JP2004530161A - 眼鏡および取付手段 - Google Patents
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Abstract
【課題】眼鏡は、2つのレンズを連結するブリッジとレンズに取り付けられ眼鏡のつるを支持する側面部品とを備える。レンズは、取付手段(1)により側面部品とブリッジとに連結されている。
【解決手段】本発明は、少なくとも1つの取付手段(1)が、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループ(2)を備え、ワイヤが付勢されて穴の壁面の軸方向に延びる溝に積極的に係合するようにプラグ(3)により固定されることを特徴とする。また、眼鏡レンズが眼鏡の側面部品と眼鏡のブリッジとに連結されてなる眼鏡用の取付手段(1)は、少なくとも1つの取付手段(1)が、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループ(2)を備え、ワイヤが付勢されて穴の壁面の軸方向に延びる溝に積極的に係合するようにプラグ(3)により固定されることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、少なくとも1つの取付手段(1)が、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループ(2)を備え、ワイヤが付勢されて穴の壁面の軸方向に延びる溝に積極的に係合するようにプラグ(3)により固定されることを特徴とする。また、眼鏡レンズが眼鏡の側面部品と眼鏡のブリッジとに連結されてなる眼鏡用の取付手段(1)は、少なくとも1つの取付手段(1)が、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループ(2)を備え、ワイヤが付勢されて穴の壁面の軸方向に延びる溝に積極的に係合するようにプラグ(3)により固定されることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡および取付手段に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、眼鏡レンズおよび眼鏡の取付部品は、ねじ、ねじスリーブ、又はナット付きのねじピンにより併せて連結されている。これらは、通常、2つの穴に固定されたり或いはレンズ周辺の切欠きにピンを挿入させたりすることで回転しないように構成されている。特に多用される方法としては、レンズ内の楕円形穴にU字状に折り曲げたワイヤを挿入する方法がある。
【0003】
具体的には、複数組の保持ピンを備える眼鏡用のレンズホルダーが開示されている(例えば、特許文献1参照)。これら保持ピンの各々は、眼鏡レンズの対応する穴に係合し、眼鏡の取付部により支持されている。また、複数の保持ピンは、U字状のワイヤブラケットの独立した複数のリムから構成される。そして、ワイヤブラケットは、取付部に併せて取り付けられた2つのリムを連結する横桟の一部を有している。
【0004】
また、2つのレンズを連結するブリッジとピン状取付部品をそれぞれ有する複数のブラケットとを備えた穿孔を有する眼鏡の取り付けが開示されている(例えば、特許文献2参照)。ピン状取付部品は、それぞれ翼状の取付領域を有し、眼鏡レンズは、レンズの末端から所定の距離離れた位置にある対応する溝状(ビーズ形状)の切欠きを有し、幅広な取付領域に対して張力が無く耐回転性で形状嵌合する係合が得られる。
【特許文献1】
欧州特許出願公開第0561763号明細書
【特許文献2】
欧州特許出願公開第1024390号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術で公知な取付手段の多くは、レンズに対して比較的困難な機械加工を必要とする。さらに、例えば、楕円形の穴にワイヤのループを挿入しただけなどの取付手段では、固定が十分でない。
【0006】
そこで、本発明は、極めて小さなサイズの取付手段でありながらレンズの強固な取り付けを保証する眼鏡を提供することを目的とする。本発明によれば、上記目的は、請求項1に示した特徴により達成される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、次のような本発明により達成される。すなわち、本発明は、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループを有する少なくとも1つの取付手段を備え、この取付手段は、ワイヤが付勢されて穴の壁面の軸方向に延びる溝に積極的に係合するようにプラグにより固定されることを特徴とする。
【0008】
プラグは、合成材料からなるプラグであることが好ましく、必要であれば追加的に接着剤で固定されていても良い。
【0009】
ここで用いる接着剤としては、放射線により活性化する接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ホットメルト型接着剤、又は熱可塑性合成材料のいずれかが挙げられる。
【0010】
さらに、本発明の目的は、極めて小さなサイズの取付手段でありながらレンズの強固な取り付けを保証する取付手段を提供することである。本発明によれば、上記目的は、請求項1に示した特徴により達成される。
【発明の効果】
【0011】
上記目的は、次のような本発明により達成される。すなわち、本発明は、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループを有する少なくとも1つの取付手段を備え、この取付手段は、ワイヤが付勢されて穴の壁面に設けた軸方向に延びる溝に積極的に係合するようにプラグにより固定されることを特徴とする。
【0012】
プラグは、合成材料からなるプラグであることが好ましく、必要であれば追加的に接着剤で固定されていても良い。
【0013】
ここで用いる接着剤としては、放射線により活性化する接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ホットメルト型接着剤、又は熱可塑性合成材料のいずれかが挙げられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0015】
取付部品1は、薄いワイヤからなるループ2がレンズ縁の近傍にある特定形状の穴に嵌入するように設計されており、プラグ3の挿入により、滑動しないように留められ、所定位置に半永久的に固定される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】ループ状のワイヤを積極的な係合状態で部分的に収納する溝を有した穴を示す図で、(a)は拡大断面図、(b)は(a)のI−I線上の断面図である。
【図2】ループ状のワイヤを積極的な係合状態で完全に収納する溝を有した穴を示す図で、(a)は拡大断面図、(b)は(a)のII−II線上の断面図である。
【符号の説明】
