JP2007334219A - 眼鏡 - Google Patents

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武彦 吉田
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Abstract

【課題】一般ユーザであっても前枠の取り替えを容易に行え、TPOに応じた外観に容易に変更可能な眼鏡を提供する。
【解決手段】左右のレンズ31及び該左右のレンズ31を保持するリム部32を具備する前枠3と、左右のテンプル4と、該左右のテンプル4に連結され、前記前枠3が着脱自在に前面に取り付けられる細長部材2とを備えた眼鏡1であって、前記前枠3は、後方に突出し、側方に切欠部331が形成された突起部33を具備し、前記細長部材2には、鼻パッド25がそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングス24が設けられ、前記左右のクリングス24が、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングス24が互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部33の切欠部331に対して弾性的に係合することで、前記前枠3が前記細長部材2の前面に取り付けられることを特徴とする眼鏡1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、TPO(時(Time)、場所(Place)、場合(Occasion))に応じて外観の変更が可能な眼鏡に関する。
近年の眼鏡に対するファッション性、デザイン性等の装飾性重視の傾向により、前枠、テンプル等の部品に様々な装飾性を施した眼鏡が商品化されている。前枠は、左右のレンズ及びそれを保持するリム等から構成され、眼鏡の前面を占め、眼鏡の中で最も目立つ部分である。そのため、近年では、TPOに応じて前枠を取り替えることができる眼鏡に対する要望が高まっている。例えば、前枠を取り替えることができる眼鏡として、前枠が磁着によって着脱自在に取り付けられる眼鏡が提案されている。
しかし、前枠が磁着によって着脱自在に取り付けられる構成とするためには、眼鏡に磁石を設ける必要があるため、眼鏡が高価になったり、眼鏡の重量が増加したり、眼鏡のデザイン性が損ねられたりするという問題がある。
本発明は、前枠が着脱自在な眼鏡であって、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れた眼鏡を提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本発明は、第1の手段として、左右のレンズ及び該左右のレンズを保持するリム部を具備する前枠と、左右のテンプルと、該左右のテンプルに連結され、前記前枠が着脱自在に前面に取り付けられる細長部材とを備えた眼鏡であって、前記前枠は、後方に突出し、側方に切欠部が形成された突起部を具備し、前記細長部材には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられ、前記左右のクリングスが、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングスが互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部の切欠部に対して弾性的に係合することで、前記前枠が前記細長部材の前面に取り付けられることを特徴とする眼鏡を提供する。
第1の手段として提供される眼鏡によれば、前枠は、後方に突出し、切欠部が形成された突起部を具備している。一方、前枠が前面に取り付けられる細長部材には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられている。左右のクリングスは、互いに左右反対方向に弾性変形し、それぞれ突起部の切欠部に対して弾性的に係合する。つまり、弾性変形によって生じるクリングスの付勢力が切欠部に作用する状態で係合する。このように、左右反対方向に弾性変形した左右のクリングスが弾性的に切欠部に係合することで、前枠は、左右のクリングスの弾性変形による左右反対方向の付勢力が釣り合う位置にて静止する。さらに、突起部の側方に形成された切欠部にクリングスが係合することで、クリングスに対して突起部、ひいては前枠の前後方向の移動が阻止される。このような突起部とクリングスとの係合によって、前枠は、細長部材に取り付けられる。さらに、突起部は後方に突出しており、当該突起部を細長部材のクリングスと係合させると、前枠を細長部材の前面に取り付けることができる。このように、テンプルと連結された細長部材の前面に左右のレンズを具備する前枠を取り付けると、これらを眼鏡として使用することができる。
また、左右のクリングスを切欠部と係合している状態からさらに弾性変形させて、切欠部と左右のクリングスとの係合を解除すれば、前枠を細長部材から取り外すことができる。
