JP3110739U - リン具 - Google Patents

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Abstract


【課題】 従来より残響時間の持続や良好な音色の余韻を確保できる支持機構を備えたリン具の提供、また、音色や外観に趣を与える構成を備えたリン具の提供。
【解決手段】 椀形状に成形されてなるリン本体が叩打部材により打ち鳴らされるリン具において、リン本体を支持するための支柱と、該支柱が略垂直方向に沿って延びるように取り付けられる台座と、リン本体の椀内底部に一端側が固定されたコイル状バネと、を備え、リン本体が、コイル状バネ内に支柱が先端から相対的に挿入されるように椀開口部を下向きとしてコイル状バネを他端側から支柱に嵌合させることにより、台座上に揺動可能に支持されるものとした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、例えば仏前に置かれ、所謂おリンと呼ばれるリン棒により打ち鳴らされる仏具としての打楽器であるリン具に関するものである。
一般的なリン具は、椀形状に成形された真鍮製のリン本体が専用のリン布団上に開口部を上方に向けて載置されるものである。このようなリン具では、通常、叩打用の木製の棒(以下、リン棒と記す)によってリン本体が打ち鳴らされるものである。
一方、リン具は、残響時間、即ち音色の余韻がより長いものが好まれる。しかしながら、上記の如き一般的なリン具では、リン本体がリン布団上に載置されているため、音の振動が吸収されやすく、残響時間の持続が難しかった。
そこで、リン本体をリン布団に載置することなく支持する台座機構を備えたものが考えられている。例えば、台座中央に支柱を垂直方向に沿って立設させ、この支柱の先端部に椀状のリン本体を開口部を下向きにして被せるように椀底部で固定支持するものが挙げられる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−319869号公報
しかしながら、上記の如く支柱先端部にリン本体を下向きに固定する場合、支柱をリン本体の椀底部を貫通させてナット止めしており、この締着部でリン本体の振動が抑えられ、打ち鳴らした際の残響時間の持続と音色が損なわれていた。
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、リン本体を、リン布団上に載置することなく従来より残響時間の持続や良好な音色の余韻を確保できる支持機構を備えたリン具を提供することにある。また本考案は、音色や外観に趣を与える構成を備えたリン具を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案に係るリン具は、椀形状に成形されてなるリン本体が叩打部材により打ち鳴らされるリン具において、前記リン本体を支持するための支柱と、該支柱が略垂直方向に沿って延びるように取り付けられる台座と、前記リン本体の椀内底部に一端側が固定されたコイル状バネと、を備え、前記リン本体は、前記コイル状バネ内に前記支柱が先端から相対的に挿入されるように椀開口部を下向きとして前記コイル状バネを他端側から前記支柱に嵌合させることにより、前記台座上に揺動可能に支持されるものである。
また、請求項2に記載の考案に係るリン具では、請求項1に記載のリン具において、前記支柱は、前記コイル状バネの他端が支柱に対して予め定められた高さ位置より下方へ嵌合するのを規制する係止手段を備えているものである。
また、請求項3に記載の考案に係るリン具では、請求項2に記載のリン具において、前記コイル状バネが嵌合される支柱の予め定められた高さ位置は、前記リン本体が支持された自然状態にて前記支柱の先端が前記リン本体の椀内底面に接しない位置であることを特徴とするものである。
本考案においては、台座に取り付けられた支柱にコイル状バネを介して椀形状のリン本体が開口部を下向きにした状態で揺動可能に支持されるものであり、リン本体の振動が抑えられてしまう固定部を必要としないため、リン本体の打ち鳴らしの際には、残響時間が良好に持続できると共に、リン本体の外力作用による揺らぎが、その様子と音色に面白味、趣を感じさせるという効果がある。
本考案のリン具は、椀形状のリン本体の椀内底部にコイル状バネが一端側で固定されており、台座に略垂直方向に沿って延びるように取り付けられた支柱がコイル状バネ内に先端から相対的に挿入されるようにリン本体の椀開口部を下向きとして支柱にコイル状バネを嵌合させることによって、リン本体が台座上に揺動可能に支持されるものである。
即ち、本考案においては、リン本体側に設けられたコイル状バネと台座側に設けられる支柱とでリン本体の支持機構が構成され、このリン本体の支持状態においては、コイル状バネの弾性により、支柱に対してリン本体は揺動可能となる。
これにより本考案のリン具では、従来のようにリン本体をリン布団上に載置することなく且つリン本体の振動を抑えてしまうナットやネジによる締着などのような固着部分なしでリン本体を揺動可能に台座状に支持できるため、リン棒等によりリン本体を打ち鳴らした際には、残響時間がより長く持続されると共に、叩打による外力の作用でリン本体は揺らぎ、その様子が面白味を与えるだけでなく、リン本体の揺らぎにより音色の余韻にも揺らぎが生じ趣を感じさせるものとなる。
なお、コイル状バネの台座側支柱に対する嵌合は、コイル状バネの他端が支柱の根元まで来てもリン本体が揺動可能であれば問題ないが、リン本体が台座上に被さるように支持された状態において、コイル状バネが外部に露呈しない方が見苦しくなく望ましい。
そこで、コイル状バネの支柱への嵌合の際にバネ他端が支柱根元まで来ないように、支柱にコイル状バネの他端を係止する手段を設け、バネ他端が支柱に対して予め定められた高さ位置より下方へ嵌合するのを規制する構成とすれば、その位置をリン本体支持状態にてリン本体の椀内部に隠れる位置に設定すればよい。
