JP3110469B2 - ドライクリーニング法の染み受容体 - Google Patents

ドライクリーニング法の染み受容体

Info

Publication number
JP3110469B2
JP3110469B2 JP10507995A JP50799598A JP3110469B2 JP 3110469 B2 JP3110469 B2 JP 3110469B2 JP 10507995 A JP10507995 A JP 10507995A JP 50799598 A JP50799598 A JP 50799598A JP 3110469 B2 JP3110469 B2 JP 3110469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
cleaning
composition
stain
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10507995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11514055A (ja
Inventor
テリル、アラン、ヤング
ジョン、リチャード、ノエル
マックスウェル、グレゴリー、デイビス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JPH11514055A publication Critical patent/JPH11514055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3110469B2 publication Critical patent/JP3110469B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/04Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties combined with or containing other objects
    • C11D17/041Compositions releasably affixed on a substrate or incorporated into a dispensing means
    • C11D17/047Arrangements specially adapted for dry cleaning or laundry dryer related applications
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L25/00Domestic cleaning devices not provided for in other groups of this subclass 
    • A47L25/08Pads or the like for cleaning clothes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/20Organic compounds containing oxygen
    • C11D3/2072Aldehydes-ketones
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06LDRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
    • D06L1/00Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods
    • D06L1/02Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using organic solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D2111/00Cleaning compositions characterised by the objects to be cleaned; Cleaning compositions characterised by non-standard cleaning or washing processes
    • C11D2111/10Objects to be cleaned
    • C11D2111/12Soft surfaces, e.g. textile

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、布帛クリーニング法に使用する目的でデザ
インされた吸収剤製品に関する。
発明の背景 古典的定義によれば、「ドライクリーニング」という
用語は、非水溶媒を用いて織物をクリーニングする方法
を記載するのに用いられてきた。ドライクリーニング
は、1860年代に英国で最初に報告された溶媒クリーニン
グによる古い技術である。典型的には、ドライクリーニ
ング法は、水性洗濯槽では収縮しやすい、または極めて
貴重でありまたは極めて繊細であるため水性洗濯法を施
すことができないと判断される羊毛製品のような衣類で
用いられる。各種の炭化水素およびハロ炭素溶媒が、浸
漬ドライクリーニング法に伝統的に用いられてきてお
り、このような溶媒を処理し、回復することが必要であ
るため、通常のドライクリーニングの実施は、主として
商業的施設に限定されていた。クリーニング機能の他
に、ドライクリーニングは、重要な「回復」効果も提供
する。例えば、ドライクリーニングは、衣類から望まし
くない臭気や、毛髪や糸屑のような遺物を除去し、衣類
はその後通常は折り畳まれ、またはプレスして皺を除か
れ、その元の形状を回復するのである。
家庭用ドライクリーニング系の一つの型は、様々なク
リーニング剤を含むキャリヤーシートと、プラスチック
バッグを含んでなる。クリーニングを行う衣類をシート
と共にバッグに閉じ込めた後、通常の衣類乾燥機中で回
転乾燥させる。商業的態様では、複数の単回使用の平坦
シートと単一の複数回使用のプラスチックバッグがパッ
ケージに提供される。不運なことには、このような方法
では、局在化した頑固な汚れや染みを布帛から満足に除
去することはできない。従って、全般的工程において、
汚れ除去または「予備染み抜き(pre−spotting)」段
階を用いるのが好ましい。
通常の布帛の予備染み抜きは、主としてクリーニング
組成物を汚れや染みの局在化部分に適用した後、タオ
ル、ブラシまたは他の手段で激しく横方向に擦ることか
らなっている。この種の積極的処理により、処理を行う
布帛中の個々の繊維がすり切れてしまい、これにより布
帛の外観に過度の「摩損」および劣化を生じることがあ
る。
布帛に、これまで用いた横方向(X−およびY−方
向)の摩擦法なしに、Z−方向の力を加えることができ
る装置により、布帛から緩やかではあるが効果的に予備
染み抜きを行うことができることを見出だした。このク
リーニング、特に染み汚れの除去は、水、溶媒、界面活
性剤および微量成分のようなクリーニング成分を極めて
少量用い、染みとクリーニング流体を受容する受容体を
用い、家庭用または場合によっては商業用(Laundroma
t)乾燥機によって提供される熱および機械的攪拌を有
する柔軟な耐湿容器を用いて行われる。
本発明によって得られる不織布受容体構造は、以下に
開示されるように少量の水を基剤とするクリーニング/
回復組成物を用いて、手で洗濯を行っている衣類から染
みを含む溶媒を抜き取る特に有効な手段を提供する。例
えば、染み除去は一層効率的になり、布帛上に残る予備
染み抜き組成物からの醜い残留物は、極めて少ないので
ある。頑固な残留物や染みは、使用者にとって許容でき
ないものであるので、このことは、布帛を次に本明細書
に記載の非浸漬クリーニング/回復工程に付す場合に
は、特に重要である。
背景技術 「TBAL」構造体のある種のものの製造は、1987年2月
3日にH.Laursen et al.に発行された米国特許第4,640,
810号明細書に開示されている。オムツや女性用衛生用
品におけるこのような構造体の使用は、例えば93年11月
23日にLuceri et al.に発行された米国特許第5,264,268
号明細書、94年11月15日にLatimer et al.に発行された
第5,364,382号明細書、96年6月11日にYangに発行され
た第5,525,407号明細書、96年10月29日にCohen et al.
に発行された第5,569,226号明細書、96年3月25日にHol
tmanに発行された第4,578,070号明細書、68年4月2日
にBletzingerに発行された米国特許第3,375,827号明細
書、および89年1月17日にMeyer et al.に発行された第
4,798,603号明細書に開示されている。ドライクリーニ
ング法は、96年8月20日Siklosi & Roetkerに発行され
た米国特許第5,547,476号明細書、97年1月7日にRoetk
erに発行された米国特許第5,591,236号明細書、97年5
月20日にRoetkerに発行された米国特許第5,630,847号明
細書、97年5月20日にYoung et al.に発行された米国特
許第5,630,848号明細書、97年5月27日にSiklosiに発行
された米国特許第5,632,780号明細書、91年5月29日公
表のLeigh et al.の欧州特許第429,172A1号明細書、お
よび93年8月23日発行のSmith et al.の米国特許第5,23
8,587号明細書に開示されている。ドライクリーニング
組成物および方法、並びに布帛の皺処理に関する他の文
献としては、英国特許第1,598,911号明細書、および米
国特許第4,126,563号明細書、第3,949,137号明細書、第
3,593,544号明細書、第3,647,354号明細書、第3,432,25
3号明細書、および第1,747,324号明細書、およびドイツ
国特許出願第2,021,561号明細書、および第2,460,239号
明細書、第0,208,989号明細書、および第4,007,362号明
細書が挙げられる。クリーニング/予備染み抜き組成物
および方法は、例えば、米国特許第5,102,573号明細
書、第5,041,230号明細書、第4,909,962号明細書、第4,
115,061号明細書、第4,886,615号明細書、第4,139,475
号明細書、第4,849,257号明細書、第5,112,538号明細
書、第4,659,496号明細書、第4,806,254号明細書、第5,
213,624号明細書、第4,130,392号明細書、および第4,39
5,261号明細書にも開示されている。洗濯乾燥機で使用
するシート基剤は、カナダ国特許1,005,204号明細書に
開示されている。米国特許第3,956,556号明細書および
第4,007,300号明細書は、衣類乾燥機での布帛コンディ
ショニング用の孔あきシートに関するものである。米国
特許第4,692,277号明細書には、液体クリーナーでの1,2
−オクタンジオールの使用が開示されている。また、米
国特許第3,591,510号明細書、第3,737,387号明細書、第
3,764,544号明細書、第3,882,038号明細書、第3,907,49
6号明細書、第4,097,397号明細書、第4,102,824号明細
書、第4,336,024号明細書、第4,606,842号明細書、第4,
758,641号明細書、第4,797,310号明細書、第4,802,997
号明細書、第4,943,392号明細書、第4,966,724号明細
書、第4,983,317号明細書、第5,004,557号明細書、第5,
062,973号明細書、第5,080,822号明細書、第5,173,200
号明細書、欧州特許第0 213 500号明細書、欧州特許
第0 261 718号明細書、英国特許第1,397,475号明細
書、WO91/09104号明細書、WO91/13145号明細書、WO93/2
5654号明細書、およびHunt,D.G.およびN.H.Morris著「P
nBおよびDPnBグリコールエーテル(PnB and DPnB Glyco
l Ethers)」,HAPPI,1989年4月,78〜82頁も参照された
い。
発明の概要 本発明は、染み受容体製品と、布帛クリーニング工程
でのその使用を包含する。一つの典型的な側面では、本
発明は、染みの付いた布帛(布地)の汚れクリーニング
法であって、 (a) 布帛の局部的に染みの付いた部分を、本明細書
に開示されている吸収性の染み受容体製品(「ASRA」)
上に接触させて置き、 (b) 十分な量のクリーニング/回復組成物を布帛に
塗布して、局在化した染みの付いた部分を飽和し、 (c) 場合によっては、前記組成物を染みに3〜5分
間浸透させ、 (d) 布帛を、吸収性の染み受容体製品との接触から
除く ことを含んでなる方法を提供する。
好ましい組成物 好ましい態様では、液体クリーニング組成物は、水
と、界面活性剤、好ましくはMgAES界面活性剤とアミン
オキシド界面活性剤との混合物を含んでなる界面活性剤
とを含んでなる。また、組成物は、水および溶媒、好ま
しくはブトキシプロポキシプロパノールを含んでなるの
が好ましい。全般的考察としては、組成物は、典型的に
は溶媒と、少なくとも約95重量%の水であって、好まし
くは溶媒と界面活性剤も含んでなるもの、すなわち水、
溶媒および界面活性剤を含んでなる。
好ましい態様では、この方法は、染みに加えた機械的
力によって組成物を染みに馴染ませることによって行
う。極めて好ましい態様では、ASRAは繊維質TBAL構造で
ある。以下に開示されるように、ASRAの低毛管圧力領域
の合成繊維含量は、好ましくは高毛管圧力領域の合成繊
維含量より高く、合成繊維約80重量%〜約100重量%、
好ましくは約100重量%である。
本発明は、吸収性の染み受容製品および液体クリーニ
ング組成物の一部を含んでなるキットも包含する。
更に詳細には、本発明の方法は、下記の段階 1. 布帛の染みの付いた部分を、本発明の吸収性の染み
受容体製品がおおうように接触させて置き、 2. 局在化した染みの付いた部分を飽和するのに十分な
クリーニング/回復組成物を適用し、典型的には約10滴
であり、より大きな染みにはそれ以上を用いることがで
きる。好ましくは、これは、組成物を染みに向け、布帛
の周囲部分を不必要に飽和しないようにした狭い噴出口
を有するボトルを用いて行う。
3. 場合によっては、組成物を染みに3〜5分間浸透さ
せる。(これは、クリーニングのよりよい成果を得るた
めの予備処理または予備水和である。) 4. 場合によっては、追加の組成物、約10滴を適用し、
より大きな染みにはそれ以上を用いることができる。
5. 例えば、本明細書に開示される汚れ除去装置により
機械的力を用いて、染みを完全に取り出す。装置を染み
に対して20〜120秒間、より頑固な染みについてはより
長時間、しっかりと振動させる(すなわち、下向きの
「Z」方向に力を加える)。染みを装置で擦ると、布帛
を傷付けることがあるので、擦らない(すなわち、横
「X−Y」方向に力を加えない)。
6. 布帛を吸収性の染み受容体製品との接触から外す。
7. 場合によっては、紙タオルや他の吸収性材料の間に
布帛を挟んで、過剰のクリーニング組成物を除去する。
8. 場合によっては、好ましくは以下に開示される蒸気
排出閉込めバッグ(vapor−venting containment bag)
を用いて本明細書に開示される乾燥機内でのクリーニン
グ/回復工程を行うことによって布帛全体のクリーニン
グ/回復を完了する を用いて行うことができる。
別の態様では、クリーニング/回復組成物を、組成物
を噴霧、塗布し、または組成物をキャリヤーシートから
パッディングすることにより、または任意の他の通常の
手段によって染みに適用することができる(段階2およ
び/または4)。
本発明による予備染み抜き操作を含んでなる、布帛表
面の全面を処理するための全般的クリーニング/回復法
は、 (i) 吸収性の染み受容体製品と共同して、布帛の局
在化した染みの付いた部分で染み除去工程を行い、 (ii) 段階(i)からの全布帛を、好ましくは蒸気排
出型の閉込めバッグ中に、水性布帛クリーニング/回復
組成物を含むキャリヤーと共に置き、 (iii) このバッグを、例えば高温空気衣類乾燥機の
ような、攪拌を生じる装置に入れ、乾燥機を加熱し、布
帛を回転させて加湿し、好ましくは蒸気排気を行い、 (iv) 布帛をバッグから取り出す 全段階を含んでなる。
布帛は、直ちに吊して、皺が形成されるのを防止する
のが好ましい。
本発明は、 (a) キャリヤー基剤上に放出可能に含まれている水
性布帛クリーニング/回復組成物、 (b) 再使用可能な、好ましくは蒸気排出性、閉込め
バッグ、 (c) 本発明による1個以上の吸収性の染み受容体製
品、 (d) 場合によっては、好ましくは本明細書に開示さ
れる布帛クリーニング装置、 (e) 場合によっては、再使用可能な固定トレイ、お
よび (f) 場合によっては、非水性クリーニング組成物、 (g) 場合によっては、好ましくは、本発明の予備染
み抜き段階で用いる水性クリーニング(「予備染み抜
き」)組成物の別個の部分 を含んでなるキットも包含する。
本明細書における総ての百分率、比および割合は、特
に断らない限り重量によるものである。引用された総て
の文献は、関連部分において、その内容は、その開示の
一部として本明細書に引用される。
図面の簡単な説明 第1図は、手圧を用いて装置を振動させることによ
り、弓形の凸状ヘッドから外側に伸び出した突起が染み
の付いた(207)布帛に突き当たり、染みに垂直なクリ
ーニング力を生じる装置の使用を示している。従って、
布帛上での望ましくない横(剪断)力は、極めて少ない
かまたは全くなくなる。本発明による吸収性の染み受容
体製品(501)は、布帛の染みの付いた部分の下になっ
ていることが示されている。
第2図は、周囲が実質的に円形の凸状基部(301)を
有する本発明で用いられる型の汚れクリーニング装置の
斜視図である。
第3図は、本発明で用いられる型のクリーニング/回
復シート(1)の斜視図である。
第4図は、予め折り畳まれた状態になっているノッチ
付きの蒸気排出性の閉込めバッグに緩く支持されている
クリーニング/回復シートの斜視図である。
第5図は、高温空気衣類乾燥機中で処理される布帛を
受容する準備のできたバッグ内のシートの斜視図であ
る。
第6図は、バッグのノッチ付き壁の部分図である。
第7図は、緩いクリーニング/回復シートを含むノッ
チなしの蒸気排出バッグの斜視図である。
第8図は、蒸気排出性の「封筒」型バッグであって蒸
気排出クロージャーを有するもの、標準的バッグ、すな
わち排出クロージャーを持たないシールしたバッグ(比
較用のコントロールとして)、および両端に蒸気排出ク
ロージャーを有する「封筒バッグ(2)」から排出する
水のグラフである。
第9図は、グラム数で表した第8図と同様の水の排出
のグラフである。
第10図は、皺が形成する、皺にならない、皺が除かれ
た、および皺が除かれていない布帛に関する全行程の乾
燥機中の段階の作業領域の間の関係を示すグラフであ
る。
第11図は、クリーニング突起(401)、スポンジ層(4
02)、アーチ状基剤(403)、軸(404)、および球根状
の柄(405)を含んでなる好ましいアーチ状のクリーニ
ング装置の斜視図である。
発明の詳細な説明 吸収性の染み受容体製品(「ASRA」) 本発明のASRA
は、厚み(Z−方向)により毛管圧力差を生じる多数の
吸収性構造体のいずれかを含んでなることができる。AS
RAを本発明の汚れ除去法に用いる目的でデザインすると
きには、下記の点が考慮される。第一に、クリーニング
溶液は、攪拌を行っても布帛の繊維から汚れを除去する
だけである。汚れを含むクリーニング溶液を布帛に止ま
らせると、クリーニング溶液が乾燥するに従って、汚れ
が布帛に再付着する。クリーニング溶液を布帛から一層
完全に除去すればするだけ、汚れの除去は完全になるの
である。
第二に、処理を行う布帛は、それ自身が基本的に繊維
質の吸収性構造であり、繊維間の毛管に液体(すなわ
ち、クリーニング溶液)を保持する。ある種の液体が繊
維中に吸収されることがあると、液体のほとんどは線維
間毛管(これは、織糸に撚ったフィラメントの間の毛管
を含む)に保持される。布帛に保持された液体は、これ
を本発明のASRAのような別の吸収性構造体と接触させる
ことによって除去することができる。この方法では、液
体は、布帛の毛管からASRAの毛管に移る。
第三に、液体を毛管圧力によって毛管に保持する。毛