以上のように、本発明の眼鏡は、切欠部とクリングスとの係合によって、前枠が着脱自在に取り付けられる構成とされている。よって、本発明の眼鏡は、磁石を設けなくても、前枠を着脱自在に取り付けることができる構成とされているので、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れる。
また、前記課題を解決するべく、本発明は、第2の手段として、左右のレンズ及び該左右のレンズを保持するリム部を具備する前枠と、左右のテンプルと、該左右のテンプルに連結され、前記前枠が着脱自在に後面に取り付けられる細長部材とを備えた眼鏡であって、前記前枠は、前方に突出し、側方に切欠部が形成された突起部を具備し、前記細長部材には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられ、前記左右のクリングスが、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングスが互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部の切欠部に対して弾性的に係合することで、前記前枠が前記細長部材の後面に取り付けられることを特徴とする眼鏡を提供する。
第2の手段として提供される眼鏡は、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、突起部の切欠部とクリングスとを係合させることで、前枠を細長部材に取り付けることが可能な構成とされている。但し、第1の手段として提供される眼鏡と異なり、第2の手段として提供される眼鏡においては、前枠に設けられている突起部が前方に突出しているため、前枠を細長部材の後面に取り付けることが可能な構成とされている。また、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、左右のクリングスを切欠部と係合している状態からさらに弾性変形させて、切欠部と左右のクリングスとの係合を解除すれば、前枠を細長部材から取り外すことができる。よって、第2の手段として提供される眼鏡は、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、磁石を設けなくても、前枠を着脱自在に取り付けることができる構成とされているので、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れる。
第1の手段及び第2の手段として提供される眼鏡において、好ましくは、前記細長部材は、前後方向に延びる貫通孔を具備し、前記切欠部は、前記突起部が前記貫通孔に挿通された状態において、前記貫通孔外に露出する位置に形成されており、前記左右のクリングスは、前記貫通孔に前記突起部が挿通された状態の前記切欠部に対して弾性的に係合する構成とされる。
かかる好ましい構成によれば、細長部材が前後方向に延びる貫通孔を具備し、突起部が貫通孔に挿通されるため、細長部材に対する突起部の上下左右方向の移動が阻止される。これにより、突起部、ひいては前枠の細長部材への取り付け状態を安定化させることができる。また、切欠部は、突起部が貫通孔に挿通された状態において、貫通孔外に露出する位置に形成されているため、突起部を貫通孔に挿通しても、クリングスと突起部との係合が阻害されることはない。
また、前記課題を解決するべく、本発明は、第3の手段として、左右のレンズ及び該左右のレンズを保持するリム部を具備する前枠と、左右のテンプルと、該左右のテンプルに連結され、前記前枠が着脱自在に前面に取り付けられる細長部材とを備えた眼鏡であって、前記細長部材は、前方に突出し、側方に切欠部が形成された突起部を具備し、前記前枠には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられ、前記左右のクリングスが、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングスが互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部の切欠部に対して弾性的に係合することで、前記前枠が前記細長部材の前面に取り付けられることを特徴とする眼鏡を提供する。
第3の手段として提供される眼鏡は、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、突起部の切欠部とクリングスとを係合させることで、前枠を細長部材に取り付けることが可能な構成とされている。但し、突起部が、前方に突出し、細長部材に設けられ、クリングスが、前枠に設けられている点は、第1の手段として提供される眼鏡と異なる。また、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、左右のクリングスを切欠部と係合している状態からさらに弾性変形させて、切欠部と左右のクリングスとの係合を解除すれば、前枠を細長部材から取り外すことができる。よって、第3の手段として提供される眼鏡は、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、磁石を設けなくても、前枠を着脱自在に取り付けることができる構成とされているので、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れる。
