JP3073737B2 - 光学レンズ固定用の留め金 - Google Patents

光学レンズ固定用の留め金

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JP3073737B2
JP3073737B2 JP11208824A JP20882499A JP3073737B2 JP 3073737 B2 JP3073737 B2 JP 3073737B2 JP 11208824 A JP11208824 A JP 11208824A JP 20882499 A JP20882499 A JP 20882499A JP 3073737 B2 JP3073737 B2 JP 3073737B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリップ留め式サ
ングラス組立体に関するもので、より詳しくは、本発明
は、同組立体が着脱自在に眼鏡に装着できるようにする
留め金にサングラス・レンズを固定するためのねじに関
するもので、又、このような組立体を種々のサイズや形
状のサングラス構造体にぴったり合うようにカスタマイ
ズするために同ねじを利用する方法に係わるものであ
る。
【0002】本発明は、主として、クリップ留め式サン
グラス組立体に用いられるサングラス・レンズを固定す
るために使用することを意図しており、従って本明細書
ではその趣旨に沿って説明するが、固定さるべきレンズ
の種類は、本発明に対して限定されていると考えるべき
ではない。本発明は、いかなる種類の光学レンズを固定
するのにも等しく役立つはずである。例えば、処方レン
ズも、眼鏡に被せて装着するよう設計されたクリップ留
め式組立体に固定して、字を読むための二焦点レンズを
形成する等、現在のレンズ処方を修正することができ
る。
【0003】
【従来の技術】クリップ留め式サングラス組立体は、一
対の光減衰用プラスチックレンズ又はガラスレンズを支
える金属又はプラスチック製のフレーム部材を備える。
眼鏡にクリップ留め式組立体を着脱自在に装着する機構
が設けられている。従来の装着機構は、眼鏡のブリッジ
に装着する機構(「センターブリッジ装着」として知ら
れる)か、又は眼鏡フレームの周辺部に装着する機構
か、のどちらかである。
【0004】商業的に受け入れられ得るためには、クリ
ップ留め式組立体は、軽く、堅牢で、廉価でなければな
らない。又、クリップ留め式組立体は、眼鏡に対する取
り付け、取り外しが容易でなければならない。更に、ク
リップ留め式組立体は、眼鏡を、特にレンズを傷めるこ
となく眼鏡に装着されなければならない。
【0005】センターブリッジ装着機構の普通のタイプ
の中の一つは、クリップ留め式サングラス組立体のブリ
ッジに取り付けられたクランプを利用している。このク
ランプは、対向するクランプ部分の対から成り、これら
のクランプ部分対は、これらの間の眼鏡のレンズと摩擦
係合するように、バネを利用して互いに力を加え合って
いる。この種のクランプの例が、1971年4月20日
にLeblanc に対して発行された米国特許第3,575,4
97号、1992年11月17日にShelton に対して発
行された米国特許第5,164,749号、及び1994
年9月6日にFriedman に対して発行された米国意匠特
許D350,359号に開示されている。
【0006】これらの従来技術のクランプ機構は、多種
多様なタイプの眼鏡にぴったり合うことができるという
利点を有する。しかし、これらの機構は欠点も持つ。ク
ランプ機構は、組み立てられなければならないいくつか
の部分から成るので、比較的高価に付き、且つ信頼性が
あまり高くない。これらの部分は、レンズをきつく締め
付けるので、場合によってはレンズを引っかくかも知れ
ない。更に、これらの部分は視野を一部妨げる可能性も
ある。
【0007】眼鏡フレームの周辺部に装着するタイプの
機構は、センターブリッジ装着の上記の欠点を持たな
い。しかしながら、この機構は、眼鏡フレームに精確に
合うように位置決めされなければならないので、このタ
イプの装着法を利用した組み立て方は、フレームごとに
カストマイズされなければならない。このような機構
は、組立体が眼鏡フレームに「カチッと被さる」ことを
可能にするいくつかの留め金を使用する。この種のクリ
ップ留め装着法の一例が、1992年6月23日にSalk
に対して発行された米国特許第5,123,724号に
示される。留め金は、サングラス・レンズに取り付けら
れ、これを支える。これらの留め金は、レンズの重量を
支え、且つレンズの相対的な動きを防止するのに十分確