管圧力(Pc)は、一般に下記の式 Pc=(2XGXCosA)/R (前記式中、 G=液体の表面張力、 A=液体と毛管壁との接触角、 R=毛管の半径 である)によって記載される。従って、毛管圧力は、接
触角が小さくかつ半径が小さい毛管で最大となる。液体
は、高毛管圧力によって最もきつく保持され、低毛管圧
力の部位から高毛管圧力の部位へと移動する。従って、
厚みにより毛管圧力差を生じる主題のASRAでは、液体
は、低毛管圧力部位から高毛管圧力部位へと移動する。
毛管圧力は、様々な手法を用いて測定することができる
が、試験液体としては液体クリーニング組成物を用い
る。
実際には、ほとんどの吸収性材料は、ある範囲の毛管
径と接触角を含んでなる複雑な構造である。本発明の解
説のために、材料の毛管圧力または材料内の毛管圧力ゾ
ーンは、この材料またはゾーン内部に見出だされる圧力
の範囲の重さ付き容積平均(volumetric weighted aver
age)として定義される。
例示のために、クリーニング溶液で飽和した汚れの付
いた布帛が、紙タオルのような均質な吸収性材料の同一
の2つの積層と液体連絡接触している場合には、溶液と
汚れは、毛管圧力が2つの材料においてほぼ同等になる
まで、布帛からタオルへと容易に移行する。平衡時に
は、所定量の溶液と汚れは、布帛に残る。正確な量は、
布帛およびタオルの基本重量と毛管圧力特性とによって
変化する。布帛中の残留溶液および汚れの減少量、従っ
て一層良好なクリーニングは、再下層(布帛と直接接触
していない層)をタオルより高い毛管圧力の吸収性層に
代えることによって得られる。この吸収性層は、毛管圧
力が高いため、より多量の溶液が低毛管圧力のタオル最
上層から高毛管圧力の吸収性層へ移行し、これによりよ
り多量の溶液が布帛からタオル最上層へ移行する。その
結果、布帛中に残っている残留溶液および汚れが少なく
なるので、一層良好なクリーニングが行われる。
この型の多層系は、Z方向の圧力は、加湿した汚れの
付いた布帛とASRAに加えるときにも、有効である。この
圧力により、様々な材料が圧縮されることによって、そ
れらの空隙率および液体吸収能が低下する(材料の飽和
%が増加する)。これにより、液体を絞り出すことがで
きる。層状構造は、遊離液体を下層(すなわち、布帛か
ら離れた方の層)に吸収させる。これにより、液体の布
帛による再吸収が少なくなる。これは、最下層(最高毛
管圧力を有する層)が最上層(最低毛管圧力を有する
層)と比較して比較的非圧縮性である(加圧下における
その空隙率が高率で残る)ときには、特に真実である。
この場合には、最上層を弾力的圧縮性とし、最下層によ
って吸収することができる加圧下の液体を絞り出すよう
にするのが望ましいことがある。
従って、ASRAは、毛管圧力が異なる2種類以上の比較
的性質が異なる層を含んでなることができる。毛管圧力
の式から分かるように、毛管圧力の差は、毛管径または
クリーニング溶液とASRAとの接触角を変化させることに
よって得ることができる。いずれの因子も、ASRAの組成
によって制御することができる。式の接触角部分は、AS
RAを例えば接触角を低下させるため界面活性剤で、また
は接触角を増加させるためシリコーンのような撥水材料
で化学処理することによって影響を受けることもある。
様々な毛管圧力の多層を含んでなるASRAの有効性は、
総吸収能のほとんどを高毛管圧力部分に配置することに
よって増強することができる。最上部の布帛に面してい
る層は、最下層に保持されている液体から布帛を絶縁す
るのに十分な厚みを有するだけでよい。
層状ASRAの有効性は、低毛管圧力部分を、処理を行う
布帛よりも高い毛管圧力を有するように選択することに
よって更に増強することができる。
毛管圧力が異なる2種類以上の層を含んでなるASRAで
は、毛管圧力変化のパターンを「段階的(stepped)」
として特性決定することができる。ASRAの厚みに関して
は、層界面における毛管圧力の急激な変化または段階が
見られる。本発明のASRAは、複数の異なる層を含んでな
る必要はないが、厚みに関して比較的連続的な毛管径グ
ラディエントを有する単一層構造を含んでなることがで
きることが理解されるであろう。
繊維 ASRAは、繊維質吸収剤およびフォームなどの様
々な材料から作ることができる。有用な繊維質吸収剤と
しては、不織布(カーデド(carded)、ヒドロエンタン
グルド(hydroentangled)、熱結合、ラテックス結合、
メルトブローン(meltblown)、紡糸など)、熱結合し
たエアレイド(airlaid)不織布(「TBAL」)、ラテッ
クス結合したエアレイド不織布(「LBAL」)、多重結合
したエアレイド不織布(「MBAL」ラテックスおよび熱結
合を合わせたもの)、湿式レイド紙(wet laid pape
r)、不織布、メリヤス布、または材料の組合せ(すな
わち、カーデド不織布の最上層と、湿式レイド紙の最下
層)が挙げられる。これらの繊維質吸収剤は、天然およ
び合成繊維などの多種多様な繊維を用いて製造すること
ができる。有用な繊維としては、木材パルプ、レーヨ
ン、綿、コットンリンター、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アクリル、ナイロン、多成分結合
剤繊維などが挙げられる。複数の種類の繊維を一緒に混
合して、有用な材料を作成することができる。有用なフ
ォーム材料としては、ポリウレタンフォームおよび高内
相エマルションフォームが挙げられる。重要な因子は、
ASRAの厚み内において毛管圧力の差を有することであ
る。広範囲の繊維径を用いることができる。典型的では
あるが、非制限的直径の範囲は、約0.5μm〜約60μm
である。メルトブローンについては、好ましい繊維は約
10μm未満のものである。典型的な紡糸結合および合成
ステープルファイバーは、直径が約14〜約60μmの範囲
である。一般に、高毛管圧力層には、小さめの直径の繊
維が選択され、低毛管圧力には、大きめの直径が選択さ
れる。繊維の長さは、用いられる成形法および所望な毛
管圧力によって変化することができる。紡糸結合は、実
質的に連続的な繊維を含んでなる。エア−レイド繊維に
ついては、4〜6mmが典型的である。カーデド繊維につ
いては、典型的には25〜100mmの範囲である。更に、二
成分繊維の上層を増せば、使用中に糸屑の生成が減少す
る。最上層で合成(例えば、二成分)繊維を増すと、そ
れらは親油性であり、処理を行う布帛から油性染みの除
去が促進されるので、クリーニングを増強することもで
きる。
おむつの技術分野では「スーパーソーバー(supersor
bers)」とも呼ばれることがある吸収性のゲル化技術
(「AGM」)を、受容体のいずれかのまたは両方の層
に、または繊維層の間の別個の層として、またはASRAの
最下層の裏地に添加することができる。機能的には、AG
Mは、追加の液体吸収能を提供し、ASRA構造の毛管から
排水する働きをし、液体が吸収されるときに毛管圧力グ
ラディエントを保持し易くする。
前記考察を考慮して、本発明のASRAは、厚み(Z方
向)に関して毛管圧力差を有する吸収剤構造として定義
することができる。典型的であるが、非制限的態様で
は、これは、処理を行う布帛と接触させたASRAの上部の
液体受容部での毛管を比較的大きくする(例えば、半径
50〜100μm)ことによって達成することができる。下
部の液体保存部は、毛管が比較的小さめである(例え
ば、半径5〜30μm)。用いる径とは関わりなく、2層
の間の平均毛管圧力の差を大きくして、2層間の毛管圧
力範囲の重複ができるだけ少なくなるようにするのが望
ましい。
基本重量 ASRAの基本重量は、吸収しなければならな
いクリーニング溶液の量によって変化することができ
る。好ましい127mm×127mmの受容体は、約10〜50gの水
を吸収する。典型的な染み除去法で用いられる液体は極
めて少ないので、実際には、ずっと少ない容量が必要と
される。典型的なTBAL ASRAパッドは、重量が約4〜6g
である。従って、有用な範囲は、約1g〜約7gである。様
々な寸法のもの、例えば90mm×140mmを用いることがで
きる。
寸法 ASRAの好ましい寸法は、約127mm×127mmである
が、他の寸法のもの、例えば90mm×140mmのものを用い
ることができる。その形状も、変化させることができ
る。
厚み 好ましいASRAの全体的厚みは約3mm(120ミル)
であるが、広汎に変化させることができる。低い方は、
吸収性の効果を提供することが望ましいので、限定され
ることがある。合理的な範囲は、25ミル〜200ミルであ
る。
糸屑抑制結合剤噴霧 ASRAは無塵であるのが好まし
い。幾つかの材料は、本来無塵である(合成不織布)。
幾つかの通常はセルロース含有材料は埃っぽくなること
があるが、総ての繊維が結合しているのではないからで
ある。埃は、処理を行う布帛と接触するASRAの表面上ま
たは近くにある実質的に総ての繊維を結合することによ
って減少させることができる。これは、ラテックス、澱
粉、ポリビニルアルコールなどの樹脂を適用することに
よって行うことができる。低温または高温クリンプ加
工、音波結合、熱結合および/またはステッチングを受
容体の総ての縁に沿って用いて、糸屑形成の傾向を更に
減少させることもできる。
裏地シート ASRAは、通常は十分な強度を有してお
り、そのまま使用することができる。しかしながら、食
卓最上面または使用者によって選択された他の処理表面
に液体が浸透するのを防止するには、下層の最上部表面
に液体不透過性バリヤーシートを固定するのが好まし
い。この裏地シートにより、製品全体の一体性も改良さ
れる。最下部層には、通常の処理法を用いてポリエチレ
ンまたはポリプロピレンフィルムの0.5〜2.0ミル、好ま
しくは1.0ミルの層を押出しコーティングすることがで
きる。フィルム層は、最下層に接着剤または熱により積
層することもできる。フィルム層は、受容体からのクリ
ーニング組成物の望ましくない漏れを防止するため、ピ
ンホールなしのバリヤーとなるように設計される。この
裏地シートは、処方者の希望に従って、処理の指示を印
刷し、エンボス加工し、修飾することができる。ASRA
は、乾燥機の外側で使用しようとするものである。しか
しながら、受容体は偶然に乾燥機中に置かれ、高温に暴
露されることがあるので、裏地シートはポリプロピレン
またはナイロンのような耐熱フィルムで作られるのが好
ましい。
カラー 白色は、使用者が、布帛から受容体への染み
の移行を観察することができるので、ASRAにとって好ま
しいカラーである。しかしながら、カラーの選択には、
機能上の制限は全くない。裏地シートは、場合によって
は対照的なカラーであることができる。
エンボス加工 ASRAは、任意の所望なパターンまたは
ロゴをエンボス加工することもできる。
製造 本発明のASRAの典型的ではあるが非制限的態様
は、処理を行う布帛と液体連絡接触状態に置かれている
上部の低毛管圧力層と、最下部の高毛管圧力層とからな
るTBAL材料である。ASRAは、TBAL材料を製造するための
当該技術分野で知られている手続きを用いて好都合に製
造することができ、米国特許第4,640,810号明細書を参
照されたい。全般的な説明としては、TBAL製造法は、典
型的には比較的短い(2〜4mm)木材パルプ繊維のよう
な吸収性繊維のウェブであって、比較的長い(4〜6m
m)二成分繊維が混じっているものを敷設することを含
んでなる。この二成分繊維の鞘は、熱を加えると融解し
て、熱結合を生じる。木材パルプ繊維と十分に混合した
二成分繊維は、これによりマット全体を「接着」する作
用をする。本発明のASRAの一態様における両層は、木材
パルプ繊維と二成分熱結合繊維の均質な混合物であるこ
とができる。更に好ましい態様では、最上層は、50:50
(重量)のポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)
とを含んでなり、PEの外鞘に包まれたPPコアを含んでな
る100%同心の二成分繊維である。グラディエントは、
最下層に比較して最上層における二成分の割合を高くす
ることによって得られる。米国特許第4,640,810号明細
書に記載のTBAL法を用いれば、最上部の低毛管圧力層が
100%二成分繊維(AL−Thermal−C,1.7dtex,長さ6mm,Da
naklon a/sから発売)から第一の成形部によって成形さ
れる。この総てが二成分の最上層の基本重量は、約30gs
m(g/m2)である。最下部の高毛管圧力層は、約72%の
木材パルプ(Flint River Fluff,Weyerhaeuser Co.から
発売)および約28%の二成分結合剤繊維からなる繊維混
合物から、第二および第三の成形部によって最上層に成
形される。この最下層の基本重量は、約270gsmである。
第二および第三の成形部のそれぞれは、最下層の総重量
の約半分が沈積する。次いで、2層をカレンダー処理し
て、最終的な合わせた厚みを約3mmとする。その後、ポ
リプロピレンの1.0ミルのコーティングを、最下層の露
出表面に押出しコーティングする。個々の受容体を、12
7mm×127mmの寸法に切断する。一つの任意の様式では、
材料をロールに巻いた後、裏地シートを適用するので、
結合剤(例えば、ラテックス−Airflex 124,Air Produc
tsから発売)を下層の露出表面に適用した後、熱結合に
より塵が最上部で総て二成分層に移行するのを防止する
ことができる。あるいは、非糸屑発生シートを、巻き上
げ中にASRAに置き、表面同士の接触による糸屑生成を防
止することもできる。
層の組成および基本重量は、所望な毛管圧力グラディ
エントとクリーニング性能を有するASRAを提供したまま
変化させることができる。非制限的例は、下記の通りで
ある。
本発明で用いられるもう一つのTBAL構造は、約50%の
二成分繊維と50%の木材パルプとを含んでなる最上(流
体受容)層を含んでなり、基本重量は約50gsmである。
最下層は、木材パルプと二成分ステープルファイバーと
の80/20(重量)混合物であって、基本重量が約150gsm
であるものである。
吸収性材料の技術に熟練した者であれば、前記のASRA
は、比較的高いおよび低い毛管圧力の層またはゾーンを
提供することを理解されるであろう。「高」および
「低」/「より高い」および「より低い」という用語
は、本発明のASRAにおける層またはゾーンの毛管圧力に
関するものであり、ある種の外部標準に関するものでは
ないと理解すべきである。従って、上部の流体受容層ま
たはゾーンの毛管圧力が、下になっている層またはゾー
ンの毛管圧力より低い限り、ASRAは、所期のやり方で機
能する。しかしながら、比較のためであり、制限のため
ではないが、「低」毛管圧力層の毛管圧力は、典型的に
は水約2cm〜水約15cmの範囲であり、「高」毛管圧力層
の毛管圧力は、典型的には水約10cm〜水約50cmの範囲と
なる。(毛管現象は、1986年9月6日発行のWeisman et
al.の米国特許第4,610,678号明細書の第11欄に記載の
手続きに従って関心のあるクリーニング組成物を用いて
測定することができ、基本的手続きおよび装置デザイン
に関しては、BurgeniおよびKapur著「繊維マスにおける
毛管吸収平衡(Capillary Sorption Equilibria in Fib
er Masses),Textile Research Journal,37(1967)362
に記載の通りであり、これらの公表の内容は、その開示
の一部として本明細書に引用される。) 使用条件 本発明のASRAは、単回使用の後に廃棄する
ことができる程廉価に製造しようとするものである。し
かしながら、これらの構造体は極めて強固であり、複数
回の再使用が可能である。いずれにせよ、使用者は、好
ましくは、製品を、「清浄な」部分が処理を行う布帛の
染みの付いた部分の下になるように配置して、ASRA裏地
から布帛へ古い染みが放出されない用にすべきである。
閉込めバッグ 高水含量組成物を布または織布若しく
は不織布ナプキンのようなキャリヤー基剤に加え、加熱
操作している衣類乾燥機中のバッグ環境に置き、ドライ
クリーニング代替または「布帛回復」法としての布帛か
らの悪臭を除去することができることを見出だした。こ
のバッグ内部に生じた加温して加湿した環境により、
「水蒸気蒸留」法のやり方で悪臭成分を気化し、布帛と
その上の汚れを加湿する。この布帛の加湿により、以前
にセットされた皺を延ばすことができるが、過度に湿っ
た布帛は、乾燥段階中に乾燥機サイクルの終了近くなる
と新たな皺が生じることがあることを見出だした。この
方法で用いる水の量を適当に選択し、重要なことである
が、本発明の方法においてバッグを適当に排気すること
により、皺を最小限にすることができる。更に、バッグ
を排気しなければ、布帛から外れた気化した悪臭材料が
望ましくないことには布帛に再付着する可能性がある。
バッグの排気能のデザインは、前記の効果の適当なバ
ランスを得る上で重要である。きつくシールした蒸気不
透過性の「閉じた」バッグは悪臭を除去せず、布帛を過
度に加湿して、皺を生じる。過度に「開放した」バッグ
デザインでは、布帛や汚れを十分に加湿して、重い悪臭
に移動性を持たせ、または以前から存在する布帛の皺を
除くことはできない。更に、バッグは、水蒸気圧下で空
隙率を膨らませかつ生成するのに十分な程(閉じられ
て」おり、布帛がバッグ内で自由に回転して、蒸気に暴
露することができるようにしなければならない。
バッグは、水蒸気の一部を(特に、乾燥機サイクルの
初期において)トラップで止めるが、サイクルが終了す
るまでに水のほとんどが逃げ出すことができる程十分な
排気を有するように設計されねばならない。前記のもう
一つの方法では、蒸気放出の速度を最適にして、蒸気排
気と蒸気トラッピングのバランスを確保するのが好まし
い。好ましいバッグデザインでは、ナイロンのような水
蒸気不透過性フィルムであって、大きな封筒のようなク
ロージャーフラップ(好ましくは、フックとループVELC
RO 型ファスナーを有する)を有するものが用いられ
る。クロージャー・フラップの折り畳み部分の弛みの程
度を変化させて、蒸気排出エアギャップまたはバッグか
らの蒸気排出の速度を制御する部分開口を提供すること
ができる。もう一つの態様では、フラップの反対側の側
壁の縁に沿ってノッチを切断して、排気を更に調節す
る。図に示されるファスナー装置は、クロージャーのラ
インに沿って部分的にのみ動くことにより、クロージャ
ーの側端で排気が起こる。
第10図から分かるように、本発明の目的は、グラフ上
での皺にならない/皺を除去した領域内で操作すること
である。この領域は、布帛の種類によって変化すること
ができる。しかしながら、全般的提案として、本明細書
に開示されるやり方での方法を行うと、新たな皺の形成
が最小限になり、かつ処理の前に衣類に既に存在してい
る皺が除去される。更に、悪臭に関しては、十分な量の
水(基剤に対する水のグラム数)を送達して、悪臭を実
質的に除去するのが好ましい。実際には、これは、本発
明の排気したバッグを用いる操作を曲線の右手部分へ向
かう条件下、すなわち液体クリーニング/回復組成物約
15.2〜約31gの範囲で行うことを意味している。グラフ
に関しては、少ない量の液体を用いることができるが、
皺は布帛から効率的に除去されず、また悪臭の除去が不
利になる。液体が多すぎると、例えば、以下に記載され
るように60%排気した(60VVE)バッグについてこのグ
ラフで約38gでは、布帛に皺が付き始める。VVEをより高
くしたバッグは、一層高い水分濃度の理想的範囲で操作
することができる(例えば、「封筒バッグ2」)。これ
らの考察に関して、使用したキャリヤー基剤は、本発明
の液体組成物で「滴り」を生じて濡れるほど飽和すべき
ではない。過度に濡らすと(「滴り」)、クリーニング
と回復を行う布帛への局在化した水の移行により、皺が
生じることがある。大きめのキャリヤー基剤を用いて更
に液体容量を提供することができると考えられるが、こ
れは自己制御式であることがある。キャリヤーシートが
大きすぎると、クリーニング/回復を行う布帛と絡み合
って、布帛が過度に局剤化して湿ることがある。従っ
て、本発明で用いるキャリヤーシートは前記のバッグお
よび乾燥機の大きさに最適であるが、その大きさは、過
度の実験を行うことなく、より大きいおよびより小さい
バッグおよび/または乾燥機ドラム容量に比例して調節
することができる。
布帛は、バッグから取り出したときには、通常は所定
量の水分を含む。これは、布帛の種類によって変化す
る。例えば、グラフに示される最適範囲で処理した絹