また、前記課題を解決するべく、本発明は、第4の手段として、左右のレンズ及び該左右のレンズを保持するリム部を具備する前枠と、左右のテンプルと、該左右のテンプルに連結され、前記前枠が着脱自在に後面に取り付けられる細長部材とを備えた眼鏡であって、前記細長部材は、後方に突出し、側方に切欠部が形成された突起部を具備し、前記前枠には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられ、前記左右のクリングスが、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングスが互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部の切欠部に対して弾性的に係合することで、前記前枠が前記細長部材の後面に取り付けられることを特徴とする眼鏡を提供する。
第4の手段として提供される眼鏡は、第3の手段として提供される眼鏡と同様に、突起部が、細長部材に設けられ、クリングスが、前枠に設けられている。但し、突起部は、後方に突出している点が、第3の手段として提供される眼鏡と異なる。このように第4の手段として提供される眼鏡においては、突起部が後方に突出しているため、第2の手段として提供される眼鏡と同様に、前枠を細長部材の後面に取り付けることが可能な構成とされている。また、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、左右のクリングスを切欠部と係合している状態からさらに弾性変形させて、切欠部と左右のクリングスとの係合を解除すれば、前枠を細長部材から取り外すことができる。よって、第4の手段として提供される眼鏡は、第1の手段として提供される眼鏡と同様に、磁石を設けなくても、前枠を着脱自在に取り付けることができる構成とされているので、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れる。
第3の手段及び第4の手段として提供される眼鏡においては、好ましくは、前記前枠は、前後方向に延びる貫通孔を具備し、前記切欠部は、前記突起部が前記貫通孔に挿通された状態において、前記貫通孔外に露出する位置に形成されており、前記左右のクリングスは、前記貫通孔に前記突起部が挿通された状態の前記切欠部に対して弾性的に係合する構成とされる。
かかる好ましい構成によれば、細長部材が前後方向に延びる貫通孔を具備し、突起部が貫通孔に挿通されるため、細長部材に対する突起部の上下左右方向の移動が阻止される。これにより、突起部ひいては前枠の細長部材への取り付け状態を安定化させることができる。また、切欠部は、突起部が貫通孔に挿通された状態において、貫通孔外に露出する位置に形成されているため、突起部を貫通孔に挿通しても、クリングスと突起部との係合が阻害されることはない。
本発明によれば、前枠が着脱自在であって、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れた眼鏡を提供することができる。
(実施形態1)
図1は、前枠が細長部材の前面に取り付けられた状態の本実施形態に係る眼鏡の外観図であり、図1(a)は眼鏡の平面図を示し、図1(b)は眼鏡の正面図を示し、図1(c)は眼鏡の背面図を示す。尚、図1(b)及び図1(c)においては、後述するテンプル及び丁番構造は図示を省略している。図1に示すように、本実施形態に係る眼鏡1は、左右のレンズ31と、該左右のレンズ31を保持するリム部32とを具備する前枠3と、テンプル4と、該左右のテンプル4に連結され、前枠3が着脱自在に前面に取り付けられる細長部材2とを備えている。
図2は、細長部材2及びテンプル4の外観図であり、図2(a)は平面図を示し、図2(b)は正面図を示し、(c)は背面図を示し、図2(d)は、細長部材2の左の貫通孔(後述する)近傍の拡大背面図を示す。尚、図2(b)及び図2(c)においては、テンプル4及び丁番構造23の図示を省略している。図2に示すように、細長部材2は、長手方向が左右方向に向けられており、左右方向中央部は、眼鏡1のユーザの鼻の形状に対応して前方に突出するブリッジ部221が形成されている。かかる細長部材2には、丁番構造23と、左右のクリングス24と、鼻パッド25と、貫通孔26とが設けられている。
丁番構造23は、細長部材2の左右方向両端部に設けられている。左右それぞれの丁番構造23は、左右それぞれのテンプル4の前端部が回動自在に連結され、左右それぞれのテンプル4を細長部材2に対して回動自在としている。