実な方法でレンズを保持しなければならない。このこと
は、レンズ表面に過度の応力を加えることなしに遂行さ
れなければならない。過度の応力を加えると、レンズに
亀裂を生じる可能性がある。
【0008】Salkは、例えば、レンズを留め金に固定す
るために接着剤を用いることを教示している。しかし、
接着剤は、汚くて、眼鏡製造業者が使いにくく、又、レ
ンズをしっかりとは保持しない可能性がある。Salk以外
の特許権者は、ねじを用いてレンズを留め金内の凹所に
クランプした。しかし、従来のねじは、極めて堅く締め
付けない限り、レンズをしっかりとは保持しない。レン
ズをきちんと固定するためにねじを十分に締め付ける
と、ねじ端部がレンズの極めて小さな面積に高い応力を
加える傾向があるため、レンズに亀裂を発生させる可能
性がある。
【0009】留め金は組立体のレンズ周辺部に位置して
いるので、組立体は、眼鏡のフレームにぴったり合うた
めには、組立体が被せられる多数の異なったサイズ及び
形状のフレームのうちの特定の一つに合うようにカスト
マイズされ得なくてはならない。従って、留め金は、眼
鏡製造業者によってレンズのいかなる所要位置にも容易
に取り付けられ得るように組み立てることが必要であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】レンズの亀裂発生に係
わる問題点を克服し、同時に、カスタマイゼーション
(個別ユーザに合わせた組み立て)を可能にする留め金
を提供するため、本出願者は、レンズを亀裂発生なしに
しっかりと保持するクリップ留め式サングラス組立体を
形成する留め金に用いられる独特のねじを発明した。こ
のねじは構造が簡単であり、廉価で信頼性が高い。この
ねじによって、眼鏡製造業者は、クリップ留め式組立体
を、容易で素早い方法で、多種多様なサイズ及び形状の
サングラスに合うようにカストマイズすることが可能に
なる。
【0011】従って、本発明の主目的は、レンズを亀裂
発生なしに十分に固定する独特な構造のねじを利用する
光学レンズ固定用留め金を提供することにある。
【0012】本発明の別の目的は、レンズ表面に加えら
れた応力を比較的大きな面積に分布させるよう設計され
たねじを利用する光学レンズ固定用留め金を提供するこ
とにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、クリップ留め式
組立体を、簡単で効果的な方法で、多種多様なサイズ及
び形状のサングラスに合うようにカストマイズすること
ができる、光学レンズ固定用留め金を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、光学レンズを留め金に固定するねじが提供される。
このねじは、レンズ表面に当接されるようになっている
端部を含む本体を有する。このねじ端部は、ねじが回さ
れるときレンズ表面内に溝を形成する手段を備える。
【0015】この溝形成手段は、ねじ端部に縁端を画成
する凹所を含む。この縁端は、ねじの中心から離隔して
おり、なるべく、実質的に円形であることが望ましい。
又、この縁端は、比較的尖っていることが好ましい。
【0016】ねじ本体は、ねじを締め付けるための回転
軸を有する。凹所は、この回転軸に沿って位置すること
が望ましい。
【0017】本発明の別の態様によれば、光学レンズを
保持する留め金が提供される。留め金には、内側にねじ
が切られたねじ(雌ねじ)であって、孔を収容するねじ
を有する壁が含まれる。外側にねじが切られた本体を有
するねじが、その孔の中に収容されるようになってい
る。このねじ本体は、ねじが回転可能に孔の中に収容さ
れるとレンズ表面に当接するようになっている端部を有
する。このねじ端部は、ねじが孔の内部で回されるとき
レンズ表面内に溝を形成する手段を備える。
【0018】この溝形成手段は、ねじ端部に縁端を画成
する凹所を含む。この縁端は、ねじの中心から離隔して
おり、なるべく、実質的に円形であることが望ましい。
又、この縁端は、比較的尖っていることが好ましい。
【0019】ねじ本体は軸線を有する。凹所は、ねじ本
体のこの軸線に沿って位置する。
【0020】縁端は、レンズ表面内に実質的に円形の溝
を形成する。外側にねじが切られたねじ(雄ねじ)の壁
は、ねじを回してねじに溝を形成させるとき、内側にね
じが切られた留め金の孔と協働する。
【0021】第二の壁が留め金の一部として設けられて
いる。この第二の壁は、光学レンズの厚さよりも長い距
離だけ第一の壁から離隔している。
【0022】留め金は、更に尾部バーを含む。この尾部
バーは第一の壁から延在している。
【0023】ブリッジ部材が留め金に取り付けられてい
