JP3111109U - 眼鏡用パッド取付具 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂製の眼鏡フレームに固定されるパッド取付具を、製造コストの低減を図って製造可能とすると共に細身の眼鏡フレームに対しても体裁よく固定可能とする。
【解決手段】金属線材を屈曲して形成されたアーム片2と回り止め片3とを具える。アーム片2は、その一端部分が、眼鏡フレーム5に埋設される止着軸部11とされると共に他端にはパッド10の取付け部12が設けられている。回り止め片3は、眼鏡フレーム5に埋設される回り止め軸部32が、止着軸部11と略平行しており、回り止め軸部32の内端側が止着軸部11にロウ付けされている。
【選択図】図3
Description
本考案は、眼鏡フレームに固定されて該眼鏡フレームにパッドを取り付けるために用いられる眼鏡用パッド取付具に関するものである。
樹脂製の眼鏡フレームにパッドを取り付けるために用いられるパッド取付具の一例として、実開昭49−117848号公報の第2図に記載のものが提案されている。該パッド取付具は、パッドを取り付けるためのアーム片の一端に台座片を固定すると共に、該台座片の上下に止着軸を突設してなり、該止着軸を眼鏡フレームに埋設することによって該眼鏡フレームに固定される構成のものであった。
図15〜17は、当業界で一般的に使用されているパッド取付具aを示すものであり、パッドbを取り付けるためのアーム片cの一端に台座片dを固定すると共に、眼鏡フレームeに埋設される軸部f,gを該台座片dの上下に突設した点で、前記公報の第2図に記載のものと構成上共通している。
図15〜16に示すパッド取付具aの構成をより具体的に説明すれば、台座片dの一面hの上下の中央部位に、眼鏡フレームeに埋設される上下の軸部f,gがその基端j,kでロウ付されると共に、前記台座片dの他面mの中央部位に、例えば箱状のパッド取付け部nが下端に設けられてなるアーム片cの上端pがロウ付されていた。そして図18に示すように、前記台座片dの横幅L1は、前記上下の軸部f,gの横幅(直径)L2及び前記アーム片cの横幅(直径)L3よりも大きく形成されていた。
かかる構成のパッド取付具aは、図17、図19に示すように、前記上下の軸部f,gを、眼鏡フレームeのレンズ保持枠部rの内側枠部sの背面tの所要部位に設けた上下の止着孔u,vに圧入状態に埋設し、且つ前記台座片dを前記眼鏡フレームeの前記背面tに当接させることにより、図17に示すように、前記眼鏡フレームeに抜け止めと回り止めが図られて固定され、前記箱状のパッド取付け部nに前記パッドbが取り付けられるものであった。
かかる構成のパッド取付具aは、軸部が上下2本であるために、眼鏡フレームeに対する固定強度が高く、又、確実な回り止めを図り得る利点を有してはいたが、次のような問題点があった。即ち、
(1) 該パッド取付具aは前記のように、前記台座片dに対する上下の軸部f,gと前記アーム片cの固定のために合計3箇所のロウ付を必要としたため、パッド取付具aの止着部分の製作に多くの手間を要し、製造コストの上昇を招いてパッド取付具が高価に付く問題があった。
(2) 又、このようにロウ付箇所が多いことからロウ離れが生じやすい欠点があった。特に、パッドの調整に際してアーム片cを屈曲させたとき、該アーム片cの台座片dに対するロウ付部分に荷重が集中してロウ離れが生じ易い問題があったのである。
(3) 更に、前記上下の軸部f,gやアーム片cをロウ付するために、横幅L1の大きい台座片dを必須とした。そのため、前記上下の軸部f,gが埋設される部分の横幅、即ち前記眼鏡フレームeのレンズ保持枠部rの内側枠部sの横幅は、前記台座片dの横幅と等しいかそれ以上に設定されていなければならないことになる。もしも、該レンズ保持枠部rの横幅が前記台座片dの横幅よりも小さいと、図20に示すように、該台座片dの一部分wがレンズ保持枠部rの縁部yから突出する部分が生ずることになり、眼鏡の美観を著しく損なうことになるからである。このように前記従来のパッド取付具は、ある程度の横幅を有するレンズ保持枠部を具えた眼鏡フレームに対してしか使用できず、対象となる眼鏡フレームに制約があり、レンズ保持枠部の幅が小さく形成された細身の眼鏡フレームに対する需要に応じられない欠点があったのである。
本考案は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、眼鏡フレームにガタツキなく確実に固定できるのはもとより、製造コストの低減を期し得ると共に、細身の眼鏡フレームに対しても体裁よく固定できる眼鏡用パッド取付具の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本考案は以下の手段を採用をする。