図2(b)に示すように、左右のクリングス24は、中間部242が屈曲した略L字状に形成されている。左右のクリングス24は、基端部241が細長部材2の後面中央部にろう付け等により取り付けられている。左のクリングス24は、基端部241に対して中間部242が略水平方向右側に位置し、中間部242に対して先端部243が下方に位置している。右のクリングス24は、基端部241に対して中間部242が略水平方向左側に位置し、中間部242に対して先端部243が下方に位置している。左右のクリングス24は、弾性を有し、中間部242における屈曲角が大きくなる方向に弾性変形すると、当該屈曲角を小さくする方向に付勢力が作用する。即ち、図2(c)に示すように、左のクリングス24の中間部242から先端部243の間の部分(以下、係合部244という)が右(矢印R)方向に移動するように弾性変形させると、左のクリングス24には、係合部244を左(矢印L)方向に付勢する付勢力が作用する。同様に、右のクリングス24の係合部244が左(矢印L)方向に移動するように弾性変形させると、右のクリングス24には、係合部244を右(矢印R)方向に付勢する付勢力が作用する。また、左右のクリングス24は、中間部242における屈曲角が小さくなる方向に弾性変形すると、当該屈曲角を大きくする方向の付勢力が作用する。このような左右のクリングス24の先端部243には、鼻パッド25が取り付けられている。
貫通孔26は、細長部材2を前後方向に貫通する前後方向に延びる孔である。図2(a)〜(c)に示すように、貫通孔26は、細長部材2の左右の2箇所に形成されている。本実施形態では、図2(d)に示すように、左の貫通孔26は、左のクリングス24が弾性変形していないときにおいて、左のクリングス24の係合部244と前後方向に重なる位置に形成されている。同様に、図示していないが、右の貫通孔26は、右のクリングス24が弾性変形していないときにおいて、右のクリングス24の係合部244と前後方向に重なる位置に形成されている。
図3は前枠3の外観図であり、図3(a)は前枠3の平面図を示し、図3(b)は前枠3の正面図を示す。図3に示すように、前枠3は、左右のレンズ31と、リム部32と、突起部33とを備えている。
左右のレンズ31には、例えば、度付きレンズ、サングラスレンズ、又は度付きサングラスレンズ等を使用でき、左右のレンズ31に使用されるレンズの種類は、特に限定されるものでない。
リム部32は、左右方向に向けられた細長状に形成されており、左右両側において、左右のレンズ31の上端部が取り付けられている。また、リム部32の左右方向中央部は、細長部材2のブリッジ部221に対応して前方に突出するブリッジ部321が形成されている。
突起部33は、リム部32の後面から後方に突出するように形成されている。かかる突起部33は、リム部32の後面中央に左右方向に配列されるように2つ形成されている。各突起部33は、略円柱状に形成されており、軸方向が前後方向に向けられている。突起部33の径は、細長部材2の貫通孔26に挿通できるような大きさとされている。2つの突起部33の間隔は、貫通孔26の間隔と同一とされている。
また、各突起部33の側方には、切欠部331が形成されている。本実施形態においては、各突起部33の前枠3の中央側の側方に切欠部331が形成されている。即ち、左の突起部33においては、切欠部331は突起部33の右側面に形成され、右の突起部33においては、切欠部331は突起部33の左側面に形成されている。尚、切欠部331は、突起部33の側方に形成されていればよく、例えば、突起部33の周方向全体に形成されていてもよい。切欠部331の大きさは、少なくともクリングス24の係合部244がはまり込んで、切欠部331と係合部244とが係合できる大きさである限りにおいて、限定されるものでない。
また、切欠部331は、突起部33が貫通孔26に挿通された状態において、貫通孔26外に露出する位置に形成されている。本実施形態では、切欠部331は、前端部(リム部32側)から、細長部材2の前後方向の長さ(貫通孔26の長さ)以上後端部側(リム部32と反対側)に離れた位置に形成されている。このような位置に切欠部331が形成されると、突起部33の切欠部331よりも前端部側が貫通孔26に挿通されているとき、切欠部331を貫通孔26外に露出させることができる。
以上に説明した構成の眼鏡1において、前枠3を細長部材2の前面に取り付ける方法について説明する。図4は、この取り付け方法を説明するための図である。まず、図4(a)に示すように、左右のクリングス24の係合部244又は鼻パッド25を指等でつまみ、左右のクリングス24の中間部242における屈曲角が大きくなるように左右のクリングス24を弾性変形させて、左右のクリングス24の係合部244を左右の貫通孔26の間に移動させる。即ち、左のクリングス24の係合部244を右側に移動させて、左の貫通孔26の右側に移動させ、右のクリングス24の係合部244を左側に移動させて、右の貫通孔26の左側に移動させる。
次に、図4(b)に示すように、前枠3を細長部材2の前方に移動させ、左の突起部33を左の貫通孔26に合わせ、右の突起部33を右の貫通孔26に合わせ、前枠3を細長部材2に対して後方へスライドさせる。このスライドにより、左右の突起部33が前面側から左右の貫通孔26に挿通される。このスライドにより、突起部33を前端部まで貫通孔26に挿通させると、切欠部331は、前端部から貫通孔26の長さ以上後端部側に形成されているので、左右の突起部33の切欠部331は、貫通孔26から細長部材2の後方に露出する。このように、切欠部331が露出すると、係合部244又は鼻パッド25から指等を離す。
