインダ4の一往復で溶接ビードbを満
遍なく削り取って母材である車体パネルBを平滑に仕上
げることができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、アークブレージング溶接法によって形成された
溶接ビードに対して仮想コンプライアンス制御方式の力
制御ロボットに持たせたグラインダを押し付けながらこ
のグラインダを前記溶接ビードの長手方向に移動させて
前記溶接ビードに研削加工を施すにあたり、前記グライ
ンダの先端の制御上の位置偏差に力制御ロボットの設定
ばね定数を乗じた上これに設定押付力を加えたものが前
記溶接ビードに対するグラインダの実押付力となるよう
に制御する一方、前記グラインダの設定ばね定数を予め
2〜3.5kgf/mmの範囲内に設定しておき、その
ばね定数の範囲内で研削中に該ばね定数を変化させる
ともに、研削終了時点で前記グラインダが溶接ビードに
及ぼす設定押付力を0.3〜0.4kgfの範囲内に設
定したことにより、溶接ビードの研削仕上げ作業を力制
御ロボットで行う場合の研削条件の最適化が図れるよう
になり、溶接ビードを正確に、かつ効率的に削り取るこ
とができるとともに、手作業に依存していた場合と比べ
て個人差による品質上のばらつきがなくなって研削後の
品質の均一化と安定化が図れるほか、短時間のうちに、
しかも最小限のグラインダの移動回数で溶接ビードの研
削を行える効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(A)は溶接ビ
ード研削時のばね定数の変化を示す説明図、(B)は同
じく品質上の許容範囲とグラインダの設定押付力との関
係を示す説明図。
【図2】本発明の加工方法を適用した自動車の車体の研
削工程の概略説明図。
【図3】図2のE部拡大図。
【図4】図2に示す力制御ロボットの制御系のブロック
回路図。
【図5】本発明の一実施例を示す図で、(A)は溶接ビ
ードと砥石デイスクとの関係を示す平面説明図、(B)
は同じく溶接ビードと砥石デイスクとの関係を示す正面
説明図。
【図6】図5に示す溶接ビードの断面説明図。
【図7】アークブレージングが施された自動車の車体の
要部拡大図。
【図8】(A)は図7に示す車体のブレージング部の溶
接ビードの拡大平面説明図、(B)は同じくその拡大正
面説明図。
【符号の説明】
1…力制御ロボット 2…アーム 3…力センサ 4…グラインダ 5…砥石ディスク B…車体 b…溶接ビード e…溶接ビードの両端部 P…溶接ビードの一般部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アークブレージング溶接法によって形成
    された溶接ビードに仮想コンプライアンス制御方式の力
    制御ロボットに持たせたグラインダを押し付けながらこ
    のグラインダを前記溶接ビードの長手方向に移動させ
    て、前記溶接ビードに研削加工を施すようにした溶接ビ
    ードの仕上加工方法において、前記グラインダの先端の位置目標値をX 0 、現在位置を
    N 、設定押付力をF 0 、力制御ロボットの設定ばね定数
    をK、溶接ビードに対するグラインダの実押付力をF G
    としたとき、F G =(X 0 −X N )・K+F 0 の関係を満た
    すように 制御する一方、 前記グラインダを支持する力制御ロボットの設定ばね定
    数Kを予め2〜3.5kgf/mmの範囲内に設定して
    おき、そのばね定数Kの範囲内で研削中に該ばね定数K
    を変化させるとともに、目標位置まで削り終わった研削
    終了時点で前記グラインダが溶接ビードに及ぼす設定押
    付力 0 を0.3〜0.4kgfの範囲内に設定したこ
    とを特徴とする溶接ビードの仕上加工方法。
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