【0017】
1 取付部品
2 ループ
3 プラグ
【0001】
本発明は、眼鏡および取付手段に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、眼鏡レンズおよび眼鏡の取付部品は、ねじ、ねじスリーブ、又はナット付きのねじピンにより併せて連結されている。これらは、通常、2つの穴に固定されたり或いはレンズ周辺の切欠きにピンを挿入させたりすることで回転しないように構成されている。特に多用される方法としては、レンズ内の楕円形穴にU字状に折り曲げたワイヤを挿入する方法がある。
【0003】
具体的には、複数組の保持ピンを備える眼鏡用のレンズホルダーが開示されている(例えば、特許文献1参照)。これら保持ピンの各々は、眼鏡レンズの対応する穴に係合し、眼鏡の取付部により支持されている。また、複数の保持ピンは、U字状のワイヤブラケットの独立した複数のリムから構成される。そして、ワイヤブラケットは、取付部に併せて取り付けられた2つのリムを連結する横桟の一部を有している。
【0004】
また、2つのレンズを連結するブリッジとピン状取付部品をそれぞれ有する複数のブラケットとを備えた穿孔を有する眼鏡の取り付けが開示されている(例えば、特許文献2参照)。ピン状取付部品は、それぞれ翼状の取付領域を有し、眼鏡レンズは、レンズの末端から所定の距離離れた位置にある対応する溝状(ビーズ形状)の切欠きを有し、幅広な取付領域に対して張力が無く耐回転性で形状嵌合する係合が得られる。
【特許文献1】
欧州特許出願公開第0561763号明細書
【特許文献2】
欧州特許出願公開第1024390号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術で公知な取付手段の多くは、レンズに対して比較的困難な機械加工を必要とする。さらに、例えば、楕円形の穴にワイヤのループを挿入しただけなどの取付手段では、固定が十分でない。
【0006】
そこで、本発明は、極めて小さなサイズの取付手段でありながらレンズの強固な取り付けを保証する眼鏡を提供することを目的とする。本発明によれば、上記目的は、請求項1に示した特徴により達成される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、次のような本発明により達成される。すなわち、本発明は、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループを有する少なくとも1つの取付手段を備え、この取付手段は、ワイヤが付勢されて穴の壁面の軸方向に延びる溝に積極的に係合するようにプラグにより固定されることを特徴とする。
【0008】
プラグは、合成材料からなるプラグであることが好ましく、必要であれば追加的に接着剤で固定されていても良い。
【0009】
ここで用いる接着剤としては、放射線により活性化する接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ホットメルト型接着剤、又は熱可塑性合成材料のいずれかが挙げられる。
【0010】
さらに、本発明の目的は、極めて小さなサイズの取付手段でありながらレンズの強固な取り付けを保証する取付手段を提供することである。本発明によれば、上記目的は、請求項1に示した特徴により達成される。
【発明の効果】
【0011】
上記目的は、次のような本発明により達成される。すなわち、本発明は、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループを有する少なくとも1つの取付手段を備え、この取付手段は、ワイヤが付勢されて穴の壁面に設けた軸方向に延びる溝に積極的に係合するようにプラグにより固定されることを特徴とする。
【0012】
プラグは、合成材料からなるプラグであることが好ましく、必要であれば追加的に接着剤で固定されていても良い。
【0013】
ここで用いる接着剤としては、放射線により活性化する接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ホットメルト型接着剤、又は熱可塑性合成材料のいずれかが挙げられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0015】
取付部品1は、薄いワイヤからなるループ2がレンズ縁の近傍にある特定形状の穴に嵌入するように設計されており、プラグ3の挿入により、滑動しないように留められ、所定位置に半永久的に固定される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】ループ状のワイヤを積極的な係合状態で部分的に収納する溝を有した穴を示す図で、(a)は拡大断面図、(b)は(a)のI−I線上の断面図である。
【図2】ループ状のワイヤを積極的な係合状態で完全に収納する溝を有した穴を示す図で、(a)は拡大断面図、(b)は(a)のII−II線上の断面図である。
【符号の説明】
【0017】
1 取付部品
2 ループ
3 プラグ
Claims (8)
- 2つのレンズを連結するブリッジと該レンズに取り付けられ眼鏡のつるを支持する側面部品とを備える眼鏡であって、前記レンズは、取付手段(1)により前記側面部品と前記ブリッジとに連結されている眼鏡において、
少なくとも1つの取付手段(1)は、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループ(2)を備え、前記ワイヤが付勢されて前記穴の壁面の軸方向に延びる溝に積極的に係合するように、プラグ(3)により固定されることを特徴とする眼鏡。 - 前記プラグ(3)は、合成材料からなるプラグであることを特徴とする請求項1記載の眼鏡。
- 前記プラグ(3)は、接着剤で固定されることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡。
- 前記接着剤は、放射線により活性化する接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ホットメルト型接着剤、又は熱可塑性合成材料であることを特徴とする請求項3記載の眼鏡。
- 眼鏡レンズが眼鏡の側面部品と眼鏡のブリッジとに連結されてなる眼鏡用の取付手段(1)において、
少なくとも1つの取付手段(1)は、レンズ内の穴に挿入されるU字状のワイヤループ(2)を備え、前記ワイヤが付勢されて前記穴の壁面の軸方向に延びる溝に積極的に係合するように、プラグ(3)により固定されることを特徴とする取付手段。 - 前記プラグ(3)は、合成材料からなるプラグであることを特徴とする請求項5記載の眼鏡。
- 前記プラグ(3)は、接着剤で固定されることを特徴とする請求項5又は6記載の眼鏡。
- 前記接着剤は、放射線により活性化する接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ホットメルト型接着剤、又は熱可塑性合成材料であることを特徴とする請求項3記載の眼鏡。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10124966 | 2001-05-21 | ||