また、リン本体の支持状態では、支柱先端がリン本体の椀内底面に接すると、リン本体の揺動が比較的小さくなると共に、揺動する底面が支柱先端に擦られて傷付いたり、耳障りな摩擦音が生じるだけでなく、コイル状バネの一端側の固定部に干渉してバネが外れてしまう恐れがある。
従って、係止手段を設ける予め定められた高さ位置を、リン本体が支持された自然状態にて支柱端がリン本体の椀内底面に接しない位置に設定すれば、これらの問題は回避され、コイル状バネの撓み弾性がその一端側でより良く発揮されてリン本体の揺動可能領域も比較的大きく確保することができる。このような係止手段の高さ位置は、実際の支柱の高さ及びコイル状バネの長さとリン本体の重量等を考慮して適宜設定すればよい。
係止手段の具体的機構としては、バネ他端の下方への移動を規制できるものであれば様々なものが広く採用可能であるが、より容易に形成できるものや支柱と一体成形できる簡単な形状のものがより望ましい。例えば、支柱外周表面に複数個の突起を設けたり、また、支柱の径を設定位置でバネ径より大きく拡径して肩部を設け、この肩部でバネ他端を支える係止手段を構成することができる。
また、支柱は、台座に対して一体的に形成されるものでも、着脱可能の取り付けられるものであってもよく、特に限定されるものではない。なお、台座自身は、リン本体支持状態において、リン本体の揺動時に倒れたり移動したりすることなく安定した載置状態が維持できる重量を持つものとする。
本考案の一実施例としてのリン具を図1及び図2に示す。図1は、リン具の構成を示す概略縦断面図であり、図2(a)は本リン具のリン本体支持状態の縦断面図、(b)はリン本体支持状態における外観を示す側面図である。
本考案におけるリン具1は、主に椀形状に成形された真鍮製のリン本体2と、このリン本体2を支持するための支柱7と、該支柱7が取り付けられる真鍮製の台座6とから構成されるものである。本実施例では、支柱8は、下端が雄ネジ加工され、略半球形状の台座6の中央部に形成された雌ネジ部に螺合することによって略垂直方向に沿って延びるように取り付けられるものとした。
リン本体2には、椀内の底中央部3に、コイル状バネ4の一端側がネジ5によって固定されており、台座6に取り付けられた支柱7がこのコイル状バネ4内に先端から相対的に挿入されるようにリン本体2の椀開口部を下向きとしてコイル状バネ4を支柱7に嵌合させることによって、リン本体2がコイル上バネ4の弾性により台座6上に揺動可能に支持される。なお、本考案では、ネジ止めのために椀内の底中央部3は他の領域より肉厚に成形してある。
また、支柱7は、ほぼ中央高さ位置までの上方領域がコイル状バネ4に挿入可能な径となっており、その中央高さ位置から下方が上方の径より太くなる形状を有している。従って、図2に示すように、この中央高さ位置に現れる拡径部が、コイル状バネ4の他端を支える係止手段としての肩部8となり、コイル状バネ4を他端側から支柱7に嵌合する際には、バネ他端が肩部8でそれより下方へ進むのを規制できる。
このように、コイル状バネ4の他端が肩部8で係止されることにより、図2(b)に示すように、リン本体2の支持状態においてはコイル状バネ4の他端側が外部に露呈することがなく、見苦しくない。
さらに、この肩部8の位置は、図2(a)に示すように、リン本体2が支持された自然状態にてコイル状バネ4がリン本体2の重さで収縮した状態でも、支柱7の先端がリン本体2の椀内底面に接しない位置に設定したものである。これにより、揺動するリン本体2の底面が支柱先端に擦られて傷付いたり、耳障りな摩擦音が生じることもなく、コイル状バネ4のネジ固定部に干渉してバネが外れてしまう恐れもない。さらに、コイル状バネ4の撓み弾性がその一端側でより良く発揮されてリン本体2の揺動可能領域が大きく確保できる。
以上の構成を備えた本実施例によるリン具1では、リン本体2がリン棒等で打ち鳴らされた際には、リン本体2の振動を抑えてしまう締着固定部が無いため、残響時間がより長く持続されると共に、叩打による外力の作用でリン本体2が充分揺らいで面白味のある様を与えるだけでなく、その音色の余韻にも揺らぎが生じ趣を感じさせるものとなる。
なお、上記実施例では、所定位置で支柱の径を拡大してなる肩部から係止手段を構成した場合を示したが、本考案では、これに限定されるものでなく、例えば均一径の支柱であっても所定位置に複数個の突起やフック等を設けるなど、コイル状バネの支柱に対するその位置より下方への嵌合を規制できるものであれば良い。
本考案の一実施例によるリン具の概略構成を示す縦断面図である。 図1に示すリン具のリン本体支持状態を示す説明図であり、(a)は概略縦断面図、(b)は外観を示す側面図である。
符号の説明
1:リン具
2:リン本体
3:椀内底部
4:コイル状バネ
5:ネジ
6:台座
7:支柱
8:肩部

Claims (3)

  1. 椀形状に成形されてなるリン本体が叩打部材により打ち鳴らされるリン具において、
    前記リン本体を支持するための支柱と、
    該支柱が略垂直方向に沿って延びるように取り付けられる台座と、
    前記リン本体の椀内底部に一端側が固定されたコイル状バネと、を備え、
    前記リン本体は、前記コイル状バネ内に前記支柱が先端から相対的に挿入されるように椀開口部を下向きとして前記コイル状バネを他端側から前記支柱に嵌合させることにより、前記台座上に揺動可能に支持されることを特徴とするリン具。
  2. 前記支柱は、前記コイル状バネの他端が支柱に対して予め定められた高さ位置より下方へ嵌合するのを規制する係止手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のリン具。
  3. 前記コイル状バネが嵌合される支柱の予め定められた高さ位置は、前記リン本体が支持された自然状態にて前記支柱の先端が前記リン本体の椀内底面に接しない位置であることを特徴とする請求項2に記載のリン具。
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