上述のように、左右のクリングス24の中間部242における屈曲角が大きくなるように弾性変形させて、左右のクリングス24の係合部244を左右の貫通孔26の間に移動させているので、係合部244又は鼻パッド25から指等を離すと、左右のクリングス24には、中間部242における屈曲角が小さくなる方向の付勢力が作用する。即ち、左のクリングス24には、係合部244を左方向に付勢する付勢力が作用し、右のクリングス24には、係合部244を右方向に付勢する付勢力が作用する。また、左の貫通孔26は、左のクリングス24が弾性変形していないときにおいて、左のクリングス24の係合部244と前後方向に重なる位置に形成されている。よって、左のクリングス24に作用する付勢力は、係合部244が貫通孔26と前後方向に重なる位置に移動するまで作用する。しかし、左の貫通孔26には、図4(c)に示すように、左の突起部33が挿通されているため、左のクリングス24の係合部214は、左の突起部33に対して弾性的に係合する。このように、左方向の付勢力によって係合部214dが突起部33に係合するので、左の突起部33を基準にすると、係合部214dは右側から突起部33に係合する。上述のように、左の突起部33は、右側面に切欠部331が形成されているので、左のクリングス214の係合部214dは、左の突起部33に係合する際に、左の突起部33の切欠部331に係合する。同様に、右のクリングス214の係合部214dも右の突起部33の切欠部331に係合する。
このように、互いに反対方向に付勢された左右のクリングス24の係合部244が弾性的に係合することで、前枠3は、左右のクリングス24の弾性変形による左右反対方向の付勢力が釣り合う位置にて静止する。さらに、突起部33の側方に形成された切欠部331に係合部244が係合することで、クリングス24に対して突起部33、ひいては前枠3の前後方向の移動が阻止される。このような突起部33と係合部244との係合によって、前枠3は、細長部材2の前面に取り付けられる。
一方、前枠3の細長部材2の前面からの取り外しは、左右のクリングス24を切欠部331と係合している状態からさらに弾性変形させて、切欠部331と左右のクリングス24の係合部244との係合を解除する。具体的には、左右のクリングス24の係合部244又は左右の鼻パッド25を指等でつまんで、左のクリングス24の係合部244を右側に移動させ、右のクリングス24の係合部244を左側に移動させて、切欠部331と係合部244との係合を解除する。次に、貫通孔26から突起部33が完全に抜けるまで、前枠3を細長部材2に対して前方にスライドさせることで、前枠3を細長部材2の前面から取り外すことができる。
以上のように、本実施形態の眼鏡1は、切欠部331とクリングス24の係合部244との係合によって、前枠3が細長部材2に対して着脱自在に取り付けられる構成とされている。よって、本実施形態の眼鏡1は、磁石を設けなくても、前枠を着脱自在に取り付けることができるので、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れる。また、本実施形態に係る眼鏡1は、このように前枠3が着脱可能であるので、各種の前枠3を用意しておくことにより、TPOに応じた前枠3を細線部材2に取り付けることで、TPOに応じた外観に容易に変更可能である。また、前枠3と細長部材2とは別体であるため、細長部材2の形状によって、前枠3の左右のレンズの31の形状が影響されることがない。従って、本実施形態の眼鏡1は、左右のレンズ31の焦点を調整する機能を考慮することなく、眼鏡1全体のデザイン性を向上させることを考慮して細長部材2の形状を設計できるので、デザイン性がより優れた形状に設計することが可能である。
また、本実施形態に係る眼鏡1においては、左右のクリングス24は、細長部材2に具備された貫通孔26に突起部33が挿通された状態の切欠部331に係合している。そのため、細長部材2に対する突起部33の上下左右方向の移動が阻止される。これにより、突起部33、ひいては前枠3の細長部材2への取り付け状態を安定化させることができる。また、切欠部331は、突起部33が貫通孔26に挿通された状態において、貫通孔26外に露出する位置に形成されているため、突起部33を貫通孔26に挿通しても、クリングス24と突起部33との係合が阻害されることはない。よって、本実施形態に係る眼鏡1においては、クリングス24の係合部244と突起部33の切欠部331との係合を阻害させることなく前枠3の細長部材2への取り付け状態の安定化が図られている。
(実施形態2)
図5は、本実施形態に係る眼鏡1Aの平面図である。図5に示すように、眼鏡1Aは、実施形態1の眼鏡1と同様に、前枠3Aと、細長部材2Aとを備える。眼鏡1Aは、前枠3Aが細長部材2Aの後面に着脱自在に取り付けられる構成とされている。細長部材2Aは、実施形態1の細長部材2(図2参照)と同一の構成とされている。
一方、前枠3Aは、突起部33Aが形成されている位置、突起部33Aの突出方向が実施形態1の前枠3と異なっている。