は、約0.5重量%〜約2.5重量%の水分を含むことがあ
る。羊毛は、水分約4重量%までを含むことがある。レ
ーヨンも、約4%までの水分を含むことがある。これ
は、布帛が必ずしもあからさまに「湿った」感触を有す
ることをいうものではない。むしろ、布帛は、蒸発によ
る水の損失により、冷たくまたは冷たく湿った感じがす
ることがある。このようにして手に入れた布帛を吊し
て、更に風乾することにより、皺が生じるのを防止する
ことができる。所望ならば、使用者の希望により、布帛
にアイロンをかけまたは他の仕上げ工程を施すことがで
きる。
下記のものは、本発明の方法における蒸気排気バッグ
の製造および使用において処方者を補助しようとするも
のであるが、本発明を制限しようとするものではない。
バッグの寸法 第5図は、バッグの全体的寸法を示し、すなわち折畳
み線までの長さ(7)27 5/8インチ、バッグの幅
(8)26インチ、折畳み線の基部までのフラップ2 3/
8インチである。以下に記載する試験では、このバッグ
はそのオープン寸法により「26インチ×30インチ」と表
される。
第6図には、ノッチ付きバッグの様々な要素の配置が
更に詳細に挙げられている。この態様では、総ての寸法
は、バッグの左手と右手側の両方で同じである。本発明
の寸法は、全長(フラップを含む)が約30インチであ
り、幅が約26インチである開いたバッグに対するもので
ある。バッグの横端からフラップ(5)の内側に配置さ
れた固定装置(3)の最外端までの距離(9)は、約2
インチである。この態様では、固定装置(3)はVELCRO
型ストリップのループ部を含んでなり、その幅(13)
は約0.75インチであり、その全長は約22インチである。
固定装置(6)も同様に壁2(b)の外側に配置され、
3/4インチのVELCRO 型ストリップのフック部を含んで
なる。バッグが閉じており、ファスナーが噛合っている
ときには、距離(9)を増減して、フラップの両端にお
ける排気を増減させることができる。フラップの最上端
とノッチの基部との距離(10)は、約2 7/8インチで
ある。バッグの側端とノッチの側端との距離(14)は、
約0.25インチである。フラップの最上端と折畳み(11)
との距離は、約2 3/8インチである。フラップの最上
端とフラップに固定したVELCRO 型ストリップのリーデ
ィングエッジとの距離は、約3/8インチである。折畳み
(11)とノッチの最下端との距離は、約1/2インチであ
る。この距離を変化させて、蒸気排気を増減することも
できる。0.25〜1.5インチの範囲が典型的である。VELCR
O 型ストリップ(6)の最上端とノッチの最下端との
距離は、約3/4インチである。VELCRO 型ストリップ
(3)と折畳み(11)との距離は、約1 1/4インチで
ある。
第7図には、前記全寸法のノッチなし封筒バッグの寸
法が更に詳細に記載されている。また、それぞれのVELC
RO 型ストリップ(3)および(6)は、幅が約3/4イ
ンチであり、長さが約22インチである。それぞれのスト
リップは、完成したバッグ壁およびフラップの側端のそ
れぞれから約2インチだけ中央よりになるように配置さ
れている。側壁(2b)のリーディング・エッジとバッグ
のフラップ部分のファスナーストリップ(3)のベース
エッジとの距離は、約2 1/2インチである。ファスナ
ーストリップ(6)のベースエッジと側壁(2b)のリー
ディングエッジとの距離は、約2.25インチである。ファ
スナーストリップ(6)のリーディングエッジと側壁の
リーディングエッジとの距離は、約1/8インチである。
折り畳み(11)とファスナーストリップ(3)のベース
エッジとの距離は、約2インチである。ファスナースト
リップ(3)のリーディングエッジとフラップの最上部
エッジとの距離は、約0.25インチである。距離(24)
は、約3 5/8インチである。前記のノッチ付きバッグ
と同様に、ファスナーの位置および長さを調節して、排
気を増減することができる。
蒸気排気の評価 本発明の閉込めバッグは、最も広義
には、本発明の方法に用いられる衣類乾燥機または他の
高温空気装置の操作サイクル中にバッグに導入される全
水分の少なくとも約40重量%、好ましくは少なくとも約
60重量%から約90重量%までを排気することができるよ
うにデザインされる。(有機クリーニング溶媒の全部で
はなくともほとんどが水と共に排気されるのは当然であ
る。しかしながら、水は本発明のクリーニング/回復組
成物の主要部分を含んでなるので、水蒸気の排気として
排気を測定し、記載するのがより好都合である。) 高温空気衣類乾燥機および同様な装置の操作について
習熟した者であれば、排気の速度は、通常は全操作サイ
クルに亙って一定ではないことを理解されるであろう。
総ての乾燥機は、操作サイクルの開始時に加温時間を有
し、これは製造業者の設計によって変化することがあ
る。これらの加温および冷却時間中に、本発明の閉込め
バッグから幾らか排気が起こる可能性があるが、その速
度は一般に乾燥サイクルの主要時間での排気速度より小
さい。更に、サイクルの主要時間中であっても、多くの
最新の乾燥機は複数の恒温設定値を有して構築されてお
り、乾燥機中の空気温度を定期的に増減することによっ
て、過熱を防止している。従って、約50℃〜約85℃の標
的範囲での、恒温よりはむしろ平均乾燥機操作温度が、
典型的に得られる。
更に、本発明の閉込めバッグの使用者は、サイクルを
完了する前に乾燥装置の操作を停止する選択を行うこと
ができる。使用者によっては、未だ若干湿っており、ア
イロンがけ、吊して乾燥、または他の仕上げ操作を容易
に行うことができる布帛を確保しようとすることがあ
る。
用いた時間とは別に、蒸気排気クロージャーの任意の
所定の型に対する蒸気排気平衡(「VVE」)は、主とし
て乾燥機内で得られる温度であって、前記のように、典
型的には平均「乾燥機空気温度」として記載されている
ものによって変化する。実際に、閉込めバッグ内部で到
達した温度は、これに関して一層重要であるが、正確に
測定することが困難なことがある。バッグの壁中の熱伝
達は、壁が薄くかつ通常の衣類乾燥機によって生じる回
転作用により、かなり効率的であるので、平均乾燥機空
気温度に関してVVEを測定することは合理的な近似であ
る。
更に、閉込めバッグからの蒸気排気を余り速くして、
水性クリーニング/回復組成物が処理を行う布帛を湿ら
せて、汚れ/悪臭を布帛から除去する機会を得られなく
すべきではないことも理解されるであろう。しかしなが
ら、装置の回転作用によって生じる組成物のそのキャリ
ヤー基剤から布帛への送達は、気化および排気が早刷ぎ
ることによる組成物の早過ぎる損失が要因とはならない
ような速度で起こる限り、これは、実際的な本発明の問
題とはならない。実際に、本発明の好ましいバッグは、
このような早過ぎる排気を防止することによって、クリ
ーニング/回復組成物の液体および蒸気が、処理を行う
布帛上でその所期の機能を行うのに十分な長さの時間バ
ッグ内部に止まるようにデザインされる。
下記の蒸気排気評価試験(VVET)により、前記の点を
更に詳細に説明する。乾燥機ドラムの容積、布帛荷重の
大きさなどにより、大きめまたは小さめの閉込めバッグ
を用いることができる。しかしながら、前記のように、
それぞれの場合に、閉込めバッグは、少なくとも約40%
(40VVE)、好ましくは少なくとも約60%(60VVE)から
約90%(90VVE)までのある程度の排気、またはVVE「得
点」を得るようにデザインされる。
蒸気排気評価試験 材料 封筒または「標準」、すなわちVVEについて評価を行う
コントロール閉込めバッグ。
キャリヤー基剤(15″×11″)結合剤を含む(10444)
または含まない(10244)HYDRASPUN キャリヤー基剤、
Dexter製。
羊毛ブラウス:RN77390、型12288、重量約224g。
絹ブラウス:RN40787、型0161、重量約81g。
レーヨン見本:45″×17秒、重量約60g。
パウチ(5″×6.375″)、キャリヤー基剤と水を含
む。
脱イオン水、重量は、VVEを確認する目的で変動可能で
ある。
布帛の前処理 1. 羊毛、絹、およびレーヨン材料を、高温加熱設定値
でWhirlpool乾燥機(LEC7646DQO型)に10分間入れ、約1
40゜F〜165゜Fの範囲の過熱サイクルにより、周囲条件
で吸収した水分を除去する。
2. 次に、布帛を乾燥機から取り出して、シールしたナ
イロンまたはプラスチック製バッグ(最小厚み3ミル)
に入れ、大気からの水分吸収をできるだけ少なくする。
試験手続き 1. 0〜40gの様々な測定重量の水を、排気バッグ試験
を行う少なくとも30分前にキャリヤー基剤に加える。基
剤を折り畳み、パウチに入れて、シールする。
2. それぞれの布帛を別々に秤量し、乾燥重量を記録す
る。乾燥したキャリヤー基剤、基剤を含む乾燥パウチ、
および評価を行う乾燥閉込めバッグについても、重量を
記録する。
3. それぞれの衣類を、含水基剤(パウチから取り出し
て、広げたもの)と共に蒸気排気について評価するバッ
グに入れる。
4. バッグを、空気を絞り出すことなく閉じて、高温設
定値で、乾燥機の標準的操作様式当たりの回転で、Whir
lpool乾燥機に30分間入れる。
5. 30分後、バッグを乾燥機から取り出し、それぞれの
布帛、キャリヤー基剤、バッグ、およびパウチを、乾燥
状態に対する水重量利得について秤量する。(乾燥機の
熱による閉込めバッグの重量の可能な僅かな損失は、こ
れらの計算では無視する。) 6. それぞれの衣類の重量利得を、キャリヤー基剤に加
えられた水分総量の百分率として記録する。
7. 残っている未測定水分を水分総量で割ったものを、
乾燥機バッグから排気された割合として記録する。
8. 一連の加えられた総水分量を評価するとき、水約15
〜20g以上では、排気率(%)は本質的に一定になるこ
とが分かり、これは特定のバッグの排気デザインについ
ての蒸気−排気平衡値、またはVVEである。
様々な初期水分量における一連のVVETの結果を検討す
ることから、低めの初期濃度の水は衣類荷重、ヘッドス
ペース、およびナイロンバッグによって不均衡に細くさ
れ、水および揮発性の悪臭の排気が早くともVVE値が得
られた後にしか始まらないことが分かる。これは、水約
15〜20g以上が最初に充填されたときにだけ起こるの
で、衣類が過度に加湿されて、本明細書で記載される許
容できないほどの皺の湿時設定を防止するには、約40よ
り大きなVVEが必要であることが分かる。
悪臭および皺の除去 蒸気排気閉込めバッグで行われる本発明の方法によ
り、未処理布帛と比較して、悪臭や皺がほとんどないこ
とに関する布帛の全般的外観および回復度が著しく改良
される。
悪臭に関する本発明の方法の一つの評価法は、試験を
行う布帛を、実質的な量のタバコの煙を含む雰囲気に暴
露することを含んでなる。別の様式では、または煙と共
に、布帛をIFE,Inc.から発売されている組成物のような
合成汗の化学成分に暴露することができる。次いで、専
門の嗅覚パネリストを用いて、任意の好都合な尺度で臭
気を判定する。例えば、0(検出可能な臭気なし)〜10
(強い悪臭)の尺度を設定して、等級設定の目的に用い
ることができる。このような試験の設定は日常的な問題
であり、処方者の希望によって様々な他のプロトコール
を考案することができる。
例えば、「燻蒸」する衣類を、気流を止め排気を遮断
した燻蒸フード中で衣類ハンガーに吊す。6本発明のタ
バコに点火し、衣類の下方の灰皿に置く。フードを閉じ
て、タバコがほぼ半分燃えるまで放置する。次に、衣類
を180゜回転させて、煙が総ての表面に均等に分布する
ようにする。次に、総てのタバコが燃え尽きるまで、燻
蒸を継続する。次いで、衣類を、シールしたプラスチッ
クバッグに入れ、一晩放置する。
約1日エージングした後、衣類を本発明のクリーニン
グ/回復法で処理する。乾燥機サイクルが完了したなら
ば、衣類を閉込めバッグから直ぐに取り出して、悪臭強
度について等級化する。この等級化は、通常は2名の訓
練を積んだ臭気および香料採点者の専門的パネルによっ
て行う。悪臭強度に、0〜10の等級を付け、10が完全な
初期強度であり、0は悪臭が全く検出されないものとす
る。1の等級は、悪臭が微量検出され、この等級は、ほ
とんどの使用者にとって許容可能な低い悪臭と見なされ
る。
衣類クリーニング組成物に香料成分が含まれていない
ときには、残留悪臭強度の等級化は、悪臭を有する化学
物質のクリーニングまたは除去の程度を直接示してい
る。賦香組成物を用いるときには、等級化パネリスト
は、香料の強度および特徴について(0〜10の尺度で
の)得点を得ることもでき、この場合の悪臭強度の等級
化は、任意の残っている悪臭物質を被覆する残留香料の
能力、並びにそれらの悪臭物質の減少または除去を示
す。
クリーニング/回復工程の直後に行った衣類の臭気等
級化の後、衣類を開放した室内に1時間吊し、再度等級
化を行う。この1時間の読みは、衣類による冷却および
乾燥機サイクル処理において得た水分の乾燥に続く最終
的効果の評価を考慮している。初期のバッグからの等級
化は、バッグからの湿った布の臭気とより高強度の加温
した揮発性物質を反映し、これらは、1時間等級では要
因とはならない。更に衣類の等級化を、24時間後、およ
び場合によっては、試験の要求があるときには、選択さ
れた後の時間に行うことができる。
同様に、布帛の皺は、熟練した採点者が目視により評
価することができる。例えば、皺の付きやすい絹布帛を
用いて、蒸気排気バッグを用いる本発明の方法によって
行った皺の除去の程度を目視により評価することができ
る。場合によっては、他の単一または多種布帛を用いる
ことができる。実験室試験は、下記の通りである。
脱皺試験 材料 VVETについては、前記の通り。
脱イオン水、重量範囲(0〜38g)。
布帛の前処理 絹布帛を、籠、バスケット、またはドラムに入れ、着
衣の後に観察される通常の条件を再現する。これらの保
存条件により、酷い皺が付いた(完全に画定されたひ
だ)衣類が生じ、皺を伸ばすには湿った環境が必要であ
る。
試験手続き 1. 絹布帛を、試験を行う閉込めバッグに入れる。
2. 水(0〜38g)を、試験を行う最低30分前に、パウ
チに入れてシールしたキャリヤー基剤に加える。
3. 絹衣類を、(パウチから取り出して、広げた)含水
基剤と共に試験閉込めバッグに入れる。
4. バッグを閉じて、高温(48〜74℃のサイクル)のWh
irlpool Dryer(LEC7646DQO型)に30分間入れる。
5. 30分後、乾燥機バッグを乾燥機からただちに取り出
し、絹衣類をハンガーに吊す。
6. 次に、絹衣類を、同じ布帛の前処理によって得たコ
ントロール衣類と対比して目視により等級化する。
前記の型の実験室試験において、本発明の乾燥機内の
非浸漬クリーニング/回復法では、典型的には悪臭(タ
バコの煙および/または汗)であって、煙については0
〜1の範囲であり、汗の悪臭については幾分高い悪臭等
級が提供され、これにより極めて高分子量であって、布
帛から容易には「水蒸気蒸留」されないもの意外の悪臭
成分が良好に除去されることを示している。同様に、布
帛(絹)では、アイロンがけをほとんどまたは全くせず
に着るのにかなり適していると判断される十分な程度ま
で皺が除去される。
本発明で用いられ、高温空気洗濯乾燥機または同様な
装置に布帛を含むための好ましい耐熱性の蒸気排気バッ
グの構築では、過熱した衣類乾燥機によって引き起こさ
れることがある内部の自己シールおよび外部表面の変形
に対する必要な温度耐性を提供するために、耐熱性フィ
ルムを用いるのが好ましい。更に、バッグは、本発明の
クリーニングまたは回復組成物に用いられる化学薬剤に
耐性を有する。バッグ材料を適当に選択することによ
り、バッグ溶融、バッグの溶融孔、およびバッグ壁対壁
のシールのような許容不可能な結果は防止される。好ま
しい様式では、ファスナーも耐熱性材料で構築される。
第4図および第5図に示されるように、一態様では、1
〜3ミルの耐熱性のナイロン−6フィルムを折り畳み、
シールして閉込めバッグとする。シールは、標準的な衝
撃過熱装置を用いて行うことができる。別の様式では、
ナイロンのシートを単に半分に折り畳み、その端の2つ
をシールする。更にもう一つの様式では、バッグを空気
吹込み操作によって作ることができる。バッグの組みた
ての方法は、製造業者が利用可能な装置によって変化さ
せることができるが、本発明の実施には決定的ではな
い。
閉込めバッグの寸法は、目的とする最終用途によって
変化することができる。例えば、1または2枚の絹ブラ
ウスを入れるのに十分な比較的小さめのバッグを提供す
ることができる。あるいは、男性のスーツを処理するの
に適当な大きめのバッグを提供することもできる。典型
的には、本発明のバッグは、内容積が約10,000cm3〜約2
5,000cm3である。この寸法範囲のバッグは、ほとんどの
米国型の家庭用乾燥機において乾燥機排気を遮断するほ
ど大きくなくともかなりの荷重の布帛(例えば、0.2〜5
kg)を収容するのに十分である。幾分小さめのバッグ
を、比較的小さめの欧州および日本の乾燥機で用いるこ
とができる。
本発明のバッグは、好ましくは柔軟性に富み、しかも
好ましくは、複数の使用に耐えるのに十分な耐久性を有
する。このバッグは、好ましくは十分な剛性を有し、使
用時に膨らみ、これにより使用中のバッグ内部で自由に
その内容物を回転させることができる。典型的には、こ
のようなバッグは、厚みが0.025mm〜0.075mm(1〜3ミ
ル)のポリマーシートから調製される。このバッグに更
に剛性が所望の場合には、幾分厚めのシートを用いるこ
とができる。
熱的に安定な「ナイロンだけ」のバッグに加えて、本
発明の閉じ込めバッグは、同時押出しナイロンおよび/
またはポリエステル、またはポリプロピレンのような熱
的に余り適当でない内部コアを取り巻くナイロンおよび
/またはポリエステル外および/または内層のシートを
用いて調製することもできる。別の様式では、バッグ
は、ナイロンまたはポリエチレンテレフタレートのよう
な耐熱性材料を含んでなる不織布の外部「シェル」と、
蒸気バリヤーを提供するポリマーの内部シートを用いて
構築される。不織布外部シェルは、バッグを溶融から保
護し、使用者に対する触感の印象が改良される。どのよ
うな構築物であっても、目的は、少なくとも約400〜500
゜F(204℃〜260℃)までの温度での熱応力の条件かで
バッグの一体性を保護することである。過熱が問題とな
らない場合には、バッグはポリエステル、ポリプロピレ
ン、または任意の好都合なポリマー材料から作ることが
できる。
香料 前記のように、高分子量で高沸点の悪臭化合物
は、少なくとも幾分かまでは、布帛上に保持されやす
い。これらの悪臭は、香料によって解決または「マスキ
ング」することができる。しかしながら、調香師は、極
めて高沸点であり、揮発性悪臭と共にバッグから完全に
は排気されない少なくとも数種類の香料化合物を選択す
べきであることが、前記の記載から理解されるであろ
う。多種多様なアルデヒド、ケトン、エステル、アセタ
ールなどの沸点が約50℃を上回り、好ましくは約85℃を
上回る香料化合物が知られている。これらの成分は、本
発明のキャリヤー基剤によって送達し、本発明の工程中
に閉じ込めバッグの内容物を透過し、それによって悪臭
に対する使用者の知覚を更に減少させることができる。
比較的高沸点成分を有する香料材料の非制限的例として
は、様々なエッセンシャル油、レジノイド、およびオレ
ンジ油、レモン油、パチョリ、ペルーバルサム、乳香レ
ジノイド、スタイラックス、ラブダナム樹脂、ナツメ
グ、カシア油、ベンゾイン樹脂、コリアンダー、ラバン
ディン、およびラベンダーなど、これらに限定されない
各種の供給源からの樹脂が挙げられる。更に他の香料化
合物としては、フェニルエチルアルコール、テルピネオ
ールおよび混合松油テルペン、リナロール、リナリルア
セテート、ゲラニオール、ネロール、2−(1,1−ジメ
チルエチル)−シクロヘキサノールアセテート、オレン
ジテルペン、およびオイゲノールが挙げられる。低沸点
材料を配合することができることは、排気により幾らか
の損失を生じることを理解すれば、当然である。
全般的予備汚れ除去/クリーニング法 本発明で用いられるクリーニング/回復組成物、方法
および装置の成分、および本発明における吸収性の染み
受容体製品と共にそれらの使用法を、以下において更に
詳細に記載する。このような開示は、例示のためのもの
であり、本発明の制限のためのものではない。本発明で
用いられる定義用語は、下記の意味を有する。
本発明における「相安定」とは、所定の使用範囲(約
50゜F〜95゜F)(10℃〜35℃)に亙って均質であり、ま
たは相分離を引起こす温度(約40゜F〜110゜F)(4.4℃
