JP3111530U - 単票類の収容ホルダー - Google Patents

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孝雄 宮本
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株式会社セントラルフォーム
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Abstract

【課題】薄い紙製シートからなる単票類が郵便受けや玄関ドアの隙間で折れたり、破れたり、行方不明になるのを防止し、また重要な事項を含む各種の情報を需要者に確実に伝えることができる単票類の収容ホルダーを提供する。
【解決手段】長方形の紙からなる上側シート2と、横幅を上側シート2より長く設定した下側シート3は一側の縦辺2A、3A同士と横辺2B、3B同士を貼着することにより、略L字状の閉塞部6を一側に形成し、対向する他側は開放している。上側シート2から横方向に張出す下側シート3の縁は単票類を差し込む際の差込ガイド片7になっている。上側シート2には閉塞部6の上側に沿って裂開用ミシン目11が形成してある。上側シート2は、上面である外側面2Cが重要事項表示部8になっている。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば電気・ガス・水道等の使用量の検針票、不在時の商品宅配通知票等のように1枚のシートで作成される単票類を収容する単票類の収容ホルダーに関する。
検針票等は薄い紙製のシートで作成し、シートのみの裸の状態で住宅の郵便受けやドアの隙間に差し込んで届けている。また、電気やガス料金に関する重要なお知らせ、期間サービスの案内等の各種の案内や情報は別刷りのリーフレットの配布によって行っている。
電力会社・ガス会社の検針票
しかし、上述した薄いシートからなる単票をそのまま配布する場合、郵便受けに差込み難いばかりでなく、折れたり、裂けたりし易いし、裸の状態であるために汚れ易い、物陰に落ちて所在不明になり易いといった幾多の欠点がある。また、単票と情報案内のリーフレットは別扱いになっているため、配布忘れをしたり、需要者が重要な情報を見過ごしたりするといった問題がある。しかし、これらの欠点や問題点を解決する手段は今まで提案されていない。
本考案は上述した従来技術の欠点や問題点に鑑みなされたもので、単票が折れたり、裂けたり、汚れたりすることがないし、確実に需要者に届けることができ、しかも重要な情報を含む各種の情報を需要者等に確実に伝えることができる単票類の収容ホルダーを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成された請求項1に係る考案は、上側シートと、該上側シートより縦幅及び/又は横幅を大きく設定した下側シートとからなり、該上側シートと下側シートは直角方向に交わる2辺の縁を貼着することにより、略L字状の閉塞部を1側に形成し、対向する側を開放し、前記上側シートの他の2辺のうちの少なくとも1辺から張出す前記下側シートの縁は差込ガイド縁としたものからなる。
また、請求項2に係る考案は、1枚のシート材を二つ折りして上側シートと、該上側シートより大きいサイズの下側シートを形成し、該上側シートと下側シートは折辺に直交する1の辺の縁を貼着することにより、略L字状の閉塞部を1側に形成し、対向する側を開放し、前記上側シートの他の辺から張出す前記下側シートの縁は差込ガイド縁としたものからなる。
そして、前記上側シートの外側面は、重要事項を主として表示する重要事項表示部にするとよい。
また、前記下側シートの外側面は、情報を主として表示する裏面情報表示部にするとよい。
更に、前記上側シート及び/又は下側シートの内面は情報を主として表示する内面情報表示部とし、かつ該上側シート又は下側シートには、前記貼着部のいずれかの内縁に沿って裂開用ミシン目を形成するとよい。
本考案は上述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)薄い単票は、上側シートと下側シートの間に差し込むようにしたから、単票類を容易に、かつ確実に収容することができる。また、下側シートには差込ガイド縁を設けてあるから、単票の差込みを極めて容易に、速やかに行うことができる。
(2)薄く強度性が充分でない単票は、上側シートと下側シートに差し込んで保持するから、郵便受けやドアの隙間にも容易に、かつ確実に納めることができる。
(3)上側シートの外側面は、重要事項を主とする重要事項表示部としてあるから、別のリーフレットを配布することによる配布漏れや、手間を省くことができるし、需要者等に単票類と共に重要な情報を確実に伝えることができる。
(4)下側シートの外側面は、情報表示部としてあるから、上記(3)と同様に需要者等に各種の情報を伝えることができる。
(5)上側シート又は下側シートは、裂開用ミシン目から開くことができるから、上側シート及び下側シートの内側面も種々の情報表示部として使用することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図1乃至図3は第1の実施の形態を示す。図において、1は単票類の収容ホルダー、2は該収容ホルダー1を構成し、長辺の縦辺2A、2Aと短辺の横辺2B、2Bを有する上側シートで、該上側シート2は薄手で腰のある紙を略葉書サイズの長方形に裁断したものからなっている。
3は前記上側シート2に重畳する下側シートで、該下側シート3は上側シート2と同質の紙で形成してあり、縦辺3A、3Aは上側シート2と同じ長さ寸法に設定してあるが、横辺3B、3Bは上側シート2より若干、例えば10mm程度巾広の寸法に設定してある。なお、上側シート2と下側シート3は、硬さの異なる紙質の紙で形成してもよく、こうすることにより、単票類を差し込む際の容易性を高めることができる。
そして、上述した上側シート2と下側シート3は、直角方向に交わる縦辺2Aと3A、横辺2Bと3Bに沿ってその縁を帯状に貼着して縦貼着部4及び横貼着部5とすることにより、略L字状の閉塞部6が1側に形成してあり、対向する側は略L字状に開放している。
また、上側シート2に対して下側シート3を横方向に幅広に形成することにより、上側シート2の1の縦辺2Aから横方向に縦長帯状に張出す下側シート3の縁は、単票Aを上側シート2及び下側シート3の間に差し込む動作を容易に、確実に、速やかに行うための差込ガイド縁7にしてある。
次に、8は上側シート2の外側面2Cに印刷などの手段により表した重要事項表示部で、該重要事項表示部8は例えば「必ずお読みください。」、「重要連絡事項」等の標題と、例えば「安全点検のお知らせ」、「ガス工事の日程」等といった相手先である消費者に連絡が必要な重要事項が表してある。そして、重要事項表示部8は全体、或いは標題部分を赤色等の人目の注意を引く色彩で表してもよい。なお、上記重要事項は例示であって、事業者や消費者にとって重要な事項であれば、その内容に制限はない。
また、9は下側シート3の外側面3Cに表した裏面情報表示部で、該裏面情報表示部9には、料金表、期間サービスの内容、事業者や取扱い器具の広告等重要事項程は重要でない各種の情報が印刷手段により表してある。
更に、10、10は上側シート2の内側面2D及び/又は下側シート3の内側面3Dに印刷手段等によって表した内側情報表示部で、該内側情報表示部10には、例えば「電気料金の詳細」、「ガス器具の安全な使い方」等、裏面情報表示部9にスペースの制約から表現できない種々の情報を表してある。
11は横貼着部5の内縁に沿って上側シート2に形成した裂開用ミシン目で、該裂開用ミシン目11から上側シート2を開くことにより、上述した付加情報表示部10を見ることができる。
本実施の形態に係る単票類の収容ホルダーは上述の構成からなっており、検針員は検針データが記録された単票を収容ホルダー1に差込んだ状態にすることにより、単票は折り曲がったり、破れたりすることなく便受けやドアの隙間に容易に、また完全に差し込むことができる。そして、単票の配達と併せて企業からの各種情報を収容ホルダー1により確実に伝えることができる。
図4及び図5は、第2の実施の形態に係る単票類の収容ホルダー21を示す。なお、第1の実施の形態の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して援用し、その説明を省略する。図において、22は該収容ホルダー21を構成するシート材で、該シート材22は第1の実施の形態と同様の紙質のものを用いており、シート材22を折辺23で二つ折りすることにより上側シート24と、該上側シート24より横方向の寸法が長い下側シート25に形成してある。
そして、上側シート24と下側シート25は折辺23に直交する下側の横辺24A、25Aに沿って貼着して貼着部26にすることにより、折辺23と貼着部26によって略L状の閉塞部27が1側に形成してあり、対向する側は開放している。また、上側シート24の縦辺24Bから張出す下側シートの縁は縦長帯状の差込ガイド縁28としてある。29は裂開用ミシン目で、該裂開用ミシン目29は上側シート24に縦辺24Bから折辺23にかけて形成してあり、上側シート24は折辺23の位置まで開くことができる。
本実施の形態に係る収容ホルダー21は上述の構成からなり、その使用方法は第1の実施の形態と実質的に同じであるが、1枚のシート材22により上側シート24と下側シート25を形成してあるから、貼着工程が少ない利点があるし、折辺23の位置を選択設定することにより、差込ガイド縁27の幅を適宜決めることができる。
なお、第1及び第2の実施の形態では下側シート3、25の横方向縁を差込ガイド縁7、28としたが、縦方向の上縁側を差込ガイド縁としてもよいものである。
図1乃至図3は本考案の第1の実施の形態に係り、図1は単票類の収容ホルダーの外観斜視図である。 単票類の収容ホルダーの分解斜視図である。 単票類の収容ホルダーを展開した状態の説明図である。 図4及び図5は第2の実施の形態に係り、図4は単票類の収容ホルダーの外観斜視図である。 単票類の収容ホルダーを展開した状態の説明図である。
符号の説明
1、21 単票類の収容ホルダー
2、24 上側シート
2A、3A 縦辺
2B、3B 横辺
2C、3C 外側面
3、25 下側シート
6、27 閉塞部
7、28 差込ガイド縁
8 重要事項表示部
9 裏面情報表示部
10 内面情報表示部
11、29 裂開用ミシン目
23 折辺

