JP3110415U - 温水タンクの耐震装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦横いずれの揺れに対しても耐震性が高く、給湯管の温水タンクとの接続部の破壊を防止することができる温水タンクの耐震装置を提供する。
【解決手段】3組の連結部材10が、温水タンクの給湯管3からそれぞれ放射状に伸びている。各天板固定部材11が、2枚の平板を各平板に沿った1本の回転軸で結合して成り、一方の平板11aが温水タンクの天板2に固定されている。各第1中間部材12が、給湯管3と各天板固定部材11の一方の平板11aとに接続されている。各壁固定部材13が、3枚の平板を縦方向に沿った1本の回転軸11dで回転可能に結合して成り、1枚の平板13aを突出させて2枚の平板13b,13cが壁面1に固定されている。互いに接続されたコイルバネ14および第2中間部材15が、各天板固定部材11の他方の平板11bと各壁固定部材13の突出する平板13aとに接続されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、温水タンクの耐震装置に関する。
電気給湯器などの温水タンクは、地震などにより断水したとき、内部の水を非常用の水として利用できる利点がある。しかし、貯水した状態の温水タンクは、地震の振動で転倒する危険があり、転倒した場合、内部の水が漏れ出て水浸しとなるおそれがある。そのうえ、内部の水の利用もできなくなる。そこで、従来、地震による転倒を防止するための温水タンクの耐震装置として、帯状の金具を温水タンクの周囲に回し、その金具の両端を壁面に固定するものがある(特許文献1参照)。
特開平9−37876号公報
しかしながら、特許文献1記載の温水タンクの耐震装置は、地震の横揺れには効果的であるが、縦揺れのときは金具が変形したり壁面から外れたりして転倒しやすいという課題があった。また、給湯管が屋内の配管等に接続されているため、地震により給湯管の揺れ方と温水タンクの揺れ方とが異なる場合には、給湯管の温水タンクとの接続部が破壊されるという課題もあった。
本考案は、このような従来の課題に着目してなされたもので、縦横いずれの揺れに対しても耐震性が高く、給湯管の温水タンクとの接続部の破壊を防止することができる温水タンクの耐震装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る温水タンクの耐震装置は、少なくとも三方を壁面で囲まれた空間に設置され、天板の中央部から給湯管が上方に伸びる温水タンクの耐震装置であって、前記給湯管からそれぞれ放射状に伸びる3組の連結部材を有し、各連結部材は天板固定部材と第1中間部材と壁固定部材とコイルバネと第2中間部材とを有し、各天板固定部材は2枚の平板を各平板に沿った1本の回転軸で回転可能に結合して成り、一方の平板が前記天板に固定され、各第1中間部材は前記給湯管と各天板固定部材の前記一方の平板とに接続され、各壁固定部材は3枚の平板を縦方向で各平板に沿った1本の回転軸で回転可能に結合して成り、1枚の平板を突出させて2枚の平板が前記壁面に固定され、各コイルバネは一端が各天板固定部材の他方の平板に接続され、各第2中間部材は各コイルバネの他端と各壁固定部材の突出する前記平板とに接続されていることを、特徴とする。
本考案に係る温水タンクの耐震装置では、各第1中間部材が給湯管から放射状に3方向に伸びて、給湯管と温水タンクの天板に固定された各天板固定部材の一方の平板とに接続されているため、地震時に給湯管が温水タンクの揺れに同期して温水タンクと同じ揺れ方をする。このため、給湯管の温水タンクとの接続部の破壊を防止することができる。互いに接続されたコイルバネおよび中間部材が、温水タンクの天板から放射状に3方向に伸びて壁面に固定されているため、温水タンクが地震で倒れるのを防止することができる。
本考案に係る温水タンクの耐震装置では、各天板固定部材の一方の平板が天板に固定されているため、他方の平板が温水タンクの天板に対して1本の回転軸で縦方向に運動可能になっている。また、各壁固定部材の2枚の平板が壁面に固定されているため、各壁固定部材の突出する平板が壁面に対して縦方向に沿った1本の回転軸で横方向に回転可能になっている。互いに接続されたコイルバネおよび中間部材が、縦方向に移動可能な各天板固定部材の他方の平板と、横方向に回転可能な各壁固定部材の突出する平板とに接続されているため、地震の縦横いずれの揺れに対しても破壊されにくく、耐震性を高めることができる。コイルバネにより、地震による温水タンクの揺れ方と壁面の揺れ方とが異なっても、破壊されることなく柔軟に対応することができる。
本考案によれば、縦横いずれの揺れに対しても耐震性が高く、給湯管の温水タンクとの接続部の破壊を防止することができる温水タンクの耐震装置を提供することができる。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1乃至図2は、本考案の実施の形態の温水タンクの耐震装置を示している。
図1に示すように、温水タンクの耐震装置は、少なくとも三方を壁面1で囲まれた空間に設置され、3組の連結部材10を有している。
図1に示すように、温水タンクは、水平に設置された円形の天板2を有し、給湯管3が天板2の中央部から上方に伸びて、屋内の配管に接続されている。給湯管3は、周囲を発泡スチロール製の断熱材4で覆われ、天板2の上部で断熱材4の周囲に金属バンド5が取り付けられている。
図1に示すように、各連結部材10は、給湯管3からそれぞれ三方向に等間隔で放射状に伸びている。各連結部材10は、天板固定部材11と第1中間部材12と壁固定部材13とコイルバネ14と第2中間部材15とを有している。