〜43℃)で保存すると、所定の使用範囲の温度に戻す
と、それらの均質な状態に戻る液体組成物を意味する。
本発明における「有効量」とは、前記に定義された相
安定な液体組成物を提供するのに十分なアルキル硫酸塩
および/またはアルキルエトキシ硫酸塩、または他の界
面活性剤を意味する。
本発明における「水性」クリーニング組成物とは、水
の主要部分に任意のBPPまたは他のクリーニング溶媒、
前記界面活性剤または界面活性剤混合物、任意の他の界
面活性剤、特にアミンオキシド、ヒドロトロープ剤、香
料など、特に以下に開示されるものを加えたものを含ん
でなる組成物を意味する。
本発明における「クリーニング」とは、布帛から汚れ
や染みを除去することを意味する。本発明における「回
復」とは、布帛から悪臭および/または皺の除去、また
は主として汚れおよび染みの除去以外のそれらの全般的
外観の改良を意味する。典型的な布帛回復組成物は、典
型的なクリーニング組成物より多量の水(95〜99.9%、
好ましくは95%を上回り約99%まで)と少数のクリーニ
ング成分を含んでなることができる。
本発明における「突起」とは、ノブ、繊維、剛毛、ま
たは類似の構造であって処理装置の表面から外側に伸び
ているものを意味する。装置のこれらの要素が、染みの
クリーニング(「予備染み抜き」)を行う布帛と接触し
て、機械的クリーニング作用を行う。
クリーニング装置に関する「染みの付いた部分との接
触」とは、処理手段または装置を含んでなる突起、パッ
ド、スポンジなどが染みの付いた部分の一方の側と当た
ることによって得られる接触を意味する。この接触によ
り、XおよびY方向での横方向の摩擦運動よりはむし
ろ、実質的に下向きの、すなわち染みの表面に垂直なZ
方向を向いた力を生じ、布帛の損傷または「摩損」が最
小限になることが極めて望ましい。好ましくは、この接
触は、装置による振動または回転運動と結合しているこ
とによって、装置の湾曲した表面がZ方向への力を生じ
る。染み受容体に関する「染みの付いた部分との接触」
とは、クリーニング装置と向き合っている布帛の染みの
付いた部分の側が染み受容体に直接当たり、これと近接
連絡していることを意味する。
図面に示されるように、第3図は、クリーニング/回
復組成物と放出可能に浸漬している一体的キャリヤー基
剤(1)を示す。第4図は、緩いキャリヤー基剤、第一
の側壁(2a)、第二の側壁(2b)、第一の固定装置
(3)、側部シール(4)、および柔軟なフラップ
(5)を有する開放形状での予備成形したノッチ付きの
蒸気排気閉込めバッグの1形態を示す。もう一つの様式
では、バッグは、吹込み法、ラップアラウンド法、また
は他の好都合な方法によって作成することができる。バ
ッグの製造法は、本発明の実施には決定的なものではな
い。使用においては、柔軟なフラップ(5)を折り畳み
線に沿って折り畳み、バッグの蒸気排気クロージャーを
提供する。
第5図は、完成した形状で、緩いキャリヤー基剤シー
ト(1)を入れた「封筒型」バッグを示している。使用
においては、クリーニング/回復を行う布帛を基剤シー
トと共にバッグに入れ、フラップ(5)を折り畳み線
(11)に沿って折り畳み、第一の固定装置(3)を向き
合っている第二の固定装置(6)とかみ合わせてフラッ
プを固定することによって、高温空気衣類乾燥機または
同様な装置で回転に耐える十分な安定性を有する蒸気排
気クロージャーを提供する。
だい6図は、第一の側壁(2a)および第二の側壁(2
b)の内部、第一の固定装置(3)、第二の固定装置
(6)、フラップ(5)、および折り畳み線(11)を示
している閉込めバッグの隅の切り欠き図を示す。第二の
側壁(2b)におけるバッグ(9)の端の距離とノッチ
(11)の深さは、前記した寸法である。
図に示したバッグはVELCRO 型ファスナーが例示され
ているが、他の固定装置を用いることもできる。本発明
の固定装置は、化学接着剤を含んでなることができる
が、バッグは好ましくは複数使用の目的でデザインされ
ている。従って、再使用可能な機械的ファスナーを、本
発明で用いるのが好ましい。バッグが閉じてファスナー
が噛み合うときに、蒸気排気クロージャーが提供される
ようにファスナーの要素を配置することができる限り、
任意の再使用可能な機械的ファスナーまたは固定手段を
用いることができる。非制限的例としては、前記の第一
および第二の固定装置が互いにフックとループ(VELCRO
型)ファスナーを含んでなるバッグ、前記第一および
第二の固定装置が互いにフックと紐型ファスナーを含ん
でなるバッグ、前記第一および第二の固定装置が互いに
接着剤ファスナーを含んでなるバッグ、前記第一および
第二の固定装置が互いに留め釘型ファスナーを含んでな
るバッグ、前記第一および第二の固定装置が互いにスナ
ップ型ファスナーを形成するバッグ、並びにフックファ
スナー(hook and eye fasteners)、ZIP−LOK 型ファ
スナー、ジッパー型ファスナーなどであって、蒸気排気
が達成されるようにファスナーが配置されているものが
挙げられる。バッグが閉じているときに蒸気排気が保持
され、ファスナーが十分に強く、バッグとその内容物が
衣類乾燥機で回転しているときにフラップが開かない限
り、他のファスナーを用いることもできる。複数の蒸気
排気ギャップがクロージャーに沿ってまたは側端に形成
され、またはギャップがクロージャーの一端にずれるよ
うに、固定装置を配置することができる。更にもう一つ
の態様では、バッグの両端に蒸気排気クロージャーを備
えている。この型のバッグは、第8、9および10図にお
いて、「封筒バッグ(2)」として表される。
別の様式では、クロージャーを提供するため、フラッ
プを折り畳み、向き合っている側壁内部に押し込み、フ
ァスナーによってそこに確保される。この様式では、蒸
気はクロージャーに沿って、特にクロージャーの側端で
排気される。更にもう一つの様式では、側壁は同じ大き
さであり、フラップは提供されない。側壁の内部表面の
一部に沿って配置された固定装置は、側壁の縁が互いに
プレスされてクロージャーを提供するときに、噛み合
う。1個以上の蒸気排気ギャップが、固定装置が存在し
ないクロージャーの領域に形成される。
本発明の方法は、任意の所望な布帛処理組成物を用い
て行うことができるが、本発明では、好ましくは以下に
更に詳細に記載される相安定性の液体布帛クリーニング
/回復組成物が用いられる。本発明の全般的方法は、前
記布帛をこれらの組成物と接触させることによって、布
帛あるいは回復する布帛から局在化したおよび全般的染
み、汚れおよび悪臭を除去する方法を提供する。
本発明の一態様では、本発明の局在化した染み除去
(別名「予備染み除去」)段階は、染み除去装置、特に
手に持って使用するようにデザインされた装置であっ
て、 (a) 凸状の処理前面と、この処理面に向き合って配
置された裏面を有する基剤部材、 (b) 前記処理面から外側に伸びている1個以上の処
理部材、および (c) 場合によっては、前記の裏面に固定した柄 を含んでなる装置を含んでなる処理手段を用いて行うの
が好ましい。
本発明の好ましい装置は、前面の処理面が実質的に半
球状であるか、あるいは半球の断面に内接しているもの
である。この装置の一態様では、面は、スポンジ、パッ
ドなどの吸収性材料を含んでなる処理部材を有する。も
う一つの態様では、処理部材は、剛毛のような多数の突
起を含んでなる。この装置の更にもう一つの態様では、
処理部材は、外側に伸びている多数の突起を有するスポ
ンジ基剤を含んでなる。他の余り好ましくない態様で
は、処理手段は、前記のような装置の一部である必要は
ないが、単純なパッド、シート(例えば、使い捨て紙タ
オル)、布巾、スポンシなど、布帛の染みの付いた部分
に押し当てることができるものであることができる。
布帛の染みの付いた部分から染みを除去するための好
ましい予備染み抜き手続きは、 (a) 前記の染みの付いた部分にクリーニング組成物
(好ましくは、本明細書に記載のクリーニング/回復組
成物)をASRAと接触させて適用し、 (b) 段階(a)と同時にまたは連続して、布帛の染
みの付いた部分を好ましくは前記のような凸面状装置を
用いて処理手段と接触させ、 (c) 特に、装置に与えられた振動または回転運動を
用いて装置に圧縮力を加え、前記の手続きを、本発明の
染み受容体と接触している布帛の染みの付いた部分を用
いて行う 段階を含んでなる。
布帛表面の全体部分を処理するための全般的ドライク
リーニング法であって、本発明による予備染み抜き操作
を含んでなる方法は、 (i) 布帛の局在化した染みの付いた部分について前
記開示による染み除去法を行い、 (ii)段階(i)からの布帛全体を、(好ましくは)蒸
気排気閉込めバッグに水性布帛回復/クリーニング組成
物を含むキャリヤーと一緒に入れ、 (iii)例えば、高温空気衣類乾燥機でのような攪拌を
行うための装置にバッグを入れ、乾燥機を熱で操作し、
回転させて布帛を加湿し、蒸気排気を行い、 (iv) バッグから布帛を取り出す 段階全部を含んでなる。
段階(i)〜(iv)の後に、若干湿りのある布帛を直
ちに吊して、再度皺ができるのを防止し、乾燥を完了す
るのが好ましい。あるいは、布帛にアイロンをかけるこ
ともできる。
組成物 クリーニングおよび回復機能を提供するのに
用いられる化学組成物は、その使用目的に対して安全か
つ有効な成分を含んでなる。本発明の方法は水性濯ぎ段
階を含まないので、組成物は、本明細書に開示された方
法で用いるときに布帛上に望ましくない残渣を残さない
成分を用いる。通常の洗濯洗剤は、典型的には綿および
綿/ポリエステル混合布帛に対して良好なクリーニング
を行う目的で処方されるが、本発明の組成物は、羊毛、
絹、レーヨン、レーヨンアセテートなどの布帛を安全か
つ効果的にクリーニングして、回復する目的でも処方さ
れねばならない。
更に、本発明の組成物は、特別に選択されかつ処方さ
れて、クリーニングを行う布帛からの逃げ出して外れた
染料の染み部位からの染料の除去または移動を最小限に
する成分を含んでなる。これに関して、浸漬ドライクリ
ーニング法で典型的に用いられる溶媒は、ある種の布帛
からある種の染料の幾分かを除去することができること
が認められる。しかしながら、染料は、布帛の表面から
比較的均一に除去されるので、このような除去は浸漬法
では許容し得るものである。対照的に、布帛表面の特異
的部位におけるある種のクリーニング成分の濃度が高い
と、許容できないほど局在化した染料の除去が起こるこ
とがある。本発明の好ましい組成物は、この問題を最小
限にしまたは防止する目的で処方される。
本発明の組成物の染料除去特性は、写真または光度測
定を用いて、または単純であるが、効果的な目視による
等級化試験によって、当該技術分野で開示されたクリー
ナーと比較することができる。数値得点単位を割り当て
て、目視等級化を容易にし、所望ならば、データの統計
学的処理を行うことができる。従って、一つのこのよう
な試験では、着色した衣類(典型的には、絹であって、
ほとんどの羊毛やレーヨン布帛より染料損失を一層受け
やすい)を、吸収性の白色の紙ハンドタオルを用いてク
リーナー/回復剤の詰め物によって処理する。手圧を加
え、白色タオルに移る染料の量を目視により評価する。
(1)「タオルには、染料はほとんど見られないと思
う」、(2)「タオルに幾らかの染料が見えるのが分か
る」、(3)「タオルに多量の染料が見える」、乃至
(4)「タオルに極めて多量の染料が見えるのが分か
る」という範囲の数値単位が、パネリストによって割り
当てられる。
前記の考察に加えて、本発明で用いられる組成物は、
容易に調合され、かつ染みクリーニング装置を扱いにく
くしたりまたは使用困難にするほど粘着性で内容に処方
するのが好ましい。しかしながら、本発明を制限しよう
とするものではないが、本明細書に開示される好ましい
組成物は、本発明による装置と共に用いるときに効果的
でありかつ美的に好ましい染みクリーニング法を提供す
る。
界面活性剤 エトキシル化C10〜C16アルコール、例え
ばNEODOL 23−6.5のようなノニオン性界面活性剤も、組
成物に用いることができる。クリーナーとしておよび水
性クリーニング組成物を安定化する目的で本発明で用い
ることができるアルキル硫酸塩界面活性剤は、C8〜C18
第一(「AS」、好ましいC10〜C14、ナトリウム塩)、並
びに式CH3(CH2(CHOSO3 -M+)CH3およびCH3(CH2
(CHOSO3 -M+)CH2CH3(前記式中、xおよび(y+
1)は少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の整
数であり、Mは水可溶化性カチオン、特にナトリウムで
ある)分岐鎖およびランダムC10〜C20アルキル硫酸塩、
およびC10〜C18第二(2,3)アルキル硫酸塩、並びにオ
レイル硫酸塩のような不飽和硫酸塩である。本発明で用
いられるアルキルエトキシ硫酸塩(AES)界面活性剤
は、式R(EO)xSO3Z(前記式中、RはC10〜C16アルキ
ルであり、EOは−CH2CH2−O−であり、xは1〜10であ
り、一般に平均値として記録される混合物、例えば(E
O)2.5、(EO)6.5などが挙げられ、Zはナトリウム、
アンモニウムまたはマグネシウム(MgAES)のようなカ
チオンである)を有するものとして一般に表される。C
12〜C16ジメチルアミンオキシド界面活性剤を用いるこ
ともできる。好ましい混合物は、MgAE1S/MgAE6.5S/C12
ジメチルアミンオキシドを約1:1:1の重量比で含んでな
る。相安定性を改良しかつ場合によっては本発明で用い
ることができる他の界面活性剤としては、ポリヒドロキ
シ脂肪酸アミド、例えばC12〜C14N−メチルグルカミド
が挙げられる。ASで安定化した組成物は、好ましくは本
発明の組成物の0.1重量%〜0.5重量%を含んでなる。Mg
AESおよびアミンオキシドを用いる場合には、組成物の
0.01重量%〜2重量%であることができる。他の界面活
性剤を、同様な濃度で用いることができる。
前記考察を適当に考慮しながら、本発明の組成物に用
いることができる各種の他の成分を以下に例示するが、
本発明を制限しようとするものではない。
水性組成物 (a) 溶媒 本発明の組成物は、BPP溶媒を約0重量
%〜約6重量%含んでなることができる。
(b) 水 本発明の組成物は、水を約94重量%、好ま
しくは約95.5重量%〜約99重量%、または99.9重量%ま
でも含んでなることができる。
(c) 界面活性剤 本発明の好ましい組成物は、エト
キシル化アルコールまたはアルキルフェノール、アルキ
ル硫酸塩またはMgAES、NH4AES、アミンオキシド、およ
びそれらの混合物のような界面活性剤を約0.05重量%〜
約2重量%含んでなることができる。典型的には、BPP
溶媒:(複数の)界面活性剤の重量比は、約10:1〜約1:
1の範囲である。好ましい組成物は、2%BPP/0.3%MgAE
1S/0.03%C12ジメチルアミンオキシドを含んでなる。
(d) 任意成分 本発明の組成物は、香料、防腐剤な
どの各種の任意成分を微量含んでなることができる。こ
のような任意成分を用いるときには、典型的には組成物
の約0.05重量%〜約2重量%であり、クリーニングした
布帛上の残渣を適当に考慮したものである。
有機溶媒 本発明で好ましいクリーニング溶媒は、ブト
キシプロポキシプロパノール(BPP)であり、ほぼ等量
の異性体の混合物として商業的量で入手可能である。異
性体、およびそれらの混合物が、本発明で用いられる。
異性体構造は、下記の通りである。
n−C4H9−O−CH2CH2CH2−O−CH2CH2CH2−OH 本発明の液体クリーニング組成物は、BPP、水および
安定化用界面活性剤だけで極めて良好に機能するが、そ
れらは、場合によっては、他成分を含んでそれらの安定
性を更に向上させることもできる。トルエンスルホン酸
ナトリウムおよびクメンスルホン酸ナトリウムのような
ヒドロトロープ剤、エタノールおよびイソプロパノール
のような短鎖アルコールなどを、組成物に含むことがで
きる。これらの成分を用いるときには、典型的には本発
明の安定化組成物の約0.05重量%〜約5重量%である。
場合によっては予備染み抜き段階で用いることができる
非水性(水50%未満)組成物は、同じ有機溶媒を含んで
なることができる。
他の任意成分 水、好ましいBPP溶媒、および前記に
開示した界面活性剤の他に、本発明の組成物は、香料、
防腐剤、増白剤、粘度調節用の塩、pH調節剤または緩衝
剤などを含んでなることができる。下記に、本発明で使
用するクリーニング組成物の好ましい範囲を示すが、本
発明を制限しようとするものではない。成分 重量%での処方範囲 BPP 0.05〜5 AS 0.05〜2 香料 0.01〜1.5 水 残量 pHは、約6〜約8の範囲である。
場合によっては本発明で用いることができる他のクリ
ーニング溶媒または補助溶媒としては、Carbitol、メチ
ルCarbitol、ブチルCarbitol、プロピルCarbitol、およ
びヘキシルCellosolveのような商標で発売されている材
料を含む各種のグリコールエーテル、および特にメトキ
シ、プロポキシプロパノール(MPP)、エトキシプロポ
キシプロパノール(EPP)、プロポキシプロポキシプロ
パノール(PPP)、およびそれぞれMPP、EPPおよびBPPの
総ての異性体および混合物、並びにブトキシプロパノー
ル(BP)など、およびそれらの混合物が挙げられる。こ
れらの溶媒または補助溶媒を用いるときには、典型的に
は本発明の組成物約0.5重量%〜約2.5重量%である。
本発明の好ましい回復組成物は、下記の通りである。
キャリヤー 本発明の型の「乾燥機内」クリーニング
/回復作業に用いるときには、前記のクリーニングおよ
び/または回復組成物はキャリヤーと組合せて好都合に
用いられ、布帛の表面がキャリヤーの表面と接触すると
きに、組成物がその機能を行う。キャリヤーは、組成物
を放出可能に含む。「放出可能に含む」とは、組成物
が、本発明の染み除去、ドライクリーニングおよび/ま
たは布帛回復工程の一部としてキャリヤーから汚れた布
帛へ効果的に放出されることを意味する。
キャリヤーは、粉末、フレーク、断片などの任意の所
望な形態であることができる。しかしながら、このよう
な連絡されたキャリヤーは、工程の終了時には布帛から
分離しなければならないことを理解されるであろう。従
って、キャリヤーは、工程中にその構造上の一体性を実
質的に保持する一体的パッドまたはシートの形態である
ことが極めて好ましい。このようなパッドまたはシート
は、例えば木材パルプ、綿、レーヨン、ポリエステル繊
維、およびそれらの混合物のような材料を用いて不織布
シート、紙タオル、繊維質パット、包装のコア、おむつ
および月経帯などの周知の製造法を用いて製造すること
ができる。織布パッドを用いることもできるが、価格の
点から不織布パッドと比較して好ましくない。一体的パ
ッドまたはシートは、天然または合成のスポンジなどか
ら製造することもできる。
キャリヤーは、本発明の工程の所期の操作条件下で安
全かつ効果的であるようにデザインされている。キャリ
ヤーは工程中に可燃性であってはならず、クリーニング
または回復組成物とまたはクリーニングを行う布帛と有
害な相互作用を行うものであってはならない。一般に、
不織布ポリエステルを基剤とするパッドまたはシート
は、本発明のキャリヤーとして用いるのに極めて適して
いる。
本発明で用いられるキャリヤーは、最も好ましくは非
リント性(non−linting)である。本発明における「非
リント性」とは、クリーニングを行う布帛に目に見える
繊維または微小繊維の落ち零れ、すなわち俗な言葉で
「糸屑」として知られているものの沈着、を防止するキ
ャリヤーを意味する。キャリヤーは、これを暗青色の羊
毛布の切れ端上で擦り、糸屑の残渣について布を目視検
査することによって、その非リント性に関するその受容
可能性について容易にかつ適当に判定することができ
る。
本発明で用いられるシートまたはパッドの非リント性
は、キャリヤーを単一ストランドの繊維から調製し、不
織布材料で一般に用いられる既知の接着法、例えば点接
着、プリント接着、接着剤/樹脂飽和接着、接着剤/樹
脂噴霧接着、ステッチ接着、および結合剤繊維を用いる
接着を用いるなどの数種類の手段によって行うことがで
きるが、これらに限定されない。別の様式では、キャリ
ヤーは、吸収性コアであって、それ自身糸屑を零す材料
から製造されたコアを用いて製造することができる。次
に、コアを、クリーニングまたは回復組成物は通過させ
るが、コアからの糸屑は通過することができない細孔径
を有する多孔性の非リント性材料のシート内に包む。こ
のようなキャリヤーの一例は、不織布ポリエステルスク