即ち、本考案に係る眼鏡パッド取付具aは、金属線材を屈曲して形成されたアーム片と、該金属線材と略同径の金属線材を用いて形成された回り止め片とを具え、該アーム片は、その一端部分が、眼鏡フレームに埋設される直線状の止着軸部とされると共に、その他端にはパッドの取付け部が設けられており、又前記回り止め片は、前記眼鏡フレームに埋設される直線状の回り止め軸部を、前記止着軸部と所要間隔を隔てて略平行する如く有し、該回り止め軸部の内端側に設けられた固定部が前記止着軸部の内端側に設けられた被固定部にロウ付や溶着等によって固設されていることを特徴とするものである。
即ち、本考案に係る眼鏡パッド取付具aは、金属線材を屈曲して形成されたアーム片と、該金属線材と略同径の金属線材を用いて形成された回り止め片とを具え、該アーム片は、その一端部分が、眼鏡フレームに埋設される直線状の止着軸部とされると共に、その他端にはパッドの取付け部が設けられており、又前記回り止め片は、前記眼鏡フレームに埋設される直線状の回り止め軸部を、前記止着軸部と所要間隔を隔てて略平行する如く有し、該回り止め軸部の内端側に設けられた固定部が前記止着軸部の内端側に設けられた被固定部にロウ付や溶着等によって固設されていることを特徴とするものである。
前記眼鏡用パッド取付具において、前記回り止め軸部を、前記止着軸部の下側に所要間隔を隔てて位置させ、該回り止め軸部の内端側に設けられた前記固定部を、前記止着軸部の内端側に設けられた前記被固定部の下面に固設するのがよい。該回り止め軸部は、前記止着軸部の上側に所要間隔を隔てて位置させ、該回り止め軸部の内端側に設けられた前記固定部を、前記止着軸部の内端側に設けられた前記被固定部の上面に固設することもできる。
前記回り止め片は、前記回り止め軸部の内端に、上方に屈曲する屈曲片を連設してなるL字状に形成し、該屈曲片の上端としての前記固定部を前記被固定部の下面に固設するのがよい。又該前記回り止め片は、前記回り止め軸部の内端に、下方に屈曲する屈曲片を連設してなるL字状に形成し、該屈曲片の下端としての前記固定部を前記被固定部の上面に固設するのがよい。
本考案に係るパッド取付具は、眼鏡フレームに埋設された止着軸部と回り止め軸部とによって、パッド取付具の止着の安定性を確保できると共に、アーム片の回り止めを確実に図り得ることに加え、以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本考案に係るパッド取付具は、回り止め軸部の内端側に設けられた固定部を止着軸部の内端側に設けられた被固定部に固設する構成を採用しているため、所要間隔を隔てて略平行する止着軸部と回り止め軸部を、一箇所の固設(例えばロウ付)により行うことができる。従って、台座片を具える前記従来のパッド取付具におけるような何箇所ものロウ付等の固設が不要となるため、パッド取付具の止着部をシンプルに構成でき、パッド取付具の製造コストの低減を期し得る。又、固設箇所が少ないことからロウ離れ等の固設部損傷を生じさせにくい。
(2) 又本考案に係るパッド取付具は、回り止め軸部の内端側に設けられた固定部を止着軸部の内端側に設けられた被固定部に固設する構成を採用しているため、所要間隔を隔てて略平行する止着軸部と回り止め軸部を、従来のような横幅の大きい台座片を用いることなく構成でき、従って、止着部分を横幅の小さいものとなし得る。かかることから本考案によるときは、パッド取付具を、細身の眼鏡フレームに対しても、レンズ保持枠部の幅の範囲に納まるように体裁よく止着できる。
台座片を具える従来のパッド取付具によるときは、このような細身の眼鏡フレームにパッド取付具を止着したときに、図20に示すように、台座片がレンズ保持枠部の縁部から突出してしまう不具合が生じたのであるが、本考案によるときは、かかる不具合を発生させることなくパッド取付具を体裁よく止着できるのである。
台座片を具える従来のパッド取付具によるときは、このような細身の眼鏡フレームにパッド取付具を止着したときに、図20に示すように、台座片がレンズ保持枠部の縁部から突出してしまう不具合が生じたのであるが、本考案によるときは、かかる不具合を発生させることなくパッド取付具を体裁よく止着できるのである。
(3) 又本考案に係るパッド取付具は、止着軸部を含むアーム片の全体が金属線材を屈曲して一連に形成されているため、眼鏡フレームにパッド取付具を止着して後に、取付け部に取り付けられたパッドの調整に際してアーム片を屈曲させたときも、該アーム片が止着軸部の内端側で折損する恐れなく該パッドの調整を確実に行うことができる。