図1および図2に示すように、各天板固定部材11は、金属製で、2枚の平板11a,11bを有している。各天板固定部材11は、各平板11a,11bが各平板11a,11bに沿った1本の回転軸11cで回転可能に結合して成っている。一方の平板11aは、矩形状で、中央に固定孔11dを有している。他方の平板11bは、回転軸11cに沿って垂直に折り曲げられたL字型の形状を成し、一方の平板11aと反対側の端部に接続孔11e有している。なお、各天板固定部材11は、蝶番から成っていてもよい。
図1に示すように、各第1中間部材12は、それぞれ給湯管3の金属バンド5と各天板固定部材11の一方の平板11aとに接続されている。各第1中間部材12は、各天板固定部材11の側の一端12aに円環状の固定環(図示せず)が形成されている。
図2に示すように、各天板固定部材11の一方の平板11aおよび各第1中間部材12は、以下のようにして、ともに天板2に固定されている。すなわち、天板2の上に各天板固定部材11の一方の平板11a、ワッシャ21、各第1中間部材12の一端12aの順に載せられ、天板2の厚み、固定孔11d、ワッシャ21および固定環を貫通して長ネジボルト22が挿入され、長ネジボルト22の両端からナット23が螺合されて、天板2に固定されている。
図1に示すように、各壁固定部材13は、金属製で、矩形の3枚の平板13a,13b,13cを有している。各壁固定部材13は、各平板13a,13b,13cが縦方向で各平板13a,13b,13cに沿った1本の回転軸13dで回転可能に結合して成っている。各壁固定部材13は、回転軸13dの方向が鉛直方向になるよう、1枚の平板13aを突出させて2枚の平板13b,13cが壁面1に固定されている。なお、各壁固定部材13は、二つの蝶番を組み合わせて形成されていてもよい。
図1に示すように、各コイルバネ14は、一端14aが各天板固定部材11の他方の平板11bに接続されている。図2に示すように、各コイルバネ14は、一端14aが各天板固定部材11の他方の平板11bの接続孔11eに挿入された留め金24に固定されている。
図1に示すように、各第2中間部材15は、中央にターンバックル15aを有するワイヤから成る。各第2中間部材15は、各コイルバネ14の他端14bと各壁固定部材13の突出する平板13aとに接続されている。各第2中間部材15は、ターンバックル15aにより長さ調節されて取り付けられている。
次に、作用について説明する。
温水タンクの耐震装置では、各第1中間部材12が給湯管3から放射状に三方向に伸びて、給湯管3と温水タンクの天板2に固定された各天板固定部材11の一方の平板11aとに接続されているため、地震時に給湯管3が温水タンクの揺れに同期して温水タンクと同じ揺れ方をする。このため、給湯管3の温水タンクとの接続部の破壊を防止することができる。互いに接続されたコイルバネ14および第2中間部材15が、温水タンクの天板2から放射状に三方向に伸びて壁面1に固定されているため、温水タンクが地震で倒れるのを防止することができる。
温水タンクの耐震装置では、各天板固定部材11の一方の平板11aが水平な天板2に固定されているため、他方の平板11bが温水タンクの天板2に対して1本の回転軸11cで鉛直方向に運動可能になっている。また、各壁固定部材13の2枚の平板13b,13cが壁面1に固定されているため、各壁固定部材13の突出する平板13aが壁面1に対して鉛直方向に沿った1本の回転軸13dで水平方向に回転可能になっている。互いに接続されたコイルバネ14および第2中間部材15が、鉛直方向に移動可能な各天板固定部材11の他方の平板11bと、水平方向に回転可能な各壁固定部材13の突出する平板13aとに接続されているため、地震の縦横いずれの揺れに対しても破壊されにくく、耐震性を高めることができる。コイルバネ14により、地震による温水タンクの揺れ方と壁面1の揺れ方とが異なっても、破壊されることなく柔軟に対応することができる。
温水タンクの耐震装置は、地震時に温水タンクの転倒を防止することができるため、温水タンクの内部の水を非常用の水として利用可能にすることができ、地震対策に有効である。また、構造が単純で、既に設置されている温水タンクにも取り付けることができるため、低コストで容易に地震対策を行うことができる。
本考案の実施の形態の温水タンクの耐震装置の使用状態を示す平面図である。 図1に示す温水タンクの耐震装置の天板固定位置を示す正面図である。
符号の説明
1 壁面
2 天板
3 給湯管
10 連結部材
11 天板固定部材
12 第1中間部材
13 壁固定部材
14 コイルバネ
15 第2中間部材

Claims (1)

  1. 少なくとも三方を壁面で囲まれた空間に設置され、天板の中央部から給湯管が上方に伸びる温水タンクの耐震装置であって、
    前記給湯管からそれぞれ放射状に伸びる3組の連結部材を有し、
    各連結部材は天板固定部材と第1中間部材と壁固定部材とコイルバネと第2中間部材とを有し、
    各天板固定部材は2枚の平板を各平板に沿った1本の回転軸で回転可能に結合して成り、一方の平板が前記天板に固定され、
    各第1中間部材は前記給湯管と各天板固定部材の前記一方の平板とに接続され、
    各壁固定部材は3枚の平板を縦方向で各平板に沿った1本の回転軸で回転可能に結合して成り、1枚の平板を突出させて2枚の平板が前記壁面に固定され、
    各コイルバネは一端が各天板固定部材の他方の平板に接続され、
    各第2中間部材は各コイルバネの他端と各壁固定部材の突出する前記平板とに接続されていることを、
    特徴とする温水タンクの耐震装置。
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