リムに包まれたセルロースまたはポリエステル繊維コア
を含んでなる。
キャリヤーは、キャリヤーの表面と処理を行う布帛の
表面との効果的な接触を得るのに十分な表面積を提供す
る大きさのものであるべきである。キャリヤーの大きさ
は、使用者が扱いにくくなるほど大きいものであっては
ならないのは当然である。典型的には、キャリヤーの寸
法は、少なくとも約360cm2、好ましくは約360cm2〜約30
00cm2の範囲の巨視的表面積(キャリヤーの両側)を提
供するのに十分なものである。例えば、長方形のキャリ
ヤーは、約20cm〜約35cm(X方向)および約18cm〜約45
cm(Y方向)の寸法を有することができる。大きめの表
面積が所望(または必要)な場合には、2個以上の小さ
めのキャリヤー単位を用いることができる。
キャリヤーは、クリーニングまたは回復組成物を、所
期の目的に対して有効であるのに十分な量を含むことを
目的とするものである。このような組成物に対するキャ
リヤーの容量は、使用目的によって変化する。例えば、
単回使用を目的とするパッドまたはシートの容量は、複
数回使用を目的とするパッドまたはシートより少なくて
済む。所定の種類のキャリヤーに対して、クリーニング
または回復組成物の容量は、主としてシートまたはパッ
ドの厚みまたは「キャリパー」(Z方向、乾燥ベース)
によって変化する。例示のために、本発明で用いられる
典型的な単回使用のポリエステルシートの厚みは約0.1m
m〜約0.7mmの範囲であり、基本重量は約30g/m2〜約100g
/m2の範囲である。本発明の典型的な複数回使用のポリ
エステルパッドの厚みは約0.2mm〜約1.0mmの範囲であ
り、基本重量は約40g/m2〜約150g/m2の範囲である。連
続気泡型スポンジシートの厚みは、約0.1mm〜約1.0mmの
範囲である。当然のことながら、前記の寸法は、クリー
ニングまたは回復組成物の所望な量がキャリヤーによっ
て効果的に提供される限り、変化することができる。
本発明の好ましいキャリヤーは、結合剤なし(また
は、場合によっては低結合剤)のヒドロエンタングルド
(hydroentangled)吸収性材料、特にセルロース、レー
ヨン、ポリエステルおよび任意の二成分繊維の混合物か
ら処方された材料を含んでなる。このような材料は、De
xter,Non−Wovens Division,The Dexter Corporationか
らHYDRASPUN 、特に等級10244および10444として発売
されている。このような材料の製造は、本発明の部分を
形成せず、既に文献に開示されている。例えば、1991年
4月23日のViazmensky et al.の米国特許第5,009,747号
明細書、および1994年3月8日のViazmensky et al.の
米国特許第5,292,581号明細書を参照されたい。前記特
許明細書の内容は、その開示の一部として本明細書に引
用される。本発明で使用するのに好ましい材料は、下記
の物性を有する。
米国特許第5,009,747号明細書および第5,292,281号明
細書に開示されるように、ヒドロエンタングリング法に
より、セルロース繊維と、好ましくは少なくとも約5重
量%の合成繊維を含んでなり、湿潤強度および湿潤靱性
を改良するための2%未満の湿潤強度薬剤を必要とする
不織布材料が提供される。
意外なことには、このヒドロエンタングルドキャリヤ
ーは、本発明のクリーニングおよび/または回復組成物
の消極的な吸収剤であるだけでなく、実際にクリーニン
グ性能を最適にする。理論によって限定しようとするも
のではないが、このキャリヤーは、組成物を汚れの付い
た布帛に送達するのに一層有効であると思われる。また
は、この特定のキャリヤーは、繊維の混合物であるた
め、汚れの付いた布帛と接触することによって汚れを除
去するのに一層良好であることがある。理由に関わら
ず、改良されたドライクリーニング性能が確保される。
改良された性能の他に、このヒドロエンタングルドキ
ャリヤー材料は、それが弾力性を有するため、追加の意
外な効果が提供されることを見出だした。使用において
は、シートを包装し、折り畳んだ形状で消費者に発売す
ることができる。通常の材料から作成したキャリヤーシ
ートは、望ましくないことには使用中にそれらの折り畳
まれた形状に戻りやすいことを見出だした。この望まし
くない属性は、このようなシートに孔を開けることによ
って解決することができるが、これには追加の加工段階
が必要である。本発明のキャリヤーを形成するのに用い
られるヒドロエンタングルド材料は、使用中に再度折り
畳まれやすくはなく、従ってこのような孔開けは必要な
いことを見出だした(しかし、当然のことながら、所望
ならば、孔開けを用いることができる)。従って、本発
明のヒドロエンタングルドキャリヤー材料のこの属性に
より、本発明の方法で使用するのに最適となる。
制御放出キャリヤー 本発明で用いることができる他
のキャリヤーは、液体クリーニング組成物を吸収し、そ
れらを制御したやり方で放出する能力を特徴とする。こ
のようなキャリヤーは、単層または多層の積層体である
ことができる。一態様では、このような制御放出キャリ
ヤーは、1991年4月23日にT.W.Osborn IIIに発行された
「薄く柔軟な生理用ナプキン」という標題の、The Proc
ter & Gamble Companyに譲渡された米国特許第5,009,6
53号明細書に開示されている吸収性のコア材料を含んで
なり、前記特許明細書の内容は、その開示の一部として
本明細書に引用される。本発明の制御放出キャリヤーの
もう一つ具体例は、ウェブに均一または不均一に分散さ
れたポリマー性ゲル化材料の粒子を有する(前記に開示
されている)繊維のヒドロエンタングルドウェブを含ん
でなる。適当なゲル化材料としては、Osbornの第五欄お
よび第六欄に詳細に開示されているもの、並びに1987年
3月31日にBrandt,GoldmanおよびInglinに発行された米
国特許第4,654,039号明細書に開示されているものが挙
げられる。本発明で用いられる他のキャリヤーとして
は、Grain Processing Corporation of Muscatin,アイ
オワから発売されているWATER−LOCK L−535が挙げら
れる。Choli Company,東大阪,日本からLANSEAL Fとい
う商品名で発売されているアクリル酸繊維質材料、およ
びHercules,Inc.,ウィルミントン,デラウェアからAQUA
LON Cという商品名で発売されているカルボキシメチル
セルロース繊維質材料のような非粒状超吸収剤を、本発
明で用いることもできる。これらの繊維質の超吸収剤
は、ヒドロ−エンタングルド型ウェブに使用するのにも
好都合である。
もう一つの態様では、制御放出キャリヤーは、セルロ
ース繊維の吸収性バットまたはヒドロエンタングルド繊
維の多層、例えば前記のようなHYDRASPUNシートを含ん
でなることができる。この態様では、場合によってはス
ポット接着またはスポット結合して、凝集性の多層構造
を提供することができる。通常は2〜約5枚のHYDRASPU
Nは、吸収性ゲル化材料を必要とすることなく本発明で
用いる吸収性キャリヤーを提供するが、このようなゲル
化材料を所望ならば用いることができる。他の有用な制
御放出キャリヤーとしては、天然または合成スポンジ、
特に連続気泡型ポリウレタンスポンジおよび/またはフ
ォームが挙げられる。どのような制御放出キャリヤーを
選択しても、これは本発明の液体クリーニング組成物を
完全に吸収して、しかも圧力または熱を加えると、それ
らを放出するものであるべきである。典型的には、本発
明の制御放出キャリヤーは、湿りを感じるか、または好
ましくは幾らか湿っぽい〜ほぼ乾燥した感触であり、ク
リーニング組成物10〜30gを支持するときには濡れ滴ら
ない。
カバーシート 場合によっては、好ましくは本発明で用
いられ、キャリヤーシートを被覆するカバーシートは、
キャリヤー基剤シートとは異なっており、このカバーシ
ートは、キャリヤーシートと比較して液体クリーニング
/回復組成物に対して比較的非吸収性であるからであ
る。カバーシートは、「芯」を吸収しにくいあるいは流
体の移動を促進する疎水性繊維から構築されている。流
体は、カバーシートの繊維間の空隙を通過することがで
きるが、これは主として過剰圧力を製品に加えたときに
起こる。従って、典型的な使用条件下では、カバーシー
トは、吸収性キャリヤーを保持し、水性クリーニング/
回復組成物の荷重により、処理を行う布帛と直接接触す
ることにより湿っている物理的バリヤーを提供する。更
に、透過性のカバーシートは、クリーニング/回復組成
物の蒸気をキャリヤーからカバーシートを通って閉込め
バッグへ移動させることができ、従って処理を行う布帛
に移動させることができる。
本発明のカバーシートの一つの型は、繊維質の透過性
不織布または織布を含んでなる。このような不織布また
は織布の繊維質カバーシートは、生理用品の分野で知ら
れている成形フィルム型のカバーシートよりも有利であ
る。例えば、成形フィルムカバーシート(以後に、記
載)は、ポリエチレンのようなポリマーフィルムと特に
適合する油圧成形法によって製造されることが多い。ポ
リマーエチレンは本発明で用いることができるが、その
融点が低いため、高温の乾燥機温度では、使用時にそれ
が軟化したりおよび/または溶融したりすることが予想
される。本発明の製品を閉込めバッグから放出して、高
温の乾燥機ドラムに入るときには、このことは特に真実
である。ナイロン、ポリエステルまたは他の耐熱性ポリ
マーシートを用いて成形フィルムの最上層シートを製造
することができるが、このような製造は幾分困難であ
り、従って一層費用が掛かる。
本発明のカバーシートは、厚みが物理的バリヤー機能
を効果的に提供するものであることが決定された。疎水
性繊維から作られたものであっても、カバーシートが薄
過ぎると、所期の使用条件下で流体の通過が起こること
がある。従って、繊維質カバーシートの厚みは、少なく
とも約7ミル(0.18mm)であり、好ましくは約0.2mm〜
約0.6mmとすべきことが決定された。カバーシートに用
いられる繊維は、好ましくは疎水性でありかつ好ましく
は融点が約240℃を上回るものであることも決定され
た。
本発明で用いられる繊維質カバーシートは、ポーリン
エチレンのような非耐熱性繊維から容易に作成すること
ができる。しかしながら、好ましい繊維質カバーシート
は、ナイロン(特に、ナイロン−6)、ポリエステルな
ど、本発明の方法において不注意により誤用した場合に
も耐え得る耐熱性繊維を用いて調製することができる。
それから作られる柔軟な布様の透過性最上部シートは、
不織布および織布製造の技術分野における通常の材料で
あり、それらの製造は本発明の一部を形成しない。カバ
ーシートとして使用される不織布は、Reemay,Inc.,ヒッ
コリー,テネシーのような会社から市販されている。こ
のようなカバーシートは、固形の塵粒、不安定な糸屑、
および本発明の方法で処理される布帛からの他の繊維も
含むもので、本発明の処理の後には布帛の全般的な清浄
な/回復した外観が向上する。
このような不織布または織布シート材料は、平坦な単
一層にまたは本発明の吸収性のキャリヤーコアのカバー
シートのような多重層として用いることができる。もう
一つの態様では、クリーニング/回復組成物を支持する
吸収性コアを、リング回転しあるいはひだを付けて三次
元バルクを提供するポリエステルまたはポリアミド繊維
質カバーシートで被覆する。場合によっては、このカバ
ーシートは、更にひだなし形状の第二のカバーシートを
被覆することもできる。
従って、このような繊維質の、好ましくは耐熱性の、
最も好ましくは疎水性のカバーシートは、本発明の製品
の様々な態様を提供する。適当な組合せを、製造業者の
希望により、発明の精神および範囲から離反することな
く、用いることができる。所望ならば、カバーシートは
巨視的穿孔を備え、これを通して糸屑、繊維、または粒
状汚れが通過することができ、これにより製品自身の内
部の異物を捕捉しやすくすることができる。
本発明の典型的な紡糸結合した繊維質カバーシート
は、Reemayから発売されており、以下の特徴を有する。
(a)布帛の型 不織布の半分曇った(semi−dull)白
化したホモポリマーの100%未使用の紡糸結合したポリ
エステル。
(b)繊維の型 6.0デニールの直線状のトリ−ローバ
ル(tri−lobal)の連続的繊維であるコポリマーポリエ
ステル。
前記の用に、本発明の製品で用いることができるもう
一つの種類のカバーシートは、当該技術分野で、生理用
品について商業的使用から知られている開口のついた
「成形フィルム」カバーシートを含んでなる。開口つき
成形フィルムは、液体クリーニングおよび/または回復
組成物およびその蒸気に対して透過性であり、しかも非
吸収性である。従って、布帛と接触する成形フィルムの
表面は比較的乾燥したままであるので、水染みおよび染
料の移行が減少する。繊維質カバーシートと同様に、開
口つきの成形フィルムは、糸屑、ペットの毛髪のような
繊維質物質など、処理を行う布帛からのものを捕捉し
て、保持するので、本発明の製品によって得られるクリ
ーニング/回復効果が向上する。適当な成形フィルム
は、1975年12月30日Thompsonに発行された「テーパー付
き毛管を有する吸収性構造」と題する米国特許第3,929,
135号明細書、1982年4月13日にMullaneおよびSmithに
発行された「染み防止カバーシートを有する使い捨て可
能な吸収剤製品」と題する米国特許第4,324,246号明細
書、1982年8月3日にRadelとThompsonに発行された
「繊維様特性を示す弾性プラスチックウェブ」と題する
米国特許第4,342,314号明細書、および1984年7月31日
にAhr,Louis,MullaneおよびOuelleteに発行された「艶
なしの可視表面および布様触感を示す巨視的にのびた三
次元プラスチックウェブ」と題する米国特許第4,463,04
5号明細書、1987年1月20日にOuellette,Alcombrightお
よびCurroに発行された米国特許第4,637,819号明細書、
1986年9月2日にCurro,Baird,Gerth,VernonおよびLinm
anに発行された米国特許第4,609,518号明細書、1986年1
2月16日にKernstockに発行された米国特許第4,629,642
号明細書、および89年8月30日に公表されたOsbornのEP
O特許第0,165,807号明細書に記載されており、前記特許
明細書の内容は、その開示の一部として本明細書に引用
される。このようなカバーシートの開口は、技術的詳
細、製造法などについて参照することができる前記の公
表文献に開示されているように、均一な細孔径とするこ
とができ、または細孔径を変化させることができる。こ
のような開口は、いわゆる「テーパー付き毛管」のやり
方で直径を変化させることもできる。テーパー付き毛管
開口を有するこのような成形フィルムのカバーシート
は、好ましくはキャリヤーシート上に配置され、毛管の
小さな方の待ったんがキャリヤーシートに向き、毛管の
大きな方の末端が外側を向いているようにする。これに
より、バルク液体の移行が容易に防止され、処理を行う
布帛上での水の染みが最小限になる。本発明で用いられ
る成形フィルムカバーシートにおける開口は、約0.1mm
〜約1mmの範囲の、または前記特許文献に開示されてい
る直径を有することができる。
本発明の型の製品は、最上部の繊維質シート、コアと
しての吸収性キャリヤーシート、および最下部の繊維質
シートを含んでなる積層体として組みたてることができ
る。最上部のシートおよび最下部のシートの組合せは、
本発明の製品の好ましい態様における「カバーシート」
を含んでなる。一つの好ましい様式では、結合が製品の
周辺に伸びている。この結合の目的は、製品を本発明の
やり方で用いるときに、吸収性キャリヤーコアがカバー
シートに対して元の形状を確実に保持することである。
簡単に言えば、コアを含んでなる吸収性シートが使用中
のカバーシートによって供給される「封筒」に結合しな
いときには、キャリヤーシートがカバーシート内部でく
ちゃくちゃになりかつひだか寄り易くなることを見出だ
した。これにより、クリーニング/回復組成物の処理を
行う布帛への送達が妨げられることがある。
更に、キャリヤーシートの全面を介してカバーシート
をキャリヤーシートにきつく結合することは好ましくな
いことも見出だした。カバーシートをキャリヤーシート
にしっかりときつく結合すると、カバーシートを介して
幾らかの液体の移動が起こることがある。従って、キャ
リヤーシートは、カバーシートに不連続部分でだけ結合
される。一態様では、製品の面を通る不連続部分でのス
ポット結合を用いることができる。様々な他の結合パタ
ーンを用いることができる。好ましくは、結合は、製品
の面積の約50%だけで行われ、更に好ましくは製品の面
積の約10%だけで、最も好ましくは、製品の面積の約1
%だけで行われる。
染み除去装置 本発明の全般的工程の予備染み抜き操
作に場合によっては用いられる、図に示された装置は、
低および高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロ
ン−6、ナイロン−6,6、アクリル酸樹脂、アセター
ル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニレンなどのポリマーを
用いて射出成形によって製造することができる。高密度
ポリエチレンおよびポリプロピレンはこの範囲内にあ
り、本発明で用いるのに好ましい。増白剤不含材料を用
いるのが好ましい。
本発明の装置上の処理部材は、天然または合成剛毛、
天然または合成スポンジ、綿、レーヨン、再生セルロー
スなどの吸収剤パッド、並びに前記のHYDRASPUN を含
んでなることができる。様々な有用な材料は、従来の刷
毛および歯ブラシ(米国特許第4,637,660号明細書を参
照されたい)および各種のクリーニング用具のクリーニ
ング技術分野でいずれも周知である。スポンジ、パッド
などは、典型的には厚みが約1mm〜約1.25mmであり、装
置の凸状前部処理面に接着することができる。好ましく
は、スポンジ、パッド、刷毛付きパッドなどは、典型的
には実質的に全処理面に同一の広がりを有している。
本発明の突起は、丸いまたは丸みを帯びた剛毛の形態
であることができ、全処理面を通って均一にまたは集団
になって提供することができる。突起は、モノフィラメ
ントループの形態を採ることができ、これは環状、卵
状、または細長いものであることができ、または切断さ
れたループであることができる。突起は、撚り合わせた
繊維の束、押出されたコブ、成形した指様付属物、動物
の毛、網状フォーム、部材の面に成形した皺状生成物
(rugosities)などを含んでなることができる。モノフ
ィラメント繊維から作った突起は、直線状、撚り合わさ
れた、または縮れたものであることができる。
一態様では、処理部材は、多成分を含んでなうことが
できる。特に、処理部材は、例えば天然または合成スポ
ンジ、吸収性のセルロースシートまたはパッドなどであ
ることができる吸収性基剤を含んでなることができる。
この基剤に接触し、外側に伸びているものは、前記開示
の複数の突起である。この態様の具体例は、モノフィラ
メント繊維から作られ、スポンジ基剤層から伸び出して
いる複数のループ状突起を含んでなる処理部材である。
この態様では、吸収剤基剤層は、突起にクリーニング組
成物を供給する溜めとして作用する。
様々な任意様式では、本発明の装置の凸状面に存在す
る処理部材は、外側に伸びている多数の繊維質要素を有
する繊維層のスポンジ様の弾性裏地材料を含んでなる多
層複合体を含んでなることができる。このような複合体
は、にかわまたは他の通常の手段を用いて処理部材に永
久的または半永久的に貼付することができ、典型的には
処理部材の面と実質的に同一の広がりを有する。このよ
うな複合体は、例えばスポンジ、フォームまたは厚みが
約0.5〜20mmの他の吸収性基剤パッド、および通常の塗
装工のパッドであって、長さが約0.05mm〜約20mmの繊維
を有するものの様な繊維の層を用いて、通常の材料から
作成することができる。
本発明の突起は、典型的にはZ方向に伸び出している
複数のストランドまたはループを含んでなるベッドまた
はマットとして供給される。好都合でありふれた供給源
としては、パイルカーペット型材料、塗料パッド型材料
などが挙げられる。このような態様では、処理部材は、
cm2当たり数千の突起を含んでなる。本発明の好ましい
ループ状突起では、典型的にはcm2当たり10〜500、好ま