図1において、本考案に係る眼鏡用パッド取付具(以下パッド取付具という)1は、金属線材を屈曲して形成されたアーム片2に、該金属線材と略同径の金属線材を用いて形成された回り止め片3を固設してなり、例えば図2〜3に示すように、アセテート等の合成樹脂製の眼鏡フレーム5の環状のレンズ保持枠部6の内側枠部7の背面9に止着されるもので、該眼鏡フレーム5に、図3に示すようにパッド10を取り付けるために用いられるものである。
該アーム片2は、βチタン等のチタンや洋白、モネル等の、眼鏡素材として一般に使用されている金属の丸線材(例えば直径が1.2mm)を屈曲して形成されており、その一端部分が、直線状の止着軸部11とされると共に、その他端には、前記パッド10の取付け部12が設けられている。
より具体的には、前記止着軸部11を含む略水平な直線状の部分13の前端に水平のU字状屈曲部15が連設されており、該U字状屈曲部15の前端で、垂下片部16が下向きに連設されている。そして該垂下片部16の下端が、前記パッド10の取付け部12としての箱状取付け部12aの上面20にロウ付されている。前記止着軸部11は、図2〜4に示すように、前記内側枠部7の背面の上下に設けられた止着孔21,22の内の上の止着孔21に押し込まれて前記眼鏡フレーム5に埋設されるものである。そして前記箱状取付け部12aは、図4に示すように、前記パッド10の裏面で突設された連結突部23を遊嵌させ得る収容凹所24を具えた立方体箱状を呈し、その対向側面部25,26には、前記連結突部23に設けられた通孔27と位置合わせしてビス29を取り付けるためのネジ孔30,31が設けられている。
又前記回り止め片3は、図1〜3に示すように、前記下の止着孔22に押し込まれて前記眼鏡フレーム5に埋設される直線状の回り止め軸部32を、前記止着軸部11の下側に所要間隔を隔てて(例えば3mm程度の間隔を隔てて)、該止着軸部11と略平行する如く有しており、該回り止め軸部32の内端側に設けられた固定部33が前記止着軸部11の内端側に設けられた被固定部35に、例えばロウ付により固設されている。
該回り止め片3は、本実施例においては図1〜2に示すように、前記回り止め軸部32の内端に、上方に屈曲する屈曲片36を連設してなるL字状を呈しており、該屈曲片36の上端としての前記固定部33が前記被固定部35の下面37に例えばロウ付により固設されている。なお該固定部33は、ロウ付面積をより大きく確保して固設強度を向上させるために、図2に示すように、前記止着軸部11の内方に向けて若干屈曲させるのがよい。そして前記止着軸部11と前記回り止め軸部32の夫々の中間部分が左右側から押し潰されて、係合凹部39,39が形成されている。
図2〜3、図5は、かかる構成を有するパッド取付具1を前記眼鏡フレーム5に止着した状態を示すものである。この止着は、例えば図4〜5に示すように、眼鏡フレーム5の前記内側枠部7の背面の上下に設けた前記止着孔21,22に前記止着軸部11と回り止め軸部32を押し込むことにより、該止着軸部11と回り止め軸部32を眼鏡フレーム5に埋設して行う。なお、前記上下の止着孔21,22は、前記丸線材の直径が1.2mmであることに鑑み、これよりも若干小径の1.18mmとしている。このように押し込むことにより、前記止着孔21,22の内周面部分の樹脂が前記係合凹部39,39に食い込み、該止着軸部11及び回り止め軸部32が確実に抜け止めされ、且つ該回り止め片3による回り止め作用によって、止着されたアーム片2の回り止めが確実に図られるのである。
前記構成のパッド取付具1を止着できる眼鏡フレーム5は、前記上下の止着孔21,22を所要に形成できるものでありさえすれば、レンズ保持枠部6がより細身のものであってもよい。図6は、図3、図5に示す眼鏡フレーム5よりも細身のレンズ保持枠部6を具える眼鏡フレーム5にパッド取付具1を止着した状態を示すものである。
特に本実施例においては、図1に示すように、前記回り止め軸部32が前記止着軸部11の下側に配置されているため、図5〜6に示すように、眼鏡を背面側から見たときに、前記屈曲片36が前記垂下片部16やパッド10に隠された状態になったり、これらと略重なった状態になって、目立ちにくい。
このようにして眼鏡フレーム5にパッド取付具1を止着した後、前記箱状取付け部12aにパッド10を取り付ける。この取り付けは、該パッド10に突設された前記連結突部23を該箱状取付け部12aの収容凹所24に遊嵌して後、該連結突部23に設けられた前記通孔27と前記ネジ孔30,31にビス29を挿通し螺締して行う。その後、前記アーム片2の中間部分を適宜屈曲してパッド10の調整を行うのであるが、該アーム片2の全体が金属線材を屈曲して形成されていて前記止着軸部11がロウ付されたものではないため、アーム片2の折損を招くことなくパッドの調整を確実に行うことができる。