る。このブリッジ部材は端部を有する。留め金は、この
ブリッジ部材の端部に取り付けられている。
【0024】本発明の別の態様によれば、眼鏡用の個別
仕様のクリップ留め式組立体を形成する方法が提供され
る。この方法は、ブリッジ部材の対向する両端に取り付
けられた第一及び第二の留め金を利用するが、各留め金
は、縁端を画成する凹所を含む端部を有するねじと、尾
部バーとを備える。この方法は、 (a)眼鏡の形状に合致するように第一及び第二の光学
レンズを形成する工程と; (b)第一及び第二の光学レンズの各々における、第一
及び第二の留め金が配置さるべき場所をマークする工程
と; (c)第一及び第二の留め金をそれぞれ、それらのマー
クと位置合わせする工程と; (d)光学レンズを留め金に挿入する工程と; (e)ねじを回して、各ねじの端部が、各光学レンズの
表面内に実質的に円形の溝を形成するようにする工程
と; (f)クリップ留め式組立体を眼鏡と位置合わせする工
程と; (g)留め金の尾部バーを曲げて、眼鏡のフレームと係
合させる工程と;を含む。
【0025】この方法は、第三及び第四の留め金を光学
レンズに取り付ける工程も含む。
【0026】本発明は、特許請求の範囲で述べた通り、
又、添付図面を参照しながら以下の明細書で詳細に説明
する通り、上記の諸目的、及び今後現れるかもしれない
別の目的に沿った光学レンズ固定用留め金に関するもの
である。これらの添付図面において、同じ番号は同じ部
分を示す。
【0027】
【発明の実施の形態】図1から分かるように、全体的に
Aで表されるクリップ留め式組立体が、全体的にCで表
される留め金(四個が図示されている)を用いることに
より、全体的にBで表される一つの眼鏡に脱着可能に装
着されるように作られている。以下に詳しく説明するよ
うに、組立体Aは、眼鏡Bのサイズと形状に対処できる
ようにカストマイズされている。
【0028】組立体Aは、通常、光減衰の性質を持つ一
対の光学要素、すなわち光学レンズ10を含む。このレ
ンズ10は、ガラス製でもプラスチック製でもよい。ブ
リッジ部材12が、二つの上部留め金14、16の各端
部に溶接されるか、もしくは固着されている。下部留め
金18、20は、レンズ10の下部に位置する。ブリッ
ジ部材は薄い金属で形成されているので、「曲がる」こ
とができ、眼鏡からクリップ留め式組立体に対する取り
付け、取り外しが可能になる。
【0029】眼鏡Bは、光学レンズ22、24と、蝶番
式のつる部分28を含む金属又はプラスチック製フレー
ム26から成る。フレーム26は、レンズ22、24を
保持する。
【0030】各留め金Cは、金属で作られており、図2
から最も良く分かるように、前方壁30、後方壁32、
及び連絡部34を含む。連絡部34は、壁30、32を
離隔させ、これらの壁をほぼ平行関係に維持し、これら
両壁の間にレンズ収容凹所36を形成する。
【0031】壁32は、内側にねじが切られた孔38を
有するが、この孔38は壁32を貫通し、ねじ40を収
容するようになっている。このねじ40の構造は図3か
ら最も良く分かる。
【0032】図3は、ねじ40が、外側にねじ山が付け
られ、一端にヘッド44を持つ円柱状本体42を有する
ことを示す。ねじ40の他端46は、レンズ10の表面
に当接するようになっている。ヘッド44は通常、従来
技術の場合のように、時計職人用ねじ回し(jeweler's
screw driver)の刃を受けるようになっている溝(図示
せず)を有する。しかし、これ以外のヘッド形状も実施
可能である。
【0033】端部46は、ねじの軸線に沿って配置され
ていることが望ましい中央凹所48を備える。凹所48
は、ねじ中心軸から離隔した縁端50を画成する。縁端
50は、円形で、且つ比較的尖っていることが好まし
い。
【0034】ねじ40が壁30の方に進んでレンズをク
ランプするようにねじ40を壁32に対して回すと、縁
端50が少量のレンズ材料を押しのけ、レンズ表面内に
アーチ形の溝52が形成される。図3、4に理想的な形
状で示されるように、溝52は、ねじがその軸線を中心
に少なくとも一回転回された後は、実質的に円形にな
る。溝52は、外環状をなす材料の堆積54と中央部の
材料の盛り上り、すなわち突起部56との間に画成され
ている。このため、ねじによってレンズ表面に加えられ
た応力は、従来のねじの場合のように単一点に集中する
ということはなく、かなりの面積にわたって分布する。
従って、ねじは、レンズに亀裂を発生させることなく、
レンズを留め金に対してしっかりと固定するよう締め付
けることができる。
【0035】壁32から延在しているのは尾部バー58
であり、これは熱収縮性のプラスチック・スリーブ60