しくは約60〜150個のループがある。突起の供給源、型
および数の選択は、製造業者の最良による問題であり、
上記例示は、発明を制限しようとするものではない。
突起は、処理部材の面から少なくとも約0.2mmの長さ
で外側に伸び出しているのが好ましい。この長さには上
限はないが、突起が約1.25cmより伸びることについての
機能的な理由は本質的にはない。
突起は、プラスチック、ゴムまたは任意の他の好都合
な弾性材料であって、クリーニング組成物の存在下で安
定であるものから作ることができる。繊維質の突起は、
天然または合成繊維から作ることができる。繊維の直径
は、典型的には0.1ミル(0.0025mm)〜20ミル(0.5mm)
の範囲とすることができる。また、これは、選択の問題
であり、制限を目的とするものではない。
一態様では、突起は、処理面から外側に伸びる複数の
強化した卵形の環状繊維の形態である。このような環状
繊維は、例えば裏地材料の面から外側に少なくとも約0.
03インチ(0.76mm)、典型的には約2.0mm〜約1.5cm伸び
ているポリプロピレンの7ミル(0.18mm)のモノフィラ
メントループを含んでなることができる。この環状の突
起に好都合な材料は、APLIX Inc.から市販されており、
Number 200,Unshaved Loop,Part No.DM32MOOO−QYであ
る。この材料は、ナイロン裏地を含んでなり、約420個
のループ/インチ(65個のループ/cm2)がその表面か
ら伸び出している。
本発明の装置は、様々なプラスチック、ガラス、木材
などの材料から作ることができ、製造業者の希望によ
り、様々な全般的形状、装飾などを有することができ
る。当然のことながら、装置は、クリーニング組成物に
使用される様々な成分によって影響を受けない材料から
作られるのが好ましい。装置の寸法は、全く任意であ
る。若干大きめの装置(例えば、200〜1000cm2の凸状処
理面)は、商業的クリーニング施設に配設して使用する
のに適当であると思われる。家庭用には、装置は手で掴
んで使用するものであり、その寸法は一般に幾分小さめ
であり、典型的には家庭用の凸状処理面の表面積は約10
cm2〜約200cm2の範囲である。本明細書に例示した凸状
処理面は、主として球の断面であるが、この装置の凸状
面は、卓上型のインクブロッターの方法であることもで
きる。あるいは、装置の前部処理面は、その操作面に亙
って外側に湾曲していることができるが、その側部に沿
って平坦であることもできる。
処理部材の表面積は、製造業者の希望により調節する
ことができるが、手で掴む家庭用の装置では、表面積が
約25cm2〜約70cm2の範囲である処理面を有するのが好都
合である。
装置の寸法 全般的提案としては、本発明のクリーニ
ング装置は、任意の所望な大きさのものであることがで
きる。第1図で使用されることが示された装置は、手で
掴んで使用するのに好都合な大きさのものである。この
態様では、凸状の通常は長方形の形状をしたアーチ状の
基材は、長さが約2.25インチ(57.15mm)であり、幅が
約1.25インチ(31.75mm)であり、厚みが約0.625インチ
(15.8mm)である。アーチ状基材の裏地から柄のバルブ
に垂直に伸びている円筒状の軸は、長さが約1.4インチ
(35.6mm)であり、直径が約0.75インチ(19mm)であ
る。軸の末端の手(掌)を置くところとして働くことが
示されているバルブは、その最も広い部分での円周が約
5.25インチ(133mm)である。軸およびバルブの組合せ
は、この装置の握りを構成する。バルブの最上部の中心
から凸状基部の前面の中心点まで測定した装置の全高
は、約2 7/8インチ(7.3cm)である。突起の下になっ
ているスポンジ層の未圧縮厚みは変化することができ、
典型的には約0.1インチ(2.54mm)である。フィラメン
ト性突起の層の未圧縮厚みも同様に変化することがで
き、典型的には約0.1インチ(2.54mm)である。同様な
寸法は、第2図の凸状装置について典型的であり、その
環状基材の直径は、典型的には約0.75〜3インチ(1.91
〜7.62cm)である。
第11図に示されるアーチ状装置の好ましい態様では、
凸上の通常は長方形のアーチ状基材(403)の長さは約
2インチ(5cm)であり、幅は約1.25インチ(3.2cm)で
あり、厚みは約5/16インチ(0.8cm)である。中央点に
おける軸(404)の幅は、約1インチ(2.54cm)であ
り、中央点における厚みは約0.75インチ(1.9cm)であ
る。アーチ状基材の裏からバルブ(405)の基部間で垂
直に伸びている軸(404)の長さは、約1.25インチ(3.2
cm)である。手(掌)を置くところとして働くバルブ
(405)は、その最も広い点における円周が約5.75イン
チ(14.6cm)である。従って、軸とバルブとの組合せ
は、装置の握りを構成する。バルブ(405)の最上部の
中心から凸状基部の前面の中心点までの全高は、約3イ
ンチ(7.6cm)である。スポンジ層(402)および突起
(401)の寸法は、前記の通りである。
全般的工程の任意の第二段階は、回転乾燥装置で、好
ましくは熱の存在下で行うのが好都合である。一つの好
都合な様式では、キャリヤーと水性のクリーニングおよ
び/または回復組成物を含み、クリーニングおよび回復
を行う予備染み抜きを行った布帛を包んでいるナイロン
または他の耐熱性の閉込めバッグを閉じて、40℃〜150
℃の温度の自動高温空気衣類乾燥機のドラムに入れる。
ドラムを回転させることにより、バッグに回転作用が加
わり、回転と同時にその内容物が攪拌される。この攪拌
により、布帛が組成物を含むキャリヤーと接触する。回
転および過熱は、少なくとも約10分間行い、典型的には
約20分〜約60分間行う。この段階は、使用者の要求に従
って、布帛の汚れの程度および型、汚れの性質、布帛の
性質、布帛の荷重、加える熱の量などの因子によって、
より長時間またはより短時間行うことができる。
以下の実施例により、本発明を更に詳細に説明する
が、発明を制限しようとするものではない。
実施例I 本発明の予備染み抜き段階で用いる好ましい高水含量
組成物の例は、下記の通りである。組成物は、本発明で
用いる界面活性剤の型によって「ノニオン性」または
「アニオン性」として記載される。これらの組成物は、
下記の実施例II、VまたはVIに開示の方法で用いられ
る。
実施例II 排気した乾燥機バッグで用いる液状の布帛クリーニン
グ/回復生成物は、下記の方法で調製する。成分 重量% 水 99.3 乳化剤(TWEEN 20) 0.3 香料 0.4 ICI Surfactantsから発売されているポリオキシエチ
レン(20)ソルビタンモノラウレート。
生成物23gを、不織布、好ましくはHYDRASPUN の28cm
×38cmのキャリヤーシートに加える。単純かつ効果的な
様式では、キャリヤーシートをパウチに入れ、生成物を
飽和する。基材の毛管作用、および場合によっては、そ
の側部へのパウチの処理および/または敷設により、生
成物がシート中に浸出する。好ましくは、シートは、液
体から「滴る」ほど湿っていない型、大きさおよび吸収
性のものである。パウチをシールして、液体組成物を使
用まで安定に保管する。
生成物の複数使用の液体部分も調製する。
段階1 クリーニングおよび回復を行う布帛を選択す
る。布帛の局在化した染みの付いた部分を、吸収性のTB
AL染み受容体または本明細書で開示されている他のASRA
の上に配置し、実施例Iの液体生成物約0.5〜5ml(染み
の大きさによる)を直接塗布することによって処理し、
これを本発明の装置を用いて布帛に緩やかに馴染ませ
る。処理した染みを、乾燥した紙タオルでパッド処理す
る。別の様式では、回復生成物をキャリヤーシートに放
出可能に吸収させ、染みに適用する。
段階2 予備染み抜き段階の後、布帛を、実施例IIの
クリーニング/回復生成物を放出可能に含むシート(保
管パウチから取り出し、広げた)と共にナイロンバッグ
(前記開示)に入れる。バッグの口をとじて、蒸気排気
を提供し、バッグとその内容物を通常の高温空気衣類乾
燥機のドラムに入れる。乾燥機を、高温設定値(空気温
度範囲約140〜170゜F;60〜70℃)で20〜60分間標準的方
法で操作する。乾燥機の回転作用が停止した後、クリー
ニングされ、回復した布帛をバッグから取り出す。使用
したシートを廃棄する。
実施例III 本発明の方法の乾燥機段階で用いる高水含量(「スイ
ート・ウォーター(sweet water)」クリーニング/回
復組成物は、下記の通りである。組成物は、前記に開示
した方法で用い、布帛のクリーニングおよび回復を行
う。
スイート・ウォーター組成物20〜30g、好ましくは約2
3gを、キャリヤーシートの表面とクリーニングおよび回
復を行う布帛の表面とが効果的に接触するのに十分な表
面積を有する大きさのものである28cm×38cmHYDRASPUN
キャリヤーシート(このシートは「滴る」ほど湿って
いないのが好ましい)に急襲させる。シートを、前記の
方法で用いて、高温空気衣類乾燥機で布帛をクリーニン
グし、回復させる。
実施例V 液体の予備染み抜き組成物を、下記の成分を混合する
ことによって処方する。成分 重量% BPP 4.0 C12〜C14AS、Na塩 0.25 水および微量成分 残部 KATHON のような防腐剤を0.00001重量%〜1重量
%の濃度で含む。
処理を行う布帛を、吸収性のTBAL染み受容体シートま
たは本発明に開示された他のASRAのいずれかに平らに置
き、組成物0.5ml〜4mlを染みに直接塗布し、クリーニン
グ装置を用いて馴染ませる。
この段階で用いることができる他の有用な組成物は、
下記の通りである。
前記のものは、AS界面活性剤を用いる予備染み抜き組
成物を例示している。MgAESおよびアミンオキシド界面
活性剤を用いると、クリーニング性能が向上するが、相
安定性が幾分減少する可能性がある。従って、約2〜3
%BPPを含む水性組成物は、MgAES界面活性剤を用いて安
定化することができる。しかしながら、4%以上のBPP
を含む組成物については、処方者はAS界面活性剤を配合
しようとすることがある。界面活性剤の量および混合物
は、処方者が望む温度依存性の相安定性の程度によって
変化する。ジメチルドデシルアミンオキシドのようなア
ミンオキシド界面活性剤も、組成物に用いることができ
る。
次に、予備染み抜きした布帛を、柔軟な排気「封筒」
型バッグに本発明の実施例のいずれかによるクリーニン
グ/回復組成物約20〜25gを放出可能に含むシートと共
に入れる。バッグをVELCRO 型ファスナーを用いて閉じ
る。クロージャーが、バッグの口に沿って蒸気排気ギャ
ップを提供するが、処理中にバッグに布帛を保持するの
に十分な強度を有する。典型的な様式では、バッグの容
積は約25,000cm3であり、これは乾燥布帛約2kgまでを収
容する。布帛とシートをバッグに入れたならば、空気を
バッグを閉じる前に絞り出さないのが好ましい。閉じた
バッグを、通常の高温空気衣類乾燥機に入れる。乾燥機
を作動させ、バッグを約40℃〜約150℃の範囲の乾燥機
空気温度で20〜30分間回転させる。この時間中に、シー
トは布帛と緊密に接触する。水蒸気と悪臭、揮発性材料
を、バッグの口のギャップを通してバッグから排気す
る。機械サイクルが完了した後、バッグとその内容物を
乾燥機から取り出し、消費したシートを廃棄する。バッ
グを、再使用の目的で保持する。布帛は、クリーニング
され、回復する。本発明の好ましい組成物約3g〜約50g
を、処理を行う布帛1kg当たりに使用すると、優れた全
般的クリーニングおよび回復が確保される。
本発明の方法および組成物の乾燥機内段階の皺除去機
能に関しては、皺の生成は布帛の型、布帛の織り方、布
帛の仕上げなどによって影響されることがあることが理
解される。皺ができやすい布帛については、本発明で用
いる閉込めバッグに過剰量を加えないのが好ましい。従
って、布帛約5kg間での処理容量を有するバッグについ
ては、皺の生成を最小限にするには、容量の約60%まで
だけ(すなわち、布帛約3kgまで)を加工するのが最善
であることがある。
実施例V 廃棄した乾燥機バッグで好ましく使用される低残渣液
体布帛クリーニング/回復生成物は、下記の通りに調製
される。成分 重量% 乳化剤(TWEEN 20) 0.5 香料 0.5 KATHON** 0.0003 安息香酸ナトリウム 0.1 水 残部 ICI Surfactantsから発売されているポリオキシエ
チレン(20)ソルビタンものラウレート。** 防腐剤。
HYDRASPUN の10 1/4インチ×14 1/4インチ(26cm
×36cm)のキャリヤーシートを調製する。キャリヤーシ
ートを、前記の型の8ミル(0.2mm)のReemay布帛カバ
ーシート材料の最上部シートと最下部シートの両側に被
覆する。カバーシート(すなわち、最上部シートと最下
部シート)をVertrod または他の標準的な熱シーラー
装置によってキャリヤーシートに接着することにより、
キャリヤーシートの全周囲の積層体構造を接着する。そ
の周囲のキャリヤーシートの端を、接着剤によって最上
部シートと最下部シートとの間に挿入する。接着剤の幅
を最小限に保ち、約0.25インチ(6.4mm)である。
このようにして調製した接着した積層体構造を、円筒
状ボイドの回りに幾分緩く長さが約26cmで、直径が約2
〜3cmの通常な管状の形態に回転させる。次に、回転し
た製品を、保持パウチに挿入する役目もするスラスト刃
によってほぼその中央点で長さを半分に折り畳む。本発
明の回転方では、本質的に著しく鋭いひだは形成され
ず、回転したチューブの最終的な二重化は、折り曲げの
中心そのものでだけ幾つかの鋭いひだが形成される様な
応力下で行うことが観察される。この結果、ひだ線に沿
っての永久的な折り畳みは本質的に防止され、使用中の
製品からのクリーニング/回復組成物の放出が最適にな
る。
漏れのない任意のプラスチックまたは柔軟なパウチ
が、本発明で用いるのに適している。例えば、食品サー
ビス産業で用いられる型のホイル積層パウチを、用いる
ことができる。このようなパウチは当該産業で周知であ
り、食品の風味を吸収しない材料から作られる。同様
に、本発明の処方者は、パウチによってクリーニング/
回復組成物で使用される香料の吸収を防止しようとする
ことがある。各種のパウチが本発明で有用であり、日常
的に発売されている。比較の点として、本発明の回転/
折り畳んだ製品を含むパウチは、全体的寸法が約8.5cm
×17.7cmであり、同様な平坦に折り畳んだ製品について
のパウチは約13cm×17.7cmである。このようにして、約
30〜40%の材料が節約される。
液体生成物23gをパウチ内の製品に投入し、これに最
低でも30分間、好ましくは少なくとも約4時間吸収させ
る。液体生成物をパウチに導入した直接にパウチをシー
ルし、使用するときまで保管する。
全く任意の方法として、キャリヤーシートに貫通孔を
開けて、使用時の開放形態を保持する能力を更に大きく
することもできる。実際に、孔は、カバーシート自身を
含む製品全体に貫通させることができる。全体の寸法が
約27c×37cmの製品については、16個の丸い孔であっ
て、それぞれの直径が約0.5インチ(1.27cm)であるも
のをHYDRASPUNキャリヤーシートに均等な間隔で置かれ
る。スリットまたは他の貫通孔も、同様に用いることが
できる。
本発明の方法でTBAL、LBAL、MBALまたはフォームASRA
を用いる染み抜きクリーニングの後、処理を行う布帛
を、図に示されるような26インチ×30インチ(66×76c
m)の蒸気排気ナイロンバッグに、前記クリーニング/
回復生成物を放出可能に含むシート(保管パウチから取
り出し、広げて、解いたもの)と共に入れる。バッグの
口を閉じて、蒸気排気を提供し、バッグとその内容物を
通常の高温空気衣類乾燥機のドラムに入れる。乾燥機を
高温設定値(空気温度範囲約140〜170゜F;60〜70℃)で
20〜60分間標準的方法で操作する。乾燥機の回転運動が
止んだ後、クリーニングし、回復した布帛をバッグから
取り出す。使用したシートを、廃棄する。布帛(好まし
くは、未だ若干湿っている)を通常のハンガーに吊し、
乾燥工程を完了することによって、皺の発生を防止する
のが好ましい。
フォーム、または部分的にフォーム状のASRAを本発明
で用いようとするときには、フォームは吸収性のポリウ
レタンまたは当該技術分野で知られているFAM(「HIP
E」:高内相エマルション)フォームであることができ
る。例えば、米国特許第5,206,345号明細書および第5,5
50,167号明細書を参照されたい。FAMフォームは、機械
的応力下では脆くなりやすく、補強手段として液体透過
性布帛またはメッシュにコーティングすべきである。補
強布帛としては、低基本重量(約18gsm)の紡糸結合し
たポリエステル(Reemay)またはカード処理したポリプ
ロピレンシート、例えばおむつの最上部シートとして商
業的に使用されているものが挙げられる。他の材料とし
ては、女性用のナイロンストッキング布帛が挙げられ
る。
実施例VI 布帛上の局在化した部分から染みを除去するための本
発明の予備染み抜き作業を、 (a) 染みを含む部分の下に本発明によるASRA、例え
ばTBAL吸収性染み受容体を置き、 (b) 実施例Iの液体クリーナー(予備染み抜き)組
成物0.1〜25mlを、ディスペンサー噴出口を有する容器
から前記の染みに適用し、 (c) 前記のクリーニング組成物を、前記噴出口の先
端を用いて擦りまたは押しつけることによって前記染み
に馴染ませ、前記染みを染み受容体に移行させる ことによって行う。
この様式では、前記噴出口の先端の面は、凹状、凸
状、平坦などであることができる。容器と噴出口の組合
せを、本明細書では、一緒にして「ディスペンサー」と
呼ぶ。
本発明の典型的なディスペンサーは、下記の寸法を有
するが、制限のためものと考えるべきではない。ディス
ペンサーで用いた容器ボトルの容積は、典型的には2オ
ンス〜4オンス(液用オンス;59ml〜118ml)である。大
きめの寸法の容器ボトルは、高密度ポリエチレンであ
る。低密度ポリエチレンは、搾り出しが容易であるの
で、小さめのボトルに用いるのが好ましい。噴出口の全
長は約0.747インチ(1.89cm)である。この噴出口は通
常な円錐形であり、基端部(容器ボトルと接合してい
る)の直径は約0.596インチ(1.51cm)であり、末端部
の直径は0.182インチ(4.6mm)である。予備染み抜き流
体が流れる噴出口内部のチャンネルの直径は、約0.062
インチ(1.57mm)である。この態様では、チャンネルは
容器ボトルから約0.474インチ(1.2cm)の距離伸びた
後、凹部と連絡するときに若干膨らみ、噴出口の待った
んで出口開口を形成する。
極めて好ましい様式では、実施例Iの液状のノニオン
性またはアニオン性組成物をディスペンサーから染みの
付いた部分に適用し、ディスペンサー先端を用いて染み
に擦り付ける。この様式では、オーガンザ布帛は、染み
の付いた部分の上部に、直接接触して置かれ、ディスペ
ンサー噴出口が処理を行う布帛を直接よりはむしろオー
ガンザを擦る用にするのが好ましい。これにより、処理
を行う布帛での摩擦による損傷が最小限になる。オーガ
ンザは市販のポリエステル材料であり、基本重量は26.3
3g/m2であり、0.1psiでのキャリパーは1.02mmであり、2
psiでのキャリパーは0.7mmであり、不透明度は54.1%で
あり、1/4インチ当たり24本の縦×25本の横糸である。
本発明の方法および成分を、本明細書で広汎におよび
詳細に記載したが、上記の考察に見合う改良は、本発明
の精神および範囲内にある。本発明によるキットは、乾
燥機内シート1〜約10個、シート形状のASRA約1〜約6
個、および予備染み抜き組成物の貯蔵部分(典型的に
は、約10ml〜約100ml)を含むのが好都合である。しか
しながら、より多量または少量のシート、受容体、およ
び/または予備染み抜きを提供することもできる。1以
上のASRAとクリーニング組成物の一部、例えば5〜200m
lを含んでなるキットも、本発明で提供される。
本発明の開示から分かるように、本発明は、液体吸収
性製品上にこれと接触した布帛の染みまたは汚れの付い
た部分を置き、クリーニング組成物(好ましくは、液
体、またはゲル状、またはペースト)を染みまたは汚れ
に適用し、前記クリーニング装置によってZ方向の力を
加えることによって、液状クリーニング組成物と共に用
いられる本明細書に記載のクリーニング装置によって布
帛から局在化した汚れまたは染みを除去する方法におい
て、前記液体吸収性製品がASRA、特に本明細書に記載の