本考案は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図7に示すパッド取付具1は、回り止め片3を構成する回り止め軸部32が、前記止着軸部11の上側に所要間隔を隔てて配置されており、該回り止め軸部32の内端側に設けられた固定部33が、前記止着軸部11の内端側に設けられた被固定部35の上面40に固設されている。該回り止め片3は、本実施例においては、前記回り止め軸部32の内端に、下方に延長する屈曲片41を連設してなるL字状を呈しており、該屈曲片41の下端としての前記固定部33が前記止着軸部11の内方に向けて屈曲され、該屈曲した固定部33が前記被固定部35の上面にロウ付等の手段で固設されることにより、止着軸部11と回り止め軸部32とが略平行する如く設けられている。
図8は、かかる構成を有するパッド取付具1を眼鏡フレーム5のレンズ保持枠部6に止着した状態を示すものである。該レンズ保持枠部6は、本実施例においては、その内側枠部7の下側部分42が上側部分43よりも細く形成されている。このような場合は、回り止め軸部32が止着軸部11の下側に設けられた前記パッド取付具1を眼鏡フレームに固定しようとしても、前記細い下側部分42に、下の止着孔22を形成できないか形成しにくい。そのため、このような場合は、回り止め軸部32が止着軸部11の上側に設けられた前記パッド取付具1が好都合なのである。
図8は、かかる構成を有するパッド取付具1を眼鏡フレーム5のレンズ保持枠部6に止着した状態を示すものである。該レンズ保持枠部6は、本実施例においては、その内側枠部7の下側部分42が上側部分43よりも細く形成されている。このような場合は、回り止め軸部32が止着軸部11の下側に設けられた前記パッド取付具1を眼鏡フレームに固定しようとしても、前記細い下側部分42に、下の止着孔22を形成できないか形成しにくい。そのため、このような場合は、回り止め軸部32が止着軸部11の上側に設けられた前記パッド取付具1が好都合なのである。
(2) 図9は、本考案に係るパッド取付具1のその他の実施例を示すものであり、前記アーム片2の一端寄り部位において、下方に屈曲する下屈曲部45を形成すると共に、該下屈曲部45の下端で、直線状を呈する止着軸部11を屈曲形成した構成を有している。そして前記回り止め片3は、直線状の回り止め軸部32を以って構成され、該回り止め軸部32の内端側に設けられた固定部33が前記下屈曲部45の上端としての被固定部35にロウ付により固設されることにより、止着軸部11と回り止め軸部32が略平行する如く設けられている。
(3) 図10は、本考案に係るパッド取付具1のその他の実施例を示すものであり、前記アーム片2の一端寄り部位において、上方に屈曲する上屈曲部46を形成すると共に、該上屈曲部46の上端で、直線状を呈する止着軸部11を屈曲形成した構成を有している。そして前記回り止め片3は、直線状の回り止め軸部32を以って構成され、該回り止め軸部32の内端側に設けられた固定部33が前記上屈曲部46の下端としての被固定部35にロウ付により固設されることにより、止着軸部11と回り止め軸部32が略平行する如く設けられている。
(4) 図11は、本考案に係るパッド取付具1のその他の実施例を示すものであり、前記アーム片2の一端寄り部位において、下方に屈曲する下屈曲部47を形成すると共に、該下屈曲部47の下端で、直線状を呈する止着軸部11を屈曲形成した構成を有している。そして前記回り止め片3は、直線状の回り止め軸部32の内端に、下方に屈曲する屈曲片48を連設してなるL字状を呈しており、該屈曲片48の下端としての前記固定部33が前記被固定部35の上面49にロウ付により固設されることによって、止着軸部11と回り止め軸部32とが略平行する如く設けられている。
(5) 図12は、本考案に係るパッド取付具1のその他の実施例を示すものであり、前記アーム片2の一端寄り部位において、上方に屈曲する上屈曲部50を形成すると共に、該上屈曲部50の上端で、直線状を呈する止着軸部11を屈曲形成した構成を有している。そして前記回り止め片3は、直線状の回り止め軸部32の内端に、上方に屈曲する屈曲片51を連設してなるL字状を呈しており、該屈曲片51の上端としての前記固定部33が前記被固定部35の下面52にロウ付により固設されることによって、止着軸部11と回り止め軸部32とが略平行する如く設けられている。