Claims (5)

  1. 上側シートと、該上側シートより縦幅及び/又は横幅を大きく設定した下側シートとからなり、該上側シートと下側シートは直角方向に交わる2辺の縁を貼着することにより、略L字状の閉塞部を1側に形成し、対向する側を開放し、前記上側シートの他の2辺のうちの少なくとも1辺から張出す前記下側シートの縁は差込ガイド縁としてあることを特徴とする単票類の収容ホルダー。
  2. 1枚のシート材を二つ折りして上側シートと、該上側シートより大きいサイズの下側シートを形成し、該上側シートと下側シートは折辺に直交する1の辺の縁を貼着することにより、略L字状の閉塞部を1側に形成し、対向する側を開放し、前記上側シートの他の辺から張出す前記下側シートの縁は差込ガイド縁としてあることを特徴とする単票類の収容ホルダー。
  3. 前記上側シートの外側面は、重要事項を主として表示する重要事項表示部としてあることを特徴とする請求項1又は2記載の単票類の収容ホルダー。
  4. 前記下側シートの外側面は、情報を主として表示する裏面情報表示部としてあることを特徴とする請求項1又は2記載の単票類の収容ホルダー。
  5. 前記上側シート及び/又は下側シートの内面は情報を主として表示する内面情報表示部とし、かつ該上側シート又は下側シートには、前記貼着部のいずれかの内縁に沿って裂開用ミシン目を形成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の単票類の収容ホルダー。
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