に取り囲まれている。 図5から最も良く分かるよう
に、尾部バー58は、曲げられて凹所を形成し、眼鏡の
フレームと係合する。フレーム26の角64と接触する
壁32の表面上に保護層62が設けられ、緩衝作用を行
ない、フレームを傷めないようにしている。
【0036】図6は、個別仕様の組立過程における諸工
程を示す。工場は、ブリッジ部材に、対向両端に取り付
けられる第一及び第二の留め金を供給する。先ず、眼鏡
製造業者又は他の光学器械労働者は、平らな紙に眼鏡B
の輪郭をトレースする。クリップ留め式組立体に用いら
るべき光学レンズ10は、そのサイズと形状が眼鏡のそ
れらとマッチするように縁が形成される。次に、レンズ
10は、留め金Cが配置される場所を示すためにマーク
が付けられる。ブリッジ部材12は、その各端部に上部
留め金14、16が溶接されるが、このブリッジ部材1
2は、上部留め金に対するマークと位置合わせされる。
留め金18、20は、下部留め金に対するマークの上に
位置決めされる。留め金は全て、ねじ40を締め付ける
ことによって固定される。クリップ留め式組立体は眼鏡
と位置合わせされ、尾部バー58は眼鏡のフレーム26
と係合するよう曲げられる。
【0037】本発明は、独特の構造を持つねじを利用し
てレンズを亀裂発生なしに固定するクリップ留め式組立
体における、光学レンズ固定用留め金に関するものであ
ることが今や理解されるであろう。この留め金は、円形
縁端を画成する、ねじ内の凹所を創生することによって
達成される。ねじを回すと、レンズ材料が押しのけられ
て、レンズ表面内に円形溝が形成され、このため、レン
ズに加えられた応力は、レンズの亀裂形成を促進しがち
な単一点への集中は起こさず、比較的大きな面積にわた
って分布する。
【0038】本発明のただ一つの好ましい実施例を説明
の目的で開示したが、本発明に対しては数多くの変更や
修正を実施し得ることは明らかである。本発明は、特許
請求の範囲によって限定される本発明の範囲に属する全
ての変更や修正を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の留め金を付けた代表的なクリップ留め
式組立体、及びこの組立体がカストマイズされてぴった
り合う眼鏡の組立分解等角図である。
【図2】本発明の一つの留め金の拡大断面図で、尾部バ
ーを曲げる前の状態を示す。
【図3】留め金内に利用されているねじの拡大断面図
と、ねじによって溝が形成されたレンズ表面の(理想化
された)拡大断面図である。
【図4】溝を有するレンズ表面の(理想化された)拡大
正面図である。
【図5】眼鏡フレームと係合させるために尾部バーが曲
げれれた留め金の拡大断面図である。
【図6】本発明の留め金を付けた個別仕様のクリップ留
め式組立体を組み立てる工程を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 クリップ留め式組立体用の光学レンズ 12 ブリッジ部材 14、16 上部留め金 18、20 下部留め金 22、24 眼鏡用光学レンズ 26 フレーム 28 蝶番式つる 30 前方壁 32 後方壁 36 レンズ収容凹所 38 内側にねじが切られた孔 40 ねじ 42 ねじ本体 46 ねじ端部 48 ねじ中央凹所 50 ねじ縁端 52 溝 56 突起部 58 尾部バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−77119(JP,U) 実開 平6−23023(JP,U) 実開 平6−37820(JP,U) 実開 平7−8826(JP,U) 実開 平7−23318(JP,U) 登録実用新案3043006(JP,U) 特表 平8−504518(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02C 9/00 G02C 9/04 G02C 1/02 G02B 7/00

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学レンズ表面に当接するようになって
    いる端部を有する本体を含む留め金に光学レンズを固定
    するためのねじであって、同ねじがレンズ表面に対して
    動くとき前記端部がレンズ表面内に溝を形成するための
    手段を含むようにしたねじ。
  2. 【請求項2】 前記溝形成手段が凹所を含むことを特徴
    とする、請求項1に記載のねじ。
  3. 【請求項3】 前記凹所が前記端部内に縁端を画成する
    ことを特徴とする、請求項2に記載のねじ。
  4. 【請求項4】 前記縁端が実質的に円形であることを特