(6) 前記止着軸部11と所要間隔を隔てて略平行する如く設けられる前記回り止め軸部32は、前記したように止着軸部11の上側又は下側に設けられることの他、斜め下方や斜め上方に所要間隔を隔てて略平行する如く設けられることもある。
(7) 前記アーム片2は、その一端部分が止着軸部11とされると共に、その他端にパッド10の取付け部17が設けられるものであれば、該止着軸部11と取付け部17との間の部分は、例えば図13に示すように、前記止着軸部11の内端又は該止着軸部11を含む直線状の部分の内端で、垂下状態又は斜め下方に向けて屈曲する立下がり片部53を連設してなるL字状を呈する如く構成されることもある。その他、上に凸のU字状等の屈曲部分を有する如く形成してもよい。又前記取付け部17の形態は、前記した箱状取付け部としての他、パッドを取り付けるのに適した各種形態に構成され得る。
(8) 本考案に係るパッド取付具1が止着される眼鏡フレーム5は、図3に示すような環状のレンズ保持枠部を具えるものとして構成されることの他、図14に示すような、コード55でレンズ56を保持する所謂縁無し眼鏡フレームとしても構成され得る。
(9) 前記止着軸部11や回り止め軸部32を前記止着孔21,22に押し込む際、これらを加熱状態にして押し込むこともある。
(10)前記回り止め軸部32の内端側に設けられた固定部33を前記止着軸部11の内端側に設けられた被固定部35に固設する手段は、前記ロウ付手段によることの他、高周波溶着や超音波溶着等の溶着手段によってもよい。
1 パッド取付具
2 アーム片
3 回り止め片
5 眼鏡フレーム
6 レンズ保持枠部
7 内側枠部
10 パッド
11 止着軸部
21 止着孔
22 止着孔
32 回り止め軸部
33 固定部
35 被固定部
36 屈曲片
41 屈曲片
2 アーム片
3 回り止め片
5 眼鏡フレーム
6 レンズ保持枠部
7 内側枠部
10 パッド
11 止着軸部
21 止着孔
22 止着孔
32 回り止め軸部
33 固定部
35 被固定部
36 屈曲片
41 屈曲片
Claims (6)
- 金属線材を屈曲して形成されたアーム片と、該金属線材と略同径の金属線材を用いて形成された回り止め片とを具え、該アーム片は、一端部分が、眼鏡フレームに埋設される直線状の止着軸部とされると共に、他端にはパッドの取付け部が設けられており、又前記回り止め片は、前記眼鏡フレームに埋設される直線状の回り止め軸部を、前記止着軸部と所要間隔を隔てて略平行する如く有し、該回り止め軸部の内端側に設けられた固定部が前記止着軸部の内端側に設けられた被固定部に固設されていることを特徴とする眼鏡用パッド取付具。
- 金属線材を屈曲して形成されたアーム片と、該金属線材と略同径の金属線材を用いて形成された回り止め片とを具え、該アーム片は、一端部分が、眼鏡フレームに埋設される直線状の止着軸部とされると共に、他端にはパッドの取付け部が設けられており、又前記回り止め片は、前記眼鏡フレームに埋設される直線状の回り止め軸部を、前記止着軸部と所要間隔を隔てて略平行する如く有し、該回り止め軸部の内端側に設けられた固定部が前記止着軸部の内端側に設けられた被固定部にロウ付されていることを特徴とする眼鏡用パッド取付具。
- 前記回り止め軸部が、前記止着軸部の下側に所要間隔を隔てて位置し、該回り止め軸部の内端側に設けられた前記固定部が、前記止着軸部の内端側に設けられた前記被固定部の下面に固設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡用パッド取付具。
- 前記回り止め軸部が、前記止着軸部の上側に所要間隔を隔てて位置し、該回り止め軸部の内端側に設けられた前記固定部が、前記止着軸部の内端側に設けられた前記被固定部の上面に固設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡用パッド取付具。
- 前記回り止め片は、前記回り止め軸部の内端に、上方に屈曲する屈曲片を連設してなるL字状を呈しており、該屈曲片の上端としての前記固定部が前記被固定部の下面に固設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡用パッド取付具。
- 前記回り止め片は、前記回り止め軸部の内端に、下方に屈曲する屈曲片を連設してなるL字状を呈しており、該屈曲片の下端としての前記固定部が前記被固定部の上面に固設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡用パッド取付具。
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