図6は、前枠3Aの平面図である。図6に示すように、前枠3Aに形成される突起部33Aは、リム部32Aの前面中央から前方に突出するように2つ形成されている。突起部33Aの形状は、実施形態1の突起部33と同一であり、また、2つの突起部33Aの間隔は、貫通孔26Aと同一の間隔である。さらに、突起部33Aは、実施形態1の突起部33と同様に、切欠部331Aが側方に形成されている。切欠部331Aの大きさは実施形態1の切欠部331と同一である。また、突起部33Aの切欠部331Aの形成される前後方向の位置は、前端部から細長部材2Aの前後方向の長さ(貫通孔26Aの長さ)よりも大きく後端部(前枠3A)側に離れた位置である。このような位置に切欠部331Aが形成されると、突起部33Aの切欠部331Aよりも先端部側が貫通孔26Aを貫通しているとき、切欠部331Aを貫通孔26A外に露出させることができる。
本実施形態に係る眼鏡1Aにおける前枠3Aの細長部材2Aの後面への取り付けは、まず、実施形態1同様に、左右のクリングス24Aの係合部244A又は鼻パッド25Aを指等でつまみ、左右のクリングス24Aの係合部244Aを左右の貫通孔26Aの間に移動させる。次に、前枠3Aを細長部材2Aの後方に移動させる。そして、左右の突起部33Aと左右の貫通孔26Aとを合わせて、前枠3Aを細長部材2Aに対して前方へスライドさせて、左右の突起部33Aを後面側から左右の貫通孔26Aに挿通させる。このスライドにより、切欠部331Aが貫通孔26Aの手前側(細長部材2Aの後面側)に露出した状態で、突起部33Aの先端部が貫通孔26Aから細長部材2Aの前面側に露出すると、係合部244A又は鼻パッド25Aから指等を離す。これにより、図5に示すように、切欠部331Aに係合部244Aが係合し、前枠3Aが細長部材2Aの後面に取り付けられる。
また、前枠3Aの細長部材2Aの後面からの取り外しは、実施形態1と同様に、係合部244Aと切欠部331Aとの係合を解除した後、貫通孔26から突起部33Aが完全に抜けるまで、前枠3Aを細長部材2Aに対して後方にスライドさせることで、行うことができる。
以上のように、本実施形態の眼鏡1Aは、実施形態1の眼鏡1と同様に、磁石を設けなくても、前枠3Aを着脱自在に取り付けることができる構成とされているので、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れる。
(実施形態3)
図7は、本実施形態に係る眼鏡1Bの平面図である。図7に示すように、本実施形態に係る眼鏡1Bは、実施形態1の眼鏡1と同様に、前枠3Bが細長部材2Bの前面に着脱自在に取り付けられる構成とされている。眼鏡1Bは、突起部33Bが、細長部材2Bに具備されて前方に突出し、左右のクリングス24Bと、鼻パッド25Bと、貫通孔26Bとが前枠3Bに具備されている点を除いて、実施形態1の眼鏡1と同一の構成である。
図8は本実施形態に係る眼鏡1Bの前枠3Bの外観図であり、図8(a)は前枠3Bの平面図を示し、図8(b)は前枠3Bの背面図を示す。図8に示すように、前枠3Bは、レンズ31Bと、リム部32Bと、左右のクリングス24Bと、鼻パッド25Bと、貫通孔26Bとを備えている。レンズ31Bとリム部32Bの構成は実施形態1と同一である。
クリングス24Bは、前枠3Bに2つ備えられ、左右に配列されるように、リム部32Bの後面中央部に取り付けられている。図8(b)に示すように、左右のクリングス24Bは、実施形態1と同様に、中間部242Bが屈曲した略L字状に形成されている。左右のクリングス24Bは、基端部241Bがリム部32Bの後面中央部に取り付けられている。左右のクリングス24Bの基端部241Bと、中間部242Bと、先端部243Bとの位置関係は、実施形態1と同様である。また、左右のクリングス24Bは、実施形態1のクリングス24と同様に、弾性を有し、中間部242Bにおける屈曲角が大きくなる方向に弾性変形すると、当該屈曲角を小さくする方向に付勢力が作用し、中間部242Bにおける屈曲角が小さくなる方向に弾性変形すると、当該屈曲角を大きくする方向の付勢力が作用する。このような左右のクリングス24Bの先端部243Bには、鼻パッド25Bが取り付けられている。
図8(b)に示すように、貫通孔26Bは、リム部32Bの中央の左右2箇所に形成されている。左右の貫通孔26Bが形成される位置と、左右のクリングス24Bの位置関係は、実施形態1と同様である。
図9は、細長部材2B及びテンプル4Bの平面図である。図9に示すように、細長部材2Bは、丁番構造23Bと、突起部33Bとを備えている。丁番構造23Bの構造は、実施形態1と同じである。
突起部33Bは、細長部材2Bの前面から前方に突出するように形成されている。かかる突起部33Bは、細長部材2Bの前面中央に左右方向に配列されるように2つ形成されている。突起部33Bの形状は、実施形態1の突起部33と同一であり、また、2つの突起部33Bの間隔は、貫通孔26Bと同一の間隔である。さらに、突起部33Bは、実施形態1の突起部33と同様に、切欠部331Bが側方に形成されている。突起部33Bの切欠部331Bの形成される前後方向の位置は、先端部から細長部材2Bの前後方向の長さ(貫通孔26Bの長さ)よりも大きく後端部(細長部材2B)側に離れた位置である。尚、切欠部331Bの大きさは、実施形態1の切欠部331と同一である。