PCT/DE2002/001764 WO2002095482A2 (de) | 2001-05-21 | 2002-05-16 | Brille und befestigungseinrichtung |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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US (1) | US7073903B2 (ja) |
EP (1) | EP1390800A2 (ja) |
JP (1) | JP2004530161A (ja) |
WO (1) | WO2002095482A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101280098B1 (ko) * | 2008-04-22 | 2013-06-28 | 호야 가부시키가이샤 | 안경렌즈의 유지구조, 안경 및 안경의 제조방법 |
Families Citing this family (9)
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FR2862390B1 (fr) | 2004-08-19 | 2006-04-28 | Minima | Lunettes de type sans entourage, a branches filaires deformables en flexion sans articulation |
US8322849B2 (en) * | 2005-10-06 | 2012-12-04 | Beta Frames Llc | Eyeglasses |
FR2900245B1 (fr) * | 2006-04-20 | 2008-06-20 | Minima Soc Par Actions Simplif | Lunettes de type sans entourage a branches laterales de structure essentiellement filaire. |
FR2923029B1 (fr) * | 2007-10-26 | 2009-11-20 | Minima | Lunettes de type sans entourage a branches filaires |
EP2342598A4 (en) | 2008-10-03 | 2014-01-22 | Beta Group Llc | SPECTACLE FRAME |
US8622541B2 (en) | 2011-09-12 | 2014-01-07 | Robert B. Zider | Eyeglass frames |
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US11852897B2 (en) | 2018-10-10 | 2023-12-26 | Michael Toulch | Eyeglasses and assembly including a component mounted to a lens |
Family Cites Families (6)
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---|---|---|---|---|
US5073020A (en) * | 1988-12-19 | 1991-12-17 | Paul Jorn Lindberg | Eyeglasses having oblong receiving means |
EP0561763A1 (de) | 1992-03-16 | 1993-09-22 | SILHOUETTE INTERNATIONAL GESELLSCHAFT m.b.H. | Glashalterung für eine Brille |
US5684559A (en) * | 1996-01-31 | 1997-11-04 | Lin; Haan-Yeou | Lens positioning device for spectacles |
US6024445A (en) * | 1998-11-04 | 2000-02-15 | Microvision Optical, Inc. | Single point attachment of bridge and temples to eyeglass lenses |
AU1265699A (en) * | 1998-11-17 | 2000-06-05 | Goldsworth - Comercio E Marketting Lda. | Frame for eyeglasses |
US6447117B1 (en) * | 2001-03-12 | 2002-09-10 | Rene Estrada | Eyeglass lens mounting system |
-
2002
- 2002-05-16 EP EP02742754A patent/EP1390800A2/de not_active Withdrawn
- 2002-05-16 US US10/478,326 patent/US7073903B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-05-16 WO PCT/DE2002/001764 patent/WO2002095482A2/de active Application Filing
- 2002-05-16 JP JP2002591893A patent/JP2004530161A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101280098B1 (ko) * | 2008-04-22 | 2013-06-28 | 호야 가부시키가이샤 | 안경렌즈의 유지구조, 안경 및 안경의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7073903B2 (en) | 2006-07-11 |
WO2002095482A2 (de) | 2002-11-28 |
WO2002095482A3 (de) | 2003-07-17 |
EP1390800A2 (de) | 2004-02-25 |
US20060082722A1 (en) | 2006-04-20 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050216 |
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A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20050419 |