二層の繊維質TBAL構造を含んでなり、これによって染み
/汚れ材料を効率的かつ効果的にASRAに吸収され、クリ
ーニング組成物によって可動化された染みまたは汚れが
布帛上で横方向に広がるのを最小限にする改良法を提供
する。布帛上の「リング」の形成は、これによって最小
限になる。
フロントページの続き (72)発明者 マックスウェル、グレゴリー、デイビス アメリカ合衆国オハイオ州、フォレス ト、パーク、チェルムズフォード、ロー ド、10583 (56)参考文献 特開 平6−126092(JP,A) 特開 平1−38499(JP,A) 特開 昭56−161498(JP,A) 特表 平7−509629(JP,A) 特表 平11−501354(JP,A) 特表 平11−507107(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06L 1/00 - 3/16 C11D 1/00 - 19/00 D06F 43/00 - 43/08

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)布帛の局部的に染みの付いた部分
    が、吸収性の染み受容体製品によっておおわれるように
    接触させて置き、 (b)十分な量のクリーニング/回復組成物を前記布帛
    に適用して、前記局在化した染みの付いた部分を飽和
    し、 (c)場合によっては、前記組成物を染みに3〜5分間
    浸透させ、 (d)前記布帛と前記吸収性の染み受容体製品の接触を
    解除する ことを含んでなる、染みの付いた布帛の汚れクリーニン
    グ法であって、 前記吸収性の染み受容体製品が、低毛管圧カゾーンと高
    毛管圧ゾーンとを有し、これら両ゾーンが合成繊維を含
    みかつ前記低毛管圧力ゾーンの合成繊維含量が、高毛管
    圧力ゾーンの合成繊維含量より高いことを特徴とする、
    方法。
  2. 【請求項2】前記組成物が、水と界面活性剤を含んでな
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】界面活性剤が、マグネシウムアルキルエト
    キシ硫酸塩界面活性剤とアミンオキシド界面活性剤との
    混合物を含んでなる、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記組成物が水と溶媒を含んでなる、請求
    項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】溶媒がブトキシプロポキシプロパノールで
    ある、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記組成物が溶媒と水を少なくとも95重量
    %含んでなる、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記組成物が溶媒と界面活性剤を含んでな
    る、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記組成物が水、溶媒、および界面活性剤
    を含んでなる、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記組成物を、染みに加えた機械的力によ
    って染みに馴染ませる、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記吸収性染み受容性製品が、合成繊維
    からなる熱結合したエアレイド不織布からなる、請求項
    1に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記吸収性染み受容性製品が、(イ)2
    またはそれ以上の毛管圧力の異なる層からなるか、
    (ロ)連続的な毛管圧力の勾配を有する単一の層からな
    る、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記吸収性の染み受容性製品が、前記低
    毛管圧力ゾーンの繊維含量が合成繊維100重量%であ
    る、請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】液体吸収性製品によっておおわれるよう
    にこれと接触した布帛の染みまたは汚れの付いた部分を
    置き、クリーニング組成物を染みまたは汚れに適用し、
    クリーニング装置によってZ方向の力を加えることによ
    って、液状クリーニング組成物と共に用いられるクリー
    ニング装置によって布帛から局在化した汚れまたは染み
    を除去する方法であって、前記液体吸収性製品が、熱結
    合したエアレイド不織布層からなる二層構造を含んでな
    り、該二層っ構造は低毛管圧力層と高毛管圧力層とから
    なり、これら両層が合成繊維を含みかつ前記低毛管圧力
    層の合成繊維含量が、高毛管圧力層の合成繊維含量より
    高く、これによって染み/汚れ材料を効率的かつ効果的
    に前記二層構造に吸収させ、クリーニング組成物によっ
    て可動化された染みまたは汚れが布帛上で横方向に広が
    る傾向を最小限にすることを特徴とする、方法。
  14. 【請求項14】布帛全面を処理するための全般的クリー
    ニング/回復法であって、 (i)請求項1に記載の染み除去法を行い、 (ii)段階(i)からの全布帛を、閉込めバッグ中に水
    性布帛クリーニング/回復組成物を含むキャリヤーと共
    に置き、 (iii)前記バッグを装置に入れ、熱および攪拌を与え
    る、 全段階を含んでなることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】(a)キャリヤー基剤上に放出可能なよ
    うに含有されている水性布帛クリーニング/回復組成
    物、 (b)再使用可能な閉込めバッグ、 (c)1個以上の吸収性の染み受容体製品であって、該
    吸収性の染み受容体製品が、低毛管圧力ゾーンと高毛管
    圧力ゾーンとを有し、これら両ゾーンが合成繊維を含み
    かつ前記低毛管圧力ゾーンの合成繊維含量が、高毛管圧
    力ゾーンの合成繊維含量より高いものからなり、 (d)場合によっては、布帛クリーニング装置、 (e)場合によっては、再使用可能な固定トレイ、 (f)場合によっては、非水性クリーニング組成物、お
    よび (g)場合によっては、予備染み抜き組成物の少なくと
    も一部 を含んでなることを特徴とする、キット。
  16. 【請求項16】吸収性の染み受容体製品と液体クリーニ
    ング組成物の少なくとも一部を含んでなるキットであっ
    て、前記吸収性の染み受容体製品が、低毛管圧力ゾーン
    と高毛管圧力ゾーンとを有し、これら両ゾーンが合成繊
    維を含みかつ前記低毛管圧力ゾーンの合成繊維含量が、
    高毛管圧力ゾーンの合成繊維含量より高いものからなる
    ことを特徴とする、キット。
JP10507995A 1996-08-02 1997-07-25 ドライクリーニング法の染み受容体 Expired - Fee Related JP3110469B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US2297196P 1996-08-02 1996-08-02
US22,971 1996-08-02
US60/022,971 1996-08-02
PCT/US1997/013163 WO1998005814A2 (en) 1996-08-02 1997-07-25 Stain receiver for dry cleaning process

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11514055A JPH11514055A (ja) 1999-11-30
JP3110469B2 true JP3110469B2 (ja) 2000-11-20

Family

ID=21812396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10507995A Expired - Fee Related JP3110469B2 (ja) 1996-08-02 1997-07-25 ドライクリーニング法の染み受容体

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5891197A (ja)
EP (1) EP0920550A2 (ja)
JP (1) JP3110469B2 (ja)
CN (1) CN1232515A (ja)
AR (1) AR008802A1 (ja)
BR (1) BR9711818A (ja)
CA (1) CA2262856A1 (ja)
WO (1) WO1998005814A2 (ja)

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5888250A (en) * 1997-04-04 1999-03-30 Rynex Holdings Ltd. Biodegradable dry cleaning solvent
US6273919B1 (en) 1997-04-04 2001-08-14 Rynex Holdings Ltd. Biodegradable ether dry cleaning solvent
US7008458B2 (en) 1997-04-04 2006-03-07 Hayday William A Biodegradable ether dry cleaning solvent
US5895504A (en) * 1997-07-09 1999-04-20 S. C. Johnson & Son, Inc. Methods for using a fabric wipe
GB2327433A (en) * 1997-07-21 1999-01-27 Procter & Gamble Foam stain receiver
US5863299A (en) * 1998-01-16 1999-01-26 The Procter & Gamble Company Method for removing water spots from fabrics
DE69917227T2 (de) 1998-02-20 2005-05-25 The Procter & Gamble Company, Cincinnati Mittel zum entfernen von teppichflecken mit schall- oder ultraschallwellen
WO1999042555A1 (en) * 1998-02-20 1999-08-26 The Procter & Gamble Company Garment stain removal product which uses sonic or ultrasonic waves
US6855172B2 (en) 1998-10-13 2005-02-15 Dry, Inc. Dry-cleaning article, composition and methods
WO2000023646A1 (en) * 1998-10-22 2000-04-27 The Procter & Gamble Company Bleach containing compositions for stain removal and methods of heat activation of the bleach
DE69918855T2 (de) 1998-11-16 2005-07-21 The Procter & Gamble Company, Cincinnati Reinigungsprodukt, welches schall- oder ultraschallwellen verwendet
US6353954B1 (en) 1999-03-31 2002-03-12 Maytag Corporation Laundry pretreatment system
US7096355B1 (en) 1999-04-26 2006-08-22 Omniva Corporation Dynamic encoding algorithms and inline message decryption
GB9914622D0 (en) * 1999-06-23 1999-08-25 Reckitt & Colman Inc Improvements in or relating to organic compositions
JP2003513796A (ja) * 1999-11-16 2003-04-15 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 超音波を利用する洗浄方法
DE60020728T2 (de) * 1999-11-16 2006-05-11 The Procter & Gamble Company, Cincinnati Ultraschallgerät
EP1232026B1 (en) * 1999-11-16 2005-04-27 The Procter & Gamble Company Cleaning process which uses ultrasonic waves
DE60021418T2 (de) * 1999-11-16 2006-05-24 The Procter & Gamble Company, Cincinnati Ultraschallreinigung
US6375686B1 (en) 2000-05-08 2002-04-23 Su Heon Kim Method and apparatus for treating spots on a spotting table with a spotting gun
AU2001264744A1 (en) * 2000-05-22 2001-12-03 The Procter And Gamble Company A method for caring for a fabric article and for providing system therefor
ATE365789T1 (de) 2000-05-22 2007-07-15 Procter & Gamble Kit zur textilpflege
BR0112671A (pt) * 2000-07-25 2003-07-01 Steiner Atlantic Corp Processos e aparelhos para limpeza de tecido
US7004182B2 (en) * 2001-10-18 2006-02-28 The Procter & Gamble Company Enhanced ultrasonic cleaning devices
US20030084916A1 (en) * 2001-10-18 2003-05-08 Sonia Gaaloul Ultrasonic cleaning products comprising cleaning composition having dissolved gas
US20050217035A1 (en) * 2002-06-03 2005-10-06 Steiner William K Wrinkle deterring and textile cleaning processes and apparatuses
US20050059571A1 (en) * 2003-09-12 2005-03-17 John Mahdessian Comprehensive stain removal kit and method with absorbent backing material
US7225502B2 (en) 2003-10-23 2007-06-05 The Dial Corporation System for removal of stains
US7414018B2 (en) * 2004-05-03 2008-08-19 Huff Richard M Cleaning product
KR100710215B1 (ko) * 2004-07-30 2007-04-20 엘지전자 주식회사 의류 건조기 및 그의 제어 방법
US7947086B2 (en) 2004-09-01 2011-05-24 The Procter & Gamble Company Method for cleaning household fabric-based surface with premoistened wipe
GB0428090D0 (en) * 2004-12-22 2005-01-26 Unilever Plc Fabric treatment device
US20070051391A1 (en) * 2005-08-24 2007-03-08 Wolff Scott S Stain removal kit, and method for removing stains
DE102007007354B4 (de) 2006-02-20 2013-10-10 Lg Electronics Inc. Wäschetrockner und Verfahren zur Steuerung
KR100830514B1 (ko) 2006-06-12 2008-05-21 엘지전자 주식회사 건조기 및 그 제어방법
US7997006B2 (en) * 2007-01-12 2011-08-16 Lg Electronics Inc. Laundry machine and control method thereof
US20090151186A1 (en) * 2007-12-17 2009-06-18 Thomasene Filmore Easy clean dryer vent hookup
US8275516B2 (en) * 2009-07-21 2012-09-25 Trimble Navigation Limited Agricultural vehicle autopilot rollover risk assessment system
CA2690296C (en) * 2010-01-14 2014-07-22 The Procter & Gamble Company Apparatus for treating a stain in clothing
CN102712402A (zh) * 2010-01-14 2012-10-03 宝洁公司 用于处理脏污织物的方法
JP2020506731A (ja) * 2016-11-01 2020-03-05 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 携帯用染み抜き具
CN109312526B (zh) * 2016-11-01 2021-04-23 皇家飞利浦有限公司 去污附件

Family Cites Families (80)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1747324A (en) * 1928-03-10 1930-02-18 Benjamin M Savitt Process of cleaning furs, fabrics, and the like
DE537760C (de) * 1930-12-16 1931-11-06 Lack U Farbenfabrik Metzger & Vorrichtung zum Entfernen von Flecken aus Geweben
US3375827A (en) * 1965-03-30 1968-04-02 Kimberly Clark Co Sanitary napkin with flow control element
US3442692A (en) * 1965-08-13 1969-05-06 Conrad J Gaiser Method of conditioning fabrics
US3432253A (en) * 1966-04-27 1969-03-11 Peter Ray Dixon Fabric cleaning process
US3882038A (en) * 1968-06-07 1975-05-06 Union Carbide Corp Cleaner compositions