眼鏡1Bにおける前枠3Bの細長部材2Bの前面への取り付けは、まず、実施形態1と同様に、左右のクリングス24Bの係合部244B又は鼻パッド25Bを指等でつまみ、左右のクリングス24Bの係合部244Bを左右の貫通孔26Bの間に移動させる。次に、前枠3Bを細長部材2Bの前方に移動させる。そして、左右の突起部33Bと左右の貫通孔26Bとを合わせて、前枠3Bを細長部材2Bに対して後方へスライドさせて、左右の突起部33Bを後面側から左右の貫通孔26Bに挿通させる。このスライドにより、切欠部331Bが貫通孔26Bの手前側(細長部材2Bの後面側)に露出した状態で、突起部33Bの先端部が貫通孔26Bから細長部材2Bの前面側に露出すると、係合部244B又は鼻パッド25Bから指等を離す。これにより、図7に示すように、切欠部331Bに係合部244Bが係合し、前枠3Bが細長部材2Bの前面に取り付けられる。
また、前枠3Bの細長部材2Bの前面からの取り外しは、実施形態1と同様に、係合部244Bと切欠部331Bとの係合を解除した後、貫通孔26Bから突起部33Bが完全に抜けるまで、前枠3Bを細長部材2Bに対して前方にスライドさせることで行うことができる。
以上のように、本実施形態の眼鏡1Bは、実施形態1の眼鏡1と同様に、磁石を設けなくても、前枠3Bを着脱自在に取り付けることができる構成とされているので、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れる。
(実施形態4)
図10は、本実施形態に係る眼鏡1Cの平面図である。眼鏡1Cは、実施形態2に係る眼鏡1Aと同様に、前枠3Cと、細長部材2Cとを備え、前枠3Cが細長部材2Cの後面に着脱自在に取り付けられる構成とされている。眼鏡1Cは、突起部33Cが、細長部材2Cに具備されて後方に突出し、クリングス24Cと、鼻パッド25Cと、貫通孔26Cとが前枠3Cに具備されている点を除いて、実施形態2に係る眼鏡1Aと同じである。尚、前枠3Cは、実施形態3に係る前枠3B(図8参照)と同様の構成である。
図11は、細長部材2C及びテンプル4Cの平面図である。図11に示すように、細長部材2Cは、突起部33Cが形成されている位置、突起部33Cの突出方向、切欠部331Cが形成される位置が異なっている点を除いて、実施形態3に係る細長部材2B(図9参照)と同一の構成である。細長部材2Cに形成される突起部33Cは、細長部材2Cの後面に後方に突出するように形成されている。切欠部331Cが形成される突起部33Cの前後方向の位置は、実施形態1の突起部33Cと同一である。即ち、切欠部331Cの形成される位置は、前端部から細長部材2Cの前後方向の長さ(貫通孔26の長さ)以上、先端部側(細長部材2Cと反対側)に離れた位置である。
眼鏡1Cにおける前枠3Cの細長部材2Cの後面への取り付けは、まず、実施形態1と同様に、左右のクリングス24Cの係合部244C又は鼻パッド25Cを指等でつまみ、左右のクリングス24Cの係合部244Cを左右の貫通孔26Cの間に移動させる。次に、前枠3Cを細長部材2Cの後方に移動させる。そして、左右の突起部33Cと左右の貫通孔26Cとを合わせて、前枠3Cを細長部材2Cに対して前方へスライドさせて、左右の突起部33Cを前面側から左右の貫通孔26Cに挿通させる。突起部33Bの切欠部331Cが貫通孔26Cから細長部材2Cの後面側に露出するまでこのスライドを行う。切欠部331Cが貫通孔26Cから細長部材2Cの後面側に露出すると、係合部244C又は鼻パッド25Cから指等を離す。これにより、図10に示すように、切欠部331Cに係合部244Cが係合し、前枠3Cが細長部材2Cの後面に取り付けられる。
また、前枠3Cの細長部材2Cの後面からの取り外しは、実施形態1と同様に、係合部244Cと切欠部331Cとの係合を解除した後、貫通孔26Cから突起部33Cが完全に抜けるまで、前枠3Cを細長部材2Cに対して後方にスライドさせることで行うことができる。
以上のように、本実施形態の眼鏡1Cは、実施形態1の眼鏡1と同様に、磁石を設けなくても、前枠3Bを着脱自在に取り付けることができる構成とされているので、廉価で、軽量で且つデザイン性に優れる。
尚、実施形態1〜4においては、前枠を細長部材に取り付ける際に、左右のクリングスに反対方向の付勢力を作用させるために、左のクリングスの係合部を左の貫通孔の右側に移動させて、左のクリングスに左方向の付勢力を作用させ、右のクリングスの係合部を右の貫通孔の左側に移動させ、右のクリングスに左方向の付勢力を作用させている。このような反対方向の付勢力を作用させる方法としては、例えば、左のクリングスの係合部を左の貫通孔の左側に移動させて、左のクリングスに右方向の付勢力を作用させ、右のクリングスの係合部を右の貫通孔の右側に移動させ、右のクリングスに左方向の付勢力を作用させる方法を挙げることができ、この方法を実施形態1〜4に採用してもよい。この方法を採用する場合は、左の突起部の左側と、右の突起部の右側に切欠部を設ける必要がある。
また、実施形態1〜4においては、好ましい構成として、細長部材又は前枠に形成された貫通孔に突起部が挿通された状態の切欠部に左右のクリングスを係合させた構成について説明した。しかし、本発明の眼鏡は、貫通孔に突起部を挿通させることは必須の構成ではない。例えば、実施形態1又は4のように、クリングスが細長部材に備えられ、突起部が前枠に備えられる構成においては、突起部を細長部材の下方を通過させて、クリングスと係合させる構成を採用することができる。また、実施形態2又は3のように、クリングスが前枠に備えられ、突起部が細長部材に備えられる構成においては、突起部を前枠のリム部と左右の度付きレンズとの間を通過させて、クリングスと係合させる構成を採用することができる。
図1は、前枠が細長部材に取り付けられた状態の実施形態1に係る眼鏡の外観図であり、図1(a)は眼鏡の平面図を示し、図1(b)は眼鏡の正面図を示し、図1(c)は眼鏡の背面図を示す。 図2は、実施形態1に係る眼鏡の細長部材の外観図であり、図2(a)は細長部材の平面図を示し、図2(b)は細長部材の正面図を示し、(c)は細長部材の背面図を示し、図2(d)は、左の貫通孔近傍の拡大背面図を示す。 図3は、実施形態1に係る眼鏡の前枠の外観図であり、図3(a)は前枠の平面図を示し、図3(b)は前枠の正面図を示す。 図4は、前枠を細長部材の前面に取り付ける方法を説明するための図である。 図5は、実施形態2に係る眼鏡の平面図である。 図6は、実施形態2に係る前枠の平面図である。 図7は、実施形態3に係る眼鏡の平面図である。 図8は、実施形態3に係る眼鏡の前枠の外観図であり、図8(a)は前枠の平面図を示し、図8(b)は前枠の背面図を示す。 図9は、実施形態3に係る眼鏡の細長部材及びテンプルの平面図である。 図10は、実施形態4に係る眼鏡の平面図である。 図11は、実施形態4に係る眼鏡の細長部材及びテンプルの平面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C 眼鏡
2、2A、2B、2C 細長部材
3、3A、3B、3C 前枠
24、24A、24B、24C クリングス
33、33A、33B、33C 突起部
331、331A、331B、331C 切欠部

Claims (4)

  1. 左右のレンズ及び該左右のレンズを保持するリム部を具備する前枠と、左右のテンプルと、該左右のテンプルに連結され、前記前枠が着脱自在に前面に取り付けられる細長部材とを備えた眼鏡であって、
    前記前枠は、後方に突出し、側方に切欠部が形成された突起部を具備し、
    前記細長部材には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられ、
    前記左右のクリングスが、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングスが互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部の切欠部に対して弾性的に係合することで、前記前枠が前記細長部材の前面に取り付けられることを特徴とする眼鏡。
  2. 左右のレンズ及び該左右のレンズを保持するリム部を具備する前枠と、左右のテンプルと、該左右のテンプルに連結され、前記前枠が着脱自在に後面に取り付けられる細長部材とを備えた眼鏡であって、
    前記前枠は、前方に突出し、側方に切欠部が形成された突起部を具備し、
    前記細長部材には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられ、
    前記左右のクリングスが、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングスが互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部の切欠部に対して弾性的に係合することで、前記前枠が前記細長部材の後面に取り付けられることを特徴とする眼鏡。
  3. 左右のレンズ及び該左右のレンズを保持するリム部を具備する前枠と、左右のテンプルと、該左右のテンプルに連結され、前記前枠が着脱自在に前面に取り付けられる細長部材とを備えた眼鏡であって、
    前記細長部材は、前方に突出し、側方に切欠部が形成された突起部を具備し、
    前記前枠には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられ、
    前記左右のクリングスが、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングスが互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部の切欠部に対して弾性的に係合することで、前記前枠が前記細長部材の前面に取り付けられることを特徴とする眼鏡。
  4. 左右のレンズ及び該左右のレンズを保持するリム部を具備する前枠と、左右のテンプルと、該左右のテンプルに連結され、前記前枠が着脱自在に後面に取り付けられる細長部材とを備えた眼鏡であって、
    前記細長部材は、後方に突出し、側方に切欠部が形成された突起部を具備し、
    前記前枠には、鼻パッドがそれぞれ取り付けられた弾性を有する左右のクリングスが設けられ、
    前記左右のクリングスが、互いに左右反対方向に付勢されると共に、前記左右のクリングスが互いに左右反対方向に弾性変形し、前記突起部の切欠部に対して弾性的に係合することで、前記前枠が前記細長部材の後面に取り付けられることを特徴とする眼鏡。
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