    徴とする、請求項3に記載のねじ。
  5. 【請求項5】 前記縁端が比較的尖っていることを特徴
    とする、請求項3に記載のねじ。
  6. 【請求項6】 前記ねじ本体が軸線を有し、前記凹所が
    該軸線に沿って配置されていることを特徴とする、請求
    項2に記載のねじ。
  7. 【請求項7】 前記ねじが軸線を有し、前記溝形成手段
    が該軸線から離隔した縁端を含むことを特徴とする、請
    求項1に記載のねじ。
  8. 【請求項8】 ねじ収容孔を有する壁と、前記ねじが前
    記孔の中に回転可能に収容されるとレンズ表面に当接す
    るようになっている端部を有する、外側にねじが切られ
    た本体を備えたねじとを含む光学レンズ保持用留め金で
    あって、前記端部は、前記ねじが前記壁に対して回され
    るときレンズ表面内に溝を形成するための手段を含むよ
    うになっていることを特徴とする留め金。
  9. 【請求項9】 前記溝形成手段が凹所を含むことを特徴
    とする、請求項8に記載の留め金。
  10. 【請求項10】 前記凹所が前記端部内に縁端を画成す
    ることを特徴とする、請求項9に記載の留め金。
  11. 【請求項11】 前記縁端が実質的に円形であることを
    特徴とする、請求項10に記載の留め金。
  12. 【請求項12】 前記縁端が比較的尖っていることを特
    徴とする、請求項11に記載の留め金。
  13. 【請求項13】 前記ねじ本体が軸線を有し、前記凹所
    が該軸線に沿って配置されていることを特徴とする、請
    求項9に記載の留め金。
  14. 【請求項14】 前記ねじ本体が軸線を有し、前記溝形
    成手段が該軸線から離隔した縁端を含むことを特徴とす
    る、請求項8に記載の留め金。
  15. 【請求項15】 前記縁端は、ねじが回されるときレン
    ズ表面内にアーチ形の溝を形成することを特徴とする、
    請求項14に記載の留め金。
  16. 【請求項16】 前記縁端は、前記ねじが回されるとき
    レンズ表面内に実質的に円形の溝を形成することを特徴
    とする、請求項11に記載の留め金。
  17. 【請求項17】 光学レンズの厚さよりも長い距離だけ
    前記第一の壁から離隔した第二の壁を更に含むことを特
    徴とする、請求項8に記載の留め金。
  18. 【請求項18】 尾部バー(tail bar)を更に含むこと
    を特徴とする、請求項8に記載の留め金。
  19. 【請求項19】 前記尾部バーが前記壁から延在してい
    ることを特徴とする、請求項18に記載の留め金。
  20. 【請求項20】 留め金に取り付けられたブリッジ部材
    を更に含むことを特徴とする、請求項8に記載の留め
    金。
  21. 【請求項21】 前記ブリッジ部材が端部を有し、前記
    留め金が該ブリッジ部材の該端部に取り付けられている
    ことを特徴とする、請求項20に記載の留め金。
  22. 【請求項22】 ブリッジ部材の対向する両端に取り付
    けられている第一及び第二の留め金であって、各々が、
    溝形成手段を有する端部を含むねじと、尾部バーとを備
    えた第一及び第二の留め金を利用して、眼鏡用の個別仕
    様のクリップ留め式組立体を形成する方法において、 (a)眼鏡の形状に合致するように第一及び第二の光学
    レンズを形成する工程と; (b)第一及び第二の光学レンズにおける、第一及び第
    二の留め金が配置さるべき場所をマークする工程と; (c)第一及び第二の留め金をそれぞれ、それらのマー
    クと位置合わせする工程と; (d)光学レンズを留め金に挿入する工程と; (e)ねじを締め付けて、各ねじが、隣接する光学レン
    ズの表面内に実質的に円形の溝を形成するようにする工
    程と; (f)クリップ留め式組立体を眼鏡と位置合わせする工
    程と; (g)留め金の尾部バーを曲げて、眼鏡のフレームと係
    合させる工程と;を含むことを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 第三及び第四の留め金を光学レンズに
    取り付ける工程を更に含むことを特徴とする、請求項2
    1に記載の方法。
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CN (1) CN2392191Y (ja)
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