US3591510A (en) * 1968-09-30 1971-07-06 Procter & Gamble Liquid hard surface cleaning compositions
DE2021561C2 (de) * 1969-05-02 1985-02-21 Unilever N.V., Rotterdam Verfahren zum Weichmachen von Textilien im Heißlufttextiltrockner und Mittel zu seiner Durchführung
US3647354A (en) * 1969-11-24 1972-03-07 Gen Electric Fabric-treating method
US3593544A (en) * 1969-11-24 1971-07-20 Gen Electric Automatic clothes dryer to heat shrink transfer agent used to clean fabrics
US3737387A (en) * 1970-06-15 1973-06-05 Whirlpool Co Detergent composition
US3633538A (en) * 1970-10-20 1972-01-11 Colgate Palmolive Co Spherical device for conditioning fabrics in dryer
FR2126919B1 (ja) * 1971-01-18 1976-07-23 Rhone Progil
US3764544A (en) * 1971-08-06 1973-10-09 L Haworth Spot remover for wearing apparel
US3748268A (en) * 1972-03-27 1973-07-24 Minnesota Mining & Mfg Spot and stain removing composition
US3956556A (en) * 1973-04-03 1976-05-11 The Procter & Gamble Company Article for conditioning fabrics in a clothes dryer
US4007300A (en) * 1973-04-03 1977-02-08 The Procter & Gamble Company Method of conditioning fabrics in a clothes dryer
DE2402730A1 (de) * 1973-12-21 1975-07-03 Ciba Geigy Ag Reinigungsartikel fuer die verwendung im bad oder unter der dusche
DE2501464A1 (de) * 1974-01-29 1975-07-31 Procter & Gamble Bleichverfahren
US4126563A (en) * 1974-07-08 1978-11-21 Graham Barker Composition for treating fabrics, method for making and using the same
US3949137A (en) * 1974-09-20 1976-04-06 Akrongold Harold S Gel-impregnated sponge
US4013575A (en) * 1975-11-28 1977-03-22 Fmc Corporation Dry cleaning with peracids
DE2603802A1 (de) * 1976-02-02 1977-08-04 Henkel & Cie Gmbh Verfahren zur reinigung von textilien
JPS531204A (en) * 1976-06-25 1978-01-09 Kao Corp Nonaqueous detergent compositions
DE2635257A1 (de) * 1976-08-05 1978-02-09 Henkel Kgaa Mittel zum nachbehandeln gewaschener waesche im waeschetrockner
JPS5354208A (en) * 1976-10-27 1978-05-17 Kao Corp Detergent composition for dry cleaning
GB1598911A (en) * 1978-05-24 1981-09-23 Gomm K Dry cleaning
US4336024A (en) * 1980-02-22 1982-06-22 Airwick Industries, Inc. Process for cleaning clothes at home
CA1196620A (en) * 1981-06-26 1985-11-12 Donald Barby Substrate carrying a porous polymeric material
US4395261A (en) * 1982-01-13 1983-07-26 Fmc Corporation Vapor hydrogen peroxide bleach delivery
US4606842A (en) * 1982-03-05 1986-08-19 Drackett Company Cleaning composition for glass and similar hard surfaces
US4532722A (en) * 1983-02-07 1985-08-06 Sax Stephen H Fabric conditioning device
US4610678A (en) * 1983-06-24 1986-09-09 Weisman Paul T High-density absorbent structures
US4594362A (en) * 1983-07-06 1986-06-10 Creative Products Resource Associates, Ltd. Friable foam textile cleaning stick
US4578070A (en) * 1983-08-15 1986-03-25 Personal Products Company Absorbent structure containing corrugated web layers
US4689168A (en) * 1984-06-08 1987-08-25 The Drackett Company Hard surface cleaning composition
US4640810A (en) * 1984-06-12 1987-02-03 Scan Web Of North America, Inc. System for producing an air laid web
DE3524534A1 (de) * 1985-07-10 1987-01-22 Hoechst Ag Verfahren zum reinigen von pelzen und leder
US4886615A (en) * 1985-08-05 1989-12-12 Colgate-Palmolive Company Hydroxy polycarboxylic acid built non-aqueous liquid cleaning composition and method for use, and package therefor
US5004557A (en) * 1985-08-16 1991-04-02 The B. F. Goodrich Company Aqueous laundry detergent compositions containing acrylic acid polymers
EP0213500A3 (en) * 1985-08-16 1989-02-01 The B.F. GOODRICH Company Liquid detergent compositions
US4692277A (en) * 1985-12-20 1987-09-08 The Procter & Gamble Company Higher molecular weight diols for improved liquid cleaners
US4659496A (en) * 1986-01-31 1987-04-21 Amway Corporation Dispensing pouch containing premeasured laundering compositions
US5264268B1 (en) * 1986-07-15 1998-12-22 Mcneil Ppc Inc Sanitary napkin with composite cover
GB8620845D0 (en) * 1986-08-28 1986-10-08 Reckitt & Colmann Prod Ltd Treatment of textile surfaces
US4909962A (en) * 1986-09-02 1990-03-20 Colgate-Palmolive Co. Laundry pre-spotter comp. providing improved oily soil removal
DE3768398D1 (de) * 1986-09-22 1991-04-11 Procter & Gamble Europ Pastenfoermige reinigungsmittel.
US4758641A (en) * 1987-02-24 1988-07-19 The B F Goodrich Company Polycarboxylic acids with small amount of residual monomer
US5102573A (en) * 1987-04-10 1992-04-07 Colgate Palmolive Co. Detergent composition
US4806254A (en) * 1987-05-26 1989-02-21 Colgate-Palmolive Co. Composition and method for removal of wrinkles in fabrics
US4798603A (en) * 1987-10-16 1989-01-17 Kimberly-Clark Corporation Absorbent article having a hydrophobic transport layer
US4790840A (en) * 1987-10-19 1988-12-13 Cathy Cortina Combined disposable diaper and cleaning wipe
US4849257A (en) * 1987-12-01 1989-07-18 The Procter & Gamble Company Articles and methods for treating fabrics in dryer
GB8802106D0 (en) * 1988-01-30 1988-02-24 Procter & Gamble Hard-surface cleaning compositions
US5041230A (en) * 1988-05-16 1991-08-20 The Procter & Gamble Company Soil release polymer compositions having improved processability
US4943392A (en) * 1988-06-03 1990-07-24 The Procter & Gamble Company Containing butoxy-propanol with low secondary isomer content
US5173200A (en) * 1989-04-04 1992-12-22 Creative Products Resource Associates, Ltd. Low-solvent gelled dryer-added fabric softener sheet
US5062973A (en) * 1989-04-04 1991-11-05 Creative Products Resource Associates, Ltd. Stearate-based dryer-added fabric modifier sheet
CA2014203C (en) * 1989-05-08 2000-03-21 Margaret Gwyn Latimer Absorbent structure having improved fluid surge management and product incorporating same
GB8923285D0 (en) * 1989-10-16 1989-12-06 Unilever Plc Fabric conditioning article
JPH05504584A (ja) * 1989-12-19 1993-07-15 バッカイ インタナショナル インコーポレイテッド 水性洗浄剤/脱脂剤エマルション組成物
US5112358A (en) * 1990-01-09 1992-05-12 Paradigm Technology Co., Inc. Method of cleaning heavily soiled textiles
CA2055432A1 (en) * 1990-02-28 1991-08-29 Dale M. Pickelman Ionizable polymer cleaning compositions and methods for cleaning stains
DE4007362A1 (de) * 1990-03-08 1991-09-12 Henkel Kgaa Verfahren zur behandlung von textilien
US5080822A (en) * 1990-04-10 1992-01-14 Buckeye International, Inc. Aqueous degreaser compositions containing an organic solvent and a solubilizing coupler
US5238587A (en) * 1991-03-20 1993-08-24 Creative Products Resource Associates, Ltd. Dry-cleaning kit for in-dryer use
US5213624A (en) * 1991-07-19 1993-05-25 Ppg Industries, Inc. Terpene-base microemulsion cleaning composition
CZ319594A3 (en) * 1992-06-18 1995-05-17 Unilever Nv Homogeneous, aqueous cleansing agent and way of its use
DE4303454A1 (de) * 1993-02-05 1994-08-11 Nouvelle Cosmetic Gmbh Verfahren zum Entfernen von Flecken und Fleckentfernungsset
US5525407A (en) * 1994-01-03 1996-06-11 Mcneil-Ppc, Inc. Integrated absorbent structures with density and liquid affinity gradients
US5505719A (en) * 1994-06-30 1996-04-09 Mcneil-Ppc, Inc. Multilayered absorbent structures
US5591236A (en) * 1995-03-30 1997-01-07 The Procter & Gamble Company Polyacrylate emulsified water/solvent fabric cleaning compositions and methods of using same
US5547476A (en) * 1995-03-30 1996-08-20 The Procter & Gamble Company Dry cleaning process
US5630847A (en) * 1995-03-30 1997-05-20 The Procter & Gamble Company Perfumable dry cleaning and spot removal process
US5632780A (en) * 1995-03-30 1997-05-27 The Procter & Gamble Company Dry cleaning and spot removal proces
US5630848A (en) * 1995-05-25 1997-05-20 The Procter & Gamble Company Dry cleaning process with hydroentangled carrier substrate
EP0830473A4 (en) * 1995-06-05 1999-01-07 Creative Prod Resource Inc CHEMICAL CLEANING KIT FOR USE IN DRYER
AU704991B2 (en) * 1995-06-22 1999-05-13 Reckitt Benckiser Inc. Improvements in or relating to organic compositions
AU7109896A (en) * 1995-11-27 1997-06-19 Procter & Gamble Company, The Composition for treating stains on laundry items and methods of treatment
WO1997034519A1 (en) * 1996-03-20 1997-09-25 The Procter & Gamble Company Dual-step stain removal process

Also Published As

Publication number Publication date
AR008802A1 (es) 2000-02-23
CA2262856A1 (en) 1998-02-12
BR9711818A (pt) 1999-08-31
CN1232515A (zh) 1999-10-20
US5891197A (en) 1999-04-06
WO1998005814A3 (en) 1998-03-19
JPH11514055A (ja) 1999-11-30
WO1998005814A2 (en) 1998-02-12
EP0920550A2 (en) 1999-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3110469B2 (ja) ドライクリーニング法の染み受容体
JP3105263B2 (ja) 制御下で放出を行うファブリックケア物品
EP0894160B1 (en) Fabric care bag
US6233771B1 (en) Stain removal device
US5872090A (en) Stain removal with bleach
JP3093282B2 (ja) 二段階染み除去法
US6262009B1 (en) Covered cleaning sheet
US6243969B1 (en) Bagless dry cleaning kits and processes for dry cleaning
US5863299A (en) Method for removing water spots from fabrics
JP2002504849A (ja) ドライクリーニング用の巻いてある製品
JP3236302B2 (ja) 相安定性液体布帛リフレッシュ組成物
JP2001516817A (ja) 組織化した、および/または粘着剤を含む布地洗浄製品
MXPA99003879A (en) Stain removal with bleach
MXPA00006985A (en) Method for removing water spots from fabrics

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees